STAP細胞の話題を。
3/14の金曜日に理化学研究所のSTAP細胞の論文への疑義についての中間報告がありました。この内容はテレビでも見ましたがなんか
変です。中間報告やマスコミの報道も本質が違うような気がします。
報道されている中間報告をまとめると次のようになります。
・2点の疑義については画像の扱いは雑であったが、研究には不正はなかった。
・画像や文章の扱いに問題はあるので調査継続
でも、実際の中間報告を細かく読むと、論文にある程度問題はあるけど、研究の不正はないように思えます。ちゃんとした研究ノートもあったようです。特に博士論文からの画像のコピーが問題視されている部分については、研究はちゃんとされているけど、画像が違うという説明がされています。
だから、今回の報告での理化学研究所の態度が変です。
なんで論文を撤回なのでしょう?
「ご迷惑をかけたから論文撤回」って、純日本の政治的な判断です。
科学の世界なら、本当に研究が正しいのなら論文を修正するのが筋だと思います。つまり、本当に理化学研究所が報告すべきは、STAP細胞の研究そのものは正しかったの?どうかで、報道もそうあるべきです。そして、理化学研究所の中で研究の再現をすべきです。他の研究の再現を待つというのは、学者としての責任を放棄しているように思います。また、山梨大学に渡った細胞は何だったのでしょう?そこも納得いく説明がされなかった。
また、理化学研究所の組織的な問題として、研究のレビューの仕方や論文のレビューの仕方がまったく機能していないことです。研究のレビューがしっかりしていたら堂々とできるはずです。また、論文のレビューがしっかりしていたら、今回のような品質の論文は外にでないはず。記者会見でも突っ込んでいた記者がいて、理化学研究所のバツの悪そうだったことです。
海外のハーバード大学の教授の態度が科学者として一番正しいです。
なんで、STAP細胞の論文を撤回してなかったことにさせたいのか?
私の推測ですが、大きなビジネスへのインパクトがあるからでしょう。
・IPS細胞のビジネスサイドからするとSTAP細胞に研究の中心がなると今までの研究投資が無駄になるし、国からの研究開発予算も削られます。だから、STAP細胞は闇に葬りたいのでしょう。
・もし、STAP細胞が本当として時の知的財産権をどこかに独占されたくない。STAP細胞の詳細なノウハウを公開されたが、これにより、製法特許化がかなり難しくなりました。
納得のいかないSTAP細胞の騒動です。小保方さんも日本のこんなところに居ずに、海外のハーバード大学なりに行くべきです。そして、海外でSTAP細胞を確立して、日本の理化学研究所の面子を潰すべきです。