70~80代のコロナ重症化率、ワクチン3回接種で半減…致死率も

70~80代のコロナ重症化率、ワクチン3回接種で半減…致死率も

3回接種で高齢者重症化半減

70~80代のコロナ重症化率、ワクチン3回接種で半減…致死率も

厚生労働省

 新型コロナウイルスワクチンについて、3回接種後に感染した70~80歳代の重症化率、致死率は、2回か1回接種した人と比べ、ともに半減したとの分析結果を、厚生労働省が13日、公表した。オミクロン株の流行下でも、3回目接種の効果が改めて示された。

 調査は、石川、茨城、広島3県の1~2月の感染者約12万人が対象。人工呼吸器の使用や集中治療室で治療を受けた人などを重症者と定義した。

 3回目接種を受けた人の重症化率は、70歳代で0・95%、80歳代で2・15%と、いずれも2回以下の人の約半分だった。致死率でも同様だった。40~60歳代でも、3回接種した人の方が、重症化率は低かった。30歳代以下は重症者が少なく、差がでなかった。

 また、接種歴のない人と比べると、3回接種した60~80歳代の重症化率と致死率は、2分の1から5分の1に抑えられた。90歳代以上では約10分の1だった。

関連記事(外部サイト)