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最近はテクニカル分析のアップが続いていたので、久しぶりにファンダ的な分析をアップしておきます。
現在は非常時なのでファンダ分析はほとんど機能しません。
その為なのか、現在の株高をバブルと呼ぶアナリストさえ出てきてしまいました。
バブルの定義も無視した発言に驚くばかりですが、それくらいこの株高を説明するのは難しいのかもしれません。
株価は最終的にはファンダメンタルズに見合った水準に収束していくことは間違いありません。それは今も昔も同じです。
現状だけを説明するのは難しいので、過去の事象と照らし合わせて説明していきます。
「不景気の株高」という言葉はよく聞きます。
この要因は、
・不景気で金融緩和が進み緩和マネーが株式に流入する(これは今も同じです)
・不景気を織り込み、先行きの回復を先取りし株高となる。
この「先行きの回復を先取りし株高となる」について説明します。
※3つの時代の月足画像をアップしておきます
●ステップ①どの時代も赤い部分で6~8カ月かけて、『EPSが上昇することなく』PERが高くなることで、日経平均は大きく上昇してます。
●ステップ②その後15~18ヶ月かけて白いペナント(3角)を形成し、EPSとPERの帳尻を合わせていくこととなります。
●ステップ③帳尻合わせののち次の上昇相場や下落相場へと移行していきます。
今回もそうなると予想しています。
ステップ②の部分を白青緑のペナントで描いてありますがどれになるかは分かりません。
私の中では青いペナントが有望。
※今年11月が高値なのか12月が高値となるのかは現時点では分かりませんが、その後長い帳尻合わせの期間が続くと思います!!
↓↓↓3つの時代↓↓↓
●小泉首相時代
2005年ドル円は極端な円高が進み、長い低迷が続いていました。
2005年8月の自民圧勝から流れが変わり、株高が始まります。
① EPS PER 日経
2005.8末 695 17.7 12,413円
2005.11末 695 21.4 14,872円
2006.1末 704 23.5 16,649円
一旦の高値を付けるまで6~8か月
この間EPSはほとんど上昇せず、PER上昇だけで日経は上昇
②
2006.3末 738 23.0 17,059円
2006.9末 824 19.5 16,127円
2006.12末 860 20.0 17,225円
2007.6末 930 19.5 18,138円
その後18か月間EPSの上昇は続くが、小泉人気もありPERは下げず帳尻がなかなか合わず。
③
2007.12末 931 16.4 15,307円
その後企業業績は伸び悩みPERだけが16倍台まで一気に下落、日経急落で帳尻が合い、その後さらに下落が続く。
●安倍首相時代
2012年震災以降経済が停滞していた時代。
2012年12月の自民圧勝から流れが変わります。
① EPS PER 日経
2012.11末 619 15.2 9,446円
2013.3末 593 20.8 12,397円
2013.4末 657 21.1 13,860円
2013.5中 902 17.3 15,627円
一旦の高値を付けるまで6~8か月
この間EPSは5月の決算発表通過まではほとんど上昇せず、PER上昇だけで日経は上昇
②
2013.12末 979 16.6 16,291円
2014.8末 1030 14.8 15,424円
その後16カ月EPSの上昇が続き、さらにPERが15倍を割れるところまで下がり帳尻が合う。
③
2015年5末 1238 16.6 20,563円
最終的に企業業績はさらに伸びEPSもさらに上昇。日経平均も次の上昇局面へ進む。
●コロナ時代
① EPS PER 日経
2020.4末 1256 16.0 20,193円
2020.5末 1055 20.7 21,877円
2020.9末 1005 23.0 23,185円
2020.11末 1079 24.7 26,644円
この8カ月EPSは底辺のままPERの上昇だけで日経は上昇
②③
今後15~18カ月かけて企業業績の回復と適正なPERを織り込んでいくこととなる。
そこまで期間が長くなくてもコロナの収束と企業業績回復にはそれなりの期間がかかるため、ある程度の帳尻合わせの期間は必要となると考えます。
例えば今年1月コロナ前のEPS1650やEPS1500まで戻ったとすると
EPS1650 PER15.15 日経25,000円
EPS1650 PER16.00 日経26,400円
EPS1500 PER16.00 日経24,000円
EPS1500 PER17.00 日経25,500円
青いペナントで24,000円に帳尻が合っていくように思います。
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