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ほぼ日刊イトイ新聞

2022-04-08

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・たぶん、いままでの経験からいうと、
 今日これから書くようなことは、あんまりウケない。
 そんな気がしますが、いつか書いてみたかったことです。

 さて、書いてみたいのだけれど、書く内容が定かではない。
 じぶんでもよくわかってないことを書くのは、
 やらないようにしていたのだけれど、今回は特別とします。
 夢のような、妄想のような、あいまいなことを書きます。

 東京オリンピックの開会式のときに、
 「ピクトグラム」のパフォーマンスがあったでしょう。
 競技の各種目を「絵文字」みたいに表現するやつ。
 あれって、とても具象的なものもあるけれど、
 かなり抽象的な表現もありますよね。
 もっとも知られている抽象的なピクトグラムとは、
 ハートのマークじゃないかと思うんです。
 あとは、ダメっていう意味のバツじるしとかも。

 で、「品詞」というもののピクトグラムをつくれないか? 
 名詞、動詞、形容詞の3種類を大きな基本セットとして、
 副詞とか助動詞とか接続詞とか冠詞とかを、加えていく。
 どういう表現が「名詞」の象徴になるのかわからないけど、
 「動詞」も「形容詞」も、ぼくにはわからないけれど、
 なんとかピクトグラムにできたとしたら…。
 こんどは、それをレゴブロックのような玩具につくります。
 形容詞のブロックは名詞につなげられるとか、
 副詞は動詞につなげやすくできていたりするわけです。
 ブロックの大小や、つながり方のちがいや、色などで、
 「品詞」をいろんなふうにつなげて遊ぶのが目的です。
 世界中に、いろんな言語がありますが、
 どれも品詞と文法でできていることにはちがいはない。
 ないですよね? あるのかな? 
 「ピクトグラム」と「つなげられるブロック」をつかうと、
 それぞれの言語がどういうふうにできているか、
 もっとイメージできるんじゃないかと思ったんです。
 そして、どの言語も、よく似ているなということも知る
 …なんてことを、ひとり静かに考えていたのでした。

 「おまえはなにを言っておるのだ」と思われそうですが、
 よくぞ、ここまで読んでお付き合いくださいました。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ここから先の考えを積み重ねる力が、ぼくにはないんです。 


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