New York Postの"Page Six"によりますと、ソニーグループ総帥ハワード・ストリンガー卿がとあるカンファレンスの席にて、アップルのジョブズCEOを名指しで「強欲」(greedy)と非難したとのこと。

問題発言の場所はメディア系投資会社Allen & Co.が毎年主催するSun Valley Conference。他の出席者はたとえばAmazonのジェフ・ベゾス、Googleのセルゲイ・ブリン、IACのBarry Dillerといった面々。

報じているのがNY Postのゴシップコラムニストなのでどんな文脈だったのか気になりますが、その場に居合わせた観客の証言によると、ストリンガー発言は「ジョブズがレコード会社を(契約条件などについて)強欲と非難するのはおかしい、iPhoneを発売したばかりのジョブズこそ自分だけが儲かる世界を求めている強欲な人物だ」というもの。

異例な発言に慌てて話題を変えようとするモデレータにIACのCEO Barry Dillerが「待った、いまストリンガーがジョブズのことを強欲と呼んだが?」と注意するなど一時は緊迫が走ったものの、ストリンガー卿もそれ以上の発言は控えたと伝えられています。

やっぱりビジネスは共存共栄ですよね。