アジア・欧州(+たぶん米国)で発売されたばかりの薄型PSP / PSP Lite / PSP-2000に早くも来るべきものが来たようです。MAXCONSOLEによると、ロシアのハッカーチームM33が新PSPのシステムソフトウェア3.60に基づいたカスタムファームウェアを公開、ソニー非承認の自作ソフトほかを動かせるようになりました。

システムソフトウェアの書き換えに利用されるのは先月話題になった「パンドラのバッテリー」ハック。バッテリー側にコマンドを書き込むことでPSPをサービスモードに入らせメモステから本体を書き換えるという技でしたが、内蔵フラッシュメモリの量などが変更されている新PSPでも基本的には痛痒 通用するとのこと。

現在公開されているカスタムファームウェア3.60 M33は純正3.60の機能のほか、従来の旧カーネル用自作ソフトが起動可能。ただしカーネル1.50用ソフトの一部は新PSPのハードウェア的な変更から問題が発生するものの、ソフトウェアの側を対応させることは容易とされています。

これまでアップデートの度に必ずダウングレーダーやクラックが発表されてきた歴史から遅かれ早かれ登場するとは思われていましたが、かなり「早かれ」のほうに近かったようです。13日発売の限定版を予約した方にはもちろん、20日発売の新PSPをどうしようか迷っている方の一部にとっても購入を決断させる良いニュースなのではないでしょうか。ロシアのトップガンたちに感謝やご祝儀を送りたいかたはこちらから