日本時間では2日の午後から提供開始となったプレイステーション3 システムソフトウェア v2.40ですが、指示に従いアップデートしたユーザーから不具合の報告が相次いでいます。もっとも一般的なのは本体を起動しても背景の「波」だけが表示されXMB (本体メニュー)にアクセスできないというもの。

SCEA広報責任者Patrick Seybold氏のコメントは「問題は認識しており、調査にとりかかっている」。このコメントのあとサーバから2.40が取り下げられ現在はアップデートできない状態になっています。

PS3が綺麗な波を表示するだけのノンゲーム機になってしまった場合の対処法としてはHDDを引っこ抜いてフォーマットしたらなんとかなったという報告が一応あるものの、公式の対応があきらかになるまで早まったことはしないでください。ソニーからなんらかのコメントや動きがありしだいまた更新します。

追記:SCEA公式PS Blogのコメント欄に書き込まれたソニー担当者のコメントによると、一度v2.40へのアップデートに成功してからハードウェアの問題が発生した例の報告はないとのこと。日本ではサーバからアップデータが消されているものの、アップデートページにも「お知らせ」にもこの問題について言及なし。

追記2:日本時間3日の午後、PlayStation.com(Japan) のアップデートページに「バージョン2.40アップデート一時中止のお知らせ」が掲載されました。内容は
一部のユーザーの方から、アップデート後にXMB™(クロスメディアバー)が表示されないという報告を受けました。現在システムソフトウェア バージョン2.40へのアップデートを一時的に中止し、原因を究明しております。再開の目処が立ちましたら、本サイトにてご案内いたします。
SCE広報によると、国内でも(少数ながら)不具合の報告があるとのこと。また、v2.40アップデートに成功した場合はそのまま使用しても問題はないとされています。(問題が発生しているのはアップデート直後。アップデート後にXMBが表示されている場合はそのまま使っても急に綺麗な波専用機になってしまう心配はありません)。原因や復旧策については現在調査中。