材料(笹餅35個分)
・餅粉 1kg
・砂糖 1kg
・塩 大きなスプーン 1杯弱
・水 700ml
作り方
①水以外の材料をすべて混ぜる。砂糖やこしあんのだまを無くすように、手ですり合わせながら混ぜる。水や塩の分はお好みで調整を!塩は夏使用のちょっと多めの分量です。
寝かせる時間が長いほどとろっと柔らかい食感に!
④餅を蒸し器に入れて固さを見ながら、1時間ほど蒸す。
餅の巻き方は、笹の根元に餅を置き、右手で笹を持ち左手で笹を左斜めに包む。笹の葉を後ろから巻き、お餅を包むように残りの葉の部分は入れ込み、先は折り返して少し出す。ミサオさん曰く、「三角形がキリっとなるようにね。」
2、3回噛めば飲み込めちゃうほどのトロリとしたのど越しは気持ちがいいほど!
笹はほんのり香って、お餅もおいしく守ってくれますよ。ぜひ一度お試しを。
あとがき
桑田ミサオさんは、1年で5万個の笹餅を作るという、笹餅名人。地元スーパーに週に2回卸しながら、全国のファンからの声にも応えてきました。笹採りも、こしあん作りも、2回機械にかけるという丁寧な餅粉の製粉も、全部一人で行っている、まさに、スーパーおばあちゃんです。
そして、料理をするうえで大切なのは、「自分なりのスパイスを加えること」。誰かと全く同じ味にならなくても、自分の個性が出た味こそ、愛おしいものだとおっしゃっていました。
また、今回は、笹採りにも一緒に連れて行っていただきました。笹が採れる山までは、自転車で!!息も切らさずスイスイ漕いでいく姿は、とても95歳とは思えません!
山に着いてからも、長年の経験をもとに、道なき道を迷わず歩いていきます。
おいしくて美しい笹餅には、ある程度の大きさと艶のある笹でなければいけません。
笹の旬は6月から9月ということで、この期間のうちに、1年分の笹を収穫します。採った笹は、きれいに洗って冷凍保存をしておくそうです。
好奇心旺盛なミサオさん。若い人とおしゃべりすると新しい言葉を覚えられて楽しいとおっしゃっていました。
ちなみに、最近覚えたカタカナは…