昭和22年5月3日に日本国憲法が施行されてから,約60年が経ちました。私たちは,そしてこの国は,日本国憲法の下で半世紀以上もの年を重ねてきました。
近時,衆議院と参議院のねじれ国会などと言われる状況がきっかけとなり,テロ特措法(※)と憲法第9条の関係が注目を集めました。 この問題は,単なる一法案,一問題の解決にとどまるものではありません。 私たち国民は,この問題を試金石に,憲法9条の理解,ひいては憲法と法律の関係の理解を決定づける重要な分岐点に立っているのではないでしょうか。 ただ,日々のニュースは移り変わってしまい,集中して考え,勉強する時間は意外にとりにくいものです。そこで今回,私たちは,大分大学において憲法をご専門に研究されている青野篤先生をお招きし,テロ特措法と憲法第9条について勉強をしたいと思っています。
この公開市民講座を通じて,テロ特措法と憲法第9条のゆくえ,ひいてはわが国のゆくえについて,いっしょに考えてみませんか。
「憲法に関する公開市民講座 ~ テロ特措法と憲法9条のゆくえ」 講師: 青野篤先生(大分大学講師) 日時: 平成20年3月27日(木)午後6時00分~午後7時30分 場所: 大分市文化会館 第1小ホール お問い合わせ:大分県弁護士会(電話097-536-1458) ※入場無料
※「テロ対策海上阻止活動に対する補給活動支援活動の実施に関する特別措置法」を略したものです
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