社会現象的売れ行きにもかかわらずソニー驚異の供給能力でほぼどこでも買えるプレイステーション3ですが、主戦場である北米ではさらに圧倒的な人気を博しているようです。

ゲーム雑誌EGMがソニーの「ゲーム人口を拡大する男」ことジャック・トレットン氏にインタビューしたところでは:

EGM:
簡単な調査によると、PS3の列に並んだ人の約半数はebayで転売目的だったようです。いまでは店頭在庫もたくさん見かけますね。


トレットン:本当に?

EGM:ええ。

トレットン:
アメリカのどこでも、PS3が5分以上在庫されてるのを見つけたら1200ドル進呈するよ。いまここでバイヤーに電話をかけて確認してみようじゃないか。アメリカの小売店でプレイステーション3を在庫しているところは一軒もない。数分で売り切れてしまうからね。[原注:インタビュー日時は2007年1月はじめ]

EGM:
しかしゲーム店を無作為に18店舗選んで問い合わせたら半分は在庫がありましたよ。(大手の) Best BuyやEB Gamesも含めて。何軒かは20台近くあるそうです。欲しければいま買えるようですが。

トレットン:
北米では発売から43日間で100万台以上を出荷したし、いつ店頭に並べるのか、その店員が本当のことを言っているかどうかも分からないが、でも18店のうち9店にしか見つからないなら、やっぱりすごい売れ行きってことを証明しているじゃないか。
(※ 変な人ではありません。先日SCEI CEOに昇任された"Kaz" 平井氏の後任としてソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ (SCEA)の最高経営責任者を務めるとてもえらいひとです。 )

現実みたいな小さなものと戦っているようではソニーグループ一社の最高責任者は務まらないことが分かる実に頼もしい発言です。あと、「我が軍は連戦連勝」しか報告しない将軍がいたら馘にしたほうがいいと思います。


[via 本家EngadgetJoystiq。人気webコミックPenny Arcadeにも登場。]