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ためしてガッテン ヒストリー
これまで放送した「ためしてガッテン」から選りすぐりのスゴ技を紹介!
長寿ホルモン大放出! 動脈硬化メタボ糖尿病 一挙解決SP
健康

長寿ホルモン大放出! 動脈硬化メタボ糖尿病 一挙解決SP

2015年10月28日(水)午後8時

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100歳の双子、きんさんぎんさん。
病理解剖の結果、その健康長寿の秘密は
「長生きホルモン」がカギを握っていました!

長生きホルモンは、誰でも体の中に持っていますが、
生活習慣や環境によって大きく差があると考えられています。

ホルモンが少なければ、血管や体の組織は早く老い、
メタボや糖尿など様々な病気を引き起こす一方、
多ければ、体を若く保つことが期待できるのです。

この大事なホルモン、
実は体の「内蔵脂肪の細胞」が分泌しています。
ただし、太った人は、脂肪細胞のまわりを走る血管が圧迫されて酸欠状態になり、ホルモンがあまり出なくなってしまいます。

長生きホルモンを増やすために、
専門家が開発したカンタン体操法など、
詳しくはお役立ち情報のページへ!

今回のお役立ち情報
01

健康長寿のカギ、“長生きホルモン”とは?

番組ではわかりやすいように“長生きホルモン”と呼んでいましたが、正式には“アディポネクチン”というホルモンです。1995年に、大阪大学や昭和大学の研究者によって発見されたこのホルモンは、現在までに様々な良い効果を体にもたらすことが分かっています。
中でも、血管の修復、糖尿病の改善、最近ではがんの抑制にも効果が期待できることがわかってきています。人によって個体差はありますが、どんな人でも持っているホルモンです。

02

長生きホルモン“アディポネクチン”はどんな人が多いの?

アディポネクチンは主に内臓脂肪によって分泌されます。なので、内臓脂肪が痩せすぎている(内臓脂肪や体脂肪レベルが極めて低い)と、栄養不足でアディポネクチンを分泌できません。
でも一方で、太りすぎて内臓脂肪が膨らむことでも、アディポネクチンの分泌は弱まります。つまり、アディポネクチンをよく出せるのは、丁度良いサイズの健康な内臓脂肪を持っている人と考えられています。

特に注意した方がいいのは、へそ周りが男性85センチ、女性90センチ以上の方で、特に運動の習慣のない方です。アディポネクチンの分泌が低下している可能性があります。

03

長生きホルモン“アディポネクチン”を増やす方法を知りたい!

内臓脂肪に効果がある運動をすれば、たとえ太っていても、アディポネクチンの分泌量を増やすことはできます。番組のために専門家が考案した「壁ネクチン体操」をご紹介します。


  1. 壁に張り付く(後頭部、肩、手、尻を浮かさないように お腹に力を集めるように意識)
    …3分間
  2. ひねり運動(足一つ分前へ踏み出し、体を大きく左右にねじりながら、右手で左側、左手で右側の壁をタッチ。大きな声でカウントする)
    …30回
  3. 羽ばたき運動(壁にくっつき、両手を壁から浮かさずに上下に動かす)
    …3往復
  4. 壁に張り付く(羽ばたき運動が終わったら、そのまま手を止めて再び張り付く)
    …3分間
  5. 笑う深呼吸(両かかとを合わせ、両膝を開くようにしっかり曲げて腰を落とす。 次に、両手をまっすぐ上に上げながら「いよ~っ」などと大きく掛け声。 左右から手を下ろし、膝を伸ばしながら「わっはっは」などと大声で笑う。
    …3回

※1日2回行うとより効果的です。
※声を出したり、笑う時は、腹式呼吸になるように意識しましょう。
※食前・食後30分の体操は避けてください。気分が悪くなったり、体に不調をきたした場合は、すぐに体操を中止し、かかりつけの医師にご相談ください。
※笑いは体に負担をかける場合があるので、ヘルニア、心臓疾患などの持病がある方は、かかりつけの医師に相談の上、行ってください。

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あ!薬を飲むその前に 頭痛を元から断つSP
健康

あ!薬を飲むその前に 頭痛を元から断つSP

2015年10月14日(水)午後8時

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頭が痛い時、ほとんどの人が、痛み止めの薬を飲みますよね。
でも今回のお話は、「痛くなる前に薬を飲む」という驚きの新常識です。

片頭痛の方の中には、最初は頭痛薬が効いていたのに、
やがて効きが悪くなってしまう方が少なくありません。
それどころか、痛みの強さも頻度も少しずつ激しくなって、
生活に支障が出るほどまでに悪化してしまうことがあるのです。

その原因の一つは、頭が痛くなってすぐに頭痛薬を飲んでも、
脳へのダメージはゼロではないことです。
短時間でわずかな痛みでも、何回も繰り返しているうちに、
脳が痛みを受け取りやすくなってしまうことがあるのです。

そこで頭痛の治療法は発想を大きく転換!
「そもそも痛みをおこさせない」という予防の考え方が一躍注目を集めて、大きな成果をあげている、というワケです。

ガイドラインがすすめる、頭痛体操や日記療法などもあわせて、
お役立ち情報のページをぜひご覧ください。

今回のお役立ち情報
01

予防薬について

市販薬などの痛み止めで対処ができなくなっている片頭痛にお悩みであれば、 「予防薬」で改善できる場合があります。
「予防薬」は市販薬ではなく、病院で処方してもらう薬です。
・月に2回以上の強い頭痛 
・日常生活に支障がある
・アロディニア
などの症状があれば、頭痛専門外来、神経内科、脳外科などの医療機関を受診してみてください。

02

アロディニアについて

片頭痛が重くなるとアロディニアというサインがでる場合があります。

アロディニアは通常であれば痛くはないはずの刺激を「痛み」と感じる症状で、 頭痛の前後に起こります。主に顔や頭などの頭部に発生するのが特徴で、「化粧をしたとき」「髪を触ったとき」「眼鏡をかけたとき」 「コンタクトレンズを入れたとき」「イヤリングやネックレスなどのアクセサリーをつけたとき」などに、ピリピリとした痛みが起こります。

こうしたアロディニアがあると特効薬のトリプタンも効かなくなる場合も多いため、アロディニアを感じる場合は早めに受診をしてください。

03

頭痛体操について

頭痛体操は片頭痛の予防や緊張型頭痛の緩和に役に立つものとして実際の医療現場で指導されているものです。今回は2種類の頭痛体操を紹介しました。
※片頭痛の方は頭痛があるときは決して行わないように注意してください

頭痛体操その1 
1)両肘を水平に上げる 
2)足を少し開く 
3)顔は正面をむいたまま 
4)体を左右に回す (2分行う)


頭痛体操その2 
1)腕をリュックを背負うように前に回す
2)服を脱ぐように後ろに回す  (6回行う)

04

頭痛日記について

「頭痛ダイアリー」と呼ばれ、専門医の間で指導されている方法です。

日記には頭痛があった日や その程度、頭痛が起きた前後の行動などを記録していきます。
医療機関に持って行けば、診断にも役立ちますし、人それぞれ違う頭痛の誘因(原因)を見つけることができます。誘因を避けることで頭痛を予防することも可能になるのです。

日記は、日本頭痛学会のHPからダウンロードできます。
https://www.jhsnet.net/

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