福岡県の食材を日本全国の飲食店へ売り込むには

福岡県

西日本では大阪に次いで人口が多く、九州地方最大の都市である博多を擁する福岡県は、北九州市と福岡市という2つの政令指定都市がある九州北部の県です。
平野部には水田が多いだけでなく、ブロッコリーやアスパラガスをはじめとした野菜や、特産品でもあるイチゴなどの果物が盛んに育てられ、さらには日本海や瀬戸内海、有明海という3つの海域に面し、さまざまな魚介類や海苔などの海藻もとれ、ブランド牛や地鶏が育てられています。

地元の博多などで消費される以外にも、イチゴやナスなどのように全国でそのブランドが知られている食材も多く、距離的に遠く離れた東京などでも多くの人に親しまれています。
その一方で筑後川下流でとれるエツや、近年栽培されるようになり売出し中の蕾菜(つぼみな)のように、まだ認知の進んでいない食材もたくさんある状態です。
福岡県の食材はどれも質が高く、全国展開すればまだ販売したことのない地域での新規開拓が出来る可能性を秘めています。

取り扱っている福岡県産の食材を、これまであまり販売したことのなかった地域で新たな顧客に販売するにはどうすればいいでしょうか。
遠隔地などでの新規開拓について考えてみましょう。

遠方での新規開拓に有効な

インターネットでのアピール

今まであまり販売したことのなかった遠隔地などで新規の顧客を獲得するには、どんなことから始めればいいのでしょうか。
地元である福岡県や九州地方、アクセスのしやすい中国地方や四国地方を除いた関西地方と東日本などで、取り扱っている福岡県産の食材を販売するには、最初にその食材が福岡県産で質が良いということを知ってもらうことが必要です。

これまで福岡県産の食材を東京や大阪といった大消費地で販売し始めるときには、雑誌や新聞に広告を出したり、テレビCMを流したり、大きなキャンペーンを行ったりして認知を進めてきました。
しかし、小さな企業が取り扱っている商品を販売する場合は、県が後押しするような大きな広報施策はコスト的に不可能でもあるため、大々的なキャンペーンを行うのは現実的ではありません。
しかし、今は誰もが1台スマートフォンやパソコンを持つ時代でもあり、毎日何かしらの用件で使うインターネットに広告を打てば、不特定多数のユーザーに幅広く知ってもらうことに繋がり、コストも抑えることが出来ます。

広告を利用する以外にもさまざまな方法があるのも特徴で、公式サイトの開設やSNSの公式アカウントを開設して運用したり、インフルエンサーを利用したマーケティングを行ったりと、自社に合ったスタイルを選ぶことが出来ます。
内製すると比較的コストの安いこれらの方法はとっつきやすくもあり、導入する企業も多いといえますが運用にはコツが必要で、プロに依頼するとなるとそれなりのコストと手間がかかります。
例えば、田川市で栽培されているピュアパプリカを取り扱っているとして、それを公式サイトを開設して掲載し、広く知ってもらいたいと考えていたなら、どんな情報を公式サイトに記載すればいいでしょうか。

時々企業の公式サイトを見ていると、取り扱い品目に商品名は書いてあるのに、細かいことは何も記載がないことがありますが、それではどんなものを扱っているのかが分からず、買い手企業から購入のための問い合わせをもらうことは不可能です。
田川市産のピュアパプリカを仕入れたいと思っていても、欲しいと思っている商品が自社で取り扱っているものとは違い、問い合わせをもらったとしてもミスマッチを起こしてしまうこともあります。

しかし、情報を細かく記載しすぎても、今度は目当ての商品を探し当てることが出来なくなる可能性があります。
公式サイトにどんな情報を記載するべきか迷って、情報を更新しないままにはなっていないでしょうか。
そうした企業におすすめなのが『BtoBプラットフォーム 商談』です。

ミスマッチなく

新たな買い手企業とマッチング

ピュアパプリカを取り扱っている数ある企業の中から、検索サイトを利用して自分の会社にたどり着いてくれた上に、商品の購入について問い合わせをくれたのであれば、ミスマッチを起こすことなく契約まで進めたいところです。
そのためには扱っているピュアパプリカが生のものなのか、加工品であればその状態や最低注文可能数などを記載しておく必要があります。
『BtoBプラットフォーム 商談』では、商品の情報を「商品カタログ」に登録して利用するようになっています。

登録する商品詳細はフォーマットが決まっているので、どんな情報を記載するか1人で頭を悩ませなくても大丈夫です。
商品の情報を登録すると、その商品が欲しいと思っている買い手企業と自動的にマッチングするようになっています。
買い手企業側は欲しい商品の概要を「調達カタログ」に登録し、その情報と照合するためミスマッチが起きにくい仕組みになっています。
自動的にマッチングした買い手企業は「見込企業」としてリスト化され、そのリストを利用することが出来ます。

自動的に作られた見込企業のリストには、買い手企業の担当者名や連絡先も含まれているので、それを見て営業をかけるだけになっています。
これまでは新規開拓をするために、こうした見込企業の担当者や連絡先のリストを自分で作っていたのではないかと思います。
『BtoBプラットフォーム 商談』では、時間と手間を割かなければいけなかった面倒なリスト作成の作業を削減し、業務を効率化することが出来ます。

これまで整理していなかった商品の情報をひとつにまとめて登録することで、情報が整理されるだけでなく、登録したデータを印刷すれば簡単なパンフレットも作成出来ます。
しかも買い手企業は日本全国さまざまなところから集まっていることから、これまであまり縁のなかった地域での新規顧客を獲得することにも繋がります。
インターネットを利用して販売拡大のための施策を考えているけれど、具体的にどうするのがいいのか分からない企業におすすめの方法です。

オンラインツールを使って

スマートに新規開拓

遠方にある取引先と商談を行う場合、これまでは飛行機や電車を乗り継いで出張し、先方の会社まで出向いて話をするのが当然で、新規開拓のための商談であればなおさらだったのではないかと思います。
それがここ数年のリモートワーク推進の流れで状況は変わり、たとえ新規開拓であってもビデオ通話アプリなどを利用して商談を行うことはごく一般的なものとなりました。
日本中どこにいても商談をすることが可能になり、かさんでいた出張コストと移動時間が必要なくなった分、商談を密に行う企業も増えたかもしれません。

しかし、取引先企業によって導入しているビデオ通話アプリの種類が違ったり、商談のために必要な作業が煩雑になったりしがちで、それが苦手だという方もいるかも知れません。
そんなときにも『BtoBプラットフォーム 商談』が重宝です。

ビデオ通話に関する機能をひとつにまとめてシンプルに

『BtoBプラットフォーム 商談』には、一般的なビデオ通話アプリと同じように使える「Web商談」という機能があります。
カメラ付きの端末があれば画面上で相手の顔を見ながら商談を行うことが可能で、資料や動画も共有出来、使い心地は他のアプリと遜色がありません。

他のビデオ通話アプリと違うのは、操作のシンプルさです。
商談相手の企業が『BtoBプラットフォーム 商談』を利用していれば、先方の担当者名を選んで商談の予定日時を設定するだけで準備は完了します。
これだけで相手にスケジュールがリマインドされ、自分の予定表にもスケジュールが登録されます。

これまではビデオ通話アプリで商談のためのURLを取得して、それをメールで参加者にスケジュールとともに送ったり、自分の予定表に日程を登録する作業が必要だったと思いますが、その必要がないのです。
そのため、参加者にメールを送りそびれてしまったり、予定を登録し忘れて商談の約束を忘れてしまうといったミスを防ぐことが出来ます。
作業が効率化されることで仕事にゆとりが生まれ、余った時間を他の仕事に回すことが出来ます。

新たな顧客を獲得するために

遠隔地などで営業をするには

これまであまり営業をしてこなかった東日本の地方都市などで、新たに顧客を開拓するときには、展示会や催事を利用してきた企業も多いのではないでしょうか。
東京や大阪などの都市で行われる展示会や催事は、その周辺からさまざまな企業の担当者が参加するため、ブースを構えれば既存の取引先だけでなく、商品に興味を持ってくれた新たな企業との出会いも多く、それを機に取引が始まることもあったでしょう。

ただ、展示会や催事への出展は高額な出展料以外にも、ブースの設営に関する費用や当日現場で対応する社員の派遣にまつわる費用、さらに配布物の作成にかかる費用など、さまざまなコストがかかることから、小さな企業にとっては出費が大きく、これまで出展することを諦めてきた企業もあるかもしれません。

『BtoBプラットフォーム 商談』はインターネットを利用したシステムですが、利用するとその中で開催する「Web展示会」に出展できるようになっています。
Web展示会は文字通りオンライン上で展示会に参加できるものですが、高い出展料は必要なく、取扱商品のテーマに合う展示会に出展が出来ます。
他にはない特徴的な機能でもあるWeb展示会を利用すると、これまで大変だった遠方での新規開拓がグンと楽になります。

Web展示会で商品をアピールし

日本全国で顧客を獲得

Web展示会は『BtoBプラットフォーム 商談』の中に作られた展示会コーナーに自社のブースとしてページを持つことが出来、そのページで商品をアピールするものです。
例えば、福岡県で栽培されているイチジクのとよみつひめの加工品を取り扱っているとして、製菓関連の展示会に出展したとします。
出展を決めると自社のブースとなるページが割り当てられ、そこで商品をアピールすることが出来ます。

まず準備に必要な作業は、企業プロフィールの登録と商品カタログの登録です。
登録したデータを元にして、自社の取扱商品の簡単なパンフレットを作成できるので、それを参加した買い手企業がダウンロードできるように、ブースに置いておきましょう。
さらに、とよみつひめがどんな環境でどのように栽培されているのかを収めた動画や、加工品を作るときの様子を解説する資料があれば、それも置いておけば興味を持った買い手企業が自由に見ることが出来ます。
ブースでは商品サンプルを販売することも出来るので、それも設定しておけば買い手企業が購入して試してくれるかもしれません。

ちなみに残った小口サンプルは、『BtoBプラットフォーム 商談』の業務用通販サイトがあって、そこで販売することも出来るので、置いておけば「待ちの営業」を簡単に実現することにもなります。
オンライン開催ということもあり開催地に関係がないので、売り手企業だけでなく買い手企業も日本全国から参加するため、これまであまり縁のなかった地域の買い手企業とも出会うことが出来ます。

自分がブースを覗いている時に訪れた買い手企業に声をかけて、その場でWeb商談を行うことも出来るので、チャンスを逃しません。
もちろん、自社ブースは開催期間中常時人がいないといけないわけではなく、いない間に訪問した買い手企業の情報も収集できるようになっているため、日を改めて営業をかけることも出来ます。
Web展示会に参加する買い手企業は、食材の仕入れのために自ら参加している購買意欲が高い企業が多く、契約に結びつきやすいのも魅力です。

通常の展示会のように人手やコストを大きくかけることなく、取り扱っているとよみつひめの加工品をアピールすることが可能になり、日本全国の買い手企業と商談をするチャンスにもなるので、『BtoBプラットフォーム 商談』を導入するなら利用しないのはもったいない機能だといえます。

買い手企業のニーズを把握するには

市場調査と分析が重要

博多や北九州などの都市部にある飲食店を見れば予想がつくように、東京や大阪、その他の地域の県庁所在地などの都市部にある飲食店では、さまざまな地域の食材を取り寄せて使っている店が多く、個性豊かな地方の食材が店の顔となっています。
店によっては食材や季節によって、取り寄せる地域などが決まっているケースも多く、毎年同じ時期に同じものを取り寄せて提供し、それが顧客に評判となっている場合もあります。
そのような仕入れを行っている飲食店は、遠隔地から取り寄せをすることに抵抗がないため、常にアンテナを張って地方の良い食材を探している場合が多く、福岡県の食材も提案次第で契約に結びつく可能性が高いといえるでしょう。

例えば、水巻のでかにんにくを取り扱っているとして、地方のさまざまな食材をメニューに取り入れている東京の居酒屋に営業する場合、その店のニーズを把握することが重要になります。
そのためにはその店のターゲットとする顧客層の調査や、店のコンセプトの深い理解が大切で、そこに東京の市場動向やトレンドを加味することが必要です。

しかし、地方の食材を積極的に取り入れている飲食店にはライバルも多く、実際に他の地域のジャンボにんにくを売り込んでいる同業他社がいるとしたら、その企業がどんな企業でどういう動きをしているのかも調査もしなければなりません。
その上で提案するときの切り口を考え、でかにんにくのおいしさや魅力を伝える方策を考えなければいけませんが、東京の市場動向やトレンド、ライバル企業の調査はどこですればいいのかと悩んでいる企業の方もいるでしょう。
そんなときにも『BtoBプラットフォーム 商談』が活躍します。

蓄積された食材データを利用して

市場の今をリサーチ

『BtoBプラットフォーム 商談』に登録されている食材のデータは膨大で、約30万点にも及ぶ量のデータが蓄積されており、それを元に、東京の市場動向やトレンドを調査・分析することが可能です。
水巻のでかにんにくを東京の居酒屋の名物料理としてもらうために営業をかけることにしたら、他の地域のジャンボにんにくを提案している企業がいることが分かった場合、その企業の情報を調査することになりますが、『BtoBプラットフォーム 商談』の食材データからその企業のおおよその売上を判断することが出来ます、

売上は他の企業とともにランキング形式で閲覧出来るので、企業の規模や取り扱っている商品などを自社と比較することも可能です。
調査の結果から、自社では取り扱っていない商品がその企業の売上を支えていたりするのを推測したり、それを元にライバル企業と比較した自社の弱みを確認し、弱点を補った上で営業することを可能にします。
敵を知れば自ずと自社の強みを活かすベストの提案方法が見えてきます。

膨大な情報を活用し

営業先企業のニーズを把握する

営業先の買い手企業がどうしたらでかにんにくを注文してくれるかを考えるのには、買い手企業のニーズの把握はなくてはならないものです。
もしもその居酒屋がにんにくははっきりとした香りがあるもののほうが顧客に受けが良いと考えている場合には、提案方法を練り直さなければなりません。
東京の居酒屋ではどんなものが流行っていて、どうしたら水巻のでかにんにくを注文してもらえるのか試行錯誤しているとしたら、まずは東京の居酒屋がどんな食材を発注しているかを調査すると、別な提案方法が見つかるかもしれません。

『BtoBプラットフォーム 商談』では、膨大な食材データを期間や業種、地域などで絞り込みをかけることで東京の居酒屋が実際に発注している商品をランキング形式で閲覧することが出来ます。
買い手企業が食材を探す時に使用するキーワードもランキング形式で確認できるので、その結果を自社の商品に反映することも可能です。
買い手企業がどんな食材を探して発注したかという動向が見えてくれば、今後の営業方針もしっかりとしたものになります。

豊富な機能を活用して

ビジネスチャンスを逃さない

福岡県の食材をこれまであまり縁のなかった遠方の地域で売り込むにはどんな事が必要なのかをここまで探ってきました。
新規開拓をする上で『BtoBプラットフォーム 商談』の活用は非常に便利だと述べましたが、ここまでに取り上げた機能はごくわずかであり、さらに数多くの機能が備わっています。
どの機能も福岡県産の食材を新規顧客に売り込んでいく上で、もしもあったら助かるなと思うようなものが揃っており、新たなビジネスを展開するのに非常に役立ちます。
福岡県の食材はとても幅広く、温暖な気候を生かして作られる野菜や果物、豊かな海に育まれる豊富な魚介類に、丹精込めて育てられる畜産物や加工食品など、どれも高品質なことでも知られています。

福岡県産の質の良い食材を取り扱ってきたものの、遠方での新規開拓はコストが掛かりすぎて出来ていなかった企業は、『BtoBプラットフォーム 商談』を利用することで新規開拓が容易になり、ビジネスを成長させる余地があるといえるでしょう。
新たな顧客を獲得することに繋がるだけでなく、業務を効率化させ、さらなるビジネスの飛躍に役立つ『BtoBプラットフォーム 商談』をぜひご利用ください。

監修者

アートアンドヘルスケア株式会社 代表取締役 森下浩隆(もりしたひろたか)

アートアンドヘルスケア株式会社

代表取締役 森下もりした浩隆ひろたか-Morishita Hirotaka-

『「いいもの、いい会社」を広める支援することで、世界を一歩前進させる!』という想いで「食品、サプリメント、化粧品等で累計500億の販売してきたノウハウ」を提供しているコンサルタントEC売上4000万を1年半で1億2000万に。【年商3億→年商100億などの実績あり】
集客法、リピート促進法(ファン作り)、また販売のシステム化のアドバイス、実装までを支援してます。