新型コロナウイルスによる肺炎で、82歳で亡くなった千葉真一さんの長男で俳優の新田真剣佑(24)が20日、インスタグラムで父を追悼した。千葉さんと誕生日ケーキの前で笑顔を見せる子供時代の姿や一緒に眠る写真を投稿。英語で「No matter where I am, you’ll always be in my heart.」(私がどこにいても、あなたはいつも私の心の中にいる)とつづり、「Love you so much Dad.」(お父さんのことを、本当に愛しています)と締めた。新田は海外での活動を中心に行うため、5月に渡米。10月に帰国予定という。
また千葉さんと故・野際陽子さん(享年81)との間に生まれた長女で女優の真瀬樹里(46)もコメントを発表。「苦しんだとは思えないほど、穏やかな顔をしておりました。少し前に、電話で父の元気な声を聞いたばかりでした。私にとっても突然のことで、まだ現実感がありません。ただただ悔しいです」と悼んだ。
この日は千葉県富津市内の斎場で葬儀が営まれた。報道陣に対応したマネジャーの鈴木哲也氏(52)によると、コロナ禍のため親戚5人のみが参列。遺骨は次男で俳優の眞栄田郷敦(21)と28歳年下の前夫人の2人で拾ったという。遺骨はその後、同県君津市内の自宅に戻った。納骨は新田の帰国後になるという。
鈴木氏によると、千葉さんは今春まで弟子と暮らしていたが、弟子が実家に戻った後は一人暮らしだった。7月末に新型コロナに感染。自宅療養していたが、発熱が38・8度まで達したため同県木更津市内の病院に入院していた。体力に自信があったことからワクチンは接種しておらず、鈴木氏は「まさか自分がかかるとは思ってなかったのでは」と推し量った。
千葉さんは最近まで脚本を書いていたという。世に出てない作品も多数あり、鈴木氏は「残された作品を発表していければ」と話した。