天皇皇后両陛下の長女・敬宮愛子さまが17日、初めて記者会見に臨まれた。

愛子さま「昨夜の地震により、亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして、心が痛んでおります。ご遺族の皆様と被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます」

冒頭で、16日夜の地震について触れた愛子さま。

初めての記者会見は、午後2時すぎからお住まいの御所で行われた。

淡いグリーンのツーピース姿で、30分間ほとんど原稿を見ることなく、成年皇族となった心境や、両陛下への思いなどを語られた。

愛子さま「これまで、さまざまな形で支えていただき、成年を温かく祝福してくださった皆様に、心より感謝をお伝えしたいと思います」、「12月5日の成年行事の折に、天皇陛下より勲章を親授していただきまして、初めて身につけた時に、勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いがいたしました」

そして、ご自身の長所については、ユーモアを交えて次のように明かされた。

愛子さま「(長所は)強いて申し上げるなら、どこでも寝られるところでしょうか。以前、栃木県にある那須の御用邸に行き、その着いた晩に、縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えたなんてこともございました」

また、将来の結婚や理想のパートナー像については、「今まで意識したことがございません」としたうえで、「一緒にいて、お互いが笑顔になれるような関係」が理想的であるとされた。

いとこにあたる小室眞子さんの結婚をめぐる質問には、「いとことして、末永いお幸せを祈ります」と述べられた。

愛子さまは、誕生の際の会見で、皇后さまが涙ながらに語られた、「生まれてきてくれてありがとう」という言葉にかけて、「私も産んでくれてありがとうと伝えたい」と、両陛下への感謝の思いを明かされた。