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私はかつて、年間200日以上クラブに通ってひたすらナンパをしていた時期がありました。

我ながらよくあんなに続けられたもんだなとちょっと感心するというか呆れてしまうのですが、皆さんは「ナンパが出来る人、出来ない人」の大きな違いは何だと思いますか?

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「ナンパが出来る人はメンタルが強い」というのも確かにあると思います。
「鈍感力」というか、女性に拒絶されてもほとんどダメージを受けない人というのは確かにいます。

しかし、私はハッキリ言ってメンタルは非常に弱いです。
「あがり症」ですし、どちらかといえば「内向的」ですし、やらなくて良いのであればナンパというようなしんどいことは避けて通りたかったです。

つまりこの記事を読んでおられる皆さんと、メンタル的な強さという面では全く変わらないか、もしくは皆さんよりもかなり劣っているかもしれません。

では、なぜそんな私がクラブナンパを長期間続けることが出来たのでしょうか?

「音楽やダンスや色々な人との交流が好きなので、クラブ自体が楽しかった」というのは非常に大きいですが、それだけでは年間200日以上クラブに通ってひたすらナンパをするというような極端な行動は出来ません。

ナンパにおいて女性から「拒絶される」ということは、そういう楽しさを上回ってしまう位の「痛み」を伴う場合があるからです。

自分を承認する
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By Mike Nelson


それではその秘訣をお教えしましょう。
フィリップ・マグロー氏の有名な書籍「Life Strategies」で述べられているように、我々は「人生の中で得ている見返りによって、自分の行動を形成」しています。そしてその「見返り」の中で最も強力なのは、「拒絶」の反対、つまり誰かから「受け入れられる」ということです。

つまり私は、

・「女性から拒絶されることによって、誰かから受け入れられるという何らかの見返りを得ていた

わけです。私と同様に、メンタルが弱くてもナンパを長期間継続できる人というのは、単に「我慢して」継続していたわけではなく、女性から拒絶されることで誰かから「受け入れられる」という、何らかの「見返り」を得ているのです。

ではその「誰か」とは誰かというと、これはもう言うまでもないかもしれませんが「自分自身」です。

つまり私は、

・「勇気を振り絞って素敵な女性に声をかけることで、自分自身に受け入れられる(自分を好きになれる)という見返りを得ていた

ということです。

メンタルが弱くてもナンパが出来る人や、または自分の苦手なことであってもどんどんチャレンジしていける人というのは、この「チャレンジすることによって自分自身を好きになれるという見返り」をよく知っているか、もしくは無意識のうちに感じ取っているわけです。

逆に、ナンパが出来ない人、あるいはナンパしても続けられない人というのは、こういう見返りがあるということを知らないか、もしくは認識出来ていないわけです。

ナンパ市場においては「自分の強みを生かす」という戦略がほとんど役に立ちませんので、イケメンもしくはお金持ちではないほぼ全ての男性は「圧倒的に不利な戦い」を強いられます。

つまり、「素敵な女性から受け入れられる」という「他者からの承認欲求」を満たせるまでにかなり長期間の戦いが必要になるわけですから、その期間の見返りは「自分で自分を承認する」ということしかないわけです。

大ヒット格闘技漫画「グラップラー刃牙」の作者の板垣恵介氏は、

・「諦めてしまう自分を 好きになれる人はいない。 本当にダメージを受けて 敗れてしまうほうが 絶対にいい!!」

とおっしゃっていますが、ナンパというチャレンジにおいて必要なのはまさしくこの精神です。

・「ダメージを受けるたびに、自分のことをちょっと好きになれる

そういう風に考え方を転換出来るかどうか、そこが「ナンパが出来る人」になれるか、「ナンパが出来ない人」のままで終わるかの、大きな分岐点になるのです。