『レヴァナント・クロニクルⅡ』のトリガーシナリオ
『覚醒異常体』の後編をお届けします。
『レヴァナント・クロニクルⅡ』のストーリーも後半戦に突入となります。
■シナリオの参加報酬について
本シナリオに参加した方は、アクション締め切り後、
シナリオ報酬として経験値・社会性・お金(G)に加え、
冒険者等級の貢献点(ランクアップポイント)が手に入ります。
また、レヴァナント・クロニクルⅡのパブリックシナリオでは、
集める事で「マリオン商会」でアイテムとの交換が可能な、
「ザンテンブルク冒険者手形」
が1つ手に入ります。
※課題は4月1日中に実装予定です。
さらにシナリオ内で活躍したキャラクターにはリアクション公開後、
活躍に応じて追加の貢献点やザンテンブルク冒険者手形の付与をはじめ、
様々な特典がプレゼントされる可能性があります。
冒険者等級の詳細やランクアップポイントのシステムは
こちらをご覧下さい。
■基本的な状況
冒険者たちの活躍によってブロッケンは守られ、ブロッケンで暮らす人族と機械族の対立も避けられました。
一時的な避難所とするために市長のエルンストは、ブロッケン鉱山遺跡の調査依頼も出しており、
調査の結果巣食っていた成体サンドワームは倒され、
崩落して使えなくなっていた砂船のトンネルの発見に至りました。
トンネルはかなり傷んでおり、出口もわずかな隙間がある程度でしたが、
機械帝国領に抜けられることが判明します。
抜けた先には機械兵の生産工場があり、エルンストは遺跡の継続調査を掲げながらトンネルの修復を進め、
工場を破壊するための準備を行いました。
ブロッケンに人に化けた機械族が潜伏している可能性と、
街の機械族から知らず知らずのうちに帝国に情報が渡ることを避けるため、
冒険者への依頼という形で秘密裏に行われました。
そしてついに実行当日を迎えますが、ちょうど決行日に工場にはヘルブラウと四本槍のマリーンとラピスがおり、
一筋縄ではいかない状況となっています。
※ヒンメルは修理中。
工場では機械兵の生産の他に、異常体となった機械族の自我矯正、あるいは初期化を行っており、
機械帝国に帰属せずに反発した機械族や、
帝国に帰属しているものの大きな問題が検知された個体が捕らえられています。
各パートについて
【1】工場の機械族の陽動 難易度:7
崩落によって塞がっていたトンネルを開通させるとともに、
工場潜入組に敵の注意が向かないよう、誘導するパートです。
このパートの結果次第で、【2】の難易度が最大で二段階下がります。
戦場となるのは機械帝国領の工場周辺、
屋外となるため乗り物や乗り物の機装を特に制限なく使用する事が可能です。
工場は機械兵を量産する重要拠点のため、警備に就いている機械兵はこれまでのバリエーションとは異なり、
「強化型」となります。
強化型は通常の機械兵と同じく会話をすることがないものの、
自我を持っており、自身で状況を判断してある程度柔軟に対応する事が可能です。
このため囮・陽動であるとバレた場合、戦闘を止めて工場防衛のために戻ろうとします。
また機導も使うことができ、ヴァンガードを模した戦闘スタイルを取ります。
なお、蒼の四本槍の筆頭であるマリーンは陽動である可能性を考慮しつつも、
自ら直接現在の人界側のデータを取るために一定時間戦闘を継続するつもりでいます。
これはヘルブラウとラピスだけで十分工場を守り切れると判断してのことですが、
帝国側の主に従順な個体であっても異常体化しているものが増えているため、
人族との接触が影響を及ぼすのか調べる意図もあります。
目的は陽動となっていますが、遺跡内のサンドラットの巣を刺激して機械族にけしかけることで、
陽動と気づかれても撤退を妨害する事が可能となります。
ただしそのためには上手くラットの矛先を機械族に向ける必要があります。
こちらのパートには灰犬盗賊団(傭兵団)のネリー、ノラ、シシー、その他モブの団員が登場します。
【2】工場の破壊/異常体の救出 難易度:10(→8)
工場に潜入して施設を破壊する、あるいは捕らわれている異常体を助け出すことが目的となります。
※両方やろうとした場合ダブルアクションになるためご注意下さい。
機械族の工場で、かつての砂船のドッグ(車両基地)もほぼそのまま残っているため、
屋内ですがそれなりには広いです。
ただし工場ということもあって物が多く入り組んでいるため、
【1】に比べるとある程度乗り物が制限されることになります。
【1】で十分に陽動が上手くいっている場合は屋内を巡回している警備機械兵の数が最小限になるため、
難易度が大きく下がります。
あくまでも施設破壊、救出が主目的のため、ヘルブラウ、ラピス含め機械族とは無理に戦わなくても問題ありません。
ただし施設破壊の場合は工場の中枢を守る防衛システムを、
救出の場合は異常体を監視している見張りを排除する必要があるため、最低限の戦闘はあります。
施設内は入り組んでいるため、立体的に動き回ることができると強みとなりますが、
機動形態となったヘルブラウ、ラピスもまた得意です。
こちらのパートには“傷顔”ゾフィー、アイリーンが登場します。
ゾフィーは四本腕の手掛かりを探すつもりですが、メインは施設破壊です。
アイリーンは異常体救出を目指しますが、二人とも状況やアクションに応じて臨機応変に動けます。
【3】“皮剥ぎ”を見つける 難易度:6
ブロッケンの市民に紛れ、“排斥派”を扇動し、
機械族との対立や機導への不信感を煽っている者を探し出すのが目的となります。
前編にてブロッケン市民(人族・機械族)と関わっている方は、
市長のエルンストと会うことが可能です。
そうでない方(前編で【2】以外の参加)でも、
上級冒険者(紅等級以上)であれば信頼できる相手として問題なく接触できます。
人族の皮を剥いで被ることで、その人に成り済ますことから“皮剥ぎ”と名付けられていますが、
実際の機械族側からの呼称は不明です。
情報提供者はアイリーンですが、彼女は皮剥ぎの噂が事実であると知っており、
過去のケースは「明らかに怪しくて擬態し切れていない」ものでした。
人族間での不和や疑心暗鬼を誘発するだけならそれで問題ないものの、
扇動するからには上位個体か、それなりに高性能な潜入型として造られた下位個体と考えられます。
現状ブロッケン市民に溶け込んでいるので見た目だけで判別するのは困難ですが、
「被った皮膚の鮮度を保つために、同じ種族の魔力が必要」なことや、
生物としては不自然な仕草等、よく観察することで絞ることは可能です。
無論、相手もまた周囲の反応には敏感なため、怪しまれていると気づくと隙をついて姿を消すか、
別の人を襲って皮を取り替えたりしようとします。
なお、皮剥ぎは一体だけとは限りません。
※「レヴァナント・クロニクルⅡ」のヒント
ローランドでは、敵の特性によって通用しやすい攻撃手段が異なります。
相性がいい場合は相手より実力が劣っていてもダメージが通ることがありますが、
相性が悪いと実力があっても不利に追い込まれてしまう事も珍しくありません。
・一般的な魔物、魔神の加護の弱い下級魔族:北部地方、砂漠地方共に十全な効果を発揮可能。
・中級以上の魔族、“超獣”に分類される魔物:加護破りのスキルや英雄装備等のある北部地方のアバター。
・機械族、(特に砂漠地方の)盗賊等人族の敵:【機導】が使える砂漠地方のアバター。
・砂漠地方特有の硬い外皮を持つ魔物(サンドワーム等):【機導】が使える砂漠地方のアバター。
・アンデッド系の魔物:浄化の力を持つスキルやアイテムのあるアバター。
舞台が砂漠地方のため、砂漠地方のアバターの方が戦いやすいことが多いですが、
敵のタイプや状況に応じて従来のアバターやスキル・アイテムをいかに使っていくかも重要となります。
※冒険者等級・北部地方での二つ名について
「レヴァナント・クロニクル」に参加していた方の冒険者等級・貢献点は、
「レヴァナント・クロニクルⅡ」にも引き継がれます。
また、輝神教会を通じて冒険者の情報、二つ名は地域を越えて共有されているため、
異名持ちの方は砂漠地方でも周囲の冒険者から一目置かれることになります。
※ただし北部地方と同じように立ち回れるとは限りません。
※スピリット(精霊)、ドラゴン(竜族)の認識
精霊と竜族は北部地方でも半ば伝説として語られるのみの種族でしたが、
それは砂漠地方でも同様です。
なお、竜族は「覚醒異常体 前編」で砂漠地方の多くの人々の衆目を集めたため、
畏怖すべき存在として認知されています。
精霊や竜と契約している方は機導武装でも、
基本的には精霊魔法や竜の力が干渉して相殺することなく使用可能です。
ただし【機導】と併用した場合、武装の方が耐えられるとは限りません。
★死亡(アバター死亡)判定
本シナリオでは、難易度を鑑みず無茶な行動をしたとき、勝てない敵と戦ったときなど、
冒険者が死亡するケースがあります。
世間的に公にはなっていませんが、教会には「死んだ直後」であれば生き返らせる事が可能な蘇生術式があり、
転生者やそれに準じる者が多く死ぬ可能性がある状況での使用が許可されています。
ただし蘇生してもしばらくの間はまともに戦うことができない状態となり、
システム上では一定期間死亡時のアバターにチェンジできなくなります。
ただ、アバターが死亡したことで別のアバターで再度参加したとしても、
過去の功績などが消えることはありません。
死亡の場合は「死んだと思っていたが、実は生きていた」扱いとなります。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。