2022.03.31

《 その男、哀れなり 》

株式会社ガーディアン独り言

青山社長

(#僕の独り言 2022.03.31)


面白い出来事が起きた‼️


育休制度を利用して、
育休期間中の男性社員の話。


1️⃣第一弾【Mさん面談報告】
(Mさん=育休期間中の男性社員)
本日首脳陣MTGでも報告いたしましたが、
昨日Mさんより「復職と今後のことについて話がしたい」と面談依頼がありましたので、本日実施致しました。


結論としましては、退職希望となります。


Mさんからは2点相談がありました。
1.4月より娘さんの登園が始まる。
渋谷区のルールで保育園登園後は4月中に復職実績を作らなければいけない為、
4月中のどこかで復職したいと考えている。
2.4月でガーディアンを退職したい。
理由としてはやりたい仕事がある為。
一般的なフロントエンドエンジニアを目指したい。


就活について確認すると既に内定を貰っているとの事です。
退職については管理部と連携し粛々と進めたいと思います。
最初に頂いた実績作りの為の復職に関しては、
本人に首脳陣に相談するが難しいと思うと伝えています。
個人的な思いとしては虫がいい話と受け止めており、
内定先まで決まっている以上、このまま退職がよいと考えておりますが、首脳陣各位のご意見も伺いたく存じます。
なお、面談自体は和やかに進め、娘さんの元気な姿も見ました。Mさんの人生であり、他にやりたい事があるならしょうがない。父親になったのだからカッコいいパパの姿を見せてあげてくださいと締めております。
また、青山さんが以前懸念していた結果となり申し訳ございません。今後、男性社員の育休(長期)の場合は、定期的に面談するなど対策が必要かと考えております。宜しくお願いいたします。


2️⃣第二弾
Mさんに電話致しました。
退職受理として管理執行部より連絡がいくので、対応するようお願いしています。また、育休実績については応じられない事も伝えました。こちらに対しては結構粘られました。
2週間ほどでも何とかできないでしょうか?雑用でもなんでもいいのですが。
と普通のトーンではありましたが、率直に育休中に就活をされていた事は心象として良くないですよね、正直虫がいい話ですよね、2週間程度や雑用と言いますが、本来であれば復帰後は仕事の勘を取り戻すためにも徐々に業務を思い出して慣れてもらう必要もある中で、出来ることはありませんよね?と伝え、最後は一応諦めて頂いています。
想定出来たであろうと思うのですが、
このやり取りで心底がっかり致しました。


3️⃣第三弾
お疲れ様です。
Mさんから着信があった為話しました。
結論、退職願いを取り下げたいということでした。
今回の退職・転職について、一切、家族に話していなかったとのことで、奥様から叱られ連絡してきたということでした。
今にも泣くんじゃないかというような声でしたが、
復職実績をただ作りたいだけなんじゃないかと思い、
これを受け入れ復職し、5月には辞めるんじゃないですか?と問うと、家族を一番に考え、自分の事は二の次にし、心を入れ替え続けます。という回答と謝罪はいただいています。


正直、一緒に働いていた情もある為、もう一度チャンスを与えてもいいのではないかと考えています。ただ、私の人を見る目はアテにならず、5月以降すぐ辞める可能性もある為、青山さんと面談していただき見極めていただくのがいいのではないかと考えています。
先ほどQさんと喫煙所でこの件を相談しましたが、Qさんはこんな事で青山さんの時間を貰うのは絶対に反対である。奥様が頭がいいので、こう言いなさいと言われているだけではないかと意見を頂きました。
チャンスを与えるか、だらしない人間だったと粛々と進めるか、判断に困っており、皆様のご意見もいただきたく存じます。宜しくお願いいたします。


我がGUARDIAN首脳陣は
この事実を知り、憤慨しまくる😡💢


が、僕の結論は、
このM君は、保育園のために
復職実績が欲しいんだろうから、
すべての要望を叶えてあげるのだよ‼️


大事なことは、
性善説に立脚した"育休制度"を悪用されず、
社員とその家族の幸せのために
正しく運用することなのだよ‼️


すべての社員には、
予め"辞める"権利がある‼️
育休期間中に転職活動をするのも自由‼️
思惑通り復職実績を得て、
すぐに有給休暇を使い切るのも自由‼️


組織として大事なことは
"育休制度"を正しく運用すること‼️


個人として大事なことは
権利の裏には義務と責任があることを認識し
最も大事な家族との未来のために
正しい行動を取り続けること‼️


そう‼️
たったこれだけのことなのだよ😊✨


青山 裕一

代表取締役社長/コンサルタント/ビジネスプロデューサー

青山 裕一

京都の呉服屋の長男として生まれ、洛南高校時代の恩師から教わった『社会の雑巾たれ』たる言葉を、人生の座右の銘として心に刻み込む。
社会人では、大手電子部品メーカーでアジア・ヨーロッパでのビジネスを経験し、東京海上時代は日本全国を駆け巡り、数々の賞を受賞する。
伝統工芸から先端テクノロジーまでのモノづくりとリスクマネジメントを知り尽くした上で、IT業界に入る。
今年でIT業界21年目を迎え、独自のマーケティング理論を駆使し、6,000を超えるWEBサイトを手掛けてきた経営者。
独自のWEB必勝法を伝授すべく日経BP社よりIT兵法本「5000サイト、200億広告運用のプロが教える 儲かるホームページ9つの兵法」を出版し、Amazonランキングで3部門1位を記録した。
また、マネジメント領域の会社経営においても、未経験、Non専門スキルの人材を積極的に採用し、特色豊かな人事制度を大胆に企画登用するなどして、人材育成において画期的な成果を上げ続けている。
講演や出版、寄稿の依頼が多数きているが、現状においては、全国の中小企業経営者様との面談を優先するため、すべてお断りする方針でいる。