前回の記事

 

-「道化師」の国会演説-

 

 

・ナチスと関連ある男が語る「平和」

 

 

 

 

 

 

 

2022年3月24日(木曜日) 『朝日新聞/読売新聞/毎日新聞/日経新聞/東京新聞/産経新聞』記事より

 

 

以前、ウクライナのゼレンスキー大統領を「アジテーター(扇動者)」であるがゆえ、彼を国会に招いてはならないと警鐘を鳴らした大日つねき氏だったが、まさに『予言通り』の展開となった。

 

日本の議会で、ゼレンスキー氏は「圧力(戦争)のみによって平和を勝ち取ることができる」と豪語した。

 

世界の最有力言説を支配する人は、誰であれ世界そのものを支配する。シリコンバレーやハリウッドや寡頭政治「ニュース」メディアなどの言説支配機構は、アメリカに中央集権化した帝国を維持する上で、米軍より遙かに大きな役割を演じている。

<中略>

権力に奉仕する体制が必然的に権力自身を統合し、強化するのを可能にし、次第に全人類をその意志に従わせる方向に向かっている。

<中略>

アメリカに中央集権化した帝国の外国政策行動は、本質的に、国々をその塊の中に吸収し、拒否する国々を破壊するため継続的に動いている不従順に対する休みなしの戦争だ。

<中略>

客観的に起きていることだけ見れば、見えるのは、単一の最有力の権力構造が、世界の大多数の資質や富や情報を支配し、服従しないどんな国でも罰する姿だ。これが物語るのは、益々世界の多くを支配するために、何であれ、しなければならないことをしている権力構造があり、次に、なぜそれが起きる必要があったかについての言説を我々が与えられるということだ(何たらかんたらの理由で、サダムは去らねばならず、何たらかんたらの理由で、NATOは拡張する必要がある等々)。

 

※<>は筆者注

 

ウクライナの「民主主義」を守る:言説のマトリックスの端からのメモ: マスコミに載らない海外記事 (cocolog-nifty.com)

 

なぜ彼がそのような発言をしたのかも、一刻も戦争を終わらせて、民間や国土への被害や無限化する憎悪を断ち切る行動に全力を尽くすのが、本来の指導者としての立場だと私は思いますが、20世紀における二つの大戦をみて「武力同士のぶつかり合い」が数千万人の命を奪い、殊に現代では『核』という究極破壊兵器が、無用な挑発の果てに人類まるごと「破局」へ向かわせることだって可能なのだ。

 

 

本日の毎日新聞(2022年4月5日記事)では、米のグラミー賞(第64回/ラスベガス)「場違い」な登場(ビデオメッセージ)を載せたことも奇妙ではない。それは先の引用記事で明らかなように、帝国の言説発信の「一大機関」での発表は、彼がコメディアン時代にイチモツでピアノを弾いたことよりも、ずっとインパクトがあるだろう。

 

※『香港デモ』にも出没していたウクライナ・アゾフ大隊(連隊)

 

ウソの帝国からの反響は、あらゆる馬脚を現している。ウクライナでの和解策を促進する意図はワシントンには皆無で、それがコメディアン、ゼレンスキーの休みなしの引き延ばし戦術を説明している。最高の目標はロシアにおける政権転覆であり、それゆえロシアと、あらゆるロシアのものに対する国家総力戦のために、全てが正当化される。ウクライナは、ゲームの駒に過ぎない-あるいはもっと酷く、単なる砲弾の餌食だ。

<中略>

これは、過去8年間のドンバスにおける14,000人の死が、直接例外主義者の責任であることも意味する。あらゆる種類のウクライナ・ネオ・ナチは、アルカイダあるいはダーイシュ、いずれとつながっていようともシリアの「穏健反政府派」と同様、使い捨てだ。最終的に生き残る連中は、1980年代のアフガニスタン聖戦株式会社の安っぽいリミックスである新進のCIAが資金援助するネオ・ナチに常に加わることができる。彼らは適当に「調整される」だろう。

 

※<>は筆者注

 

再びナチズムを偉大にする: マスコミに載らない海外記事 (cocolog-nifty.com)

 

 

かつてオバマ大統領は「アメリカ人のみが使い捨てにされない存在だ」と演説で述べたように、どこの国の人々の気にかけたりもしない。

 

そして、当時の腹心であったバイデン氏を現在のトップに、(現地民族主義者と密接な)東欧の三下ゼレンスキーを「永続戦争」のための広告塔として利用することは、現代史を振りかえって、日本の岸信介や韓国の朴正熙など、古今東西の右翼政権や集団を利用して自国覇権を維持してきた「歴史」を振り返れば、この先も“同じパターン”で戦争の火種を振りまいてくることは容易に想定できます。

 

 

<参考資料>

 

・2022年3月24日 『朝日新聞/読売新聞/毎日新聞/日経新聞/東京新聞/産経新聞』記事

 

・同4月5日 『毎日新聞』記事

 

・マスコミに載らない海外記事 『ウクライナの「民主主義」を守る:言論のマトリックスの端からのメモ』

 

・同 『再びナチズムを偉大にする』

 

 

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