ブチャの虐殺事件といわれるものは、要するに、2014年のマレーシア機墜落事件と同じだと思う。
2014年は、チンピラを使ってクーデターをやったものの、ドンバス地域が反抗して全然収まってくれないので、殺しに行くことにしたがそれも上手くいかない。いかないどころかクーデター側が大挙して捕まってたんじゃないかと言われる状態になった。そこで、飛行機が落ちた。
そこからオバマが、まだ誰も場所の特定の騒ぎも起きてないところで、親ロ派の犯行だと断言して、いうところの巨大な制裁がロシアに課された。
今回も、実際問題ウクライナの軍と言われるものは、包囲された中で潰されるか投降するかしかない状態で、その中でオペレーショナル・レベルでの抵抗を繰り返して軍事的にいえば無駄な行動をして死傷者を出しているのにすぎない。
(ロシア軍が包囲した相手側に対して火力を使って全滅させる作戦を取らないからここまで来てる、という言い方もできる。最後までやらないか否かは相手の出方次第)
ということは、ここまで、ウクライナ軍とロシア軍が互角に戦っているみたいな仮想戦記を書いてきた人たちは行き詰まっている。そこで、今度は、ロシア軍の残虐さをテーマに設定して、話を作って、西側主流メディアが騒いで、国連まで持って言って、数にものを言わせてロシアを人権委員会から追い出して快哉をあげ、これを続けることで、ロシアを孤立化させよう、というプランではなかろうか。
■ 際立つナチ組
で、国連総会での投票の様子がこれ。青が、ロシアを追い出せに賛成の国。
何度やっても、ナチを英雄とするいわゆる西側とそれ以外が別れる仕様になってきた。
これが、現状、ナチズムの英雄化と戦いましょうという議案に対して、賛成の国(緑)と、反対の国(赤)、棄権の国(黄)の図。
一極が終わった姿 (2) ナチ(NATO)vs その他
■ NATO関与
で、現在のメインストリームでは、ウクライナ vs ロシアというフレームで話を作ってるけど、そうはいっても、NATOが深く関与していることはもはや秘密でもなんでもない。
NATOがウクライナ軍をトレーニングしていたことはNATO側も認めているし、そもそも、猛烈な金を出して武器を供給し、今も供給し続けている。
そして、ウクライナという現場では、NATO諸国の将校だか軍事アドバイザーだかが、多数存在確認されている。部分的には、死体となって確認されているわけだが。
そんな中、際立っておかなしな話として噂が噂を呼び続けているのが、マリウポリ。現在、ここは港側のごく一角にアゾフとその仲間たちが陣取って投降しないという状況が続いている。そこで、3月末から奇妙なことが起こった。ウクライナ軍のヘリが近づいて来る。当然、ドンバス+ロシア側から撃たれる。撃たれるがまた来る。そこまで危険を冒してまで回収したい重要人物、または、重要なモノがそこにあるのか、という話になった。
他方で、この間、フランスのマクロン大統領が一再ならずプーチンに連絡して、人道回廊を作る、とか言い出す。なぜ?となるのは当然で、つまりそれはフランス軍の関係者、それも、義勇兵とカモフラージュできない人(正規の命令を受けた人)が取り残されているのか、という噂となった。トルコ海軍が船を出す、とかいう話もあった。
だがしかし、そうなるとますます疑問になるのは、人なら、ヘリに載せて出るよりも、ロシア当局との協議の上、陸側から出る方が安全だし可能だろう、ということ(トルコ海軍が絡むことが可能になるには、いずれにしてもロシア当局のOKが得られなければならない)。だがヘリに拘る。これは、ひょっとして何かモノを運びたがっていた、or いる、ということなのか、というところでまだ疑問は解けていない。
■ ギリシャでアゾフを誇る
他方、ゼレンスキーによる演説の旅は続いており、一昨日はギリシャで行われた。ギリシャは、マリウポリにギリシャ人コミュニティーがあるので、ヨーロッパの中でも最もこの間の事情に通じている人たちが多い国と言っていいんじゃないかと思う。だがそれは一般人のこと。
支配層はがっちりEU/USAに支配されているので、メインストリームは、ギリシャ一般人が見聞きして話していることとまったく異なる現実を報じ続けているらしい。ヨーロッパはまぁみんなそうだと言って過言じゃないけど。
そして、ゼレンスキーは国会議員を集めたスピーチの中でアゾフ所属の男を出し、それがギリシャの一般人たちを激怒させている模様。
ギリシャは、ファシストと戦った国なので、そこにナチ賛美の集団を連れてきて、お前と俺らは仲間だと言われていることそのものを一般人は屈辱としているんだろうと思う。というか、実際ネット上ではギリシャ人はそう言ってる。
だけど、多くの西側の人間はそういう歴史を全然習ってないし、そもそも、ソ連憎しを教え込みすぎて、ナチだってそんなに悪くないだろうとしてしまっている土壌なので、ナチ/ファシスト支配下にあった人たちの気持ちなどというものは共有されないんでしょうね。
そしてもちろん、ナチversion 2の世界が、そんな個々の人間の歴史やら尊厳なんてものに関心を払うわけもないので、このような興行が滞りなく行われている、と。
ますます、まったくこれだったなと思わずにはいられない。
ベルリンの壁の崩壊:ナチ・リベ勃興の日
田岡俊次の「古い」解説&リベラル勢の危機
■ 相手が見えないナチリベ
で、これらの西側なるナチversion 2の懸命の行為は、ロシアに何をもたらすのか。
それは、ナチとの戦いは正しいという確信以外の何物でもないのでは?
この間、レバダという反クレムリンで名高い西側が好む調査機関から、ロシア人の今般の「特殊作戦」に対する反応が高く、プーチン支持が8割を超えているという結果が出たことを書いたけど、多分、それどこではないだろうと思う。ほとんどすべてのロシア人が、がんばろう、になってると思われる。
なぜか。まず第一に、ドンバスで人質になっていた人たちの窮状を救うべきという事態が非常に強い団結を呼ぶ。これは、普通の国権派とかナショナリストだけでなく、むしろ、それ以上に、普通の意味でのリベラルな人たちを動かすものだと思う。ということは、(開けてみた惨状によってますます)常に反プーチン、反クレムリンのリベラルな人たちもまた、同様に、どうあれウクライナのナチ化は終わらせなければならない、と思ってると思う(事実、そうだという説が出てきた)。つまり、ロシアにおいては、西側に与したい特殊な人々を除けば、今般の事態にアンチになる要素がない。
第二に、西側、特にヨーロッパ諸国がこれでもかと反クレムリンではなく、反ロシア、反ロシア人に走ってしまったため、ロシアの中で、イギリス、ドイツ、フランスといった国々との良い関係を念頭に考えていた、行動していた人たちは失望せざるを得なくなった。これもまた、リベラルか国権派かなどという区別を無効化する。我々は皆等しく西側諸国の敵であり、破壊される側なのだと考えるしかなくなるでしょう。
ということなので、ロシアは、全土が、今は戦いの時、でしょう。
まさしく、 Our cause is just, the enemy will be defeated, victory will be ours (我々の理由は正しい、敵は滅ぼされる、勝利は我々のものだ)のモメントだと思う。冗談じゃなくて。
そして、ここが西側のナチリベが馬鹿なところだと私が思うのは、こうやって反ロシアを煽れば煽るほど、ウクライナという場の中の多数の人が、自分もまた差別されている、敵視されている、殺される側なのだと思っていくだろう、ということが読めない。
なぜなら、西側でストーリーを書いている人たちは、「ウクライナとロシアは別の国で、ウクライナ人はロシア人を嫌っている」という自分で書いたプロパガンダを自分で信じているから。
このお馬鹿な行動によって、ロシア軍によって解放されロシアからの支援を得て安堵した人々は、ゼレンスキーを「我々の大統領」とみなす人々ではなく、I'm Russianになっていくのじゃなかろうか。
生き死にがかかった時、嘘も体裁も建前も役に立たない。
知識人として恥ずかしい基礎的な言い間違いやら事実誤認が連続。しかも何を言いたいのかが不明なんですが、
今回のウクライナで抜けているのが全員が丸々忘れているらしい2014年7月17日のマレーシア機撃墜事件で、この時ウクライナ空軍戦闘機が追尾していたとの目撃情報があり、ウクライナ側に運行記録とか管制との通話記録の提示を求めたが有耶無耶に。まさかウクライナ戦闘機が撃墜したとは思わなかったが、今回のブチャ事件で考えが甘かったことに気が付いた。政府に一番近い政治記者山田孝雄は1983年の大韓機撃墜事件と関連して論じていたのですから真相に気が付いているのですよ。
これを指摘したコメントを元テレビマンの岩下俊三ブログと、現役医師で元自衛隊幹部医官rakitarouの気ままな日常に送ったのですが、何故か返答のコメントに躊躇しているらしいのです。
事実なら、確かにこれは何とも怖い話で話題にするのが躊躇われる
思えば、元祖ナチのウクライナ侵攻においても、スラブ人を徹頭徹尾蔑視し生殺与奪の権を完全掌握したと勘違いしまくった占領政策が、バンデラ主義にまるごと同調するのではないウクライナ大衆の離反・反抗を招いたわけで。
本来的な人間性だとか、千年単位の民族史的記憶というものを軽んずる姿勢は、元祖ナチにおいては社会ダーウィニズム、ナチVer.2においては新自由主義という、双方エセ科学の名のもとで正当化されていた(い
)るような気がします。