■『ポップUP!』は人気情報番組の寄せ集め

 4月5日の『ポップUP!』は、下北沢の新スポット紹介、社会学者の古市憲寿氏(37)によるマル秘生トーク、「ご当地じゃがりこ番付」、「元AKB48西野未姫もてなし親子旅」といったラインナップだった。

「古市さんは『めざまし8』(フジテレビ系)といった情報番組での鋭い物言いが人気ですが、『ポップUP!』のマル秘トークでは、その古市さんの1日のスケジュールや“最近ゴルフを始めた”という告白など、はたして視聴者が求めているのかどうか、首をかしげたくなる時間もありました。

 また、『ご当地じゃがりこ番付』を紹介するコーナーでは、火曜パーソナリティの三浦翔平さんが司会を担当していましたが、本業は俳優ですから、生番組での回しにはまだまだ慣れていないんでしょう。進行がおぼつかない場面もたびたび見られましたね」(前出の制作会社関係者)

「ご当地じゃがりこ番付」のようなランキングを『ラヴィット!』で取り上げる際には、芸人たちがランキングをよそに大喜利を繰り広げ、MCの麒麟川島明(43)が突っ込んだり、フォローを入れるといった展開が番組の“お約束”になっている。

「それが『ポップUP!』では三浦さんや局アナの佐野アナや山崎アナが回すわけですから、特に大きな展開もなく進んでいく。そのグルメ番付のあとに『ノンストップ!』のような討論コーナーが始まるなど、『ポップUP!』は人気情報番組の寄せ集めのような状態にあります。

 そして数字はあまりにも残酷で、“ご祝儀”がなかった初回からさらに視聴者離れが進みました。4月5日の第2回は視聴率を落とし、世帯2.1%、個人1.0%と信じがたい視聴率になっています。3時間生放送をやってこの数字。これは、裏で放送されているテレビ東京の『昼めし旅〜あなたのご飯見せてください!〜』の世帯2.2%、個人1.2%より低いものですからね……」(前同)

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