イケメン

なにわ男子 ・道枝駿佑「僕にはジャニーズしかない」夢を叶えまくるスターの本音♡

2022.04.12

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はい

10代の男の子には2種類ある。尖っている男の子と、そうでない男の子。とくに、若い頃から大人に囲まれて仕事をしている男の子の場合、どこか尖った部分を持っていなければ、いざ周囲から攻撃されたとき、自分を守る術がなくて傷だらけになってしまう。だから、世間に放たれた10代は、ふつうなら、どこかに尖った部分を隠し持つ。でもみっちーは、キラキラしているけど、尖った輝きじゃなくて、なんだかふわふわ柔らかくて「周りの人を笑顔にしたい」という、その一途さに心が洗われる。そんなみっちーの人間力のような妖精力のような“みち”なるパワーを深掘りしたロングインタビュー。

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「僕には、ジャニーズしかないんですよ」

自分の意思で入って、デビューして、ずっとやりたかったことが実現している。僕が生きる道は、ジャニーズしかないんです。

昨年、Amazonプライム・ビデオで配信された「なにわ男子 デビューまで1100日のキセキ natural」という番組で、18歳・デビュー前のみっちーはそんなふうに発言していた。どこか不安げな口調で、でもキラリとした光を宿した瞳で。みっちーが19歳になった3日後の2021年7月28日、なにわ男子のCDデビューが発表され、メンバーはステージ上で嬉しさのあまり号泣した。

その前日のことだ。ツアーのために宿泊していたホテルで、藤原丈一郎くんの部屋を、みっちーはコンコンとノックした。「丈くん、僕らデビューできますかね?」それは、「すがるような瞳だった」と、後になって丈一郎くんは語っている。その眼差しの真っ直ぐさに、「そうやな、できたらええな」と言って、優しくなだめることしかできなかった、と。

「そっかぁ。丈くんには、そんな切羽詰まった感じに見えたんや(笑)。でも僕、本当に心から、自分にはジャニーズしかないと思っているんですよ。だって、僕は自分の意思でジャニーズに入ったわけだし、こうやってデビューして、ずっとやりたかったことがどんどん実現しているので。子供の頃に憧れていた場所に、今、自分が立てているなんて、そんなに幸せなことってないですよね。

僕は勉強も得意じゃないし、ジャニーズに入るまでは、自分に自信なんて持てなかった。今も、あんまり自信がある方じゃないですけど(苦笑)、エンターテインメントの世界には、苦しさの先にいつも楽しさが待っていてくれる。デビューはしたけど、それは全然ゴールなんかじゃなくて、次は、次はって、どんどん新しい出会いや発見を求めていく感じになってる。忙しくて大変だなと思うこともありますけど、僕の場合は、忙しくなると嬉しくてついニヤニヤしちゃいますね。仕事に対しては、ドMなのかもしれないです(笑)

道枝家の子供たちの、音楽の原点はSMAPにある。みっちーの母は、筋金入りのSMAPファン。幼いみっちーは、母に抱っこされながら、SMAPのライブを鑑賞していたらしい。そんなみっちーが小6のとき、自分の意思で「ジャニーズに入りたい!」という衝動を抑えきれなくなった、一つのドラマとの出会いがあった。

「山田(涼介)くんが金田一役を演じた、『金田一少年の事件簿』です。金田一が、事件の謎を解いていくミステリーの面白さはもちろん、僕は、罪を犯した人たちの心が、トリックを暴かれたことで、救われているようにも見えた。パワーで悪を成敗するヒーローもカッコいいけど、金田一は、少年だからこそ、人の心の嘘や闇を見抜く力があるのかな~なんて。まあ、子供のときはそんなに深くは考えなかったですけど、なんか、今は自分がなんで『金田一』に強烈に惹かれたのかを考えると、山田くんの金田一が、僕が理想とするヒーロー像に近かったからなのかもって思うんです

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キラキラなファンタジー感を貫いて、みんなを非日常の世界に連れていきたい。

金田一少年に憧れてジャニーズ事務所に自ら履歴書を送った少年は、その8年後、金田一少年を演じることになった。「いろんなところで、『夢が叶った』みたいなキャッチフレーズを使われることが多いんですが、正確に言うと、それは違います。僕は、『金田一』がきっかけで事務所に入ろうと思っただけで、『金田一を演じたい』とは思っていなかった。そんなこと、畏れ多くて考えもしなかったです。想像もしていなかった未来だから、めっちゃ嬉しいし、同じぐらいプレッシャーもあります。それをどう乗り越えるかは僕次第だと思うので。いい意味で、期待を裏切っていきたいです

グループ内では、年長者である藤原くんや西畑くんから、「もっと自信を持って」などと励まされることも多いみっちー。デビュー以降、ドラマ「消えた初恋」や「99.9%-刑事専門弁護士-THEMOVIE」など、お芝居でも存在感を発揮している彼は、以前よりはずっと逞しく見える。「メンタルは、相変わらず弱いままですが、自分に自信を持ってないわけじゃないんです。ただ、自分の芝居にはまだ自信が持てない。

ライブは、メンバーと一緒に作り上げるものだし、長く続けていることなので、『大丈夫』って揺るがない心を持てるけど、お芝居には正解がないし、役柄によってアプローチも全然違う。ただ、去年舞台を経験してからは、前よりは、相手のセリフを聞けるようになってるんじゃないかと思います。お芝居って、相手あってのものなので、セリフを言うこと以上に、相手の声を聞くことが大事なんです。最初は、自分のことで一杯一杯なのが、すっと相手のセリフが耳に入ってきたとき、視界が開けたような気がしました

デビュー直後のなにわ男子を追ったドキュメンタリー『RIDE ON TIME』では、なにわ男子の未来について、「もう一回ジャニーズ旋風を巻き起こしたい」とも語っていた。「アハハ、照れますね(笑)。でも、本気で思っていることです。今、世の中にいろんなボーイズグループがいる中で、たくさんの人に、『やっぱりジャニーズが一番だ!』って思ってもらうにはどうしたらいいか考えますね。僕は、ジャニーズって、ボーイズグループの原点だと思うし、だからこそ頂点でありたい。

特にステージに関しては、ジャニーズオリジナルの演出がたくさんあって、水や火や特効、フライングなんかを組み合わせたサプライズ感も独特だし、大きい会場でも隅々まで見やすい工夫があったり。松本潤さんがムービングステージを考案したように、ジャニーさんが創造したド派手なエンターテインメントを、滝沢(秀明)さんとか松潤さんとか大倉(忠義)くんとか、いろんな人が発展させていっている。

スタイリッシュすぎない、豪華なキラキラ衣装も僕は好きで。キラキラとかファンタジーな感じをアピールすることで、お客さんを非日常の世界に連れていくことができる。パフォーマンスのクオリティの高さはもちろん大事だけれど、それ以上に、僕らはお客さんと一緒に楽しめることを大事にしたい。世界の流行りに寄せずに、とことんジャニーズを貫きたいです!

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男らしくて、ストイックで、ジャニーズに誇りを持っている。
知れば知るほど、“山田くん沼”から抜け出せなくなります(笑)

「誰もがセンターになれる」グループになることが、僕たちの理想。

お芝居への愛と、ジャニーズへの愛。みっちーの愛バナは止まらない。そうしてインタビューの最後に話してくれたのはメンバー愛だった。「本人を目の前にしては言えないこと!」というお題に、「エエェー」と真剣な瞳で頭をフル回転させる。読者から、「長尾(謙杜)くんにもっと優しくしてあげて!」というリクエストも届いていたことを伝えると、「してますよ!」と本気で焦っていた。

「“みちなが”コンビの気まずいノリが“設定”だってことは、なにふぁむ(※なにわ男子のファンの呼称)の間では定着してるんじゃないですか? まぁ、ファンの人はもっと絡みが見たいのかもしれないけど、僕は、自分から行かないので(笑)。だいたい長尾は誰とでもすぐ打ち解けることができるし、無邪気だし、人懐っこい。

そういう意味では、大橋(和也)くんにも似てますよね。ただ、大橋くんはグループの太陽的な存在で、グループのみんなを照らしてくれる。ダンスや歌もピカイチだし、頼れるのですぐ相談もしちゃいます。けっこう的確なアドバイスをくれるところはリーダーっぽい。世間のイメージでは、リーダーっぽくないかもしれないけど、明るくて、スーパースキルの持ち主で、面倒見が良くて、すごく頼もしいです

続いて「丈くん」の名前を出すと、まるで好きな人のことを話す少女のように、みるみるその白い頰がピンクに染まっていった。「丈くんはもう、メンバーとして言うことなしです。いつもありがとうございます! あの面白さ、笑いのセンスは自分にないものだし、丈くんほど、自分だけじゃなくて、みんなの役割まで理解している人はいないと思う。誰が今ここで出て、誰が出ないほうがいいのかとか。バラエティでは完全に司令塔的存在。大吾くんも近いものがあるけど、丈くんほど戦略的じゃない。

ピュアに、メンバー愛が強いのが大吾くん。センターとしての重責を果たそうとする姿勢がカッコいい。もちろんなにわ男子として、『誰でもセンターになれるグループ』が理想だし、『そうなりたいね』という話もします。センターが多い大吾くんには、特別な重圧があると思う。『大吾くんがセンターじゃないと嫌』というファンの人もいるぐらいですから。でも、僕の意見としては、僕らが『誰もがセンターになれるグループ』を目指してるからには、温かく見守ってほしいかな。

(大西)流星くんは、視野が広い。メンバーに対する観察力や気遣いがすごいし、ケアとかフォローとか、色々とマメです。考えをすぐ実行に移せる人。

(高橋)恭平は、自分の世界を持ってますよね。人見知りですけど、誰に対しても嘘をつかないし、飾らない。素直な態度で人と接することができます。俺は俺、というスタイルは、これからも貫き通してほしいですね」

メンバーに続いて、「消えた初恋」で共演した目黒(蓮)さんと、憧れの先輩である山田さんに対しても、愛を叫んでもらうと……?「目黒くんは、身体も大きいけれど、人間のスケールも大きい。『消えた初恋』の時、目黒くんはいろんな仕事を抱えていて、すごく大変なときだったのに、よく僕のことを気遣ってくれて、『疲れてない?』みたいなLINEを送ってくれたり。それでいて、お芝居にはすごく真面目に取り組んでいて、『先輩、すげぇ!』って思いました。

山田くんは、本当にトップスターであり、カリスマだと思います。例えば、取材の時に置いてあった雑誌に、山田くんのインタビューが載っていたりすると、つい熟読しちゃうんですけど、考え方も深いんです。男らしくて、ストイックで、ジャニーズに誇りを持っている。知れば知るほど、“山田くん沼”から抜け出せなくなる(笑)。

20歳になったら……とかそんな贅沢は言わないけど、いつか、山田くんと一緒にお酒を飲みながら、いろんなことを話してみたいなぁ(遠い目)。あー、また新しい夢が生まれてしまった……(笑)」知れば知るほど、その沼から抜け出せなくなるのは、みっちーも同じだということを、どうやら本人は気づいていないようだ。みっちーは推せる。そして、ひたむきすぎてちょっと泣ける。

PROFILE
なにわ男子 道枝 駿佑(みちえだ しゅんすけ) 2002年7月25日生まれ。大阪府出身。O型。2014年11月にジャニーズ事務所に入所。同期に高橋恭平、長尾謙杜がいる。17年4月期放送のドラマ「母になる」でドラマ初出演。翌年10月、「なにわ男子」が結成され、メンバーに選ばれる。21年11月「なにわ男子」として、「初うぶらぶ心LOVE」でCDデビュー。俳優としては、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」「BG~身辺警護人~」「俺の家の話」「24時間テレビ44  ドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』」「消えた初恋」、映画「461個のおべんとう」「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」、舞台「ロミオとジュリエット」などに出演。4月スタートのドラマ「金田一少年の事件簿」で5代目の金田一一を演じる。主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」は7月29日公開予定。

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Composition:Mayuko Kobayashi Interview&Text:Yoko Kikuchi