夫婦円満は共同の預金口座から? 離婚率が高い夫婦にありがちなことが判明
国別の意識調査では、日本人にとってやや耳の痛い結果が示された。
■共同体の意識がアップ
ガービンスキー准教授の論文によれば、共同の預金口座を一緒に管理してきた夫婦のもう1つの特徴は、多くの物事について「僕たち・私たち」という主語で話をする傾向にあること。
夫婦という言葉から、共同体、友情、思いやり、協力、相手の話を聞く、同意する、そんなものを思い浮かべる割合も多いことがわかった。
一方、それぞれが自分の預金からお金を出し合う方法を続けてきた夫婦は、「私」「僕」という主語を使う傾向があることがわかったという。
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■その努力が安定した信頼感に
そもそも長年の交際を経たカップルなら、共同の預金口座もすんなりと成立するだろう。だが現代は異性と知り合う形態もいろいろで、長年の大恋愛の末にという結婚ばかりではない。
それでも敢えて「お財布はひとつ」にし、クレジットカードの利用明細書も明らかにすると、経済観念に関する互いへの信頼感がしっかりと育まれる。その努力には格別な価値があるとしている。
■日本の夫の意識
ちなみに、国別の意識調査では日本人にはやや耳の痛い結果が示されている。共同で使用する預金を持つ英・米の夫のほとんどがそれに満足しているのに対し、日本の夫の満足度は高くないと判明したのだ。
日本では『わが家の大蔵省はヨメ』と言いながら、じつは散財していないかと疑っている夫が多いということか。そうなると、基本的にお金を大事にする、経済観念がしっかりした奥さんを見つけることが何より大事ということにもなりそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)