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ためしてガッテン ヒストリー
これまで放送した「ためしてガッテン」から選りすぐりのスゴ技を紹介!
疲れやすい体にサラバ!スタミナUP若返り術
健康

疲れやすい体にサラバ!スタミナUP若返り術

2015年8月26日(水)午後7時30分

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40歳を過ぎるころから、誰もが自覚する
「体力がなくなった…」「無理がきかなくなった…」。
そんな、疲れやすい皆さんに朗報です!

疲れにくい体のカギ、スタミナを左右するのはズバリ、
細胞内の「ミトコンドリア」。これを増やすことが、活力や持久力を向上させる決め手だったのです!

ミトコンドリアは細胞の中にある器官で、その働きは「体を動かすエンジン」。年とともに減ってしまうと、若い頃のような馬力がきかなくなってしまいます。

でもご安心。
実は、「エネルギー不足の状態」をわざと作ってあげると、
ミトコンドリアを増やす細胞のスイッチがオンになることが分かってきました。

例えば運動なら、たった1分「ちょいキツ」の動きで十分。
さらには、食事のカロリーを抑えたり、空腹の時間を長くとることでもミトコンドリアは増えてくれるのです。

夏バテぎみの体に効果が高い「本当のスタミナ食」とあわせて、
詳しくは、お役立ち情報のページへどうぞ!

今回のお役立ち情報
01

“ちょいキツ運動”でスタミナアップ!

スタミナ=持久力をアップさせるポイントは、細胞の中のミトコンドリアを増やすこと。
ミトコンドリアは、食事から得た糖や脂質、そして呼吸から得た酸素を使って、ATPという物質を作っています。ATPは、体を動かす“エネルギーのもと”。手足や心臓の筋肉、脳の活動など私たちが生きていくために欠かせないもので、スタミナの有無に大きく関係しています。

ミトコンドリアは、30代以降減っていきます。でも、暮らしの中に「あること」を取りいれることで、量を増やすことができます。それは、自分が少しキツイと思うくらいの運動をすること。

細胞の中には、「細胞内のATPの量」を監視している酵素があります。通常のウォーキングなどの場合は、それほどエネルギーを使わないためATPが不足することはなく、この酵素が働くことはありません。でも、少しキツイ運動をすると、ATPが不足し、酵素の働き(スイッチ)がONに!より多くのATPを作ろうと、ミトコンドリアが分裂を始めて増えてくれるんです。

02

1分ずつ繰り返せばOK!

“ちょいキツ”の運動の例として、まずご紹介したのは「インターバル速歩」。「早歩き3分間→ゆっくり歩き3分間」×5回(計30分)を週に4日以上行うトレーニング法で、これまでも“筋力アップ”の方法として何度かご紹介してきました。実は“スタミナ(持久力)アップ”にも効果があったんです。
でも、仕事や家事が忙しく、1日30分も時間が取れないという人も多いはず。ご安心ください。ミトコンドリアを増やす“スイッチ”は、少しキツめの運動を1分続けるだけでONになるんです!通勤や買い物の合い間に、小まめに1分ずつ早歩きをしたり、エレベーターを使わず階段を上ったりするだけでもスイッチはONになります。ポイントは「少しだけ、しんどいな」と思うくらいの負荷を体にかけること。動けなくなるほどキツイ強度は必要ありません。外に出るのが面倒なら、家の中でスクワットを10回するだけでもOKです。スイッチは1回ONになると、一定時間その効果が続きます。小まめに繰り返すことで、ミトコンドリアが着実に増え、スタミナアップ=疲れにくい体を手にいれられます。信州大学の能㔟博教授の研究では、1週間に合計60分間積み重ねられれば以下のような効果があることが分かっています。

1週間後 汗をかきやすくなって夏バテしにくくなる
2週間後 2週間で体重が1キロ減少 *太り気味の人の場合
1ヶ月後 歩くのがラクになる
2ヶ月後 体が疲れにくくなる

★暑い日に運動をする場合は、朝夕の涼しい時間帯を選んでください。
★お年寄りや体力に不安のある方、足腰などの関節に痛みがある方などは、決して無理をしないでください。
★痛みが出たり具合が悪くなった場合は、速やかに運動を中止してください。

03

食事でミトコンドリアを増やす方法

ミトコンドリアは「カロリー制限」をしたり、「空腹感を感じる」ことでも増やすことができます。「長寿遺伝子」というものが働くためだと考えられています。逆に食べ過ぎは、ミトコンドリアがATPを作り出すのに必要な量より、糖や脂質を摂取することになり、“メタボ”へとつながっていくのです。
とはいえ65歳以上の人は、やせすぎでスタミナ不足の場合が多いので、しっかり栄養をとることが大切です。

ミトコンドリアを増やしたり、その働きを助ける栄養素もあります。イカやタコ、貝類などに多く含まれる「タウリン」は、ミトコンドリアを増やす働きがあるとされています。一方、ウナギや豚肉などに多く含まれる「ビタミンB群」、レバーなどに多く含まれる「鉄」は、ミトコンドリアがATPを作り出すのを助ける働きをしています。

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白内障!50代からの眼のアンチエイジング
健康

白内障!50代からの眼のアンチエイジング

2015年8月5日(水)午後8時

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世界の失明原因第1位の白内障。
実は、超早期に見つければ、進行を食い止められるのです!

いま、白内障は50代の3~4割の人に発症、
でも、ほとんどの人は自覚症状がありません。
実は普通の人に比べ交通事故のリスクが2.5倍になるなど、放っておくのは危険。早期発見がとても大切です!

水晶体の周辺からトゲのように白濁する白内障の場合、
初期症状は「暗いところで物が2重にダブって見えること」。
お月様を見て、2重に見えたら白内障が始まっているかも!

水晶体の内部にもう一つのレンズができてしまう白内障の場合、
初期症状は、なんと「老眼が治ること」。

よく見える、なんて喜んではいられません!

白内障を早期発見できれば、
目薬や、紫外線対策で進行を食い止めることも可能です!
その詳しい方法をお届けします!

今回のお役立ち情報
01

白内障早期発見のポイント

白内障は目の水晶体という部分のタンパク質が変性し濁ってしまう病気です。
まぶしさや、目のかすみ、視力の低下することなどが一般的に知られていますが、実は多くの人が視力に問題がなくても白内障が進行していることがわかりました。

濁り方によって様々なタイプの白内障があります。
今回紹介したのはトゲトゲ型(皮質白内障)と色めがね型(核白内障)の2つ。
初期症状にはそれぞれ特徴があります。

トゲトゲ型は水晶体の周辺からタンパク質が変性することから、瞳孔が開く薄暗いところで影響が現われやすく、
ものが2重3重にダブって見えるようになります。
色めがね型は水晶体の中心にある“核”と呼ばれる部分のタンパク質が変性、レンズのような働きで屈折率が変化します。
そのため、トゲトゲ型のようにものが2重3重にダブって見えるようになるのに加え、老眼が治ったように感じる(近視が進む)という特徴があります。

そこで、番組でオススメした早期発見法はお月見。
視力を矯正した状態で片目ずつ月を見て、
2重3重にダブってみて見える場合は白内障の初期症状が疑われます。
暗いところであれば月以外でも小さな明かりで確認できます。

※白内障は他にも様々な種類があり、併発することも少なくありません。白内障かどうかは、どの眼科でもすぐにわかりますので、50代から目の見えづらさを感じるようなら眼科の受診をおすすめします。

02

オススメの最新予防法

トゲトゲ型(皮質白内障)は初期の段階であれば
一般的に病院で処方される目薬で進行が抑えられます。
最近の研究では、初期であれば進行スピードが50%に抑えられることがわかってきました。

また、紫外線対策も大事な予防法です。
ひとつめは帽子。目に影ができるように深く被ることで紫外線のカット率を20%から50%にアップさせることができます。
もう一つがメガネ類。紫外線をカットする効果のあるレンズであれば、サングラス、メガネ、コンタクトレンズどれでもしっかりカットしてくれます。
注意しなければならないのは、目の上や横から入ってくる紫外線。
できるだけ柄の太いものや目を覆うような形のものがオススメです。

03

手術で意外なことが改善!?

白内障の手術は年々進化し、わずか2~3mmの切開で水晶体を人工レンズに入れかえることができるようになりました。
安全に精度の高い手術のため、視力が0.7以上の人でも
見え方が改善することが期待できます。

また、最新の研究で注目されているのが睡眠との関係。
ある研究によると、白内障の手術を受けた人の半数が寝付きやすくなった、睡眠時間が増えたなど、睡眠の質が改善することがわかりました。
手術によって目の奥に光が正しく届き、体内時計が調整されやすくなるからだと考えられています。

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