「栗蒸っ！！デビューが決まったぞ！！」

栗蒸「えっ……？本当ですか！？……ついに！ついにデビューですか！！」

「ああ！！やっとお前をデビューさせられるんだ！！」

栗「ありがとうございます！！」

「……で、デビューの設定なんだが」

栗「……急に落ち着かれるとちょっとびっくりするので辞めてください」

「"シュークリームとロイヤルミルクティーの間に生まれたスイートアイドル　クリム"という設定で行こうという話だ」

栗「20過ぎたら考え直してもらいたい設定ですね！！」

「栗蒸には"クリム"という芸名でアイドル活動を行ってもらう」

栗「うちの社長、栗蒸絽矢(くりむし ろいや)って言えた試しがないですからね！！仕方ないですね！！」

「そしてもう一つ、重大な設定だが……」

栗「は、はい……！！」

「今日から、ファンに見られかねない場所ではできるだけ全て、取る食事をシュークリームとロイヤルミルクティーにしてもらいたい！！」

栗「……両親なのに食べちゃうんですね！！」

「"クリム"の体はシュークリームとロイヤルミルクティーでできている、という設定だ！！」

栗「とても不健康そうです！！」

「心配いらん！！ファンから見えないところでの食事はバランス考えるし、シュークリームに置き換えた分はサプリで補給できるようになってる！！」

栗「流石はサプリです！！」

「どうだ！！やってくれるか！？」

栗「はい！！やります！！」