【重要】STEPN(ステプン)の税金計算を分かりやすく解説!

日本でも流行中のNFTゲーム「STEPN(ステプン)」の影響で、仮想通貨取引を始めたという人は多いのではないでしょうか。

既にPancakeSwap(パンケーキスワップ)などのDeFi取引に慣れている人にとっては、税金や確定申告の不安は大きくないと思いますが、そうでない人にとってはどこからが収益で、どこからが経費なのかなど分からないことだらけだと思います。

今回はNFTゲーム「STEPN(ステプン)」の税金や確定申告に関連する情報について解説をしていきます。

筆者は税理士ではないため、本記事に含まれる内容は正確ではない可能性があります。本記事を参照して発生した損失・損害は、当サイトでは一切の責任を負いません。
管理人こん
確定申告が不安な方は、必ず税理士に相談しましょう!

STEPN(ステプン)のサービス概要

STEPNのサービス

STEPN(ステプン)の税金・確定申告の情報をお伝えする前に、より理解が進むようSTEPN(ステプン)のサービス概要についてきちんと理解しておきましょう。

STEPN(ステプン)で報酬を得られる仕組み

まずはじめに、STEPN(ステプン)で報酬を得られる仕組みについてきちんと理解していますか?

うさぎさん
走ったり、歩いたりしたら仮想通貨が貰えるんじゃないの?
管理人こん
その解釈はあまりオススメできません。
STEPN(ステプン)はNFTステーキングの一種です。そのため正しい解釈は「STEPN(ステプン)にNFT(靴)を預け入れることで報酬を得られる」という方が正しいです。
ただSTEPN(ステプン)は走る・歩くなどのイベントをおこなったタイミングでしか報酬が割り当てられません。
NFTステーキングとは、保有しているNFTをプラットフォームやプロトコル上に預け入れることで、ステーキング報酬やそのプラットフォーム上の特権を得ることができます。
ステーキング報酬とは、かんたんに言えば銀行の預金金利と同じです。
ステーキングについては今回の主題と逸れるため割愛しますが、興味がある方は以下の記事も読んでみてください。
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pancakeswap
まとめると、STEPN(ステプン)はNTFステーキングの一種で、走る・歩くなどのイベントに応じて報酬を受け取ることができるサービスです。

ステーキングの収益計算

STEPN(ステプン)はステーキングの一種だということを理解したところで、国税庁のステーキングの取り扱いについて確認してみましょう。

実は国税庁は2021年12月に、「暗号資産に関する税務上の取扱いについて」という文書で、ステーキングの取り扱いについて言及をしています。

以下、ステーキングの取り扱いに関する文章の抜粋です。

いわゆる「マイニング」、「ステーキング」、「レンディング」など(以下「マイニング等」といいます。)により暗号資産を取得した場合、その取得した暗号資産の取得時点の価額(時価)については所得の金額の計算上総収入金額(法人税においては益金の額)に算入され、マイニング等に要した費用については所得の金額の計算上必要経費(法人税においては損金の額)に算入されることになります。

この内容のポイントを端的にまとめると、以下の3ポイントになります。
  • ステーキングはマイニングと同じ扱い
  • 収入金額は取得時点の価額を扱う
  • 要した費用は経費にできる

特に気をつけたいポイントは、「収入金額は取得時点の価額を扱う」ということです。

このことも踏まえながら、収入・経費について詳細に解説をしていきます。

STEPN(ステプン)の収入

改めて、STEPN(ステプン)の収入について考えていきましょう。

STEPN(ステプン)で報酬がもらえるタイミングは「走る・歩くなどのアクティビティが完了した時」です。

ただSTEPN(ステプン)は、アクティビティが完了した際にGSTが自身のウォレットに振り込まれるわけではありません。

一度Spending Accountにプールされ、実際に引き出す時に自身でウォレットに送金する必要があります。

これはPancakeSwap(パンケーキスワップ)の「Harvest」機能と似ていますね。

つまりSTEPN(ステプン)では、「走る・歩くなどのアクティビティが完了した時」にはトランザクション(取引)は発生していないのです。

ということは、STEPN(ステプン)の日本円換算はSpending Accountからウォレットに送金をした時のみで良さそうです。
STEPN(ステプン)の収入
他にも購入したNFT(靴)をより高値で売れた場合、取得時の日本円換算額と、売却時の日本円換算額の差額が収入となります。
STEPN(ステプン)のNFT(靴)購入はSOLで行われているため、売買の計算はGSTではなくSOLになります。
以下の図は、NFT(靴)を売買した時の例です。この例だと、SOLの価格は上がっていますが、日本円換算すると損失として計上することになります。
売買の計上

STEPN(ステプン)の経費

ではSTEPN(ステプン)で経費にできるものは何かを考えてみましょう。

改めて、冒頭に述べた通りこの記事を書いた筆者は税理士ではないので、正しい情報ではない可能性があります。

あくまで筆者個人の見解だと思って読み進めていただければと幸いです。

まず「経費にできないもの」から紹介します。

・NFT(靴やジェム)の購入資金
・NFT(靴)のリペア費用
・レベルアップに必要な費用

NFTステーキングといえど、「資産を預けて金利を得る」仕組みです。

例えば投資信託を10万円分購入する時、その購入資金は経費にできるでしょうか?できませんよね。

そのためNFT(靴やジェム)の購入資金は経費にすることはできません。

またNFT(靴)のリペア費用も経費にすることはできません。

なぜなら、先述の通りSTEPN(ステプン)では、Spending Account内での行為はトランザクション(取引)が発生していないことになっています。

このことから、レベルアップ時に必要な費用、及びブーストのための費用も経費にすることはできません。

続いて「経費にできるもの」を紹介します。

・仮想通貨の取引手数料
・仮想通貨の勉強にかかった費用(書籍代・セミナー代)
・取引に使用したスマホやPCなど
STEPN(ステプン)を始めるためには特定のウォレットに送金をしたり、取引所に日本円を入金したり、様々な取引手数料がかかります。
これらの費用は経費として計上することができます。
但し取引に使用したスマホやPCは、仮想通貨取引以外でも使用することがあります。その場合、按分計算をしなければなりません。

例えばSTEPN(ステプン)を利用している時間が、1日の使用時間の10%で、スマホの通信費が5,000円だった場合、経費にできるのは5,000円×10%=500円のみです。

あくまで仮想通貨取引として使用している部分だけを経費にすることができます。

最後に経費にできるかできないか、解釈が難しいものを紹介します。

それは「STEPN(ステプン)をプレイするためのランニングシューズやウェア、交通費」です。

これらは、私の見解では「経費にできない」と考えています。

そもそも経費にできるものは「事業・取引に欠かせないものであるかどうか」です。

先述した取引手数料やスマホ、PCなどは、それらがないと取引自体ができませんよね。

一方でシューズや服、交通費は欠かせないものではありません。

しかし、例えばRunnerタイプのNFTを持っている方は「このランニングシューズを履かないと、早く走れない(ステーキングができない)」という主張が通るかもしれません。

ただ「皇居の周りでないと、早く走れない(ステーキングができない)」という主張は通らなさそうですよね。

いずれにせよ税務調査が入った時に、きちんと経費としての正当性を提示する必要はありそうです。またランニングシューズやウェアを経費計上する場合は、先述した按分計算を忘れないようにしましょう。

STEPN(ステプン)の収支計算

STEPN(ステプン)の終始計算

トランザクションデータの確認

さて、それでは実際にSTEPN(ステプン)の収支計算の方法について解説をします。

SOL関連の通貨取引は「SOLANA Explorer」というサイトで確認することができます。

まずSOLANA Explorerにご自身のウォレットアドレスを入力します。

ウォレットアドレスの取得方法は以下の通りです。

  1. STEPN(ステプン)のトップ画面右上をタップ
  2. 画面上部から「Wallet」を選択
  3. 画面中段からウォレットアドレスを取得

ウォレットアドレスの取得

ウォレットアドレスが取得できたら、「SOLANA Explorer」に移動しましょう。

SOLANA Explorer」はPCでの操作をオススメします。

SOLANA Explorerの画面上部のフォームに、ご自身のウォレットアドレスを入力します。

SOLANA Explorer

するとご自身のSOLANAに関連するトランザクション一覧が表示されると思います。

画面下部にあるHistoryを見てみましょう。

私の場合、Spending Accountから一度もウォレットに送金をしていないので、購入した時のトランザクションしか残っていません。

取引履歴の確認

TRANSACTION SIGNATUREは直訳すると「取引署名」です。取引の記録だと理解していただければ良いと思います。

このTRANSACTION SIGNATUREのいずれかをクリックして、取引の詳細を見てみましょう。

取引の詳細ではそのウォレットにおける取引時間や経費を確認することができます。

これでひとまず、経費の計算はできそうですね。

経費の確認

画面下部にいくと、実際のお金の動きが分かります。

下図は、私が他のウォレットからSTEPN(ステプン)で利用しているウォレットに送金したものになります。

NFT(靴)の売買や日本円に換金した際は、こちらで確認をするようにしましょう。

取引金額の確認

日本円に換算した価値を算出

さて、STEPN(ステプン)での取引履歴の確認方法を理解したところで、次は日本円に換算する方法を説明します。

先述の通り、取引詳細ページで取引時間を確認できるので、あとはその時間の日本円換算価値を確認すればOKです。

今回は上図の例「2022年3月5日9時10分」の「0.000005SOL」の価値について調べてみます。

CoinMarketCap」というサイトでは、様々な仮想通貨のチャートを確認することができます。もちろんSOLも扱っています。

SOLの価格確認

 

2022年3月5日9時10分ビタビタの価格は取得できませんでしたが、近い時間の価格は取得できました。

あとは、この金額を0.000005SOLにかけるだけです。

10,090.85円 × 0.000005SOL = 0.05円
うさぎさん
え!SOLの手数料安い!!
管理人こん
この程度なら経費は計上しなくても良さそうですね(汗)
取引手数料は経費として大きな効果は見込めませんが、NFT(靴)の売買は額が大きくなるのできちんと計算しましょうね。

面倒な確定申告を簡略化する方法

クリプタクト

さて、話題のNFTゲーム「STEPN(ステプン)」の税金・確定申告に関する情報をここまで説明してきましたが、正直かなり面倒ですよね?

そこで、オススメなのが仮想通貨損益計算サービス「クリプタクト」です。

クリプタクトのオススメポイントは大きく3つ。

  1. 手厚いカスタマーサポート
  2. 取り扱い通貨数が6,000以上
  3. 税理士も使用しているほどの正確さ

クリプタクトに関する詳細な情報は以下の記事でも解説しています。

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クリプタクト

特に一番のポイントは「手厚いカスタマーサポート」だと思います。

株式会社クリプタクトには、STEPN(ステプン)のようなステーキングも含め、仮想通貨取引の経験豊富な人材が多く在籍しているためカスタマーサポートが手厚く、今年始めて仮想通貨取引を始めた人でも安心して利用することができます。

また仮想通貨損益計算サービス利用者数No.1(※2019年8月株式会社クリプタクト調べ)であるため、業界全体から支持されているサービスであることが分かります。

これまで述べてきたようにSTEPN(ステプン)をはじめ、仮想通貨取引は複雑で、面倒な収支計算を細かく行う必要があります。

特に積極的にSTEPN(ステプン)を活用しているほど、確定申告に要する作業時間は膨大になります。

であれば、仮想通貨の確定申告のプロ集団がつくった「クリプタクト」を活用したほうが、申告上の不安を拭い去ることができる上に、時間的にも大幅に短縮することができます。

クリプタクトは無料でデモアカウントを作成することができるため、まずは試しに無料体験をしてみることをオススメします。