食後の眠気って、みなさんありますよね。
実はそんな人は「動脈硬化」になっている可能性があるんだとか。
と言ってもそれは、食後にいつの間にか寝てしまう
「時間が飛ぶような強い眠気」を感じている人。
けい動脈の動脈硬化が進んでいると、脳に血液を戻すセンサーがうまく働かなくなる場合があり、すると食後の眠気を強く感じるようになります。さらに、こうした人は食後に血圧の急降下を起こしている可能性もあります。食後の「強い眠気」と「血圧急降下」は動脈硬化のサインかもしれません。
また、腎臓のあたりから「不思議な音」が発せられると、
腎動脈の動脈硬化が疑われます。
この人たちは「薬を飲んでも高血圧が治らない」
という特徴もあります。
さらにアキレス腱(けん)が分厚いと
「家族性高コレステロール血症」が疑われ、
全身に動脈硬化の危険があります。
動脈硬化は心臓病・脳卒中の元凶。
こうした3つのサインを見逃さず、
ぜひ早めに対処してください!
詳しくは、お役立ち情報のページでどうぞ!
けい動脈(首の血管)の動脈硬化について
けい動脈にコレステロールや脂肪がたまると、ここの表面が傷つきやすくなるため、血栓とよばれる“かさぶた”ができます。もしこれがはがれると血流に乗って、脳の血管でつまる危険があります。
※けい動脈の中には全身の血液循環を司る圧力センサーがあるため、ここにトラブルが起きると、以下の症状が出やすくなります。
①食後に時が飛ぶような強い眠気がある
眠気の感じ方には個人差がありますが、「意識が飛ぶような眠気」「いつ寝たのかわからない」などの極めて強い眠気は要注意です。食後、脳への血流低下が起きているのかもしれません。
②食後に血圧急降下が起きる
食後1時間の上の血圧が食前と比べて20mmHg以上の低下を繰り返す人(特に普段の血圧は高めの人)は要注意です。眠気の特徴がわかりにくい人はこれで確かめることができます。
腎動脈の動脈硬化について
腎動脈は腎臓に血液を送る血管です。ここに動脈硬化が起きると腎臓に流れる血液量が低下。腎臓は自身に血液を届けようと全身の血圧を上昇させるため要注意です。
①降圧剤を飲んでいるのになかなか血圧が下がらない
降圧剤を飲んでも、腎臓に流れる血液量は低下したままなので、腎臓は血管に働きかけて血圧を上昇させようとします。そのため、降圧剤を飲んでもなかなか下がりにくいのが特徴です。
家族性高コレステロール血症について
家族性高コレステロールは生まれつき遺伝の影響でコレステロールが下がらない病気です。そのため、ウォーキングや食生活の改善に取り組んでもコレステロールの値が下がらないため、薬物治療が必要になる場合があります。
※LDLコレステロールが180(mg/dl)以上、または家族に若くして(男性55歳未満、女性65歳未満)冠動脈疾患になった人がいれば、以下のチェックを行ってください。該当する人は、医師に相談してください。
①アキレスけんが「横」から見て盛り上がっている
通常、アキレスけんは横から見ると「くぼみ」があります。「後ろ」に膨らんでいたら要注意です。
②アキレスけんの「厚さ」が2cm以上ある
アキレスけんを指でつまんで計った結果、2cm以上あれば要注意です。