新人看護師さん必見!病棟配属になったら最低限揃えたい7つの必需品

新人看護師

厳しい看護実習を乗り越え、国家試験を突破して看護師になったこと、本当におめでとうございます。

すべての看護師には、新人時代があります。はじめは、先輩看護師のようにテキパキと動くことは出来ませんが、ひとつひとつの業務をスムーズに行えるようになるためには、じつはポケットの中身がとても大切なんです。

先輩看護師を見ていると、きっと「ドラえもんの4次元ポケット」のように、次々と業務に必要なものがポケットから出てきて驚くかもしれません。

ここでは、一般的に「病棟」に配属になった時に、はじめに最低限揃えておきたい必需品をご紹介します。

それぞれの科の特殊性や病棟で共有できるものが、それぞれの病院で異なると思いますが、この必需品は、きっとどこの病棟でも必要になると思いますので、ぜひ、参考にしてご準備くださいね。

筆記用具:メモ帳

新人時代に必須となるのは、まずはメモ帳ですね。

慣れない業務を覚えたり、1日を振り返って復習する為には、先輩の言う事をメモ、メモ、メモ…_φ(・_・ )

先輩看護師は、忙しい業務の中、沢山の事を教えてくれます。
分からない事は何でも聞いていいのですが、できれば、同じ質問を繰り返すのではなく、発展的な質問ができるといいですね。

業務に慣れない頃は、メモ帳に書く量が半端ないかもしれませんが、頑張ってメモして、振り返り、自分なりのハンドブックを作成する事をおススメします。

メモ帳

ポケットサイズのメモ帳に、何でもかんでも記入しましょう。

常に持ち歩くメモ帳は、白衣のポケットに入るA6サイズ(105mm×148mm)がおすすめです。

ルーズリーフタイプは、メモの順番を変えたり、後から追加したりできるので、振り返りなどもしやすくなります。

業務に慣れないうちは、余裕がないかもしれませんが、頑張って少しだけでも振り返りましょう。

ロール付箋紙

私は、テープ類と一緒に、ロール付箋紙も持ち歩きます。
ちょっとした伝言を残したり、意外と活用します。

忘れてはいけない時間処置などを自分の目の届く所に貼って意識付けする事もできますよ。

筆記用具:ペン類

電子カルテが普及してきても、ペン類は必需品です。

ボールペン

ボールペンは、赤・青・黒の3色のものがおすすめです。

自分のメモを取る際や、患者さん・ご家族からサインをもらう際にも必要になりますので、1本は持っておきたいところです。

バイタルサインを紙カルテに記入する病棟では、4色ボールペンや色鉛筆が必要になるかもしれません。

看護師の御用達のボールペンと言えばジェットストリームですね!不思議なことにほとんどの看護師がジェットストリームを使っています。書き心地が良いです。

名前の彫刻をしておけば紛失する心配もなくて安心です。

ポイントは「消せるボールペン」は使用しないこと! 重要書類へのサインや、公的書類への記載内容がすべて消えてしまうといったトラブルのないように、注意しましょう。

油性マジック

点滴への記載など、ボールペンではできない場合に利用します。
私のおすすめはノック式マジックです。片手でポケットから出して、片手でノック、すぐに書くことができるのは、とてもスマートです。
マジックの蓋を取る行為は両手を使うんですよね。毎日頻繁に使うとなると、この何気ない両手使いがストレスになるんですよね…。マジックはノック式一択です!

蛍光ペン

1日の業務フローを書き出した時に、忘れてはいけない事など、自分なりのチェックを入れる為に活用したり、「印付け」として、様々な場面で活用できますので、持っていて損はないです。

シャープペン+消しゴム

ボールペンと一緒になっているタイプが便利だと思います。
正式文書ではないけれど、スタッフで共有・随時変更があるものの代表として、薬歴表があります。他にも、カーデックスなど、病棟独自の運用方法がある場合も多いのですが、患者さんの状況に応じて日々変わっていくものは、鉛筆書きされている事も多いです。
書き直す時に、わざわざ病棟の消しゴムを探すよりも、マイポケットに入っていれば、業務がスムーズにこなせますよ。先ほど紹介したジェットストリームならシャーペンと消しゴムも付いて1本で済むのでおすすめです。

定規

看護業務をしていると、意外と、サイズを図る事が多いんです。
患者さんが日常動作の中で少しケガをしたり、褥瘡処置の際に前回と比較して評価する時…そんな場面では、傷のサイズを測って、スタッフで共有する必要があるのですが、ポケットに定規が入っていると、その場を離れずに計測できて、スマートですよ。

人間の体は、湾曲している部分が多いので、新人さんが持っていると安心の意識レベル表つきのナーススケールなど紙で出来た定規は、おすすめです。

ペンライト

ペンライトは、瞳孔・耳孔・口腔内、傷等の患部の観察をするために必須のアイテムです。

スケールやゲージがついているものを選ぶと、観察するときに便利です。

時計

脈や呼吸数をカウントしたり、輸液速度を合わせる為に必要なので、「秒針付」のものがいいですね。

腕時計

患者さんの移乗が多い部署では、腕に時計をしている事で、患者さんの皮膚を損傷する可能性も高くなります(特に高齢者では、スキンテアを発生させやすくなります)。
また、手洗いの時に手首まで洗う事が推奨されていますので、取り外しが簡単なゴム式の腕時計も意外とおススメです。

腕時計は、患者さんを傷つける可能性や不潔になりやすいという理由から、使用禁止の病院も多いため、購入前に確認しましょう。

ナースウォッチ

クリップでポケットに留めておけるものが定番です。夜勤でも使いやすい、数字(文字盤)が光るタイプや、水回りでの業務中に壊れないために防水機能が付いたものをチョイスしましょう。

タイマー付電卓

「滴下計算が苦手」「滴下数を合わせるのが難しい」と思う人は、持っておくと便利!

文字盤が光るものや、ボタン音がしないもの、バイブでお知らせしてくれるものを選ぶと、夜勤でも使いやすいです。

タイマーも意外と必須です。特に新人の頃は、目の前の業務に一生懸命です。

30分先の予定など忘れてしまいがち。そんな時に、“ 忘れてた! ”を予防できるのがタイマーです。有効活用しましょう。

電卓つき点滴タイマーという、電卓機能点滴の滴下速度計算タイマー機能が1台にまとまったものもあります。とても便利な優れもので私も愛用しています。

はさみ

ハサミは、包帯・ガーゼ・テープ・ドレッシング材のカットなどに意外と使用します。

患者さんのそばで扱うことも多いので、医療用の刃先ガードが付いている安全なものをチョイスしましょう

初期費用は高めでも、しっかりとしたものを準備する事をおススメします。

また、危険物でもありますので、ポケットの中から転げ落ちて患者さんを傷つけないようにコード付きの物を選ぶといいと思います。

印鑑

印鑑は、書類への押印・薬剤チェック・機械の点検など、さまざまな場面でよく使います。

安ければ100円から購入することができ、値段によってキャップレスやクリップ付き、訂正印付きといったものもあります。常に持ち歩くので、取り出しやすく、なくしにくいタイプがおすすめです

印鑑の蓋がなくなる事件は頻発です!できれば、キャップレスのワンタッチ印鑑がいいですよ。

まとめ

仕事が少しでもスムーズに行えるよう、最低限これだけは揃えたい必需品をピックアップしました。

最低限揃えておきたい必需品、意外と多いですよね。

ナースグッズや文房具を買うとき、どんなふうに選べばいいのかな?と迷ったら、次のようなところに注目してみると良いでしょう。

1. 安全に使えるモノ

一見、ケガなどのリスクがなさそうな物品でも、扱い方によっては自分だけでなく、患者さんを傷つけてしまう可能性もあります。

  • 刃物にはカバーがついているか
  • 落下防止のためのクリップやストラップは付いているか
  • 誤飲しそうなものが付いていないか

といったところをチェックしてみましょう。

2. 清潔に使えるモノ

手指消毒と同じように、ナースグッズも常に清潔をキープすることが大切

患者さんに触れるたびに消毒したり、汚れを洗ったりしても大丈夫な素材・機能のものを選びましょう。グッズによっては抗菌加工されているものもあるので、購入するときは、そんな視点で選んでみてもいいかもしれません。

仕事を覚えながら、その病棟で働くうえで必要な物品を揃えていってくださいね。

自分の好みの色や柄でアイテムを集めると楽しいですよ!
先輩に「ポケットの中身何入れてますか?」と聞ける関係性、いいですね。
もしも、遠慮して聞けなくても、先輩の4次元ポケットには何が入っているのかな?と思いながら観察してみてもいいかもしれないですね。

新人看護師のみなさん、入職前の準備の時間を楽しんでくださいね!

最後まで読んで下さって、ありがとうございます。

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