昨年のゲーム業界の話題の一つとして、PS4Proの発売があります。
PS4のゲームが高画質になることが話題ですが、AVの分野でもうひとつ話題になったのがUHDBDの未搭載です。
このことは、ITmedia LifeStyleに掲載された、「麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」:映像は誰のもの?――麻倉怜士の「デジタルトップ10」(後編)」でガッカリ賞と称されました。
実際、昨年正月に開催されたCES2016では、4K+HDR TVとともに、UHDBDも大きな話題になりました。そして、その後の西川氏が行ったSIE伊藤氏へのPS4Proに関してのインタビューで、4K+HDR対応とともにUHDBDの搭載を仄めかされました。
そのために、4K+HDRとUHDBDはある意味ワンセットで考えられるようになっていました。
実際新しい規格が広まるためには、表示装置とてのTV、メディア、コンテンツが揃うことです。
HDは、FullHD TVとBDと地上デジタルや映画コンテンツが揃うことで、一気に普及しました。それと同じことが、4Kでも起こるが予想されました。だから、PS4ProでのUHDBDの搭載も期待されたのです。
しかし、しかし、結局、PS4ProではUHDBDの搭載が見送られました。
これは、4Kの規格の普及条件のメディア候補が混沌としてきたことになります。UHDBDが絶対的なメディアではなくなったことになります。
では、どれがメディアになるのでしょうか?一つは、SIE社長が評したNetflixやHuluでのネット配信。もうひとつは、新しい光学メディアの登場です。技術的には、どちらもまだまだ課題があります。
どのメディアが4Kの本命になるかは、米国の現地時間で、2017/1/5-1/8に開催されるCES2017で明かされるかもしれないです。
(追記)
西川善司氏のSIE伊藤氏へのインタビューは、UHDBDのPS4Proへの搭載確実というミスリードになり、Xbox One Slimへの採算度外視のUHDBDドライブの搭載になったと思われます。