日本時間 1/6 11:30からnVidiaのプレカンファレンスがありました。
今回のnVidiaのカンファレンスの目玉は、Shield TVです。Shield TVの発表は、1/13のSwitchの発表会に大きな影響があるのですが、そのドル内容については、別記事で。
このカンファレンスでは、2015/10から提供されているクラウドサービス Geforce Nowに大きな発表がありました。Shieldのみへの提供でしたが、PC/Macへも提供されることになりました。
最初の報道では、20時間25ドルという価格がありました。いままでのShield向けGeforceNowの7.99ドル/月、PS Nowの2500円/月からすごく高価格になっています。
このサービスとPS Nowなどのサービスはどこが違うのでしょう。
新しいGeforceNowのサービス形態は以下のとおりです(まだ、詳細は完全に判明していませんが)。
・PC/Mac向けの対応クライアントアプリをインストール
・SteamやOriginのアカウントにログイン
・購入したゲームソフトを、ネット上の仮想?Geforceマシン(GTX 1080 PC、1060 PC)にインストール。
・ポイント(クレジット)消費制。
・最初の1000クレジット分は無料。25ドルで2500クレジットを購入。
・利用するGTX 1080 PCでは1分4クレジット、1060 PCなら2クレジット消費。
(1060ならば25ドルで20時間50分、1080では25ドルで10時間25分)
・ゲームの実行はサーバー上で行われ、PC/Macにはゲーム画面のみ表示されるゲーミングクラウド。
つまり、このサービスは、1分2セント(2円)での1060PCのレンタルサービスと一緒です。
また、原理的にShield TVにも提供可能です。また、ゲームラインナップもなんでもOKではなく、ある程度限定もされます。
このサービスはメリットがあるのでしょうか?
PSNowでは、191本の定額サービス(月額2500円)と216本のレンタルサービス(650円/月・本)で構成されています。
一口で言うと、両社の違いは、
・PSNowは、コンテンツ指向。
TSUTAYAなどのDVDレンタルのビジネスモデルをそのまま利用したもの
・GeforceNowは、CPU/GPU指向。
昔の計算センターとおなじ、CPUの時間貸しのビジネスモデルをそのまま利用したもの
と言えます。
心理的には、コンテンツ指向の定額制の方が、従量制よりも、利用のハードルは低いと思われます。