スケイルバウンド開発中止 ビジネスとクリエイトのはざまで。 | まうの微妙な思い

まうの微妙な思い

自分の興味のあること、特にゲームや映画などについていろいろな意見を!


テーマ:

1/8、1/9は取り立ててニュースもなかったですが、1/10にニュースがありました。

E3 2014に大々的にMSカンファレンスで発表されたプラチナゲームス開発のスケイルバウンドが開発中止となりました。このゲームは、ドラゴンをパートナーとしてウォーリアーが冒険をするという協力プレイも行える「狩りゲー」として開発されていました。

迫力のあるコンセプト動画やプレイ動画が公開されており、どのようなパートナーのドラゴンとのバディアクションになるかがとても興味のあるゲームです。プレイ動画はまあまあでしたが、そのコンセプトには惹かれるものがありました。

 

どういった経緯で開発中止に至ったのかは以下のように想像はされますが、とても残念な結果です。

・開発がかなり遅延した結果、予算がショートした。

・ゲームデザインにプラチナとMSとの間に大きな食い違いがあった。

・開発リーダーの神谷氏がメンタルで一時休養したためにプロジェクトが破綻した

など。

 

同じカプコン出身の稲船氏が、MSと組んでRecoreをなんとか仕上げたのとは対照的な結果です。

稲船氏はカプコンでもプロデューサーとして活躍されていたので、ビジネス的に「落としどころ」を見つけることができましたが(その結果、Recoreの出来は…でしたが)、ディレクターとしての経験しかない神谷氏はクリエーターとしての意地があったのでしょう。

「発売されるが、デキが…」と「デキにこだわり、開発中止」とで、どちらがいいかは議論の余地がありますが、ビジネスとして終結できる腕は、稲船氏のほうが一枚上といえるでしょう。

 

IT業界では、深夜残業・厳しい納期遵守などで、うつ病になる人が多く、メンタルケアが大きな課題になっています。今回の神谷氏のメンタルのことがそれにあたるかどうかはわかりませんが、よくなられることを祈りします。

AD

まうさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります