|
|
●資金2000万円から投資を始めた時の戦略や勝機、経営者にピリオドを打った契機は?
会社経営はよほどのワンマンでない限り、一人で行うものではありません。
会社の方向性などに疑問もあり、私は早い段階で経営から退くことを決断しました。経営者6年33歳の時でした。
その時2000万以上の年収がありましたが、お金が全てではありませんでした。
しかし私には大きな目標、人生の中での大きな目標がありました。
40歳までに1億円稼いで貯めるというもので30歳の時に立てた目標です。
では33歳の時に収入ゼロになって1億に到達出来る可能性があるものは何か?そう考えた時、思いついたのは投資家しかありませんでした。
お金が全てではないと言いつつ、お金が全ての世界に進んだのですから笑うしかありませんね。
思い立ったら吉日。即座に行動です。
会社を辞め退路を断って、投資家となりました。
その時、経験ゼロ、知識ゼロ、まさに素人からの出発です。
2000万から始めた理由は特にありませんが、敢えて言うなら万が一投資で食っていけなかった場合、資金が半分になっても人生のやり直しがきくだろうと思える金額だったということです。
もちろん失敗することなど全く考えておらず、絶対成功するという気持ちしかありませんでした。
今思えばいきなり2000万から始めるのはぞっとするほど恐ろしいことだと思います。一瞬にして資産を失ってしまう可能性があるからです。
本来数百万から始めて基礎を作り上げ、徐々に資金を増やして行く方法がより安全で、成功する近道かもしれません。
しかし多くの投資家が、数百万の世界から抜け出せないのも事実です。
数百万から数千万の世界に登れない人だけでなく、1000万を超えてきても資金に見合った投資が出来ないという人が多いです。
時には勇気を持って、金額に慣れるということも大事なような気がします。
私は最初から2000万だったこともあり、ある程度大きな資産の増減に早い段階で慣れることが出来ました。投資をする場合、資産が増える場合もあれば減る場合もあります。その資産が減るという恐怖に打ち勝たなければ成功はありません。
小さな金額におびえていては、大きな利益を得られない世界でもあります。
そういう面では、少し大き目な投資資金で始めたことは良かったと思っています。
●投資経験が無いのに勝機があったのか??という質問に対して
分かりません!たぶん無かったと思います。
サラリーマンになった時に、漠然と日本一の営業マンになると決めた時と同じ感覚です。
勝機があるかないかよりも、絶対成功するという思いが強いかどうか。ただそれだけだったように思います。
営業経験ゼロから日本一になる過程と同じです。
投資で成功するために何をするべきか、ただそれだけを考えて試行錯誤の連続でした。
勝機は努力の継続により徐々に見出せるものであって、最初から勝てる勝負などないと思っています。
私は、株の学校に行ったこともありませんし、セミナーに行ったこともありません。投資顧問にお世話になったこともありません。2・3冊本を読んだだけで、あとは全て独学であり我流です。
そんな全くの素人だった私が、専業投資家として17年間勝ち残ってきているので、誰でもそうなれる可能性があるのだと思います。
世の中、何十億円というすごい投資家さんがいっぱいいます。
そうした人と比べれば私は『中の中』のレベルです。
だからこそ初心者の方や、経験の浅い方々の気持ちがよく分かりますし、何に迷い何に悩んでいるかもよく分かります。
だからこそ、皆さんに『近い目標』と思って頂けたら嬉しく思います。
私は独学で時間がかかりましたが、学べる環境はいっぱいありますので、たくさん勉強して頂いて、早く実践に活かせて頂けたらいいなと思います。
|
|