略奪転売、強姦、犬を虐殺…統制なきロシア兵「暴虐の戦慄実態」
なぜロシア軍は、野蛮な行為を繰り返すのだろうか。ロシア情勢に詳しい、筑波学院大学の中村逸郎教授が語る。
「ロシア兵の士気が、著しく低下しているからです。軍内には、不正が蔓延しています。高官たちは、防衛費などを横領し私腹を肥やしている。そのため現場の兵士の間には報酬や食料が十分にいき渡っておらず、統制がとれない状態です。ロシア軍の内実は、規律などないに等しいマフィア集団のようなものなんですよ。
さらにウクライナ軍の予想外の反撃で撤退を余儀なくされ、ロシア兵はパニック状態にあります。危険な『ネオナチ』だと教え込まれているウクライナ人に、殺害されるのではないかと。極限の精神状態で、行動に歯止めがきかなくなっているんです」
統制なきロシア軍。ウクライナは、野蛮な兵士たちに凌辱され続けている。
写真:ロイター/アフロ