「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件 籠池夫妻に有罪判決 1審で執行猶予の諄子被告にも実刑 大阪高裁04月18日 17:20
学校法人「森友学園」をめぐる補助金詐欺事件で、大阪高等裁判所は理事長と妻に実刑判決を言い渡しました。
「森友学園」の理事長・籠池泰典被告(69)と妻の諄子被告(65)は、小学校の建設などをめぐって国や大阪府などから補助金およそ1億7000万円をだまし取った罪に問われています。
2022年、大阪地方裁判所は泰典被告に懲役5年の実刑判決、諄子被告には府市の補助金詐欺については無罪とした上で、執行猶予付きの有罪判決を言い渡していました。
続く控訴審で、大阪高等裁判所の西田真基裁判長は18日、泰典被告に対しては一審の判決を支持し、懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
諄子被告には、1審で無罪となった罪についても「泰典被告が虚偽の申請をすることを認識していて、共謀が認められる」などとして、1審判決を破棄して懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。