カテゴリー「▽くろがね線を読み解く」の305件の記事

2021年9月12日 (日)

【くろがね線を読み解く】第305回 ■くろがね線の運行状況(2021年夏)

 新型コロナウィルスワクチン接種二回目完了後二週間経過し、免疫も獲得したため、感染対策を講じつつお盆前に西日本遠征を実施した。当初計画では、名古屋タHD300形入換、京都鉄道博物館展示用配給電車回送(配給)、水島臨海鉄道DD200形、伯耆大山王子製紙専用側線新型スイッチャー入換、DL重連やまぐち号、呉製鉄所構内鉄道、くろがね線の順に青春18きっぷで周遊の予定であったが、豪雨の影響で山口線のダイヤが大幅に乱れていたため、やまぐち号は捨てて、木次線・芸備線経由で一日早く呉へ直行することにした。この結果、すべての予定が一日前倒しになったので、小倉到着後に夕方16時台のくろがね線を撮ることができた。

リーガロイヤル1Fにあるシェアサイクル無人スポットで自転車を借り、15:30頃に陸橋に到着すると、16時過ぎに八幡発戸畑行きの列車がやってきた。先頭の電気機関車(電車)は85ED-1形E8501、後方のディーゼル機関車(緩急車)は70DD-3形D704で、貨車は冷延コイル輸送用の防水フード付き長物車6両と、長物車4両であった。八幡から戸畑へ向かう列車なので、冷延コイルは入っておらず空車である。

汽笛の様子から、戸畑第一操車場での入換にやや時間を要していたが、30分ほどで返しの戸畑発八幡行き列車がやってきた。先頭のELは相変わらずE8501、緩急車はD704、貨車は熱塊カバー台車4両に、

熱延コイル台車4両であった。

情報では、ここ数か月のあいだ、八幡発戸畑行きの先頭がELではなくDLになり、ELを緩急車として使用するケースがあるとのこと。ぜひそのシーンを眺めてみたいと思っていると、

18時過ぎに戸畑に到着した列車が、まさにそのパターンであった。先頭がD704でヘッドライト三灯点灯(電球1LED2)、

最後尾にE8501。通常は、E8501の進行方向逆側には貨車が連結されており、綺麗に見ることはできないが、このEL緩急車運用のケースでは容易に観察できる。旋回灯も前照灯も消灯している独特な表情である(入換でバック運転する際は旋回灯は点滅)。

到着した貨車を切り離し、戸畑発の編成に連結する際の入換は、八幡寄りでのみ実施されるため、走行範囲は狭く手順も非常にシンプル。

戸畑発の列車の先頭は、2021年夏時点では従前どおりELが先頭になり、18:26に戸畑第一操車場を発車していった。高頻度運転の際は夕方便の更に後の便まで撮影できるのが嬉しい。

※くろがね線に固定されたダイヤは存在しません。本記事に記載した時刻は、すべて撮影日の見たまま情報です。

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2021年9月 9日 (木)

【くろがね線を読み解く】第304回 ■新型90t積 熱塊カバー台車

 2021年8月にくろがね線の戸畑第一操車場を訪ねると、新型の貨車を見ることができた。

全長およそ23m前後の台枠のうえに羊羹型のカバーが乗っており、これまでに弊ブログで紹介した熱塊カバー台車と外観はそっくりである。台枠中央に記載された記号がZ2であることから、従来型熱塊カバー台車Z1の増備車と思われる。重量物輸送のため4軸複式ボギー台車を備えるが、その形状は従来の90t積み台車とは異なっており、以前紹介したタイプの溶鋼注入台車が履いていた台車の流用ではないかと思われる。台枠に表記された情報は以下のとおりである。

  • 形 式 : 90B-5
  • 記号番号: カタ9758
  • 編成番号: Z2
  • 自 重 : 97.9t
  • 荷 重 : 90t
  • 車軸配置: 2+2-2+2
  • 製造年 : 2019年8月
  • 製造者 : 日鉄物流

形式は戸畑地区配置車両の命名規則に則り、90t積台車の第5ロットであることを示している。製造銘板は、台枠端に「日鉄物流」の高級感漂う楕円形の銘板が付いている。登場時期から考えて、戸畑地区に新設した連続鋳造設備(ブルーム連鋳)からの半製品発送に対応するため増備されたものと思われる。2020年7月をもって小倉地区の製銑製鋼工程は廃止され、小倉向けブルーム・ビレットは2019年に戸畑に新設したブルーム連鋳から供給する形に変更されている。新設ブルーム連鋳は、八幡地区向けをも統合した設備であるため、熱塊カバー台車に積載されくろがね線で八幡地区に移送されるブルーム(おもに軌条用)についても、同じ連鋳から発送されていると思われる。

こちらは同じ編成内に連結されていた同タイプの別車両。

  • 形 式 : 90B-5
  • 記号番号: カタ9760
  • 編成番号: Z2
  • 自 重 : 98.4t
  • 荷 重 : 90t
  • 車軸配置: 2+2-2+2
  • 製造年 : 2019年8月
  • 製造者 : 日鉄物流

台枠の厚みは、従来の90t積み台車 のものより薄くなっているようで、その成果か自重も5~8t前後軽くなっている。

こちらは従来型90t積み熱塊カバー台車の予備車「ヨビ」編成である(→以前の記事はこちらを参照)。

本記事で紹介した新型熱塊カバー台車は、2020年に夕方の走行シーンを見かけたことはあったが、今回初めて停止した車両をゆっくり実見することができたのは幸運であった。

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2021年6月22日 (火)

【くろがね線を読み解く】第303回 ■信号ケーブル用電柱の建立(202011)

 2020年11月に北九州を訪ねた際、くろがね線の列車に遭遇した。牽引するのはいつもの85ED-1形電気機関車、この日はE8501であった。

推進は70DD-3形ディーゼル機関車D705。

1枚目の戸畑行きは13:08通過、2枚目の八幡行きは13:58通過であった。いずれも中頻度運転時に列車をみかける時間帯である(→中頻度運転については、過去の記事 を参照のこと)。

 

私が注目したのは、架線柱の間に新たに建てられた信号ケーブル用の電柱である。すでにケーブル類を支持しており、ビームを支える架線柱がいつ無くなっても列車の運行には支障が無い状態である。当ブログで何度かお伝えしてきたように、2013年頃から電気機関車の老朽化による故障は深刻で、集電装置も菱形の旧製品が製造停止のため東洋電機製のΣ型(いわゆるシングルーアームパンタグラフ)に換装したほどである。もし、老朽化した電気機関車をディーゼル機関車に置き替えるならば、架線は不要になる。信号ケーブル用電柱の建立が、非電化化の布石なのかどうか、今後の動きに注目である。

なお写真の場所は夜宮で、いずれの場所からも徒歩5分の谷底にセブンイレブンとバス停があり、訪問も容易である。

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2021年5月15日 (土)

【くろがね線を読み解く】第302回 ■くろがね線定点観察(2020年夏)

 2020年のお盆休み、青春18きっぷで東海道・山陽本線を下りながら撮影を続け、最後は小倉にたどり着いた。

昼前に戸畑第一操車場へ行ってみると、11:50頃に八幡第二操車場からの列車が到着、入換ののち、

 

12:05頃に八幡に向かって発車していった。低頻度運転の時でも、陽が昇っている時間内に限ると朝・昼・夕の3本は運行されることが多いため、狙い通りである。運行頻度に特に変化はなさそうであった。

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2020年6月26日 (金)

【くろがね線を読み解く】第301回■日没後のヘッドライト点灯入換

Y製鉄所の機関車のヘッドライトは、黒く汚れていて点灯状態を確認できないことが多い。が、日が暮れると、機関車によってはぼうっと明かりが見える時がある。

当時、ちょうど機関車へのLEDヘッドライト取付を開始した頃で、日中はあまり点灯状態が目立たないため暗くなってから訪ねたわけであるが、ボンネットに増設されたLEDライト以外に、本来のヘッドライトも点灯しているのを確認することができた。

ヘッドライト3灯を点灯、旋回灯2灯を点滅させ、戸畑第一操車場で貨車入換中の、D625。

一操でD625と同時に入換をしていたD612。こちらもLEDライト増設、キャブ中央の電球ライト点灯、両端の旋回灯点滅で煙を出している。2015年冬撮影。

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2020年6月25日 (木)

【くろがね線を読み解く】第300回記念■ダブルK地区の高炉休止迫る

 5年前の連載200回記念記事で言及した、2020年度末のK製鉄所(旧Y製鉄所)K地区高炉休止が、いよいよ迫っている。当初案で年度末(2021年3月)だった休止計画も、世界市場での鉄鋼製品の需給バランスや、新型コロナウィルス感染拡大による経済的ダメージの影響により変更を余儀なくされ、前倒しで来月2020年7月に休止することが、既に発表されている。

K地区で製銑・製鋼(および連鋳)工程が止まっても、後工程の圧延工程は残るため、岩壁への製品移送に鉄道を使用し続けるのであれば、機関車がすべて無くなるとは考えにくい。が、多くの機関車が運用を失うことは避けられないだろう。老朽機関車はそのまま廃車、一部の新型や機関換装済み機関車については、他地区への転用も想定される。上のD306・D307を含め、かつて旧住金時代のクリーム色+マルーン塗装であった機関車も、ほとんど(おそらく廃車が確定しているもの以外すべて)が、既にY製鉄所標準塗装に変更済みである。

(この場所については、以前の記事の注意点を参照のこと)

高炉休止が決定しているのは、K製鉄所K地区だけではない。S製鉄所K地区も二基ある高炉のうちの最後の一基、第一高炉を2021年9月末をめどに休止する予定である。第二高炉は2020年2月15日をもって、既に休止している。

K製鉄所は、元々ステンレス鋼を主体とする特殊鋼の生産拠点であったが、同業他社のN金属工業との合併を経てN社の連結子会社となり、2020年4月の製鉄所統廃合でS製鉄所K地区になった経緯がある。2019年夏の台風15号の猛威により、二つある製鋼工場のうちの一つが損傷し、復旧におよそ10か月を要するとの報道があったが、K製鉄所K地区同様、世界的な情勢変化により、復旧を待たずに製銑工程が休止することになる。機関車2両(写真はDB403・DB406)が並ぶ光景も、いよいよ見納めとなるのだろうか。

(撮影場所は、社有の駐車場ではありません。ご注意を)

二つのK地区の高炉休止後の構内鉄道の動向については、今後も注意が必要である。

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2020年6月 8日 (月)

【くろがね線を読み解く】第299回 ■8086列車vs205系南流山デッドヒート

 2016年3月ダイヤ改正から開始した、鉄鋼メーカーN社Y製鉄所発送の150mレール輸送。2020年3月現在、越中島貨物発着列車の走行区間のうち新鶴見機関区所属のEF65形が牽引するのは、下り8087レの新鶴見→新小岩信間と、上り8086レの新小岩信→横浜羽沢間である。前者は夜間走行だが、後者は夕方の走行となるため、越中島貨物からのEF65形+150mレールチキを狙うなら、返空である。

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2020年3月ダイヤ改正以降の8086レは以前別記事にて紹介したが、日照時間の長くなる5月下旬から7月下旬は武蔵野線沿線でも撮ることができる。南流山駅では、上り旅客列車の発車時刻と8086レの到着時刻の差が1分しかないため、デッドヒートは相変わらず健在。205系電車も海外譲渡が進み残り僅かとなったなか、先月はEF65形国鉄色の8086レ、三鷹車両センターから転属してきたE231系との並びも見られた。通常は手前に旅客列車が被ってジ・エンドなのだが、

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タイミングが合えば、抜けきって、夕陽を浴びる8086レ単独の姿も捉えることができる。博打になるので遠方から訪問される方にはこの上りホームからの撮影はお勧めしない(逆光でも下りホームからをお勧めする)。牽引機は新鶴見機関区所属の2089号機。

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停車時間は15分前後あるため、後続の上り列車で一駅先回りしてリトライも可能。こちらは下りホームからが順光である。夕方のラッシュ時で乗客も旅客列車の本数も多くなるため、周囲への配慮と安全には注意されたい。

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2020年1月28日 (火)

【くろがね線を読み解く】第298回■住金小倉D506のルーツを巡る議論に終止符を打つ

 今回は、Y製鉄所小倉地区(元 鉄鋼メーカーS金属工業小倉)のディーゼル機関車D506について、言及してみたい。以前の記事では、D506は、平成筑豊鉄道伊田線金田駅から分岐していた三井鉱山専用鉄道(金田-田川市見立間 粁程5.2km)の機関車で、日立製50tB-B機の丸屋根タイプ2両(No.2とNo.3)のうちのいずれかであると述べた。しかしこの2両、外観上以下の相違点があり容易に識別することができたのである。

  • No.2 ・・・ 前部標識灯(ヘッドライト)がボンネット上部に突き出ており、台枠上に伸びた握り棒は逆U字型
  • No.3 ・・・ 前部標識灯(ヘッドライト)はボンネット上辺より下に付いており、台枠上に伸びた握り棒はI字型

D506を見てみると、以前の記事で分かる通りNo.3の特徴を有していることがわかる。渡辺肇著「日本製機関車製造銘板 番号集成(以下、渡辺台帳とする)」を見ても、三井鉱山ないし三井と名の付く納入先へ納品された日立製50t機関車で、1機関搭載かつ丸屋根世代なのは、製造番号12857(No.2)と13079(No.3)の2両しかない。したがって、住金小倉D506は、三井鉱山専用鉄道(金見鉄道)No.3であると結論付けられる。

実車の比較については、岩堀春夫氏のこちらのブログ記事にNo.2とNo.3が両方掲載されているので参照いただきたい。

 これまで、ある資料の重大なミスが趣味者の議論にたびたび混乱を招いていた。その資料とは、沖田祐作編「機関車表 フルコンプリート版」である。「福岡県専用線編」のpp12871-12872に、SRCの武藤直樹氏が撮影された三井鉱山専用鉄道No.2、No.3とされる写真が掲載されているのだが、No.3の写真は実際にはNo.3ではなくNo.2の写真であり、全く同じ写真が二重掲載されているのである。推測になるが、おそらく撮影者起因ではなく編集側のミスによるものであろう。渡辺台帳によると、もともとNo.2とNo.3はどちらも同じ日立製作所製の50tB-B機関車であり、寸法も屋根形状も同一である。このため機関車表 フルコンプリート版は、車体に記された番号以外では外観から識別することができないかのような誤解を与える資料になってしまっている。が、実際には外観で識別が可能であった。

厳密には、ヘッドライトのように着脱可能なパーツを個体識別の手掛かりにするのは好ましくなく、車体や台車の振替を経てもなお不変の部位に着目すべきである。そういう意味では、キーになるのは台枠上の握り棒である。握り棒は台枠に直接溶接されているので、振替で変わることはないし、作業のし易さや安全への配慮から増設することはあっても、わざわざ形状の異なるものに交換することはまずないため、重要な手掛かりとなる。D506の握り棒は、リンク先の記事の写真の通り、紛れもなくI字型である。これで、安心して眠ることできる趣味者が一人でも増えれば幸いである。

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2020年1月24日 (金)

【くろがね線を読み解く】第297回■戸畑第一操車場発車(2019)

 くろがね線の記事を書くのは、今年初めてとなる。とはいえ昨年秋以降撮っていないので、その時の写真から。

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低頻度運転でもだいたいこのくらいの時間帯なら運転しているだろうという経験と勘により戸畑第一操車場を訪問すると、ちょうど構内用ディーゼル機関車が入換をしていた。15~20分ほど経つと、八幡第二操車場に向け、くろがね線は発車していった。編成は、E8501+熱塊カバー台車4両+熱延コイル台車4両+D705。草刈りは数年に1回であるが、そろそろ実施していただきたいくらいに茂ってきた。次回訪問時は、まだ見たことのない別タイプの熱塊カバー台車も見てみたいものである。

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2019年12月25日 (水)

【くろがね線を読み解く】第296回 ■D507整備工場出場

 2019年のお盆休みは鉄道を乗り継ぎながら西へ帰省の旅。途中小倉に宿泊する日の午後、当初は青春18きっぷで在来線乗り継ぎのため夜にチェックインする予定であったが、九州鉄道記念館のイベントでEF81形303号機が展示されるというので、それに間に合うよう急遽新幹線移動に変更、小倉駅に15時頃到着し、荷物を置くため早めにチェックインすることにした。部屋の窓を開けて換気していると、汽笛のような音が聞こえ…

D507_depot

整備工場から、Y製鉄所小倉地区のディーゼル機関車D507が自力出場してきた。この場所は以前紹介しているが、異なるアングルからは初見となる。窓ガラス越しではない点が素晴らしいが、窓の開く方向は部屋毎に異なるので、ホテルの外から観察するなど下調べが肝要である。北陸重機工業製の45tB-B機で、既報の通り塗装は住金標準塗装からY製鉄所標準塗装に変更済みである。機関車の整備はそう頻繁に実施するものではないので、なかなか珍しい場面に遭遇できたことになる。

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