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出た!「便秘」新対策で劇的改善SP
健康

出た!「便秘」新対策で劇的改善SP

2016年9月14日(水)午後7時30分
2016年9月20日(火)午前0時10分

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食物繊維にヨーグルト、便秘薬といろいろやっても効果があまり実感できない…。そんな不快な便秘にお悩みの方に朗報です!ある大学病院を中心に行われている対策は、8割の人に効果が期待できると言います。

その対策の狙いは「イキイキと動く大腸を取り戻す」ことです。実は健康な大腸には、便を通常の200倍のスピードで動かす「大ぜん動」という働きがあり、これがスムーズなお通じのカギとなっています。そこで、数分の「うつぶせポーズ」を行うことで、大ぜん動を促し、便秘の症状軽減に役立てようというのです。
もう一つの大腸の悩み「潰瘍性大腸炎」とあわせて、以下のお役立ち情報をご覧下さい!

今回のお役立ち情報
01

「大ぜん動」を促して便秘を解消する方法

毎日夜寝る前に「うつ伏せゴロゴロ寝運動」をすると、大腸に溜まったガスを追い出すことができます。すると、ガスのために動きがにぶくなっていた大腸が活発に動けるようになって「大ぜん動」が復活!便秘を解消する効果が期待できるのです。とても簡単な運動ですので、ぜひみなさんやってみてください。

  1. 夜寝る前にうつぶせの状態になり10分間動かずにじっとします。
  2. この時おへその辺りに枕やクッションなどを敷くとより効果が高いです。
  3. 10分経ったら、体を左右に転がすように傾ける動きを5往復行います。

※高齢者や体の不自由な方、腰などの関節に不安がある方などは、痛みが出ることがあります。決して無理をしないでください。
※食後2、3時間は避けてください

02

食物繊維を効果的に摂る方法

便秘になったら「食物繊維」!という方も多いと思いますが、食物繊維は「便秘予防」に効果はありますが、「便秘改善」には逆効果の場合もあるので注意が必要です。

  1. 便秘の時は、うどんやお粥など消化吸収のよい炭水化物をとるよう心がける。
  2. 便秘が解消したら、便秘の再発予防のため食物繊維をとるよう心がける。

便秘の時に食物繊維を摂っても便秘が解消されない、「お腹が張る」などの症状がある方は、ぜひ試してみてください。

03

潰瘍性大腸炎のチェック方法

「潰瘍性大腸炎」とは、大腸に原因不明の炎症が起きて慢性的な下痢などが起こる病気です。以前は治療が難しいとされていましたが、現在は新薬などによって症状を抑えることができます。そのために大切なのは早期発見です。以下の症状に心当たりがないかチェックしてみてください。

  1. 出血まじり、あるいは白いゼリー状のものが便に混ざる
  2. 原因不明の激しい腹痛や、それに伴う熱などの体調不良
  3. 体重の急激な減少
  4. 下痢→便秘を繰り返す

以上の症状があれば、潰瘍性大腸炎の疑いがあります。
なお上記の症状は、一時的に治まったように見えることも少なくありません。症状に気がついたら早めの受診をおすすめします。

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人類最凶の敵!「蚊」撃退大作戦!
健康

人類最凶の敵!「蚊」撃退大作戦!

2016年8月31日(水)午後7時30分
2016年9月6日(火)午前0時10分

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「かゆい!」「うるさい!」。これからの時期、極めつきに煩わしい「蚊」を撃退するにはどうすればいいのでしょうか?

実は今、世界中で蚊の撲滅作戦が進んでいます。その理由は、デング熱や日本脳炎などを感染させ、毎年100万人以上が蚊によって命を落としているから。

そこでガッテンは、蚊を本気で撃退するワザを世界中からかき集めました!ビルゲイツが5兆円を投じて開発した超ハイテクマシーンから、ティッシュ1枚で驚きの効果を発揮する超ウラ技まで。
さらには市販の「虫除け剤」の落とし穴と本当に効果的な使い方も!

蚊に刺されないためのワザの数々、是非、以下のお役立ち情報をご覧下さい。

今回のお役立ち情報
01

蚊の活動はこれからが本番!

実は、蚊の活動がもっとも盛んになる気温は25~30℃(だから真夏は朝晩よく活動します)。少し過ごしやすくなってくる9月~10月が、蚊に対する対策が一番必要な時期なんです!

02

日本国内でも、蚊による感染症の危険

世界ではマラリアやデング熱など、蚊が運ぶ様々な感染症で、毎年100万人が死亡しているといわれています。日本でも近年デング熱やジカ熱の感染者が出て大きなニュースになりましたが、実はほかにも要注意の病気があります。それは「日本脳炎」。蚊が運ぶウイルスで感染し、発症すると死亡率が4割にもなる恐ろしい病気です。

最近は国内での死亡例は減ってきていますが、山口大学 共同獣医学部の前田健教授が全国の家庭で飼われているペットの血液を調査したところ、全国平均で4割ものペットがウイルスに感染していることが分かりました。ペットからウィルスを受け取った蚊に刺されると、こうした感染症をうつされる可能性があることを知っておきましょう。

03

蚊に刺されやすい人のカギは「足の常在菌」!

蚊に刺されやすい妹を助けたいと、独自に研究を行ってきた京都教育大学附属高校2年の田上大喜(たがみだいき)くん(16)。妹のいったい何に惹かれて蚊が集まるのかを様々な実験で調べたところ、靴下に蚊が反応し、盛んに血を吸おうとする行動を起こすということを発見しました。

さらに田上君は、多くの人の足の「常在菌(じょうざいきん※)」を培養してみました。すると蚊に刺されやすい人とそうでない人とでは常在菌の種類が大きく異なっていることをつきとめました。蚊に刺されやすい人は足の『常在菌の種類が非常に多い(多様性が高い)』ことが分かったのです!
専門家によると、人間が鼻でかぎ分けられるいわゆる「匂い」とは別に、一部の常在菌が出す脂肪酸などの化学物質や、その割合が『蚊を興奮させ、血を吸う行動をひきおこす』のではないか、ということです。

【※常在菌=健康な人の皮膚に必ず存在する菌。それ自体はまったく体に害を与えるものではない。いわゆる腸内細菌のように、人によって菌の種類や数の割合が違う】

04

蚊に刺されないワザは「足裏を拭く」

蚊に刺されやすい理由が、足の菌にあるのなら、その菌をきれいに除菌してしまえば、蚊にさされにくくなるのではないか?
そこで田上君のアドバイスで妹さんがアルコールをつけたティッシュで、足首から下をよく拭いてみたところ、驚くべき効果がありました!
蚊が多い裏山に5分間いたところ、何もしなかったときは81か所も刺されたのに、足を消毒した場合は、刺された数が3分の1に減ったのです。
効果が期待できるのは数時間。蚊がいる場所に出かける直前に足を消毒すれば、蚊に非常に刺されにくくなります。

※石鹸で足の指の間などを洗うだけでも効果はあります
※消毒の効果がどのくらい続くのかは、人によって大きく違うと考えられます

05

自然番組スタッフ直伝!「ハッカ油」の効果

世界中の秘境で過酷な撮影を行うNHKの自然番組班では、長年蚊に悩まされ続けたスタッフの間である裏ワザが伝わっていました。それが足や手、首筋に「ハッカ油」をつける、というもの。ハッカ油の独特の香りが、蚊をよせつけなくする効果があるのです。

  • ハッカ油は打ち身やねんざの薬として、どこの薬局でも売られています。
  • 直に塗るのではなく、薄めてスプレーするのが効果的です。
    (例:精製水90ml、消毒用アルコール10ml、ハッカ油20~30滴)

※揮発しやすく、効果が続く時間が短いので、スプレーを持ち歩いてこまめに使うことをオススメします。

06

市販の蚊よけ剤を賢く使おう!

いわゆる「虫よけ」として市販されているものは、大きく3種類に分けられます。

 

  1. 「いやがる香り」・・・「ハッカ油」などをはじめ、「シトロネラ」「ユーカリ」「レモングラス」などのハーブや、「ヒノキ油」など。蚊が強い香りを嫌がって近寄らなくなる。薬品ではないので、比較的体に優しい一方、効果の持続時間が短めなので、こまめに使うとよい。
  2. 「殺虫」・・・蚊取り線香に代表されるような、虫を直接殺す作用がある薬剤。直接衣服にかけるタイプ、軒先につるすタイプ、衣服自体に成分を練りこんであるタイプなど様々ある。成分としては「ピレスロイド」「トランスフルトリン」など。殺虫剤なので皮膚に直接かけることは避ける。
  3. 「目隠し」・・・一番数多く売られているタイプ。成分は「ディート」や「イカリジン」など。皮膚に塗ることで蚊のセンサーを騙し、塗った部分をヒトだと分からないようにしてしまう効果がある。ただ、効き目のある範囲が極めてせまく、塗り残しがあるとその場所を狙って刺されてしまう。手で塗り伸ばすなどの工夫が必要。持続時間が4~6時間と長く、きちんと使えば効果が非常に高い。

 

※「虫よけ」は必ず使用上の注意をよく読んで使いましょう。
※特に「殺虫」タイプを体にかけてしまうケースが増えています。殺虫成分の「ピレスロイド」「トランスフルトリン」などの表示がある商品は、絶対に皮膚にかけないように注意しましょう!

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