人名力

著名人名の語源―The Etymology of Famous Person Names―

2011年04月

日本姓氏語源辞典 フクシ~フクミョウ

フクシ 福士 青森県、北海道、岩手県。続いて東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、秋田県、宮城県、茨城県。山梨県南巨摩郡南部町福士発祥。戦国時代に記録のある地名。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士、青森県黒石市内町が藩庁の黒石藩士、岩手県盛岡市内丸が藩庁の盛岡藩士に江戸時代にあった。
フクシ 福司 秋田県、北海道。①福士の異形。秋田県山本郡八峰町峰浜水沢に分布あり。②創賜。鹿児島県大島郡伊仙町阿三で鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「司」を追加。推定では1953年の日本復帰時。フク 福参照。
フクシ 福止 大分県中津市・愛知県刈谷市。推定では福が止まるようにとの考えから。大分県中津市耶馬溪町大字柿坂に分布あり。
フクジ 福地 フクチ 福地参照。
フクジ 福治 沖縄県那覇市。沖縄県糸満市福地発祥。琉球王国時代に記録のある地名。地名はフクジで「福治」とも表記した。琉球音もフクジ。
フクジ 福路 三重県伊賀市、愛知県・大阪府。推定では好字の「福」と道路から。三重県亀山市本丸町が藩庁の伊勢亀山藩士に江戸時代にあった。
フクジ 福字 山口県光市。「福」を含む姓あり。山口県光市三輪石田に分布あり。
フクシカ 福鹿 愛媛県宇和島市。推定では好字の「福」と鹿から。愛媛県宇和島市三間町成家に分布あり。
フクシゲ 福重 鹿児島県、宮崎県、山口県。大阪府でフクジュウが存在。創賜。好字の「福」、「重」から。江戸時代にあった門割制度の福重門から。門の位置の例。鹿児島県姶良市西餅田、鹿児島県姶良市船津、鹿児島県霧島市隼人町小田、鹿児島県霧島市福山町福山、鹿児島県曽於市末吉町諏訪方、鹿児島県曽於市末吉町岩崎、鹿児島県曽於市財部町南俣、鹿児島県鹿屋市串良町下小原、鹿児島県鹿屋市輝北町市成、鹿児島県鹿屋市輝北町上百引。門による明治新姓。宮崎県北諸県郡三股町蓼池では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。男性の名前に福重あり。高知県幡多郡黒潮町佐賀に安土桃山時代、長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士に江戸時代にあった。長崎県大村市福重町、福岡県福岡市西区福重は江戸時代に記録のある地名。
フクシゲ 福繁 山口県、広島県・香川県。男性の名前に福繁あり。山口県岩国市周東町下久原、香川県東かがわ市水主に分布あり。
フクシタ 福下 兵庫県、広島県、熊本県。推定では好字の「福」と下から。広島県江田島市能美町高田に分布あり。善隣。兵庫県宍粟市千種町西山に分布あり。
フクシナ 福品 広島県。広島県三次市甲奴町宇賀に分布あり。同地の小字に品中央あり。「福」は好字。
フクシバ 福芝 兵庫県・神奈川県。推定では好字の「福」と芝から。兵庫県神戸市北区山田町下谷に分布あり。※福井県小浜市城内が藩庁の小浜藩士に江戸時代に「福柴」の表記であった。福柴は現存するか不明。
フクシマ 福島 埼玉県、東京都、神奈川県。続いて大阪府、群馬県、福岡県、兵庫県、熊本県、北海道、愛知県。①地形。好字の「福」と島状の土地から。愛媛県松山市津和地では福々しい顔による明治新姓と伝える。同地は瀬戸内海の島の土地。沖縄県島尻郡八重瀬町具志頭では琉球王国時代の屋号により1880年の明治新姓時に称したと伝える。江戸時代にあった門割制度の福島門から。門の位置の例。鹿児島県鹿児島市東谷山、鹿児島県姶良市西餅田、鹿児島県垂水市田神、鹿児島県鹿屋市輝北町市成、宮崎県えびの市末永、宮崎県都城市高城町大井手。宮崎県小林市細野では福嶋門。同地に福嶋姓もあり。門による明治新姓。愛知県あま市二ツ寺に戦国時代、広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩主、奈良県宇陀市大宇陀下本が藩庁の宇陀松山藩主に安土桃山時代・江戸時代、長野県上高井郡高山村高井が藩庁の高井野藩主に江戸時代にあった。愛知県名古屋市中川区福島、愛知県稲沢市福島町は鎌倉時代に記録のある地名。地名はフクジマ。愛知県豊橋市富久縞町は江戸時代に「富久縞新田」と呼称した地名。地名はフクシマで江戸時代に福島氏が開発したと伝える。岐阜県海津市海津町平原(旧:福島)は江戸時代に記録のある地名。同地に1219年から1222年(承久年間)に福島氏がいたとの伝あり。岐阜県加茂郡川辺町福島は江戸時代に記録のある地名。地名は福島氏の領有によるとの伝あり。広島県広島市西区福島町は1906年に広島藩主の福島正則の三男を祀る祠を発見して1907年に成立した地名。善隣。島根県安来市飯梨町、鳥取県米子市福万、佐賀県唐津市橋本町に分布あり。②大阪府大阪市福島区福島発祥。鎌倉時代に記録のある地名。③福島県福島市発祥。戦国時代に記録のある地名。北海道檜山郡厚沢部町で伝承あり。同地では1573年から1592年(天正年間)に来住したと伝える。④長野県木曽郡木曽町福島発祥。戦国時代に記録のある地名。⑤群馬県佐波郡玉村町福島発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はフクジマ。同地で伝承あり。⑥大分県中津市福島発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代にあった。⑦徳島県徳島市福島発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代に福島氏がいたと伝える。⑧鹿児島県霧島市国分福島発祥。江戸時代に記録のある地名。⑨富山県下新川郡入善町福島発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフクジマでフクシマとも発音した。富山県下新川郡入善町での伝承。⑩地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「島」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡和泊町国頭に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。
フクシマ 福嶋 福岡県、熊本県、大阪府。福島の異形。長崎県対馬市、宮崎県に戦国時代、宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士、大分県速見郡日出町(その他)が藩庁の日出藩士、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、静岡県浜松市中区元城町が藩庁の浜松藩士、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。善隣。佐賀県唐津市橋本町に分布あり。
フクシマ 福嶌 熊本県、福岡県、愛知県。福島の異形。石川県加賀市大聖寺八間道が藩庁の大聖寺藩士、群馬県前橋市大手町が藩庁の前橋藩士に江戸時代にあった。大聖寺藩士は京都府南部(旧:山城国)の出と伝える。善隣。佐賀県唐津市橋本町に分布あり。
フクシマ 副島 ソエジマ 副島参照。
フクシマ 譜久島 沖縄県宮古島市、沖縄県石垣市。福島の琉球形。沖縄県に琉球王国時代にあった。沖縄県宮古島市伊良部仲地では明治新姓と伝える。同地では農業に従事していたとの伝もあり。推定では琉球王国時代。
フクシマ 服島 鳥取県米子市。福島姓あり。鳥取県米子市西福原に分布あり。
フクシマ 福嶌 熊本県宇城市。福島の異形。
フクジマ 福島 フクシマ 福島参照。
フクシマヤ 福島屋 山口県岩国市。職業。福島屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。山口県岩国市岩国に分布あり。
フクシヤマ 福司山 鹿児島県、熊本県。地形。鹿児島県大島郡伊仙町阿三で鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「司」、「山」を追加。推定では1953年の日本復帰時。フク 福参照。
フクジュ 福寿 神奈川県横浜市戸塚区、兵庫県、鹿児島県。創賜。好字の「福」、「寿」から。神奈川県横浜市戸塚区舞岡町では同地にある臨済宗の長福寺が菩提寺で鎌倉時代に居住したと伝える。長福寺に「福」あり。同寺は1400年(応永7年)の創建と伝える。同地に江戸時代にあった。兵庫県赤穂郡上郡町八保乙では兵庫県たつの市龍野町上霞城が藩庁の龍野藩の家老が辞して江戸時代に開拓したと伝える。江戸時代にあった門割制度の福寿門から。門の位置の例。鹿児島県姶良郡湧水町北方、鹿児島県鹿屋市下高隈町。門による明治新姓。鹿児島県では宮崎県延岡市の出との伝あり。来住の時代は不詳。善隣。兵庫県加古郡播磨町二子に分布あり。
フクジュ 福壽 神奈川県、兵庫県、鹿児島県。創賜。福寿の異形。鹿児島県鹿児島市川上町に分布あり。善隣。兵庫県加古郡播磨町二子に分布あり。
フクジュ 福聚 東京都・千葉県・栃木県鹿沼市。創賜。東京都では栃木県鹿沼市で江戸時代に日蓮宗を信仰して『観音経』の「福聚海無量」の語により明治新姓時に野崎姓から改姓したと伝える。ノザキ 野崎参照。
フクシュウ 福集 鹿児島県薩摩川内市。推定では福を集めるとの考えから。鹿児島県薩摩川内市原田町に分布あり。
フクジュウ 福重 フクシゲ 福重参照。
フクシュク 福宿 フクヤド 福宿参照。
フクジュヤ 福寿谷 神奈川県大和市・埼玉県。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。神奈川県大和市西鶴間に分布あり。
フクジュヤ 福壽谷 東京都荒川区。福寿谷の異形。
フクショ 福所 佐賀県、三重県・神奈川県。佐賀県佐賀市久保田町大字久保田(旧:福所)発祥。平安時代に記録のある地名。地名はフクジョ。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、佐賀県佐賀市蓮池町大字蓮池が藩庁の蓮池藩士に江戸時代にあった。
フクショウ 福生 徳島県、岐阜県、東京都。フクオも含む分布。推定での古い発音はフクオウ。東京都福生市は室町時代に記録のある地名。地名はフッサ。山梨県甲府市丸の内が藩庁の甲府藩士に江戸時代にあった。
フクショウ 福正 高知県、広島県、兵庫県。フクマサも含む分布。兵庫県でフクマサが存在。高知県安芸市本町、広島県呉市広徳丸町に分布あり。高知県香南市の夜須町(旧:福正名)は1588年(天正16年)に記録のある地名。
フクショウ 福庄 京都府京都市西京区・神奈川県横浜市南区・北海道。福井県坂井市丸岡町磯部福庄発祥。江戸時代に記録のある地名。福井県の福庄からとする伝の比定地。神奈川県横浜市南区平楽に分布あり。
フクジョウ 福条 兵庫県、大阪府。兵庫県淡路市佐野の小字の福条から発祥。兵庫県淡路市佐野に分布あり。
フクジョウ 福條 兵庫県。福条の異形。兵庫県神戸市灘区灘北通に分布あり。
フクジョウ 福状 石川県金沢市。「福」を含む姓あり。石川県金沢市粟崎町に分布あり。
フクジョウジ 福成寺 山口県・東京都・群馬県。事物。熊本県宇土市走潟町にある浄土真宗の福成寺の僧侶による明治新姓。寺号から。
フクシロ 福代 フクヨ 福代参照。
フクシロ 福城 島根県出雲市、長崎県・茨城県。広島県でフクギが存在。推定では好字の「福」と城から。島根県出雲市大社町遙堪、茨城県結城市結城が藩庁の結城藩士に江戸時代にあった。
フクシン 福新 山口県、広島県・鳥取県東伯郡北栄町。「福」を含む姓あり。山口県下関市豊田町大字庭田、鳥取県東伯郡北栄町江北に分布あり。
フクジン 福神 フクガミ 福神参照。
フクジンヤ 福神屋 長崎県平戸市。職業。福神屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。長崎県平戸市田助町に分布あり。
フクスエ 福末 鹿児島県。「福」は好字。末広がりの語あり。鹿児島県志布志市有明町伊崎田に分布あり。
フクスガ 福菅 石川県、大阪府・神奈川県。「福」は好字。菅原姓あり。石川県金沢市泉本町に分布あり。スガワラ 菅原参照。
フクスミ 福住 フクズミ 福住参照。
フクスミ 福角 フクズミ 福角参照。
フクスミ 福澄 フクズミ 福澄参照。
フクスミ 福隅 フクズミ 福隅参照。
フクスミ 福炭 三重県伊賀市。福住姓あり。三重県伊賀市古郡に分布あり。フクズミ 福住参照。
フクズミ 福住 神奈川県、大阪府、兵庫県。奈良県天理市福住町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。兵庫県美方郡香美町村岡区村岡、熊本県熊本市北区西梶尾町に分布あり。神奈川県足柄下郡箱根町湯本、神奈川県小田原市城内が藩庁の小田原藩士に江戸時代にあった。長野県飯田市追手町が藩庁の信濃飯田藩主から金銭を管理して江戸時代に賜ったとの伝あり。伝承地不詳。善隣。神奈川県厚木市飯山に分布あり。
フクズミ 福角 奈良県、大阪府、広島県。①福住の異形。奈良県宇陀市榛原比布に分布あり。②愛媛県松山市福角町発祥。室町時代に記録のある地名。
フクズミ 福澄 山口県下関市、福岡県、東京都。福住姓あり。山口県下関市長府宮崎町が藩庁の長府藩士に江戸時代にあった。
フクズミ 福隅 山口県、大阪府、奈良県。福住姓あり。山口県長門市俵山に分布あり。
フクズミ 吹角 大阪府・奈良県。福住の異形。大阪府では奈良県奈良市尼辻町で明治新姓時に福角姓として役人が誤記したと伝える。
フクズミ 副住 兵庫県豊岡市・京都府。福住姓あり。兵庫県豊岡市福成寺は江戸時代に記録のある地名。地名はフクジョウジ。同地に分布あり。
フクセ 福世 フクヨ 福世参照。
フクセ 福瀬 大阪府、富山県、石川県。①地形。好字の「福」と瀬から。大阪府羽曳野市はびきの、富山県富山市八尾町樫尾、石川県白山市鶴来朝日町、鳥取県東伯郡湯梨浜町小鹿谷に分布あり。大阪府和泉市福瀬町は江戸時代に記録のある地名。地名はフクゼ。新潟県上越市本城町が藩庁の越後高田藩士に江戸時代にあった。②鹿児島県霧島市国分福島の小字の福瀬から発祥。同地に江戸時代に門割制度の福瀬門があった。門による明治新姓。
フクセ 福勢 岩手県。三重県中部(旧:伊勢国)発祥。飛鳥時代に記録のある地名。岩手県二戸市では江戸時代に三重県伊勢市の伊勢神宮にお伊勢参りに行って福田姓の「田」を伊勢の「勢」とした明治新姓と伝える。岩手県二戸市福田は戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。フクダ 福田参照。
フクセ 冨久世 宮城県・埼玉県・神奈川県。創賜。好字の「冨」、「久」から。世間の語あり。宮城県遠田郡が本家で京都府京都市の出の祭文語りが宮城県で帰農後に功績により江戸時代に領主から賜ったと伝える。推定では宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩主から。
フクセコ 福迫 フクサコ 福迫参照。
フクセン 福泉 フクイズミ 福泉参照。
フクゼン 福善 石川県、京都府。個人名。石川県白山市の鶴来に福善、長利、太郎兵衛の三兄弟の名前があったと伝える。時代不詳。石川県白山市福正寺町は江戸時代に記録のある地名。同地に江戸時代にあった。
フクゾウ 福造 滋賀県守山市。推定では「福」を含む物を造る行為から。滋賀県守山市山賀町に分布あり。
フクゾエ 福添 鹿児島県日置市、鹿児島県鹿児島市。地形。鹿児島県日置市吹上町中之里に江戸時代にあった門割制度の福添門から。門名は好字の「福」と添う土地から。門による明治新姓。
フクゾノ 福園 鹿児島県。地形。好字の「福」と園から。江戸時代にあった門割制度の福園門から。門の位置の例。鹿児島県鹿屋市吾平町麓、鹿児島県肝属郡肝付町前田、鹿児島県肝属郡南大隅町根占横別府、鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠、宮崎県えびの市末永。鹿児島県いちき串木野市羽島では福園屋敷。門、屋敷による明治新姓。
フクゾノ 福薗 鹿児島県いちき串木野市。鹿児島県いちき串木野市生福の小字の福薗から発祥。
フクゾノ 福囿 鹿児島県薩摩郡さつま町、熊本県。地形。鹿児島県薩摩郡さつま町柊野に江戸時代にあった門割制度の福園門から。門名は福園の異形。門による明治新姓。
フクタ 福田 フクダ 福田参照。
フクタ 福多 フクダ 福多参照。
フクタ 福夛 フクダ 福夛参照。
フクダ 福田 東京都、栃木県、大阪府。続いて埼玉県、兵庫県、神奈川県、福岡県、北海道、長崎県、山口県。①地形。好字の「福」と田から。栃木県鹿沼市引田では茨城県猿島郡の福田村からとの伝あり。伝承からの推定では平安時代末期に称する。位置不詳。茨城県猿島郡五霞町大福田・小福田が比定地。大福田は戦国時代、小福田は江戸時代に記録のある地名。栃木県日光市土沢では草分けと伝える。山口県周南市須万では岡山県倉敷市で1183年(治承7年・寿永2年)にあった水島合戦後に岡山県西部(旧:備中国)の福田で隠遁して称したと伝える。備中国で鎌倉時代に福田荘の記録あり。位置不詳。福岡県小郡市力武では草分けで農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。江戸時代にあった門割制度の福田門から。門の位置の例。鹿児島県阿久根市西目、鹿児島県伊佐市菱刈下手、鹿児島県日置市伊集院町上神殿、鹿児島県日置市吹上町中之里、鹿児島県鹿児島市上谷口、鹿児島県南九州市知覧町永里、鹿児島県姶良市蒲生町白男、鹿児島県肝属郡肝付町富山、鹿児島県肝属郡肝付町前田、宮崎県北諸県郡三股町蓼池。門による明治新姓。※大阪府堺市中区福田は江戸時代に記録のある地名。地名は「符久田」、「府久田」とも表記した。同地に分布あり。※佐賀県杵島郡白石町福田は江戸時代に記録のある地名。地名はフクタ。同地に分布あり。※富山県滑川市安田は江戸時代に記録のある地名。同地では明治新姓と伝える。②長崎県長崎市福田本町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士に江戸時代にあった。同藩士に伝承あり。③石川県加賀市大聖寺上福田町・下福田発祥。鎌倉時代に記録のある地名。石川県能美市福島町で伝承あり。④富山県高岡市福田発祥。鎌倉時代に記録のある地名。⑤兵庫県加東市東実付近(旧:福田)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。※兵庫県赤穂郡の矢野荘の福田は位置不詳。兵庫県相生市の矢野町が比定地。⑥広島県福山市芦田町大字福田発祥。鎌倉時代に記録のある地名。⑦長崎県諫早市福田町発祥。南北朝時代に記録のある地名。同地に分布あり。⑧茨城県那珂市福田発祥。南北朝時代に記録のある地名。同地に分布あり。⑨神奈川県大和市福田発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。⑩岩手県二戸市福田発祥。戦国時代に記録のある地名。⑪青森県三戸郡南部町福田発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代にあった。⑫創賜。好字の「福」から。鳥取県米子市の淀江町では生田姓から江戸時代に改姓したと伝える。同地では福本屋の屋号を使用していたとの伝もあり。推定では江戸時代。⑬李氏朝鮮系。熊本県熊本市東区小山付近(旧:小山戸島)では1592年(文禄元年)から1593年(文禄2年)・1597年(慶長2年)から1598年(慶長3年)の文禄・慶長の役で来住した瓦工が称したと伝える。⑭コリア系。推定での比率は1%以下。神奈川県川崎市で1953年12月7日に帰化の記録あり。本姓は黄。コウ 黄参照。他姓もあり。
フクダ 福多 青森県、北海道、徳島県。①福田姓あり。山形県天童市田鶴町が藩庁の天童藩士に江戸時代にあった。善隣。京都府綾部市井倉町に分布あり。②創賜。鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠に江戸時代にあった門割制度の福多門から。門名は好字の「福」、「多」から。門による明治新姓。
フクダ 副田 ソエダ 副田参照。
フクダ 服田 ハッタ 服田参照。
フクダ 富久田 トミクダ 富久田参照。
フクダ 冨久田 トミクダ 冨久田参照。
フクダ 福夛 大阪府泉北郡忠岡町。福田姓あり。大阪府泉北郡忠岡町忠岡東に分布あり。
フクダ 服多 広島県福山市・広島県広島市。福田姓あり。広島県福山市東村町に分布あり。
フクダイラ 福平 フクヒラ 福平参照。
フクタカ 福高 山口県下松市、福岡県、徳島県。推定では好字の「福」と高い土地から。山口県下松市美里町に分布あり。善隣。福岡県田川郡大任町今任原に分布あり。
フクダガワ 福田川 東京都、神奈川県・新潟県加茂市。福田姓あり。新潟県加茂市下条戊に分布あり。フクダ 福田参照。
フクタキ 福滝 岡山県、大阪府。地形。好字の「福」と滝から。岡山県高梁市巨瀬町が本拠。
フクタキ 福瀧 岡山県・兵庫県・大阪府。地形。福滝の異形。岡山県倉敷市笹沖に分布あり。
フクタケ 福武 岡山県。愛媛県西条市福武甲・福武乙発祥。鎌倉時代に記録のある地名。岡山県小田郡矢掛町横谷に江戸時代にあった。同地では四国地方の出と伝える。岡山県岡山市北区足守が藩庁の足守藩士に江戸時代にあった。
フクタケ 福竹 岡山県、兵庫県、広島県。福武の異形。岡山県高梁市内山下が藩庁の備中松山藩士、福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士に江戸時代にあった。
フクダテ 福館 岩手県下閉伊郡山田町、神奈川県。事物。好字の「福」と館から。岩手県下閉伊郡山田町船越が本拠。
フクダテ 福舘 岩手県下閉伊郡山田町、青森県。事物。福館の異形。岩手県下閉伊郡山田町船越が本拠。
フクタニ 福谷 山口県、愛知県、大阪府。フクヤも含む分布。①地形。好字の「福」と谷から。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。山口県周南市徳山が藩庁の徳山藩士、鳥取県鳥取市国府町美歎、愛知県豊橋市大村町に江戸時代にあった。江戸時代にあった門割制度の福谷門から。門の位置の例。鹿児島県肝属郡肝付町新富、鹿児島県肝属郡肝付町前田。鹿児島県肝属郡肝付町後田では福ケ谷門。門による明治新姓。②奈良県吉野郡下市町黒木の小字の福谷から発祥。
フクタニ 福渓 北海道・大阪府八尾市・奈良県五條市。地形。福谷の異形。奈良県五條市西吉野町平雄に分布あり。
フクダメ 福溜 愛媛県北宇和郡松野町、大阪府・千葉県。福留姓あり。愛媛県北宇和郡松野町豊岡に分布あり。フクドメ 福留参照。
フクダマ 福玉 埼玉県さいたま市北区・東京都八王子市・北海道。推定では好字の「福」と宝玉から。
フクダヤ 福田谷 広島県、石川県加賀市。職業。福田屋の異形。広島県福山市神辺町大字川南、石川県加賀市山中温泉上原町に分布あり。
フクダヤ 福田屋 滋賀県東近江市。職業。福田屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。滋賀県東近江市佐野町に分布あり。※山口県周南市に江戸時代にあった。
フクタン 福丹 京都府福知山市。京都府福知山市は戦国時代、京都府中部・兵庫県丹波市付近(旧:丹波国)は奈良時代に記録のある地名。
フクチ 福地 東京都、栃木県、茨城県。続いて沖縄県、埼玉県、神奈川県、北海道、福島県、静岡県、千葉県。フクジは稀少。①福知の異形。栃木県佐野市船津川町では戦国時代、群馬県邑楽郡邑楽町では室町時代に福知姓から改姓したと伝える。兵庫県三田市屋敷町が藩庁の三田藩士、山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。三田藩士は京都府福知山市の出と伝える。②山梨県大月市(旧:福地郷)発祥。平安時代に記録のある地名。③長野県伊那市富県南福地・北福地発祥。平安時代に「福智」の表記で記録のある地名。④宮城県石巻市福地発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフクジ。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。⑤合略。福益の略。佐賀県では鎌倉時代に龍造寺季益の「益」を憚って福益姓の「福」を残して改姓したと伝える。同地に安土桃山時代、佐賀県小城市小城町が藩庁の小城藩士に江戸時代にあった。フクマス 福益参照。⑥地形。好字の「福」と土地から。鹿児島県南さつま市金峰町高橋に江戸時代にあった門割制度の福地門から。門による明治新姓。善隣。三重県名張市下比奈知に分布あり。⑦沖縄県糸満市福地発祥。琉球王国時代に記録のある地名。地名はフクジで「福治」とも表記した。琉球音もフクジ。※茨城県常陸太田市常福地町は江戸時代に記録のある地名。地名はジョウフクジ。同地に分布あり。茨城県常陸太田市では福島県南会津郡・会津若松市(旧:会津郡)の福地の出と伝える。時代、位置不詳。※広島県尾道市福地町は吉和町の一部から1969年に成立した地名。同地に分布あり。※百済系。761年(天平宝字5年)に福地造の氏姓を賜った事例があった。位置不詳。
フクチ 福池 フクイケ 福池参照。
フクチ 福知 京都府、埼玉県、東京都。京都府福知山市発祥。戦国時代に記録のある地名。群馬県邑楽郡邑楽町では室町時代に称したと伝える。京都府亀岡市曽我部町犬飼、兵庫県三田市屋敷町が藩庁の三田藩士、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。
フクチ 福智 埼玉県、静岡県、東京都。福地姓あり。山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。
フクチ 覆地 神奈川県横浜市、和歌山県田辺市。福地姓あり。和歌山県田辺市中辺路町大内川に分布あり。
フクチイン 福智院 北海道、大阪府。奈良県奈良市福智院町発祥。南北朝時代に記録のある地名。北海道中川郡池田町川合で伝承あり。同地では1947年に北海道に来住したと伝える。奈良県奈良市登大路町にある法相宗の興福寺に存在した大乗院の坊官に江戸時代にあった。
フクチモト 福地本 岐阜県。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地は江戸時代に記録のある地名。地名はフクジ。岐阜県高山市高根町上ケ洞に分布あり。
フクチヤマ 福智山 福岡県北九州市小倉南区。福岡県北九州市小倉南区・直方市・田川郡福智町の福智山から発祥。福岡県北九州市小倉南区高津尾に分布あり。
フクツ 福津 青森県、北海道、群馬県。群馬県前橋市粕川町深津は南北朝時代に記録のある地名。地名はフカヅで「深栖」とも表記した。同地に分布あり。
フクツカ 福塚 奈良県、北海道、福井県。①地形。好字の「福」と塚から。福井県越前市余田町、奈良県五條市三在町が本拠。福島県二本松市郭内が藩庁の二本松藩士に江戸時代にあった。静岡県浜松市南区福塚町は江戸時代に記録のある地名。②富山県小矢部市道林寺の小字の西町島にある通称地名の福塚島から発祥。北海道空知郡奈井江町奈井江大和1区では富山県から1915年に来住したと伝える。
フクヅカ 福塚 フクツカ 福塚参照。
フクツキ 福月 徳島県小松島市。推定では好字の「福」と月から。徳島県小松島市大林町蛭子免に分布あり。
フクツギ 福次 宮崎県日南市。「福」を含む姓あり。宮崎県日南市中平野に分布あり。
フクツジ 福辻 奈良県桜井市。地形。好字の「福」と十字路から。奈良県吉野郡東吉野村日裏に分布あり。
フクツナ 福綱 千葉県富津市・東京都。推定では好字の「福」と綱から。千葉県富津市大堀に分布あり。
フクツボ 福坪 鹿児島県志布志市。地形。鹿児島県志布志市有明町野井倉に江戸時代にあった門割制度の福坪屋敷から。屋敷名は好字の「福」と面積の単位の坪から。屋敷による明治新姓。
フクヅミ 福積 愛媛県、大阪府、兵庫県。「福」は好字。愛媛県喜多郡内子町大瀬中央に分布あり。
フクテ 福手 岐阜県郡上市。岐阜県郡上市八幡町相生(旧:福手)から発祥。江戸時代に記録のある地名。同地にあった中山城の別名は葦山城で福手氏が1178年(治承2年)に築城したと伝える。島根県東部(旧:出雲国)から1180年(治承4年)に千葉県北部・茨城県南西部付近(旧:下総国)を経て岐阜県郡上市に来住したとの伝あり。岐阜県郡上市八幡町柳町が藩庁の郡上藩士に江戸時代にあった。
フクテラ 福寺 フクデラ 福寺参照。
フクデラ 福寺 北海道、神奈川県・岡山県津山市。①事物。好字の「福」と寺から。「福」を含む寺号あり。岡山県津山市加茂町楢井に分布あり。②事物。東京都豊島区巣鴨にある曹洞宗の法福寺の僧侶による明治新姓。法福寺はホウフクジ。法福寺の「福」、「寺」から。
フクデン 福伝 広島県。「福」を含む姓あり。広島県呉市蒲刈町大浦に分布あり。
フクデン 福傳 広島県・兵庫県・愛知県。福伝の異形。広島県広島市東区戸坂千足に分布あり。
フクデンジ 福田寺 広島県福山市・岡山県美作市。広島県福山市芦田町大字福田発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はフクダ。同地にある真言宗の福性院の僧侶による明治新姓。
フクト 福戸 北海道、広島県、滋賀県。地形。好字の「福」と出入口から。広島県廿日市市須賀では同地に江戸時代にいた材木商の瀬戸屋利兵衛の「戸」を使用したと伝える。セトヤ 瀬戸屋参照。滋賀県犬上郡多賀町佐目に分布あり。
フクド 福土 奈良県桜井市、秋田県湯沢市、宮城県。推定では好字の「福」と土から。秋田県湯沢市杉沢新所砂田に分布あり。
フクド 福戸 フクト 福戸参照。
フクトウ 福藤 広島県三次市、北海道。フクフジも含む分布。北海道でフクフジが存在。善隣。事物。広島県三次市穴笠町にある浄土真宗の福善坊の僧侶による明治新姓。福善坊の「福」と鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。フジワラ 藤原参照。
フクトウ 服藤 ハラフジ 服藤参照。
フクトウ 福當 徳島県・滋賀県・岐阜県。トンダも含む分布。福当の異形。徳島県那賀郡那賀町内山日浦が起源地。同地ではトンダ。富田姓あり。トミタ 富田参照。滋賀県近江八幡市安土町下豊浦では戦国時代・安土桃山時代の武将である織田信長の家臣だったと伝える。岐阜県多治見市では岐阜県瑞浪市から2004年に転出したと伝える。
フクトウ 福東 滋賀県甲賀市。福当姓あり。滋賀県甲賀市水口町高山に分布あり。
フクトウ 福当 山口県下関市・埼玉県。「福」は好字。山口県下関市小月本町に分布あり。※高句麗系。京都府相楽郡の福当からと伝える。時代、位置不詳。京都府京都市に平安時代に福当造の氏姓があった。
フクドウ 福堂 宮崎県・愛知県。事物。好字の「福」と堂から。宮崎県西諸県郡高原町広原に分布あり。
フクトク 福徳 鹿児島県、三重県伊賀市。創賜。好字の「福」、「徳」から。鹿児島県鹿児島市下福元町、鹿児島県垂水市牛根境に分布あり。愛知県名古屋市北区福徳町は室町時代、三重県亀山市関町福徳は江戸時代に記録のある地名。善隣。三重県伊賀市久米町に分布あり。同地に福徳神社あり。
フクトシ 福歳 広島県庄原市。「福」は好字。広島県庄原市口和町向泉に分布あり。
フクドノ 福殿 東京都、和歌山県海南市。「福」を含む姓あり。和歌山県海南市名高に分布あり。
フクドマリ 福泊 鹿児島県鹿屋市、広島県・愛知県。地形。鹿児島県鹿屋市串良町有里に江戸時代にあった門割制度の福泊屋敷から。屋敷名は好字の「福」と港から。同地は内陸の土地。推定での原住地は海沿い。屋敷による明治新姓。
フクトミ 福富 栃木県、兵庫県、東京都。フクトメは稀少。①岐阜県岐阜市福富発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に安土桃山時代、栃木県栃木市大平町蔵井、栃木県芳賀郡芳賀町与能、山口県岩国市、和歌山県和歌山市一番丁が藩庁の紀州藩士に江戸時代にあった。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は愛知県名古屋市中川区助光の出でフクズミと発音したと伝える。同地で1479年(文明11年)に記録あり。島根県出雲市斐川町福富は鎌倉時代に記録のある地名。地名はフクドミ。島根県大田市温泉津町福光は鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。②合略。福田の略。広島県福山市、高知県では福田姓の「福」を残して改姓したと伝える。推定では戦国時代以前。高知県南国市廿枝に安土桃山時代にあった。フクダ 福田参照。③創賜。好字の「福」、「富」から。京都府京都市伏見区淀本町が藩庁の淀藩士に江戸時代にあった。同藩士は元は佐賀県唐津市東城内が藩庁の唐津藩士で同藩主である寺沢堅高の妻の岡部姓を憚って岡部姓から1633年(寛永10年)から1635年(寛永12年)の間に改姓したと伝える。オカベ 岡部参照。長崎県諫早市目代町では江戸時代に農業に従事して佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩から明治新姓時に賜ったと伝える。④創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「富」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町諸田に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。
フクトミ 福冨 山口県、鹿児島県、愛知県。フクトメは稀少。①福富の異形。高知県幡多郡黒潮町入野付近(旧:入野郷)に安土桃山時代、高知県四万十市の中村、高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士、愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士、愛知県豊橋市今橋町が藩庁の三河吉田藩士、栃木県足利市雪輪町が藩庁の足利藩士に江戸時代にあった。②創賜。鹿児島県鹿児島市吉野町に江戸時代にあった門割制度の福富門から。門名はフクトミで好字の「福」、「富」から。門による明治新姓。
フクドミ 福富 フクトミ 福富参照。
フクドミ 福冨 フクトミ 福冨参照。
フクトメ 福富 フクトミ 福富参照。
フクトメ 福冨 フクトミ 福冨参照。
フクトメ 福留 フクドメ 福留参照。
フクドメ 福留 鹿児島県、宮崎県、高知県。①創賜。好字の「福」、「留」から。江戸時代にあった門割制度の福留門から。門の位置の例。鹿児島県日置市東市来町養母、鹿児島県日置市伊集院町郡、鹿児島県日置市伊集院町上神殿、鹿児島県日置市伊集院町麦生田、鹿児島県鹿児島市山田町、鹿児島県指宿市開聞十町、鹿児島県指宿市山川小川、鹿児島県南さつま市金峰町高橋、鹿児島県南さつま市金峰町新山、鹿児島県姶良市蒲生町米丸、鹿児島県姶良市蒲生町下久徳、鹿児島県霧島市隼人町嘉例川、鹿児島県霧島市国分台明寺、鹿児島県志布志市有明町野井倉、鹿児島県志布志市有明町野神、鹿児島県鹿屋市上祓川町、鹿児島県鹿屋市下堀町、鹿児島県鹿屋市大姶良町、鹿児島県鹿屋市吾平町上名、鹿児島県鹿屋市輝北町上百引、鹿児島県肝属郡錦江町田代麓、鹿児島県肝属郡肝付町新富、鹿児島県肝属郡肝付町前田、鹿児島県肝属郡肝付町後田、鹿児島県肝属郡南大隅町佐多伊座敷、宮崎県えびの市原田、宮崎県都城市太郎坊町、宮崎県北諸県郡三股町蓼池。鹿児島県いちき串木野市京町付近(旧:下名)、鹿児島県鹿屋市串良町有里では福留屋敷。門、屋敷による明治新姓。石川県白山市湊町では1875年に火災があった後に福が留まるようにとの考えで撫子姓から改姓した明治新姓と伝える。ナデシコ 撫子参照。②鹿児島県南九州市頴娃町別府福留発祥。同地に江戸時代に門割制度の福留門があった。門による明治新姓。③鹿児島県曽於市末吉町二之方の小字の東福留・西福留から発祥。同地に江戸時代に門割制度の福留門があった。門による明治新姓。④福富の異形。高知県では戦国時代・安土桃山時代の武将である長宗我部元親の家臣が福富姓を「福留」とも表記していたと伝える。高知県高知市大津で伝承あり。同地に安土桃山時代、高知県四万十市中村丸の内が藩庁の土佐中村藩士に江戸時代にあった。フクトミ 福富参照。
フクトモ 福友 広島県。「友」を含む男性の名前あり。広島県東広島市豊栄町安宿に分布あり。
フクトヤマ 福戸山 鹿児島県南さつま市、広島県三原市。鹿児島県南さつま市笠沙町片浦の小字の福戸山鼻から発祥。
フクトヨ 福豊 宮崎県。創賜。宮崎県えびの市東川北に江戸時代にあった門割制度の福豊門から。門名は好字の「福」、「豊」から。門による明治新姓。
フクトリ 福取 福井県福井市。福井県福井市小野町に分布あり。福井は江戸時代に記録のある地名。地名は「福居」とも表記した。
フクナ 福名 広島県、大阪府・岐阜県。「福」を含む姓、地名あり。広島県神石郡神石高原町相渡に分布あり。広島県神石郡神石高原町福永は戦国時代に記録のある地名。
フクナカ 福中 大阪府、兵庫県、三重県。地形。好字の「福」と中央部から。兵庫県姫路市的形町福泊は鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。兵庫県姫路市福中町は戦国時代に記録のある地名。愛知県岡崎市康生町が藩庁の岡崎藩士に江戸時代にあった。同藩士は兵庫県南西部(旧:播磨国)の出と伝える。奈良県奈良市月ヶ瀬長引では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フクナカ 福仲 沖縄県、京都府、奈良県吉野郡吉野町。地形。福中の異形。沖縄県石垣市白保、奈良県吉野郡吉野町新子に分布あり。
フクナガ 福永 鹿児島県、兵庫県、大阪府。続いて山口県、福岡県、熊本県、滋賀県、広島県、東京都、宮崎県。①創賜。好字の「福」、「永」から。江戸時代にあった福永門から。門の位置の例。鹿児島県日置市伊集院町郡、鹿児島県日置市伊集院町下谷口、鹿児島県鹿児島市吉野町、鹿児島県鹿児島市郡山町、鹿児島県鹿児島市花尾町、鹿児島県指宿市西方十石、鹿児島県指宿市開聞仙田、鹿児島県指宿市開聞十町、鹿児島県指宿市山川成川、鹿児島県南九州市知覧町永里、鹿児島県南九州市頴娃町別府、鹿児島県曽於市末吉町諏訪方、鹿児島県曽於市末吉町岩崎、鹿児島県曽於市大隅町岩川、鹿児島県鹿屋市横山町、鹿児島県鹿屋市下高隈町、鹿児島県肝属郡肝付町新富、宮崎県西諸県郡高原町広原。鹿児島県いちき串木野市羽島では福永屋敷。門、屋敷による明治新姓。宮崎県小林市野尻町東麓の野尻城の城主に戦国時代にあった。善隣。鳥取県米子市福万に分布あり。②鹿児島県南九州市知覧町厚地福永発祥。鹿児島県南九州市知覧町厚地に分布あり。③創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「永」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡和泊町国頭に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。④滋賀県長浜市新庄寺町付近(旧:福永)から発祥。平安時代に記録のある地名。同地に鎌倉時代にあった。島根県西部(旧:石見国)で伝承あり。⑤広島県神石郡神石高原町福永発祥。戦国時代に記録のある地名。
フクナガ 福長 徳島県、広島県、神奈川県。福永姓あり。山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩士に江戸時代にあった。
フクナガ 冨久長 東京都八王子市・埼玉県さいたま市緑区。東京都八王子市川口町に分布あり。
フクナベ 福辺 フクベ 福辺参照。
フクナベ 福邉 フクベ 福邉参照。
フクナミ 福波 フクバ 福波参照。
フクナミ 福浪 兵庫県神戸市北区・山口県長門市・熊本県下益城郡美里町。推定では好字の「福」と浪から。山口県長門市俵山に分布あり。同地は内陸の土地。
フクナミ 福並 長崎県、熊本県・東京都。「福」は好字。長崎県大村市松並(旧:並松郷)は1481年(文明13年)に植林した松並木によると伝える。同地に分布あり。東京都世田谷区松原にある浄土真宗の延重寺の僧侶に東京時代にあった。
フクナリ 福成 佐賀県、福岡県、大分県。「福」、「成」は好字。佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津下三津西に分布あり。
フクニシ 福西 奈良県、大阪府、兵庫県。①地形。好字の「福」と西から。奈良県磯城郡川西町に江戸時代にあった。奈良県宇陀市榛原福西は南北朝時代に記録のある地名。福田姓あり。栃木県下都賀郡壬生町本丸が藩庁の壬生藩士、福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士に江戸時代にあった。静岡県伊東市和田では大阪府堺市から1573年から1592年(天正年間)頃に来住したと伝える。フクダ 福田参照。善隣。奈良県天理市勾田町に分布あり。②奈良県吉野郡下市町黒木の小字の福西の谷から発祥。③奈良県山辺郡山添村大塩の小字の福西から発祥。④奈良県奈良市下狭川町の小字の福西前から発祥。
フクニワ 福庭 フクバ 福庭参照。
フクネ 福根 山口県、神奈川県。「福」は好字。山口県周南市八代に分布あり。山口県周南市徳山が藩庁の徳山藩士に江戸時代にあった。
フクノ 福野 長崎県、石川県、東京都。①地形。好字の「福」と野から。長崎県佐世保市小舟町に分布あり。埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士に江戸時代にあった。善隣。広島県三原市高坂町真良に分布あり。②石川県羽咋郡志賀町福野発祥。室町時代に記録のある地名。石川県羽咋郡志賀町高浜町に分布あり。
フクノ 副野 ソエノ 副野参照。
フクノ 福埜 富山県・愛知県豊橋市、京都府京田辺市。福野の異形。富山県砺波市新明に分布あり。
フクノ 服野 富山県射水市。福野姓あり。
フクノウ 福納 鹿児島県、富山県・長野県。推定では福を納めるとの考えから。鹿児島県鹿児島市三和町、富山県富山市八尾町杉田に分布あり。
フクノウエ 福之上 鹿児島県日置市、愛知県。地形。好字の「福」と上から。鹿児島県肝属郡肝付町宮下に江戸時代にあった門割制度の福之上門から。門による明治新姓。
フクノウエ 福ノ上 神奈川県横浜市。地形。福之上の異形。
フクノエ 福之江 鹿児島県肝属郡肝付町。地形。福之上の異形。鹿児島県肝属郡肝付町宮下に分布あり。フクノウエ 福之上参照。
フクノベ 福辺 フクベ 福辺参照。
フクノベ 福延 愛媛県新居浜市、東京都。「福」は好字。愛媛県松山市に江戸時代にあった。
フクハ 福羽 福島県いわき市、兵庫県、神奈川県。①推定では好字の「福」と羽から。福島県いわき市内郷内町桜本にある曹洞宗の清光院の僧侶による明治新姓。同寺から福島県いわき市小名浜住吉にある曹洞宗の保福寺に移ったと伝える。②福場姓あり。島根県鹿足郡津和野町後田が藩庁の津和野藩士に江戸時代にあった。
フクバ 福場 広島県、島根県、山口県。広島県神石郡神石高原町福永は戦国時代に記録のある地名。同地では農業に従事していたと伝える。広島県庄原市総領町亀谷の茅城の城主に戦国時代、広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士、兵庫県豊岡市京町が藩庁の但馬豊岡藩士、岐阜県郡上市八幡町柳町が藩庁の郡上藩士に江戸時代にあった。
フクバ 福庭 島根県、広島県、鳥取県。フクニワも含む分布。福場姓あり。島根県松江市玉湯町湯町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。鳥取県倉吉市福庭町は江戸時代に記録のある地名。鳥取県東伯郡北栄町田井に分布あり。
フクバ 福波 広島県、神奈川県、鳥取県。フクナミも含む分布。神奈川県でフクナミが存在。福場姓あり。広島県世羅郡世羅町西神崎、鳥取県八頭郡八頭町郡家殿に分布あり。愛媛県今治市菊間町浜に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代にあった。
フクバ 福羽 フクハ 福羽参照。
フクバ 福葉 兵庫県・大阪府。福場姓あり。兵庫県尼崎市西難波町に分布あり。
フクハシ 福橋 大阪府岸和田市。事物。好字の「福」と橋から。広島県広島市佐伯区。大阪府岸和田市土生町、広島県広島市佐伯区湯来町大字伏谷に分布あり。兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士に江戸時代にあった。※埼玉県加須市北辻に江戸時代にあった。
フクハタ 福畑 大阪府、長崎県平戸市・石川県。地形。好字の「福」と畑から。長崎県平戸市度島町、石川県加賀市田尻町に分布あり。
フクハタ 福畠 広島県、兵庫県・大阪府。兵庫県三田市でフクバタケが存在。地形。福畑の異形。広島県東広島市西条町助実、石川県金沢市此花町に分布あり。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。石川県金沢市福畠町は江戸時代に記録のある地名。地名はフクバタケ。
フクバタケ 福畠 フクハタ 福畠参照。
フクハマ 福浜 香川県、広島県、鹿児島県出水市。地形。好字の「福」と浜から。ハマは「崖」を意味する例あり。香川県丸亀市飯野町東二が本拠。同地は内陸の土地。広島県竹原市忠海東町が本拠。同地は瀬戸内海に面した土地。三重県伊賀市上神戸・下神戸に安土桃山時代にあった。同地は内陸の土地。鹿児島県出水市今釜町付近に江戸時代にあった門割制度の福浜門から。門による明治新姓。同地は八代海に面した土地。
フクハマ 福濱 香川県、愛知県、大阪府。地形。福浜の異形。香川県丸亀市飯野町東二に分布あり。
フクバヤシ 福林 愛知県、京都府、和歌山県。地形。好字の「福」と林から。岡山県東南部(旧:備前国)に南北朝時代、三重県伊賀市・名張市(旧:伊賀国)に戦国時代、三重県熊野市神川町神上に安土桃山時代、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。
フクハラ 福原 千葉県、大阪府、東京都。続いて広島県、北海道、兵庫県、神奈川県、埼玉県、福岡県、山口県。①広島県安芸高田市吉田町福原発祥。鎌倉時代に記録のある地名。山口県萩市堀内が藩庁の長州藩士に江戸時代にあった。同藩士に伝承あり。秋田県秋田市雄和新波樋口で伝承あり。善隣。広島県広島市西区福島町に分布あり。②栃木県大田原市福原発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はフクワラ。③茨城県笠間市福原発祥。鎌倉時代に記録のある地名。④福島県郡山市富久山町福原発祥。室町時代に記録のある地名。⑤鳥取県米子市東福原・西福原発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフクバラ。同地に分布あり。善隣。鳥取県米子市福万に分布あり。⑥徳島県名西郡神山町阿野福原発祥。同地に分布あり。⑦兵庫県佐用郡佐用町佐用の小字の福原から発祥。兵庫県宍粟市山崎町山崎(旧:福原)は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は福原氏の居住によると伝える。⑧地形。好字の「福」と原から。鹿児島県鹿屋市田崎町に江戸時代にあった門割制度の福原門から。門による明治新姓。大阪府貝塚市福田は江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代にあった。千葉県君津市貞元では草分けで福田屋の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代。⑨地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「原」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡喜界町荒木に分布あり。フク 福参照。
フクハラ 普久原 沖縄県沖縄市、沖縄県那覇市。福原の琉球形。沖縄県沖縄市嘉間良に分布あり。
フクハラ 譜久原 沖縄県。福原の琉球形。沖縄県那覇市古島に分布あり。
フクハラ 福服 広島県世羅郡世羅町。福原姓あり。広島県世羅郡世羅町上津田に分布あり。
フクハラ 服原 富山県富山市。福原姓あり。富山県富山市若竹町に分布あり。
フクバラ 福原 フクハラ 福原参照。
フクハル 福春 愛知県。推定では好字の「福」と春から。愛知県岡崎市若松町西三田ケ入に分布あり。
フクヒサ 福久 石川県、広島県、山口県。フクキュウは稀少。石川県輪島市でフクキュウが存在。①石川県金沢市福久町発祥。室町時代に記録のある地名。石川県金沢市昌永町に分布あり。②男性の名前に福久あり。広島県三次市吉舎町敷地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士に江戸時代にあった。
フクヒラ 福平 北海道、東京都、岐阜県。フクダイラは稀少。「福」は好字。ヒラが「傾斜地」を意味する例あり。岐阜県中津川市阿木、富山県下新川郡入善町入膳、石川県輪島市深見町に分布あり。富山県黒部市福平は江戸時代に記録のある地名。静岡県中部(旧:駿河国)に戦国時代にあった。
フクヒロ 福広 広島県、大阪府、福岡県。推定では好字の「福」と広い土地から。広島県東広島市河内町入野では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。三重県名張市薦生に安土桃山時代にあった。同地に分布あり。
フクヒロ 福廣 三重県、広島県。福広の異形。三重県名張市短野に分布あり。
フクブクロ 福袋 奈良県奈良市・大阪府。推定では好字の「福」と袋から。大阪府大阪市天王寺区勝山に分布あり。
フクフジ 福藤 フクトウ 福藤参照。
フクベ 福辺 千葉県、東京都、和歌山県。フクナベも含む分布。推定では「福」があるように願った土地の付近から。千葉県長生郡一宮町一宮が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では石川県北部(旧:能登国)の出と伝える。和歌山県有田郡有田川町田角に分布あり。
フクベ 瓢 ヒサゴ 瓢参照。
フクベ 福部 広島県、香川県、大阪府。オサベは稀少。福辺姓あり。広島県安芸高田市美土里町横田に分布あり。
フクベ 服平 大分県由布市、大分県大分市。推定での古い発音はフクベイ。大分県由布市庄内町中に分布あり。
フクベ 腹部 愛知県、茨城県・大阪府。ハラベ、ハットリも含む分布。服部姓あり。愛知県一宮市木曽川町玉ノ井新屋敷二ノ切に分布あり。愛知県一宮市木曽川町里小牧砂ノ口ではハットリ、大阪府大阪市此花区四貫島ではハラベ。ハットリ 服部参照。
フクベ 福邉 千葉県長生郡一宮町・千葉県千葉市中央区。福辺の異形。千葉県長生郡一宮町一宮に分布あり。
フクベップ 福別府 鹿児島県志布志市。地形。鹿児島県志布志市松山町新橋に江戸時代にあった門割制度の福別府門から。好字の「福」と別府から。門による明治新姓。
フクホ 福保 富山県高岡市・新潟県・兵庫県姫路市。①富山県高岡市本保にある浄土真宗の本正寺の僧侶による明治新姓。本保はホンボで江戸時代に記録のある地名。②推定では福を保つとの考えから。兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士に江戸時代にあった。
フクボ 布久保 ヌノクボ 布久保参照。
フクボ 福母 フクモ 福母参照。
フクホリ 福堀 三重県、愛知県。地形。好字の「福」と堀から。三重県津市下弁財町津興に分布あり。
フクボリ 福堀 フクホリ 福堀参照。
フクマ 福間 島根県、広島県、福岡県。①広島県西部(旧:安芸国)に戦国時代、広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士、山口県萩市堀内が藩庁の長州藩士に江戸時代にあった。長州藩士は和歌山県・三重県南部(旧:紀伊国)の福万村からで当初は「福万」と表記していたと伝える。時代、位置不詳。山口県では安土桃山時代に福間姓から福万姓に改姓したとの伝あり。フクマン 福万参照。広島県三次市三和町羽出庭にあった六郎山城の城主の三浦氏が称したと伝える。推定では戦国時代。姓は「福馬」、「福島」とも表記した。ミウラ 三浦参照。フクシマ 福島参照。②福岡県福津市の福間から発祥。室町時代に「福満」の表記で記録のある地名。地名は「福万」とも表記した。③埼玉県久喜市菖蒲町上栢間・菖蒲町下栢間発祥。室町時代に記録のある地名。同地で福田氏が福田の「田」を栢間の「間」にして称したと伝える。フクダ 福田参照。
フクマ 福馬 広島県、大阪府、神奈川県。福間の異形。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代にあった。
フクマ 福真 青森県、北海道。福間姓あり。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士に江戸時代にあった。
フクマ 副馬 北海道、福井県坂井市。福間姓あり。福井県坂井市三国町南本町に分布あり。
フクマ 福眞 千葉県、愛知県・青森県。福間姓あり。千葉県君津市人見に分布あり。
フクマ 福摩 鳥取県倉吉市、大阪府大阪市。福間姓あり。鳥取県倉吉市鴨河内に分布あり。
フクマエ 福前 滋賀県甲賀市、大阪府・神奈川県。推定では福があるように願った土地の前から。滋賀県甲賀市甲南町塩野に分布あり。
フクマキ 服巻 ハラマキ 服巻参照。
フクマキ 福巻 三重県名張市・大阪府・東京都。推定では好字の「福」と牧場から。三重県名張市栄町に分布あり。
フクマサ 福政 鳥取県鳥取市、広島県、山口県。男性の名前に福政あり。鳥取県鳥取市金沢に江戸時代にあった。同地では鳥取県鳥取市東町が藩庁の鳥取藩主の池田氏に従って岡山県岡山市から江戸時代に来住したと伝える。
フクマサ 福正 フクショウ 福正参照。
フクマシ 福増 フクマス 福増参照。
フクマス 福増 愛媛県、三重県、広島県。神奈川県でフクマシが存在。「福」、「増」は好字。愛媛県伊予市稲荷に分布あり。
フクマス 福桝 愛媛県、三重県。福増姓あり。愛媛県大洲市菅田町菅田に分布あり。
フクマス 福益 石川県、大阪府、東京都。石川県能美市福島町は江戸時代に記録のある地名。同地では農業に従事していたと伝える。「益」は好字。
フクマス 福舛 東京都、福島県・広島県。福増姓あり。広島県東広島市高屋町杵原、福島県西白河郡泉崎村踏瀬後原に分布あり。
フクマス 福升 山口県大島郡周防大島町、東京都・千葉県。福増姓あり。山口県大島郡周防大島町秋に分布あり。
フクマス 福枡 兵庫県、鳥取県。福増姓あり。鳥取県東伯郡三朝町片柴に分布あり。
フクマス 富久増 埼玉県草加市。福増姓あり。埼玉県草加市清門町に分布あり。
フクマス 冨久増 千葉県千葉市美浜区。福増姓あり。千葉県千葉市美浜区高洲に分布あり。
フクマタ 福俣 石川県白山市・石川県金沢市。推定では好字の「福」と分岐する場所から。石川県金沢市額乙丸町に分布あり。
フクマツ 福松 福岡県、宮崎県、鹿児島県。事物。好字の「福」と松から。宮崎県宮崎市高岡町上倉永に江戸時代にあった門割制度の福松門から。門による明治新姓。広島県神石郡神石高原町油木甲では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。長崎県松浦市星鹿町下田免に分布あり。長崎県平戸市出身で明の時代のシナで軍人だった鄭成功の幼名に田川福松の名前があった。中華人民共和国福建省、長崎県松浦市付近(旧:松浦郡)の地名あり。松浦は奈良時代に記録のある地名。テイ 鄭参照。タガワ 田川参照。※コリア系。個人名。大阪府大阪市阿倍野区で1979年6月15日に帰化の記録に「金福圭(金福松、福松繁)」とあり。コン 金参照。
フクマル 福丸 鹿児島県、宮崎県、福岡県。①地形。好字の「福」と丸い土地から。江戸時代にあった門割制度の福丸門から。門の位置の例。鹿児島県出水市下知識町、鹿児島県薩摩郡さつま町中津川、鹿児島県姶良市蒲生町白男、鹿児島県霧島市隼人町東郷、鹿児島県曽於市大隅町須田木、鹿児島県曽於市末吉町諏訪方、宮崎県宮崎市高岡町下倉永。門による明治新姓。②福岡県嘉麻市上臼井に江戸時代にあった。福岡県宮若市福丸、福岡県行橋市福丸は江戸時代に記録のある地名。
フクマル 福圓 フクエン 福圓参照。
フクマルヤ 福丸屋 愛知県名古屋市中川区。職業。福丸屋の屋号から。愛知県名古屋市中川区春田に分布あり。
フクマン 福万 広島県、山口県。福間の異形。山口県では安土桃山時代に改姓したと伝える。フクマ 福間参照。※高知県香南市香我美町福万発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に安土桃山時代にあった。
フクマン 副万 広島県神石郡神石高原町。福万姓あり。広島県神石郡神石高原町福永に分布あり。
フクミ 福見 岡山県、愛媛県、徳島県。兵庫県豊岡市出石町福見は江戸時代に記録のある地名。高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士、大分県中津市二ノ丁が藩庁の中津藩士に江戸時代、三重県伊賀市下友田に安土桃山時代にあった。土佐藩士は岐阜県南部(旧:美濃国)の出と伝える。
フクミ 福海 長崎県、熊本県、長野県。フクカイも含む分布。長崎県、熊本県でフクカイが存在。フクウミ、フッカイは稀少。地形。好字の「福」と海から。長崎県平戸市川内町が本拠。同地では漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地は東シナ海に面した土地。熊本県宇城市の松橋町に江戸時代にあった。長野県木曽郡大桑村野尻に分布あり。
フクミ 福味 京都府相楽郡精華町、大阪府、熊本県。「福」は好字。三重県伊賀市下友田に江戸時代にあった。
フクミ 福美 鳥取県、大阪府。「福」は好字。鳥取県岩美郡岩美町太田に分布あり。
フクミ 副見 東京都、千葉県・福岡県。福見姓あり。福岡県北九州市小倉北区霧ケ丘に分布あり。
フクミズ 福水 兵庫県たつの市、千葉県香取市、鹿児島県。①事物。好字の「福」と水から。兵庫県たつの市龍野町富永、千葉県香取市上小堀が本拠。岡山県新見市草間では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。鹿児島県鹿屋市川西町に江戸時代にあった門割制度の福水門から。門による明治新姓。②石川県羽咋市福水町発祥。戦国時代に記録のある地名。大阪府堺市での伝承。伝承からの推定では江戸時代に称する。
フクミゾ 福溝 熊本県。推定では好字の「福」と溝から。熊本県八代市二見野田崎町に分布あり。
フクミタ 福三田 京都府。推定では好字の「福」と田から。御に「三」を使用する例あり。京都府相楽郡南山城村田山は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フクミツ 福光 広島県、岡山県、大阪府。①個人名。広島県世羅郡世羅町本郷付近(旧:大田荘)で1218年(建保6年)に名主の名前として記録あり。②島根県大田市温泉津町福光発祥。鎌倉時代に記録のある地名。③富山県南砺市福光発祥。平安時代に「福満」の表記で記録のある地名。姓は「福満」とも表記した。石川県輪島市町野町寺地では奈良時代頃の人物である藤原福光の名前からで福光はサキミツ、サチミツと発音していたと伝える。同地では富山県南砺市福光の地名は藤原福光の名前からとする伝もあり。フジワラ 藤原参照。④岐阜県岐阜市の福光から発祥。戦国時代に記録のある地名。
フクミツ 福満 鹿児島県、宮崎県。創賜。江戸時代にあった門割制度の福満門から。門の位置の例。鹿児島県鹿児島市東谷山、鹿児島県霧島市隼人町西光寺、鹿児島県曽於市末吉町諏訪方、鹿児島県鹿屋市吾平町下名、宮崎県えびの市今西、宮崎県宮崎市高岡町上倉永。門名は好字の「福」、「満」から。門による明治新姓。
フクミツ 復光 山口県光市。福光姓あり。山口県光市室積に分布あり。
フクミツ 含満 大分県中津市、福岡県・熊本県。福光姓あり。大分県中津市大塚に分布あり。
フクミツ 福滿 鹿児島県・長崎県。福光姓あり。鹿児島県肝属郡東串良町池之原に分布あり。
フクミツ 福充 広島県安芸高田市。福光姓あり。広島県安芸高田市甲田町高田原に分布あり。
フクミネ 福嶺 沖縄県、鹿児島県。①地形。福峰の琉球形。沖縄県に琉球王国時代にあった。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「嶺」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡和泊町国頭に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。
フクミネ 譜久嶺 沖縄県八重山郡与那国町、沖縄県石垣市。地形。福峰の琉球形。沖縄県に琉球王国時代にあった。
フクミネ 福峯 沖縄県・鹿児島県大島郡和泊町・奈良県吉野郡下市町。①地形。福峰の琉球形。沖縄県石垣市登野城に分布あり。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「峯」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡和泊町国頭に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。
フクミネ 普久嶺 沖縄県那覇市。地形。福峰の琉球形。沖縄県那覇市首里石嶺町に分布あり。
フクミネ 福峰 鹿児島県姶良市・東京都。地形。好字の「福」と峰から。鹿児島県姶良市加治木町木田に分布あり。
フクミヤ 福宮 愛媛県、京都府、東京都。①事物。好字の「福」と神社から。愛媛県大洲市河辺町北平に分布あり。②事物。鹿児島県大島郡伊仙町阿三で鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「宮」を追加。推定では1953年の日本復帰時。フク 福参照。③コリア系。推定での比率は約5%。東京都大田区で1983年3月5日、1985年1月28日に帰化の記録あり。本姓は呉。ゴ 呉参照。
フクミョウ 福明 岡山県岡山市、愛知県、兵庫県。フクアキも含む分布。愛知県岡崎市でフクアキが存在。「福」、「明」は好字。岡山県岡山市北区三和に分布あり。石川県野々市市本町ではフクメイ。

日本姓氏語源辞典 フクムラ~ブザワ

フクムラ 福村 鹿児島県、大阪府、石川県。①地形。好字の「福」と村から。兵庫県宝塚市米谷に安土桃山時代にあった。同地では1492年から1501年(明応年間)に奥村氏が称したと伝える。オクムラ 奥村参照。三重県伊賀市別府に安土桃山時代、鹿児島県霧島市牧園町宿窪田、福岡県北九州市小倉北区城内が藩庁の小倉藩士、広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士、滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩士、三重県三重郡菰野町菰野が藩庁の菰野藩士、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。広島県広島市東区では広島県東広島市西条中央に江戸時代に居住したと伝える。熊本県八代郡氷川町若洲では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。沖縄県島尻郡伊是名村伊是名に分布あり。鹿児島県姶良市西餅田に江戸時代にあった門割制度の福村門から。門による明治新姓。鳥取県米子市東福原は江戸時代に「東福原村」と呼称した地名。同地に分布あり。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「村」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。③合略。福島の略。富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。同藩士は滋賀県長浜市付近(旧:浅井郡)で江戸時代に福島姓の「福」を残して改姓したと伝える。フクシマ 福島参照。④合略。福野の略。三重県四日市市上海老町では江戸時代に福野姓の「福」を残して改姓したと伝える。フクノ 福野参照。⑤地形。譜久村の異形。東京都で1950年に改姓。
フクムラ 譜久村 沖縄県宮古島市、沖縄県那覇市。地形。福村の琉球形。沖縄県に琉球王国時代にあった。
フクムラ 福邑 長野県木曽郡上松町、群馬県・岩手県。地形。福村の異形。長野県木曽郡上松町小川に分布あり。
フクムラ 服村 新潟県村上市・埼玉県。福村姓あり。新潟県村上市細工町に分布あり。
フクムロ 福室 静岡県、東京都、神奈川県。事物。好字の「福」と室から。静岡県伊豆市土肥に江戸時代にあった。同地では平家の落人の後裔と伝える。タイラ 平参照。東京都世田谷区世田谷、東京都新宿区上落合に江戸時代にあった。
フクメ 福目 山口県下関市、福岡県・宮崎県。推定では好字の「福」と狭い土地から。山口県下関市彦島江の浦町に分布あり。
フクメイ 福明 フクミョウ 福明参照。
フクメン 服免 広島県山県郡北広島町。推定では服と税金の免除から。広島県山県郡北広島町川戸に分布あり。
フクモ 福母 佐賀県伊万里市、神奈川県・千葉県。フクボも含む分布。神奈川県でフクボが存在。佐賀県伊万里市二里町大里乙福母発祥。同地に分布あり。佐賀県杵島郡大町町福母は平安時代に記録のある地名。
フクモ 福毛 長崎県佐世保市。福母姓あり。長崎県佐世保市黒髪町に分布あり。
フクモ 福面 徳島県徳島市。「福」は好字。徳島県徳島市飯谷町沖野に分布あり。
フクモチ 福持 三重県伊賀市。推定では福を持つようにとの考えから。三重県伊賀市坂下では平安時代に居住したと伝える。三重県伊賀市中馬野に室町時代に福持氏の居城があった。
フクモト 福本 兵庫県、大阪府、神奈川県。続いて広島県、奈良県、東京都、山口県、福岡県、熊本県、岡山県。①兵庫県神崎郡神河町福本発祥。江戸時代に記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)での伝承。②岡山県美作市福本発祥。江戸時代に記録のある地名。③合略。福岡の略。高知県安芸市では江戸時代末期頃に福岡姓から改姓したと伝える。「福岡が本姓」の意。フクオカ 福岡参照。④創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「本」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。⑤鹿児島県霧島市隼人町嘉例川の小字の中福良から発祥。「中福良が本」の意。同地に江戸時代に門割制度の福本門があった。門による明治新姓。⑥広島県神石郡神石高原町油木の小字の福本から発祥。同地に分布あり。⑦石川県白山市福正寺町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に江戸時代にあった。「福正寺が本」の意。⑧創賜。好字の「福」から。高知県高知市若草町では木戸姓から改姓した明治新姓と伝える。キド 木戸参照。奈良県吉野郡川上村白屋では江戸時代の「福田や」の屋号による明治新姓と伝える。善隣。鳥取県東伯郡琴浦町出上が本拠。⑨コリア系。推定での比率は約2%。大阪府大阪市北区(旧:大淀区)で1955年3月17日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。※三重県多気郡の福本からと伝える。時代、位置不詳。山口県萩市堀内が藩庁の長州藩士に江戸時代にあった。同藩士の伝承。※熊本県では「楠本」とも呼称していたと伝える。時代不詳。クスモト 楠本参照。
フクモト 福元 鹿児島県、宮崎県、大阪府。①創賜。福本の異形。江戸時代にあった門割制度の福元門から。門の位置の例。鹿児島県日置市東市来町長里、鹿児島県日置市伊集院町下谷口、鹿児島県鹿児島市吉野町、鹿児島県鹿児島市宇宿、鹿児島県鹿児島市本名町、鹿児島県南九州市知覧町永里、鹿児島県南さつま市金峰町高橋、鹿児島県南さつま市加世田津貫、鹿児島県南さつま市加世田地頭所町、鹿児島県姶良市平松、鹿児島県姶良市寺師、鹿児島県姶良市蒲生町米丸、鹿児島県姶良市蒲生町上久徳、鹿児島県霧島市隼人町嘉例川、鹿児島県霧島市隼人町東郷、鹿児島県曽於市末吉町二之方、鹿児島県鹿屋市川西町、鹿児島県鹿屋市獅子目町、鹿児島県鹿屋市吾平町下名、鹿児島県肝属郡肝付町新富、鹿児島県肝属郡肝付町後田、宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田、宮崎県都城市高城町大井手。鹿児島県南九州市川辺町平山、鹿児島県志布志市有明町蓬原、鹿児島県鹿屋市串良町有里では福元屋敷。門、屋敷による明治新姓。②鹿児島県南さつま市大浦町福元発祥。同地に江戸時代に門割制度の福元門があった。門による明治新姓。③鹿児島県曽於市末吉町深川の小字の福元から発祥。同地に江戸時代に門割制度の福元門があった。門による明治新姓。④創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「元」を追加。鹿児島県奄美市名瀬大字大熊で伝承あり。推定では1953年の日本復帰時。フク 福参照。⑤熊本県天草市魚貫町の小字の福津から発祥。福津の「福」を使用した明治新姓と伝える。⑥福光の異形。類似した字への変化。岡山県北部(旧:美作国)での伝承。岡山県勝田郡奈義町広岡では江戸時代に「福光」と表記していたと伝える。フクミツ 福光参照。⑦コリア系。推定での比率は1%以下。福本と同源。福岡県北九州市で1967年10月11日に帰化の記録あり。「福本」ともあり。
フクモト 復本 山口県宇部市。福本姓あり。山口県宇部市東岐波に分布あり。
フクモト 含本 大阪府、三重県名張市。福本姓あり。三重県名張市赤目町丈六に分布あり。
フクモト 服本 山口県下関市。福本姓あり。山口県下関市彦島本村町に分布あり。
フクモト 普久本 沖縄県那覇市。創賜。福本の琉球形。沖縄県那覇市首里石嶺町に分布あり。
フクモト 譜久元 沖縄県那覇市・北海道。創賜。福本の琉球形。沖縄県那覇市楚辺に分布あり。
フクモリ 福森 三重県伊賀市、鹿児島県、岡山県。①地形。好字の「福」と森から。三重県伊賀市下友田に安土桃山時代、山口県周南市須万に江戸時代にあった。岡山県岡山市南区彦崎、宮崎県都城市野々美谷町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。鹿児島県霧島市福山町福山に江戸時代にあった門割制度の福森門から。門による明治新姓。善隣。愛媛県喜多郡内子町本川では愛媛県上浮穴郡小田町上川で農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「森」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。同地に福姓あり。フク 福参照。※愛知県一宮市大和町福森は江戸時代に記録のある地名。
フクモリ 福盛 鹿児島県鹿児島市、宮崎県都城市、兵庫県。創賜。好字の「福」、「盛」から。鹿児島県鹿児島市皆与志町、兵庫県佐用郡佐用町佐用が本拠。宮崎県都城市高城町大井手に江戸時代にあった門割制度の福盛門から。門による明治新姓。
フクモリ 福守 熊本県、長崎県、神奈川県。地形。福森の異形。三重県伊賀市・名張市(旧:伊賀国)に戦国時代、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は三重県伊賀市・名張市(旧:伊賀国)に安土桃山時代にいたと伝える。長崎県松浦市御厨町田代免が起源地。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。神奈川県小田原市米神にある真言宗の正寿院の僧侶による明治新姓。
フクモリ 譜久盛 沖縄県石垣市。創賜。福盛の琉球形。沖縄県石垣市新川に分布あり。
フクモリタ 福盛田 岩手県北上市。創賜。岩手県北上市更木では幸福になるように好字の「福」、「盛」を使用して明治新姓時に平野姓から改姓したと伝える。ヒラノ 平野参照。同地では近畿地方から来住した藤原氏の後裔で農業に従事していたとの伝もあり。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フクヤ 福谷 フクタニ 福谷参照。
フクヤ 福屋 熊本県、北海道、鹿児島県。①島根県浜田市旭町今市福屋発祥。同地で鎌倉時代に称したと伝える。島根県益田市に1113年から1118年(永久年間)に来住した落人の後裔と伝あり。鹿児島県鹿児島市城山町が藩庁の薩摩藩士、宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士、山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩士に江戸時代にあった。②鹿児島県いちき串木野市大里の小字の福屋原から発祥。同地に江戸時代に門割制度の福屋門があった。門による明治新姓。
フクヤ 福家 フケ 福家参照。
フクヤ 福矢 福井県、滋賀県・大阪府。福屋姓あり。福井県あわら市市姫に分布あり。
フクヤ 福舎 愛知県江南市・大阪府・北海道。福屋姓あり。愛知県江南市安良町郷中に分布あり。
フクヤス 福安 愛知県、鳥取県。「福」、「安」は好字。愛知県日進市浅田町上納、鳥取県八頭郡智頭町大屋が本拠。鳥取県鳥取市佐治町尾際に江戸時代にあった。
フクヤド 福宿 鹿児島県、福岡県・神奈川県。フクシュク、フスキは稀少。鹿児島県曽於市末吉町諏訪方、鹿児島県日置市東市来町長里に分布あり。鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野に江戸時代に門割制度の福宿門があった。
フクヤブ 福籔 愛媛県松山市。地形。福薮の異形。愛媛県松山市儀式に分布あり。
フクヤブ 福薮 愛媛県松山市。地形。好字の「福」と薮から。愛媛県松山市生石町に分布あり。
フクヤマ 福山 鹿児島県、大阪府、福岡県。続いて熊本県、兵庫県、神奈川県、東京都、三重県、愛知県、京都府。①鹿児島県霧島市福山町福山発祥。江戸時代に記録のある地名。同地にあった仁田尾城が落城した際に妻屋氏が福に転じるように改姓したと伝える。推定では戦国時代。ツマヤ 妻屋参照。②地形。好字の「福」と山から。江戸時代にあった門割制度の福山門から。門の位置の例。鹿児島県鹿屋市大姶良町、鹿児島県肝属郡肝付町後田。鹿児島県いちき串木野市東島平町付近(旧:下名)では福山屋敷。門、屋敷による明治新姓。善隣。鹿児島県薩摩川内市冷水町に分布あり。③地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である福に「山」を追加。鹿児島県奄美市名瀬大字大熊で伝承あり。推定では1953年の日本復帰時。フク 福参照。④香川県観音寺市大野原町大野原に江戸時代にあった。同地では広島県の出と伝える。広島県福山市は広島県福山市丸之内が藩庁の備後福山藩主の水野勝成が1619年(元和5年)に命名した地名。⑤奈良県山辺郡山添村大西の小字の福山から発祥。⑥譜久山の異形。沖縄県で1945年以降に改姓したと伝える。⑦事物。富山県富山市新庄町にある浄土真宗の覚性寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の智福山から「福」、「山」を使用。⑧コリア系。推定での比率は約2%。新潟県村上市(旧:岩船郡高根村)で1953年4月27日に帰化の記録あり。本姓は郭。帰化の初出。カク 郭参照。他姓もあり。※シナ系。個人名。兵庫県神戸市兵庫区で1979年6月15日に帰化の記録に「陳福山(阿部恒雄、伊藤三郎、福山三郎)」とあり。アベ 阿部参照。イトウ 伊藤参照。チン 陳参照。
フクヤマ 譜久山 沖縄県那覇市、沖縄県うるま市。福山の琉球形。沖縄県国頭郡今帰仁村今泊の今帰仁城の別名である北山から北の類似音により琉球王国時代に称したとの伝あり。北山はホクザン、北はホク。
フクヤマ 服山 長野県松本市・神奈川県。福山姓あり。長野県松本市波田に分布あり。
フクヤマ 二久山 ニクヤマ 二久山参照。
フクヤマ 冨久山 愛媛県。福山姓あり。愛媛県伊予市下三谷に分布あり。
フクヤマ 普久山 大阪府・三重県伊賀市。福山姓あり。三重県伊賀市沖にある真言律宗の不動寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は引谷山。
フクユ 福湯 福岡県、大阪府、島根県。推定では好字の「福」と湯から。福岡県柳川市東蒲池に分布あり。島根県大田市温泉津町福光は鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フクユウ 福祐 宮崎県東臼杵郡門川町・大阪府東大阪市・京都府城陽市。推定では幸福と天の恵みから。宮崎県東臼杵郡門川町平城西に分布あり。
フクヨ 福代 静岡県、島根県、東京都。フクシロも含む分布。島根県でフクシロが存在。①福与の異形。静岡県では長野県から戦国時代に来住したと伝える。静岡県牧之原市坂部に分布あり。②島根県出雲市日下町に江戸時代にあった。広島県庄原市東城町福代は南北朝時代に記録のある地名。地名はフクシロ。
フクヨ 福与 長野県、静岡県。長野県上伊那郡箕輪町福与発祥。戦国時代に記録のある地名。
フクヨ 福世 静岡県。フクセは稀少。福与の異形。静岡県榛原郡吉田町住吉が本拠。愛知県名古屋市北区喜惣治ではフクセ。
フクヨ 福與 静岡県、長野県、神奈川県。福与の異形。静岡県焼津市上泉に分布あり。
フクヨ 福予 静岡県。福与の異形。静岡県藤枝市茶町に分布あり。
フクヨ 福豫 静岡県。福与の異形。静岡県藤枝市茶町に分布あり。
フクヨウ 福用 長崎県・熊本県、静岡県島田市。長崎県西彼杵郡時津町西時津郷、静岡県島田市阪本に分布あり。高知県に室町時代に福用保があった。位置不詳。静岡県‎島田市‎福用‎は江戸時代に記録のある地名。
フクヨシ 福吉 鹿児島県、大阪府、宮崎県。創賜。好字の「福」、「吉」から。江戸時代にあった門割制度の福吉門から。門の位置の例。鹿児島県鹿児島市吉野町、鹿児島県指宿市山川利永。門による明治新姓。鹿児島県南九州市頴娃町郡が本拠。
フクヨシ 福良 フクラ 福良参照。
フクヨシ 福好 広島県、山口県熊毛郡田布施町。男性の名前に福好あり。広島県尾道市東元町、山口県熊毛郡田布施町麻郷鳥越に分布あり。
フクヨシ 福芳 福岡県、広島県三次市。①福岡県宮若市下にある浄土真宗の専性寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は福生山。福生山に「福」あり。②善隣。男性の名前に福芳あり。広島県三次市三良坂町三良坂に分布あり。
フクヨシ 福由 香川県綾歌郡宇多津町。福好姓あり。香川県綾歌郡宇多津町宇多津に分布あり。
フクヨネ 福米 広島県三原市。事物。好字の「福」と米から。広島県三原市中之町に分布あり。
フクヨリ 福頼 島根県松江市。島根県出雲市佐田町大呂(旧:福頼)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。鳥取県米子市久米町で1571年(元亀2年)に記録あり。鳥取県米子市淀江町福頼は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は福頼氏の居住によると伝える。鳥取県西伯郡南部町福頼は1815年(文化12年)に経乗院から改称した地名。島根県安来市伯太町東母里福寄は記録時代不詳の地名。
フクヨリ 福寄 島根県松江市、鳥取県倉吉市・岐阜県。福頼姓あり。島根県松江市東出雲町出雲郷、岐阜県飛騨市神岡町東町に分布あり。岐阜県高山市清見町福寄は平安時代に記録のある地名。※広島県三原市に江戸時代にあった。広島県三原市糸崎町の小字に福寄あり。
フクヨリ 福依 兵庫県三木市・兵庫県神戸市。福頼姓あり。大阪府高槻市神内で1355年(文和4年・正平10年)にあった神南の戦いで記録あり。兵庫県神戸市北区淡河町萩原に分布あり。
フクラ 福良 徳島県、宮崎県、北海道。フクヨシは稀少。①兵庫県南あわじ市福良発祥。鎌倉時代に記録のある地名。徳島県勝浦郡勝浦町に江戸時代にあった。宮崎県延岡市粟野名町に江戸時代にあった。同地では徳島県から江戸時代に来住したと伝える。大分県佐伯市女島に分布あり。大分県臼杵市福良は江戸時代に記録のある地名。②山口県大島郡周防大島町東安下庄安高の小字の福良から発祥。
フクラ 福羅 愛媛県今治市。愛媛県越智郡上島町弓削佐島の小字の福良から発祥。地名はフクラ。姓は「福良」とも表記した。推定では江戸時代。※宮崎県宮崎市に江戸時代にあった。
フクラ 吹浦 フキウラ 吹浦参照。
フクラ 福楽 鳥取県、大阪府。「福」、「楽」は好字。鳥取県東伯郡湯梨浜町宮内に分布あり。
フクラ 布倉 広島県広島市南区。推定では布と倉から。広島県広島市南区元宇品町に分布あり。
フクラ 袋良 大分県佐伯市・大阪府。福良姓あり。大分県佐伯市霞ケ浦代後西に分布あり。
ブクラ 分倉 鳥取県西伯郡南部町。推定では分けた倉から。鳥取県西伯郡南部町下中谷が起源地。
フクライ 福来 宮城県仙台市、兵庫県、静岡県。フクギタは稀少。①宮城県仙台市宮城野区福田町発祥。江戸時代に記録のある地名。岩手県奥州市の江刺では宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩の馬喰が馬を城に届ける行為を「城に来る」と表現して地名の「福」と合わせたと伝える。②福喜多の異形。三重県では三重県津市丸之内が藩庁の津藩の漢学者が酒席で賜って福喜多姓から改姓したと伝える。発音はフクギタ。フクキタ 福喜多参照。兵庫県姫路市的形町的形、静岡県浜松市浜北区大平に分布あり。※福井県東部(旧:越前国)で室町時代に能面師にあった。
フクライ 福來 宮城県仙台市・福岡県北九州市八幡東区。福来の異形。宮城県仙台市宮城野区福田町に分布あり。
フクラトウゲ 福良峠 広島県江田島市・大阪府・東京都。広島県江田島市江田島町秋月の小字のフクラから発祥。
フクリ 福里 フクザト 福里参照。
フクリ 譜久里 フクザト 譜久里参照。
フクリ 福利 広島県三次市。男性の名前に福利あり。広島県三次市吉舎町清綱に分布あり。
フクリキ 福力 岡山県和気郡和気町、大阪府。岡山県和気郡和気町矢田部に分布あり。岡山県津山市福力は江戸時代に記録のある地名。
フクロ 袋 宮城県、石川県、北海道。①宮城県栗原市鶯沢の袋から発祥。室町時代に記録のある地名。宮城県登米市に江戸時代にあった。同地では宮城県白石市福岡長袋の出と伝える。長袋は戦国時代に記録のある地名。地名は「投嚢・投袋」とも呼称した。②「袋」を含む姓あり。大分県を鎌倉時代・室町時代に根拠地とした大友氏の家臣にあった。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。
フクロ 福呂 奈良県生駒郡三郷町、大阪府、富山県。袋姓あり。奈良県生駒郡三郷町立野南・立野北が本拠。
フクロイ 袋井 石川県鹿島郡中能登町、大阪府、富山県。静岡県袋井市発祥。南北朝時代に記録のある地名。地名は「福路井」、「綻居」とも表記した。静岡県島田市伊久美に分布あり。石川県鹿島郡中能登町芹川、埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代にあった。※茨城県常陸大宮市鷲子の袋井からと伝える。時代、位置不詳。同地の小字に袋木あり。地名はフクロギ。
フクロエ 袋江 北海道、神奈川県、静岡県伊東市。袋井姓あり。静岡県伊東市荻に分布あり。フクロイ 袋井参照。
フクロク 福禄 神奈川県足柄下郡真鶴町、香川県綾歌郡綾川町。七福神に福禄寿あり。神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴、香川県綾歌郡綾川町羽床下に分布あり。
フクロク 福録 大阪府、兵庫県、広島県。広島県三原市小泉町を流れる福禄川から発祥。兵庫県神戸市長田区高東町にある法華宗の最勝寺の僧侶に東京時代にあった。
フクログチ 袋口 愛媛県西宇和郡伊方町・奈良県。地形。袋状の土地の出入口から。愛媛県西宇和郡伊方町大浜では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フクロザキ 袋崎 福島県いわき市・東京都・神奈川県。地形。袋状の突き出た土地から。福島県いわき市遠野町上遠野赤坂に分布あり。
フクロジ 袋路 兵庫県佐用郡佐用町。地形。袋状の道路から。兵庫県佐用郡佐用町上秋里に分布あり。
フクロジリ 袋尻 広島県、熊本県、島根県。地形。袋状の土地の後ろから。熊本県玉名市岱明町上、島根県浜田市日脚町に分布あり。
フクロズミ 袋住 熊本県八代市・福岡県、佐賀県唐津市。推定では袋状の居住地から。
フクロセ 袋瀬 愛媛県八幡浜市、大阪府。愛媛県八幡浜市川上町川名津の小字のフクロセから発祥。
フクロダ 袋田 熊本県天草市。地形。袋状の土地と田から。熊本県天草市牛深町が本拠。和歌山県東牟婁郡串本町串本、福井県勝山市猪野に分布あり。福井県勝山市元町付近(旧:袋田)は戦国時代に記録のある地名。※茨城県久慈郡大子町袋田発祥。南北朝時代に記録のある地名。同地の月居城の城主に室町時代にあった。
フクロダテ 袋舘 岩手県二戸郡一戸町・千葉県・神奈川県。地形。袋状の土地と舘から。岩手県二戸郡一戸町一戸北舘は記録時代不詳の地名。同地に分布あり。
フクロタニ 袋谷 大阪府、富山県富山市、徳島県海部郡海陽町。フクロヤも含む分布。大阪府でフクロヤが存在。職業。袋屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。屋号はフクロヤ。大阪府泉佐野市長滝に分布あり。徳島県海部郡海陽町宍喰浦では漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。善隣。大阪府藤井寺市林が起源地。
フクロダニ 袋谷 フクロタニ 袋谷参照。
フクロチ 袋地 宮城県登米市・北海道・神奈川県。地形。袋状の土地から。宮城県登米市登米町寺池に分布あり。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。
フクロノ 袋野 福岡県、神奈川県、大分県。福岡県‎うきは市‎浮羽町三春‎の小字の袋野から発祥。平安時代に記録のある地名。福岡県うきは市浮羽町高見に分布あり。大分県佐伯市大手町が藩庁の佐伯藩士、滋賀県蒲生郡日野町西大路が藩庁の仁正寺藩士に江戸時代にあった。
フクロハタ 袋畑 北海道、群馬県。茨城県下妻市袋畑発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代、新潟県に安土桃山時代にあった。
フクロハタ 袋畠 京都府京都市下京区。袋畑の異形。京都府京都市下京区西七条石井町に分布あり。
フクロベ 袋辺 長崎県、和歌山県海南市。長崎県五島市奈留町泊の小字の袋部から発祥。地名はフクロベ。
フクロモト 袋本 奈良県・大阪府、石川県加賀市。「袋」を含む姓あり。奈良県磯城郡田原本町藥王寺、石川県加賀市片山津町に分布あり。
フクロヤ 袋谷 フクロタニ 袋谷参照。
フクロヤ 袋屋 長崎県長崎市。職業。袋屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。長崎県長崎市泉に分布あり。
フクロヤマ 袋山 茨城県坂東市・千葉県松戸市。埼玉県越谷市袋山は江戸時代に記録のある地名。
フクワ 福和 愛知県日進市。「福」、「和」は好字。愛知県日進市藤島町が本拠。同地では農業、商業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フクワカ 福若 大阪府、奈良県、愛知県。創賜。好字の「福」から。奈良県磯城郡田原本町佐味に分布あり。兵庫県西宮市小松東町では奈良県桜井市針道の出で江戸時代に奈良県桜井市多武峰の談山神社と関係していたと伝える。
フクワキ 福脇 鹿児島県、愛知県・岐阜県。地形。好字の「福」と脇から。鹿児島県出水市境町が本拠。岐阜県美濃加茂市加茂野町市橋に江戸時代にあった。同地では草分けと伝える。
フクワケ 福分 広島県三次市。広島県三次市吉舎町矢井に分布あり。同地に福永姓あり。フクナガ 福永参照。
フクワダ 福和田 茨城県、千葉県・三重県。栃木県下都賀郡壬生町福和田は江戸時代に記録のある地名。地名は1688年から1704年(元禄年間)頃に福渡戸から改称したと伝える。
フクワタリ 福渡 東京都、大阪府堺市・兵庫県。岡山県岡山市北区建部町福渡は戦国時代に記録のある地名。
フケ 福家 香川県、北海道、大阪府。フクイエ、フクヤも含む分布。フッケは稀少。香川県高松市国分寺町福家発祥。南北朝時代に記録のある地名。香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士、鳥取県鳥取市東町が藩庁の鳥取藩士に江戸時代にあった。
フケ 富家 トミイエ 富家参照。
フケ 冨家 トミイエ 冨家参照。
フケ 冨宅 大阪府。東京都でトミタクが存在。地形。泓の異形。大阪府柏原市青谷が本拠。
フケ 泓 長崎県、岐阜県、徳島県。フチも含む分布。岐阜県でフチが存在。①長崎県東彼杵郡東彼杵町川内郷の小字の泓から発祥。同地付近では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②地形。泥の深い土地から。徳島県徳島市津田本町に分布あり。岐阜県大垣市波須町にある浄土真宗の蓮成寺の僧侶による明治新姓。発音はフチ。同寺では隣の寺が馬淵姓を称したので「淵よりも深い」との意味で称したと伝える。マブチ 馬淵参照。
フケ 普家 広島県尾道市。地形。泓の異形。広島県尾道市美ノ郷町中野に分布あり。大阪府池田市では広島県尾道市美ノ郷町中野の出で付近のフケ田と称した地名からではないかと伝える。推定では江戸時代。同地では大阪府に1945年以降に来住したとの伝もあり。
フケ 浮池 熊本県水俣市、熊本県葦北郡芦北町・福岡県。ウキイケは稀少。地形。泓の異形。熊本県水俣市久木野に江戸時代にあった。同地の出との伝が熊本県水俣市陳内であり。推定では江戸時代の来住。広島県三次市粟屋町ではウキイケ
フケ 富宅 北海道、東京都・大阪府。トミタクも含む分布。地形。泓の異形。北海道では北海道樺戸郡新十津川町に奈良県吉野郡十津川村から来住したとの伝あり。推定では1889年。奈良県吉野郡十津川村平谷に分布あり。北海道名寄市東二条北ではトミタク。
フケ 布家 奈良県北葛城郡広陵町、京都府。地形。泓の異形。奈良県北葛城郡広陵町南に分布あり。
フケ 浮気 ウキ 浮気参照。
フケ 吹ケ 三重県。地形。泓の異形。三重県松阪市勢津町に分布あり。
フケイ 吹毛井 宮崎県、東京都。宮崎県日南市宮浦の通称地名の吹毛井から発祥。
フケイ 更居 滋賀県彦根市。地形。泓の異形。推定では滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩主だった井伊氏の「井」を憚って安土桃山時代に更井姓から改姓。滋賀県彦根市下稲葉町に分布あり。フケ 泓参照。
フケイ 不計 広島県山県郡安芸太田町。地形。泓の異形。広島県では居住地の小字が泓だったとの伝あり。伝承での地名はフケ。推定では江戸時代。広島県山県郡安芸太田町加計に分布あり。広島県山県郡安芸太田町下殿河内の小字に泓あり。フケ 泓参照。
フケイ 富計 東京都町田市。地形。泓の異形。フケ 泓参照。東京都町田市小山田桜台に分布あり。
ブケオ 武家尾 岡山県・東京都。推定では武士の家と尾根から。
フケガミ 泓上 兵庫県神戸市北区。地形。泥の深い土地の上から。兵庫県神戸市北区山田町下谷上箕谷に分布あり。
フケガワ 泓川 岡山県和気郡和気町・岡山県岡山市。地形。大阪府では兵庫県赤穂市で北畑姓の庄屋が屋敷の横のきれいな渕から命名したと伝える。推定では明治新姓。
フゲシ 鳳気至 新潟県新潟市・神奈川県。鳳至の異形。新潟県新潟市西蒲区間瀬にある浄土真宗の西蓮寺の僧侶による明治新姓。同寺では石川県輪島市鵜入町・小池町から1610年(慶長15年)に移転したと伝える。
フゲシ 鳳至 青森県、石川県。石川県鳳珠(旧:鳳至)郡発祥。奈良時代に記録のある地名。青森県つがる市柏桑野木田にある浄土真宗の最勝寺の僧侶による明治新姓。同寺では出身地の地名と伝える。
フケタ 更田 鳥取県東伯郡湯梨浜町、富山県、京都府。サラタも含む分布。京都府京都市でサラタが存在。地形。泓田の異形。鳥取県東伯郡湯梨浜町久見では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩士に江戸時代にあった。
フケタ 泓田 広島県、和歌山県、山口県。地形。山口県柳井市大畠では農業に従事して家の周辺を水の深い土地を意味する「泓」と呼称していたと伝える。推定では江戸時代。フケは「泥の深い土地」も意味する。
フケタ 湗田 滋賀県。地形。泓田の異形。滋賀県高島市今津町角川に分布あり。
フケダ 更田 フケタ 更田参照。
フケダ 泓田 フケタ 泓田参照。
フケダ 吹ケ田 鳥取県倉吉市、鹿児島県鹿屋市・大阪府。地形。泓田の異形。鳥取県倉吉市関金町関金宿に分布あり。フケタ 泓田参照。
フケダ 澍田 山口県・福岡県。地形。泓田の異形。山口県防府市では同地が起源地と伝える。福岡県福岡市南区長住に分布あり。
フケノ 泓野 広島県広島市安佐北区・大阪府。地形。泥の深い野から。広島県広島市安佐北区可部町大字今井田に分布あり。
フケハラ 更原 福岡県みやま市。地形。泓原の異形。福岡県みやま市瀬高町長田に分布あり。
フケハラ 泓原 福岡県柳川市。地形。泥の深い原から。福岡県柳川市佃町に分布あり。
フケバル 布花原 フカハラ 布花原参照。
フケモト 泓本 和歌山県田辺市・東京都。地形。泥の深い土地のそばから。和歌山県田辺市中万呂に分布あり。
フケン 普見 愛媛県大洲市。推定では普く見る行為から。愛媛県大洲市蔵川に分布あり。
フゲン 普賢 大阪府、京都府・滋賀県。創賜。菩薩の一尊の普賢菩薩から。滋賀県彦根市犬方町にある浄土真宗の行願寺の僧侶による明治新姓。
フゲン 普現 鹿児島県志布志市。事物。鹿児島県志布志市有明町蓬原に江戸時代にあった門割制度の普現堂門から。門名は普現堂の堂名から。門による明治新姓。
フゲンジ 普賢寺 東京都。京都府京田辺市の普賢寺から発祥。南北朝時代に記録のある地名。埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士、山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士に江戸時代にあった。
フゴ 府後 福岡県北九州市小倉南区、熊本県人吉市・宮崎県えびの市。推定では国府の後ろから。宮崎県えびの市島内に分布あり。
フゴ 不後 富山県・福岡県。①富山県氷見市柳田の小字の不後から発祥。②府後姓あり。福岡県嘉穂郡桂川町土師に分布あり。
フゴ 傅呉 東京都国立市。台湾系。合略。傅と呉の合成。東京都国立市で1980年8月26日に帰化の記録 フ 傅参照。ゴ 呉参照。
フゴ 普後 山形県米沢市。府後姓あり。山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。
フコウ 普光 愛知県一宮市。事物。愛知県一宮市今伊勢町馬寄東更屋敷にある浄土真宗の敬応寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の普光山から。
フゴウ 富居 トミイ 富居参照。
フゴウ 冨居 トミイ 冨居参照。
ブコウ 武孝 滋賀県東近江市・愛知県稲沢市。男性の名前に武孝あり。滋賀県東近江市三津屋町に分布あり。
ブゴウ 武郷 広島県三原市。男性の名前に武郷あり。広島県三原市小坂町に分布あり。
フコウイン 普光院 大分県玖珠郡玖珠町・福岡県・広島県。推定では普光院の院号から。大分県玖珠郡玖珠町森に分布あり。高知県安芸郡奈半利町に安土桃山時代にあった。
フコウエ 普光江 高知県高知市、高知県安芸郡田野町。推定では普く光る江から。高知県安芸郡田野町(その他)が本拠。
フコウズ 深水 フカミ 深水参照。
フコウノ 深野 フカノ 深野参照。
フコサ 不虚作 新潟県上越市。創賜。「仏の功徳が虚しくない」を意味する「不虚作住持功徳」の語から。新潟県上越市寺町にある浄土真宗の善福寺の僧侶による明治新姓。
フコシ 不越 静岡県掛川市。推定では越せない場所から。静岡県掛川市薗ヶ谷に分布あり。
フゴシ 府越 東京都八王子市。国府の語あり。北陸地方(旧:越国)は飛鳥時代に「高志」の表記で記録のある地名。越はコシ。新潟県上越市下新町にある浄土真宗の本浄寺の僧侶による明治新姓。
フゴタ 畚田 福岡県福岡市南区・奈良県桜井市・千葉県。地形。田から。畚は物を入れて運ぶ道具。奈良県桜井市外山に分布あり。
フゴタニ 畚谷 奈良県生駒郡三郷町。地形。物を入れて運ぶ道具の畚と谷から。奈良県生駒郡三郷町勢野では江戸時代に畚を扱って同地の谷からと称したと伝える。
フゴノ 畚野 大阪府、奈良県。地形。野から。畚は物を入れて運ぶ道具。奈良県大和郡山市山田町に分布あり。
フサ 房 大阪府、神奈川県、石川県。ボウも含む分布。①コリア系。シナ系と同源。唐の時代のシナから来住したと伝える。日本音はボウ、コリア音はパン。②シナ系。中華人民共和国河南省駐馬店市遂平県(旧:房)発祥。日本音はボウ、シナ音はファン。③事物。房から。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津に分布あり。④「房」を含む姓あり。石川県では石川県加賀市の山中温泉が起源地。
フサ 布佐 岩手県奥州市。岩手県一関市川崎町門崎布佐発祥。江戸時代に記録のある地名。
フサ 富佐 鹿児島県奄美市・岐阜県・東京都。鹿児島県の奄美群島の一字姓に富、佐あり。鹿児島県奄美市名瀬伊津部町に分布あり。トミ 富参照。タスク 佐参照。
フサ 芳 ヨシ 芳参照。
ブサ 武佐 ムサ 武佐参照。
フサイ 巫蔡 東京都杉並区。台湾系。合略。巫と蔡の合成。東京都杉並区で1999年4月26日に帰化の記録あり。フ 巫参照。サイ 蔡参照。
フサウチ 房内 鹿児島県薩摩郡さつま町、兵庫県、群馬県。推定では房と内の土地から。鹿児島県薩摩郡さつま町中津川に分布あり。
フサエダ 房枝 千葉県千葉市。推定では房と枝から。千葉県千葉市若葉区野呂町が本拠。
フサオ 房尾 広島県広島市、広島県豊田郡大崎上島町。屋号の屋に「尾」を使用する例あり。広島県豊田郡大崎上島町中野に分布あり。
フサオカ 房岡 京都府京都市左京区、滋賀県。推定では房と岡から。京都府京都市左京区の岩倉が本拠。同地に江戸時代にあった。
フサカ 符阪 奈良県奈良市。符坂の異形。奈良県奈良市法蓮町に分布あり。
フサカ 苻阪 奈良県奈良市。符坂の異形。奈良県奈良市朱雀に分布あり。
フサカ 苻坂 奈良県奈良市。符坂の異形。奈良県奈良市中登美ケ丘に分布あり。
フサカ 符坂 奈良県奈良市。奈良県奈良市油阪町付近(旧:符坂)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。
ブサカ 武坂 岡山県、大阪府、兵庫県。タケサカも含む分布。事物。岡山県新見市神郷下神代に室町時代にあった見坂山城(別名:武坂城)から。同地に分布あり。
フサガキ 房垣 大阪府、兵庫県西宮市。推定では房と垣から。大阪府和泉市寺門町に分布あり。
フサカワ 房川 フサガワ 房川参照。
フサガワ 房川 北海道、福井県、三重県。推定では房と川から。福井県鯖江市平井町に分布あり。同地は日野川に面した土地。三重県伊賀市上野玄蕃町に分布あり。
フサキ 房木 熊本県天草郡苓北町、三重県。推定では房と木から。熊本県天草郡苓北町富岡、三重県松阪市高須町に分布あり。
フザキ 妋崎 北海道。妹崎姓あり。北海道夕張市清水沢清陵町に分布あり。セザキ 妹崎参照。
フササキ 房前 フサマエ 房前参照。
フサザキ 房前 フサマエ 房前参照。
フサザキ 房崎 大分県大分市、島根県鹿足郡吉賀町、香川県。房前姓あり。大分県大分市家島、島根県鹿足郡吉賀町注連川が本拠。フサマエ 房前参照。
フサザキ 総崎 大分県大分市、大分県臼杵市。房前姓あり。大分県大分市吉野原に分布あり。フサマエ 房前参照。
フサザキ 總崎 三重県鈴鹿市・神奈川県平塚市。房前姓あり。三重県鈴鹿市地子町に分布あり。フサマエ 房前参照。
フサダ 房田 北海道、石川県、大阪府。ボウダも含む分布。石川県金沢市でボウダが存在。①石川県輪島市房田町発祥。江戸時代に記録のある地名。石川県輪島市大野町院内に分布あり。②地形。房と田から。広島県東広島市黒瀬町市飯田に安土桃山時代にあった。同地では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
フサダ 英田 アイダ 英田参照。
フサタテ 房立 フサダテ 房立参照。
フサダテ 房立 北海道函館市、北海道亀田郡七飯町。推定では房と高い土地から。北海道亀田郡七飯町大川に分布あり。
フサタニ 房谷 兵庫県、大阪府。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県姫路市飾磨区御幸に分布あり。
フサツネ 房常 岡山県美作市・大分県・京都府。善隣。男性の名前に房常あり。岡山県美作市川北にある浄土真宗の本教寺の僧侶による明治新姓。
フサト 冨里 トミサト 冨里参照。
フサト 富里 トミサト 富里参照。
フサトガワ 冨里川 沖縄県。フリカワも含む分布。沖縄県うるま市でフリカワが存在。沖縄県南城市玉城富里は琉球王国時代に記録のある地名。地名はフサトで琉球音はフサトゥ。沖縄県中頭郡嘉手納町嘉手納に分布あり。
フサトミ 房富 長崎県平戸市。男性の名前に房富あり。長崎県平戸市生月町壱部浦に分布あり。
フサトモ 房友 岐阜県飛騨市・東京都。男性の名前に房友あり。岐阜県飛騨市神岡町中山に分布あり。
フサナガ 房永 鹿児島県奄美市。鹿児島県の奄美群島の一字姓に房、永あり。鹿児島県奄美市住用町大字役勝に分布あり。フサ 房参照。ナガ 永参照。
フサノ 房野 埼玉県、岡山県、宮崎県。ボウノも含む分布。岡山県でボウノが存在。①推定では坊と野から。埼玉県比企郡ときがわ町玉川に江戸時代にあった。埼玉県入間郡越生町大谷の小字に房の後あり。福井県あわら市後山に江戸時代にあった。岡山県井原市東江原町に分布あり。②宮崎県都城市山之口町花木房野発祥。地名、姓はボウノ。同地付近では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。③コリア系。推定での比率は約1%。地形。房に「野」を追加。岡山県岡山市で1984年11月29日に帰化の記録あり。本姓は房。フサ 房参照。※岐阜県大垣市で1954年4月21日に帰化の記録あり。無国籍で出生地は中華民国江蘇省。本姓は袁。エン 袁参照。
フサノブ 房延 岡山県赤磐市。男性の名前に房延あり。岡山県赤磐市上仁保に分布あり。
フサノボリ 房登 三重県松阪市。推定では房と登る場所から。三重県松阪市大阿坂町が本拠。
フサバヤシ 房林 兵庫県。推定では房と林から。兵庫県加古川市東神吉町出河原に分布あり。
フサハラ 房原 岐阜県岐阜市、広島県東広島市。コリア系。地形。房に「原」を追加。岐阜県岐阜市で1975年8月28日、1980年3月8日に帰化の記録あり。本姓は房。フサ 房参照。
フサマ 房間 山形県、青森県、岩手県。推定では房と間から。山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。
フサマエ 房前 大分県大分市。フササキも含む分布。大分県大分市鶴崎が本拠。同地に江戸時代にあった。飛鳥時代・奈良時代の貴族に藤原房前の名前があった。名前の房前はフササキ。フジワラ 藤原参照。房前の名前は誕生した香川県高松市牟礼町原の房前ノ鼻の付近からと伝える。
フサマツ 房松 東京都江戸川区、千葉県香取郡東庄町。男性の名前に房松あり。東京都江戸川区船堀に分布あり。
フサミツ 房光 広島県、福岡県・静岡県。男性の名前に房光あり。広島県庄原市川北町に分布あり。
フサムネ 房宗 岡山県、群馬県。男性の名前に房宗あり。岡山県岡山市北区津島東が本拠。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。群馬県高崎市新町に分布あり。
フサムラ 房村 鹿児島県、大阪府、兵庫県。①「房」を含む地名あり。鹿児島県出水市下大川内が本拠。②コリア系。推定での比率は約20%。地形。房に「村」を追加。兵庫県西宮市で1955年4月27日に帰化の記録あり。本姓は房。フサ 房参照。
フサモト 房本 大阪府大阪市東住吉区、大阪府松原市、広島県尾道市。①事物。坊から。石川県金沢市観法寺町では観音を管理する坊守で「ぼう」の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。「房」を含む姓あり。大阪府大阪市東住吉区鷹合が本拠。滋賀県近江八幡市大房町は町名としては1954年に成立した地名。地名はオオブサで通称として「おぶさ」と呼称した。同地に分布あり。②コリア系。推定での比率は約5%。創賜。房に「本」を追加。大阪府大阪市平野区で1981年3月5日に帰化の記録あり。本姓は房。フサ 房参照。
フサヤ 房家 静岡県藤枝市・東京都・千葉県。「房」を含む姓あり。静岡県藤枝市平島に分布あり。千葉県鴨川市仲では神奈川県横須賀市浦賀から1906年に来たと伝える。
フサヤス 房安 鳥取県鳥取市。男性の名前に房安あり。鳥取県鳥取市青谷町河原に江戸時代にあった。
フサヤマ 総山 岐阜県岐阜市。房山姓あり。岐阜県岐阜市の加納が本拠。
フサヤマ 房山 東京都、千葉県銚子市・岐阜県羽島市。推定では房と山から。千葉県銚子市橋本町に分布あり。兵庫県姫路市に江戸時代にあった。
フサヤマ 總山 神奈川県海老名市。房山姓あり。神奈川県海老名市中新田に分布あり。
フサワ 布沢 フザワ 布沢参照。
フザワ 布沢 宮城県、新潟県、富山県。東京都でヌノザワが存在。福島県南会津郡只見町布沢発祥。戦国時代に記録のある地名。宮城県登米市中田町浅水小島に分布あり。福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士、群馬県前橋市大手町が藩庁の前橋藩士、埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士に江戸時代にあった。
フザワ 布澤 宮城県、岩手県・埼玉県。東京都でヌノザワが存在。布沢の異形。宮城県登米市中田町上沼新田に分布あり。
フザワ 麸沢 新潟県三条市。布沢姓あり。新潟県三条市戸口に分布あり。
フザワ 麸澤 北海道、新潟県。布沢姓あり。新潟県新潟市西区坂井東に分布あり。
フザワ 麩沢 新潟県。布沢姓あり。新潟県三条市戸口に分布あり。
フザワ 麩澤 新潟県・東京都・北海道。布沢姓あり。新潟県三条市荒町に分布あり。
ブザワ 武沢 タケザワ 武沢参照。
ブザワ 武澤 タケザワ 武澤参照。

日本姓氏語源辞典 フシ~フジシン

フシ 布柴 ヌノシバ 布柴参照。
フシ 節 千葉県銚子市、東京都・鹿児島県大島郡瀬戸内町。事物。節から。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡瀬戸内町管鈍に分布あり。
フシ 伏 鳥取県鳥取市・愛知県・東京都。①「伏」を含む姓あり。鳥取県鳥取市吉成に分布あり。兵庫県豊岡市伏は江戸時代に記録のある地名。②合略。伏喜の略。富山県氷見市の伏喜姓の分家が称したと伝える。推定では江戸時代。フシキ 伏喜参照。③シナ系。東京都東村山市で2020年2月10日に帰化の記録あり。日本音はフク、シナ音はフ。
フシ 布士 兵庫県尼崎市・大阪府大阪市住吉区。伏姓あり。兵庫県尼崎市武庫之荘に分布あり。
フジ 藤 福岡県、北海道、佐賀県。トウも含む分布。福岡県ではトウが主流。①合略。藤原の略。大分県宇佐市麻生では江戸時代末期に藤原姓から改姓したと伝える。茨城県常陸太田市高貫町では藤原氏の後裔と伝える。長崎県対馬市に戦国時代、福岡県糟屋郡篠栗町篠栗、長崎県対馬市美津島町鶏知、長崎県対馬市厳原町桟原が藩庁の対馬府中藩士に江戸時代にあった。長崎県対馬市厳原町中村の厳原八幡宮の神主は佐賀県・長崎県(旧:肥前国)の葛城から鎌倉時代に来住したと伝える。佐賀県三養基郡みやき町天建寺の葛城神社付近が比定地。フジワラ 藤原参照。※福岡県糟屋郡では山口県下関市で1185年(元暦2年・寿永4年)にあった壇ノ浦の戦いに敗北した平家の落人の後裔との伝あり。タイラ 平参照。②合略。佐藤の略。岩手県一関市の藤沢町での伝承。時代不詳。サトウ 佐藤参照。③合略。遠藤の略。鳥取県岩美郡岩美町浦富では鳥取県米子市淀江町今津に江戸時代にいた医師の遠藤氏の子が江戸時代末期に略したと伝える。エンドウ 遠藤参照。④事物。植物の藤から。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡伊仙町糸木名に分布あり。⑤事物。石川県小松市園町にある浄土真宗の来生寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の藤園山から「藤」を使用。⑥事物。滋賀県犬上郡甲良町在士にある浄土真宗の浄覚寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の鬼藤山から「藤」を使用。
フジ 冨士 大阪府、徳島県、東京都。トミシは稀少。富士の異形。徳島県海部郡美波町日和佐浦、愛媛県伊予市中村、山形県上山市細谷に分布あり。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、茨城県古河市桜町が藩庁の古河藩士に江戸時代にあった。
フジ 富士 静岡県、徳島県、北海道。①静岡県富士市発祥。奈良時代に記録のある地名。②栃木県佐野市富士町発祥。南北朝時代に「冨地」の表記で記録のある地名。地名は「藤」とも表記した。③合略。藤沢の略。長野県長野市豊野町豊野では藤沢姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。フジサワ 藤沢参照。
フジ 不二 兵庫県、愛媛県、東京都。藤姓あり。兵庫県姫路市網干区興浜、愛媛県西条市壬生川に分布あり。
フジ 冨子 石川県・富山県・神奈川県。藤姓あり。富山県高岡市古定塚に分布あり。
フジ 婦士 京都府。藤姓あり。京都府八幡市八幡小松に分布あり。
フジ 冨路 広島県・大阪府・奈良県。藤姓あり。広島県広島市安芸区中野に分布あり。
フジ 富路 新潟県三島郡出雲崎町。藤姓あり。新潟県三島郡出雲崎町羽黒町に分布あり。
フジ 冨司 トミツカ 冨司参照。
フジアキ 藤明 フジメ 藤明参照。
フジアラ 藤荒 静岡県島田市。藤原姓あり。静岡県島田市牛尾に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシイ 伏井 大阪府。地形。伏せている水を汲む場所から。大阪府南河内郡千早赤阪村東阪に分布あり。
フシイ 伏居 千葉県君津市。地形。伏井の異形。千葉県君津市坂田に分布あり。
フジイ 藤井 広島県、大阪府、山口県。続いて兵庫県、岡山県、東京都、愛知県、神奈川県、北海道、福岡県。①合略。藤原の略。岐阜県加茂郡白川町黒川では飛鳥時代末期に香川県さぬき市志度の海中で失った宝珠を取り戻して藤原氏から藤原の「藤」と宝珠を洗った井戸の「井」により賜ったと伝える。滋賀県高島市朽木村井では同地に平安時代にいた藤原氏の後裔が「藤」を使用して称したと伝える。山口県山口市宮野上・宮野下では藤原氏の後裔で故あって菅原姓も称していたとの伝あり。時代不詳。スガワラ 菅原参照。山口県萩市堀内が藩庁の長州藩士に江戸時代にあった。同藩士は藤原氏の後裔で大阪府東部(旧:河内国)の藤井村にいたと伝える。時代、位置不詳。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。同藩士は藤原氏の後裔の龍造寺氏が称したと伝える。伝承からの推定では戦国時代。リュウゾウジ 龍造寺参照。愛知県岡崎市康生町が藩庁の岡崎藩士に江戸時代にあった。同藩士は奈良県の出で江戸時代に加藤姓から改姓したと伝える。カトウ 加藤参照。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に藤原氏の後裔との伝あり。京都府京都市左京区東竹屋町では藤原氏の後裔が称したとの伝あり。伝承からの推定では江戸時代初期。徳島県美馬市脇町では藤原氏の後裔が江戸時代に称したと伝える。福井県大飯郡おおい町大島、岩手県花巻市東和町倉沢では藤原氏の後裔による明治新姓と伝える。岐阜県恵那市笠置町河合では藤原氏の後裔が江戸時代に藤野姓を称して明治新姓時に改姓したとの伝あり。フジノ 藤野参照。鹿児島県鹿児島市照国町の照国神社の神主は藤原氏の後裔の井上氏が江戸時代末期に称して1868年の神仏分離後に同社の神主となったと伝える。藤原に「藤」、井上に「井」あり。イノウエ 井上参照。群馬県沼田市利根町平川で藤原氏の後裔との伝あり。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信による僧侶の明治新姓。善隣。三重県津市白山町南家城に分布あり。フジワラ 藤原参照。②岡山県岡山市東区西大寺一宮(旧:藤井)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)での伝承。③石川県鹿島郡中能登町藤井発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に隣接する石川県鹿島郡中能登町高畠で伝承あり。大阪府豊中市寺内付近(旧:寺内村)で伝承あり。同地では藤原氏が称したと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代。④茨城県水戸市藤井町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。⑤栃木県下都賀郡壬生町藤井発祥。戦国時代に記録のある地名。同地で藤原氏が称したと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代。岡山県井原市芳井町吉井で伝承あり。同地では藤原氏の後裔との伝もあり。⑤長野県松本市里山辺藤井発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に江戸時代にあった。⑦愛知県安城市藤井町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に戦国時代にあった。⑧香川県高松市鬼無町藤井発祥。江戸時代に「葛井」の表記で記録ある地名。香川県坂出市府中町で伝承あり。同地では藤原氏の後裔との伝もあり。⑨藤伊の異形。熊本県阿蘇市一の宮町坂梨、熊本県合志市豊岡では熊本県菊池市龍門で1673年から1681年(延宝年間)に伊東姓から伊藤姓として後に逆にした藤伊姓から改姓したと伝える。イトウ 伊東参照。イトウ 伊藤参照。⑩地形。藤と水を汲む場所から。※広島県福山市東深津町・西深津町では源氏で平安時代の武将である多田満仲の後裔と伝える。ミナモト 源参照。タダ 多田参照。広島県三原市・尾道市を流れる藤井川あり。※岡山県井原市芳井町川相では藤原氏の後裔で奈良県の藤井荘からと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代。奈良県山辺郡山添村中峰山付近(旧:藤井荘)は平安時代、奈良県高市郡高取町藤井(旧:藤井荘)は鎌倉時代、奈良県宇陀市大宇陀藤井(旧:藤井荘)、奈良県葛城市南藤井(旧:藤井荘)は室町時代に記録のある地名。※島根県鹿足郡津和野町日原では愛媛県の藤井で鎌倉時代に称したと伝える。位置不詳。※佐賀県・長崎県(旧:肥前国)では熊本県玉名郡の藤井小島からと伝える。時代、位置不詳。熊本県山鹿市藤井は南北朝時代に記録のある地名。※島根県益田市美都町丸茂では千葉県旭市付近(旧:海上郡)の藤井荘で1264年から1275年(文永年間)に称したと伝える。位置不詳。⑪コリア系。推定での比率は1%以下。地形。新羅王の井戸の伝承から「井」を使用。東京都渋谷区で1962年2月5日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。アライ 新井参照。※百済系。葛井の異形。クズイ 葛井参照。
フジイ 藤居 滋賀県、大阪府、京都府。①藤井の異形。推定では滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩主だった井伊氏の「井」を憚って安土桃山時代に改姓。※善隣。広島県福山市千田町大字千田‎の小字の唐丸では明治新姓時に藤井姓から藤居姓に改姓してトウキョと発音した事例があった。1951年に復姓。②合略。藤井と同源。滋賀県長浜市加田今町では藤原氏の後裔が藤原を憚って「藤」を残して称したと伝える。時代不詳。フジワラ 藤原参照。
フジイ 冨士井 岐阜県高山市、広島県広島市。藤井姓あり。岐阜県高山市丹生川町日面、広島県広島市南区似島町に分布あり。
フジイ 富士井 三重県伊勢市。藤井姓あり。三重県伊勢市二見町荘に分布あり。
フジイ 藤猪 兵庫県神戸市、広島県、大阪府。合略。藤井の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。兵庫県神戸市長田区神楽町にある浄土真宗の本誓寺の僧侶による明治新姓。
フジイ 葛井 クズイ 葛井参照。
フジイ 藤飯 大阪府高槻市。合略。藤井の異形。藤原氏の飯を炊いていたとの伝あり。時代、位置不詳。大阪府高槻市富田町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジイ 藤伊 東京都、石川県小松市・島根県鹿足郡吉賀町。合略。藤井の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。石川県小松市粟津町にある浄土真宗の本廣寺の僧侶による明治新姓。※熊本県阿蘇市一の宮町坂梨、熊本県合志市豊岡では熊本県菊池市龍門で1673年から1681年(延宝年間)に伊東姓から伊藤姓として後に逆にした藤伊姓としたと伝える。現在の表記は「藤井」。イトウ 伊東参照。イトウ 伊藤参照。
フジイ 不二井 石川県、大阪府。合略。藤井の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。石川県鳳珠郡穴水町中居にある浄土真宗の西蓮寺の僧侶による明治新姓。
フジイ 藤位 岡山県。合略。藤井の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。岡山県津山市久米川南にある浄土真宗の大法寺の僧侶による明治新姓。
フジイ 冨士居 徳島県徳島市・大阪府。藤井姓あり。徳島県徳島市弓町に分布あり。
フジイ 富士居 兵庫県・愛知県・神奈川県。藤井姓あり。兵庫県尼崎市大庄北に分布あり。
フジイ 藤懿 石川県加賀市。合略。藤井の異形。懿の字義は「よい」、「うるわしい」。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。石川県加賀市山中温泉上原町にある浄土真宗の法円寺の僧侶による明治新姓。
フジイ 不二葦 兵庫県。合略。藤井の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。兵庫県姫路市香寺町土師にある浄土真宗の本覚寺の僧侶による明治新姓。
フジイエ 藤家 佐賀県、大阪府、愛媛県。福島県、栃木県、愛知県でトウケ、広島県でフジカが存在。フジケ、フジヤ、トウカは稀少。合略。藤原の略。藤原家の「藤」と「家」から。新潟県三条市駒込で伝承あり。称した時代は不詳。佐賀県鹿島市重ノ木犬王袋、愛媛県松山市石手、茨城県笠間市本戸に分布あり。佐賀県鹿島市常広・高津原が藩庁の鹿島藩士、山口県防府市台道の繁枝神社の神主に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。※職業。岡山県岡山市東区西大寺で江戸時代の藤屋の屋号に当て字して明治新姓時に藤家姓とした事例があった。藤屋、藤家はフジヤ。
フジイキ 藤域 滋賀県・兵庫県。藤原姓あり。滋賀県彦根市下稲葉町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジイケ 藤池 静岡県賀茂郡松崎町、神奈川県、兵庫県。藤原姓あり。静岡県賀茂郡松崎町伏倉に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジイケ 冨士池 山梨県・北海道。藤池姓あり。山梨県中巨摩郡昭和町河東中島に分布あり。
フジイケ 富士池 山梨県。藤池姓あり。山梨県笛吹市境川町前間田に分布あり。
フジイシ 藤石 新潟県、北海道、大分県。藤原姓あり。フジワラ 藤原参照。新潟県新潟市西区大友が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。新潟県胎内市荒井浜では新潟県新発田市大手町が藩庁の新発田藩士の後裔と伝える。大分県杵築市山香町大字向野が本拠。同地に藤井姓あり。フジイ 藤井参照。高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士に江戸時代にあった。
フジイタ 藤板 兵庫県、愛媛県松山市。藤井田姓あり。愛媛県松山市南斎院町に分布あり。フジイダ 藤井田参照。
フジイタ 藤井田 愛媛県松山市、鳥取県倉吉市・大阪府。愛媛県松山市南斎院町に分布あり。フジイ 藤井参照。
フジイダ 藤井田 フジイタ 藤井田参照。
フジイモト 藤井本 奈良県葛城市。藤井姓あり。奈良県葛城市葛木が本拠。フジイ 藤井参照。
フジイヤマ 藤井山 愛知県名古屋市東区、熊本県玉名郡和水町。事物。熊本県玉名郡和水町板楠にある浄土真宗の法立寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の藤井山から。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名に藤井善信あり。フジイ 藤井参照。
フジイワ 藤岩 兵庫県たつの市、岡山県・福岡県。藤原姓あり。兵庫県たつの市御津町苅屋に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジウ 藤生 群馬県、東京都、栃木県。フジュウ、フジオも含む分布。フジオイ、フジセ、フニュウは稀少。①合略。藤原の略。第一要素は藤原の「藤」から。群馬県桐生市では千葉県南部(旧:安房国)で佐藤姓から改姓して1470年(文明2年)に来住したと伝える。サトウ 佐藤参照。フジワラ 藤原参照。群馬県桐生市梅田町で藤原氏の後裔との伝あり。同地の小字に上藤生あり。地名はフジュウ。推定では地名は人名から。群馬県伊勢崎市の赤堀では新潟県佐渡市で佐藤姓を称していたとの伝あり。伝承からの推定では鎌倉時代。群馬県みどり市大間々町桐原では群馬県‎桐生市新里町新川‎の小字の藤生沢から来住したと伝える。地名はフジュウ。伝承からの推定では戦国時代。栃木県足利市助戸新山町では新潟県から江戸時代に来住したと伝える。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。熊本県上益城郡御船町高木にある浄土真宗の長安寺の僧侶による明治新姓。②岡山県美作市藤生発祥。江戸時代に記録のある地名。岡山県美作市付近(旧:吉野郡)に戦国時代・安土桃山時代にあった。※福岡県柳川市三橋町藤吉は江戸時代に記録のある地名。地名は藤吉氏の人名からと伝える。同地に分布あり。フジヨシ 藤吉参照。
フジウ 藤宇 大阪府。藤原姓あり。大阪府東大阪市岩田町が本拠。富山県魚津市仏田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジウ 藤栩 福井県福井市・大阪府・埼玉県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。福井県福井市田尻栃谷町にある浄土真宗の随応寺の僧侶による明治新姓。田尻栃谷は江戸時代に記録のある地名。栃谷はトチタニ。フジワラ 藤原参照。
フジウエ 藤上 フジカミ 藤上参照。
フジウエ 藤植 広島県神石郡神石高原町。藤原姓あり。広島県神石郡神石高原町有木に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジウチ 藤内 トウナイ 藤内参照。
フジウネ 藤畝 広島県呉市。藤原姓あり。広島県呉市阿賀北に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシウラ 伏浦 奈良県奈良市。推定では伏せている場所と裏から。奈良県奈良市尼辻北町に分布あり。
フジウラ 藤浦 愛知県、兵庫県、福岡県。①地形。兵庫県多可郡多可町中区高岸では同地にある藤塚大明神の祠の裏に江戸時代に住んで明治新姓時に称したと伝える。②藤原姓あり。栃木県佐野市関川町では愛知県碧南市付近(旧:碧海郡)の鷲羽村から江戸時代末期に来住したと伝える。位置不詳。愛知県碧南市鷲塚町が比定地。家紋は下がり藤。愛知県高浜市に江戸時代にあった。善隣。兵庫県加東市森尾に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジウラ 藤裏 奈良県、兵庫県・広島県。藤原姓あり。奈良県吉野郡吉野町柳が本拠。フジワラ 藤原参照。
フシエ 伏江 富山県高岡市。富山県高岡市上伏間江・下伏間江は江戸時代に記録のある地名。地名はフスマエ。富山県高岡市上関町が本拠。
フジエ 藤江 島根県、愛知県、東京都。①兵庫県明石市藤江発祥。奈良時代に「葛江」の表記で記録のある地名。神奈川県鎌倉市扇ガ谷で伝承あり。②岐阜県大垣市藤江町発祥。南北朝時代に記録のある地名。同地に分布あり。愛知県額田郡幸田町長嶺東馬場崎に江戸時代にあった。③栃木県鹿沼市藤江町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に安土桃山時代にあった。同地に分布あり。④合略。藤原の略。静岡県榛原郡川根本町下長尾の小字の久保尾(伝承では久法)にある阿弥陀堂は京都府京都市から来住した藤原氏の後裔の藤本氏が1441年(嘉吉元年)に施主となっており、分家も「藤」を残して称したと伝える。フジモト 藤本参照。フジワラ 藤原参照。茨城県笠間市笠間が藩庁の笠間藩士に江戸時代にあった。同藩士は藤原氏の後裔と伝える。⑤藤枝の異形。山梨県都留市夏狩では静岡県藤枝市の出で藤枝姓だったと伝える。伝承からの推定では戦国時代以前の改姓。フジエダ 藤枝参照。
フジエ 藤栄 栃木県、神奈川県、大阪府。トウエイも含む分布。栃木県でトウエイが存在。藤江姓あり。栃木県下都賀郡壬生町北小林が本拠。同地に江戸時代にあった。
フジエ 藤枝 フジエダ 藤枝参照。
フジエ 藤恵 広島県、山口県。藤江姓あり。広島県三次市和知町、山口県美祢市伊佐町伊佐北川に分布あり。
フジエ 富士栄 東京都、兵庫県・青森県むつ市。藤江姓あり。青森県むつ市旭町に分布あり。
フジエ 冨士栄 大阪府・京都府・神奈川県。藤江姓あり。大阪府堺市東区菩提町に分布あり。
フジエ 藤榮 兵庫県、愛知県・栃木県。トウエイも含む分布。愛知県名古屋市でトウエイが存在。藤栄の異形。兵庫県明石市太寺に分布あり。
フジエ 藤榎 三重県伊賀市。藤江姓あり。三重県伊賀市長田に安土桃山時代にあった。
フジエ 藤会 栃木県宇都宮市。藤江姓あり。栃木県宇都宮市白沢町に分布あり。
フジエ 藤朶 兵庫県・鹿児島県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。兵庫県たつの市新宮町上莇原にある浄土真宗の浄教寺、鹿児島県出水市高尾野町江内にある浄土真宗の江光寺。フジワラ 藤原参照。
フジエ 藤絵 大分県国東市・和歌山県岩出市。藤江姓あり。大分県国東市国見町岐部に分布あり。
フジエ 藤會 栃木県宇都宮市。藤江姓あり。栃木県宇都宮市下川俣町に分布あり。
フジエ 藤惠 熊本県玉名市。藤江姓あり。熊本県玉名市滑石に分布あり。
フジエ 富士榮 沖縄県浦添市。藤江姓あり。沖縄県浦添市港川に分布あり。
フジエキ 藤浴 広島県大竹市・千葉県。地形。藤と水気の多い谷から。広島県大竹市南栄に分布あり。
フジエダ 藤枝 茨城県、東京都、千葉県。フジエは稀少。①静岡県藤枝市発祥。鎌倉時代に記録のある地名。茨城県鉾田市玉田では草分けと伝える。茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士、茨城県行方市麻生が藩庁の麻生藩士に江戸時代にあった。②合略。藤原の略。第一要素は藤原の「藤」から。北海道檜山郡江差町姥神町の姥神大神宮の神主は藤原氏の後裔で「藤原氏から別れた枝」との意味で称したと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。北海道斜里郡小清水町では奥州藤原氏の滅亡後に滋賀県で近江姓を称して愛媛県で改姓したと伝える。推定では鎌倉時代頃。オウミ 近江参照。善隣。奈良県磯城郡三宅町上但馬に分布あり。
フジエダ 藤條 トウジョウ 東條参照。
フジエダ 冨士枝 徳島県。藤枝姓あり。武士が功績により冨士枝神社とともに賜ったとの伝あり。推定では江戸時代。徳島県三好郡東みよし町足代に分布あり。
フジエダ 富士枝 神奈川県・福島県。藤枝姓あり。福島県大沼郡会津美里町高田道上に分布あり。
フシオ 伏尾 和歌山県橋本市。和歌山県橋本市橋谷の小字の伏尾から発祥。和歌山県橋本市胡麻生が本拠。
フジオ 藤尾 兵庫県、大阪府、広島県。①合略。藤原の略。第一要素は藤原の「藤」から。徳島県美馬市の脇町では徳島県美馬市脇町平帽子に鎌倉時代にいた藤原氏の後裔が称したと伝える。称した時代は不詳。岩手県紫波郡紫波町では奥州藤原氏の滅亡後に藤原の「藤」を残して称したと伝える。推定では鎌倉時代。兵庫県朝来市に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。②合略。五藤の略。高知県では五藤氏が1804年から1818年(文化年間)に「藤」を使用して称したと伝える。ゴトウ 五藤参照。③石川県珠洲市清水町の小字の藤尾から発祥。戦国時代に記録のある地名。
フジオ 藤生 フジウ 藤生参照。
フジオ 藤雄 広島県・岡山県・神奈川県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。長崎県佐世保市万徳町にある浄土真宗の正法寺、佐賀県武雄市武雄町大字富岡にある浄土真宗の正法寺。武雄は鎌倉時代に記録のある地名。フジワラ 藤原参照。
フジオ 藤隠 山口県岩国市、大阪府。藤尾姓あり。山口県岩国市周東町祖生に分布あり。
フジオ 冨士尾 大阪府、和歌山県。藤尾姓あり。大阪府東大阪市近江堂、和歌山県和歌山市西浜に分布あり。
フジオ 富士尾 大阪府・兵庫県。藤尾姓あり。兵庫県神戸市東灘区深江北町に分布あり。
フジオイ 藤生 フジウ 藤生参照。
フジオウ 藤王 秋田県横手市、北海道、愛知県一宮市。藤原姓あり。秋田県横手市平鹿町中吉田上藤根の年子狐稲荷神社の神主に東京時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジオオジ 藤大路 埼玉県。合略。藤原氏の後裔との伝により藤原の「藤」を使用。奈良県奈良市登大路町にある法相宗の興福寺にあった延寿院の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フシオカ 伏岡 広島県。地形。伏せている場所と岡から。広島県呉市苗代町に分布あり。
フジオカ 藤岡 大阪府、兵庫県、広島県。続いて愛媛県、山口県、東京都、福岡県、岡山県、北海道、京都府。①群馬県藤岡市発祥。鎌倉時代に「富士岡」の表記で記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)、岩手県岩手郡葛巻町葛巻で伝承あり。②栃木県栃木市藤岡町藤岡発祥。戦国時代に記録のある地名。同地で藤原氏の後裔が称したと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代末期・南北朝時代初期。③合略。藤原の略。徳島県美馬市脇町大字北庄では江戸時代に藤原姓から改姓したと伝える。高知県吾川郡いの町波川に安土桃山時代にあった。同地では香川県の出で藤原氏の後裔と伝える。愛媛県西条市北条で藤原氏の後裔との伝あり。岡山県倉敷市新田で伝承あり。時代不詳。善隣。奈良県北葛城郡河合町西穴闇に分布あり。フジワラ 藤原参照。④地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「岡」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋に分布あり。フジ 藤参照。
フジオカ 富士岡 静岡県、熊本県、福岡県。藤岡姓あり。熊本県球磨郡球磨村渡に分布あり。
フジオカ 藤丘 岡山県浅口市。藤岡の異形。岡山県浅口市金光町占見新田が本拠。
フジオカ 冨士岡 福岡県、山口県・大阪府。藤岡姓あり。山口県柳井市新庄に分布あり。
フジオカ 藤岳 富山県富山市、長野県・長崎県。フジタケも含む分布。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。富山県富山市水橋二杉にある浄土真宗の光明寺、長野県須坂市井上にある浄土真宗の円了寺。長崎県西海市西彼町大串郷ではフジタケ。フジワラ 藤原参照。
フジオカ 藤陵 静岡県伊東市・東京都。藤岡姓あり。静岡県伊東市宇佐美に分布あり。
フジオキ 藤沖 広島県、宮崎県。藤原姓あり。広島県呉市郷原町、宮崎県児湯郡高鍋町上江に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジオギ 藤雄木 京都府福知山市。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。京都府福知山市長田にある浄土真宗の照蓮寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジオト 藤音 大分県大分市、愛知県・千葉県。合略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。大分県大分市本神崎にある浄土真宗の教尊寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は潮音山。山号はチョウオン。潮音に「音」あり。フジワラ 藤原参照。
フシカ 伏鹿 ブロク 伏鹿参照。
フジカ 藤家 フジイエ 藤家参照。
フジカ 藤賀 トウガ 藤賀参照。
フジカ 藤香 香川県綾歌郡綾川町・香川県高松市。藤原姓あり。香川県綾歌郡綾川町畑田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジガ 藤賀 トウガ 藤賀参照。
ブシカ 武鹿 ムシカ 武鹿参照。
フジカイ 藤貝 京都府京都市西京区。藤原姓あり。京都府京都市西京区大原野上里北ノ町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
ブシガイト 武士垣外 三重県。三重県多気郡多気町五桂の小字の武士垣外から発祥。
フジガエ 藤ケ枝 栃木県小山市、栃木県鹿沼市。藤枝姓あり。栃木県鹿沼市府中町に分布あり。フジエダ 藤枝参照。
フジカキ 藤垣 フジガキ 藤垣参照。
フジガキ 藤垣 岐阜県、秋田県大館市、愛知県。事物。藤と垣から。鹿児島県姶良郡湧水町木場に江戸時代にあった門割制度の藤垣門から。門による明治新姓。藤原姓あり。岐阜県山県市大桑が本拠。同地、石川県白山市徳丸町に江戸時代にあった。秋田県大館市松木が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジカケ 藤掛 栃木県、群馬県、岐阜県。①合略。藤原の略。栃木県佐野市閑馬町に戦国時代にあった。同地では藤原氏の後裔と伝える。群馬県太田市安良岡町では藤原氏の後裔で栃木県栃木市藤岡町藤岡を経て来住したと伝える。藤岡は戦国時代に記録のある地名。フジワラ 藤原参照。②岐阜県羽島郡笠松町田代(旧:藤掛)発祥。鎌倉時代に「藤懸」の表記で記録のある地名。岐阜県恵那市岩村町が藩庁の岩村藩士に江戸時代にあった。岐阜県美濃加茂市三和町川浦では平氏の後裔と伝える。タイラ 平参照。
フジカケ 藤懸 東京都、岐阜県、長野県。藤掛の異形。富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。同藩士は滋賀県の出で太田姓から改姓したと伝える。オオタ 太田参照。
フジカケ 藤欠 宮城県登米市。藤掛姓あり。宮城県登米市米山町中津山筒場内が本拠。
フジカゲ 藤蔭 石川県、島根県、福島県。藤原姓あり。石川県小松市西町、島根県浜田市国分町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジカゲ 藤景 鳥取県境港市。藤蔭姓あり。鳥取県境港市竹内町に分布あり。
フジカゲ 富士蔭 徳島県名西郡石井町。藤蔭姓あり。徳島県名西郡石井町藍畑竜王に分布あり。
フジカゲ 冨士蔭 徳島県徳島市。藤蔭姓あり。徳島県徳島市国府町井戸城ノ内に分布あり。
フジカサ 藤笠 山口県、岡山県。藤原姓あり。山口県宇部市上条、岡山県美作市矢田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジガサキ 藤ケ崎 千葉県、茨城県、東京都。藤崎の異形。千葉県香取市佐原、茨城県稲敷郡河内町金江津に分布あり。千葉県旭市萬歳では草分けと伝える。千葉県香取市、福島県二本松市郭内が藩庁の二本松藩士、山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士に江戸時代にあった。フジサキ 藤崎参照。
フジガサキ 藤ケ嵜 千葉県習志野市。藤崎の異形。フジサキ 藤崎参照。
フジカシ 藤樫 トガシ 藤樫参照。
フジカタ 藤方 千葉県、神奈川県、愛媛県。三重県津市藤方発祥。奈良時代に記録のある地名。地名は「藤潟」とも表記した。千葉県佐倉市高崎、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。千葉県印西市中根の小字に藤方あり。藤原姓あり。フジワラ 藤原参照。
フジカタ 藤形 大阪府、和歌山県橋本市、長野県。藤方姓あり。和歌山県橋本市高野口町田原に分布あり。
フジカツ 藤勝 東京都、石川県・山口県長門市。①合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。「勝」は好字。石川県河北郡津幡町瓜生にある浄土真宗の慈雲寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。②藤原姓、「勝」を含む男性の名前あり。山口県長門市油谷久富に分布あり。
フジカド 藤門 北海道、熊本県、宮城県。フジトも含む分布。熊本県天草市でフジトが存在。フジモンは稀少。藤原姓あり。熊本県天草市御所浦町御所浦嵐口に江戸時代にあった。同地では農業、漁業に従事していたと伝える。福岡県では宮城県大崎市の出と伝える。来住の時代は不詳。伝承での発音はフジモン。同地ではフジモンが古い発音との伝もあり。奈良県吉野郡吉野町平尾に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。※奈良県奈良市に江戸時代にあった。発音はフジノト。
フジカド 不二門 三重県、神奈川県、奈良県。フジトも含む分布。創賜。三重県三重郡菰野町吉澤にある浄土真宗の源正寺の僧侶による明治新姓。「相反する二つが本来は一つ」を意味する仏教用語の不二法門から。不二法門はフニホウモン。奈良県生駒郡斑鳩町稲葉西ではフジト。
フジカネ 藤曲 フジマガリ 藤曲参照。
フジカネ 藤兼 山口県、北海道、東京都。藤原姓あり。山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩士に江戸時代にあった。広島県三次市君田町藤兼は江戸時代に記録のある地名。フジワラ 藤原参照。
フジカネ 藤金 広島県、兵庫県・熊本県。藤原姓あり。熊本県熊本市北区植木町豊田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジカネ 冨士金 群馬県利根郡みなかみ町・東京都。藤金姓あり。群馬県利根郡みなかみ町師に分布あり。
フジカブ 藤株 茨城県、東京都。藤原姓あり。茨城県東茨城郡城里町阿波山に分布あり。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジカミ 藤上 広島県、福岡県、山口県。藤原姓あり。山口県岩国市牛野谷町、福井県福井市居倉町に分布あり。香川県丸亀市一番丁が藩庁の丸亀藩士に江戸時代にあった。善隣。奈良県奈良市横井に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジガミ 藤上 フジカミ 藤上参照。
フジカメ 藤亀 広島県東広島市。藤原姓あり。広島県東広島市福富町下竹仁に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジガメ 藤亀 フジカメ 藤亀参照。
フジガモリ 藤ケ森 青森県。青森県上北郡おいらせ町下屋敷の通称地名の藤ケ森から発祥。同地では落ち延びてきて平安時代の武将の源義経と夫人から呼称した「夫人が森」による地名と伝える。夫人が森はフジンガモリ。ミナモト 源参照。
フジガヤ 藤ケ谷 静岡県、東京都、千葉県。静岡県焼津市田尻北に分布あり。静岡県御前崎市上朝比奈の小字の藤ケ谷に戦国時代に横船(別名:藤ケ谷)城があった。千葉県柏市藤ケ谷は南北朝時代に「藤谷」の表記で記録のある地名。同地に戦国時代にあった藤ケ谷城の城主は推定では藤ケ谷氏。埼玉県春日部市に江戸時代にあった。
フシカワ 伏川 フセガワ 伏川参照。
フジカワ 藤川 大阪府、大阪府、福岡県。続いて北海道、兵庫県、徳島県、香川県、山口県、東京都、熊本県。①合略。藤原の略。岩手県八幡平市では落人の藤原氏が来住して改姓したと伝える。推定では鎌倉時代。徳島県三好市山城町上名では工藤氏が細川氏の家臣になって戦国時代に称したと伝える。クドウ 工藤参照。ホソカワ 細川参照。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。同幕臣は三重県中部(旧:伊勢国)で安土桃山時代・江戸時代の武将である織田信雄の命で工藤姓から改姓したと伝える。同藩士に藤原氏の後裔との伝あり。京都府宇治市白川、秋田県仙北市田沢湖角館東前郷中関に江戸時代にあった。熊本県天草市では京都府京都市から九州地方に来住したと伝える。伝承からの推定では室町時代。善隣。福岡県飯塚市楽市、奈良県北葛城郡上牧町上牧、神奈川県伊勢原市上粕屋に分布あり。フジワラ 藤原参照。②地形。藤と川から。群馬県渋川市赤城町持柏木では藤と川により1856年(安政3年)に草場姓から改姓したと伝える。クサバ 草場参照。鹿児島県姶良郡湧水町恒次に江戸時代にあった門割制度の藤川門から。門による明治新姓。③静岡県榛原郡川根本町元藤川発祥。江戸時代に記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)での伝承。④鹿児島県日置市東市来町長里の小字の藤川から発祥。同地に江戸時代に門割制度の藤川門があった。門による明治新姓。
フジカワ 藤河 福岡県、広島県、東京都。藤川の異形。宮崎県に戦国時代にあった。徳島県美馬市脇町曽江名では1806年(文化3年)に藤川姓から改姓したと伝える。※群馬県邑楽郡邑楽町藤川発祥。地名はフジカワ。室町時代に「藤河」の表記で記録のある地名。
フジカワ 富士川 東京都、静岡県、大阪府。藤川の異形。埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士、広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代にあった。広島県広島市安佐南区長楽寺では戦国時代に富士川姓で1872年の明治新姓時に表記を変えたと伝える。
フジカワ 冨士川 大阪府、東京都、兵庫県。藤川の異形。岩手県花巻市の東和町では岩手県花巻市の石鳥谷町の出で藤川姓だったと伝える。群馬県前橋市大手町が藩庁の前橋藩士に江戸時代にあった。
フジカワ 不二川 広島県豊田郡大崎上島町・福岡県。「藤」に「不二」を使用する例あり。広島県豊田郡大崎上島町東野白水にある浄土真宗の正光坊の僧侶による明治新姓。
フジガワ 藤川 フジカワ 藤川参照。
フジガワ 藤側 福岡県北九州市八幡西区・広島県安芸高田市、和歌山県西牟婁郡上富田町。藤原姓あり。フジワラ 藤原参照。
フシキ 伏木 栃木県、滋賀県、富山県。フセギも含む分布。栃木県でフセギが存在。①富山県高岡市伏木発祥。江戸時代に記録のある地名。②富山県砺波市伏木谷発祥。江戸時代に記録のある地名。同地では草分けと伝える。※滋賀県長浜市東主計が本拠。同地では草分けと伝える。
フシキ 伏喜 富山県氷見市。伏木姓あり。富山県氷見市柳田に分布あり。
フシキ 布志木 長崎県長崎市、熊本県玉名郡南関町・福岡県。伏木姓あり。熊本県玉名郡南関町小原に分布あり。
フシキ 節木 滋賀県大津市。伏木姓あり。滋賀県大津市逢坂に分布あり。
フシギ 伏木 フシキ 伏木参照。
フジキ 藤木 福岡県、大阪府、兵庫県。続いて東京都、京都府、神奈川県、新潟県、広島県、長野県、岡山県。①合略。藤原の略。佐賀県に宮崎県から藤原氏の後裔の花木氏が来住して称したと伝える。伝承からの推定では鎌倉時代初期。フジワラ 藤原参照。ハナキ 花木参照。滋賀県長浜市加田今町では藤原氏の後裔が藤原を憚って「藤」を残して称したとの伝あり。時代不詳。山梨県北都留郡小菅村で藤原氏の後裔との伝あり。称した時代は不詳。岡山県倉敷市新田では1861年から1864年(文久年間)に藤原姓から改姓したと伝える。②事物。藤と木から。京都府京都市に平安時代にあった。和歌山県和歌山市福島にあった藤木垣内からと伝える。伝承からの推定では戦国時代の垣内。※富山県富山市藤木は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名はフジノキで藤木氏の開発によると伝える。同地に分布あり。※京都府京都市北区上賀茂藤ノ木町は室町時代に「藤木」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。③佐賀県鳥栖市藤木町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフジノキ。④石川県白山市藤木町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフジノキで「藤ノ木」とも表記してフジキの発音もあった。⑤群馬県渋川市赤城町長井小川田の小字の藤木から発祥。
フジキ 藤城 フジシロ 藤城参照。
フジキ 藤記 富山県富山市。藤木姓あり。富山県富山市婦中町外輪野では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フジキ 藤樹 滋賀県、東京都・埼玉県。藤木の異形。滋賀県高島市マキノ町海津に分布あり。
フジキ 藤来 フジライ 藤来参照。
フジキ 冨士木 兵庫県洲本市、熊本県山鹿市。藤木姓あり。兵庫県洲本市千草丁に分布あり。
フジキ 藤鬼 広島県福山市。藤木姓あり。広島県福山市東深津町に分布あり。
フジキ 藤喜 京都府、三重県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。「喜」は好字。寺の例。三重県津市白山町川口にある浄土真宗の善性寺、三重県松阪市嬉野宮野町にある浄土真宗の常照寺。
フジキ 不二樹 奈良県・兵庫県・静岡県。藤木姓あり。奈良県奈良市四条大路に分布あり。
フジキ 富士木 熊本県熊本市中央区。藤木姓あり。熊本県熊本市中央区壺川に分布あり。
フジキ 不二木 福岡県福岡市早良区。藤木姓あり。福岡県福岡市早良区賀茂に分布あり。
フジキシ 藤岸 三重県伊賀市、奈良県宇陀市。藤原姓あり。三重県伊賀市下郡に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシキダ 伏木田 北海道、東京都。推定では伏せている土地と木と田から。福井県大野市が起源地。福井県大野市蕨生に分布あり。
フジキタ 藤北 大分県、香川県・徳島県。大分県豊後大野市大野町藤北発祥。南北朝時代に記録のある地名。
フシキノ 伏木野 石川県珠洲市・京都府・埼玉県。推定では伏せている土地と木と野から。石川県珠洲市若山町広栗に分布あり。
フジキワ 藤極 フジギワ 藤極参照。
フジギワ 藤極 長野県、神奈川県、東京都。善隣。合略。藤原の略。藤原氏と関係があったのではないかと伝える。時代、位置不詳。長野県上田市別所温泉が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フジクス 藤楠 滋賀県野洲市・大阪府河内長野市。トウクスも含む分布。藤原姓、楠木姓あり。滋賀県野洲市野洲ではトウクス。フジワラ 藤原参照。クスノキ 楠木参照。
フジグチ 藤口 新潟県、群馬県、福岡県。藤原姓あり。新潟県西蒲原郡弥彦村大戸、群馬県前橋市粕川町新屋に分布あり。埼玉県行田市本丸が藩庁の忍藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジクニ 藤国 広島県、山口県・神奈川県。藤原姓あり。山口県岩国市周東町田尻奥畑に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジクボ 藤久保 鹿児島県鹿児島市。地形。鹿児島県鹿児島市喜入前之浜町に江戸時代にあった門割制度の藤久保門から。門名は藤窪の異形。門による明治新姓。
フジクボ 藤窪 宮崎県宮崎市、愛媛県西予市。地形。藤と窪から。宮崎県宮崎市高岡町上倉永に江戸時代にあった門割制度の藤窪門から。門による明治新姓。愛媛県西予市宇和町卯之町に分布あり。
フジクマ 藤熊 奈良県、大阪府、北海道。奈良県宇陀市大宇陀守道の小字のフジクマから発祥。※香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士に江戸時代にあった。
フジクラ 藤倉 埼玉県、東京都、栃木県。トウクラは稀少。福島県会津若松市河東町倉橋藤倉発祥。南北朝時代に記録のある地名。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士、栃木県足利市雪輪町が藩庁の足利藩士、福井県小浜市城内が藩庁の小浜藩士に江戸時代にあった。仙台藩士は藤原氏の後裔と伝える。フジワラ 藤原参照。小浜藩士は栃木県佐野市に戦国時代に居住していたと伝える。埼玉県川越市藤倉は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は藤倉氏の開発によると伝える。同地に分布あり。埼玉県秩父郡小鹿野町藤倉は江戸時代に記録のある地名。埼玉県比企郡吉見町上銀谷では草分けと伝える。岩手県滝沢市の大沢に江戸時代にあった。同地では奈良県の出と伝える。京都府宮津市に1393年(明徳4年)に藤倉氏が来住して坪倉姓を称したとする伝あり。ツボクラ 坪倉参照。三重県伊勢市御薗町新開に分布あり。同地に隣接する三重県伊勢市竹ケ鼻町の小字に藤倉あり。
フジクラ 扶滋倉 愛知県・静岡県。藤倉の異形。静岡県静岡市清水区由比阿僧に分布あり。
フジクラ 富士庫 兵庫県尼崎市・埼玉県。藤倉の異形。埼玉県白岡市彦兵衛では江戸時代に「藤倉」、「藤蔵」と表記したと伝える。
フジクラ 藤蔵 東京都清瀬市。藤倉の異形。東京都清瀬市旭が丘に分布あり。
フシクリ 伏栗 石川県輪島市・富山県・大阪府。推定では伏せている場所と栗から。石川県輪島市河井町に分布あり。
フシクロ 伏黒 フシグロ 伏黒参照。
フシグロ 伏黒 北海道小樽市、富山県中新川郡上市町。推定では伏せている黒い場所から。富山県中新川郡上市町神明町、宮城県角田市島田桜井に分布あり。福島県伊達市伏黒は江戸時代に記録のある地名。
フジクロ 藤黒 香川県、東京都、徳島県。徳島県三好市池田町中西フジグロ発祥。同地に分布あり。
フジグロ 藤黒 フジクロ 藤黒参照。
フジケ 藤家 フジイエ 藤家参照。
フジコ 藤古 フジフル 藤古参照。
フジコ 藤子 青森県八戸市・北海道。藤原姓あり。青森県八戸市柏崎に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジゴ 藤後 トウゴ 藤後参照。
フジコウゲ 藤河家 広島県広島市安芸区・大阪府。藤原姓あり。広島県の方言でコウゲは「芝生」、「草原」の意。広島県広島市安芸区矢野東に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジゴエ 藤肥 秋田県大仙市、秋田県仙北郡美郷町。藤原姓あり。秋田県仙北郡美郷町中野に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジコシ 藤越 広島県、岡山県。藤原姓あり。広島県三次市廻神町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジコシ 冨士越 京都府・兵庫県。藤越姓あり。京都府長岡京市奥海印寺東山に分布あり。
フジコシ 富士越 京都府。藤越姓あり。京都府京都市下京区船頭町に分布あり。
フジコソ 藤社 トウシャ 藤社参照。
フジザ 藤座 滋賀県甲賀市、京都府・大阪府。藤原姓あり。滋賀県甲賀市水口町松栄に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジサイ 藤斎 埼玉県、岩手県、東京都。合略。藤斉の異形。岩手県遠野市早瀬町に分布あり。
フジサイ 藤斉 岩手県。合略。藤原と斉藤の合成。岩手県での伝承。時代不詳。岩手県釜石市大平町に分布あり。フジワラ 藤原参照。サイトウ 斉藤参照。
フジサイ 藤齊 神奈川県・青森県むつ市・和歌山県和歌山市。①合略。藤斉の異形。青森県むつ市仲町に分布あり。②合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。和歌山県和歌山市鳴神にある浄土真宗の正願寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジサオ 藤竿 大分県。藤原姓あり。大分県大分市中判田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジサカ 藤坂 徳島県、広島県、大阪府。①藤原姓あり。徳島県阿南市では江戸時代に静岡県中部(旧:駿河国)の篠原から来住したと伝える。静岡県浜松市西区篠原町は鎌倉時代に記録のある地名。静岡県西部(旧:遠江国)に位置する。兵庫県丹波篠山市藤坂は鎌倉時代に記録のある地名。広島県福山市丸之内が藩庁の備後福山藩士に江戸時代にあった。善隣。広島県福山市新市町大字新市に分布あり。フジワラ 藤原参照。②兵庫県淡路市仁井の小字の藤坂から発祥。
フジサカ 藤阪 大阪府、兵庫県、広島県。藤坂の異形。大阪府東大阪市善根寺町に分布あり。
フジサカ 富士坂 徳島県阿南市・兵庫県・大阪府。藤坂姓あり。徳島県阿南市長生町清屋敷に分布あり。
フジサカ 冨士坂 兵庫県。藤坂姓あり。兵庫県神戸市長田区駒ケ林町に分布あり。
フシザキ 伏崎 兵庫県・大阪府。地形。伏せている突き出た場所から。兵庫県西宮市甲子園町に分布あり。
フジサキ 藤崎 千葉県、鹿児島県、福岡県。続いて東京都、神奈川県、大阪府、茨城県、埼玉県、新潟県、北海道。トウサキは稀少。①合略。藤原の略。「崎」は突き出た土地。千葉県成田市では藤原氏から賜ったと伝える。時代不詳。同地に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。②熊本県熊本市中央区井川淵町の藤崎八旛宮の付近(旧:藤崎荘)から発祥。南北朝時代に記録のある地名。③山梨県大月市猿橋町藤崎発祥。江戸時代に記録のある地名。同地での伝承での推定では室町時代以前から称する。④青森県南津軽郡藤崎町発祥。南北朝時代に記録のある地名。⑤石川県七尾市三室町の小字の藤ヶ崎から発祥。⑥地形。藤と突き出た土地から。鹿児島県鹿屋市串良町岡崎に江戸時代にあった門割制度の藤ケ崎門から。門による明治新姓。
フジサキ 藤咲 フジサク 藤咲参照。
フジサキ 藤嵜 千葉県、大阪府、神奈川県。藤崎の異形。千葉県富津市小久保に分布あり。
フジサキ 冨士崎 宮崎県小林市、神奈川県。藤崎姓あり。宮崎県小林市細野に分布あり。
フジサキ 富士崎 新潟県・東京都、宮崎県宮崎市。藤崎姓あり。新潟県長岡市川崎に分布あり。
フジサキ 不二崎 新潟県新潟市。藤崎姓あり。新潟県新潟市江南区元町に分布あり。
フジサキ 藤先 大阪府、静岡県富士宮市。藤原姓あり。僧侶による明治新姓。寺の例。大阪府泉大津市松之浜町にある日蓮宗の慈龍寺、静岡県富士宮市北山にある日蓮宗の西之坊。フジワラ 藤原参照。
フジザキ 藤崎 フジサキ 藤崎参照。
フジサク 藤咲 茨城県、東京都、神奈川県。フジサキも含む分布。藤崎姓あり。茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。フジサキ 藤崎参照。
フジサク 藤作 石川県羽咋郡宝達志水町。藤原姓あり。石川県羽咋郡宝達志水町子浦に分布あり。フジワラ 藤原参照。※茨城県を根拠地とした佐竹氏の家臣に安土桃山時代、茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。
フジサコ 藤迫 鹿児島県、熊本県、大阪府。地形。藤と山の迫った土地から。鹿児島県志布志市志布志町田之浦に分布あり。
フジササ 藤笹 兵庫県西宮市。藤原姓あり。兵庫県西宮市花園町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジサダ 藤定 兵庫県姫路市、岡山県岡山市、鳥取県。藤原姓、「定」を含む男性の名前あり。フジワラ 藤原参照。鳥取県日野郡日南町上石見では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フジサダ 藤貞 島根県大田市。藤原姓、「貞」を含む男性の名前あり。島根県大田市三瓶町小屋原が本拠。フジワラ 藤原参照。
フシサト 伏里 福井県あわら市。地形。伏せている場所と里から。福井県では江戸時代に称して元はブクリと発音していたと伝える。福井県あわら市市姫が本拠。
フジサト 藤里 大阪府、山口県、兵庫県。藤原姓あり。大阪府高石市取石、山口県宇部市開、兵庫県淡路市生田田尻が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジザネ 藤実 滋賀県・東京都・福岡県。フジミも含む分布。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。滋賀県彦根市新海町にある浄土真宗の報恩寺、福岡県久留米市城島町六町原にある浄土真宗の浄願寺。浄願寺ではフジミ。同寺は藤原氏の後裔の岩永氏が1502年(文亀2年)に創建したと伝える。フジワラ 藤原参照。イワナガ 岩永参照。
フジザネ 藤實 秋田県・東京都。フジミも含む分布。合略。藤実の異形。秋田県湯沢市表町にある浄土真宗の影現寺の僧侶による明治新姓。同寺ではフジミ。
フジサワ 藤沢 長野県、北海道、大阪府。続いて東京都、香川県、岩手県、岡山県、神奈川県、大分県、兵庫県。①長野県伊那市高遠町藤澤発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はフジサワ。岩手県遠野市で伝承あり。福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士に江戸時代にあった。同藩士は長野県の出で藤原氏の後裔と伝える。②合略。藤原の略。香川県高松市塩江町上西では藤原氏の後裔が藤原の「藤」と同地の「沢」から平安時代末期に称したと伝える。滋賀県高島市朽木村井では同地に平安時代にいた藤原氏の後裔が「藤」を使用して称したとの伝あり。福井県大飯郡おおい町大島では藤原の「藤」を残した明治新姓と伝える。善隣。岡山県津山市一方、香川県木田郡三木町鹿伏に分布あり。フジワラ 藤原参照。③岩手県一関市藤沢町藤沢発祥。戦国時代に記録のある地名。④岩手県紫波郡矢巾町藤沢発祥。江戸時代に記録のある地名。⑤新潟県上越市中郷区藤沢発祥。江戸時代に記録のある地名。⑥神奈川県藤沢市発祥。南北朝時代に記録のある地名。長野県上伊那郡箕輪町中箕輪松島での伝承。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。同幕臣は藤原氏の後裔と伝える。※岩手県北上市藤沢発祥。戦国時代に記録のある地名。同地で安土桃山時代に称して1601年(慶長6年)の帰農後に本姓の八重樫にもどしたと伝える。ヤエガシ 八重樫参照。
フジサワ 藤澤 神奈川県、東京都、香川県。藤沢の異形。香川県高松市香川町浅野に分布あり。
フジサワ 桾澤 グミザワ 桾澤参照。
フジサワ 冨士澤 石川県金沢市。藤沢姓あり。石川県金沢市野町に分布あり。
フジサワ 冨士沢 富山県南砺市・広島県広島市安佐南区。藤沢姓あり。富山県南砺市小院瀬見にある浄土真宗の即成寺の僧侶による明治新姓。
ブシザワ 武士沢 青森県三戸郡三戸町。青森県三戸郡三戸町斗内武士沢発祥。同地に分布あり。
ブシザワ 武士澤 埼玉県・東京都。武士沢の異形。埼玉県川口市芝下に分布あり。
フジシ 藤支 滋賀県。藤原姓あり。僧侶による明治新姓。寺の例。滋賀県大津市仰木町にある天台宗の三宝寺、滋賀県湖南市東寺にある天台宗の十王寺。フジワラ 藤原参照。
フジシ 藤士 トウシ 藤士参照。
フジシカ 藤鹿 東京都八王子市。藤原姓あり。東京都八王子市追分町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジシゲ 藤重 山口県、広島県。①合略。藤原の略。「重」を含む男性の名前あり。山口県宇部市東岐波・西岐波に江戸時代にあった。同地では藤原氏の後裔と伝える。山口県岩国市藤生町は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。②事物。藤から。愛媛県今治市通町が藩庁の今治藩士に江戸時代にあった。同藩士は奈良県奈良市春日野町にある春日大社の神主で藤の林の中で翁から賜ったと伝える。時代不詳。③個人名。徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士に江戸時代にあった。同藩士は奈良県奈良市で樽井姓を称して京都府京都市で戦国時代に父の樽井与四郎藤重の名前から改姓したと伝える。タルイ 樽井参照。徳島県美馬市脇町暮畑では香川県三木郡から1573年から1592年(天正年間)に来住したと伝える。
フジシゲ 藤繁 徳島県、香川県・千葉県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。徳島県吉野川市山川町町にある浄土真宗の潮光寺の僧侶による明治新姓。香川県三豊市財田町財田上に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシシタ 伏下 大分県中津市。大分県中津市三光小袋伏ノ下発祥。同地に分布あり。
フジシタ 藤下 静岡県、大阪府、愛知県。フジモトは稀少。①地形。静岡県・山梨県の富士山の下から。山名はフジ。富士山の富士に「藤」を使用して江戸時代初期に称したと伝える。静岡県静岡市清水区追分に江戸時代にあった。②「藤」を含む姓あり。善隣。広島県呉市阿賀中央に分布あり。③合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。滋賀県米原市顔戸にある浄土真宗の広林寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジシナ 藤科 山梨県山梨市。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。山梨県山梨市牧丘町窪平にある浄土真宗の玄超寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。山梨県山梨市牧丘町倉科は戦国時代に記録のある地名。同地にある臨済宗の慶徳寺の僧侶に東京時代にあった。
フジシバ 藤柴 大分県由布市、大分県大分市。藤原姓あり。大分県由布市庄内町西に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジシバ 藤芝 滋賀県高島市・大阪府・和歌山県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。滋賀県高島市高島にある浄土真宗の願龍寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジシマ 藤島 北海道、秋田県、福岡県。続いて東京都、神奈川県、愛知県、岩手県、大阪府、宮城県、埼玉県。トウシマは稀少。①福井県福井市藤島町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地で平安時代に藤原氏の後裔の斎藤氏が称したと伝える。フジワラ 藤原参照。サイトウ 斎藤参照。秋田県北秋田市で伝承あり。秋田県北秋田市綴子では草分けと伝える。②山形県鶴岡市藤島発祥。南北朝時代に記録のある地名。③鹿児島県伊佐市の菱刈付近(旧:藤島名)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。④地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「島」を追加。鹿児島県奄美市名瀬大字大熊で伝承あり。推定では1953年の日本復帰時。フジ 藤参照。
フジシマ 藤嶋 福岡県、秋田県、山口県。藤島の異形。長崎県対馬市美津島町黒瀬に江戸時代にあった。同地での現在の表記は「藤島」。秋田県大館市、山口県下関市の長府、福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士、佐賀県小城市小城町が藩庁の小城藩士、宮崎県延岡市東本小路が藩庁の延岡藩士、福井県坂井市丸岡町霞町が藩庁の越前丸岡藩士、茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。小城藩士は福井県東部(旧:越前国)の出と伝える。
フジシマ 藤嶌 福岡県・岡山県・新潟県。藤島の異形。福岡県飯塚市上三緒に分布あり。
フジシマ 富士島 愛媛県。藤島姓あり。愛媛県大洲市大洲が藩庁の大洲藩士に江戸時代にあった。
フジシャ 藤社 トウシャ 藤社参照。
フジシロ 藤代 千葉県、東京都、茨城県。静岡県でフジヨが存在。①合略。藤原の略。千葉県市原市奉免では藤原氏が帰農して改姓したと伝える。時代不詳。岩手県一関市の室根町では岩手県西磐井郡平泉町から来住した藤原氏が擬装するため「藤」を残して改姓したと伝える。推定では鎌倉時代。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。②藤白の異形。埼玉県幸手市平須賀では藤城姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。※茨城県取手市藤代は江戸時代に記録のある地名。岩手県一関市室根町折壁篠原では千葉県の藤代村の出との伝あり。時代、位置不詳。
フジシロ 藤城 愛知県、千葉県、兵庫県。福岡県、山口県、富山県、北海道でフジキが存在。トウジョウは稀少。①合略。藤原の略。愛知県豊橋市船渡町では藤原氏の後裔と伝える。称した時代は不詳。フジワラ 藤原参照。千葉県市原市白塚では藤左衛門の屋号を使用していたとの伝あり。推定では江戸時代。埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代にあった。岩手県一関市大東町摺沢樋ノ口では江戸時代に藤野姓から改姓したと伝える。フジノ 藤野参照。②藤白の異形。埼玉県北葛飾郡杉戸町大島では大阪府大阪市中央区大阪城の大阪城が1615年(慶長20年)に落城した後に来住したと伝える。
フジシロ 藤白 茨城県古河市、千葉県、岐阜県。和歌山県海南市藤白発祥。飛鳥時代に記録のある地名。地名は「藤代」とも表記した。
フジシロ 冨士代 鹿児島県薩摩川内市、愛知県。地形。鹿児島県薩摩川内市祁答院町黒木に江戸時代にあった門割制度の冨士代門から。門名は推定では高い田から。門による明治新姓。
フジシロ 富士代 鹿児島県薩摩川内市。地形。冨士代の異形。鹿児島県薩摩川内市祁答院町黒木に分布あり。
フジシン 藤信 フジノブ 藤信参照。
フジシン 藤新 山口県宇部市・福岡県。藤原姓あり。山口県宇部市恩田町に分布あり。フジワラ 藤原参照。

日本姓氏語源辞典 フジスエ~フジフル

フジスエ 藤末 熊本県、福岡県、山口県。①「藤」を含む姓あり。熊本県玉名郡長洲町腹赤、福岡県豊前市下河内に分布あり。②善隣。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。兵庫県神崎郡市川町小谷にある浄土真宗の教正寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジスエ 冨士末 大阪府・香川県綾歌郡綾川町・山口県熊毛郡田布施町。藤末姓あり。香川県綾歌郡綾川町滝宮に分布あり。
フジスエ 富士末 香川県丸亀市・広島県。藤末姓あり。香川県丸亀市飯山町下法軍寺に分布あり。
フジスエ 藤季 福井県南条郡南越前町。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。福井県南条郡南越前町燧にある浄土真宗の専念寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジスエ 藤裔 富山県下新川郡入善町。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。富山県下新川郡入善町入膳にある浄土真宗の養照寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
ブシスエ 武士末 愛媛県松山市。推定では武士の末裔から。愛媛県松山市山西町に分布あり。
フジスナ 藤砂 広島県呉市・広島県広島市。藤原姓あり。広島県呉市吉浦東本町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジスミ 藤住 石川県、大阪府・島根県邑智郡邑南町。トウズミも含む分布。石川県鳳珠郡穴水町でトウズミが存在。①「藤」を含む地名あり。島根県邑智郡邑南町日和奥谷に分布あり。②石川県鳳珠郡穴水町伊久留の小字の藤住から発祥。地名はトウズミ。
フジスミ 藤角 愛知県。藤原姓あり。愛知県津島市宮川町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジスミ 藤隅 埼玉県・千葉県。藤原姓あり。埼玉県久喜市吉羽に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジセ 藤生 フジウ 藤生参照。
フジセ 藤瀬 佐賀県、福岡県、長崎県。①佐賀県佐賀市富士町大字藤瀬発祥。江戸時代に記録のある地名。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、福岡県糸島市神在に江戸時代にあった。②岐阜県高山市清見町藤瀬発祥。江戸時代に記録のある地名。
フジセ 富士瀬 長崎県。藤瀬姓あり。長崎県大村市木場に分布あり。
フジセ 冨士瀬 長崎県西彼杵郡長与町。藤瀬姓あり。長崎県西彼杵郡長与町高田郷に分布あり。
フジセ 藤世 京都府京都市伏見区。藤瀬姓あり。京都府京都市伏見区桃山町松平筑前に分布あり。
フジセキ 藤関 滋賀県東近江市、愛知県、大阪府。藤原姓あり。滋賀県東近江市大覚寺町が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジゼキ 藤関 フジセキ 藤関参照。
フジソ 藤曽 高知県四万十市・大阪府。藤原姓あり。高知県四万十市中村大橋通に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジソウ 藤宗 高知県、神奈川県、石川県。フジムネも含む分布。石川県羽咋市でフジムネが存在。①合略。藤崎の略。高知県南国市岡豊町常通寺島(旧:藤宮)で戦国時代・安土桃山時代の武将である長宗我部元親の家臣だった山梨県の出で源氏の後裔の藤崎氏が称したと伝える。藤宮は安土桃山時代に記録のある地名。ミナモト 源参照。フジサキ 藤崎参照。②合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。石川県羽咋市一ノ宮町にある浄土真宗の碧流寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は華蔵山。フジワラ 藤原参照。
フジソエ 藤添 フジゾエ 藤添参照。
フジゾエ 藤添 福岡県、長崎県大村市・石川県小松市。藤原姓あり。長崎県大村市杭出津に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジソノ 藤園 フジゾノ 藤園参照。
フジゾノ 藤園 鹿児島県、徳島県。地形。藤と園から。鹿児島県阿久根市西目に江戸時代にあった門割制度の藤薗門から。門による明治新姓。徳島県美馬市脇町西赤谷に分布あり。※長野県松本市丸の内が藩庁の松本藩士に江戸時代にあった。
フシタ 伏田 フシダ 伏田参照。
フシタ 鮒子田 フシダ 鮒子田参照。
フシタ 伏多 大阪府。伏田姓あり。大阪府豊中市島江町に分布あり。フシダ 伏田参照。
フシタ 鮒子多 大阪府。事物。大阪府大阪市西淀川区大和田では1184年(元暦元年・寿永3年)に平安時代の武将である源義経に鮒を献上して賜ったと伝える。
フシダ 伏田 大阪府、群馬県、兵庫県。フセダは稀少。地形。伏せている場所と田から。大阪府豊中市春日町、群馬県安中市松井田町人見、兵庫県丹波市市島町乙河内に分布あり。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。兵庫県神崎郡神河町福本が藩庁の福本藩士として1870年に記録あり。
フシダ 鮒子田 東京都・大阪府、神奈川県。フナコダも含む分布。大分県竹田市竹田に分布あり。鮒子多姓あり。フシタ 鮒子多参照。
フシダ 臥田 福岡県北九州市若松区。地形。伏田の異形。福岡県北九州市若松区童子丸に分布あり。
フジタ 藤田 大阪府、兵庫県、北海道。続いて東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、愛媛県、茨城県。①合略。藤原の略。兵庫県豊岡市日高町上郷では藤原氏の後裔が「藤」を残して平安時代に称したと伝える。フジワラ 藤原参照。岡山県倉敷市新田で伝承あり。称した時代は不詳。宮崎県東臼杵郡門川町川内では熊本県菊池市に1070年(延久2年)に居住した藤原氏が菊池姓を称した後に藤田姓にしたと伝える。キクチ 菊池参照。同地では現在地に居住後に伊藤姓を一時期称して1665年(寛文5年)に藤田姓に戻したとの伝もあり。同地では家紋は下がり藤。イトウ 伊藤参照。静岡県榛原郡川根本町下長尾の小字の久保尾(伝承では久法)にある阿弥陀堂は京都府京都市から来住した藤原氏の後裔の藤本氏が1441年(嘉吉元年)に施主となっており、分家も「藤」を残して称したと伝える。フジモト 藤本参照。三重県いなべ市藤原町山口にある浄土真宗の善長寺を戦国時代に創建した藤田氏は南北朝時代の武将である楠木正行の妻が称していた内藤姓の「藤」と池田姓の「田」から称したと伝える。クスノキ 楠木参照。ナイトウ 内藤参照。イケダ 池田参照。岐阜県関市保木口では滋賀県東近江市君ヶ畑町から1579年(天正7年)に藤原氏の後裔の藤田氏が来住したと伝える。岐阜県美濃市片知で滋賀県東近江市君ヶ畑町の出との伝あり。山口県下関市豊浦町大字川棚では藤原氏、菊池氏の後裔と伝える。山口県萩市堀内が藩庁の長州藩士、山口県下関市長府宮崎町が藩庁の長府藩士、奈良県大和郡山市城内町が藩庁の郡山藩士、岐阜県大垣市郭町が藩庁の大垣藩士、福島県相馬市中村が藩庁の相馬中村藩士、福島県二本松市郭内が藩庁の二本松藩士、宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士、青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同藩士・同幕臣に藤原氏の後裔との伝あり。茨城県桜川市真壁町上谷貝、茨城県常陸大宮市鷹巣、佐賀県唐津市鏡では藤原氏の後裔と伝える。岩手県奥州市の胆沢では明治新姓時に藤原姓から改姓したと伝える。※石川県白山市鹿島町では藤兵衛の屋号で農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。藤兵衛の「藤」は推定では藤原氏から。※石川県野々市市太平寺では藤屋の屋号を使用して江戸時代に称したと伝える。推定では藤屋の「藤」は藤原氏から。※新潟県柏崎市大広田では丸に上がり藤の家紋で江戸時代に農業に従事していたと伝える。※新潟県柏崎市東条では上がり藤の家紋。※愛知県豊橋市伊古部町では下がり藤の家紋。②埼玉県大里郡寄居町藤田発祥。戦国時代に記録のある地名。同地で平安時代に称したと伝える。兵庫県加東市藤田は経由地。鎌倉時代に記録のある地名。地名は藤田氏の人名からと伝える。静岡県浜松市西区馬郡町で伝承あり。栃木県栃木市西方町本城が藩庁の西方藩主に安土桃山時代・江戸時代にあった。③福島県石川郡石川町中野付近(旧:藤田郷)から発祥。平安時代に記録のある地名。④地形。藤と田から。徳島県美馬郡つるぎ町貞光宮内では明治新姓と伝える。新潟県南蒲原郡田上町羽生田では平氏の後裔で農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。タイラ 平参照。江戸時代にあった門割制度の藤田門から。門の位置の例。鹿児島県いちき串木野市大里、鹿児島県日置市東市来町長里。門による明治新姓。善隣。奈良県桜井市豊田に分布あり。※新潟県燕市熊森では富山県砺波市付近(旧:東砺波郡)の藤田からと伝える。時代、位置不詳。※徳島県三好市池田町州津藤ノ井は記録時代不詳の地名。同地では草分けと伝える。※岩手県一関市花泉町老松藤田は記録時代不詳の地名。同地に分布あり。※山梨県南アルプス市藤田は戦国時代に記録のある地名。地名はトウダ。同地に分布あり。※大阪府守口市藤田町は江戸時代に記録のある地名。地名はトウダ。同地に分布あり。※岡山県久米郡美咲町藤田下は戦国時代に「藤田」と呼称した地名。同地に分布あり。※福岡県久留米市荒木町藤田は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。※大分県臼杵市佐志生藤田は江戸時代に記録のある地名。地名はトウダ。同地に分布あり。※宮城県角田市藤田は経由地。戦国時代に記録のある地名。地名は藤田氏の居住によると伝える。⑤地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「田」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。同地に藤姓あり。フジ 藤参照。⑥合略。藤津と大田の合成。山口県山口市嘉川では藤津家の分家が大田家の養子となって称したと伝える。伝承からの推定では明治新姓。フジツ 藤津参照。オオタ 大田参照。⑦コリア系。複数の起源の全体における推定での比率は1%以下。佐賀県唐津市(旧:東松浦郡相知町)で1953年3月13日に帰化の記録あり。本姓は張。帰化の初出。チョウ 張参照。東京都文京区で1954年3月24日に帰化の記録あり。本姓は裵。ハイ 裵参照。他姓もあり。⑧コリア系。潭田の異形。奈良県奈良市で1989年11月20日に帰化の記録あり。「潭田」ともあり。本姓は田。デン 田参照。
フジタ 冨士田 兵庫県、大阪府、広島県。藤田姓あり。兵庫県たつの市揖西町長尾では兵庫県たつの市龍野町上霞城が藩庁の龍野藩で江戸時代に武士だったと伝える。同地では明治新姓時に冨士田姓を賜った家臣がいたとの伝もあり。三重県桑名市吉之丸が藩庁の桑名藩士に江戸時代にあった。
フジタ 富士田 大阪府、兵庫県。藤田姓あり。兵庫県たつの市揖西町長尾に分布あり。
フジタ 藤多 兵庫県、石川県、群馬県。藤田姓あり。兵庫県宍粟市山崎町青木が本拠。島根県松江市殿町が藩庁の松江藩士に江戸時代にあった。石川県野々市市藤平(旧:藤平田新)は江戸時代に記録のある地名。地名はトヘイダシン。同地に分布あり。
フジタ 潭田 兵庫県神戸市。コリア系。大韓民国全羅南道潭陽郡発祥。潭陽の日本音はタンヨウ、コリア音はタミャン。田に潭陽の「潭」を追加。潭の字義は「水が深い所」、「ふち」。福岡県北九州市八幡東区で1980年11月7日に帰化の記録あり。本姓は田。デン 田参照。
ブシタ 武士田 ブシダ 武士田参照。
ブシダ 武士田 千葉県、東京都、神奈川県。推定では武士と田から。滋賀県蒲生郡日野町内池に分布あり。
ブシダ 仏師田 石川県金沢市。推定では仏師と田から。石川県金沢市玉鉾に分布あり。
ブシダ 佛師田 石川県。仏師田の異形。石川県金沢市玉鉾に分布あり。
フジダイ 藤大 香川県。藤原姓あり。香川県丸亀市一番丁の丸亀城の家老が反乱により追放になったのではないかと伝える。推定では江戸時代。伝承地不詳。香川県坂出市櫃石に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジダイ 富士大 兵庫県尼崎市・神奈川県。富士姓あり。兵庫県尼崎市塚口町に分布あり。フジ 富士参照。
フジダイ 冨士大 徳島県、東京都・神奈川県。富士大の異形。徳島県板野郡上板町佐藤塚西に分布あり。
フジタカ 藤高 大阪府、広島県、福岡県。藤原姓あり。広島県大竹市木野、奈良県磯城郡田原本町味間に分布あり。愛知県名古屋市港区藤高は江戸時代に「藤高新田」と呼称した地名。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。善隣。福岡県北九州市八幡西区楠橋西では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フジタカ 藤鷹 愛知県半田市・千葉県・北海道。藤高姓あり。愛知県半田市亀崎高根町に分布あり。
フジタカ 冨士鷹 徳島県板野郡藍住町・愛媛県・神奈川県。藤高姓あり。徳島県板野郡藍住町勝瑞新田に分布あり。
フジタカ 富士鷹 徳島県板野郡藍住町。縁起がよい初夢に「一富士二鷹三茄子」の語あり。徳島県板野郡藍住町矢上原に分布あり。
フジタキ 藤滝 兵庫県、岐阜県、岩手県。藤原姓あり。兵庫県三田市上深田、岩手県紫波郡紫波町日詰西裏に分布あり。兵庫県三田市屋敷町が藩庁の三田藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジタキ 藤瀧 和歌山県御坊市。藤滝の異形。和歌山県御坊市湯川町小松原に分布あり。
フジタケ 藤竹 山口県、佐賀県、福岡県。トウタケも含む分布。佐賀県、宮崎県、鹿児島県でトウタケが存在。藤原姓あり。鳥取県東伯郡北栄町由良宿では江戸時代に藤屋の屋号で海運業に従事していたと伝える。藤屋は推定では藤原氏から。熊本県宇土市新小路町が藩庁の宇土藩士に江戸時代にあった。宮崎県東諸県郡綾町北俣では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フジタケ 藤武 トウタケ 藤武参照。
フジタケ 藤嶽 熊本県、福岡県、三重県。①藤竹姓あり。熊本県玉名市片諏訪に分布あり。②合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。三重県いなべ市藤原町下野尻にある浄土真宗の妙宗寺、三重県いなべ市藤原町坂本にある浄土真宗の敬善寺。妙宗寺、敬善寺の山号は藤原山。フジワラ 藤原参照。
フジタケ 藤岳 フジオカ 藤岳参照。
フジタチ 藤立 フジタテ 藤立参照。
フジタツ 藤達 広島県、福岡県。藤原姓あり。広島県府中市上下町国留に分布あり。フジワラ 藤原参照。※京都府宮津市鶴賀が藩庁の宮津藩士に江戸時代にあった。同藩士は福井県東部(旧:越前国)の出と伝える。
フジタテ 藤館 岩手県、埼玉県。合略。藤原の略。岩手県八幡平市では落人の藤原氏が来住して改姓したと伝える。推定では鎌倉時代。岩手県花巻市大迫町大迫では同地の「館」と呼称していた土地に居住していたと伝える。館は「藤館」とも呼称して藤館氏の居館だったとの伝あり。時代不詳。フジワラ 藤原参照。
フジタテ 藤舘 岩手県花巻市。合略。藤館の異形。岩手県花巻市大迫町大迫が本拠。
フジタテ 藤立 大阪府、石川県、兵庫県。フジタチも含む分布。石川県でフジタチが存在。藤原姓あり。石川県輪島市町野町寺地に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジダテ 藤舘 フジタテ 藤舘参照。
フジタナ 藤棚 兵庫県神戸市垂水区・神奈川県川崎市宮前区。事物。藤棚は藤のつるをはわせた棚。藤原姓あり。兵庫県神戸市垂水区五色山に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシタニ 伏谷 島根県、山口県、宮城県。フシヤも含む分布。宮城県多賀城市ではフシヤが存在。フセタニ、フセヤは稀少。島根県邑智郡邑南町伏谷発祥。江戸時代に記録のある地名。島根県益田市に安土桃山時代にあった。同地から山口県萩市須佐に1601年(慶長6年)に来住したと伝える。宮城県多賀城市八幡では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。※栃木県鹿沼市下粕尾の小字の布施谷から発祥。地名はフセヤ。静岡県浜松市中区元城町が藩庁の浜松藩士に江戸時代にあった。同藩士、千葉県市原市鶴舞が藩庁で1868年から1871年まで存在した鶴舞藩士は京都府京都市の出で栃木県鹿沼市中粕尾の布施谷村に居住して「布施谷」、「布施屋」とも表記したと伝える。時代不詳。フセヤ 布施谷参照。フセヤ 布施屋参照。
フジタニ 藤谷 北海道、広島県、秋田県。フジヤも含む分布。秋田県でフジヤが存在。トウヤは稀少。①合略。藤原の略。滋賀県高島市朽木村井では同地に平安時代にいた藤原氏の後裔が「藤」を使用して称したと伝える。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。富山県滑川市領家町にある浄土真宗の養照寺。善隣。奈良県五條市野原東に分布あり。フジワラ 藤原参照。※屋号の屋に「谷」を使用する例あり。秋田県湯沢市上院内松根に分布あり。②神奈川県鎌倉市扇ガ谷(旧:藤谷)発祥。地名はフジガヤツで鎌倉時代にあった藤原氏の邸宅からと伝える。千葉県中部(旧:上総国)に戦国時代、京都府京都市に江戸時代にあった。
フジタニ 富士谷 大阪府、兵庫県、北海道。埼玉県でフジヤが存在。①合略。藤谷の異形。京都府京都市に江戸時代にあった。※福岡県柳川市で福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩主の立花宗茂から江戸時代に賜ったと伝える。藤原氏の後裔で藤屋の屋号を使用していたとの伝もあり。同藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。※熊本県人吉市下林町にある浄土真宗の楽行寺の僧侶に東京時代にあった。②職業。徳島県徳島市二軒屋町では藤屋の屋号からと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。屋号はフジヤ。
フジタニ 冨士谷 広島県、兵庫県、徳島県。フジヤも含む分布。徳島県、長崎県対馬市でフジヤが存在。①合略。藤谷の異形。広島県三原市大和町上徳良に分布あり。②職業。富士谷の異形。徳島県徳島市助任本町に分布あり。
フジタニ 藤渓 大阪府大阪市、兵庫県・石川県。合略。藤谷の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。大阪府大阪市中央区農人橋にある浄土真宗の光台寺、石川県金沢市弥生にある浄土真宗の林幽寺。林幽寺の山号は一渓山。一渓山に「渓」あり。フジワラ 藤原参照。
フジタニ 富士渓 宮城県宮城郡利府町。合略。藤谷の異形。宮城県宮城郡利府町に江戸時代にあった。
フジタニ 藤溪 京都府・石川県・神奈川県。合略。藤谷の異形。石川県金沢市長土塀に分布あり。
フジタニ 富士溪 東京都大田区。合略。藤谷の異形。東京都大田区では宮城県仙台市の出と伝える。来住の時代は不詳。
フジタマ 藤玉 青森県五所川原市・京都府。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。青森県五所川原市藻川にある浄土真宗の善照寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジタヤ 藤田屋 山口県。職業。藤田屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。山口県周南市室尾に分布あり。
フジチ 藤知 広島県呉市。藤原姓あり。広島県呉市豊町沖友に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジチカ 藤近 大分県、高知県、広島県。トウチカは稀少。高知県四万十市でトウチカが存在。合略。藤原の略。高知県では藤原氏の後裔である一条氏の側近が「藤近」の呼称により称したのではないかと伝える。推定では室町時代。フジワラ 藤原参照。イチジョウ 一条参照。高知県四万十市古津賀に分布あり。高知県四万十市に遠近姓あり。トオチカ 遠近参照。善隣。大分県玖珠郡九重町田野が起源地。
フシツ 伏津 青森県十和田市。岩手県九戸郡野田村野田の小字の伏津沢から発祥。同地の伏津館の館主は伏津氏だったと伝える。推定では戦国時代。青森県十和田市三本木稲吉に分布あり。
フジツ 藤津 山口県、福岡県、神奈川県。佐賀県藤津郡発祥。奈良時代に記録のある地名。山口県山口市嘉川が本拠。
フシヅカ 伏塚 鳥取県鳥取市・大阪府。事物。塚から。鳥取県鳥取市用瀬町用瀬では近くに「オサンコロシイシクマ」と称する石を積んだ古墳があって古墳は「王様殺し石隈」の意で塚に伏せる行為からではないかと伝える。伝承からの推定では江戸時代以前に称する。
フジツカ 藤塚 新潟県、岐阜県、東京都。①宮城県仙台市若林区藤塚発祥。鎌倉時代に「土師塚」の表記で記録のある地名。②山形県酒田市藤塚発祥。江戸時代に「上藤塚」と呼称した地名。地名はフジヅカ。③新潟県小千谷市片貝町が本拠。新潟県新発田市藤塚浜は戦国時代、新潟県上越市藤塚は江戸時代に記録のある地名。地名がフジヅカ。④石川県白山市の美川(旧:藤塚)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。⑤合略。藤原の略。大分県大分市廻栖野塚野では草分けで藤原氏の後裔と伝える。塚野は江戸時代に記録のある地名。岐阜県不破郡垂井町宮代が本拠。神奈川県では藤原氏の塚を守っていたとの伝あり。時代、位置不詳。フジワラ 藤原参照。
フジツカ 藤墳 岐阜県不破郡垂井町。地形。古墳から。藤原姓あり。岐阜県不破郡関ケ原町で1600年(慶長5年)にあった関ヶ原の戦いの際に墓守だったため「墳」の字を使用したと伝える。伝承地不詳。岐阜県不破郡垂井町表佐が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジツカ 藤束 岡山県玉野市玉原・東京都。藤塚姓あり。岡山県玉野市玉原に分布あり。
フジヅカ 藤塚 フジツカ 藤塚参照。
フジツキ 藤槻 広島県、山口県。藤原姓あり。広島県庄原市西城町油木に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジツク 藤附 山口県下関市。山口県下関市藤附町発祥。山口県下関市大坪の一部から1969年に成立した地名。同地に分布あり。
フジツグ 藤次 兵庫県、東京都、奈良県。京都府でトウジが存在。藤原姓あり。兵庫県朝来市田路に分布あり。東京都八王子市元横山町付近を平安時代・鎌倉時代に拠点とした武蔵七党の横山党の横山氏が称したと伝える。横山氏は小野氏の後裔との伝あり。フジワラ 藤原参照。オノ 小野参照。ヨコヤマ 横山参照。
フジツグ 藤続 茨城県久慈郡大子町、群馬県利根郡みなかみ町。藤原姓あり。茨城県久慈郡大子町袋田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジツグ 藤嗣 鳥取県。藤原姓あり。鳥取県西伯郡伯耆町福岡に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジツグ 藤續 埼玉県。藤続の異形。
フジツナ 藤綱 愛知県豊田市、兵庫県たつの市、山梨県甲府市。藤原姓あり。愛知県豊田市、兵庫県たつの市新宮町鍛冶屋、大阪府高槻市城内町が藩庁の高槻藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジツボ 藤坪 北海道、福井県・広島県。推定では藤と面積の単位の坪から。福井県丹生郡越前町市に分布あり。広島県世羅郡世羅町黒川に分布あり。同地に藤戸姓あり。フジト 藤戸参照。
フジツボ 藤壷 熊本県山鹿市、福岡県。藤原姓あり。熊本県山鹿市鹿央町岩原に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジツボ 藤壺 福岡県糟屋郡粕屋町・神奈川県。藤壷の異形。福岡県糟屋郡粕屋町仲原に分布あり。
フジツマ 藤妻 鹿児島県、熊本県・福岡県。藤原姓あり。鹿児島県西之表市西之表に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヅメ 藤詰 岐阜県羽島郡笠松町。藤原姓あり。岐阜県羽島郡笠松町二見町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジツル 藤敦 滋賀県米原市、大阪府、埼玉県。藤原姓あり。滋賀県米原市弥高に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヅル 蔓 京都府京都市左京区。推定では藤の蔓から。京都府京都市左京区一乗寺薬師堂町に分布あり。
フジデ 藤出 福井県坂井市。藤原姓あり。福井県坂井市丸岡町長畝に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジテラ 藤寺 宮崎県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸にある浄土真宗の泉福寺の僧侶による明治新姓。同寺では藤原氏が1482年(文明14年)に天台宗から改宗したと伝える。フジワラ 藤原参照。
フジト 藤戸 高知県、大阪府、佐賀県。①岡山県倉敷市藤戸町藤戸発祥。平安時代に記録のある地名。佐賀県、島根県での伝承。大阪府東部(旧:河内国)に室町時代、佐賀県に安土桃山時代、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、佐賀県小城市小城町が藩庁の小城藩士に江戸時代にあった。②合略。藤原の略。岩手県花巻市では藤原氏の後裔が称したと伝える。推定では鎌倉時代。同地では家紋は下がり藤。フジワラ 藤原参照。
フジト 藤渡 佐賀県、福岡県、北海道。富山県でフジワタリが存在。①藤戸姓あり。佐賀県三養基郡みやき町中津隈に分布あり。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。②合略。藤井の略。富山県南砺市では藤井氏が「藤」を残して称したと伝える。推定では江戸時代。フジイ 藤井参照。
フジト 藤門 フジカド 藤門参照。
フジト 藤土 広島県、岡山県、茨城県。トウドも含む分布。岡山県岡山市でトウドが存在。合略。斉藤と土居の合成。広島県山県郡北広島町中祖では江戸時代に大坪姓で明治新姓時に本家の広島県山県郡北広島町大朝の斉藤姓から「藤」、広島県山県郡北広島町の土居姓から「土」を使用したと伝える。サイトウ 斉藤参照。ドイ 土居参照。オオツボ 大坪参照。広島県山県郡安芸太田町松原では江戸時代に藤富の屋号を使用していたと伝える。広島県山県郡北広島町宮地の亀山八幡神社の神主に東京時代にあった。藤戸姓あり。茨城県神栖市賀に分布あり。
フジト 不二門 フジカド 不二門参照。
フジト 冨士登 熊本県・石川県。藤戸姓あり。熊本県上益城郡嘉島町下六嘉に分布あり。
フジト 富士登 熊本県上益城郡嘉島町。藤戸姓あり。熊本県上益城郡嘉島町北甘木に分布あり。
フジト 藤登 広島県。藤戸姓あり。広島県呉市安浦町大字中畑に分布あり。
フジト 藤都 福岡県・広島県。藤戸姓あり。広島県庄原市本村町に分布あり。
フジトウ 藤東 広島県、兵庫県、福島県。トウドウも含む分布。兵庫県姫路市でトウドウが存在。藤原姓あり。広島県三原市大和町大草、兵庫県佐用郡佐用町三ツ尾に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジトウ 藤当 広島県、香川県高松市。トウドウも含む分布。香川県高松市でトウドウが存在。藤原姓あり。香川県高松市檀紙町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジドウ 藤堂 トウドウ 藤堂参照。
フジトキ 藤時 愛媛県南宇和郡愛南町、奈良県・千葉県。藤原姓、「時」を含む男性の名前あり。愛媛県南宇和郡愛南町緑乙に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジトビ 藤飛 島根県雲南市。合略。藤原と石飛の合成。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。島根県雲南市掛合町松笠にある浄土真宗の明泉寺の僧侶による明治新姓。同寺では藤原の「藤」と石飛の「飛」を使用したのではないかとの伝あり。フジワラ 藤原参照。イシトビ 石飛参照。
フジトミ 藤富 大分県中津市、福岡県。藤原姓あり。大分県中津市三光小袋に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジトミ 藤冨 山口県、福岡県、大分県。藤富の異形。山口県下関市菊川町大字吉賀では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
フジトモ 藤友 兵庫県、広島県、大阪府。推定では藤原姓の「藤」と「友」を含む男性の名前から。兵庫県相生市千尋町、広島県安芸郡熊野町新宮に分布あり。善隣。愛媛県今治市上浦町瀬戸に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジトモ 藤巴 兵庫県川西市・大阪府。推定では藤原姓と巴の家紋から。兵庫県川西市山下町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジトリ 藤鳥 北海道。藤原姓あり。北海道帯広市西16条北に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジナ 藤名 兵庫県、富山県、大阪府。藤原姓あり。兵庫県宍粟市山崎町岸田、富山県滑川市上小泉に分布あり。山形県飽海郡遊佐町野沢の野沢館(別名:龍沢館)に1346年(貞和2年・正平元年)にあった。同地では京都府京都市の出と伝える。フジワラ 藤原参照。
フジナ 冨士名 山口県長門市。島根県松江市玉湯町布志名発祥。地名はフジナ。戦国時代に「富士名」の表記で記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)での伝承。
フジナイ 藤内 フジウチ 藤内参照。
フジナオ 藤直 和歌山県和歌山市、大阪府。藤原姓あり。和歌山県和歌山市直川は奈良時代に記録のある地名。地名はノウガワ。同地に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシナカ 伏中 鳥取県鳥取市。鳥取県鳥取市伏野の小字の中茶屋から発祥。伏野の「伏」と中茶屋の「中」を使用。伏野は鎌倉時代に記録のある地名。鳥取県での伝承。鳥取県鳥取市東町が藩庁の鳥取藩士に江戸時代にあった。
フジナカ 藤中 山口県、広島県、大阪府。①山口県岩国市藤生町は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。※藤田姓の分家が称したとの伝あり。時代、位置不詳。フジタ 藤田参照。②合略。藤原の略。静岡県榛原郡川根本町下長尾の小字の久保尾(伝承では久法)にある阿弥陀堂は京都府京都市から来住した藤原氏の後裔の藤本氏が1441年(嘉吉元年)に施主となっており、分家も「藤」を残して称したと伝える。フジワラ 藤原参照。フジモト 藤本参照。京都府京都市、埼玉県鴻巣市滝馬室に江戸時代にあった。善隣。福岡県飯塚市大分に分布あり。
フジナカ 藤仲 山口県、京都府。藤中の異形。山口県岩国市周東町下久原に分布あり。
フジナカ 冨士中 山口県柳井市。藤中の異形。山口県柳井市日積北智雲院に分布あり。
フジナガ 藤永 山口県、福岡県、長崎県。①長野県長野市篠ノ井横田付近(旧:藤長御厨)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はフジナガ。島根県西部(旧:石見国)での伝承。山口県美祢市於福町下にある浄土真宗の報恩寺は1399年(応永6年)に藤永氏が創建したと伝える。富山県富山市悪王寺では戦国時代に岐阜県北部(旧:飛騨国)から来住したと伝える。山口県下関市清末陣屋が藩庁の清末藩士、佐賀県鹿島市常広・高津原が藩庁の鹿島藩士、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。②合略。藤井の略。山口県下関市豊浦町大字川棚では藤原氏の後裔で江戸時代に称していた藤井姓の「藤」を残した明治新姓と伝える。「永」は好字。フジワラ 藤原参照。フジイ 藤井参照。
フジナガ 藤長 岡山県、福井県、徳島県。藤永姓あり。福井県三方郡美浜町宮代に分布あり。徳島県美馬市脇町西大谷では農業に従事していたと伝える。善隣。岡山県津山市加茂町公郷に分布あり。同地の小字に藤の木が存在。香川県東かがわ市西村に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジナガ 冨士永 山口県。藤永の異形。山口県下関市豊浦町大字室津下に分布あり。
フジナガ 富士永 長崎県・山口県・神奈川県。藤永の異形。山口県では藤永姓だったと伝える。推定では江戸時代。長崎県壱岐市勝本町勝本浦に分布あり。
フジナミ 藤波 埼玉県、東京都、静岡県。①埼玉県上尾市藤波発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「藤浪」とも表記した。埼玉県上尾市畔吉での伝承からの推定では戦国時代に称する。埼玉県上尾市領家、埼玉県吉川市土場では江戸時代に「藤浪」とも表記したと伝える。②三重県伊勢市佐八町(旧:藤波)発祥。伝承での比定地。記録時代不詳の地名。京都府京都市に江戸時代にあった。③合略。藤原の略。岩手県八幡平市では落人の藤原氏が来住して改姓したと伝える。推定では鎌倉時代。フジワラ 藤原参照。④合略。遠藤の略。岩手県奥州市水沢黒石町山内にある天台宗の黒石寺の僧侶による明治新姓。同寺では俗姓の遠藤姓から「藤」を使用したと伝える。エンドウ 遠藤参照。
フジナミ 藤浪 静岡県静岡市、大阪府、埼玉県。①藤波の異形。静岡県静岡市に戦国時代、静岡県藤枝市田中が藩庁の田中藩士、兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士、埼玉県久喜市菖蒲町小林、愛知県愛西市大野山町に江戸時代にあった。島根県西部(旧:石見国)では愛知県海部郡の藤浪からと伝える。愛知県愛西市小津町付近は「藤浪里」と呼称したとの伝あり。時代不詳。伝承からの推定では古代。小津は戦国時代に「おづ」の表記で記録のある地名。②合略。藤原の略。岩手県花巻市東和町倉沢では藤原氏の後裔による明治新姓と伝える。フジワラ 藤原参照。
フジナミ 藤並 和歌山県、大阪府、大分県。和歌山県有田郡有田川町明王寺付近(旧:藤並)から発祥。平安時代に記録のある地名。大分県杵築市杵築が藩庁の杵築藩士に江戸時代にあった。
フジナミ 藤涛 兵庫県。藤波姓あり。兵庫県南あわじ市北阿万稲田南に分布あり。
フジナミ 富士波 広島県広島市中区。藤波姓あり。広島県広島市中区小町に分布あり。
フジナミ 藤濤 愛知県西尾市。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。愛知県西尾市鎌谷町中屋敷にある浄土真宗の蓮光寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジナリ 藤成 福島県、埼玉県、岡山県。藤原姓あり。福島県東白川郡棚倉町大梅大岩平、岡山県高梁市川面町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジナリ 冨士成 熊本県。藤成姓あり。熊本県宇土市松山町に分布あり。
フジナリ 富士成 熊本県宇土市。藤成姓あり。熊本県宇土市石小路町に分布あり。
フジナワ 藤縄 富山県、新潟県上越市、鳥取県鳥取市。藤原姓あり。フジワラ 藤原参照。京都府綾部市五津合町に江戸時代にあった。同地では藤の丸の家紋で1573年から1592年(天正年間)に来住した落武者の後裔と伝える。鳥取県鳥取市河原町袋河原では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
フジナワ 藤繩 東京都、神奈川県、千葉県。藤縄の異形。
フジナワ 冨士縄 神奈川県。藤縄姓あり。神奈川県小田原市南町に分布あり。
フジナワ 富士縄 茨城県水戸市。藤縄姓あり。茨城県水戸市東前町に分布あり。
フジナワ 冨士繩 東京都。藤縄姓あり。東京都あきる野市野辺に分布あり。
フジナワ 富士繩 東京都。藤縄姓あり。東京都港区三田に分布あり。
フシニシ 伏西 滋賀県野洲市・滋賀県近江八幡市。推定では伏せている場所の西から。滋賀県野洲市冨波乙に分布あり。
フジニシ 藤西 広島県、東京都、福岡県。藤原姓あり。広島県江田島市大柿町柿浦に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジニワ 藤庭 京都府、滋賀県。トウバも含む分布。藤原姓あり。滋賀県高島市新旭町藁園ではトウバ。フジワラ 藤原参照。※事物。秋田県大館市比内町扇田にある浄土真宗の長泉寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の藤庭山から。同寺は境内の藤から「藤寺」の呼称があったと伝える。
フシヌキ 伏貫 福岡県。推定では伏せた場所と崩壊した場所から。福岡県嘉麻市大力に分布あり。福岡県嘉麻市泉河内では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
フジヌキ 藤貫 茨城県結城市、東京都、神奈川県。合略。藤原の略。大分県大分市三佐では同地に1764年から1781年(明和年間・安永年間)にいた藤原冬貫の姓名から「藤」、「貫」を使用したのではないかと伝える。フジワラ 藤原参照。茨城県結城市結城が本拠。※宮城県栗原市栗駒岩ケ崎に江戸時代にあった。同地では岩手県一関市の藤沢町の出と伝える。藤沢は戦国時代に記録のある地名。
フジヌキ 藤抜 石川県、福井県。藤原姓あり。石川県珠洲市飯田町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヌキ 藤樌 新潟県十日町市、長野県。藤原姓あり。新潟県十日町市川治に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヌシ 藤主 栃木県足利市。藤原姓あり。栃木県足利市粟谷町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヌマ 藤沼 栃木県、茨城県、埼玉県。合略。藤原の略。栃木県鹿沼市栃窪では平安時代の武将である藤原秀郷の後裔と伝える。同地では家紋は下がり藤。栃木県下都賀郡壬生町本丸が藩庁の壬生藩士、栃木県宇都宮市本丸町が藩庁の宇都宮藩士、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、埼玉県北葛飾郡杉戸町鷲巣に江戸時代にあった。同幕臣に藤原秀郷の後裔との伝あり。栃木県栃木市では長野県の出と伝える。来住の時代は不詳。茨城県猿島郡五霞町川妻、岩手県紫波郡紫波町で藤原氏の後裔との伝あり。岩手県紫波郡紫波町北日詰外谷地では草分けと伝える。フジワラ 藤原参照。
フシネ 伏根 北海道帯広市・神奈川県横浜市栄区。アイヌ系。個人名。北海道帯広市にいたオテイネ(o-teine)「尻・濡れている」の綽名のオテネがホテネ、フシネとなって当て字したと伝える。推定では1875年頃。
フジネ 藤根 岩手県花巻市、北海道、岐阜県。奈良県、大阪府でトウネが存在。①事物。岩手県花巻市二枚橋では庭に江戸時代にあった素晴らしい藤の花と根により明治新姓時に沢田姓から改姓したと伝える。サワダ 沢田参照。②岩手県北上市和賀町藤根発祥。戦国時代に記録のある地名。岩手県盛岡市内丸が藩庁の盛岡藩士に江戸時代にあった。③静岡県・山梨県の富士山から発祥。地名はフジサン。岐阜県山県市では京都府京都市で中山姓を称して布川姓に改姓後に静岡県・山梨県の富士山の山麓で「ふじ根」の呼称があったと伝える。時代不詳。岐阜県山県市に安土桃山時代に来住したとの伝あり。ナカヤマ 中山参照。ヌノカワ 布川参照。
フジネ 冨士根 宮城県、福井県。①藤根の異形。宮城県角田市江尻に分布あり。②鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用する例あり。推定では「藤」に「冨士」を使用。福井県大野市友江にある浄土真宗の専光寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジネ 富士根 宮城県仙台市太白区。藤根の異形。宮城県仙台市太白区東中田に分布あり。
フジネイ 藤根井 茨城県稲敷郡美浦村。藤根姓あり。茨城県稲敷郡美浦村茂呂に江戸時代にあった。同地では農業に従事していたと伝える。フジネ 藤根参照。
フシノ 伏野 兵庫県、大分県、東京都。フセノは稀少。大分県別府市でフセノが存在。①鳥取県鳥取市伏野発祥。鎌倉時代に記録のある地名。兵庫県高砂市荒井町東本町が本拠。②大分県中津市本耶馬渓町西谷の小字の伏部野から発祥。地名はフスベノ。
フシノ 節野 兵庫県姫路市。伏野姓あり。兵庫県姫路市御国野町国分寺が本拠。
フシノ 椹野 クノ 椹野参照。
フジノ 藤野 福岡県、東京都、埼玉県。続いて大阪府、神奈川県、北海道、兵庫県、滋賀県、山口県、大分県。トウノは稀少。①合略。藤原の略。群馬県邑楽郡明和町川俣では藤原氏の後裔が称したと伝える。時代不詳。滋賀県高島市朽木村井では同地に平安時代にいた藤原氏の後裔が「藤」を使用して称したと伝える。徳島県美馬市では徳島県美馬市脇町小星の藤原氏の後裔が称したと伝える。伝承からの推定では江戸時代末期。フジワラ 藤原参照。※東京都武蔵村山市中藤は戦国時代に記録のある地名。地名はナカトウ。同地では草分けで農業に従事していたと伝える。※岐阜県恵那市笠置町河合では藤原氏の後裔で江戸時代に藤野姓を称して明治新姓時に藤井姓に改姓したと伝える。フジイ 藤井参照。②岡山県和気郡和気町藤野発祥。奈良時代に記録のある地名。③鹿児島県鹿児島市桜島藤野町発祥。南北朝時代に記録のある地名。④京都府京都市右京区京北辻町藤野ノ元発祥。同地に分布あり。京都府京都市右京区の京北に戦国時代にあった。⑤和歌山県日高郡日高川町藤野川発祥。同地に分布あり。⑥地形。藤と野から。宮崎県えびの市東川北に江戸時代にあった門割制度の藤野門から。門による明治新姓。⑦合略。藤原と布野の合成。島根県出雲市塩冶町にある浄土真宗の長楽寺の僧侶による明治新姓。同寺では広島県三次市布野町上布野・布野町下布野の長福寺を移した藤原氏の後裔の布野氏により藤原の「藤」、布野の「野」を使用したと伝える。フノ 布野参照。※神奈川県厚木市中依知に江戸時代にあった。同地付近の藤士野から当初は富士野姓を称したと伝える。位置不詳。
フジノ 冨士野 東京都、広島県、京都府。藤野の異形。山口県山陽小野田市小野田浜河内では明治新姓時に藤野姓を誤記したと伝える。※大分県中津市二ノ丁が藩庁の中津藩士に江戸時代にあった。
フジノ 富士野 岡山県、大阪府、東京都。藤野の異形。岡山県倉敷市玉島に分布あり。※京都府舞鶴市南田辺が藩庁の丹後田辺藩の旧藩士として1873年頃に記録あり。
フジノ 藤埜 大阪府、富山県・香川県。藤野の異形。愛媛県松山市丸之内が藩庁の伊予松山藩士に江戸時代にあった。
フジノ 冨士埜 山口県光市、山口県下関市・大阪府。藤野の異形。山口県光市室積に分布あり。
フジノ 藤農 石川県金沢市。藤野姓あり。推定では農業従事者が「農」を使用。石川県金沢市沖町に分布あり。
フジノ 布路野 奈良県天理市。藤野姓あり。奈良県天理市上仁興町に分布あり。
フジノイ 藤ノ井 京都府京都市、大阪府。事物。藤野井の異形。京都府京都市伏見区深草藪之内町の伏見稲荷大社にある藤尾社(別名:藤野井社)からと伝える。時代、位置不詳。伝承では上がり藤の家紋。京都府京都市下京区西七条市部町に分布あり。
フジノイ 藤野井 徳島県吉野川市、京都府京都市上京区・奈良県桜井市。①藤井の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名の藤井善信から。徳島県吉野川市山川町土橋にある浄土真宗の西福寺の僧侶による明治新姓。フジイ 藤井参照。②事物。京都府京都市伏見区深草藪之内町の伏見稲荷大社にある藤尾社(別名:藤野井社)から。同社は奈良時代の創建と伝える。京都府京都市伏見区深草鳥居崎町の藤森神社に仕えて後裔は京都府京都市伏見区深草直違橋片町に居住していたとの伝あり。藤野井姓は「藤の井」、「藤ノ井」、「藤乃井」とも表記した。藤の井は現存するか不明。
フジノイ 藤乃井 石川県加賀市・京都府。藤井の異形。石川県加賀市大聖寺地方町に分布あり。フジイ 藤井参照。
フジノウ 藤納 熊本県熊本市。藤原姓あり。熊本県熊本市南区川口町が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジノウジ 藤之氏 岐阜県・愛知県名古屋市・神奈川県小田原市。合略。藤原の略。愛知県名古屋市では藤原氏の家臣が賜ったと伝える。時代不詳。フジワラ 藤原参照。
フジノキ 藤ノ木 新潟県中魚沼郡津南町、東京都。藤木の異形。新潟県中魚沼郡津南町秋成が本拠。同地では草分けと伝える。新潟県南魚沼市泉甲では丸に下がり藤の家紋。フジキ 藤木参照。
フジノキ 藤野木 北海道。藤木の異形。北海道常呂郡置戸町置戸に分布あり。フジキ 藤木参照。
フジノキ 藤之木 京都府城陽市。藤木の異形。京都府城陽市平川大将軍に分布あり。フジキ 藤木参照。
フジノト 藤野戸 北海道、東京都、秋田県秋田市。藤原姓あり。秋田県秋田市土崎港北に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジノハラ 藤之原 広島県、兵庫県。藤原の異形。広島県呉市山手に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジノハラ 藤野原 広島県福山市。藤原の異形。広島県福山市沼隈町下山南に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジノハラ 藤ノ原 福岡県北九州市小倉北区・奈良県奈良市・大阪府。藤原の異形。福岡県北九州市小倉北区中井にある浄土真宗の正明寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジノハラ 藤埜原 広島県尾道市。藤原の異形。広島県尾道市浦崎町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシノブ 伏信 広島県呉市・東京都。「伏」を含む姓、「信」を含む男性の名前あり。広島県呉市阿賀北に分布あり。
フジノブ 藤信 広島県、北海道、富山県。フジシンも含む分布。広島県江田島市でフジシンが存在。藤原姓あり。広島県江田島市江田島町切串、富山県南砺市蛇喰に分布あり。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖である親鸞の俗名に藤井善信があった。藤井善信はフジイ・ヨシザネ。フジワラ 藤原参照。フジイ 藤井参照。
フジノブ 藤延 大分県、山口県、東京都。フジノベも含む分布。東京都でフジノベが存在。藤原姓あり。大分県豊後高田市臼野が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジノベ 藤延 フジノブ 藤延参照。
フジノマ 藤野間 福井県越前市・福井県福井市。藤間姓あり。福井県越前市向陽町に分布あり。トウマ 藤間参照。
フジノマキ 藤乃巻 東京都。藤巻の異形。沖縄県石垣市の出身者が饒平名姓から改姓したと伝える。推定では1945年以降。フジマキ 藤巻参照。ヨヘナ 饒平名参照。
フジノモト 藤野本 広島県広島市。藤本の異形。広島県広島市安芸区瀬野町に分布あり。フジモト 藤本参照。
フジノモリ 藤森 フジモリ 藤森参照。
フジノヤ 藤野屋 秋田県、宮城県、埼玉県。職業。藤野屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。秋田県横手市平鹿町浅舞浅舞に分布あり。
フジノヤ 藤野谷 大阪府枚方市・埼玉県和光市・北海道北斗市。職業。藤野屋の異形。大阪府枚方市走谷に分布あり。
フジノリ 藤範 和歌山県。善隣。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。和歌山県紀の川市古和田にある浄土真宗の光円寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジノリ 藤法 熊本県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。熊本県八代市岡町小路にある浄土真宗の法輪寺の僧侶による明治新姓。寺号はホウリン。法輪に「法」あり。フジワラ 藤原参照。
フジノリ 藤則 広島県。藤原姓あり。広島県東広島市河内町中河内に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシバ 伏葉 青森県。青森県三戸郡田子町相米伏葉発祥。同地に分布あり。
フシバ 伏場 岩手県九戸郡野田村。地形。岩手県九戸郡野田村玉川では戦の際に伏せた場所からではないかと伝える。推定では戦国時代。
フジハ 藤葉 広島県。①「藤」を含む姓あり。広島県世羅郡世羅町戸張に分布あり。②合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。滋賀県東近江市伊庭町にある浄土真宗の妙楽寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジバ 藤場 石川県白山市・石川県野々市市、滋賀県大津市。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。石川県白山市桑島にあった浄土真宗の聖光寺、法音寺の僧侶による明治新姓。同地は手取川ダムの水域となった土地。フジワラ 藤原参照。※熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。
フジハシ 藤橋 岐阜県、滋賀県、東京都。①東京都青梅市藤橋発祥。室町時代に記録のある地名。②福島県双葉郡浪江町藤橋発祥。江戸時代に記録のある地名。③合略。藤原の略。栃木県那須塩原市鍋掛では藤原氏の後裔と伝える。フジワラ 藤原参照。
フジハタ 藤畑 富山県、愛媛県、大阪府。藤原姓あり。富山県では富山県中新川郡立山町末上野が起源地。愛媛県宇和島市吉田町南君に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジハタ 藤畠 徳島県、大阪府、富山県。藤原姓あり。徳島県美馬市脇町西赤谷、富山県富山市下大久保に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジハタ 藤旗 長野県松本市、東京都・岡山県高梁市。藤原姓あり。長野県松本市刈谷原町、岡山県高梁市成羽町下原に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジハタ 藤幡 静岡県、愛知県・兵庫県。藤原姓あり。静岡県伊豆市土肥に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジバタ 藤畑 フジハタ 藤畑参照。
フジバタ 藤端 三重県。藤原姓あり。三重県度会郡大紀町永会に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジハナ 藤花 兵庫県姫路市、大阪府、大分県宇佐市。トウゲも含む分布。①藤原姓あり。兵庫県姫路市香寺町田野が本拠。フジワラ 藤原参照。②大分県宇佐市猿渡の小字の藤花から発祥。地名、姓はトウゲ。
フジハマ 藤浜 山口県、石川県。山口県岩国市藤生町は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。藤原姓あり。フジワラ 藤原参照。
フジハマ 冨士浜 大阪府、愛知県一宮市・香川県高松市。藤浜姓あり。大阪府泉佐野市長滝、香川県高松市上天神町に分布あり。
フジハマ 藤濱 山口県・滋賀県。藤浜の異形。山口県山陽小野田市厚狭に分布あり。
フジハマ 富士浜 大阪府・愛知県。藤浜姓あり。愛知県一宮市奥町甚四前に分布あり。
フジハマ 冨士濱 愛知県。藤浜姓あり。愛知県一宮市奥町甚四前に分布あり。
フジハヤシ 藤林 フジバヤシ 藤林参照。
フジバヤシ 藤林 京都府、大阪府、北海道。①合略。藤原の略。京都府福知山市談では藤原氏の後裔と伝える。青森県では戦に敗北した藤原氏が藤原を隠すため改姓したと伝える。推定では戦国時代。フジワラ 藤原参照。大分県に鎌倉時代、三重県伊賀市東湯舟に安土桃山時代、岐阜県郡上市八幡町柳町が藩庁の郡上藩士、熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士、大分県大分市荷揚町が藩庁の府内藩士に江戸時代にあった。府内藩士は京都府中部・兵庫県丹波市付近(旧:丹波国)の出と伝える。新潟県柏崎市安田では丸に上がり藤の家紋。②大阪府南河内郡千早赤阪村水分の小字の藤林から発祥。大阪府泉大津市に戦国時代にあった。同地での伝承。同地では藤原氏の後裔で南北朝時代に称したと伝える。③合略。加藤の略。埼玉県さいたま市緑区三室にある天台宗の文殊寺の僧侶による明治新姓。同寺では神奈川県横浜市港北区日吉本町(旧:駒林)で江戸時代に加藤姓で加藤の「藤」と駒林の「林」から称したと伝える。駒林は戦国時代に記録のある地名。カトウ 加藤参照。
フジバヤシ 富治林 京都府、滋賀県・三重県伊賀市。合略。藤林の異形。三重県津市丸之内が藩庁の津藩士に江戸時代にあった。
フシハラ 伏原 福岡県、兵庫県、大阪府。①福岡県飯塚市庄司の小字の伏原から発祥。福岡県飯塚市庄司に分布あり。福岡県飯塚市幸袋では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②兵庫県丹波篠山市山田、和歌山県橋本市高野口町名倉に分布あり。和歌山県橋本市高野口町伏原は鎌倉時代に「不死原」の表記で記録のある地名。京都府京都市で江戸時代初期に舟橋氏が称したと伝える。発音はフセハラ。フナバシ 舟橋参照。京都府亀岡市荒塚町内丸が藩庁の丹波亀山藩士に江戸時代にあった。兵庫県神崎郡神河町福本が藩庁の福本藩士として1870年に記録あり。
フシハラ 節原 福岡県、広島県、大阪府。セツハラも含む分布。大阪府でセツハラが存在。事物。天井の節から。福岡県北九州市小倉南区小森が本拠。福岡県北九州市小倉南区母原が起源地。同地では天井の節を突くとお金が落ちてきた住民が「ふしつく」の屋号を使用して農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フシハラ 不死原 兵庫県、大阪府、千葉県。フジワラも含む分布。藤原の異形。兵庫県神崎郡神河町福本では死に際の殿を助けて賜って当初はシナズハラと発音していたと伝える。推定では戦国時代。同地が藩庁の福本藩士として1870年に記録あり。千葉県船橋市行田では兵庫県の出で藤原姓だったと伝える。推定では戦国時代以前。兵庫県尼崎市東園田町ではフジワラ。フジワラ 藤原参照。
フジハラ 藤原 フジワラ 藤原参照。
フジハラ 冨士原 フジワラ 冨士原参照。
フジハラ 富士原 フジワラ 富士原参照。
フジハラ 不二原 フジワラ 不二原参照。
フジハラ 布志原 フジワラ 布志原参照。
フジハラ 藤葉良 京都府京丹後市・大阪府。藤原の異形。京都府京丹後市網野町浅茂川に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジハラ 藤腹 滋賀県長浜市。藤原の異形。滋賀県長浜市木之本町木之本に分布あり。フジワラ 藤原参照。
ブシハラ 武士原 タケシハラ 武士原参照。
フシハル 伏春 岩手県。職業。岩手県下閉伊郡岩泉町上有芸・下有芸で山伏の後裔が「伏」を使用したと伝える。推定では江戸時代。
フジハル 藤春 福岡県。善隣。藤原姓あり。福岡県嘉麻市山野が本拠。同地に隣接する福岡県嘉麻市口春は江戸時代に記録のある地名。フジワラ 藤原参照。
フジヒコ 藤彦 石川県羽咋郡志賀町。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。石川県羽咋郡志賀町火打谷にある浄土真宗の浄厳寺の僧侶による明治新姓。同寺は僧侶の了西が室町時代の浄土真宗の僧侶である蓮如に帰依して真言宗から改宗したと伝える。フジワラ 藤原参照。
フジヒサ 藤久 愛媛県松山市、岡山県真庭市。藤原姓あり。愛媛県松山市大井野町に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジヒデ 藤秀 石川県七尾市。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。石川県七尾市佐味町にある浄土真宗の龍光寺の僧侶による明治新姓。同寺は1532年(天文元年)に善秀と称していた人物が創建したと伝える。善秀に「秀」あり。フジワラ 藤原参照。
フシヒラ 伏平 徳島県三好市・東京都。推定では伏せた場所から。ヒラが「傾斜地」を意味する例あり。徳島県三好市東祖谷落合に分布あり。
フジヒラ 藤平 千葉県、神奈川県、東京都。トウヘイは稀少。①個人名。千葉県いすみ市大野では鎌倉時代の僧侶である日蓮の弟だった貫名藤平重友からと伝える。ヌキナ 貫名参照。名前の藤平はトウベイ。貫名氏は藤原氏の後裔との伝あり。フジワラ 藤原参照。千葉県館山市館山が藩庁の館山藩士、千葉県夷隅郡大多喜町大多喜が藩庁の大多喜藩士、千葉県佐倉市城内町が藩庁の佐倉藩士、神奈川県三浦市南下浦町松輪、栃木県芳賀郡市貝町赤羽に江戸時代にあった。岩手県盛岡市繋尾入野では1601年(慶長6年)に綾織氏が帰農して改姓したと伝える。アヤオリ 綾織参照。善隣。愛知県新城市片山に分布あり。②富山県高岡市東藤平蔵・西藤平蔵発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はトウヘイゾウ。富山県高岡市京町付近(旧:油町)では江戸時代に藤平蔵屋の屋号を使用していたと伝える。推定では屋号による明治新姓。伝承での藤平の発音はフジヒラ。 富山県高岡市笹川に分布あり。③大阪府枚方市の藤阪から発祥。戦国時代に記録ある地名。藤坂の「藤」を使用。同地では源氏が戦国時代に称したと伝える。ミナモト 源参照。
フジヒラ 冨士平 徳島県小松島市。藤平姓あり。徳島県小松島市南小松島町に分布あり。
フジヒラ 富士平 兵庫県西宮市。藤平姓あり。兵庫県西宮市北六甲台に分布あり。
フジヒロ 藤広 広島県、山口県、福岡県。藤原姓あり。山口県岩国市周東町上久原久田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヒロ 藤弘 山口県、北海道。藤広の異形。推定では山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩主の吉川氏が通字としていた「広」を憚って江戸時代初期に改姓。山口県岩国市玖珂町下谷に分布あり。
フジヒロ 藤廣 広島県、山口県。藤広の異形。山口県岩国市周東町上久原下久宗に分布あり。
フシフ 伏婦 大分県日田市・福岡県久留米市・神奈川県。「伏」を含む姓あり。大分県日田市若宮町に分布あり。
フジフチ 藤渕 フジブチ 藤渕参照。
フジブチ 藤渕 愛媛県。藤原姓あり。愛媛県喜多郡内子町川中では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フジブチ 藤淵 広島県、福岡県・兵庫県。藤渕の異形。広島県広島市安佐北区倉掛に分布あり。
フジブチ 冨士渕 愛媛県。藤渕姓あり。愛媛県喜多郡内子町内子に分布あり。
フジフル 藤古 徳島県阿波市、大分県・兵庫県。フジコも含む分布。藤原姓あり。徳島県阿波市市場町日開谷川北に分布あり。フジワラ 藤原参照。

日本姓氏語源辞典 フジベ~フダキ

フジベ 藤部 北海道、石川県、福井県。トウブ、トウベも含む分布。北海道でトウブ、石川県でトウベが存在。藤原姓あり。石川県小松市津波倉町では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地では上がり藤の家紋。北海道名寄市共和では石川県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。フジワラ 藤原参照。
フジベ 藤辺 山口県、滋賀県・静岡県。トナベは稀少。藤原姓あり。山口県岩国市本郷町本郷、滋賀県長浜市谷口町、石川県羽咋市神子原町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジベ 藤邊 山口県岩国市。藤辺の異形。山口県岩国市岩国に分布あり。
フシベナイ 伏部内 青森県八戸市。青森県八戸市十日市伏部内発祥。同地に分布あり。アイヌ語のナイは「沢」の意。
フシマ 伏間 富山県、東京都、北海道。フスマも含む分布。富山県高岡市上伏間江・下伏間江は江戸時代に記録のある地名。地名はフスマエ。富山県高岡市横田町、富山県富山市粟島町に分布あり。
フシマ 不島 石川県、広島県、東京都。地形。不動明王の信仰から「不」、縄張りから「島」を使用したと伝える。推定では江戸時代以前。伝承地不詳。石川県七尾市鵜浦町、広島県広島市安芸区矢野西に分布あり。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。
フシマ 不嶋 石川県金沢市・東京都。地形。不島の異形。石川県金沢市泉野町に分布あり。
フシマ 普嶋 埼玉県。推定では普通の島状の土地から。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代に「普島」の表記であった。普島は現存するか不明。
フジマ 藤間 トウマ 藤間参照。
フジマ 藤麻 山口県柳井市。藤原姓あり。山口県柳井市柳井が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジマ 藤馬 トウマ 藤馬参照。
フシマエ 伏間江 フスマエ 伏間江参照。
フジマエ 藤前 三重県松阪市・東京都。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。大阪府豊中市箕輪にある浄土真宗の超光寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジマガリ 藤曲 静岡県駿東郡小山町、静岡県御殿場市、神奈川県相模原市。フジカネは稀少。静岡県駿東郡小山町藤曲発祥。江戸時代に記録のある地名。善隣。山梨県甲府市で江戸時代に牢獄の管理者にあった。
フジマキ 藤巻 山梨県、東京都、新潟県。①山梨県中央市藤巻発祥。戦国時代に記録のある地名。長野県大町市常盤では藤原氏の後裔と伝える。家紋は上がり藤。フジワラ 藤原参照。長野県北佐久郡軽井沢町茂沢では草分けと伝える。②宮崎県都城市太郎坊町(旧:藤巻馬場)発祥。同地に江戸時代に門割制度の藤巻門があった。地名、姓はトウマキ。門による明治新姓。
フジマキ 藤牧 長野県、静岡県、三重県。藤巻の異形。長野県松本市神林で伝承あり。山梨県都留市上谷が藩庁の谷村藩士、神奈川県小田原市城内が藩庁の小田原藩士、三重県三重郡菰野町菰野が藩庁の菰野藩士、埼玉県児玉郡神川町肥土に江戸時代にあった。
フジマキ 富士巻 徳島県勝浦郡勝浦町・静岡県。藤巻姓あり。徳島県勝浦郡勝浦町生名中道に分布あり。山梨県甲府市、群馬県沼田市西倉内町が藩庁の沼田藩士、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。
フジマキ 藤纒 新潟県上越市。藤巻姓あり。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用する例あり。新潟県上越市板倉区山部にある浄土真宗の西蓮寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジマサ 藤政 神奈川県、広島県、東京都。藤原姓、「政」の字を含む男性の名前あり。神奈川県足柄上郡大井町上大井、広島県東広島市福富町下竹仁に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジマサ 藤正 広島県。トウショウも含む分布。藤原姓、「正」を含む男性の名前あり。広島県山県郡北広島町戸谷が起源地。広島県安芸高田市八千代町下根ではトウショウ。フジワラ 藤原参照。
フジマス 藤升 長野県上田市、愛知県・島根県。藤原姓あり。長野県上田市小牧、島根県鹿足郡吉賀町朝倉に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジマス 藤増 兵庫県神戸市西区、神奈川県・茨城県。藤升姓あり。茨城県笠間市大田町に分布あり。
フジマス 藤桝 長崎県・愛知県。トウマスも含む分布。愛知県岡崎市でトウマスが存在。藤升姓あり。長崎県壱岐市芦辺町諸吉東触に分布あり。
フジマス 藤枡 千葉県東金市。藤升姓あり。千葉県東金市日吉台に分布あり。
フジマタ 藤又 茨城県小美玉市、茨城県笠間市。藤原姓あり。茨城県小美玉市羽刈が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジマタ 藤俣 愛知県日進市。藤又姓あり。茨城県土浦市中央が藩庁の土浦藩士に江戸時代にあった。
ブシマタ 武士俣 新潟県長岡市。推定では武士と分岐する土地から。新潟県長岡市栃堀が本拠。同地では武士だったと伝える。推定では江戸時代初期以前。同地では1830年(天保元年)より酒造業に従事していたとの伝あり。新潟県長岡市に江戸時代にあった。
フジマツ 藤松 長野県、福岡県、佐賀県。大阪府でトウマツが存在。推定では藤と松から。藤原姓あり。長崎県対馬市に安土桃山時代、長野県安曇野市三郷温、佐賀県伊万里市大川町立川、長崎県対馬市厳原町桟原が藩庁の対馬府中藩士、佐賀県唐津市東城内が藩庁の唐津藩士、広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジマツ 冨士松 岡山県、大阪府。藤松姓あり。岡山県岡山市中区江並に分布あり。
フジマツ 富士松 大阪府・三重県。藤松姓あり。大阪府堺市東区野尻町に分布あり。
フジマル 藤丸 福岡県、大分県、大阪府。トウマルも含む分布。藤原姓あり。福岡県柳川市三橋町百町が本拠。石川県加賀市作見町に戦国時代、福岡県柳川市三橋町百町、大分県臼杵市臼杵が藩庁の臼杵藩士、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。秋田県では石川県南部(旧:加賀国)の出と伝える。来住の時代は不詳。フジワラ 藤原参照。
フシミ 伏見 静岡県静岡市清水区、神奈川県、北海道。京都府京都市伏見区発祥。平安時代に記録のある地名。地名は「俯見」、「臥見」、「伏水」とも表記した。静岡県駿東郡清水町伏見は戦国時代に記録のある地名。山梨県韮崎市穴山町では鎌倉時代の伏見天皇の後裔で山梨県に1319年から1321年(元応年間)に来住したと伝える。岡山県岡山市では京都府京都市から来住したと伝える。伝承からの推定では江戸時代初期。愛知県豊田市前林町北にある浄土真宗の満徳寺の僧侶による明治新姓。同寺は京都府京都市伏見区から1610年(慶長15年)に移転したと伝える。同寺の山号は伏見山。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、福島県相馬市中村が藩庁の相馬中村藩士に江戸時代にあった。
フシミ 節見 静岡県磐田市。伏見姓あり。静岡県磐田市見付に分布あり。
フジミ 藤見 静岡県、徳島県、大阪府。藤原姓あり。徳島県美馬市、島根県出雲市見々久町に江戸時代にあった。徳島県美馬市穴吹町穴吹藤ノ本は記録時代不詳の地名。同地に分布あり。愛媛県西予市野村町予子林の小字の藤之原では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フジミ 富士見 山口県・香川県・愛知県。藤見姓あり。香川県丸亀市綾歌町栗熊西に分布あり。
フジミ 冨士見 徳島県・香川県・神奈川県。藤見姓あり。徳島県吉野川市山川町中須賀に分布あり。
フジミ 藤海 長崎県佐世保市、福岡県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。長崎県諫早市高来町大戸にある浄土真宗の蓮行寺の僧侶による明治新姓。同地の旧名に藤田尾、深海があったと伝える。深海はフカノミ。フジワラ 藤原参照。※愛知県西尾市錦城町が藩庁の西尾藩士に江戸時代にあった。
フジミ 藤身 香川県高松市・山形県、千葉県銚子市。藤原姓あり。香川県高松市多肥上町、山形県米沢市中田町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジミ 藤実 フジザネ 藤実参照。
フジミ 藤三 山口県山口市・広島県。推定では藤原氏の三男から。山口県山口市吉敷上東に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジミ 不二見 佐賀県多久市。藤見姓あり。佐賀県多久市北多久町大字多久原にある浄土真宗の昌福寺の僧侶による明治新姓。
フジミ 藤實 フジザネ 藤實参照。
フシミズ 伏水 熊本県・兵庫県。伏見の異形。熊本県玉名市亀甲、兵庫県三木市福井に分布あり。フシミ 伏見参照。
フジミズ 富士水 兵庫県洲本市・兵庫県神戸市北区。推定では藤と水から。兵庫県洲本市千草に分布あり。
フジミチ 富士道 愛知県、岐阜県可児郡御嵩町。推定では藤と道から。岐阜県可児郡御嵩町御嵩に分布あり。
フジミチ 藤通 広島県安芸高田市。藤原姓あり。広島県安芸高田市吉田町西浦に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジミチ 冨士道 愛知県。富士道の異形。愛知県小牧市南外山に分布あり。
フジミツ 藤満 福岡県、佐賀県佐賀市、山口県。藤原姓あり。佐賀県佐賀市諸富町大字為重に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジミツ 藤光 広島県、佐賀県、山口県。藤原姓、「光」を含む男性の名前あり。広島県東広島市黒瀬町乃美尾に分布あり。佐賀県三養基郡みやき町中津隈では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フジワラ 藤原参照。
フジミツ 冨士光 山口県大島郡周防大島町・徳島県板野郡北島町・千葉県。藤光姓あり。山口県大島郡周防大島町西三蒲新屋敷に分布あり。
フジミネ 藤峰 秋田県、千葉県、徳島県。藤原姓あり。秋田県大仙市太田町川口、徳島県三好市池田町白地に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジミネ 藤嶺 鹿児島県薩摩郡さつま町・大阪府・神奈川県。藤峰の異形。北海道小樽市では山形県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。
フジミネ 藤峯 秋田県、鹿児島県薩摩川内市。秋田県大仙市太田町川口に分布あり。藤峰の異形。
フジミノ 藤箕 千葉県千葉市。藤原姓あり。千葉県千葉市中央区松波に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシミヤ 伏見谷 石川県珠洲市。職業。石川県珠洲市三崎町伏見に由来する伏見屋の屋号から。石川県珠洲市での伝承。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。伏見は南北朝時代に記録のある地名。
フシミヤ 伏見屋 長崎県平戸市。職業。伏見屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。長崎県平戸市崎方町に分布あり。京都府京都市伏見区は平安時代に記録のある地名。地名は「俯見」、「臥見」、「伏水」とも表記した。
フジミヤ 藤宮 埼玉県、福島県、新潟県。藤原姓あり。埼玉県所沢市久米、埼玉県新座市北野、新潟県新潟市南区蔵主に江戸時代にあった。埼玉県川越市石田に藤宮神社あり。神社名はフジノミヤ。福島県郡山市中田町木目沢では藤宮稲荷を守護神として祀る。フジワラ 藤原参照。※和歌山県和歌山市一番丁が藩庁の紀州藩の能役者に江戸時代にあった。同藩での伝承では三重県度会郡南伊勢町東宮で平氏の後裔の千葉氏が東宮姓を称して1645年(正保2年)に戦国時代・安土桃山時代・江戸時代の武将である徳川家康の神号だった東照権現の「東」を憚って改姓したと伝える。東宮はトウグウで江戸時代に記録のある地名。タイラ 平参照。チバ 千葉参照。トウミヤ 東宮参照。
フジムコ 藤向 熊本県葦北郡芦北町。藤原姓あり。熊本県葦北郡芦北町黒岩に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジムネ 藤宗 フジソウ 藤宗参照。
フシムラ 伏村 和歌山県日高郡みなべ町、兵庫県・愛知県。和歌山県日高郡みなべ町東岩代の小字の伏原から発祥。伏原の「伏」を使用。
フジムラ 藤村 山口県、大阪府、岩手県。続いて東京都、愛知県、京都府、福岡県、北海道、神奈川県、兵庫県。①合略。藤原の略。フジワラ 藤原参照。山口県山陽小野田市、岩手県宮古市刈屋では藤原氏の後裔が藤原の「藤」を残して称したと伝える。推定では鎌倉時代。愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士に江戸時代にあった。同藩士に藤原氏の後裔との伝あり。高知県香南市野市町本村では奈良県で藤原氏の後裔が藤村姓を称して安土桃山時代に来住したと伝える。香川県三豊市高瀬町上麻では鎌倉時代・南北朝時代の公卿の万里小路(藤原)藤房の後裔で1333年(正慶2年・元弘3年)から1336年(建武3年・延元元年)の建武の新政後に称したと伝える。マデノコウジ 万里小路参照。大阪府貝塚市に江戸時代にあった。②岩手県紫波郡紫波町稲藤(旧:稲藤村)発祥。戦国時代に記録のある地名。地名は江戸時代に「稲藤村」と呼称した。岩手県での伝承。③福島県河沼郡柳津町藤(旧:藤村)発祥。江戸時代に記録のある地名。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。同藩士の伝承。④地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「村」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡喜界町上嘉鉄に分布あり。同地に藤姓あり。フジ 藤参照。⑤石川県金沢市藤江南・藤江北(旧:藤江村)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フジムラ 藤邨 徳島県三好市、大阪府、茨城県。合略。藤村の異形。徳島県三好市、愛媛県松山市丸之内が藩庁の伊予松山藩士に江戸時代にあった。
フジムラ 冨士村 徳島県、兵庫県・山形県。合略。藤村の異形。徳島県徳島市北沖洲に分布あり。
フジムラ 富士村 秋田県。合略。藤村の異形。秋田県仙北郡美郷町鑓田馬町に分布あり。
フジムラ 藤邑 石川県金沢市、秋田県仙北市。①藤村の異形。石川県金沢市藤江南に分布あり。②合略。藤村と同源。秋田県仙北市角館町岩瀬に分布あり。北海道松前郡松前町松城が藩庁の松前藩士に江戸時代にあった。※島根県益田市に安土桃山時代にあった。同地から山口県萩市須佐に1601年(慶長6年)に来住したと伝える。
フジムロ 藤室 三重県伊賀市、兵庫県朝来市。①藤原姓あり。三重県伊賀市才良が本拠。同地に安土桃山時代にあった。兵庫県朝来市石田に分布あり。フジワラ 藤原参照。②合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。石川県金沢市石引にある浄土真宗の円證寺の僧侶による明治新姓。
フジメ 藤目 香川県、愛知県。香川県観音寺市粟井町の藤目山から発祥。同地に安土桃山時代に藤目城があった。香川県さぬき市鴨庄では香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士が同藩主の生駒氏が1640年(寛永17年)に改易となった後に帰農したと伝える。香川県三豊市豊中町笠田竹田に分布あり。
フジメ 藤明 香川県、大阪府、広島県。福岡県小郡市でフジアキが存在。トウミョウは稀少。藤目姓あり。香川県さぬき市小田に分布あり。広島県東広島市福富町下竹仁ではトウミョウ。
フジメ 藤芽 千葉県香取郡多古町。藤目姓あり。千葉県香取郡多古町飯笹に分布あり。
フジモ 藤茂 神奈川県・東京都。藤原姓あり。神奈川県横浜市金沢区富岡西に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジモチ 富士持 宮崎県、大分県大分市。推定では藤を持つ行為から。宮崎県西臼杵郡日之影町七折に分布あり。
フシモト 伏本 岡山県笠岡市、大阪府。「伏」を含む姓、地名あり。岡山県笠岡市金浦が本拠。
フジモト 藤本 兵庫県、大阪府、山口県。続いて広島県、熊本県、東京都、福岡県、神奈川県、京都府、北海道。①合略。藤原の略。「藤原が本」の意。フジワラ 藤原参照。兵庫県丹波篠山市郡家では藤原姓から1717年(享保2年)に改姓したと伝える。静岡県榛原郡川根本町下長尾の小字の久保尾(伝承では久法)にある阿弥陀堂は京都府京都市から来住した藤原氏の後裔の藤本氏が1441年(嘉吉元年)に施主となったと伝える。広島県福山市三吉町では藤原氏の後裔の藤井氏が江戸時代に称したとの伝あり。フジイ 藤井参照。山梨県大月市初狩町下初狩では藤原氏の後裔で戦国時代以前に称していたと伝える。宮崎県都城市松元町、徳島県美馬市脇町、長野県下伊那郡泰阜村三耕地、長野県松本市今井、山梨県大月市富浜町鳥沢で藤原氏の後裔との伝あり。徳島県美馬市脇町の伝承では称したのは江戸時代。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩の能役者に江戸時代にあった。同幕臣、同藩の能役者に藤原氏の後裔との伝あり。奈良県桜井市高家では平安時代・鎌倉時代の公卿で藤原が本姓である九条兼実の後裔と伝える。クジョウ 九条参照。香川県高松市亀水町では平安時代の天皇である崇徳天皇の従者だった藤原氏の後裔が称したとの伝あり。徳島県三好市池田町西山では藤原朝臣モトタケの後裔が称したと伝える。モトタケの漢字表記は不明。推定では平安時代の人物。善隣。熊本県菊池郡菊陽町久保田、山口県周南市須々万本郷、島根県雲南市大東町大東下分向島、岡山県津山市院庄に分布あり。②合略。藤崎の略。「藤崎が本」の意。山梨県大月市猿橋町藤崎では室町時代に藤崎姓から改姓したと伝える。同地では1582年(天正10年)に居住後に改姓して1818年から1830年(文政年間)以降に藤崎姓を再び称していたとの伝もあり。フジサキ 藤崎参照。③埼玉県久喜市上清久の小字の藤本から発祥。同地で鎌倉時代に称したと伝える。④地形。藤のそばから。徳島県美馬郡つるぎ町貞光竹屋敷では明治新姓と伝える。善隣。佐賀県では大阪府東部(旧:河内国)で戦国時代・安土桃山時代の武将の織田信長が鷹狩りの際に立ち寄って美しかった藤棚の藤により賜ったと伝える。佐賀県佐賀市多布施、佐賀県伊万里市大川町大川野片竹に分布あり。※大分県速見郡日出町藤原は鎌倉時代に記録のある地名。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。⑤創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「本」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町母間に分布あり。フジ 藤参照。⑥コリア系。推定での比率は1%以下。千葉県銚子市(旧:香取郡豊里村)で1953年3月19日に帰化の記録あり。本姓は呉。帰化の初出。ゴ 呉参照。大阪府大阪市北区(旧:大淀区)で1954年8月9日に帰化の記録あり。本姓は鄭。テイ 鄭参照。他姓もあり。
フジモト 藤元 宮崎県、鹿児島県、大阪府。①合略。藤本の異形。岩手県一関市の川崎町では「藤原が元」との意味で藤原姓から明治新姓時に改姓したと伝える。フジワラ 藤原参照。鹿児島県鹿屋市の輝北町では江藤氏との関係から「藤」を使用して江戸時代末期に称したと伝える。エトウ 江藤参照。青森県黒石市内町が藩庁の黒石藩士に江戸時代にあった。善隣。埼玉県深谷市国済寺では明治新姓時に藤本姓から改姓したと伝える。②地形。藤本と同源。鹿児島県鹿児島市吉野町に江戸時代にあった門割制度の藤元門から。門による明治新姓。③富山県富山市藤木発祥。江戸時代に記録のある地名。藤木の「藤」を使用。同地に分布あり。④石川県金沢市藤江南・藤江北発祥。鎌倉時代に記録のある地名。藤江の「藤」を使用。同地に分布あり。
フジモト 藤下 フジシタ 藤下参照。
フジモト 冨士本 福岡県、広島県、徳島県。藤本姓あり。善隣。奈良県宇陀市菟田野古市場に分布あり。
フジモト 富士本 宮崎県、北海道、大阪府。藤本姓あり。北海道石狩郡当別町上当別の材木沢では新潟県三条市北潟から北海道虻田郡ニセコ町に1910年頃に来住したと伝える。三重県南牟婁郡御浜町上市木では富士浅間神社の神主だったと伝える。時代、位置不詳。福岡県行橋市に江戸時代にあった。
フジモト 冨士元 兵庫県、大阪府、北海道。藤本姓あり。兵庫県南あわじ市榎列小榎列に分布あり。
フジモト 藤基 大阪府、福井県南条郡南越前町・石川県。①合略。藤本の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。寺の例。大阪府泉南市中小路にある浄土真宗の南海寺、福井県南条郡南越前町馬上免にある浄土真宗の聞信寺、三重県松阪市飯高町下滝野にある浄土真宗の正順寺。フジワラ 藤原参照。②事物。石川県白山市美川南町の藤冢神社から「藤」を使用。同社は1182年から1183年(寿永年間)の創建で同地付近を「藤塚」と称していたと伝える。同社の神主に東京時代にあった。
フジモト 富士元 北海道、兵庫県。藤本姓あり。兵庫県洲本市上物部に分布あり。
フジモト 藤茂登 岡山県岡山市。藤本姓あり。岡山県岡山市北区御津勝尾に分布あり。
フジモト 扶持本 鳥取県八頭郡智頭町、兵庫県。藤本姓あり。鳥取県八頭郡智頭町口波多に分布あり。
フジモト 藤源 三重県四日市市。合略。藤本の異形。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。三重県四日市市河原田町にある浄土真宗の常超院の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジモト 藤幹 徳島県海部郡美波町。藤本姓あり。徳島県海部郡美波町阿部に分布あり。
フジモト 藤夲 富山県氷見市。藤本の異形。富山県氷見市幸町に分布あり。
フジモリ 藤森 長野県、東京都、北海道。続いて岡山県、静岡県、神奈川県、大阪府、山梨県、埼玉県、三重県。フジノモリ、トウモリは稀少。①地形。藤と森から。長野県岡谷市川岸上の荒神塚古墳の別名である藤島神社の森からと伝える。時代不詳。長野県諏訪市小和田に分布あり。長野県諏訪市高島が藩庁の諏訪藩士、長野県安曇野市豊科新田に江戸時代にあった。青森県五所川原市川山では草分けで茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩主の後裔が青森県三戸郡三戸町の藤の森に隠れて江戸時代に「藤の森」と称した後に藤森姓と伝える。藤の森は現存するか不明。三重県伊賀市波敷野では草分けで農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。善隣。岡山県高梁市津川町八川に分布あり。②事物。京都府京都市伏見区深草鳥居崎町の藤森神社の神主が称したと伝える。時代不詳。神社はフジノモリ。同社は皇紀からでは弥生時代となる神功皇后の時代の創建と伝える。③合略。藤原の略。岡山県倉敷市新田で伝承あり。称した時代は不詳。岩手県一関市大東町沖田八森では藤原姓の「藤」と八森の「森」による明治新姓と伝える。八森は記録時代不詳の地名。フジワラ 藤原参照。
フジモリ 藤盛 秋田県、北海道、神奈川県。①地形。藤森の異形。秋田県大館市花岡町では山梨県から1504年から1521年(永正年間)に来住して安土桃山時代頃に藤森姓から改姓したと伝える。②合略。藤井の略。富山県南砺市では藤井氏が「藤」を残して称したと伝える。推定では江戸時代。「盛」は好字。フジイ 藤井参照。
フジモリ 藤守 徳島県、大阪府、広島県。藤原姓あり。フジワラ 藤原参照。長崎県長崎市、岡山県新見市新見が藩庁の新見藩士に江戸時代にあった。岐阜県飛騨市古川町下気多にある浄土真宗の憶念寺の僧侶による明治新姓。同寺は1486年(文明18年)に藤守氏が創建したとの伝あり。※静岡県焼津市藤守は南北朝時代に記録のある地名。地名は「藤森」とも表記した。静岡県沼津市の西浦に安土桃山時代、静岡県藤枝市に江戸時代にあった。
フジモリ 冨士森 愛媛県、岡山県・大阪府。藤森姓あり。愛媛県西予市宇和町明間に分布あり。
フジモリ 富士盛 山形県尾花沢市。藤森姓あり。山形県尾花沢市尾花沢にある曹洞宗の竜昌寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は鳴雲山。
フジモリ 冨士盛 秋田県由利本荘市。藤森姓あり。秋田県由利本荘市岩谷麓にある曹洞宗の永伝寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は岩松山。
フジモリ 富士森 愛媛県東温市・京都府・埼玉県。藤森姓あり。愛媛県東温市西岡に分布あり。
フジモリ 藤護 東京都。藤原姓あり。東京都北区赤羽北に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジモン 藤門 フジカド 藤門参照。
フシヤ 伏谷 フシタニ 伏谷参照。
フシヤ 伏屋 フセヤ 伏屋参照。
フジヤ 藤谷 フジタニ 藤谷参照。
フジヤ 藤屋 山口県、北海道、熊本県。職業。藤屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。山口県萩市椿東に分布あり。山口県周南市に江戸時代にあった。※長崎県対馬市に戦国時代にあった。※新潟県阿賀野市藤屋は経由地。江戸時代に「藤屋新田」と呼称した地名。地名は藤屋氏の開発によると伝える。※三重県名張市赤目町檀に安土桃山時代にあった。※岐阜県海津市海津町高須町が藩庁の高須藩士に江戸時代にあった。
フジヤ 藤矢 北海道、大阪府、三重県。藤屋姓あり。三重県名張市蔵持町原出、福井県丹生郡越前町高佐、大分県佐伯市木立に分布あり。
フジヤ 藤家 フジイエ 藤家参照。
フジヤ 富士谷 フジタニ 富士谷参照。
フジヤ 冨士谷 フジタニ 冨士谷参照。
フジヤ 藤弥 石川県金沢市、大阪府。藤原姓あり。石川県金沢市涌波に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヤ 冨士屋 愛媛県八幡浜市・大阪府。職業。富士屋の異形。愛媛県八幡浜市国木に分布あり。
フジヤ 富士屋 大阪府大阪市住吉区。職業。富士屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。大阪府大阪市住吉区長居東に分布あり。
フジヤ 藤彌 島根県邑智郡邑南町。藤弥の異形。
フジヤス 藤安 鹿児島県、山口県。藤原姓あり。鹿児島県鹿児島市に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジヤス 藤保 香川県、広島県、北海道。藤原姓あり。香川県仲多度郡まんのう町七箇に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジヤナギ 藤柳 北海道。藤原姓あり。北海道夕張郡栗山町円山では秋田県横手市増田町増田関ノ口の出と伝える。推定では1900年頃の来住。フジワラ 藤原参照。
フジヤブ 藤薮 和歌山県、愛媛県・宮崎県。①和歌山県日高郡印南町印南原の小字の藤薮から発祥。②和歌山県田辺市上芳養の小字の藤薮から発祥。
フジヤブ 藤藪 宮崎県児湯郡高鍋町・和歌山県西牟婁郡白浜町・兵庫県。藤薮の異形。宮崎県児湯郡高鍋町南高鍋に分布あり。
フジヤブ 藤籔 愛媛県松山市・東京都。藤薮の異形。愛媛県松山市吉藤に分布あり。
フシヤマ 伏山 岩手県、和歌山県、奈良県。①職業。岩手県下閉伊郡田野畑村では山伏の後裔が山伏を逆にしたと伝える。推定では明治新姓。②和歌山県和歌山市一番丁が藩庁の紀州藩士に江戸時代にあった。同地に虎伏山あり。虎伏山はトラフスヤマ。
フジヤマ 藤山 山口県、鹿児島県、北海道。続いて長崎県、大阪府、東京都、福岡県、熊本県、神奈川県、広島県。トウヤマは稀少。①合略。藤原の略。佐賀県武雄市西川登町では藤原氏の後裔で江戸時代初期に称していたと伝える。フジワラ 藤原参照。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、山口県下関市、山口県熊毛郡田布施町、山口県大島郡周防大島町に江戸時代にあった。佐賀藩士は藤原氏の後裔で戦国時代・安土桃山時代の武将である龍造寺隆信の家臣だった時に称していたと伝える。②諫山の異形。大分県中津市で740年(天平12年)に記録のある諫山氏が平安時代に「不知山」と呼称して大分県日田市で平安時代に「藤山」と表記したと伝える。不知山は現存するか不明。発音はイサヤマ。イサヤマ 諫山参照。福岡県久留米市藤山町は奈良時代に記録のある地名。③地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である藤に「山」を追加。鹿児島県奄美市名瀬大字大熊で伝承あり。推定では1953年の日本復帰時。フジ 藤参照。④事物。石川県輪島市河井町にある浄土真宗の円竜寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の白藤山から「藤」、「山」を使用。※アイヌ系。富士山の異形。北海道北見市が起源地。
フジヤマ 不二山 静岡県賀茂郡東伊豆町、神奈川県、東京都。藤山姓あり。静岡県賀茂郡東伊豆町白田が本拠。
フジヤマ 冨士山 栃木県さくら市、山口県・広島県。藤山姓あり。栃木県さくら市氏家が本拠。
フジヤマ 富士山 栃木県・東京都・神奈川県。藤山姓あり。栃木県さくら市氏家に分布あり。
フジュウ 藤生 フジウ 藤生参照。
フジユキ 藤幸 徳島県鳴門市。藤原姓あり。徳島県鳴門市大津町矢倉中開に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジユキ 藤行 広島県呉市。藤原姓あり。広島県呉市吉浦神賀町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フシュク 富宿 フウシュク 富宿参照。
フシュク 冨宿 フウシュク 冨宿参照。
フショ 冨所 トミドコロ 冨所参照。
フジヨ 藤代 フジシロ 藤代参照。
フショウ 普照 京都府京都市、石川県金沢市。石川県金沢市普正寺町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフショウジ。同地に浄土真宗の普照寺あり。同地に隣接する石川県金沢市金石西に分布あり。
フショウ 富生 北海道。福井県越前市蓑脇町の小字の富生から発祥。北海道士別市多寄町では福井県越前市蓑脇町から北海道に1890年に来住したと伝える。北海道札幌市では福井県の地名からと伝える。
ブジョウ 武城 熊本県・神奈川県・東京都。タケシロも含む分布。熊本県熊本市、広島県福山市でタケシロが存在。推定では武士と城から。熊本県阿蘇市一の宮町手野に分布あり。※コリア系。個人名。裵氏が大韓民国東部付近(旧:新羅国)の第29代の王である武烈王の後裔との伝承から「武」を使用。武烈の日本音はブレツ、コリア音はムヨル。岡山県岡山市で1980年3月7日、山口県宇部市で1980年5月28日に帰化の記録あり。本姓は裵。ハイ 裵参照。
フジヨシ 藤吉 福岡県、岐阜県、愛知県。①福岡県久留米市大善寺町藤吉発祥。鎌倉時代に記録のある地名。福岡県柳川市三橋町藤吉は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は藤吉氏の人名からと伝える。②合略。藤原の略。岐阜県関市山田では草分けで藤原氏の後裔が称したと伝える。時代不詳。「吉」は好字。フジワラ 藤原参照。
フジヨシ 藤好 福岡県大牟田市。藤吉姓あり。愛媛県宇和島市丸之内が藩庁の宇和島藩士に江戸時代にあった。同藩士は香川県(旧:讃岐国)の出と伝える。
フジヨシ 藤由 新潟県新潟市西区、北海道、熊本県。藤吉姓あり。新潟県新潟市西区板井にある浄土真宗の福浄寺は藤由氏が戦国時代に創建したと伝える。熊本県菊池市隈府では菊池氏の家臣の後裔で江戸時代に染色業に従事していたと伝える。
フジヨシ 藤芳 熊本県、岐阜県、東京都。藤吉姓あり。熊本県熊本市南区富合町平原、岐阜県山県市岩佐に分布あり。
フジヨシ 藤善 大阪府、奈良県。合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用した僧侶による明治新姓。親鸞の俗名の藤井善信に「善」あり。寺の例。三重県亀山市布気町にある浄土真宗の善性寺、鹿児島県鹿児島市東桜島町にある浄土真宗の光善寺、宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所にある浄土真宗の専光寺。善性寺、光善寺に「善」あり。善性寺は1621年(元和7年)に善明が創建したと伝える。
フジヨシ 藤義 山口県。藤吉姓あり。山口県柳井市日積に江戸時代にあった。同地では三軒あった家の一番上にいて大上の屋号を使用していたと伝える。
フジライ 藤来 茨城県常陸太田市。東京都足立区でフジキが存在。藤原姓あり。茨城県常陸大宮市長沢が本拠。フジワラ 藤原参照。
フジライ 藤來 岐阜県海津市。藤来の異形。岐阜県海津市南濃町吉田に分布あり。
フシロ 伏代 和歌山県和歌山市・大阪府・神奈川県。推定では伏せた場所と田から。和歌山県和歌山市福島に分布あり。
フジロク 藤六 トウロク 藤六参照。
フジロク 藤録 神奈川県横浜市鶴見区。藤原姓あり。神奈川県横浜市鶴見区本町通に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フジワ 藤輪 兵庫県、山口県・神奈川県。藤原姓あり。山口県下関市豊田町大字八道に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジワ 藤和 兵庫県。兵庫県朝来市和田山町藤和発祥。鎌倉時代に記録のある地名。兵庫県朝来市岩津に分布あり。
フジワ 冨士和 茨城県。藤和姓あり。茨城県鉾田市当間に分布あり。
フジワ 富士和 埼玉県。藤和姓あり。埼玉県本庄市千代田に分布あり。
フジワカ 藤若 静岡県、広島県、兵庫県。藤原姓あり。静岡県静岡市駿河区中島、広島県豊田郡大崎上島町東野垂水、島根県浜田市金城町小国、岐阜県土岐市下石町に分布あり。静岡県静岡市葵区口坂本で1599年(慶長4年)に記録あり。フジワラ 藤原参照。
フシワキ 伏脇 富山県、大阪府。富山県高岡市伏木矢田に分布あり。伏木は江戸時代に記録のある地名。推定では同地の脇から。
フジワキ 藤脇 鹿児島県、兵庫県、島根県。①鹿児島県いちき串木野市冠嶽の小字の藤脇から発祥。②藤原姓あり。岡山県高梁市成羽町下原が藩庁の成羽藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フジワケ 藤分 京都府八幡市、石川県金沢市、鹿児島県志布志市。①「藤」を含む姓あり。京都府八幡市内里別所、鹿児島県志布志市志布志町志布志に分布あり。②合略。藤原の略。鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞が藤原氏の後裔との伝により「藤」を使用。石川県金沢市本町にある浄土真宗の光善寺の僧侶による明治新姓。フジワラ 藤原参照。
フジワタリ 藤渡 フジト 藤渡参照。
フジワラ 藤原 兵庫県、大阪府、岡山県。続いて広島県、岩手県、秋田県、北海道、東京都、京都府、神奈川県。フジハラも含む分布。大阪府、高知県、山梨県でフジハラが存在。トウバラは稀少。①奈良県橿原市高殿町付近(旧:藤原)から発祥。古墳時代に記録のある地名。669年(天智天皇8年)に飛鳥時代の政治家の中臣鎌足が藤原姓を賜る。ナカトミ 中臣参照。長崎県諫早市多良見町野副で中臣鎌足の後裔との伝あり。岐阜県揖斐郡揖斐川町春日小宮神では京都府京都市に平安時代に居住していたと伝える。岩手県大船渡市日頃市町では奥州藤原氏の滅亡後に来住したとの伝あり。推定では鎌倉時代。兵庫県丹波市山南町和田、岩手県盛岡市手代森では草分けと伝える。善隣。広島県福山市高西町では明治新姓時に申請した藤原姓を役人が変えた「藤の原」から1939年に改姓。藤の原は現存するか不明。善隣。広島県府中市高木町、鳥取県鳥取市下味野、新潟県村上市小川に分布あり。善隣。愛媛県西条市三芳に分布あり。同地の通称地名の藤原は推定では人名から。※山形県鶴岡市遠賀原(旧:藤原)は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は藤原氏の人名からと伝える。※新潟県南魚沼市藤原は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名はフジハラで藤原氏ゆかりの者の居住によると伝える。※栃木県日光市藤原は経由地。室町時代に記録のある地名。地名はフジハラで奈良時代の藤原氏の居住によると伝える。※群馬県利根郡みなかみ町藤原は経由地。室町時代に記録のある地名。地名は鎌倉時代の奥州藤原氏の来住によると伝える。※三重県多気郡明和町南藤原・北藤原は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は藤原氏の居住によると伝える。※岡山県久米郡美咲町藤原は戦国時代に記録のある地名。地名は古墳時代の天皇である允恭天皇の皇后だった衣通郎姫の御名代部の藤原部からと伝える。同地に分布あり。※香川県綾歌郡綾川町畑田の小字の藤原岡は経由地。地名は平安時代末期の公卿である藤原隆季の別館からと伝える。※福岡県宗像市冨地原は経由地。江戸時代に「藤原」の表記で記録のある地名。地名はフジワラで藤原千歳丸の人名からと伝える。推定では平安時代の人物。※佐賀県佐賀市三瀬村藤原は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名はフジバルで鎌倉時代の藤原氏の居住によると伝える。②コリア系。推定での比率は1%以下。大阪府茨木市で1952年8月7日に帰化の記録あり。本姓は宋。帰化の初出。ソウ 宋参照。他姓もあり。
フジワラ 冨士原 兵庫県、宮城県、大阪府。フジハラも含む分布。藤原の異形。山口県岩国市美和町秋掛では藤原姓だったと伝える。改姓の時代は不詳。宮城県登米市迫町北方では宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩主の伊達氏が藤原氏の後裔であるため憚って江戸時代に藤原姓から改姓したと伝える。福井県敦賀市砂流では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フジワラ 富士原 宮城県、兵庫県、北海道。フジハラも含む分布。藤原の異形。宮城県登米市迫町北方、兵庫県姫路市飾東町唐端新、鳥取県八頭郡八頭町才代に分布あり。
フジワラ 藤藁 広島県広島市、石川県金沢市。藤原の異形。広島県広島市安芸区船越、石川県金沢市浅野本町に分布あり。
フジワラ 不二原 大分県。藤原の異形。大分県大分市一尺屋に分布あり。滋賀県守山市岡町ではフジハラ。
フジワラ 不死原 フシハラ 不死原参照。
フジワラ 布志原 島根県松江市、新潟県新発田市・埼玉県。藤原の異形。島根県松江市北堀町、新潟県新発田市大手町に分布あり。島根県松江市殿町が藩庁の松江藩士に江戸時代にあった。
ブズ 武図 長野県岡谷市・東京都・大阪府。タケズも含む分布。推定では武士と図から。長野県岡谷市山下町、東京都葛飾区高砂ではタケズ。
フスイ 笛吹 ウスイ 笛吹参照。
フスキ 福宿 フクヤド 福宿参照。
フスク 賦句 鹿児島県薩摩川内市。賦の字義は「割り当てる」。「詩歌」の呼称にもあり。鹿児島県薩摩川内市天辰町が本拠。
フスク 賦勺 鹿児島県薩摩川内市・東京都。賦句の異形。鹿児島県薩摩川内市天辰町に分布あり。
ブスジマ 毒島 群馬県。ドクシマは稀少。群馬県伊勢崎市赤堀今井町の小字の毒島から発祥。同地に戦国時代に毒島城があった。トリカブトの別名に附子あり。発音はブス。群馬県桐生市広沢町が本拠。群馬県伊勢崎市下触町に江戸時代にあった。
ブスジマ 毒嶋 群馬県。毒島の異形。群馬県桐生市広沢町に分布あり。
ブスジマ 毒嶌 群馬県。毒島の異形。群馬県桐生市広沢町では群馬県伊勢崎市赤堀今井町から1558年から1570年(永禄年間)に来住したと伝える。
フスマ 伏間 フシマ 伏間参照。
フスマエ 伏間江 富山県高岡市、愛知県・神奈川県。フシマエも含む分布。富山県高岡市でフシマエが存在。富山県高岡市上伏間江・下伏間江発祥。江戸時代に記録のある地名。
フスマダ 襖田 福岡県。推定では襖と田から。福岡県築上郡吉富町幸子に分布あり。大分県中津市二ノ丁が藩庁の中津藩士に江戸時代にあった。
フスミ 布角 岡山県岡山市中区。推定では布と角の土地から。岡山県岡山市中区湊に分布あり。
フセ 布施 千葉県、新潟県、東京都。続いて北海道、山形県、埼玉県、神奈川県、群馬県、滋賀県、茨城県。①滋賀県長浜市高月町布施・木之本町北布施発祥。江戸時代に記録のある地名。②滋賀県東近江市布施町発祥。江戸時代に記録のある地名。③千葉県柏市布施・我孫子市布施発祥。平安時代に記録のある地名。地名は「富勢」とも表記した。④長野県長野市篠ノ井布施高田・布施五明発祥。鎌倉時代に記録のある地名。⑤山梨県中央市布施発祥。平安時代に記録のある地名。⑥鳥取県鳥取市布勢発祥。奈良時代に記録のある地名。地名はフセで「布施」とも表記した。⑦群馬県利根郡みなかみ町布施発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に江戸時代にあった。⑧台湾系。事物。施に「布」を追加。東京都目黒区で1961年9月8日に帰化の記録あり。無国籍で出生地は台湾。本姓は施。シ 施参照。※岡山県新見市大佐布瀬は経由地。室町時代に記録のある地名。地名はフセで布施氏の人名からと伝える。
フセ 布瀬 富山県、栃木県、茨城県。布施姓あり。石川県金沢市福増町に987年から989年(永延年間)に来住したと伝える。原住地は不詳。※福岡県久留米市篠山町が藩庁の久留米藩士に江戸時代にあった。同藩士に同時代に「布世」の表記でもあった。布世は現存するか不明。
フセ 富施 茨城県。布施姓あり。茨城県笠間市仁古田では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
フセ 布勢 岐阜県飛騨市、福岡県。布施姓あり。岐阜県飛騨市古川町上気多、福岡県朝倉市秋月野鳥に分布あり。※香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士に江戸時代にあった。※茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。
フセ 扶瀬 長崎県大村市・佐賀県・福岡県。布施姓あり。長崎県大村市水主町に分布あり。
フセ 普世 長野県・埼玉県・神奈川県。布施の異形。長野県では布施姓で子供ができなかった住民が信仰していた普賢菩薩の「普」と観世音菩薩の「世」を使用して改姓したと伝える。推定では江戸時代。同地では滋賀県の出ではないかとする伝もあり。長野県飯田市通り町に分布あり。
フセ 不施 山形県長井市。布施姓あり。山形県長井市上伊佐沢に分布あり。
フセイシ 伏石 香川県高松市。香川県高松市伏石町発祥。江戸時代に記録のある地名。香川県高松市松島町が本拠。
フセカワ 布瀬川 フセガワ 布瀬川参照。
フセカワ 伏川 フセガワ 伏川参照。
フセガワ 布施川 群馬県前橋市。布施姓あり。群馬県前橋市小屋原町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フセ 布施参照。※埼玉県熊谷市久下で平安時代に久下氏が「布世川太夫」と称した事例があった。布世川はフセカワ。クゲ 久下参照。
フセガワ 布瀬川 埼玉県川越市、群馬県、東京都。布施川姓あり。埼玉県川越市今泉、群馬県甘楽郡甘楽町天引に分布あり。
フセガワ 伏川 埼玉県、兵庫県、広島県。フシカワも含む分布。広島県広島市でフシカワが存在。布施川姓あり。埼玉県狭山市入間川、兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士に江戸時代にあった。
フセガワ 府瀬川 埼玉県川越市。布施川姓あり。埼玉県川越市岸に分布あり。
フセキ 伏木 フシキ 伏木参照。
フセキ 布施木 フセギ 布施木参照。
フセギ 伏木 フシキ 伏木参照。
フセギ 布施木 栃木県栃木市。布施姓あり。栃木県宇都宮市中岡本町に江戸時代にあった。フセ 布施参照。
フセギ 防木 栃木県宇都宮市。布施木の異形。栃木県宇都宮市中岡本町では江戸時代に「布施木」とも表記しており、戦国時代に弓で敵の攻撃を防いだとする故事から改姓したと伝える。栃木県宇都宮市白沢町では草分けと伝える。
フセギ 防 ボウ 防参照。
ブセキ 武関 栃木県下都賀郡壬生町。推定では武士と関から。栃木県下都賀郡壬生町藤井が本拠。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。
フセジマ 伏島 群馬県太田市、栃木県足利市。地形。伏せている土地と島状の土地から。群馬県太田市藪塚町が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では鎌倉時代に居住して平氏の後裔との伝あり。タイラ 平参照。
フセジマ 伏嶋 群馬県。地形。伏島の異形。群馬県前橋市飯土井町に分布あり。
フセダ 伏田 フシダ 伏田参照。
フセダ 布施田 埼玉県、福井県、東京都。福井県福井市布施田町発祥。室町時代に記録のある地名。埼玉県大里郡に戦国時代にあった。同地では長野県の出と伝える。
フセタニ 布施谷 フセヤ 布施谷参照。
フセタニ 伏谷 フシタニ 伏谷参照。
フセノ 伏野 フシノ 伏野参照。
フセノ 布施野 千葉県・栃木県、富山県。布施姓あり。北海道松前郡松前町松城が藩庁の松前藩士に江戸時代にあった。フセ 布施参照。
フセヤ 伏屋 岐阜県、愛知県、東京都。フシヤも含む分布。岐阜県羽島郡岐南町伏屋発祥。安土桃山時代に記録のある地名。同地が本拠。岐阜県海津市海津町高須町が藩庁の高須藩士に江戸時代にあった。
フセヤ 布施谷 長野県、埼玉県、神奈川県。東京都でフセタニが存在。布施姓あり。長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬が本拠。栃木県鹿沼市野沢町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。栃木県鹿沼市下粕尾の小字に布施谷あり。フセ 布施参照。
フセヤ 伏谷 フシタニ 伏谷参照。
フセヤ 布瀬谷 栃木県宇都宮市・埼玉県。布施姓あり。栃木県宇都宮市針ケ谷町に分布あり。フセ 布施参照。
フセヤ 布施屋 埼玉県所沢市。布施姓あり。山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士に江戸時代にあった。フセ 布施参照。
フセン 賦船 山形県米沢市。賦の字義は「割り当てる」。「詩歌」の呼称にもあり。山形県米沢市東に分布あり。
フセン 賦舩 山形県米沢市・千葉県。賦船の異形。山形県米沢市成島町に分布あり。
フソ 扶蘇 フソウ 扶蘇参照。
フソ 扶蘓 フソウ 扶蘓参照。
フソウ 扶蘇 兵庫県、大阪府。兵庫県揖保郡太子町東出に分布あり。大韓民国忠清南道扶余郡に扶蘇山が存在。扶余郡に538年から660年まで大韓民国西部付近(旧:百済国)の首都があった。秦の時代のシナで皇帝だった始皇帝の長男の名前に扶蘇あり。扶蘇はフソ。
フソウ 扶蘓 兵庫県三木市。扶蘇の異形。兵庫県三木市志染町東自由が丘に分布あり。
ブソウ 武曽 ムソウ 武曽参照。
ブゾウジマ 武蔵島 静岡県。ムサシジマは稀少。神奈川県でムサシジマが存在。静岡県周智郡森町円田が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。群馬県太田市武蔵島町は江戸時代に記録のある地名。地名はムサシジマ。
フソコ 冨底 沖縄県。推定では富と底の場所から。沖縄県八重山郡竹富町波照間に分布あり。
フソコ 富底 沖縄県。冨底の異形。沖縄県島尻郡与那原町与那原に分布あり。
フタ 布田 フダ 布田参照。
フタ 府田 フダ 府田参照。
フタ 蓋 神奈川県南足柄市、福島県郡山市。キヌガサも含む分布。①推定では蓋から。福島県郡山市富久山町福原泉崎に分布あり。②シナ系。東京都中央区で2003年1月15日、神奈川県横浜市戸塚区で2013年2月18日に帰化の記録あり。日本音はガイ、シナ音はガイ、グゥー。
フダ 布田 宮城県、熊本県、北海道。ヌノタも含む分布。北海道でヌノタが存在。①札姓あり。宮城県名取市愛島北目、宮城県岩沼市小川冠木、秋田県北秋田市七日市では草分けで農業に従事していたと伝える。②熊本県阿蘇郡西原村布田発祥。南北朝時代に記録のある地名。地名はフタ。
フダ 札 茨城県、宮城県、北海道。サツも含む分布。北海道苫小牧市でサツが存在。茨城県鉾田市札発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フダ 府田 宮城県。札姓あり。宮城県加美郡加美町南小路では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フダ 不田 兵庫県洲本市。推定では田でなくなった場所から。兵庫県洲本市五色町鮎原栢野に分布あり。
フダ 歩田 カチタ 歩田参照。
フダ 符田 大阪府。推定では符と田から。大阪府高槻市大塚町に分布あり。
フタアナ 二穴 石川県七尾市。石川県七尾市能登島二穴町発祥。戦国時代に記録のある地名。
フタイ 二井 ニイ 二井参照。
フタイ 不退 大阪府大阪市生野区・愛知県・千葉県。不退寺の寺号あり。大阪府大阪市生野区林寺に分布あり。
フダイ 布台 岩手県盛岡市。岩手県下閉伊郡普代村は室町時代に「ふたい」の表記で記録のある地名。地名はフダイ。
フダイ 夫代 熊本県・岐阜県。推定では夫の代理から。熊本県山鹿市坂田に分布あり。
フダイ 普代 静岡県富士市。推定では広く行き渡った世代から。静岡県富士市今泉に分布あり。
フダイ 布臺 神奈川県海老名市・東京都大田区。布台の異形。神奈川県海老名市中央に分布あり。
ブタイ 舞台 マイダイ 舞台参照。
フタイシ 二石 フタツイシ 二石参照。
フタイワ 二岩 新潟県佐渡市・東京都。事物。二つの岩から。新潟県佐渡市後尾に分布あり。
フダウチ 札内 鹿児島県南さつま市、兵庫県、大阪府。鹿児島県南さつま市笠沙町片浦の小字の札内迫・札内村から発祥。
フタウラ 二浦 ニウラ 二浦参照。
フタエ 二重 ニガラ 二重参照。
フタエサク 二重作 茨城県鉾田市。茨城県鉾田市二重作発祥。南北朝時代に「二重佐古」の表記で記録のある地名。地名はフタエザク。
フタエダ 二枝 ニエダ 二枝参照。
フタエタニ 二重谷 ニエタニ 二重谷参照。
フタエダニ 二重谷 ニエタニ 二重谷参照。
フタオ 二尾 ニオ 二尾参照。
フタオカ 二岡 島根県、鳥取県、広島県。ニオカも含む分布。広島県でニオカが存在。地形。二つの岡から。島根県安来市切川町に江戸時代にあった。島根県安来市安来町大市場では備中屋の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代で岡山県西部(旧:備中国)が起源地。
フダオカ 札岡 山口県岩国市。地形。札と岡から。山口県岩国市六呂師に分布あり。
フタオモテ 二面 福島県いわき市。地形。二つの面の土地から。福島県いわき市小名浜南君ケ塚町に分布あり。
フタカ 府高 大分県、熊本県、宮崎県。推定では国府と高い土地から。大分県津久見市四浦鳩浦に分布あり。
フダカ 府高 フタカ 府高参照。
フタガキ 二柿 ニガキ 二柿参照。
フタカタ 二方 茨城県、東京都、神奈川県。ニノカタも含む分布。合略。諏訪の略。茨城県を根拠地とした佐竹氏の家臣に安土桃山時代にあった。同地では長野県の諏訪氏の後裔が諏訪の含む「二」と「方」を使用したと伝える。茨城県常陸太田市西染町、茨城県久慈郡大子町北吉沢に江戸時代にあった。スワ 諏訪参照。
フタカタ 二片 栃木県、神奈川県、茨城県。合略。二方の異形。栃木県那須烏山市上川井、茨城県日立市大沼町に分布あり。
ブタカタ 豊田方 鹿児島県薩摩郡さつま町。鹿児島県薩摩郡さつま町柏原の小字の豊田方から発祥。
フタカド 二角 石川県、広島県、京都府。ニカクも含む分布。地形。二つの角から。石川県輪島市西脇町、広島県尾道市因島中庄町に分布あり。
フタカブ 二株 京都府・大阪府。事物。二つの株から。京都府京都市上京区七番町にある臨済宗の玉蔵院の僧侶による明治新姓。
フタカミ 二神 フタガミ 二神参照。
フタカミ 二上 フタガミ 二上参照。
フタガミ 二神 愛媛県、高知県、大阪府。ニカミは稀少。愛媛県松山市二神発祥。平安時代に記録のある地名。同地で室町時代に称したと伝える。愛媛県松山市丸之内が藩庁の伊予松山藩士に江戸時代にあった。
フタガミ 二上 富山県、埼玉県、宮城県。ニカミも含む分布。宮城県でニカミが存在。ニウエ、ニジョウは稀少。①富山県高岡市二上町発祥。江戸時代に記録のある地名。②合略。三上の略。埼玉県ふじみ野市亀久保では同地の三上氏の家臣が三上の三を「二」とした二上姓を賜ったと伝える。推定では江戸時代。同地から埼玉県所沢市に分出したとの伝もあり。ミカミ 三上参照。③事物。鳥取県岩美郡岩美町岩常に室町時代にあった二上山城から。島根県西部(旧:石見国)での伝承。同地に江戸時代にあった。④地形。二つの上の場所から。宮城県栗原市瀬峰に江戸時代にあった。
フタカワ 二川 フタガワ 二川参照。
フタカワ 双川 フタガワ 双川参照。
フタガワ 二川 香川県、茨城県、北海道。ニカワも含む分布。北海道でニカワが存在。フタツカワ、ニイカワは稀少。①愛知県豊橋市二川町発祥。戦国時代に記録のある地名。香川県での伝承。香川県高松市香川町東川下立満の龍満城で室町時代に「二河」の表記で記録あり。ニコウ 二河参照。香川県高松市川部町は平安時代に「河辺」の表記で記録のある地名。川部はカワナベ。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②和歌山県有田郡有田川町二川発祥。江戸時代に記録のある地名。③鹿児島県垂水市二川発祥。室町時代に記録のある地名。④鹿児島県肝属郡南大隅町根占辺田を流れる二川川から発祥。⑤地形。二つの川から。茨城県ひたちなか市三反田では979年(天元2年)に居住したと伝える。茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。
フタガワ 双川 千葉県、東京都、富山県。ソウカワは稀少。二川の異形。富山県黒部市宇奈月町浦山、佐賀県三養基郡基山町小倉に分布あり。
フタガワ 風田川 フウタガワ 風田川参照。
フタガワ 二タ川 京都府・大阪府。二川の異形。京都府京丹後市久美浜町須田に分布あり。
フタガワ 布田川 熊本県熊本市中央区。熊本県阿蘇郡西原村布田より流れる布田川から発祥。布田は南北朝時代に記録のある地名。
フダカワ 札川 茨城県、埼玉県、千葉県。サツカワは稀少。地形。札と川から。茨城県猿島郡五霞町幸主に分布あり。
フダガワ 札川 フダカワ 札川参照。
フタカワメ 二川目 青森県上北郡おいらせ町。青森県上北郡おいらせ町二川目発祥。同地が本拠。
フタキ 二木 ニキ 二木参照。
フタギ 二木 ニキ 二木参照。
フダキ 札木 石川県、東京都、北海道。神奈川県横浜市でサツキが存在。事物。札と木から。石川県羽咋郡宝達志水町子浦では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。

日本姓氏語源辞典 フタク~フチン

フタク 二九 京都府。「二」を含む姓、「九男」の語あり。京都府亀岡市古世町に分布あり。
フタクシ 二串 ニクシ 二串参照。
フタクチ 二口 富山県、石川県、北海道。ニグチも含む分布。北海道、大阪府、愛知県でニグチが存在。①富山県射水市二口発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。②石川県能美市西二口町発祥。室町時代に記録のある地名。石川県小松市で伝承あり。③石川県金沢市二口町発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。④長崎県東彼杵郡東彼杵町川内郷の小字の二口から発祥。
フタグチ 二口 フタクチ 二口参照。
フタクチヤ 二口谷 石川県小松市、石川県金沢市。石川県では江戸時代に「二羽口」と称していた浄瑠璃語りによる明治新姓と伝える。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。石川県小松市西町に分布あり。
フタグリ 二栗 静岡県浜松市天竜区。事物。二つの栗から。静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川で植物のクリを使用した明治新姓。
フタゴ 二子 岩手県久慈市、青森県、北海道。①岩手県久慈市長内町の小字の二子から発祥。②推定では二人の子から。兵庫県加古郡稲美町中村に分布あり。※石川県珠洲市若山町二子は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は居住していた二子氏からと伝える。
フタゴイシ 二子石 熊本県阿蘇郡高森町、熊本県熊本市。熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石上二子石・下二子石発祥。南北朝時代に記録のある地名。熊本県阿蘇郡高森町で伝承あり。伝承からの推定では戦国時代に居住していた土地。熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。
フタコシ 二越 岩手県、大阪府、和歌山県。ニコシも含む分布。和歌山県でニコシが存在。地形。二つの越す場所から。岩手県久慈市小久慈町、和歌山県紀の川市名手市場に分布あり。
フタシマ 二島 ニシマ 二島参照。
フタシマ 二嶋 ニシマ 二嶋参照。
フタジマ 二島 ニシマ 二島参照。
フタジマ 二嶋 ニシマ 二嶋参照。
フタシロ 双城 兵庫県高砂市、大阪府、神奈川県。コリア系。推定では二つの城から。神奈川県大和市で1992年12月24日に帰化の記録あり。本姓は趙。チョウ 趙参照。
フタシロ 双代 ソウダイ 双代参照。
フタスギ 二杉 ニスギ 二杉参照。
フタスギ 二椙 富山県富山市。二杉の異形。富山県富山市城北町に分布あり。ニスギ 二杉参照。
フタセ 二瀬 ニノセ 二瀬参照。
フタセガワ 二瀬川 広島県。地形。二つの瀬と川から。広島県三原市本郷南に分布あり。
フタタ 二田 ニタ 二田参照。
フタダ 二田 ニタ 二田参照。
フダタテ 札立 兵庫県洲本市・大阪府、三重県。兵庫県洲本市五色町鮎原下の小字の札立から発祥。
フタタニ 二谷 ニタニ 二谷参照。
フダタニ 札谷 和歌山県、大阪府、奈良県。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。奈良県吉野郡天川村洞川に分布あり。富山県魚津市東尾崎ではサツタニ。
フタツ 二津 石川県、北海道、大阪府。ニツも含む分布。北海道でニツが存在。地形。二つの渡し場から。石川県かほく市高松、群馬県桐生市相生町に分布あり。埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代にあった。
ブタツ 武立 滋賀県米原市。武士の語あり。滋賀県米原市上丹生に分布あり。
フタツイ 二井 ニイ 二井参照。
フタツイ 二ツ井 奈良県、大阪府。地形。二つの水を汲む場所から。奈良県吉野郡吉野町菜摘にある浄土真宗の西生寺の僧侶による明治新姓。
フタツイケ 二ツ池 埼玉県春日部市・東京都。地形。二つの池から。埼玉県春日部市緑町に分布あり。
フタツイシ 二石 鹿児島県、和歌山県、東京都。フタイシも含む分布。①二ツ石の異形。鹿児島県日置市日吉町神之川に分布あり。②和歌山県新宮市熊野川町東の小字の二ツ石から発祥。地名はフタツイシ。
フタツイシ 二ツ石 兵庫県、和歌山県和歌山市・鹿児島県日置市。①兵庫県洲本市中川原町二ツ石発祥。江戸時代に記録のある地名。兵庫県洲本市由良に分布あり。②鹿児島県日置市日吉町神之川の小字の二ツ石から発祥。
フタツカ 二塚 富山県、石川県、兵庫県。ニツカは稀少。富山県高岡市大町に分布あり。富山県高岡市二塚は鎌倉時代に記録のある地名。熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。
フタヅカ 二塚 フタツカ 二塚参照。
フタツカミ 二ツ神 フタツガミ 二ツ神参照。
フタツガミ 二ツ神 岩手県久慈市。岩手県久慈市山形町日野沢の小字の二ツ神から発祥。
フタツガメ 二ツ亀 徳島県海部郡牟岐町・徳島県鳴門市・京都府。推定では二匹の亀から。徳島県海部郡牟岐町河内に分布あり。
フタツカワ 二川 フタガワ 二川参照。
フタツカワ 二ツ川 フタツガワ 二ツ川参照。
フタツガワ 二川 フタガワ 二川参照。
フタツガワ 二ツ川 北海道。二川の異形。北海道上川郡美瑛町栄町、岩手県滝沢市鵜飼狐洞に分布あり。フタガワ 二川参照。
フタツキ 二木 ニキ 二木参照。
フタツキ 二ツ木 フタツギ 二ツ木参照。
フタツキ 弐月 岡山県。推定では二つの月から。岡山県美作市尾谷に分布あり。
フタツキ 二タ月 三重県・千葉県。弐月姓あり。三重県松阪市伊勢寺町に分布あり。
フタツギ 二木 ニキ 二木参照。
フタツギ 二ツ木 長野県、東京都、埼玉県。二木の異形。長野県駒ヶ根市赤穂が本拠。東京都では東京都中央区八丁堀で江戸時代に称していた伝える。岐阜県大垣市墨俣町二ツ木は鎌倉時代に「二木」の表記で記録のある地名。千葉県松戸市二ツ木は室町時代に「二木」の表記で記録のある地名。ニキ 二木参照。
フタツギ 二ツ城 島根県大田市。二ツ木姓あり。島根県大田市温泉津町福田に分布あり。
フタツギ 二次 石川県小松市。二ツ木姓あり。石川県小松市一針町に分布あり。
フタツサコ 二ツ迫 鹿児島県姶良市・兵庫県。地形。二つの山が迫った土地から。鹿児島県姶良市西餅田に分布あり。
フダツジ 札辻 奈良県、兵庫県、茨城県。地形。札と十字路から。奈良県桜井市白木に江戸時代にあった。
フタツデラ 二ツ寺 岐阜県・愛知県・福岡県。岐阜県高山市国府町木曽垣内の小字の二ツ寺から発祥。福岡県では岐阜県に江戸時代にあった二つの寺からと伝える。
フタツノ 二ツ野 和歌山県田辺市・三重県亀山市。和歌山県田辺市龍神村小又川の小字の二津野から発祥。地名はフタツノ。
フタツハシ 二ツ橋 フタツバシ 二ツ橋参照。
フタツバシ 二橋 ニハシ 二橋参照。
フタツバシ 二ツ橋 静岡県浜松市、群馬県、徳島県。事物。二橋の異形。神奈川県横浜市瀬谷区二ツ橋町は1596年から1615年(慶長年間)頃より呼称した地名と伝える。ニハシ 二橋参照。
フタツボ 二坪 兵庫県洲本市・大阪府。兵庫県洲本市五色町鮎原田処の小字の二坪から発祥。
フタツマタ 二俣 フタマタ 二俣参照。
フタツマチ 二ツ町 鹿児島県いちき串木野市。鹿児島県いちき串木野市中尾町(旧:二ツ町)発祥。中尾町の町名は1954年に成立。
フタツモリ 二ツ森 青森県上北郡七戸町、青森県上北郡東北町。青森県上北郡七戸町の二ツ森から発祥。江戸時代に記録のある地名。
フタツヤ 二谷 ニタニ 二谷参照。
フタツヤ 二ツ谷 北海道、石川県、岐阜県。二ツ屋姓あり。石川県河北郡内灘町西荒屋、岐阜県飛騨市古川町杉崎、大阪府阪南市尾崎町に分布あり。
フタツヤ 二ツ矢 福井県敦賀市。二ツ屋姓あり。福井県敦賀市池河内では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フタツヤ 二家 フタヤ 二家参照。
フタツヤ 二ツ屋 北海道。福井県坂井市丸岡町東二ツ屋発祥。江戸時代に記録のある地名。北海道勇払郡むかわ町穂別仁和での伝承。地名は九頭竜川が二股に分かれる土地からと伝える。
フタツヤ 二ツ家 岩手県花巻市、新潟県・静岡県。事物。二つの家から。岩手県花巻市本館に分布あり。
フタツヤ 二津谷 石川県輪島市。二ツ屋姓あり。石川県輪島市門前町田村に分布あり。
フタツヤナギ 二ツ柳 長野県長野市。長野県長野市篠ノ井二ツ柳発祥。鎌倉時代に「二柳」の表記で記録のある地名。
フタツヤマ 二山 ニヤマ 二山参照。
フタツヤマ 二ツ山 北海道、東京都、宮城県大崎市。地形。二つの山から。宮城県大崎市岩出山下川原に分布あり。※島根県邑智郡邑南町鱒渕の二ツ山から発祥。島根県西部(旧:石見国)での伝承。
フタツヤマ 双山 フタヤマ 双山参照。
フダドウ 札堂 宮崎県えびの市・奈良県。事物。宮崎県えびの市杉水流に江戸時代にあった門割制度の札堂門から。門名は札と堂から。門による明治新姓。
フタナ 二名 愛媛県。四国地方(旧:伊予之二名島)発祥。福岡県北九州市八幡西区東筑では平家の落人が四国地方に来住して『古事記』に四国の名称としてある「伊予之二名島」から称したと伝える。推定では鎌倉時代。タイラ 平参照。
フタナガ 二永 富山県、大阪府。石川県。ニナガも含む分布。石川県金沢市でニナガが存在。富山県南砺市二日町は江戸時代に記録のある地名。地名はフツカマチ。同地に分布あり。「永」は好字。
フタナミ 二浪 愛媛県松山市・千葉県野田市。推定では二つの並ぶ場所から。愛媛県松山市祝谷東町に分布あり。愛媛県喜多郡内子町が起源地。
フタニ 麸谷 兵庫県、神奈川県・秋田県仙北市。職業。麸屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。屋号はフヤ。秋田県仙北市角館町西勝楽町に分布あり。
フタニ 麩谷 石川県七尾市、兵庫県・徳島県。職業。麸谷の異形。石川県七尾市一本杉町に分布あり。
ブタニ 部谷 ヘヤ 部谷参照。
ブタニ 蒲谷 カバヤ 蒲谷参照。
フダヌキ 札抜 石川県小松市・滋賀県。事物。石川県小松市安宅町で船に名札を付けて出入りを管理して称したと伝える。推定では江戸時代。
フタノ 二野 ニノ 二野参照。
フダノ 札野 大阪府、山形県、愛知県。地形。札と野から。大阪府泉大津市助松町、山形県山形市宮町に分布あり。愛知県西尾市錦城町が藩庁の西尾藩士に江戸時代にあった。
フダノ 札埜 大阪府。地形。札野の異形。大阪府交野市星田が本拠。
フダノウチ 札ノ内 福岡県豊前市、大分県・大阪府。福岡県豊前市大村の小字の札ノ内から発祥。
フダノキ 札ノ木 福井県南条郡南越前町。事物。札と木から。福井県南条郡南越前町糠に分布あり。
フダノキ 札軒 山口県光市・大阪府。事物。札と家から。山口県光市千坊台に分布あり。
フダノツジ 札ノ辻 岐阜県岐阜市・大阪府・東京都。地形。札と十字路から。岐阜県岐阜市則武に分布あり。
フタバ 二葉 東京都葛飾区、千葉県、神奈川県。①事物。二つの葉から。東京都葛飾区金町・東金町、和歌山県日高郡みなべ町東本庄が本拠。埼玉県幸手市、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。②シナ系。創賜。葉に「二」を追加。兵庫県神戸市灘区で1973年10月9日に帰化の記録あり。本姓は葉。ヨウ 葉参照。
フタバ 二場 福岡県田川市、香川県坂出市。地形。二つの場所から。福岡県田川市奈良が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フタバ 二羽 ニワ 二羽参照。
フタバ 二馬 山形県西置賜郡小国町、千葉県・神奈川県。東京都でフタマが存在。事物。山形県西置賜郡小国町では正月に夢で二頭の馬を見て江戸時代に伊藤姓から改姓したと伝える。イトウ 伊藤参照。
フタバ 嫩 熊本県熊本市。事物。二葉の異形。熊本県熊本市南区城南町碇に分布あり。
フタバ 双葉 佐賀県唐津市・群馬県前橋市。事物。二葉の異形。栃木県宇都宮市上小倉町にある浄土真宗の延寿寺の僧侶による明治新姓。※コリア系。京都府京都市南区で1957年10月22日に帰化の記録あり。本姓は洪。コウ 洪参照。
フダバ 札場 大阪府、岡山県、兵庫県。地形。札のある場所から。岡山県備前市日生町寒河に分布あり。三重県南牟婁郡紀宝町鵜殿では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フダバ 札葉 大阪府、京都府木津川市。事物。札と葉から。京都府木津川市相楽大仙堂に分布あり。
フダバ 札塲 奈良県天理市。地形。札場の異形。奈良県天理市九条町に分布あり。
フタハシ 二橋 ニハシ 二橋参照。
フタハシ 二階 ニカイ 二階参照。
フタハシラ 二柱 大阪府河内長野市。事物。二つの柱から。大阪府河内長野市小山田町に分布あり。
フタハタ 二幡 宮城県黒川郡大和町。推定では二つの幡から。宮城県黒川郡大和町吉岡志田町にある浄土宗の九品寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は蓮台山。
フタバタケ 二畠 広島県福山市、兵庫県。ニハタも含む分布。兵庫県西宮市でニハタが存在。地形。二畑の異形。広島県福山市駅家町大字江良に分布あり。
フタバタケ 二畑 広島県福山市。地形。二つの畑から。広島県福山市駅家町大字江良に分布あり。
フタバヤシ 二林 福井県福井市、福井県坂井市・兵庫県洲本市。地形。二つの林から。福井県坂井市春江町中筋に分布あり。
フダハラ 布田原 千葉県富里市。推定では札と原から。千葉県富里市中沢に分布あり。
フタホシ 二星 ニボシ 二星参照。
フタボシ 二星 ニボシ 二星参照。
フタマ 二間 広島県。地形。二つの間から。広島県江田島市大柿町深江に分布あり。
フタマ 二馬 フタバ 二馬参照。
フタマセ 二間瀬 鹿児島県。①鹿児島県霧島市福山町福山の小字の二間瀬から発祥。同地に江戸時代に門割制度の二間瀬門があった。門による明治新姓。②鹿児島県鹿屋市吾平町麓の小字の二間瀬から発祥。同地に江戸時代に門割制度の二間瀬門があった。門による明治新姓。
フタマタ 二俣 鹿児島県、静岡県、北海道。フタツマタも含む分布。鹿児島県鹿児島市でフタツマタが存在。ニマタは稀少。①静岡県浜松市天竜区二俣町二俣発祥。南北朝時代に記録のある地名。地名は「二又」、「二股」とも表記した。愛媛県今治市通町が藩庁の今治藩士、愛媛県西条市小松町新屋敷が藩庁の小松藩士に江戸時代にあった。同藩士に伝承あり。②地形。二又の異形。鹿児島県鹿児島市四元町に江戸時代にあった門割制度の二俣門から。門名はフタツマタ。門による明治新姓。
フタマタ 二又 福岡県、青森県、岩手県。ニマタは稀少。①地形。岩手県久慈市山形町霜畑では川が二つに分岐する土地からと伝える。福岡県久留米市田主丸町牧、青森県三沢市大津、岡山県津山市堀坂が本拠。宮城県岩沼市に戦国時代、福岡県久留米市田主丸町牧に江戸時代にあった。②青森県三戸郡田子町田子二又発祥。同地に分布あり。
フタマタ 二股 京都府、長崎県、福島県南相馬市。地形。二又の異形。長崎県南松浦郡新上五島町丸尾に分布あり。
フタマタ 弐又 北海道、岩手県・千葉県。地形。二又の異形。岩手県九戸郡野田村野田に分布あり。
フタマタ 貳又 岩手県九戸郡野田村。地形。二又の異形。岩手県九戸郡野田村野田に分布あり。
フタマタ 二亦 東京都。地形。二又の異形。東京都目黒区上目黒に分布あり。
フタマタ 貮又 岩手県九戸郡野田村・埼玉県。地形。二又の異形。岩手県九戸郡野田村野田に分布あり。
フタマタ 二俟 広島県呉市。地形。二又の異形。広島県呉市宮原に分布あり。
フタマタガワ 二又川 静岡県富士市。地形。二つに分岐する川から。静岡県富士市南松野・北松野が本拠。
フタマチ 二町 ニチョウ 二町参照。
フタマツ 二松 神奈川県、石川県、京都府。事物。二つの松から。京都府京都市上京区御所八幡町付近が政庁の室町幕府の幕臣に室町時代、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士、石川県加賀市大聖寺八間道が藩庁の大聖寺藩士に江戸時代にあった。
フタマツ 双松 ナラビマツ 双松参照。
フタマド 二窓 岡山県玉野市。事物。二つの窓から。岡山県玉野市長尾に分布あり。
フタマド 二間戸 熊本県熊本市・大阪府。熊本県上天草市姫戸町二間戸は戦国時代に「二間斗」の表記で記録のある地名。
フタミ 二見 神奈川県、宮崎県。①三重県伊勢市二見町発祥。平安時代に記録のある地名。神奈川県中郡二宮町川匂、宮崎県宮崎市高岡町内山、宮崎県都城市の高城町で伝承あり。宮崎県宮崎市高岡町内山では1558年から1570年(永禄年間)に来住したと伝える。②奈良県五條市二見発祥。奈良時代に記録のある地名。③熊本県八代市二見発祥。南北朝時代に記録のある地名。④東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は愛知県東部(旧:三河国)の二見からと伝える。愛知県豊川市御油町付近(旧:二見道)は奈良時代に記録のある地名。神奈川県大和市上草柳では草分けと伝える。
フタミ 二タ見 埼玉県、千葉県。二見の異形。埼玉県新座市大和田、千葉県富里市七栄に分布あり。
フタミ 二夕見 埼玉県・千葉県。二見の異形。千葉県袖ケ浦市蔵波に分布あり。
フタミ 二味 埼玉県、千葉県。二見の異形。埼玉県行田市本丸が藩庁の忍藩士に江戸時代にあった。
フタミ 二三 新潟県上越市。二見の異形。新潟県上越市吉川区長峰にある浄土真宗の光円寺の僧侶による明治新姓。
フタミ 双見 京都府京都市左京区。二見の異形。京都府京都市左京区田中西浦町に分布あり。
フタミタニ 二見谷 大阪府、長崎県佐世保市。職業。二見屋の異形。長崎県佐世保市東浜町に分布あり。フタミヤ 二見屋参照。
フタミダニ 二見谷 フタミタニ 二見谷参照。
フタミヤ 二宮 ニノミヤ 二宮参照。
フタミヤ 二見谷 フタミタニ 二見谷参照。
フタミヤ 二見屋 福岡県福岡市城南区・東京都・埼玉県。職業。二見屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。福岡県福岡市城南区別府に分布あり。
フタムラ 二村 愛知県、岐阜県、東京都。ニムラも含む分布。愛知県豊明市沓掛町の二村山から発祥。愛知県西部(旧:尾張国)に位置して愛知県東部(旧:三河国)としても記述があった地名。島根県西部(旧:石見国)での愛知県額田郡の二村からとする伝承の比定地。愛知県名古屋市中川区下之一色町、島根県浜田市殿町が藩庁の浜田藩士、福岡県久留米市篠山町が藩庁の久留米藩士、大分県臼杵市臼杵が藩庁の臼杵藩士に江戸時代にあった。
フタムラ 二タ村 長野県上高井郡高山村・東京都・千葉県。二村の異形。長野県上高井郡高山村高井堀之内に分布あり。
フタムレ 二牟礼 鹿児島県。ニムレも含む分布。地形。二つのムレから。ムレは推定では「群」、「森」。鹿児島県曽於市末吉町南之郷、鹿児島県薩摩郡さつま町中津川に分布あり。
フタムレ 二牟禮 鹿児島県いちき串木野市・秋田県秋田市。ニムレも含む分布。地形。二牟礼の異形。鹿児島県いちき串木野市上名に分布あり。秋田県秋田市土崎港東ではニムレ。
フタメ 二目 宮崎県宮崎市・兵庫県。推定では二つの狭い場所から。宮崎県宮崎市芳士に分布あり。
フタモト 二本 ニモト 二本参照。
フタモト 二元 岐阜県安八郡神戸町・滋賀県長浜市・富山県。「二」を含む姓あり。岐阜県安八郡神戸町北一色、富山県射水市大門新、石川県白山市小川町に分布あり。
フタモト 二基 石川県白山市・神奈川県。「二」を含む姓あり。石川県白山市美川神幸町に分布あり。
フダモト 札本 山口県下関市、福岡県豊前市、大阪府岸和田市。①推定では札から。山口県下関市豊北町大字神田に分布あり。②福岡県豊前市大村の小字の札ノ内・札ノ前から発祥。「札ノ内・札ノ前が本」の意。③兵庫県淡路市生穂の小字の札建から発祥。「札建が本」の意。
フダモト 札元 鹿児島県、大阪府。札本の異形。鹿児島県鹿児島市東俣町に分布あり。
フタモリ 蓋盛 沖縄県、神奈川県。推定では蓋と好字の「盛」から。沖縄県八重山郡竹富町崎山が起源地。
フタモリ 二森 ニモリ 二森参照。
フタモリ 双森 沖縄県沖縄市。地形。二つの森から。沖縄県沖縄市久保田に分布あり。
フタヤ 二谷 ニタニ 二谷参照。
フタヤ 二家 京都府、大阪府、青森県。フタツヤ、ニカも含む分布。青森県八戸市でフタツヤが存在。「二」を含む姓あり。京都府城陽市寺田大畔、青森県八戸市大久保鷹待場に分布あり。大阪府大阪市阿倍野区天王寺町北ではニカ、神奈川県相模原市緑区原宿ではニケ。
フタヤ 二矢 滋賀県長浜市。屋号の屋に「矢」を使用する例あり。滋賀県長浜市余呉町池原に分布あり。
フタヤブ 二薮 兵庫県神戸市西区。地形。二つの薮から。兵庫県神戸市西区天が岡に分布あり。
フタヤマ 二山 ニヤマ 二山参照。
フタヤマ 双山 長野県駒ヶ根市・神奈川県。地形。二つの山から。長野県駒ヶ根市経塚に分布あり。
フダヤマ 札山 山口県長門市。地形。札と山から。山口県長門市向津具下本郷に分布あり。
フタラ 二荒 静岡県裾野市、千葉県・東京都。事物。東京都では栃木県日光市山内の日光二荒山神社から賜ったと伝える。時代不詳。静岡県裾野市深良では同地に江戸時代に修験者の道場があったと伝える。江戸時代・東京時代の皇族である北白川宮能久親王の五男の芳之が臣籍降下により1897年7月に称する。
フタワカ 二若 岡山県真庭市。創賜。二人の若者から。島根県安来市広瀬町富田にあった月山富田城が1566年(永禄9年)に落城した際に尼子氏の家臣が二人の男児を連れて岡山県真庭市蒜山下福田の小字の上井川で隠遁しており、周囲が通称として呼んでいた二若から称したと伝える。東京都羽村市羽中では岡山県真庭市の出で戦国時代・安土桃山時代の武将である山中幸盛と関係があったと伝える。ヤマナカ 山中参照。
フダワキ 札脇 岐阜県大野郡白川村。地形。札の脇から。岐阜県大野郡白川村鳩谷に分布あり。
フタワタリ 二渡 群馬県、栃木県、鹿児島県。ニワタリは稀少。①群馬県桐生市梅田町の小字の二渡から発祥。②鹿児島県薩摩郡さつま町二渡発祥。戦国時代に記録のある地名。③鹿児島県姶良郡湧水町恒次の小字の二渡から発祥。
フダン 不断 兵庫県高砂市、兵庫県加古川市。事物。兵庫県高砂市阿弥陀町阿弥陀にある浄土宗の不断寺から。同寺は1682年(天和2年)の創建と伝える。兵庫県高砂市阿弥陀町魚橋に分布あり。
フチ 渕 大分県、長崎県、佐賀県。地形。渕から。大分県竹田市久住町大字仏原が本拠。長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、新潟県五泉市村松が藩庁の村松藩士に江戸時代にあった。※山形県西村山郡河北町溝延黒木渕は記録時代不詳の地名。同地に分布あり。
フチ 淵 大分県、佐賀県、長崎県。①地形。渕の異形。大分県大分市下徳丸に分布あり。②長崎県長崎市淵町発祥。1419年(応永26年)に記録のある地名。③大分県由布市庄内町渕(旧:上淵・中淵)発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。宮崎県児湯郡都農町で伝承あり。京都府京都市に江戸時代にあった。同地では宮崎県の出と伝える。
フチ 不知 静岡県牧之原市。渕姓あり。静岡県牧之原市片浜が本拠。
フチ 泓 フケ 泓参照。
フチ 縁 大分県大分市・福岡県筑紫野市。渕姓あり。大分県大分市横尾に分布あり。
ブチ 武知 タケチ 武知参照。
フチアイ 淵合 鹿児島県曽於市。地形。渕合の異形。鹿児島県曽於市末吉町諏訪方に分布あり。
フチアイ 渕合 鹿児島県曽於市。地形。渕と合う場所から。鹿児島県曽於市末吉町諏訪方に分布あり。
フチイ 渕井 長野県、東京都、埼玉県。地形。渕と水を汲む場所から。長野県上伊那郡箕輪町東箕輪長岡に分布あり。
フチイ 淵井 長野県上伊那郡箕輪町。地形。渕井の異形。長野県上伊那郡箕輪町東箕輪南小河内で1586年(天正14年)に記録あり。
フチイ 淵居 広島県尾道市。地形。渕井の異形。広島県尾道市西御所町に分布あり。
フチイズミ 淵泉 埼玉県入間市。地形。渕と泉から。埼玉県入間市高倉の氷川神社の神主に江戸時代にあった。
フチウエ 渕上 フチガミ 渕上参照。
フチウエ 淵上 フチガミ 淵上参照。
フチウチ 渕内 広島県福山市。地形。渕と内から。広島県福山市駅家町大字坊寺に分布あり。
フチウチ 淵内 広島県福山市。地形。渕内の異形。広島県福山市駅家町大字江良に分布あり。
フチエ 淵江 埼玉県所沢市、長崎県、東京都。①地形。渕江の異形。長崎県東彼杵郡川棚町に江戸時代にあった。長崎県東彼杵郡川棚町白石郷に分布あり。②東京都足立区保木間付近(旧:淵江)から発祥。戦国時代に記録のある地名。
フチエ 渕江 長崎県、埼玉県、大阪府。地形。渕と江から。長崎県東彼杵郡川棚町白石郷に分布あり。
フチオカ 渕岡 埼玉県、茨城県、新潟県。地形。渕と岡から。埼玉県加須市杓子木、兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士に江戸時代にあった。
フチオカ 淵岡 埼玉県、東京都、茨城県。地形。渕と岡から。茨城県古河市鴻巣、新潟県上越市本城町が藩庁の越後高田藩士に江戸時代にあった。
フチガイ 淵貝 石川県珠洲市・石川県金沢市。地形。渕と貝から。石川県珠洲市若山町鈴内に分布あり。
フチカミ 渕上 フチガミ 渕上参照。
フチカミ 淵上 フチガミ 淵上参照。
フチガミ 渕上 福岡県、熊本県、佐賀県。フチウエ、フチノウエは稀少。①地形。渕の上から。滋賀県愛知郡の渕からと伝える。時代、位置不詳。福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士、熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士、佐賀県鹿島市常広・高津原が藩庁の鹿島藩士に江戸時代にあった。②福岡県筑後市若菜(旧:淵上)発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフチノウエ。③京都府船井郡京丹波町橋爪渕上発祥。地名はフチノウエ。同地に分布あり。
フチガミ 淵上 熊本県、福岡県、佐賀県。フチウエ、フチノウエは稀少。①地形。渕上の異形。熊本県山鹿市、福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士に江戸時代にあった。宮崎県えびの市東長江浦に江戸時代にあった門割制度の淵上門から。門による明治新姓。②東京都あきる野市渕上発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はフチガミ。同地では1661年から1673年(寛文年間)より居住したと伝える。
フチカワ 渕川 熊本県、愛媛県、和歌山県。地形。渕と川から。熊本県八代市海士江町に分布あり。※佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代に「渕河」の表記であった。渕河は現存するか不明。
フチカワ 淵川 熊本県、東京都、愛媛県。地形。渕川の異形。熊本県玉名郡南関町下坂下に分布あり。
フチカワ 渕側 大阪府、奈良県。地形。渕の側から。大阪府大東市諸福に分布あり。
フチガワ 渕側 フチカワ 渕側参照。
フチキ 渕木 兵庫県姫路市、熊本県人吉市。地形。渕と木から。熊本県人吉市願成寺町に分布あり。
フチキ 淵木 熊本県人吉市。地形。渕木の異形。熊本県人吉市紺屋町に分布あり。
フチグチ 渕口 大阪府、香川県・熊本県天草市。地形。渕の出入口から。熊本県天草市天草町大江に分布あり。
フチグチ 淵口 熊本県天草市・岡山県。地形。渕口の異形。熊本県天草市天草町大江に分布あり。
フチクラ 渕倉 静岡県浜松市北区。地形。渕から。クラが「崖」を意味する例あり。静岡県浜松市北区細江町気賀に分布あり。
フチサキ 渕崎 フチザキ 渕崎参照。
フチサキ 淵崎 フチザキ 淵崎参照。
フチサキ 渕先 兵庫県姫路市。地形。渕の先から。兵庫県姫路市白浜町丙に分布あり。
フチサキ 淵先 兵庫県。地形。渕先の異形。兵庫県姫路市四郷町東阿保に分布あり。
フチザキ 渕崎 香川県、兵庫県、鹿児島県。地形。渕と突き出た土地から。香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士に江戸時代にあった。
フチザキ 淵崎 熊本県水俣市、鹿児島県、岡山県。地形。渕崎の異形。香川県小豆郡土庄町淵崎は江戸時代に記録のある地名。
フチザキ 渕嵜 兵庫県神戸市須磨区。地形。渕崎の異形。兵庫県神戸市須磨区妙法寺蓮池に分布あり。
フチサワ 渕沢 フチザワ 渕沢参照。
フチサワ 淵沢 フチザワ 淵沢参照。
フチサワ 渕澤 フチザワ 渕澤参照。
フチサワ 淵澤 フチザワ 淵澤参照。
フチザワ 渕沢 岩手県、青森県、北海道。地形。岩手県花巻市石鳥谷町関口では北上川に面した土地の渕と沢から称したと伝える。推定では江戸時代。
フチザワ 淵沢 神奈川県、青森県八戸市、岩手県。地形。渕沢の異形。青森県八戸市内丸が藩庁の八戸藩士に江戸時代にあった。
フチザワ 渕澤 岩手県、神奈川県、千葉県。地形。渕沢の異形。岩手県八幡平市松尾寄木に分布あり。
フチザワ 淵澤 栃木県・群馬県・静岡県。地形。渕沢の異形。栃木県小山市犬塚に分布あり。
フチシタ 淵下 鹿児島県薩摩郡さつま町・長崎県・岡山県。地形。渕の下から。鹿児島県薩摩郡さつま町神子に分布あり。
フチシタ 渕下 長崎県。地形。淵下の異形。長崎県西海市西彼町大串郷に分布あり。
フチジマ 渕島 熊本県八代郡氷川町。地形。渕と島状の土地から。熊本県八代郡氷川町島地に分布あり。島地はシマチで1875年に成立した地名。旧名の東鹿島は江戸時代に記録のある地名。鹿島はカシマ。
フチジリ 渕尻 徳島県美馬郡つるぎ町。地形。渕の後ろから。徳島県美馬郡つるぎ町半田に分布あり。
フチジリ 淵尻 徳島県美馬郡つるぎ町。地形。渕尻の異形。徳島県美馬郡つるぎ町半田に分布あり。
フチセ 渕瀬 北海道、兵庫県、長崎県。地形。渕と瀬から。北海道新冠郡新冠町西泊津では岩手県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。※アイヌ系。日本人の姓と同源。
フチセ 淵瀬 長崎県西海市、佐賀県・福岡県。地形。渕瀬の異形。長崎県西海市大瀬戸町瀬戸福島郷に分布あり。
フチゾノ 渕園 鹿児島県肝属郡肝付町・愛知県豊橋市。地形。渕と園から。鹿児島県肝属郡肝付町波見に分布あり。
フチゾノ 淵園 鹿児島県肝属郡肝付町。地形。渕園の異形。
フチタ 渕田 フチダ 渕田参照。
フチタ 淵田 フチダ 淵田参照。
フチダ 渕田 熊本県、大阪府、滋賀県。①地形。渕と田から。熊本県人吉市麓町が藩庁の人吉藩士に江戸時代にあった。鹿児島県南九州市頴娃町牧之内に江戸時代にあった門割制度の渕田門から。門による明治新姓。②鹿児島県鹿児島市喜入町の小字の渕田から発祥。同地に江戸時代に門割制度の渕田門があった。門による明治新姓。
フチダ 淵田 熊本県、鹿児島県。地形。渕田の異形。香川県高松市香川町川東下では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。三重県津市、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。
フチト 渕戸 北海道、岩手県盛岡市。地形。渕と出入口から。岩手県盛岡市紅葉が丘に分布あり。※香川県丸亀市一番丁が藩庁の丸亀藩士に江戸時代にあった。
フチナ 渕名 愛知県。群馬県伊勢崎市境上渕名・境下渕名発祥。平安時代に記録のある地名。
フチナ 淵名 埼玉県、神奈川県、愛知県。渕名の異形。埼玉県川越市下赤坂に江戸時代にあった。
フチナガ 布知永 滋賀県甲賀市。推定では布と知識が永く続くとの考えから。滋賀県甲賀市甲賀町小佐治の佐治神社の神主は1689年(元禄2年)から神主となって称したと伝える。
フチナミ 淵浪 岡山県備前市、島根県・大阪府。地形。渕波の異形。岡山県備前市穂浪に分布あり。同地の小字に淵ノ岡あり。
フチナミ 渕浪 愛媛県西予市、宮崎県延岡市。地形。渕波の異形。愛媛県西予市三瓶町周木が本拠。同地は豊後水道に面した土地。
フチナミ 渕波 神奈川県茅ヶ崎市。地形。渕と波から。神奈川県茅ヶ崎市赤羽根に分布あり。
フチナミ 淵並 兵庫県伊丹市。地形。渕の並ぶ土地から。兵庫県伊丹市寺本に分布あり。
フチネ 渕根 北海道帯広市。アイヌ系。北海道帯広市のチヤンルシカが淵根半次郎に改名。推定では1875年頃。
フチノ 渕野 大分県、佐賀県、長崎県。地形。渕と野から。佐賀県嬉野市塩田町大字五町田乙が本拠。大分県竹田市竹田が藩庁の岡藩士に江戸時代にあった。
フチノ 淵野 佐賀県、大分県、福岡県。地形。佐賀県嬉野市塩田町大字五町田乙が本拠。大分県大分市荷揚町が藩庁の府内藩士に江戸時代にあった。同藩士は大分県竹田市の出と伝える。
フチノウエ 淵上 フチガミ 淵上参照。
フチノウエ 渕上 フチガミ 渕上参照。
フチノウエ 渕之上 鹿児島県、大阪府、愛知県。フチノカミは稀少。地形。淵之上の異形。鹿児島県姶良市平松に分布あり。
フチノウエ 淵之上 鹿児島県、宮崎県。①地形。淵の上から。江戸時代にあった門割制度の淵之上門から。門の位置の例。鹿児島県鹿児島市伊敷、鹿児島県垂水市本城。門による明治新姓。②鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北の小字の淵之上から発祥。
フチノウエ 渕ノ上 鹿児島県、佐賀県、東京都。フチノカミも含む分布。佐賀県でフチノカミが存在。①地形。淵之上の異形。佐賀県西松浦郡有田町丸尾丙に分布あり。②鹿児島県出水郡長島町山門野の小字の淵の上から発祥。門名はフチノウエ。
フチノウエ 淵ノ上 鹿児島県。東京都でフチノカミが存在。渕ノ上の異形。鹿児島県出水郡長島町山門野に分布あり。
フチノカミ 渕ノ上 フチノウエ 渕之上参照。
フチノカミ 渕之上 フチノウエ 渕之上参照。
フチノカミ 淵ノ上 フチノウエ 淵ノ上参照。
フチノカワ 渕ノ側 大阪府。地形。渕の側から。大阪府高槻市栄町に分布あり。
フチハシ 淵橋 神奈川県座間市。地形。渕橋の異形。神奈川県座間市相模が丘に分布あり。
フチハシ 渕橋 島根県大田市。地形。渕と橋から。島根県大田市仁摩町仁万に分布あり。
フチハタ 渕端 北海道、和歌山県、大阪府。地形。渕と端から。岩手県奥州市では同地を流れる衣川の渕のそばから称したと伝える。推定では江戸時代。善隣。和歌山県田辺市末広町に分布あり。
フチハタ 淵端 石川県羽咋郡志賀町。地形。渕端の異形。石川県羽咋郡志賀町末吉に江戸時代にあった。同地では川の渕の端から称したと伝える。
フチハタ 渕畑 和歌山県田辺市・大阪府。地形。渕と畑から。和歌山県田辺市湊に分布あり。
フチハラ 渕原 大阪府泉南郡岬町、和歌山県、熊本県。地形。渕と原から。熊本県八代市泉町樅木に分布あり。善隣。大阪府泉南郡岬町淡輪に分布あり。
フチハラ 淵原 広島県、大阪府・熊本県下益城郡美里町。地形。渕原の異形。広島県神石郡神石高原町安田に分布あり。善隣。大阪府泉南郡岬町淡輪に分布あり。
フチベ 渕辺 千葉県南房総市、兵庫県、東京都。①神奈川県相模原市中央区淵野辺発祥。地名はフチノベ。戦国時代に「淵辺」、「淵延」の表記で記録のある地名。②鹿児島県伊佐市大口渕辺発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「蓬辺」とも表記した。鹿児島県鹿児島市城山町が藩庁の薩摩藩士に江戸時代にあった。
フチベ 淵辺 千葉県、東京都、広島県。渕辺の異形。千葉県南房総市白浜町白浜に分布あり。
フチベ 淵部 宮城県、鹿児島県。渕辺の異形。山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士に江戸時代にあった。
フチベ 渕邊 栃木県宇都宮市・神奈川県横浜市港北区。渕辺の異形。栃木県宇都宮市兵庫塚に分布あり。
フチベ 淵邊 熊本県菊池市。渕辺の異形。熊本県菊池市玉祥寺に分布あり。
フチベ 淵邉 熊本県菊池市。渕辺の異形。熊本県菊池市玉祥寺に分布あり。
フチベ 渕部 鹿児島県。渕辺の異形。鹿児島県鹿児島市紫原に分布あり。
フチベップ 渕別府 鹿児島県南九州市。鹿児島県南九州市頴娃町牧之内の小字の牧渕別府から発祥。同地に江戸時代に門割制度の渕別府門があった。門による明治新姓。
フチベップ 淵別府 鹿児島県南九州市。渕別府の異形。鹿児島県南九州市頴娃町牧之内に分布あり。
ブチマル 駮丸 宮崎県えびの市。地形。宮崎県えびの市末永に江戸時代にあった門割制度の駮丸門から。門名は推定ではまだらな丸い土地から。門による明治新姓。
フチミ 渕見 鳥取県八頭郡若桜町、和歌山県・奈良県。鳥取県八頭郡若桜町渕見発祥。江戸時代に記録のある地名。
フチミ 淵見 東京都新宿区。渕見の異形。東京都新宿区三栄町に分布あり。
フチムカイ 渕向 岩手県盛岡市。岩手県盛岡市大ケ生渕向発祥。同地に分布あり。
フチムカイ 淵向 岩手県盛岡市。渕向の異形。岩手県盛岡市南仙北に分布あり。
フチムラ 渕村 徳島県、福岡県、高知県。地形。渕と村から。徳島県海部郡海陽町大里に分布あり。
フチムラ 淵村 鹿児島県鹿児島市、福岡県・石川県金沢市。地形。渕村の異形。鹿児島県鹿児島市、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。
フチモト 渕本 熊本県、兵庫県、大阪府。地形。渕のそばから。兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士、奈良県大和郡山市城内町が藩庁の郡山藩士に江戸時代にあった。善隣。兵庫県朝来市生野町真弓に分布あり。
フチモト 淵本 岡山県備前市、熊本県。地形。渕本の異形。岡山県備前市穂浪に分布あり。同地の小字に淵ノ岡あり。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士、兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士に江戸時代にあった。岡山藩士は愛知県西部(旧:尾張国)の出と伝える。
フチモト 渕元 鹿児島県、大阪府、岩手県。地形。渕本の異形。岩手県陸前高田市では渕のそばから称したと伝える。推定では江戸時代。鹿児島県霧島市国分松木、岩手県陸前高田市高田町に分布あり。
フチモト 淵元 大阪府・東京都・埼玉県。地形。渕本の異形。大阪府箕面市新稲に分布あり。
フチモト 扶持本 フジモト 扶持本参照。
フチヤ 渕矢 三重県名張市。屋号の屋に「矢」を使用する例あり。三重県名張市赤目町檀が本拠。
フチヤ 淵矢 大阪府。渕矢の異形。大阪府堺市北区長曽根町に分布あり。
フチャク 冨着 沖縄県中頭郡読谷村、沖縄県国頭郡恩納村。沖縄県国頭郡恩納村冨着発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフヂチ。
フチャク 富着 長崎県・京都府・愛知県。冨着の異形。長崎県佐世保市世知原町中通に分布あり。
フチヤナギ 渕柳 北海道、福島県須賀川市・埼玉県。地形。渕と柳から。福島県須賀川市今泉町内では宮城県仙台市で江戸時代に称していたと伝える。
フチヤナギ 淵柳 群馬県前橋市。地形。渕柳の異形。群馬県前橋市青柳町に分布あり。
フチヤマ 渕山 高知県高岡郡中土佐町、北海道、広島県。地形。渕と山から。高知県高岡郡中土佐町久礼が本拠。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。
フチヤマ 淵山 長崎県、広島県。地形。渕山の異形。長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士に江戸時代にあった。同藩士は山口氏の後裔が称したと伝える。山口に「山」あり。ヤマグチ 山口参照。長崎県東彼杵郡東彼杵町里郷が本拠。
フチュウ 府中 石川県、福島県、神奈川県。地形。国府のある場所から。石川県鳳珠郡能登町宇出津が本拠。石川県七尾市府中町は室町時代に記録のある地名。福島県田村郡三春町西方では新潟県の出と伝える。来住の時代は不詳。
フチュウヤ 府中谷 石川県加賀市・石川県小松市・東京都。職業。府中屋の異形。石川県加賀市大聖寺福田町に分布あり。
フチュウヤ 府中屋 石川県。職業。国府のある場所に由来する府中屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。石川県白山市五歩市町に分布あり。
フチョウ 傅張 岡山県岡山市。台湾系。合略。傅と張の合成。岡山県岡山市で1982年2月13日に帰化の記録あり。フ 傅参照。チョウ 張参照。
フチョウ 傅趙 長野県松本市。台湾系。合略。傅と趙の合成。長野県松本市で1996年9月26日に帰化の記録あり。フ 傅参照。チョウ 趙参照。
フチワキ 渕脇 鹿児島県、大阪府。①地形。渕の脇から。鹿児島県霧島市牧園町宿窪田に江戸時代にあった。鹿児島県薩摩川内市東郷町斧渕は南北朝時代に記録のある地名。同地に江戸時代にあった。同地では鹿児島県薩摩川内市の祁答院町の出と伝える。江戸時代にあった門割制度の渕脇門から。門の位置の例。鹿児島県鹿児島市東俣町、鹿児島県姶良市西餅田、鹿児島県霧島市隼人町東郷。門による明治新姓。②鹿児島県いちき串木野市川上の小字の渕脇から発祥。同地に江戸時代に門割制度の渕脇門があった。門による明治新姓。③鹿児島県伊佐市菱刈花北の小字の渕脇から発祥。同地に江戸時代に門割制度の渕脇門があった。門による明治新姓。④鹿児島県薩摩郡さつま町求名の小字の渕脇から発祥。同地に江戸時代に門割制度の渕脇門があった。門による明治新姓。
フチワキ 淵脇 鹿児島県、宮崎県。地形。渕脇の異形。鹿児島県肝属郡南大隅町根占横別府に分布あり。
フチワケ 渕別 長野県。地形。渕と分岐する土地から。長野県松本市里山辺に分布あり。
フチワケ 淵別 長野県長野市。地形。渕別の異形。長野県長野市北長池に分布あり。
フチン 巫陳 沖縄県浦添市。台湾系。合略。巫と陳の合成。沖縄県浦添市で1980年10月6日に帰化の記録あり。フ 巫参照。チン 陳参照。

日本姓氏語源辞典 フツ~フナガワラ

フツ 布津 東京都、大分県宇佐市・埼玉県。大分県宇佐市下庄布津部発祥。同地に分布あり。※長崎県南島原市布津町甲・布津町乙・布津町丙は安土桃山時代に記録のある地名。
ブツイ 仏井 埼玉県・東京都。推定では仏と水を汲む場所から。埼玉県草加市新栄町に分布あり。
ブツイ 佛井 広島県尾道市・埼玉県・東京都。仏井の異形。広島県尾道市美ノ郷町三成に分布あり。
ブツエン 仏円 広島県安芸郡熊野町。合略。仏円寺の略。広島県安芸郡熊野町初神では平安時代の天皇である清和天皇の後裔が称していた仏円寺姓を略したと伝える。略した時代は不詳。仏円寺は現存するか不明。推定では仏円寺の寺号から。同地が本拠。
ブツエン 佛圓 広島県、山口県。合略。仏円の異形。広島県安芸郡熊野町初神に分布あり。
ブツエン 佛円 広島県。合略。仏円の異形。広島県安芸郡熊野町初神に分布あり。
ブツエン 仏圓 広島県安芸郡熊野町。合略。仏円の異形。広島県安芸郡熊野町初神に分布あり。大阪府では広島県で僧侶だったと伝える。伝承からの推定では江戸時代末期。
ブツエン 仏園 大阪府松原市。推定では仏と園から。大阪府松原市小川に分布あり。
フッカイ 福海 フクミ 福海参照。
フツカイチ 二日市 富山県、宮崎県。①地形。二日に開く市から。富山県射水市海老江浜開に分布あり。宮崎県えびの市永山に江戸時代にあった門割制度の二日市門から。門による明治新姓。②大分県宇佐市院内町二日市発祥。江戸時代に記録のある地名。同地では明治新姓時に中尾姓から改姓したと伝える。ナカオ 中尾参照。
フツカイチ 二日一 大分県宇佐市・福岡県。二日市の異形。大分県宇佐市院内町二日市では明治新姓時に改姓したと伝える。
フツガノ 蓬野 ホウノ 蓬野参照。
フツガノ 蓬ケ野 宮崎県串間市。宮崎県串間市大矢取の小字の蓬ケ野から発祥。同地付近に江戸時代に蓬野氏がいたと伝える。蓬野はフツガノ。宮崎県串間市崎田に分布あり。宮崎県串間市西方の小字に蓬ケ野あり。蓬ケ野はヨモギガノ。ホウノ 蓬野参照。
ブツカワ 佛川 岩手県花巻市。地形。仏川の異形。岩手県花巻市太田に分布あり。
ブツカワ 仏川 岩手県花巻市、北海道。地形。岩手県花巻市太田では川の渕のそばに住んで渕川に「仏」を当て字したのではないかと伝える。推定では明治新姓。
ブツガン 仏願 大阪府泉佐野市。仏願寺の寺号あり。大阪府泉佐野市日根野が本拠。同地が起源地。
ブツガン 佛願 大阪府泉佐野市。仏願の異形。大阪府泉佐野市日根野に分布あり。同地が起源地。
フッキ 福貴 フクキ 福貴参照。
フツキ 夫津木 長崎県、佐賀県。長崎県南松浦郡新上五島町立串郷の小字の夫津木から発祥。
ブッキ 仏器 長野県木曽郡大桑村・長野県木曽郡上松町・兵庫県。推定では仏と器から。長野県木曽郡大桑村長野に分布あり。
ブッキョウ 仏京 東京都、茨城県筑西市。推定では仏と京都府京都市から。茨城県筑西市甲に分布あり。
ブッキョウ 佛京 茨城県。仏京の異形。茨城県下館市甲に分布あり。
フッキリ 吹切 岩手県九戸郡洋野町。岩手県九戸郡洋野町種市の小字の吹切から発祥。
ブツグ 仏具 北海道枝幸郡浜頓別町。事物。仏教の儀式で使用する道具から。東京都では1904年・1905年の日露戦争時に兵役を避けるため墓守の老女の養子になって金森姓から改姓したと伝える。カナモリ 金森参照。
ブツグ 佛具 北海道。事物。仏具の異形。北海道札幌市手稲区富丘五条に分布あり。
フッケ 福家 フケ 福家参照。
ブッコウ 仏光 奈良県橿原市。京都府京都市下京区新開町に浄土真宗の佛光寺あり。寺号はブッコウ。
フッコシ 吹越 フキコシ 吹越参照。
ブッサカ 仏坂 ホトケザカ 仏坂参照。
ブッサカ 佛坂 ホトケザカ 佛坂参照。
ブツサカ 仏坂 ホトケザカ 仏坂参照。
ブツサカ 佛坂 ホトケザカ 佛坂参照。
ブッサキ 仏崎 ブツザキ 仏崎参照。
ブッサキ 佛崎 ブツザキ 佛崎参照。
ブツサキ 仏崎 ブツザキ 仏崎参照。
ブツサキ 佛崎 ブツザキ 佛崎参照。
ブツザキ 仏崎 広島県、鹿児島県・富山県。地形。仏を祀る突き出た土地から。鹿児島県出水市野田町下名に江戸時代にあった門割制度の仏崎門から。門による明治新姓。
ブツザキ 佛崎 広島県、鹿児島県出水市。地形。仏崎の異形。広島県東広島市黒瀬町国近の道免八幡神社の神主に東京時代にあった。
フツザワ 普津沢 神奈川県、東京都・兵庫県。推定では渕と沢から。兵庫県豊岡市庄境に分布あり。
フツザワ 普津澤 岡山県倉敷市・兵庫県豊岡市・栃木県宇都宮市。普津沢の異形。
ブッシ 仏子 東京都港区。個人名。仏教の開祖である釈迦の別名の仏陀から「仏」を使用。東京都港区虎ノ門にある曹洞宗の青龍寺の僧侶による明治新姓。
ブッシ 佛子 大阪府大阪市住之江区。個人名。仏子の異形。大阪府大阪市住之江区御崎に分布あり。
ブッシ 佛師 熊本県天草市。推定では仏と師匠から。熊本県天草市有明町大浦に分布あり。
ブツシタ 仏下 北海道。推定では仏像の下から。北海道千歳市末広に分布あり。
ブツシタ 佛下 神奈川県厚木市。仏下の異形。神奈川県厚木市戸室に分布あり。
ブツジマ 仏島 大阪府・静岡県・東京都。事物。富山県氷見市脇にある浄土真宗の明厳寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の仏島山から。
ブッショウ 仏性 滋賀県大津市。個人名。仏教の開祖である釈迦の別名の仏陀から「仏」を使用。滋賀県大津市では滋賀県長浜市を流れる姉川の付近で1570年(元亀元年)にあった姉川の戦い後に朝倉氏の家臣だった僧侶が来住して「仏の性格になりうる」との意味で称したと伝える。仏性は仏教用語で「仏の性質」を意味する。
ブッショウ 仏生 兵庫県豊岡市。仏生は仏教の開祖である釈迦の誕生日。兵庫県豊岡市竹野町竹野に分布あり。
ブッショウ 佛性 滋賀県大津市。個人名。仏性の異形。滋賀県大津市仰木に分布あり。
ブッショウ 佛生 岐阜県・富山県・兵庫県豊岡市。仏生の異形。兵庫県豊岡市日高町国分寺の小字に佛生あり。
ブッショウ 仏姓 奈良県高市郡高取町。個人名。仏教の開祖である釈迦の別名の仏陀から「仏」を使用。奈良県高市郡高取町市尾にある浄土宗の念仏寺の僧侶による明治新姓。
ブツジョウ 仏常 山口県下関市、広島県、兵庫県。推定では仏が常にいる状態から。山口県下関市梶栗町に分布あり。
ブツジョウ 佛常 広島県江田島市・山口県・埼玉県。仏常の異形。広島県江田島市能美町鹿川に分布あり。
ブツゼン 仏前 石川県。地形。石川県鳳珠郡穴水町明千寺にある高野山真言宗の明泉寺の前から。
フッタ 振田 長野県木曽郡大桑村。長野県木曽郡大桑村野尻の小字の振田から発祥。
フツダ 弗田 北海道、富山県、新潟県。富山県氷見市柳田は鎌倉時代に「楊田」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。
フツダ 布津田 長崎県雲仙市。長崎県雲仙市国見町多比良甲に分布あり。長崎県雲仙市愛野町乙の小字に布津田あり。
フツダ 冨津田 山口県岩国市。推定では渕と田から。山口県岩国市楠町にある浄土真宗の仏性寺の僧侶による明治新姓。
ブッタ 佛田 ブツダ 佛田参照。
ブッタ 仏田 ブツダ 仏田参照。
ブツダ 佛田 石川県、長崎県、北海道。ブッタ、ホトケダも含む分布。長崎県大村市でホトケダが存在。地形。仏田の異形。石川県野々市市上林、長崎県平戸市岩の上町、栃木県鹿沼市下田町に分布あり。熊本県熊本市北区植木町大井では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ブツダ 仏田 長崎県、栃木県、富山県。ブッタ、ホトケダも含む分布。長崎県佐世保市でホトケダが存在。①地形。仏と田から。長崎県佐世保市小舟町に分布あり。長崎県佐世保市江迎町猪調の小字に仏田あり。石川県野々市市上林では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②富山県魚津市仏田発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はブツデン。富山県魚津市北鬼江に分布あり。
フツノ 蓬野 ホウノ 蓬野参照。
フツハラ 蓬原 鹿児島県、宮崎県。①鹿児島県志布志市有明町蓬原発祥。戦国時代に記録のある地名。②地形。鹿児島県曽於市財部町北俣に江戸時代にあった門割制度の蓬原門から。門名は蓬と原から。門による明治新姓。
ブツハラ 仏原 広島県、福岡県、島根県。地形。ホトケバラも含む分布。福岡県嘉麻市下山田に分布あり。島根県邑智郡川本町川本では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地ではホトケバラ。大分県竹田市久住町大字仏原は江戸時代に記録のある地名。地名はブツバルでホトケノハルとも発音した。
ブツハラ 佛原 福岡県・山口県・広島県。ホトケバラも含む分布。地形。仏原の異形。山口県下関市清末西町ではホトケバラ。
ブツミョウ 仏明 広島県・奈良県。広島県広島市佐伯区利松、奈良県桜井市大福に分布あり。奈良県宇陀市菟田野大澤の小字に仏明あり。
ブツミョウ 佛明 愛媛県松山市・広島県・兵庫県。仏明の異形。広島県広島市佐伯区皆賀に分布あり。
ブツモト 仏本 大分県中津市。「仏」を含む姓あり。大分県中津市大塚に分布あり。
ブツモト 佛本 福岡県、大分県中津市。仏本の異形。大分県中津市大塚に分布あり。
ブツヤ 仏谷 鹿児島県・広島県・千葉県。ホトケダニも含む分布。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。鹿児島県日置市吹上町永吉に分布あり。広島県三原市久井町羽倉ではホトケダニ。
ブツヤ 佛谷 鹿児島県・熊本県・栃木県。岡山県倉敷市でホトケダニが存在。仏谷の異形。熊本県熊本市北区清水亀井町に分布あり。
フツラ 府津羅 神奈川県。推定では国府と渡し場のある場所から。神奈川県平塚市平塚に分布あり。
フテ 布手 山梨県甲府市。推定では布と手から。山梨県甲府市城東に分布あり。
フデ 筆 石川県金沢市。事物。筆から。石川県金沢市では筆を売っていた住民が称したと伝える。推定では江戸時代。※京都府京都市に平安時代にあった。※燕系。奈良県奈良市雑司町にある華厳宗の東大寺の正倉院で750年(天平勝宝2年)に記録あり。
フテイ 布袋 ホテイ 布袋参照。
フテイ 傅鄭 東京都大田区。台湾系。合略。傅と鄭の合成。東京都大田区で1973年12月22日に帰化の記録あり。フ 傅参照。テイ 鄭参照。
フデイ 筆井 新潟県新潟市。推定では筆と水を汲む場所から。新潟県新潟市中央区山二ツに分布あり。
フデウジ 筆氏 京都府福知山市。「筆」を含む姓あり。京都府福知山市長田段に分布あり。
フデウチ 筆内 千葉県。千葉県匝瑳市八日市場イ砂原に分布あり。千葉県匝瑳市では薬を扱っていたと伝える。推定では江戸時代。千葉県佐倉市城内町が藩庁の佐倉藩士に江戸時代にあった。
フデオカ 筆岡 兵庫県西宮市。推定では筆と岡から。愛媛県西条市明屋敷が藩庁の伊予西条藩士に江戸時代にあった。
フデグチ 筆口 大阪府箕面市・大阪府高石市。推定では筆と口から。大阪府高石市羽衣に分布あり。
フデサカ 筆坂 兵庫県、高知県、鹿児島県。推定では筆と坂から。兵庫県川辺郡猪名川町柏原下西、高知県室戸市元甲、鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北に分布あり。
フデサキ 筆崎 石川県金沢市・千葉県鴨川市。推定では筆と突き出た土地から。石川県金沢市の金石に分布あり。千葉県鴨川市貝渚では弘法屋の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代。
フデシマ 筆島 福井県、石川県、京都府。石川県七尾市の能登島(別名:筆島)から発祥。平安時代の僧侶の空海が能登島の水に困る農民のため岩を筆で撫でて水を出したとする伝承から能登島に「筆島」の別称があった。石川県七尾市能登島日出ケ島町は江戸時代に記録のある地名。地名はヒデガシマで「筆ケ島」とも呼称したと伝える。福井県福井市北菅生町、石川県七尾市南ケ丘町に分布あり。
フデソメ 筆染 石川県七尾市。石川県七尾市中島町筆染発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は平安時代の僧侶の空海が筆を染めた行為からとする伝あり。
フデタ 筆田 宮城県仙台市、大阪府・福岡県筑紫野市。推定では筆と田から。福岡県筑紫野市筑紫、徳島県徳島市中前川町に分布あり。
フデタニ 筆谷 フデヤ 筆谷参照。
フデツカ 筆塚 フデヅカ 筆塚参照。
フデヅカ 筆塚 福岡県北九州市・香川県丸亀市、山口県。地形。筆を供養した塚から。香川県丸亀市土器町東に分布あり。
フデナガ 筆永 山口県宇部市。推定では筆と好字の「永」から。山口県宇部市西岐波沢波に分布あり。
フデノ 筆野 大阪府高石市、大阪府泉佐野市。推定では筆と野から。大阪府泉佐野市鶴原に分布あり。
フデバヤシ 筆林  大阪府泉佐野市。推定では筆と林から。大阪府泉佐野市鶴原に分布あり。
フデマエ 筆前 兵庫県、大阪府・和歌山県。兵庫県神戸市須磨区妙法寺筆前発祥。同地に分布あり。
フデムラ 筆村 北海道函館市、鳥取県米子市。推定では筆と村から。鳥取県米子市灘町に分布あり。
フデモト 筆本 大阪府、兵庫県、徳島県。推定では筆から。徳島県三好郡東みよし町昼間、長崎県南島原市加津佐町乙に分布あり。
フデヤ 筆谷 大阪府、富山県、島根県。フデタニも含む分布。職業。筆屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。富山県高岡市蓮花寺、島根県松江市浜乃木に分布あり。大阪府泉佐野市大宮町ではフデタニ。
フデヤ 筆矢 石川県。屋号の屋に「矢」を使用する例あり。石川県金沢市野町に分布あり。
フデヤス 筆保 岡山県津山市、岡山県苫田郡鏡野町、山形県米沢市。推定では筆と保つ行為から。岡山県苫田郡鏡野町貞永寺が本拠。同地に江戸時代にあった。
フデヤス 筆安 石川県七尾市。事物。筆から。石川県七尾市では平安時代の僧侶の空海が筆を染めたとする伝承から称したと伝える。「安」は好字。石川県七尾市中島町筆染は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フデヤマ 筆山 新潟県上越市、埼玉県・愛知県。推定では筆と山から。新潟県上越市下吉野に分布あり。
フデヨシ 筆吉 北海道、東京都・福井県坂井市。推定では筆と好字の「吉」から。福井県坂井市三国町つつじが丘に分布あり。
フデラ 布寺 京都府舞鶴市・大阪府・三重県津市。推定では布と寺から。京都府舞鶴市上安久に分布あり。
フデワキ 筆脇 愛媛県松山市、大阪府・和歌山県。推定では筆と脇の場所から。愛媛県松山市小浜に分布あり。
プテンカラム 漢字表記なし 東京都千代田区。インド系。東京都千代田区で2003年4月16日に帰化の記録あり。原綴はプテンカラム(Puthenkalam)。
フテンマ 普天間 沖縄県。沖縄県宜野湾市普天間発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフティマ。
フト 太 フトリ 太参照。
フト 風斗 福岡県大牟田市、長崎県・宮城県。フウトも含む分布。事物。風の事象から。東京都では福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩主に従って船出した際に嵐が止む時間を当てて「風をはかる」との意味で江戸時代に賜って丹沢姓から改姓したと伝える。同藩士に江戸時代にあった。タンザワ 丹沢参照。長崎県では福岡県大牟田市の出で布藤姓だったとの伝もあり。時代不詳。フトウ 布藤参照。長崎県佐世保市花高ではフウト。
フト 布戸 神奈川県、広島県三次市・香川県丸亀市。推定では布と戸から。香川県丸亀市土器町西に分布あり。
フト 不戸 和歌山県東牟婁郡串本町。善隣。推定では不要な戸から。和歌山県東牟婁郡串本町和深に分布あり。
フト 傅杜 東京都杉並区。台湾系。合略。傅と杜の合成。東京都杉並区で1973年2月1日に帰化の記録あり。フ 傅参照。モリ 杜参照。
フド 富土 宮崎県日南市。宮崎県日南市富土発祥。戦国時代に記録のある地名。
フトイ 太井 大阪府、奈良県、兵庫県。タイも含む分布。大阪府、奈良県でタイが存在。地形。大きな水を汲む場所から。兵庫県赤穂市塩屋、奈良県宇陀市菟田野古市場に分布あり。奈良県大和郡山市城内町が藩庁の郡山藩士に江戸時代にあった。
フトウ 布藤 愛知県、大阪府、静岡県。「布」を含む姓、藤原姓あり。愛知県田原市若見町では平安時代の武将である藤原秀郷の後裔と伝える。大阪府泉南市樽井に分布あり。三重県桑名市吉之丸が藩庁の桑名藩士に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フトウ 不藤 フドウ 不藤参照。
フトウ 風登 秋田県大仙市。推定では風と登る場所から。秋田県大仙市板見内一ツ森が本拠。
フトウ 芙頭 熊本県天草市、神奈川県。熊本県天草市天草町大江芙頭発祥。地名は「腐頭」とも表記した。同地に江戸時代に皮革業者の小屋があった。同地では隠れキリシタンの居住地だったとの伝もあり。熊本県では腐頭姓から1955年頃、1972年に改姓した事例があった。
フトウ 麸東 大阪府泉南市・大阪府堺市。推定では麩と東から。大阪府泉南市新家に分布あり。
フトウ 富東 沖縄県名護市。推定では富と東から。沖縄県名護市真喜屋に分布あり。
フトウ 富登 徳島県徳島市。推定では富が増えるようにとの考えから。徳島県徳島市昭和町に分布あり。
フトウ 腐頭 熊本県天草市。善隣。芙頭の異形。熊本県天草市天草町大江に分布あり。
フドウ 布藤 フトウ 布藤参照。
フドウ 不動 兵庫県、北海道、石川県。①不藤の異形。兵庫県南あわじ市広田中筋、徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士に江戸時代にあった。②不動明王の語あり。石川県七尾市鵜浦町では草分けと伝える。
フドウ 不藤 北海道、兵庫県南あわじ市、大阪府。兵庫県南あわじ市広田中筋の小字の不藤から発祥。徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士に江戸時代にあった。秋田県秋田市では山形県の出と伝える。来住の時代は不詳。発音はフトウ。
フドウ 府藤 愛媛県今治市、広島県・奈良県。「兵衛府」の語、藤原姓あり。愛媛県今治市伯方町有津に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フドウ 不働 熊本県、福岡県・三重県。不動姓あり。熊本県球磨郡あさぎり町須恵湯ノ原に分布あり。
フドウ 富銅 徳島県徳島市。推定では富と銅から。徳島県徳島市飯谷町西分に分布あり。
フドウ 府道 大阪府東大阪市。推定では国府と道から。大阪府東大阪市では大阪府堺市で農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。大阪府東大阪市友井に分布あり。
ブトウ 武藤 ムトウ 武藤参照。
ブドウ 武道 福岡県、富山県、神奈川県。宮崎県都城市でタケミチが存在。①武堂姓あり。福岡県築上郡築上町高塚が本拠。②富山県富山市八尾町武道原発祥。江戸時代に記録のある地名。富山県富山市八尾町天満町では江戸時代に武道原屋の屋号を使用していたと伝える。推定では屋号による明治新姓。③創賜。石川県加賀市では石川県加賀市大聖寺八間道が藩庁の大聖寺藩士が1871年の廃藩置県後も武道を忘れないように称した明治新姓と伝える。
ブドウ 武堂 大分県。推定では武術をした堂から。大分県宇佐市宮熊に分布あり。
フドウイワ 不動岩 岩手県遠野市。事物。岩手県遠野市土淵町栃内では不動明王を祀る岩による明治新姓と伝える。
フドウギ 不動木 北海道釧路市。事物。不動妙音を祀る木から。北海道釧路市柏木町に分布あり。
フドウジ 不動寺 福岡県、佐賀県。事物。不動明王を祀る寺から。佐賀県佐賀市本庄町大字本庄に分布あり。佐賀県に安土桃山時代、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。
フドウジ 不動地 三重県南牟婁郡紀宝町。三重県南牟婁郡紀宝町平尾井の小字の不動地から発祥。
フドウタ 不動田 山梨県上野原市、石川県七尾市。地形。不動明王を祀る田から。山梨県上野原市四方津にあった大乗院で不動明王を信仰していた修験者が江戸時代後期に帰農して領地の不動田から明治新姓時に称したと伝える。石川県七尾市中島町豊田は鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フドウダ 不動田 フドウタ 不動田参照。
フドウドウ 不動堂 福井県吉田郡永平寺町。事物。不動明王を祀る堂から。福井県吉田郡永平寺町光明寺に分布あり。※宮城県大崎市付近を南北朝時代・戦国時代・安土桃山時代に根拠地とした大崎氏の家臣にあった。
ブドウハラ 葡萄原 岐阜県。地形。葡萄と原から。岐阜県飛騨市神岡町釜崎に分布あり。岐阜県飛騨市では富山県の出との伝あり。来住の時代は不詳。富山県魚津市島尻の小字に葡萄原が存在。
フトオ 太尾 タオ 太尾参照。
フトカミ 太上 オオウエ 太上参照。
フトガワラ 太河原 岡山県備前市、大阪府。地形。大きな河原から。岡山県備前市浦伊部に分布あり。
フトコロ 懐 鹿児島県志布志市・大阪府。鹿児島県志布志市志布志町内之倉の小字の懐から発祥。同地に江戸時代に門割制度の懐屋敷があった。屋敷名は同地の羽黒神社を岐阜県南部(旧:美濃国)から勧請する際に御神体の鏡を懐に入れて運んだ行為からと伝える。屋敷による明治新姓。
フトシ 太志 鹿児島県大島郡徳之島町。創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である太に「志」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。同地に太姓あり。フトリ 太参照。
フトシマ 太島 オオシマ 太島参照。
フトジマ 太島 オオシマ 太島参照。
フトセ 太瀬 兵庫県。地形。大きな瀬から。兵庫県姫路市白浜町宇佐崎中に分布あり。
フトタ 太田 オオタ 太田参照。
フトナカ 太中 オオナカ 太中参照。
フトナカ 太仲 埼玉県飯能市、愛知県岡崎市。タイナカも含む分布。太中の異形。埼玉県飯能市双柳に分布あり。愛知県岡崎市柱曙ではタイナカ。愛知県岡崎市康生町が藩庁の岡崎藩士に江戸時代にあった。オオナカ 太中参照。
フトナガネ 太長根 岩手県宮古市。岩手県宮古市茂市の小字の太長根から発祥。
フトノ 太野 岩手県、北海道、京都府。タノも含む分布。京都府でタノが存在。地形。大きな野から。岩手県滝沢市外山、京都府船井郡京丹波町東又に分布あり。
フトノ 太布 岩手県岩手郡岩手町、岩手県滝沢市、宮城県。①岩手県岩手郡岩手町川口の小字の太布から発祥。地名はタイフ。②事物。岩手県二戸市石切所中曽根ではタフ。宮城県仙台市青葉区国分町で江戸時代に太布屋の屋号で布を扱っていたと伝える。推定では屋号による明治新姓。
フトノ 冨戸野 フドノ 冨戸野参照。
フドノ 不殿 三重県、兵庫県、愛知県。三重県松阪市飯高町青田の小字の不殿から発祥。
フドノ 不動野 三重県、愛知県。地形。不動明王を祀る野から。三重県松阪市飯高町赤桶に分布あり。同地に荒滝不動尊あり。
フドノ 府殿 徳島県那賀郡那賀町、大阪府・埼玉県。徳島県那賀郡那賀町府殿発祥。江戸時代に「符殿」の表記で記録のある地名。
フドノ 冨戸野 大阪府、奈良県吉野郡十津川村。奈良県吉野郡十津川村重里の小字のフトノから発祥。
フドノ 富戸野 奈良県吉野郡十津川村。冨戸野の異形。奈良県吉野郡十津川村平谷に分布あり。
フトハシ 太箸 静岡県浜松市浜北区。大箸姓あり。静岡県浜松市浜北区中瀬が本拠。オオハシ 大箸参照。
フトミ 太見 福島県、北海道。富山県南砺市太美発祥。鎌倉時代に「太海」の表記で記録のある地名。同地の太美館の館主は太見氏だったと伝える。時代不詳。※岡山県岡山市東区西大寺一宮の安仁神社で江戸時代に宮崎姓だった神主が称した事例があった。発音はタミ。ミヤザキ 宮崎参照。
フトミ 布富 神奈川県三浦市、徳島県海部郡牟岐町。推定では布と富から。徳島県海部郡牟岐町灘宮田に分布あり。
フトミ 布冨 神奈川県三浦市。布富の異形。神奈川県三浦市南下浦町松輪に分布あり。
フトヤマ 太山 タヤマ 太山参照。
フトユ 太湯 岡山県岡山市中区。推定では大きな土地と湯から。岡山県岡山市中区倉益に分布あり。
フトラ 太等 北海道、東京都・岐阜県飛騨市。地形。葡萄原の異形。葡萄原からとの伝あり。時代、伝承地不詳。岐阜県飛騨市神岡町吉田に分布あり。ブドウハラ 葡萄原参照。
フトリ 太 鹿児島県、福島県、沖縄県。フトも含む分布。福島県でフトが存在。①鹿児島県大島郡大和村大和浜発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はヤマトハマ。同地に江戸時代末期にあった。大和浜の「大」に「、」を追加した鹿児島県の奄美群島の一字姓。②創賜。太い状態から。福島県いわき市折戸では福島県いわき市常磐下湯長谷町が藩庁の湯長谷藩主から江戸時代に折戸屋清左衛門が賜ったと伝える。伝承での発音はフト。※飛鳥時代・奈良時代の貴族に太安万侶の名前があった。太安万侶はオオ・ノ・ヤスマロ。③コリア系。大の異形。渤海の初代王である大祚栄の後裔が高麗の時代に「、」を追加したと伝える。太の日本音はタイ、コリア音はテ、大祚栄の日本音はダイ・ソエイ、コリア音はテ・ジョヨン。ダイ 大参照。④シナ系。日本音、シナ音はタイ。
フトリ 太利 鹿児島県。太の異形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である太に「利」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町花徳に分布あり。同地に太姓あり。
フトリ 肥 大阪府。太姓あり。大阪府豊中市蛍池西町に分布あり。
フドリ 府鳥 鹿児島県霧島市・兵庫県・大阪府。鹿児島県霧島市牧園町万膳府鳥発祥。同地に江戸時代に門割制度の府鳥門があった。門による明治新姓。
フナ 船 フネ 船参照。
フナ 舟 石川県・新潟県・長野県。船の異形。石川県七尾市鵜浦町に分布あり。フネ 船参照。
フナ 鮒 兵庫県芦屋市。高知県高知市春野町森山に安土桃山時代、滋賀県野洲市三上が藩庁の三上藩士に江戸時代にあった。
フナ 符名 広島県尾道市。推定では符と名田から。広島県尾道市尾崎本町に分布あり。
ブナ 武奈 滋賀県。滋賀県彦根市武奈町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「無南」とも表記した。滋賀県米原市三吉では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フナイ 船井 大阪府、愛知県、和歌山県。①京都府船井郡発祥。奈良時代に記録のある地名。②地形。船と水を汲む場所から。高知県高岡郡中土佐町久礼では漁業従事者に僧侶がつけた明治新姓。
フナイ 舟井 大阪府、徳島県、宮崎県。船井の異形。宮崎県串間市市木、徳島県吉野川市美郷穴地に分布あり。
フナイ 府内 熊本県菊池郡大津町。大分県大分市(旧:府内)は室町時代に記録のある地名。
フナイ 舩井 和歌山県、大阪府、京都府。船井の異形。和歌山県和歌山市加太に分布あり。
フナイ 鮒井 長野県、埼玉県。船井姓あり。長野県大町市八坂野平中に分布あり。
フナイ 船居 福岡県北九州市門司区・大阪府堺市・千葉県君津市。船井の異形。福岡県北九州市門司区旧門司、千葉県君津市人見に分布あり。
ブナイ 武内 タケウチ 武内参照。
フナイエ 船家 長崎県壱岐市・長崎県長崎市。事物。船と家から。長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触に分布あり。
フナイケ 鮒池 石川県。地形。鮒と池から。石川県加賀市塩浜町に分布あり。
フナイシ 船石 広島県、大分県、岡山県。①広島県福山市神辺町大字八尋の小字の船石から発祥。同地付近が本拠。同地付近に江戸時代にあった。②事物。船の形の石から。大分県宇佐市安心院町今井に分布あり。
フナイシ 舟石 広島県。船石の異形。広島県広島市西区南観音に分布あり。
フナイシ 舩石 広島県・福岡県・佐賀県。船石の異形。広島県広島市佐伯区湯来町大字多田、佐賀県三養基郡みやき町原古賀に分布あり。
フナイソ 船磯 兵庫県川西市、大阪府・奈良県。兵庫県川西市東久代に分布あり。
フナイタ 船板 北海道松前郡松前町、石川県輪島市。事物。船に用いる板から。石川県輪島市の漁業従事者の明治新姓。石川県輪島市鳳至町では江戸時代に漁業に従事していたと伝える。
フナイタ 舟板 石川県輪島市。事物。船板の異形。石川県輪島市鳳至町に分布あり。
フナイタ 舩板 石川県輪島市。事物。船板の異形。石川県輪島市鳳至町に分布あり。
フナイリ 船入 三重県鈴鹿市・滋賀県・京都府。地形。船が入る場所から。三重県鈴鹿市岡田に分布あり。
フナイワ 船岩 広島県、山口県、島根県。事物。船と岩から。広島県広島市佐伯区湯来町大字多田に分布あり。
フナイワ 舩岩 兵庫県。事物。船岩の異形。
フナウキ 舟浮 沖縄県那覇市、東京都。沖縄県八重山郡竹富町西表の小字に舟浮あり。
フナウキ 船浮 東京都杉並区。舟浮の異形。東京都杉並区成田東に分布あり。
フナウチ 船内 大阪府、奈良県、東京都。「船」を含む姓あり。大阪府富田林市本町、鳥取県鳥取市向国安に分布あり。
フナウチ 舩内 東京都。船内の異形。東京都渋谷区代々木に分布あり。
フナウラ 船浦 静岡県伊豆市・静岡県田方郡函南町・千葉県。地形。船と浦から。静岡県伊豆市牧之郷に分布あり。
フナエ 船江 兵庫県加古川市、香川県観音寺市、岐阜県岐阜市。三重県伊勢市船江発祥。平安時代に記録のある地名。兵庫県加古川市志方町志方町、香川県観音寺市大野原町青岡が本拠。香川県丸亀市一番丁が藩庁の丸亀藩士に江戸時代にあった。
フナエ 舟江 兵庫県、広島県・山口県。船江の異形。山口県光市光井に分布あり。
フナエ 舩江 兵庫県・京都府。船江の異形。兵庫県加古郡播磨町野添に分布あり。
フナオ 舟生 フニュウ 舟生参照。
フナオ 船生 フニュウ 船生参照。
フナオ 船尾 岡山県、北海道、広島県。①舟尾の異形。岡山県笠岡市走出が本拠。屋号の屋に「尾」を使用する例あり。②事物。福島県いわき市常磐下船尾町に戦国時代にあった船尾館からと伝える。下船尾は江戸時代に記録のある地名。茨城県を根拠地とした佐竹氏の家臣に安土桃山時代、福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。
フナオ 舟尾 大阪府、和歌山県、奈良県。和歌山県海南市船尾発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はフノオで「舟尾」とも表記した。同地に分布あり。※福島県西白河郡中島村滑津の滑津館の館主に室町時代、山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。
フナオ 舩尾 岡山県、広島県・熊本県。舟尾の異形。岡山県笠岡市走出に分布あり。
フナオイ 舟生 フニュウ 舟生参照。
フナオイ 船生 フニュウ 船生参照。
フナオカ 船岡 兵庫県、広島県、新潟県。推定では船の形の岡から。兵庫県加古郡稲美町野谷、広島県三次市粟屋町、新潟県柏崎市山室に分布あり。山形県鶴岡市馬場町が藩庁の庄内藩士に江戸時代にあった。鳥取県米子市福万では草分けと伝える。
フナオカ 舟岡 栃木県、京都府、福井県。船岡の異形。福井県福井市大手が藩庁の福井藩士に江戸時代にあった。
フナオカ 舩岡 兵庫県、広島県、山形県。船岡の異形。兵庫県宝塚市大原野に分布あり。
フナオカ 船岳 岡山県。船岡の異形。岡山県瀬戸内市長船町長船の小字の舟山に江戸時代にあった。地名はフナヤマ。長船は鎌倉時代に記録のある地名。
フナオカ 鮒岡 石川県金沢市、富山県小矢部市。船岡姓あり。石川県金沢市大場町東に分布あり。
フナオカ 舩岳 岡山県・埼玉県。船岡の異形。岡山県岡山市中区門田本町に分布あり。
フナオカ 舟丘 兵庫県相生市。船岡の異形。兵庫県相生市若狭野町入野に分布あり。
フナオキ 船置 三重県伊勢市。地形。船を置く場所から。三重県伊勢市中之町に分布あり。
フナオキ 船起 秋田県男鹿市。秋田県男鹿市船越は戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フナオク 船奥 徳島県阿南市、北海道、大阪府。地形。船と奥から。徳島県阿南市椿町常盤野に分布あり。
フナオク 舩奥 大阪府大阪市西淀川区。船奥の異形。大阪府大阪市西淀川区出来島に分布あり。
フナオサ 船長 高知県土佐清水市。職業。高知県土佐清水市下ノ加江が本拠。同地は太平洋に面した土地。高知県高知市では高知県土佐清水市の出で船長だったと伝える。推定では江戸時代。
ブナカ 武中 タケナカ 武中参照。
フナガイ 舟貝 富山県下新川郡入善町、千葉県。富山県下新川郡入善町舟見発祥。舟見はフナミ。戦国時代に「ふなミ」の表記で記録のある地名。地名は「布名美」、「宇奈美」とも表記した。舟見の「舟」を使用。同地に分布あり。
フナガキ 船垣 香川県東かがわ市・京都府舞鶴市。事物。船と垣から。香川県東かがわ市引田に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。
フナガキ 舩垣 鳥取県米子市。事物。船垣の異形。鳥取県米子市河岡に分布あり。
フナガクレ 船隠 香川県三豊市、岡山県。香川県三豊市詫間町箱に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。香川県三豊市詫間町粟島に船隠港あり。地名はフナカクシ。
フナカケ 舟掛 石川県輪島市。推定では船と掛ける場所から。石川県輪島市山岸町いでは江戸時代に輪島塗を扱っていたと伝える。同地は河原田川に面した土地。
フナガサキ 舟ケ崎 奈良県。奈良県五條市上之町の小字の舟ケ崎から発祥。
フナガサコ 船ケ迫 大阪府・愛知県。地形。山の迫った土地から。船は推定では船のような形。鹿児島県が推定での起源地。愛知県名古屋市中川区富田町榎津に分布あり。
フナガサコ 舩ケ迫 千葉県袖ケ浦市。地形。船ケ迫の異形。
フナガサワ 船ケ沢 岩手県。フネガサワも含む分布。岩手県宮古市でフネガサワが存在。岩手県宮古市川井の小字の船ケ沢から発祥。
フナカタ 船方 鹿児島県、大分県、福岡県。事物。船から。鹿児島県南さつま市金峰町高橋に江戸時代にあった門割制度の船方門から。門による明治新姓。同地は東シナ海に面した土地。大分県中津市山国町平小野が本拠。同地は内陸の土地。
フナガタ 船形 宮城県。宮城県加美郡加美町の船形山から発祥。宮城県加美郡加美町上野原に分布あり。
フナガタ 舟形 千葉県大網白里市・北海道伊達市。船形の異形。千葉県大網白里市みずほ台に分布あり。
フナガタニ 船ケ谷 愛知県津島市・岐阜県瑞浪市・兵庫県淡路市。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県洲本市五色町鮎原栢野の小字に船ケ谷あり。地名はフナガタニ。
フナガネ 舟金 フナキン 舟金参照。
フナカミ 船上 愛媛県宇和島市、兵庫県、大阪府。事物。船から。愛媛県宇和島市吉田町浅川に分布あり。同地は豊後水道に面した土地。
フナカミ 舟上 富山県富山市・京都府京丹後市。事物。船上の異形。富山県富山市では江戸時代に舟宿を経営していたと伝える。富山県富山市笹津に分布あり。
フナカミ 舩上 福井県小浜市・千葉県船橋市。事物。船上の異形。福井県小浜市山王前に分布あり。
フナガミ 船上 フナカミ 船上参照。
フナガミ 舩上 フナカミ 舩上参照。
フナガヤマ 船ケ山 宮崎県宮崎市。宮崎県宮崎市田野町甲の小字の船ヶ山から発祥。地名はフナガヤマ。同地付近では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。宮崎県に安土桃山時代にあった。
フナカワ 船川 埼玉県、福岡県、鹿児島県。①地形。船と川から。埼玉県幸手市平須賀では和歌山県南部・三重県南部(別名:熊野)から938年から947年(天慶年間)に来住したと伝える。埼玉県幸手市神扇では草分けで農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士、熊本県人吉市麓町が藩庁の人吉藩士、滋賀県米原市甲津原に江戸時代にあった。奈良県五條市大塔町中峯付近(旧:船ノ川)は江戸時代に記録のある地名。地名はフナノカワで「船川」とも表記した。②秋田県男鹿市船川港船川発祥。戦国時代に「舟川」の表記で記録のある地名。地名はフナガワ。秋田県男鹿市船越での伝承。
フナカワ 舟川 富山県下新川郡入善町、富山県黒部市、兵庫県。①富山県下新川郡入善町青島の小字の舟川から発祥。②富山県黒部市宇奈月町下立の小字の舟川から発祥。③地形。船川の異形。兵庫県丹波市春日町多利に分布あり。千葉県香取市小見川町が藩庁の小見川藩士に江戸時代にあった。④福岡県築上郡築上町岩丸の小字の舟川原から発祥。地名はフナカワラ。
フナカワ 舩川 京都府宇治市、山口県、静岡県。地形。船川の異形。京都府宇治市莵道に分布あり。
フナカワ 船河 大分県大分市、大分県豊後大野市。地形。船川の異形。大分県豊後大野市大野町藤北に分布あり。
フナガワ 船川 フナカワ 船川参照。
フナガワ 舩川 フナカワ 舩川参照。
フナガワラ 船河原 千葉県。地形。船と河原から。千葉県香取郡多古町飯笹に分布あり。

日本姓氏語源辞典 フナキ~フナバリ

フナキ 船木 秋田県、北海道、東京都。フネキは稀少。①千葉県銚子市船木町発祥。平安時代に記録のある地名。②岐阜県瑞穂市十八条付近(旧:船木)から発祥。平安時代に記録のある地名。山梨県上野原市西原で伝承あり。同地での伝承からの推定では鎌倉時代に称する。③滋賀県近江八幡市船木町発祥。平安時代に記録のある地名。④広島県三原市本郷町船木発祥。平安時代に記録のある地名。⑤鹿児島県薩摩郡さつま町船木発祥。室町時代に「舟木」の表記で記録のある地名。⑥三重県度会郡大紀町船木発祥。江戸時代に記録のある地名。⑦舟木の異形。福岡県では山口県西部(旧:長門国)の舟木から舟木姓を称して船木姓に改姓したと伝える。山口県宇部市船木は南北朝時代に記録のある地名。⑧合略。船越の略。鳥取県米子市岡成では江戸時代に同地の船越氏の「船」を使用して称したと伝える。フナコシ 船越参照。
フナキ 舟木 島根県、福島県、東京都。船木の異形。鳥取県鳥取市の青谷町、福島県いわき市常磐下湯長谷町が藩庁の湯長谷藩士、茨城県筑西市甲が藩庁の下館藩士、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。
フナキ 舩木 東京都、神奈川県、山梨県。船木の異形。山梨県北都留郡小菅村(その他)では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。秋田県秋田市に江戸時代にあった。
フナキ 船城 徳島県、大阪府、福島県。北海道でフナシロが存在。船木姓あり。徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士、新潟県五泉市村松が藩庁の村松藩士に江戸時代にあった。兵庫県丹波市春日町朝日付近(旧:船城)は平安時代に記録のある地名。
フナキ 舟城 北海道、福島県喜多方市・東京都。船木姓あり。福島県喜多方市関柴町豊芦中里に分布あり。
フナキ 舟喜 群馬県前橋市、石川県。船木姓あり。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。同藩士に同時代に舟木姓もあった。
フナキ 船樹 青森県青森市、北海道。船木の異形。青森県むつ市田名部では祖の出身地の滋賀県近江八幡市船木町により川嶋姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。カワシマ 川嶋参照。
フナキ 船来 島根県松江市。船木姓あり。島根県松江市浜乃木に分布あり。
フナキ 舩樹 北海道釧路市。船木の異形。北海道釧路市新富士町に分布あり。
フナキ 普奈木 富山県氷見市。船木姓あり。富山県氷見市栄町に分布あり。
フナキ 船寄 フナヨリ 船寄参照。
フナギ 船木 フナキ 船木参照。
フナギ 舩木 フナキ 舩木参照。
フナギ 船城 フナキ 船城参照。
フナキサコ 船木迫 鹿児島県南さつま市・大阪府・千葉県。地形。山の迫った土地から。船木は推定では船に似た木から。鹿児島県南さつま市金峰町浦之名に分布あり。
フナキサコ 舩木迫 大阪府摂津市。地形。船木迫の異形。大阪府摂津市鳥飼野々に分布あり。
フナキタ 船北 鳥取県米子市。合略。船越の略。鳥取県米子市岡成では江戸時代に同地の船越氏の「船」を使用して称したと伝える。フナコシ 船越参照。
フナギラ 船明 静岡県磐田市・千葉県。静岡県浜松市天竜区船明は戦国時代に「舟明」の表記で記録のある地名。静岡県磐田市豊岡にある曹洞宗の守増寺の僧侶による明治新姓。
フナキリ 船切 北海道、東京都、山口県山口市。推定では船と途切れた土地から。山口県山口市宮野下に分布あり。
フナキリ 舩切 北海道札幌市白石区。船切の異形。
フナキン 舟金 富山県氷見市。京都府でフナガネが存在。富山県氷見市余川に分布あり。同地の小字に舟塚あり。
フナクサ 船草 愛媛県。愛媛県上浮穴郡久万高原町東明神の船山城の城主に戦国時代、愛媛県松山市丸之内が藩庁の伊予松山藩士に江戸時代にあった。推定では船山城の「船」と草から。
フナクシ 船串 茨城県。事物。船と串から。茨城県稲敷市では漁業従事者が戦の際に船を操って敵を槍で串刺しにして主君から賜ったと伝える。伝承からの推定では室町時代。茨城県稲敷市浮島が本拠。同地は霞ケ浦に面した土地。
フナクシ 舟串 茨城県。事物。船串の異形。茨城県行方市浜が本拠。同地は霞ケ浦に面した土地。
フナクシ 舩串 茨城県稲敷市。事物。船串の異形。茨城県稲敷市浮島に分布あり。
フナグチ 船口 高知県・和歌山県・大阪府。地形。船と出入口から。高知県四万十市名鹿に分布あり。同地は太平洋に面した土地。
フナグチ 舟口 北海道、宮城県亘理郡山元町・神奈川県。地形。船口の異形。宮城県亘理郡山元町坂元に分布あり。同地は太平洋に面した土地。宮城県亘理郡亘理町に江戸時代にあった。
フナクボ 舟久保 山梨県富士吉田市。船窪の異形。山梨県富士吉田市小明見では福島県の会津で舟窪尾姓を称して1570年から1573年(元亀年間)に故あって山梨県に来住したと伝える。
フナクボ 船久保 新潟県、山梨県、東京都。船窪の異形。新潟県南蒲原郡田上町吉田新田に分布あり。
フナクボ 舟窪 山梨県、福島県、長野県。船窪の異形。新潟県に安土桃山時代、宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。
フナクボ 船窪 東京都、静岡県、高知県。①福島県河沼郡会津坂下町船杉(旧:船窪)発祥。室町時代に「ふなくぼ」の表記で記録のある地名。山梨県富士吉田市向原にある浄土宗の万年寺で1714年(正徳4年)に記録あり。②地形。船と窪から。高知県室戸市浮津に分布あり。同地は太平洋に面した土地。
フナクボ 舩久保 新潟県。船窪の異形。新潟県南蒲原郡田上町原ケ崎新田に分布あり。
フナグマ 船隈 鹿児島県鹿屋市。鹿児島県鹿屋市川西町の小字の船隈山野から発祥。
フナクラ 船倉 広島県、鹿児島県、大阪府。事物。船と倉から。広島県江田島市大柿町大原が本拠。同地は瀬戸内海に面した土地。江戸時代にあった門割制度の船倉門から。門の位置の例。鹿児島県日置市吹上町中之里、鹿児島県肝属郡肝付町新富、鹿児島県肝属郡錦江町城元。門による明治新姓。
フナクラ 舟倉 鹿児島県、石川県七尾市、北海道。事物。船倉の異形。鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾、石川県七尾市中島町中島に分布あり。
フナクラ 船蔵 鹿児島県いちき串木野市。事物。船倉の異形。鹿児島県いちき串木野市西浜町に分布あり。
フナクラ 舩倉 広島県・兵庫県・北海道。事物。船倉の異形。広島県廿日市市本町に分布あり。
フナクラ 舩蔵 宮崎県宮崎市・大阪府。事物。船倉の異形。宮崎県宮崎市島之内に分布あり。
フナクラ 舩藏 鹿児島県・大阪府。事物。船倉の異形。鹿児島県いちき串木野市照島に分布あり。
フナクラベ 船競 福島県相馬市。事物。第一要素は「船」、第二要素は「競争」から。福島県相馬市蒲庭の漁業従事者が船を造り出来を競った行為による明治新姓と伝える。
フナコ 舟子 富山県黒部市。職業。富山県黒部市では漁業従事者による明治新姓と伝える。
フナコ 船古 徳島県那賀郡那賀町・京都府。推定では船が古い状態から。徳島県那賀郡那賀町坂州に分布あり。
フナゴ 船後 奈良県生駒市・東京都・千葉県。推定では船の後ろから。奈良県生駒市谷田町に分布あり。
フナゴ 舩後 千葉県。船後の異形。
フナコウ 船公 大阪府。「船」を含む姓あり。大阪府東大阪市御厨栄町に分布あり。
フナコウ 船工 大阪府泉南市、岡山県浅口市・愛知県。推定では船の大工から。大阪府泉南市岡田に分布あり。
フナコエ 船越 フナコシ 船越参照。
フナコエ 舟越 フナコシ 舟越参照。
フナゴエ 舟越 フナコシ 舟越参照。
フナコシ 船越 福岡県、兵庫県、京都府。①静岡県静岡市清水区船越発祥。鎌倉時代に記録のある地名。兵庫県南あわじ市の倭文に南北朝時代、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。②栃木県佐野市船越町発祥。江戸時代に記録のある地名。③三重県志摩市大王町船越発祥。江戸時代に記録のある地名。④岩手県下閉伊郡山田町船越発祥。南北朝時代に記録のある地名。⑤秋田県男鹿市船越発祥。戦国時代に記録のある地名。⑥富名腰の異形。大阪府大阪市で1948年に改姓。※長崎県東彼杵郡・西彼杵郡の船越からと伝える。時代、位置不詳。※鳥取県西伯郡伯耆町船越は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は船越氏の人名からと伝える。
フナコシ 舟越 福岡県、山形県、大阪府。フナコエは稀少。船越の異形。山形県山形市では不幸が続いたため舩越姓から舟越姓に改姓したと伝える。推定では江戸時代。埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代、島根県松江市殿町が藩庁の松江藩士、岩手県盛岡市内丸が藩庁の盛岡藩士、大阪府大阪狭山市狭山が藩庁の狭山藩士に江戸時代にあった。
フナコシ 舩越 福岡県、京都府、兵庫県。船越の異形。福岡県古賀市青柳町に分布あり。
フナコシ 富名腰 沖縄県。沖縄県南城市玉城船越発祥。地名はフナコシ。琉球王国時代に「富名腰」の表記で記録のある地名。富名腰は船越の琉球形。琉球音はフナクシ。
フナコシ 冨名腰 沖縄県。富名腰の異形。沖縄県島尻郡与那原町板良敷に分布あり。
フナコシ 舟腰 山形県南陽市。船越の異形。山形県南陽市小岩沢に分布あり。
フナコシ 船腰 埼玉県吉川市。船越の異形。埼玉県吉川市中野に分布あり。
フナゴシ 船越 フナコシ 船越参照。
フナゴシ 舟越 フナコシ 舟越参照。
フナゴシ 舩越 フナコシ 舩越参照。
フナコシヤ 船越谷 北海道、秋田県秋田市・東京都。職業。船越屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。秋田県秋田市土崎港南に分布あり。
フナコダ 鮒子田 フシダ 鮒子田参照。
フナサカ 船坂 岐阜県、長野県、愛知県。京都府南丹市園部町船阪は奈良時代に「船坂」、戦国時代に「舟坂」の表記で記録のある地名。岐阜県高山市の国府町に江戸時代にあった。
フナサカ 舟坂 兵庫県、岐阜県、富山県。船坂の異形。岐阜県郡上市八幡町柳町が藩庁の郡上藩士に江戸時代にあった。善隣。兵庫県三木市鳥町に分布あり。
フナサカ 舩坂 岐阜県。船坂の異形。岐阜県下呂市萩原町上呂に分布あり。
フナサカ 船阪 京都府、和歌山県、岐阜県高山市。船坂の異形。和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見に分布あり。
フナサカ 舟阪 岐阜県高山市、愛知県・京都府。船坂の異形。岐阜県高山市桐生町に分布あり。
フナサカ 舩阪 岐阜県高山市・京都府・大阪府。船坂の異形。岐阜県高山市八軒町に分布あり。
フナサキ 船崎 新潟県上越市、熊本県、埼玉県。地形。船と突き出た土地から。新潟県では新潟県上越市鴨島が本拠。同地は関川に面した土地。埼玉県秩父市下吉田、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。
フナサキ 舟崎 富山県富山市、北海道、東京都。地形。船崎の異形。富山県富山市塚原、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。和歌山県新宮市三輪崎は奈良時代に「神の崎」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。同地は太平洋に面した土地。滋賀県米原市舟崎は江戸時代に記録のある地名。
フナサキ 舩崎 埼玉県、神奈川県・熊本県。地形。船崎の異形。埼玉県秩父市伊古田に分布あり。
フナサキ 船先 岡山県笠岡市・広島県福山市・奈良県天理市。地形。船の先から。岡山県笠岡市真鍋島に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。
フナサキ 船嵜 埼玉県。地形。船崎の異形。埼玉県秩父市下吉田に分布あり。
フナサキ 舟嵜 富山県富山市。地形。船崎の異形。富山県富山市布瀬町に分布あり。
フナサキ 舩先 広島県福山市。地形。船先の異形。広島県福山市蔵王町に分布あり。
フナザキ 船崎 フナサキ 船崎参照。
フナザキ 舟崎 フナサキ 舟崎参照。
フナザキ 舩崎 フナサキ 舩崎参照。
フナザキ 船嵜 フナサキ 船嵜参照。
フナサク 船迫 フナサコ 船迫参照。
フナサコ 船迫 鹿児島県、宮城県、大阪府。北海道でフナセコが存在。フナサク、フナバ、フナハザマは稀少。①地形。船と山の迫った土地から。江戸時代にあった門割制度の船迫門から。門の位置の例。鹿児島県日置市伊集院町恋之原、鹿児島県肝属郡肝付町岸良。門による明治新姓。②宮城県柴田郡柴田町船迫発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はフナバサマ。
フナサコ 舟浴 大阪府、和歌山県。地形。船迫の異形。和歌山県有田郡有田川町日物川に分布あり。
フナサコ 舩迫 鹿児島県鹿児島市・福岡県・大阪府。北海道名寄市でフナバが存在。地形。船迫の異形。鹿児島県鹿児島市上竜尾町に分布あり。
フナサコ 船廻 和歌山県紀の川市。地形。船迫の異形。和歌山県紀の川市桃山町黒川に分布あり。
フナサコ 船浴 和歌山県和歌山市。地形。船迫の異形。和歌山県和歌山市西小二里に分布あり。
フナサコ 船佐古 三重県南牟婁郡御浜町・大阪府。地形。船迫の異形。三重県南牟婁郡御浜町阿田和に分布あり。同地は太平洋に面した土地。
フナザシ 篙 熊本県阿蘇郡南阿蘇村。事物。篙の字義は「棹」、「船棹」。東京都では熊本県玉名市で明治新姓時に漢学者が命名したと伝える。同地では篙は船の棹にちなんだのではないかとの伝もあり。熊本県阿蘇郡南阿蘇村では熊本県玉名市の出と伝える。来住の時期は不詳。山口県周南市では明治新姓時に本姓の高に竹が丈夫であるとの考えから「竹」を追加したと伝える。伝承での発音はサオ。コウ 高参照。
フナサト 舟里 東京都。地形。舟と里から。
フナサワ 船澤 フナザワ 船澤参照。
フナサワ 舟澤 フナザワ 舟澤参照。
フナサワ 舩澤 フナザワ 舩澤参照。
フナザワ 船沢 神奈川県、長野県・青森県。①地形。船と沢から。神奈川県三浦市海外町に分布あり。同地は太平洋に面した土地。埼玉県幸手市天神島の天神島城で1589年(天生17年)に記録あり。②合略。船越の略。鳥取県米子市岡成では江戸時代に同地の船越氏の「船」を使用して称したと伝える。フナコシ 船越参照。
フナザワ 舟沢 福井県、愛知県・神奈川県。地形。船沢の異形。福井県丹生郡越前町玉川に分布あり。
フナザワ 船澤 埼玉県、神奈川県、長野県。地形。船沢の異形。長野県下伊那郡喬木村阿島に分布あり。埼玉県越谷市では茨城県土浦市に江戸時代中期まで居住していたと伝える。
フナザワ 舟澤 福井県、静岡県・東京都。地形。船沢の異形。福井県福井市花堂中に分布あり。
フナザワ 舩澤 鳥取県米子市、青森県・栃木県。地形。船沢の異形。鳥取県米子市岡成に分布あり。
ブナサワ 樗沢 ブナザワ 樗沢参照。
ブナサワ 樗澤 ブナザワ 樗澤参照。
ブナザワ 樗沢 新潟県妙高市、東京都、神奈川県。地形。樗と沢から。新潟県妙高市猿橋に分布あり。
ブナザワ 樗澤 新潟県妙高市、神奈川県、愛知県。地形。樗沢の異形。新潟県妙高市猿橋に分布あり。
フナジ 船路 京都府、滋賀県・福岡県。地形。船と道路から。福岡県田川郡川崎町田原に分布あり。
フナジ 舩路 神奈川県横浜市南区。地形。船路の異形。神奈川県横浜市南区永田南に分布あり。
フナシゲ 船重 広島県。「船」を含む姓、「重」を含む男性の名前あり。広島県三次市西酒屋町に分布あり。
フナシタ 船下 徳島県、石川県鳳珠郡能登町。地形。船の下から。徳島県那賀郡那賀町坂州に分布あり。石川県鳳珠郡能登町波並に分布あり。同地は日本海に面した土地。
フナシタ 舟下 愛知県海部郡蟹江町。地形。船下の異形。愛知県海部郡蟹江町新千秋後西に分布あり。
フナシマ 船島 宮城県、熊本県、鹿児島県。地形。船と島状の土地から。宮城県登米市中田町上沼舘、熊本県天草市本渡町本渡に分布あり。
フナシマ 舟島 長野県、東京都、石川県。地形。船島の異形。長野県木曽郡大桑村野尻に分布あり。
フナシマ 舟嶋 宮城県登米市、岩手県・京都府。地形。船島の異形。宮城県登米市東和町米谷日面に分布あり。富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。
フナシマ 舩島 北海道、熊本県天草市。地形。船島の異形。熊本県天草市本渡町本渡に分布あり。
フナシマ 船嶋 熊本県・福岡県・宮城県。地形。船島の異形。熊本県熊本市中央区帯山に分布あり。
フナジマ 船島 フナシマ 船島参照。
フナジマ 舩島 フナシマ 舩島参照。
フナショ 船所 和歌山県和歌山市、兵庫県。和歌山県和歌山市船所発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフナドコロ。
フナショ 舟所 京都府・大阪府・北海道。船所の異形。京都府長岡京市神足木寺町に分布あり。
フナショク 船職 兵庫県淡路市。兵庫県淡路市久留麻に分布あり。同地は大阪湾に面した土地。
フナジリ 船尻 東京都西東京市。地形。船の後ろから。東京都西東京市南町に分布あり。
フナシロ 船城 フナキ 船城参照。
フナシロ 船代 和歌山県日高郡日高町。和歌山県日高郡日高町阿尾に分布あり。同地は太平洋に面した土地。
フナスギ 舟杉 富山県富山市。事物。船杉の異形。富山県富山市婦中町砂子田に分布あり。
フナスギ 船杉 広島県、山口県下関市・大分県臼杵市。事物。船と杉から。広島県福山市鞆町後地に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。
フナスギ 舩杉 島根県・広島県・東京都。事物。船杉の異形。広島県広島市南区山城町に分布あり。
フナズミ 船住 長崎県西海市・兵庫県・愛知県。地形。船と居住地から。長崎県西海市大島町に分布あり。同地は東シナ海に面した土地。
フナセ 船瀬 兵庫県、大阪府、大分県大分市。①地形。船と瀬から。大分県大分市馬場が本拠。同地は瀬戸内海に面した土地。熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。三重県度会郡大紀町船木は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。②兵庫県洲本市五色町鳥飼浦の小字の船瀬から発祥。※鹿児島県薩摩川内市入来町浦之名(旧:船瀬)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。
フナセ 舟瀬 富山県、三重県、兵庫県。①地形。船瀬の異形。熊本県宇土市戸口町では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②船瀬と同源。兵庫県洲本市五色町鳥飼浦に分布あり。
フナセ 舟生 フニュウ 舟生参照。
フナセ 船勢 山口県宇部市・大阪府岸和田市。船瀬姓あり。熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。
フナセ 舩瀬 大阪府、広島県・徳島県鳴門市。船瀬の異形。徳島県鳴門市鳴門町高島竹島に分布あり。
フナセ 船背 鳥取県鳥取市・大阪府。船瀬姓あり。鳥取県鳥取市丸山町に分布あり。
フナセコ 船迫 フナサコ 船迫参照。
フナゾウ 船造 フナヅクリ参照。
フナソコ 船底 佐賀県嬉野市、福岡県・大分県。佐賀県嬉野市嬉野町大字吉田の小字の船底から発祥。佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙に分布あり。
フナソコ 舟底 和歌山県海草郡紀美野町。船底の異形。和歌山県海草郡紀美野町動木に分布あり。
フナソコ 舩底 福岡県北九州市。船底の異形。福岡県北九州市では佐賀県嬉野市で殿の船の底を作っていた船大工が「公」を含む「舩」の字を使用して称したと伝える。推定では江戸時代。
フナタ 船田 フナダ 船田参照。
フナタ 舟田 フナダ 舟田参照。
フナタ 鮒田 フナダ 鮒田参照。
フナタ 舩田 フナダ 舩田参照。
フナダ 船田 栃木県、愛媛県、東京都。フネダ、センダは稀少。①埼玉県熊谷市日向の通称地名の舟田から発祥。地名はフナダ。同地で鎌倉時代末期に称したと伝える。②福島県白河市舟田発祥。地名はフナダ。南北朝時代に「船田」の表記で記録のある地名。※栃木県の船田荘からと伝える。時代、位置不詳。
フナダ 舟田 北海道、富山県、長野県。船田の異形。岩手県大船渡市では栃木県の出で船田姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士、宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士、福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士、福岡県直方市殿町が藩庁の東蓮寺藩士に江戸時代にあった。山形県寒河江市上河原では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フナダ 鮒田 三重県、大阪府、石川県。①三重県南牟婁郡紀宝町鮒田発祥。南北朝時代に「船田」の表記で記録のある地名。②地形。鮒と田から。石川県かほく市大崎では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フナダ 舩田 栃木県、鳥取県、大阪府。船田の異形。新潟県上越市本城町が藩庁の越後高田藩士に江戸時代にあった。
フナダ 船多 兵庫県・和歌山県橋本市。船田姓あり。和歌山県橋本市隅田町下兵庫に分布あり。
フナダイ 船台 兵庫県。推定では船と台地から。兵庫県赤穂市三樋町に分布あり。
フナダイ 船臺 兵庫県尼崎市。船台の異形。兵庫県尼崎市長洲中通に分布あり。
フナダイク 船大工 大阪府大阪市港区・東京都台東区。職業。船を建造する職人から。大阪府大阪市港区市岡元町に分布あり。
フナダイク 舩大工 東京都。職業。船大工の異形。
フナタケ 舟竹 富山県富山市。事物。舟と竹から。富山県富山市願海寺に分布あり。
フナタニ 船谷 福井県、大阪府、兵庫県。フナヤも含む分布。福井県でフナヤが存在。①屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県豊岡市瀬戸に分布あり。同地は日本海に面した土地。兵庫県豊岡市船谷は江戸時代に記録のある地名。地名はフナダニ。福井県坂井市三国町新保に分布あり。同地は日本海に面した土地。②高知県香美市土佐山田町船谷発祥。安土桃山時代に記録のある地名。地名はフナダニ。同地が本拠。
フナタニ 舟谷 高知県、大阪府、山口県。フナヤは稀少。船谷の異形。高知県香美市土佐山田町船谷が本拠。地名はフナダニ。同地に安土桃山時代にあった。
フナタニ 鮒谷 大阪府。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県淡路市生穂に分布あり。
フナタニ 船渓 富山県富山市・兵庫県。船谷の異形。富山県中新川郡立山町浦田にある浄土真宗の照名寺の僧侶による明治新姓。
フナタニ 舩谷 岐阜県高山市・大阪府。船谷の異形。岐阜県高山市松之木町に分布あり。福井県福井市茱崎町ではフナヤ。
フナダニ 舟谷 フナタニ 舟谷参照。
フナチ 舟知 奈良県。推定では舟を知る行為から。奈良県吉野郡吉野町吉野山に分布あり。
フナツ 船津 福岡県、群馬県、佐賀県。①地形。船と渡し場から。岡山県北部(旧:美作国)に南北朝時代にあった。同地では関東地方の出と伝える。宮崎県に戦国時代、福岡県北九州市八幡西区別所町、静岡県賀茂郡松崎町船田、福岡県大牟田市新町が藩庁の三池藩士、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。②山梨県南都留郡富士河口湖町船津発祥。戦国時代に「舟津」の表記で記録のある地名。群馬県前橋市富士見町原之郷での伝承。③船戸の異形。埼玉県川口市朝日では江戸時代に船戸姓から改姓したと伝える。フナト 船戸参照。埼玉県入間郡三芳町北永井では江戸時代に「舟津」とも表記したと伝える。④長崎県諫早市飯盛町後田の小字の船津から発祥。
フナツ 舟津 石川県、北海道、埼玉県。①石川県小松市北浅井町舟津発祥。江戸時代に記録のある地名。②船戸の異形。埼玉県川口市朝日では草分けと伝える。埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士に江戸時代にあった。フナト 船戸参照。③地形。船津の異形。宮崎県に戦国時代にあった。
フナツ 舩津 福岡県、長崎県、東京都。地形。船津の異形。福岡県遠賀郡水巻町二西に分布あり。
フナヅ 船津 フナツ 船津参照。
フナヅ 舟津 フナツ 舟津参照。
フナヅ 舩津 フナツ 舩津参照。
フナツカ 船塚 フナヅカ 船塚参照。
フナツカ 舟塚 フナヅカ 舟塚参照。
フナヅカ 船塚 石川県鹿島郡中能登町、大阪府、北海道。石川県鹿島郡中能登町井田の通称地名の船塚出から発祥。
フナヅカ 舟塚 富山県氷見市、石川県・福井県。富山県氷見市余川の小字の舟塚から発祥。
フナヅカ 舩塚 大阪府大阪市・山形県村山市。船塚の異形。大阪府大阪市西淀川区佃に分布あり。
フナツガワ 舟津川 栃木県。船渡川の異形。フナトガワ 船渡川参照。
フナツキ 船附 広島県、大阪府、鹿児島県。①広島県三原市鷺浦町向田野浦の小字の船附から発祥。江戸時代に「舩付」の表記で記録のある地名。同地は瀬戸内海に面した土地。②愛媛県松山市畑里の小字の船附から発祥。③地形。船着の異形。沖縄県八重山郡竹富町波照間に分布あり。同地は太平洋に面した土地。宮崎県えびの市東長江浦では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フナツキ 船着 岡山県玉野市、岡山県岡山市・東京都。地形。船着場から。岡山県玉野市胸上が本拠。同地は瀬戸内海に面した土地。同地では香川県小豆郡土庄町豊島家浦で漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フナツキ 舟槻 京都府京都市北区。船槻の異形。京都府京都市北区上賀茂東上之段町に分布あり。
フナツキ 船槻 京都府京都市北区。推定では船と槻から。京都府京都市北区の上賀茂が起源地。
フナツキ 舩附 島根県浜田市。船附の異形。島根県浜田市国分町に分布あり。同地は日本海に面した土地。
フナツキ 舩槻 京都府京都市北区。船槻の異形。京都府京都市北区上賀茂西上之段町に分布あり。
フナツキ 船築 徳島県徳島市。推定では船を築造する行為から。徳島県徳島市北山町銭亀坂に分布あり。
フナツキ 舩築 香川県高松市。船築の異形。
フナツクリ 船造 フナヅクリ参照。
フナヅクリ 船造 北海道、兵庫県、大阪府。フナゾウも含む分布。兵庫県でフナゾウが存在。推定では船を造る行為から。北海道稚内市栄、石川県鹿島郡中能登町井田に分布あり。
フナツケ 船付 島根県隠岐郡海士町・鳥取県境港市・兵庫県。推定では船の付近から。島根県隠岐郡海士町崎に分布あり。同地は日本海に面した土地。
フナツナ 船綱 兵庫県神戸市垂水区。推定では船と綱から。兵庫県神戸市垂水区学が丘に分布あり。
フナツボ 舟坪 神奈川県。コリア系。大韓民国慶尚北道聞慶市に舟坪の地名があった。地名の日本音はセンヘイ、コリア音はジュピョン。神奈川県横浜市港北区で1985年1月7日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
フナツマル 船津丸 佐賀県佐賀市、福岡県、大阪府。推定では船と渡し場と丸い土地から。船名に「丸」を使用する例あり。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士に江戸時代にあった。佐賀県佐賀市久保田町大字久富が本拠。同地では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地は江戸時代に有明海に面していた土地。
フナツマル 舩津丸 長崎県・福岡県・愛知県。船津丸の異形。長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷に分布あり。
フナヅミ 船積 兵庫県。推定では船に積む行為から。兵庫県宍粟市波賀町斉木が本拠。
フナヅミ 舟積 兵庫県、岡山県。船積の異形。兵庫県宍粟市波賀町斉木に分布あり。
フナヅミ 舩積 兵庫県。船積の異形。兵庫県姫路市飾磨区阿成植木に分布あり。
フナツヤ 船津屋 長崎県。職業。船津屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。長崎県北松浦郡佐々町平野免に分布あり。
フナツヤ 舩津屋 鹿児島県出水市。職業。船津屋の異形。鹿児島県出水市向江町に分布あり。
フナデ 船出 鳥取県、岡山県・兵庫県。「船」を含む姓あり。鳥取県東伯郡琴浦町逢束に分布あり。同地は日本海に面した土地。
フナテダニ 船手谷 鳥取県米子市。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。鳥取県米子市東福原に分布あり。
フナデラ 船寺 大阪府、兵庫県、大分県大分市。事物。船と寺から。大分県大分市田尻に分布あり。
フナト 船戸 岐阜県、愛知県、北海道。①地形。船と出入口から。埼玉県さいたま市岩槻区馬込では同地の綾瀬川に面する船着場から称したと伝える。同地に江戸時代にあった。石川県では石川県白山市釜谷が起源地。埼玉県比企郡嵐山町越畑に戦国時代、岐阜県山県市小倉、京都府宮津市鶴賀が藩庁の宮津藩士に江戸時代にあった。同藩士は埼玉県・東京都・神奈川県東北部(旧:武蔵国)の出と伝える。②合略。船越の略。埼玉県川口市では山梨県から来住して船越姓の「船」を残して改姓したと伝える。推定では江戸時代。フナコシ 船越参照。③大阪府貝塚市王子の小字の舟戸から発祥。地名はフナト。
フナト 船渡 岐阜県、岩手県、和歌山県。フナワタリも含む分布。フナワタシは稀少。①岐阜県高山市久々野町引下の小字の船渡谷から発祥。同地に江戸時代にあった。②岩手県九戸郡洋野町種市の小字の船渡から発祥。地名、姓はフナワタリ。③事物。船から。岩手県久慈市では大阪府大阪市中央区大阪城の大阪城が1615年(慶長20年)に落城した後に船で渡ってきたのではないかと伝える。④地形。船戸の異形。埼玉県草加市では江戸時代に「船戸」とも表記したと伝える。※岩手県大船渡市は江戸時代に記録のある地名。※岩手県花巻市上小舟渡・下小舟渡は室町時代に「小船渡」の表記で記録のある地名。小舟渡はコブナト。同地に室町時代に小船渡姓があった。小船渡は現存するか不明。
フナト 舟戸 熊本県、愛知県、三重県。①熊本県球磨郡球磨村渡舟戸発祥。同地に分布あり。②地形。船戸の異形。岐阜県関市武芸川町谷口では美濃紙漉き、養蚕業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。
フナト 舩戸 岐阜県、愛知県、群馬県。地形。船戸の異形。岐阜県山県市小倉に分布あり。福井県敦賀市鞠山が藩庁の敦賀藩士、京都府宮津市鶴賀が藩庁の宮津藩士に江戸時代にあった。
フナト 舟渡 北海道、富山県、岐阜県。フナワタリも含む分布。北海道でフナワタリ、静岡県静岡市でフナワタシが存在。職業。富山県下新川郡入善町では江戸時代に舟渡に従事して称したと伝える。北海道河西郡芽室町では石川県白山市釜谷から北海道に1904年に来住したと伝える。岐阜県岐阜市高田に分布あり。
フナト 船登 石川県、北海道、東京都。①船戸姓あり。石川県羽咋郡志賀町上棚に分布あり。②合略。船越の略。鳥取県米子市岡成では江戸時代に同地の船越氏の「船」を使用して称したと伝える。フナコシ 船越参照。
フナト 舩渡 岐阜県、岩手県、和歌山県。フナワタリは稀少。船渡の異形。岐阜県岐阜市芋島に分布あり。
フナト 船砥 岩手県大船渡市。推定では船と砥石から。岩手県大船渡市三陸町越喜来仲崎浜では江戸時代に農業、漁業に従事していたと伝える。同地は太平洋に面した土地。
フナト 岐 徳島県阿南市。善隣。創賜。岐の神は悪霊を防ぐ神。徳島県阿南市那賀川町中島に分布あり。
フナト 舟登 長野県下伊那郡喬木村・愛知県名古屋市緑区・栃木県下都賀郡野木町。船戸姓あり。長野県下伊那郡喬木村阿島に分布あり。
フナト 舟涛 熊本県。地形。熊本県では船乗りが川の渕から称したと伝える。推定では明治新姓。熊本県八代市坂本町中津道に分布あり。同地は球磨川に面した土地。
フナト 舟濤 静岡県浜松市中区。地形。舟涛の異形。静岡県浜松市中区葵西に分布あり。
フナト 船門 大阪府貝塚市。船戸の異形。大阪府貝塚市王子に分布あり。
フナト 舩登 大阪府大阪市東住吉区。船戸姓あり。大阪府大阪市東住吉区杭全に分布あり。
フナト 船都 大阪府・大阪府堺市。船戸姓あり。大阪府大阪市住吉区山之内に分布あり。
フナト 舩砥 宮城県仙台市・埼玉県。船砥の異形。岩手県大船渡市三陸町越喜来仲崎浜の船砥姓の分家が称したと伝える。推定では江戸時代。
フナド 船戸 フナト 船戸参照。
フナド 船渡 フナト 船渡参照。
フナド 舟戸 フナト 舟戸参照。
フナド 舩戸 フナト 舩戸参照。
フナトウ 船藤 群馬県、北海道、富山県。センドウは稀少。「船」を含む姓、藤原姓あり。群馬県高崎市南新波町、富山県南砺市吉江中に分布あり。石川県羽咋郡志賀町酒見縄界ではセンドウ。埼玉県久喜市西大輪に江戸時代にあった。フジワラ 藤原参照。
フナトウ 舩藤 北海道。船藤の異形。北海道岩見沢市栗沢町由良に分布あり。
フナドウ 船堂 大阪府大阪市。事物。船と堂から。大阪府大阪市住吉区東粉浜に分布あり。
フナトガワ 船渡川 栃木県佐野市。栃木県佐野市船津川町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフナツガワで「舟渡川」とも表記した。
フナトガワ 船戸川 茨城県結城市、栃木県足利市。船渡川の異形。茨城県結城市結城に分布あり。
フナトガワ 舩渡川 栃木県佐野市。船渡川の異形。栃木県佐野市万町に分布あり。
フナトコ 船床 広島県福山市・京都府・神奈川県。推定では船の床から。広島県福山市明王台に分布あり。
フナトミ 船富 大阪府。事物。船と好字の「富」から。大阪府高石市千代田が本拠。同地は大阪湾に面した土地。
フナトミ 船冨 大阪府。事物。船富の異形。大阪府高石市千代田に分布あり。
フナトミ 船宝 千葉県安房郡鋸南町、千葉県南房総市。事物。船と宝から。千葉県安房郡鋸南町勝山に分布あり。同地は浦賀水道に面した土地。
フナトミ 舟宝 千葉県安房郡鋸南町。事物。船宝の異形。神奈川県では漁業従事者が豊漁を願って称したと伝える。推定では明治新姓。
フナトミ 舟寶 千葉県安房郡鋸南町。事物。船宝の異形。千葉県安房郡鋸南町勝山に分布あり。
フナトミ 舩富 大阪府高石市。事物。船富の異形。大阪府高石市千代田に分布あり。
フナトメ 船留 大阪府、兵庫県明石市。事物。船と好字の「留」から。大阪府高石市高師浜に分布あり。同地は大阪湾に面した土地。
フナトメ 舩留 大阪府・兵庫県。事物。船留の異形。兵庫県明石市東仲ノ町に分布あり。
フナナカ 船中 大阪府堺市南区、静岡県焼津市・山形県南陽市。山形県南陽市宮内に分布あり。北海道室蘭市輪西町では石川県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。※鹿児島県に戦国時代にあった。
フナナミ 船浪 新潟県五泉市、広島県広島市。船波の異形。新潟県五泉市伊勢の川、広島県広島市安芸区矢野西に分布あり。
フナナミ 船波 兵庫県、香川県、大阪府。フナバも含む分布。香川県でフナバが存在。推定では船と波から。香川県小豆郡小豆島町中山では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地は内陸の土地。
フナナミ 舟波 フナミ 舟波参照。
フナナミ 舩波 兵庫県、香川県小豆郡小豆島町。船波の異形。香川県小豆郡小豆島町中山に分布あり。
フナナミ 舩浪 新潟県五泉市。船波の異形。新潟県五泉市本町に分布あり。
フナナリ 舟成 熊本県球磨郡球磨村・大阪府。推定では舟と好字の「成」から。熊本県球磨郡球磨村一勝地に分布あり。同地の小字に舟木谷あり。
フナネ 舟根 北海道旭川市、富山県下新川郡入善町。地形。船根の異形。富山県下新川郡入善町一宿が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フナネ 船根 島根県大田市・千葉県・北海道。地形。船のそばから。島根県大田市大田町大田に分布あり。
フナノ 船野 兵庫県、大阪府、岩手県。フネノも含む分布。兵庫県、大阪府、長野県でフネノが存在。①「船」を含む姓あり。兵庫県豊岡市竹野町竹野、大阪府泉南市樽井に分布あり。愛媛県宇和島市丸之内が藩庁の宇和島藩士に江戸時代に「舟野」の表記であった。②舟野の異形。岩手県大船渡市日頃市町郷道に分布あり。
フナノ 舟野 岩手県大船渡市、北海道。岩手県大船渡市日頃市町舟野発祥。岩手県大船渡市日頃市町郷道に分布あり。
フナノ 舩野 滋賀県・大阪府・和歌山県。フネノは稀少。船野の異形。滋賀県高島市今津町今津に分布あり。
フナノカワ 舟ノ川 神奈川県、奈良県・鹿児島県伊佐市。地形。鹿児島県伊佐市大口里に江戸時代にあった門割制度の舟ノ川門から。門名は舟と川から。門による明治新姓。
フナノカワ 舟之川 鹿児島県鹿児島市・長崎県長崎市・神奈川県。地形。舟ノ川の異形。鹿児島県鹿児島市下福元町に分布あり。
フナノカワ 船之川 鹿児島県伊佐市・愛知県。地形。舟ノ川の異形。鹿児島県伊佐市大口篠原に分布あり。
フナバ 船場 青森県、北海道、熊本県。センバも含む分布。①地形。船のある場所から。青森県三戸郡三戸町梅内に分布あり。②熊本県天草市下浦町船場の小字の船場から発祥。地名、姓はセンバ。
フナバ 舟場 和歌山県有田郡有田川町、静岡県、富山県。センバは稀少。①和歌山県有田郡有田川町松原の小字の舟場から発祥。②地形。船場の異形。富山県富山市婦中町下条に分布あり。
フナバ 舟迫 北海道、宮城県伊具郡丸森町。フナバサマも含む分布。地形。山の迫った土地から。舟は推定では船のような形。宮城県伊具郡丸森町大張大蔵清水に分布あり。同地は内陸の土地。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。北海道では江戸時代に「舟廻」と表記したと伝える。舟廻は現存するか不明。
フナバ 船波 フナナミ 船波参照。
フナバ 船端 フナバタ 船端参照。
フナバ 舩場 山口県・岡山県・福岡県。熊本県でセンバが存在。地形。船場の異形。山口県柳井市伊保庄に分布あり。
フナバ 舩迫 フナサコ 舩迫参照。
フナバ 舟羽 神奈川県。船場姓あり。神奈川県座間市小松原に分布あり。
フナバ 船迫 フナサコ 船迫参照。
フナハザマ 船迫 フナサコ 船迫参照。
フナハシ 船橋 フナバシ 船橋参照。
フナハシ 舟橋 フナバシ 舟橋参照。
フナハシ 舩橋 フナバシ 舩橋参照。
フナハシ 鮒橋 静岡県静岡市清水区・東京都・北海道。船橋姓あり。静岡県静岡市清水区蒲原に分布あり。
フナバシ 船橋 愛知県、青森県、茨城県。①事物。船から。愛知県知多郡阿久比町宮津では1582年(天正10年)か1596年から1615年(慶長年間)に戦国時代・安土桃山時代・江戸時代の武将である徳川家康の渡海の便宜を図って賜ったと伝える。本家は新海姓を称して分家は船橋姓を称していたとの伝あり。シンカイ 新海参照。②千葉県船橋市発祥。鎌倉時代に記録のある地名。③舟橋の異形。
フナバシ 舟橋 愛知県、茨城県、北海道。①船橋の異形。埼玉県熊谷市御正新田では江戸時代に「船橋」とも表記したと伝える。茨城県常陸太田市落合町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士、福島県福島市杉妻町が藩庁の陸奥福島藩士、福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士に江戸時代にあった。会津藩士は同時代に「船橋」とも表記した。②京都府乙訓郡大山崎町大山崎(旧:船橋保)発祥。室町時代に記録のある地名。同地を1601年(慶長6年)に領して称したと伝える。茨城県石岡市柿岡では京都府京都市の出と伝える。来住の時代は不詳。③富山県中新川郡舟橋村舟橋発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフナハシ。富山県中新川郡立山町五郎丸に分布あり。
フナバシ 舩橋 愛知県、茨城県、岡山県。船橋の異形。愛知県小牧市三ツ渕、岡山県岡山市三門中町に分布あり。愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士、茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩の舟奉行が公の性質により舟に「公」を追加した「舩」の字を使用して江戸時代に山田姓から改姓したと伝える。ヤマダ 山田参照。
フナハシ 船梁 兵庫県明石市・兵庫県神戸市垂水区。船橋姓あり。兵庫県明石市松が丘に分布あり。
フナハタ 舟幡 茨城県。推定では船と八幡神社から。茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。
フナハタ 舩幡 茨城県水戸市。舟幡の異形。茨城県水戸市吉沢町に分布あり。
フナハタ 船畑 福岡県。地形。畑から。船は推定では船に似た形から。福岡県田川郡添田町桝田に分布あり。
フナバタ 船端 長崎県五島市、愛媛県今治市・東京都。フナバも含む分布。愛媛県今治市でフナバが存在。地形。船と端から。長崎県五島市木場町、愛媛県今治市上浦町盛に分布あり。
フナハマ 船浜 和歌山県和歌山市。地形。船と浜から。和歌山県和歌山市内原に分布あり。
フナバヤシ 舟林 富山県魚津市、北海道旭川市。地形。舟と林から。富山県魚津市鹿熊では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地は早月川に面した土地。
フナバヤシ 船林 山口県。地形。舟林の異形。山口県山陽小野田市埴生に分布あり。
フナバヤシ 舩林 山口県山陽小野田市。地形。舟林の異形。山口県山陽小野田市郡に分布あり。
フナハラ 船原 兵庫県、福岡県、鳥取県。地形。船と原から。鳥取県西伯郡大山町大塚に分布あり。同地は日本海に面した土地。長崎県平戸市生月町山田免に分布あり。同地は東シナ海に面した土地。長崎県平戸市岩の上町が藩庁の平戸藩士に江戸時代にあった。
フナハラ 舟原 静岡県、和歌山県、広島県。地形。船原の異形。静岡県島田市金谷東に分布あり。静岡県伊豆市上船原・下船原は戦国時代に記録のある地名。地名はフナバラ。
フナハラ 舩原 長崎県平戸市、鳥取県西伯郡大山町。地形。船原の異形。長崎県平戸市生月町山田免に分布あり。同地に船原姓あり。同地は東シナ海に面した土地。※山梨県南巨摩郡身延町小田船原発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフナハラ。同地を鎌倉時代に領して佐賀県・長崎県(旧:肥前国)に同時代に来住したと伝える。佐賀県武雄市山内町大字鳥海の小字の船の原に同時代にあった。地名はフネノハラ。
フナバラ 船原 フナハラ 船原参照。
フナバラ 舩原 フナハラ 舩原参照。
フナバリ 船張 茨城県常総市、愛知県名古屋市南区。推定では船と開墾地から。茨城県常総市三坂町に分布あり。

日本姓氏語源辞典 フナヒキ~フユヤマ

フナヒキ 船引 フナビキ 船引参照。
フナビキ 船曳 兵庫県、岡山県、大阪府。兵庫県佐用郡佐用町上本郷付近(旧:船曳荘)から発祥。奈良時代に「船引」の表記で記録のある地名。同地で室町時代に称したと伝える。兵庫県赤穂市上仮屋が藩庁の赤穂藩士に江戸時代にあった。
フナビキ 船引 兵庫県姫路市、兵庫県たつの市。船曳の異形。兵庫県姫路市刀出に分布あり。
フナビキ 舟引 兵庫県佐用郡佐用町、兵庫県姫路市。船曳の異形。兵庫県佐用郡佐用町林崎では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。兵庫県佐用郡佐用町乃井野が藩庁の三日月藩士に江戸時代にあった。
フナビキ 船曵 兵庫県。船曳の異形。兵庫県佐用郡佐用町三日月に分布あり。
フナビキ 舟曳 兵庫県。船曳の異形。兵庫県佐用郡佐用町乃井野に分布あり。
フナビキ 舩曳 兵庫県相生市、岡山県・大阪府。船曳の異形。兵庫県相生市若狭野町八洞に分布あり。
フナビキ 舩曵 岡山県美作市、兵庫県・山口県。船曳の異形。岡山県美作市川戸に分布あり。
フナビキ 舩引 兵庫県・大阪府・愛知県。船曳の異形。兵庫県姫路市砥堀に分布あり。
フナヒラ 船平 富山県下新川郡入善町、鹿児島県鹿児島市、愛媛県南宇和郡愛南町。①推定では船のある場所から。ヒラが「傾斜地」を意味する例あり。富山県下新川郡入善町吉原では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地は日本海に面した土地。②鹿児島県鹿児島市西佐多町の小字の船平から発祥。地名はフナガヒラ。同地に江戸時代に門割制度の船ケ平門があった。同地は内陸の土地。門による明治新姓。③愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。同地は豊後水道に面した土地。
フナベ 舟部 福島県白河市、神奈川県横須賀市、大分県国東市。地形。船辺の異形。福島県白河市大和田、大分県国東市国見町小熊毛に分布あり。大分県杵築市船部は江戸時代に記録のある地名。地名はフナベ。
フナベ 舟辺 富山県富山市・兵庫県西宮市。地形。船辺の異形。富山県富山市牛島本町に分布あり。
フナベ 船辺 熊本県天草市。地形。船の付近から。熊本県天草市新和町大多尾が本拠。同地は八代海に面した土地。
フナベ 船邉 熊本県天草市。地形。船辺の異形。熊本県天草市牛深町に分布あり。
フナホ 船穂 千葉県印西市。千葉県印西市船尾(旧:船穂)発祥。平安時代に記録のある地名。同地の白山神社の神主に東京時代にあった。
フナホラ 舟洞 フナボラ 舟洞参照。
フナボラ 舟洞 岐阜県。岐阜県高山市国府町瓜巣の小字の舟洞から発祥。
フナボリ 舟堀 東京都、埼玉県狭山市。地形。舟と堀から。埼玉県狭山市北入曽に分布あり。東京都江戸川区船堀は江戸時代に記録のある地名。地名はフナボリ。
フナマ 船間 鹿児島県鹿屋市、大阪府。①鹿児島県鹿屋市船間町発祥。町名としては1950年に成立した地名。②鹿児島県肝属郡肝付町岸良船間発祥。同地に江戸時代に門割制度の船間屋敷があった。屋敷による明治新姓。
フナマ 舩間 東京都西東京市。船間の異形。東京都西東京市柳沢に分布あり。
フナマ 舟間 鹿児島県肝属郡肝付町。船間の異形。鹿児島県肝属郡肝付町前田に分布あり。
フナマタ 船亦 大阪府大阪市此花区・東京都。推定では船と分岐する場所から。大阪府大阪市此花区伝法に分布あり。
フナマチ 船町 兵庫県加古川市。兵庫県加古川市八幡町船町発祥。江戸時代に記録のある地名。
フナマチ 舟町 兵庫県豊岡市・大阪府。兵庫県豊岡市船町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフナマチ。
フナマツ 船松 長崎県長崎市・神奈川県・埼玉県。事物。船と松から。長崎県長崎市為石町に分布あり。同地は東シナ海に面した土地。
フナマツ 舩松 大阪府大阪市平野区。事物。船松の異形。
フナマヤ 船間屋 愛媛県新居浜市・愛媛県松山市。職業。船間屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。愛媛県新居浜市南小松原町に分布あり。
フナミ 船見 新潟県、栃木県、茨城県。石川県金沢市宮保町付近(旧:府南社御供田)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。府南はフナミで「符南」とも表記した。栃木県那須郡那珂川町恩田では石川県南部(旧:加賀国)から江戸時代に来住したと伝える。三重県名張市、静岡県沼津市大手町が藩庁の沼津藩士に江戸時代にあった。
フナミ 舟見 北海道、富山県、石川県。富山県下新川郡入善町舟見発祥。戦国時代に「ふなミ」の表記で記録のある地名。地名は「布名美」、「宇奈美」とも表記した。新潟県に安土桃山時代、石川県加賀市大聖寺八間道が藩庁の大聖寺藩士に江戸時代にあった。北海道苫前郡羽幌町築別では富山県から1899年頃に来住したと伝える。北海道苫前郡初山別村有明では富山県から1901年に来住したと伝える。
フナミ 舟波 新潟県、群馬県、東京都。フナナミも含む分布。舟見の異形。東京都では新潟県の出で東京時代にフナナミからフナミに発音を変更したと伝える。新潟県上越市浦川原区飯室に分布あり。
フナミ 舩見 富山県・山形県・三重県。舟見の異形。富山県中新川郡立山町上瀬戸に分布あり。
フナミ 符波 石川県金沢市・愛知県。事物。石川県金沢市米泉町にある浄土真宗の浄光寺の僧侶による明治新姓。愛知県では人生を一片の波にたとえて僧侶が称したと伝える。安土桃山時代・江戸時代に「府波」の表記で福井県勝山市に江戸時代に居住して明治新姓時に府波は画数が悪いと考えて符波にしたとの伝もあり。
フナミズ 船水 青森県弘前市、青森県青森市。フネミズは稀少。青森県弘前市船水発祥。南北朝時代に記録のある地名。地名は「舟水」とも表記した。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士に江戸時代にあった。
フナミズ 舟水 北海道、秋田県・神奈川県。船水の異形。秋田県大館市比内町扇田大谷地に分布あり。
フナミズ 舩水 北海道・青森県・愛知県。船水の異形。青森県青森市茶屋町に分布あり。
フナミチ 船道 沖縄県。地形。船と通り道から。沖縄県八重山郡竹富町黒島では「船道」を含む三文字姓だったとの伝あり。推定では1945年以前。ヒガシフナミチ 東船道参照。マエフナミチ 前船道参照。
フナミチ 舟道 沖縄県石垣市。地形。船道の異形。沖縄県石垣市平得に分布あり。
フナミチ 舟路 沖縄県那覇市。地形。船道の異形。沖縄県那覇市安里に分布あり。
フナミツ 船満 広島県三原市・宮城県仙台市泉区・青森県青森市。「船」を含む姓あり。「満」は好字。広島県三原市本郷町船木に分布あり。
フナミヤ 船宮 長崎県松浦市。事物。船と神社から。長崎県松浦市星鹿町青島免に分布あり。同地は東シナ海に面した土地。
フナムラ 船村 静岡県富士市、広島県廿日市市、高知県高岡郡四万十町。地形。船と村から。高知県では高知県高岡郡四万十町興津が本拠。同地は太平洋に面した土地。※奈良県大和郡山市城内町が藩庁の郡山藩士に江戸時代にあった。
フナムラ 舟村 大阪府泉大津市・千葉県八千代市。地形。船村の異形。大阪府泉大津市西港町に分布あり。※山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士に江戸時代にあった。
フナムラ 舩村 広島県広島市中区・静岡県富士市。地形。船村の異形。広島県広島市中区舟入中町に分布あり。
フナムラ 鮒村 大阪府。船村姓あり。大阪府門真市桑才に分布あり。
フナムラ 舟邑 京都府京都市伏見区。地形。船村の異形。京都府京都市伏見区向島二ノ丸町に分布あり。
フナメン 船面 徳島県三好市、大阪府。推定では船と面した土地から。徳島県三好市山城町小川谷に分布あり。
フナモ 舟茂 神奈川県・東京都、新潟県。推定では舟と好字の「茂」から。新潟県長岡市表町に分布あり。
フナモ 鮒藻 埼玉県北葛飾郡松伏町・千葉県野田市。舟茂姓あり。埼玉県北葛飾郡松伏町魚沼では江戸時代に「船茂」と表記したと伝える。船茂は現存するか不明。
フナモト 船本 広島県、石川県、大阪府。事物。船から。鳥取県鳥取市賀露町北では漁業従事者が称する。推定では明治新姓。兵庫県宍粟市山崎町船元は江戸時代に「船本」の表記で記録のある地名。地名は「舟元」とも表記した。長崎県長崎市に江戸時代にあった。長崎県南松浦郡新上五島町船崎郷は鎌倉時代に「ふなさけ」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。山口県宇部市船木は南北朝時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フナモト 舟本 富山県下新川郡入善町、栃木県、東京都。事物。船本の異形。富山県下新川郡入善町西中が本拠。富山県下新川郡入善町舟見は戦国時代に「ふなミ」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。愛媛県西予市野村町高瀬が本拠。同地の小字に舟坂あり。
フナモト 船元 熊本県天草市、鹿児島県、兵庫県。①事物。船本の異形。熊本県天草市新和町大宮地が本拠。同地は八代海に面した土地。②兵庫県宍粟市山崎町船元発祥。江戸時代に「船本」の表記で記録のある地名。地名は「舟元」とも表記した。兵庫県宍粟市一宮町公文が本拠。
フナモト 舩本 大阪府、石川県、京都府。事物。船本の異形。石川県輪島市鳳至町に分布あり。
フナモト 舟元 兵庫県、石川県、大阪府。①船元の異形。兵庫県宍粟市波賀町原に分布あり。②事物。船本の異形。石川県羽咋郡志賀町富来地頭町に分布あり。
フナモト 舩元 長崎県長崎市・福岡県・愛知県。事物。船本の異形。長崎県長崎市鳴見台に分布あり。
フナモリ 船守 岡山県、鳥取県、兵庫県。職業。舟守の異形。岡山県岡山市北区御津吉尾に分布あり。同地は内陸の土地。鳥取県米子市水浜に分布あり。同地は日野川に面した土地。
フナモリ 舟守 富山県射水市、熊本県、長崎県。職業。富山県射水市では漁業従事者による明治新姓と伝える。
フナモリ 船盛 鹿児島県。推定では船と好字の「盛」から。鹿児島県霧島市国分野口に分布あり。
フナモリ 船森 鳥取県・神奈川県、長崎県大村市。推定では船と森から。鳥取県米子市淀江町小波に分布あり。同地は日本海に面した土地。
フナモリ 舟森 長崎県大村市・岩手県。船森の異形。長崎県大村市鬼橋町、岩手県盛岡市玉山大二子に分布あり。
フナモリ 舩森 栃木県大田原市。船森の異形。栃木県大田原市矢倉に分布あり。
フナモリ 舩守 島根県安来市・岡山県岡山市・富山県射水市。職業。舟守の異形。富山県射水市大島北野に分布あり。
フナモリ 舩盛 鹿児島県。船盛の異形。鹿児島県鹿児島市紫原に分布あり。
フナヤ 船屋 富山県黒部市、北海道。職業。船屋の屋号から。富山県黒部市生地神区では海運業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。長崎県平戸市では船屋の屋号からと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。
フナヤ 船谷 フナタニ 船谷参照。
フナヤ 舟谷 フナタニ 舟谷参照。
フナヤ 船矢 北海道、東京都、福井県丹生郡越前町。職業。船屋の異形。福井県丹生郡越前町高佐では造船業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地は日本海に面した土地。広島県広島市中区基町の広島城で堀の船を製造していたとの伝あり。推定では江戸時代。伝承地不詳。広島県東広島市黒瀬町楢原に分布あり。
フナヤ 舟屋 富山県黒部市。職業。船屋の異形。富山県黒部市の漁業従事者による明治新姓。富山県黒部市生地神区に分布あり。
フナヤ 舩谷 フナタニ 舩谷参照。
フナヤチ 船谷内 石川県珠洲市、兵庫県。地形。船と低湿地から。石川県珠洲市宝立町宗玄に分布あり。同地は日本海に面した土地。
フナヤチ 舩谷内 北海道札幌市手稲区。地形。船谷内の異形。北海道札幌市手稲区新発寒七条に分布あり。
フナヤナギ 船柳 北海道、神奈川県、福島県。事物。船と柳から。福島県南相馬市小高区浦尻に分布あり。同地は太平洋に面した土地。
フナヤマ 船山 山形県、栃木県、新潟県。①長野県千曲市小船山付近(旧:船山郷)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。小船山はコブネヤマ。栃木県大田原市福原に分布あり。栃木県大田原市富池(旧:船山)は江戸時代に記録のある地名。②事物。広島県広島市安佐北区亀山に戦国時代にあった船山城の城主だった山中氏の後裔が城名を姓としたと伝える。ヤマナカ 山中参照。③三重県津市美里町船山発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フナヤマ 舟山 山形県、福島県、北海道。船山の異形。山形県東置賜郡川西町では戦国時代以前に居住していたと伝える。新潟県に安土桃山時代、山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士、山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士、宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。
フナヤマ 舩山 山形県、福島県、栃木県。船山の異形。山形県南陽市梨郷に分布あり。
フナヨシ 船吉 大阪府、愛媛県今治市・長崎県佐世保市。推定では船と好字の「吉」から。愛媛県今治市大三島町宮浦に分布あり。同地は瀬戸内海に面した土地。
フナヨシ 舩吉 大阪府寝屋川市。船吉の異形。大阪府寝屋川市点野に分布あり。
フナヨセ 舟寄 静岡県富士市。船寄の異形。静岡県富士市宮島に分布あり。フナヨリ 船寄参照。
フナヨセ 船寄 フナヨリ 船寄参照。
フナヨリ 船寄 鳥取県、福岡県、岡山県。兵庫県でフナキ、福井県福井市でフナヨセが存在。①鳥取県東伯郡湯梨浜町下浅津の小字の船寄から発祥。②福井県坂井市丸岡町舟寄発祥。舟寄はフナヨセ。平安時代に「船寄」の表記で記録のある地名。
フナワキ 船脇 鹿児島県鹿児島市、兵庫県、福岡県。地形。鹿児島県鹿児島市西佐多町に江戸時代にあった門割制度の船脇門から。門名は船の脇から。門による明治新姓。兵庫県明石市明石公園が藩庁の明石藩士に江戸時代にあった。
フナワタシ 船渡 フナト 船渡参照。
フナワタシ 舟渡 フナト 舟渡参照。
フナワタリ 船渡 フナト 船渡参照。
フナワタリ 舟渡 フナト 舟渡参照。
フナワタリ 舩渡 フナト 舩渡参照。
フニウ 舟生 フニュウ 舟生参照。
フニウ 船生 フニュウ 船生参照。
フニウ 舩生 フニュウ 舩生参照。
ブニウ 豊丹生 ブニュウ 豊丹生参照。
ブニウチ 歩仁内 ブニナイ 歩仁内参照。
ブニナイ 歩仁内 秋田県山本郡三種町、北海道。アイヌ語のナイは「沢」の意。秋田県山本郡三種町森岳が本拠。北海道札幌市でホニウチあり。
フニュウ 藤生 フジウ 藤生参照。
フニュウ 舟生 茨城県、北海道、山形県。フニウ、フナオ、フナオイ、フナセは稀少。①船生の異形。茨城県を根拠地とした佐竹氏の家臣に安土桃山時代にあった。②福島県伊達市梁川町舟生発祥。鎌倉時代に「船生」の表記で記録のある地名。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。同藩士の伝承。
フニュウ 船生 栃木県、福島県、埼玉県。フニウ、フナオ、フナオイは稀少。栃木県塩谷郡塩谷町船生発祥。江戸時代に記録のある地名。栃木県鹿沼市板荷に分布あり。
フニュウ 普入 東京都、茨城県、岩手県。船生の異形。茨城県つくば市北条、岩手県一関市大東町渋民佐野脇に分布あり。
フニュウ 舩生 栃木県・群馬県・埼玉県。フニウは稀少。船生の異形。群馬県太田市成塚町に分布あり。
ブニュウ 豊饒 鹿児島県、福岡県・大分県。ブニョウは稀少。大分県大分市豊饒発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はブニョウ。大分県に安土桃山時代、福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士に江戸時代にあった。
ブニュウ 豊丹生 福岡県、埼玉県・北海道。ブニウも含む分布。福岡県東部・大分県北部(旧:豊前国)・大分県(旧:豊後国)発祥。飛鳥時代に記録のある地名。東京都では熊本県の出で神主が戦を占って勝った後で豊前・豊後の「豊」と丹生姓を賜って奈良時代以前に称していたと伝える。福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士に江戸時代、福岡県糟屋郡久山町猪野の天照皇大神宮の神主に東京時代にあった。ニウ 丹生参照。
ブニョウ 豊饒 ブニュウ 豊饒参照。
フネ 船 岡山県、石川県、富山県。フナは稀少。「船」を含む姓あり。岡山県倉敷市連島町連島、石川県七尾市矢田町に分布あり。茨城県古河市北山田ではフナ。※百済系。事物。古墳時代に船の税金を計算して欽明天皇から賜った事例があった。位置不詳。
フネ 舩 岡山県倉敷市。船の異形。岡山県倉敷市連島町鶴新田に分布あり。
フネガサワ 船ケ沢 フナガサワ 船ケ沢参照。
フネキ 船木 フナキ 船木参照。
フネダ 船田 フナダ 船田参照。
フネノ 船野 フナノ 船野参照。
フネノ 舩野 フナノ 舩野参照。
フネミズ 船水 フナミズ 船水参照。
フノ 布野 島根県、岡山県、長野県。富山県氷見市でヌノが存在。ヌノノは稀少。①広島県三次市布野町上布野・布野町下布野発祥。平安時代に「布努」と呼称した地名。布努はフヌ。岡山県津山市山下が藩庁の津山藩士に江戸時代にあった。島根県出雲市知井宮町に分布あり。②善隣。長野県松本市里山辺に分布あり。長野県長野市柳原布野は戦国時代に記録のある地名。
フノ 府野 福島県福島市、埼玉県。推定では国府と野から。福島県福島市飯野町大久保が本拠。同地では江戸時代に居住していたと伝える。新潟県に安土桃山時代にあった。
フノ 附野 ツケノ 附野参照。
フノ 不野 和歌山県、石川県金沢市。推定では野でなくなった場所から。和歌山県日高郡印南町美里に分布あり。
フノ 布埜 大阪府・兵庫県。布野の異形。兵庫県赤穂郡上郡町金出地に分布あり。
ブノ 武野 タケノ 武野参照。
フノウ 布能 山梨県、千葉県、東京都。事物。布納からで「布を納める」の意。布納はフノウ。東京都目黒区中目黒では奈良県で神社に納める剣の袋を作っていた布納氏の後裔と伝える。布納は現存するか不明。伝承からの推定では戦国時代以前に山梨県に来住。山梨県甲府市太田町では同地で江戸時代に称したと伝える。
フノウ 布生 三重県、大阪府・兵庫県。三重県名張市布生発祥。平安時代に「布乃布」の表記で記録のある地名。
ブノウ 舞能 京都府京都市。創賜。推定では能を舞う行為から。京都府京都市では公家が天皇から功績により賜ったと伝える。時代、天皇の名前不詳。
フノキ 朴木 ホウノキ 朴木参照。
フノボリ 五六 宮崎県西都市、宮崎県宮崎市。将棋の盤での「五六」で「歩のぼる」の語あり。歩はフ。「フ」と書いたのぼりを持って戦ったと伝える。時代、位置不詳。宮崎県西都市妻町に分布あり。
フバ 不破 フワ 不破参照。
フバサミ 文挾 栃木県、東京都・神奈川県。栃木県日光市文挾町発祥。江戸時代に「文挟」の表記で記録のある地名。
フバサミ 文狭 茨城県古河市・栃木県・埼玉県。文挾の異形。茨城県古河市東山田に分布あり。
フバサミ 文挟 栃木県、宮城県。文挾の異形。栃木県日光市東和町に分布あり。
フハモト 不破本 フワモト 不破本参照。
フブキ 雪吹 イブキ 雪吹参照。
フベ 冨部 トンベ 冨部参照。
フベ 富部 トンベ 富部参照。
フベ 布部 ヌノベ 布部参照。
フベ 封戸 神奈川県平塚市。大分県宇佐市苅宇田付近(旧:封戸)発祥。平安時代に記録のある地名。神奈川県平塚市での伝承の比定地。
フベツ 不別 兵庫県たつの市・兵庫県姫路市。推定では別れがないようにとの考えから。兵庫県たつの市龍野町末政に分布あり。
フボ 父母 熊本県。創賜。タラチネも含む分布。熊本県では親孝行だった住民に僧侶が命名した明治新姓と伝える。寺の位置不詳。伝承での発音はタラチネ。垂乳根はタラチネで「母親」、「父母」を意味する。熊本県山鹿市鹿本町御宇田ではタラチネ。
フボイシ 父母石 大分県、福岡県。事物。大分県日田市中津江村栃野二又では同地の夫婦に似た石により津江姓から夫婦石姓に改姓して明治新姓時にさらに改姓したと伝える。推定では夫婦石姓としたのは江戸時代。ツエ 津江参照。ミョウトイシ 夫婦石参照。
フボウイン 父母院 大阪府枚方市。事物。大阪府枚方市堤町にある単立の安徳院の僧侶による明治新姓。同院の別名の父母院称讃寺から。
フマ 夫馬 愛知県一宮市、愛知県稲沢市。滋賀県米原市夫馬発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はブマ。※愛知県一宮市千秋町佐野では愛知県小牧市堀の内にある小牧山城を築城する際に人足として馬を連れて奉公して戦国時代・安土桃山時代の武将の織田信長から賜ったとの伝あり。
フマ 府馬 千葉県香取市。千葉県香取市府馬発祥。平安時代に「布万」の表記で記録のある地名。
フマ 布間 神奈川県川崎市、石川県小松市・北海道。府馬の異形。神奈川県川崎市川崎区大師本町、石川県小松市北浅井町に分布あり。
フマ 府間 千葉県成田市。府馬の異形。千葉県香取郡大栄町南敷に分布あり。
ブマ 武馬 愛知県江南市。タケマ、タケウマは稀少。夫馬姓あり。愛知県江南市の東野町では京都府京都市で吉田姓から改姓して1221年(承久3年)の承久の乱に敗北後に奈良県を経て来住したと伝える。フマ 夫馬参照。ヨシダ 吉田参照。
ブマ 武間 タケマ 武間参照。
フミ 文 ブン 文参照。
フミ 富美 兵庫県・東京都。文姓あり。兵庫県神戸市北区唐櫃台に分布あり。岡山県苫田郡鏡野町の富は鎌倉時代に「富美」の表記で記録のある地名。富はトミ。ブン 文参照。
フミ 冨美 兵庫県西宮市・兵庫県尼崎市。富美の異形。兵庫県西宮市櫨塚町に分布あり。
フミアキ 文明 岐阜県郡上市。コリア系。個人名。文に名前の「明」を追加した創氏改名での創氏にあった。愛知県豊橋市で1970年9月7日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミイ 文井 愛知県。コリア系。地形。文に「井」を追加。愛知県名古屋市中村区で1967年12月14日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミイリ 文入 神奈川県相模原市緑区、東京都、千葉県。推定では文書を入れる行為から。神奈川県相模原市緑区千木良では草分けと伝える。
フミイワ 文岩 大阪府、兵庫県。コリア系。事物。文に「岩」を追加。山口県下関市で1968年4月13日、大阪府八尾市で1990年6月1日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミエ 踏江 島根県松江市、島根県仁多郡奥出雲町。推定では踏む場所と江から。島根県仁多郡奥出雲町上阿井に分布あり。
フミオカ 文岡 愛知県、鹿児島県奄美市、広島県広島市。①コリア系。推定での比率は約50%。地形。文に「岡」を追加。愛知県碧南市で1957年に通名にあった。本姓は文。茨城県龍ケ崎市で1975年12月26日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「岡」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡宇検村生勝に分布あり。
フミガキ 文垣 兵庫県豊岡市・兵庫県明石市。推定では文と垣から。兵庫県豊岡市日高町観音寺に分布あり。
フミカワ 文川 大阪府、兵庫県姫路市、愛知県名古屋市。①コリア系。推定での比率は約90%。地形。文に「川」を追加。大阪府高槻市で1975年に2月6日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。※山口県周南市(旧:徳山市)で1982年2月3日に帰化の記録あり。本姓は劉。リュウ 劉参照。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「川」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県奄美市名瀬柳町に分布あり。※奈良県奈良市雑司町にある華厳宗の東大寺の正倉院で752年(天平勝宝4年)に記録あり。
フミキ 文木 兵庫県神戸市垂水区。推定では文と木から。兵庫県神戸市垂水区西舞子に分布あり。
フミクラ 文倉 茨城県坂東市、茨城県つくばみらい市。①推定では文と倉から。茨城県坂東市大谷口が本拠。同地に江戸時代にあった。②コリア系。推定での比率は約5%。事物。文に「倉」を追加。愛知県名古屋市守山区で1986年12月8日、1990年5月2日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミクラ 文蔵 茨城県、東京都。文倉の異形。茨城県つくばみらい市鬼長に分布あり。
フミクラ 文藏 茨城県つくばみらい市・埼玉県新座市。文倉の異形。茨城県つくばみらい市鬼長に分布あり。
フミクラ 文庫 ブンコ 文庫参照。
フミコミ 踏込 岐阜県高山市。創賜。岐阜県高山市では深い田に芝を入れて踏み込んだ行為から称したと伝える。推定では江戸時代。岐阜県高山市一之宮町奥に分布あり。
フミサワ 文沢 フミザワ 文沢参照。
フミサワ 文澤 フミザワ 文澤参照。
フミザワ 文沢 大阪府・兵庫県、北海道。①コリア系。推定での比率は約80%。地形。文に「沢」を追加。兵庫県明石市で1967年9月29日に帰化の記録あり。『官報』の表記は「文澤」。本姓は文。滋賀県草津市で1992年7月22日、大阪府大東市で1993年1月25日に帰化の記録あり。本姓は文。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「沢」を追加。鹿児島県奄美市名瀬大字大熊で伝承あり。推定では1953年の日本復帰時。ブン 文参照。
フミザワ 文澤 沖縄県那覇市・北海道余市郡余市町。地形。文沢の異形。沖縄県那覇市西に分布あり。
フミシ 二三四 福井県越前市、神奈川県。職業。文師から。文師はフミシ。福井県越前市岩本町で紙漉きをしていたと伝える。推定では江戸時代。福井県越前市大滝町では明治新姓時に山口姓から改姓したと伝える。ヤマグチ 山口参照。
フミシマ 二三島 石川県金沢市。ニサジマも含む分布。推定では文と島状の土地から。石川県金沢市金石北に分布あり。
フミシロ 文城 ブンジョウ 文城参照。
フミゾノ 文園 鹿児島県、大阪府。地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「園」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡喜界町手久津久に分布あり。ブン 文参照。
フミタ 文田 ブンダ 文田参照。
フミタ 府味田 宮崎県宮崎市。地形。田から。文の語あり。宮崎県宮崎市神宮に分布あり。宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士に江戸時代にあった。
フミタツ 踏脱 徳島県徳島市、兵庫県・大阪府。推定では踏んで脱穀する行為から。徳島県徳島市名東町に分布あり。
フミタニ 文谷 ブンヤ 文谷参照。
フミツキ 文月 北海道函館市。事物。文月は旧暦の七月。北海道函館市では北海道松前郡松前町松城が藩庁の松前藩主から江戸時代に賜ったと伝える。北海道北斗市文月は江戸時代に記録のある地名。地名はフミヅキで賜った後に文月氏が開発して命名したとの伝あり。
フミナカ 文中 兵庫県。ブンナカも含む分布。1372年から1375年(文中年間)の元号あり。元号はブンチュウ。兵庫県宍粟市山崎町宇原ではブンナカ。
フミナガ 文永 兵庫県・山梨県・東京都。①コリア系。推定での比率は約50%。創賜。文に「永」を追加。大阪府大阪市住吉区で1974年3月4日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。②台湾系。創賜。コリア系と同源。東京都世田谷区、東京都千代田区で1966年3月9日に帰化の記録あり。無国籍で出生地は東京都。本姓は文。
フミナシ 文梨 北海道、群馬県邑楽郡邑楽町。推定では文と梨から。群馬県邑楽郡邑楽町篠塚に分布あり。
フミナリ 文成 北海道小樽市、静岡県、神奈川県。①アイヌ系。推定での比率は約60%。事物。北海道で文字を知っていたアイヌに命名したと伝える。推定では1875年頃。②コリア系。推定での比率は約40%。創賜。文に「成」を追加。静岡県袋井市で1981年6月18日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミノ 文野 ブンノ 文野参照。
フミノモリ 文野森 ブンノモリ 文野森参照。
フミハラ 文原 大阪府、兵庫県、石川県。①コリア系。推定での比率は約90%。地形。文に「原」を追加。埼玉県戸田市で1979年6月15日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。②石川県七尾市中島町鹿島台の小字に文原あり。石川県七尾市津向町に分布あり。
フミヒラ 文平 大阪府。コリア系。文姓に大韓民国全羅南道羅州市南平邑の本貫あり。南平の日本音はナンヘイ、コリア音はナムピョン。東京都練馬区で1972年2月5日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミブチ 文渕 大阪府八尾市。大阪府八尾市竹渕は奈良時代に記録のある地名。地名はタケフチ。同地に分布あり。
フミムラ 文村 大阪府、福井県、栃木県。コリア系。地形。文に「村」を追加。福井県敦賀市で1967年6月20日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミムロ 文室 フムロ 文室参照。
フミモト 文元 大阪府、鹿児島県、京都府。ブンモトは稀少。①コリア系。推定での比率は約80%。創賜。文本の異形。北海道北見市で1955年4月28日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。②創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「元」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡伊仙町伊仙に分布あり。
フミモト 文本 大阪府、愛知県、東京都。①コリア系。推定での比率は約90%。創賜。文に「本」を追加。長崎県長崎市で1954年8月9日、大阪府大阪市城東区で1968年9月11日、1968年11月22日、1969年2月8日、1969年8月27日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。②「文」を含む姓あり。高知県高岡郡四万十町茂串町に分布あり。
フミモト 富美本 大阪府。コリア系。創賜。文本の異形。奈良県宇陀市(旧:宇陀郡榛原町)で1984年8月21日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミモリ 文森 福岡県・京都府・東京都。コリア系。地形。文に「森」を追加。京都府京都市山科区、京都府宇治市で1991年8月14日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
フミヤ 文屋 ブンヤ 文屋参照。
フミヤ 夫宮 大阪府大阪市生野区。コリア人の姓に夫あり。大阪府大阪市生野区新今里に分布あり。フ 夫参照。
フミヤマ 文山 大阪府、山口県、兵庫県。ブンヤマは稀少。①コリア系。地形。文に「山」を追加。東京都台東区で1964年9月12日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。②コリア系。大韓民国慶尚南道晋州市文山邑発祥。地名の日本音はブンサン、コリア音はムンサン。大阪府東大阪市(旧:布施市)で1960年9月13日に帰化の記録あり。本姓は崔。サイ 崔参照。
フミワケ 踏分 富山県富山市、東京都、秋田県仙北郡美郷町。推定では踏み分けた土地から。富山県富山市山田湯では草分けと伝える。
ブムラ 部村 広島県。ベムラも含む分布。広島県で分家が住む本家の納屋に「部屋」の呼称あり。部屋はヘヤ。広島県呉市倉橋町尾立に分布あり。
フムロ 文室 滋賀県、福井県、京都府。ブンヤも含む分布。滋賀県でブンヤが存在。フミムロは稀少。事物。文と室から。752年(天平勝宝4年)に文室真人、809年(大同4年)に文室朝臣の氏姓を賜る。位置不詳。氏はフミヤ、フンヤ。滋賀県長浜市木之本町木之本が本拠。
フムロ 不室 石川県金沢市、富山県。石川県金沢市不室町発祥。江戸時代に記録のある地名。石川県金沢市尾張町では1830年から1844年(天保年間)より不室屋の屋号で麹を扱っていたと伝える。推定では屋号による明治新姓。
フメ 布目 ヌノメ 布目参照。
フメ 不免 広島県山県郡安芸太田町。広島県山県郡安芸太田町吉和郷の小字の不免から発祥。
フメイ 普明 長野県松本市。事物。長野県では1868年の神仏分離後に廃寺となった普明院からで当初は普明院姓だったと伝える。寺の位置不詳。長野県松本市島立に分布あり。普明院は現存するか不明。
フメノ 富米野 大分県大分市。推定では富と米と野から。大分県大分市の鶴崎に江戸時代にあった。
フメノ 冨米野 大分県大分市・神奈川県。富米野の異形。大分県大分市東鶴崎に分布あり。
フメヤ 布目谷 東京都。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。東京都杉並区上井草に分布あり。
フモト 麓 北海道、鹿児島県、広島県。①地形。岩手県陸前高田市竹駒町では麓から称したと伝える。推定では江戸時代。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡天城町松原に分布あり。秋田県大館市比内町扇田では江戸時代に居住していた山形県・秋田県の鳥海山の麓からとの伝あり。広島県尾道市因島大浜町では江戸時代に農業、海運業に従事していたと伝える。岩手県一関市城内が藩庁の一関藩士、北海道松前郡松前町松城が藩庁の松前藩士に江戸時代にあった。愛媛県松山市久谷町に分布あり。愛媛県松山市麓は江戸時代に記録のある地名。②鹿児島県阿久根市山下の小字の麓から発祥。同地に江戸時代に門割制度の麓門があった。門による明治新姓。③熊本県八代市古麓町発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フモト 府本 熊本県、広島県。麓姓あり。推定では国府のそばから。熊本県人吉市上青井町、広島県尾道市土堂に分布あり。
フモト 普本 北海道、大阪府泉佐野市・佐賀県佐賀市。コリア系。晋本の異形。北海道札幌市東区で1976年5月22日に帰化の記録あり。本姓は姜。シンモト 晋本参照。キョウ 姜参照。
フモト 阜本 石川県金沢市。麓姓あり。石川県金沢市山の上町に分布あり。
フモト 杯本 石川県羽咋郡宝達志水町。麓姓あり。石川県羽咋郡宝達志水町子浦に分布あり。
フモト 抔本 石川県河北郡津幡町。麓姓あり。石川県河北郡津幡町太田に分布あり。
フモトガワ 麓川 鹿児島県。地形。麓と川から。鹿児島県大島郡龍郷町戸口では圓姓から1927年に改姓したと伝える。エン 圓参照。
フモトヤ 麓屋 千葉県習志野市・神奈川県海老名市・東京都。推定では麓と屋敷から。千葉県習志野市藤崎に分布あり。
フモトヤ 麓谷 兵庫県・大阪府・京都府。麓屋姓あり。兵庫県尼崎市東難波町に分布あり。
フモリ 普森 石川県河北郡津幡町・石川県金沢市。推定では広い森から。石川県河北郡津幡町津幡に分布あり。
フモン 普門 岡山県、大阪府。滋賀県大津市真野普門は南北朝時代に記録のある地名。富山県魚津市に南北朝時代にあった。普門は観世音菩薩の別名。
フモン 不聞 愛媛県・大阪府。推定では聞かない行為から。愛媛県伊予郡松前町筒井に分布あり。
フヤ 府屋 三重県桑名市。推定では国府と屋敷から。三重県桑名市江場に分布あり。
ブヤ 武谷 タケヤ 武谷参照。
ブヤコフ 漢字表記なし 大阪府吹田市。ロシア系。大阪府吹田市で2012年9月19日に帰化の記録あり。原綴はブヤコフ(Buyakov)。
フヤダ 普山田 岐阜県可児市・愛知県名古屋市。フヤマダも含む分布。愛知県名古屋市でフヤマダが存在。山田姓あり。愛知県名古屋市西区香呑町に分布あり。ヤマダ 山田参照。
フヤマ 布山 長野県、東京都、愛媛県。ヌノヤマも含む分布。愛媛県南宇和郡愛南町でヌノヤマが存在。府山姓あり。長野県安曇野市三郷小倉が本拠。同地に江戸時代にあった。愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲に分布あり。
フヤマ 麩山 兵庫県・大阪府。府山姓あり。兵庫県尼崎市長洲東通に分布あり。
フヤマ 麸山 兵庫県・大阪府。府山姓あり。兵庫県宝塚市星の荘に分布あり。
フヤマ 府山 広島県安芸郡府中町・大阪府。広島県安芸郡府中町山田に分布あり。府中は鎌倉時代に記録のある地名。山田は通称地名から1977年に成立した地名。
フヤマ 普山 和歌山県和歌山市・大阪府・岡山県。府山姓あり。和歌山県和歌山市木ノ本に分布あり。※コリア系。長崎県大村市で1955年9月10日、山口県宇部市で1963年1月12日に外国人登録証明書失効の記録あり。本姓の記載なし。晋山姓あり。シンヤマ 晋山参照。
フヤマ 阜山 オカヤマ 阜山参照。
フヤマ 汾山 大阪府八尾市。コリア系。大阪府八尾市で1969年10月14日に外国人登録証明書失効の記録あり。本姓は鄭。推定では夫婦別姓。テイ 鄭参照。
ブヤマ 武山 タケヤマ 武山参照。
フヤマダ 普山田 フヤダ 普山田参照。
フユイ 冬井 福井県鯖江市。推定では冬と水を汲む場所から。福井県鯖江市西大井町は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
フユイズミ 冬泉 福島県田村郡三春町・埼玉県・沖縄県。推定では冬と泉から。福島県田村郡三春町渋池に分布あり。
フユウメ 冬梅 広島県安芸高田市、神奈川県・千葉県。推定では冬と梅から。広島県安芸高田市向原町坂に分布あり。
フユカワ 冬川 岩手県、千葉県。推定では冬と川から。岩手県二戸市石切所前田に分布あり。
フユキ 冬木 奈良県、東京都、千葉県。①推定では冬と木から。奈良県天理市岸田町に江戸時代にあった。茨城県猿島郡五霞町冬木は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名はフユギで冬木氏の人名からと伝える。東京都江東区冬木は江戸時代に記録のある地名。地名は冬木屋の屋号の材木商からと伝える。②和歌山県日高郡日高川町入野の小字の冬木から発祥。
フユキ 冬城 東京都世田谷区、山形県長井市・広島県広島市安佐北区。推定では冬と城から。山形県長井市本町、広島県広島市安佐北区口田に分布あり。
フユサワ 冬沢 岩手県。岩手県岩手郡葛巻町江刈冬沢発祥。岩手県岩手郡葛巻町江刈に分布あり。
フユサワ 冬澤 岩手県・福島県・北海道。冬沢の異形。岩手県岩手郡葛巻町江刈に分布あり。
フユシバ 冬柴 三重県亀山市。推定では冬と柴から。三重県亀山市野村に分布あり。同地の小字に柴原あり。
フユシマ 冬島 福井県、兵庫県・静岡県。福井県鯖江市冬島町は戦国時代に記録のある地名。地名はフジマ。福井県吉田郡永平寺町松岡越坂に分布あり。
フユタ 冬田 大分県。大分県大分市竹中上冬田・中冬田・下冬田発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に江戸時代にあった。※大分県竹田市直入町大字上田北に分布あり。大分県竹田市直入町大字長湯冬田は江戸時代に記録のある地名。
フユツメ 冬爪 石川県金沢市。石川県金沢市東蚊爪町発祥。江戸時代に記録のある地名。東蚊爪町の「爪」を使用。第一要素の「冬」は不明と伝える。
フユヅメ 冬爪 フユツメ 冬爪参照。
フユトウ 冬頭 岐阜県高山市・愛知県・東京都。岐阜県高山市冬頭町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は郷士の「冬任」の人名からと伝える。
フユノ 冬野 佐賀県、福岡県、和歌山県。①地形。冬と野から。佐賀県多久市東多久町大字別府が本拠。②和歌山県和歌山市冬野発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に隣接する和歌山県海南市黒江に分布あり。③事物。奈良県御所市古瀬にある浄土真宗の正福寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の冬野山から。
フユヒロ 冬広 滋賀県・京都府・福井県。個人名。福井県小浜市に室町時代・安土桃山時代・江戸時代に居住した刀工が代々称した藤原冬広の名前から。福井県小浜市多田に分布あり。フジワラ 藤原参照。
フユヒロ 冬廣 滋賀県・大阪府。個人名。冬広の異形。滋賀県草津市草津に分布あり。
フユベ 冬部 岩手県。岩手県岩手郡葛巻町田部下冬部発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はフイベとも発音した。
フユムラ 冬村 岩手県。推定では冬と村から。岩手県滝沢市湯舟沢に分布あり。
フユムロ 冬室 福島県本宮市、東京都。栃木県宇都宮市冬室町は江戸時代に記録のある地名。福島県本宮市に江戸時代にあった。
フユヤマ 冬山 滋賀県草津市・京都府。推定では冬と山から。滋賀県草津市新浜町に分布あり。

日本姓氏語源辞典 フヨウ~フルトリイ

フヨウ 芙蓉 埼玉県加須市。事物。芙蓉は蓮の別称。埼玉県加須市久下にある真言宗の勝蔵院の僧侶による明治新姓。
ブヨウ 武用 岡山県、兵庫県、大阪府。タケモチは稀少。岡山県備前市香登本が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では武士の刀持ちをしていたと伝える。
ブラ 武良 ムラ 武良参照。
ブライト 漢字表記なし 東京都西東京市。カナダ系。イングランド人の姓で綽名か名前からで「明るい」の意。東京都西東京市で2003年9月16日にアイスホッケー選手のクリストファー・ジョン・ブライトが帰化して称する。原綴はブライト(Bright)。
ブラウン 漢字表記なし 神奈川県。カナダ系。創賜。古英語、中世英語、古フランス語で茶色の髪、茶色の肌の人から。2001年5月27日生まれのサッカー選手のブラウンノア賢信が称する。原綴はブラウン(Browne)。
フラク 富楽 トミラク 富楽参照。
フラク 冨楽 トミラク 冨楽参照。
フラシャ 富良謝 福島県福島市。推定では富とよい状態と感謝から。福島県福島市岡部当木前に分布あり。
プラニク 漢字表記なし 東京都江戸川区。インド系。東京都江戸川区で2012年10月23日に帰化して称する。原綴はプラニク(Puranik)。
フラノ 富良野 三重県津市。三重県津市で1980年12月17日に帰化の記録に「アンソニー・ジョセフ・プラノ(富良野アンソニ)」、「ダニエル・ローレンス・プラノ(富良野ダアニヨ)」とあり。推定での原綴はプラノ(Plano)でイタリア起源。
フラン 弗蘭 北海道夕張郡由仁町。蘭学の語あり。北海道夕張郡由仁町新光に分布あり。
フリ 傅李 東京都目黒区。台湾系。合略。傅と李の合成。東京都目黒区で1982年2月18日に帰化の記録あり。フ 傅参照。リ 李参照。
フリイ 降井 フルイ 降井参照。
ブリオカ 鰤岡 鳥取県境港市。事物。水産物の鰤から。鳥取県境港市の漁業従事者の明治新姓。鳥取県境港市花町では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フリオチ 振落 岐阜県各務原市・岐阜県揖斐郡池田町。推定では古い傾斜地から。岐阜県では高知県に居住していたとの伝あり。推定では江戸時代。岐阜県揖斐郡池田町上田に分布あり。
フリカド 振角 兵庫県姫路市。推定では古い角から。山梨県都留市上谷では兵庫県姫路市で有力者を匿って賜ったと伝える。兵庫県姫路市夢前町山之内での伝承による推定では鎌倉時代・南北朝時代の天皇である後醍醐天皇から。
フリカワ 冨里川 フサトガワ 冨里川参照。
フリカワ 振川 福井県坂井市、大阪府・長崎県佐世保市。推定では古い川から。福井県坂井市丸岡町一本田福所では農業に従事していたと伝える。長崎県佐世保市赤崎町に分布あり。
フリキ 振木 鹿児島県。フルキも含む分布。鹿児島県鹿児島市でフルキが存在。推定では古い木から。鹿児島県姶良市平松に分布あり。
フリコマ 降駒 長野県松本市、東京都。推定では古い馬から。長野県松本市女鳥羽に分布あり。
フリタ 古田 フルタ 古田参照。
フリタ 降田 埼玉県、長崎県、東京都。フルタも含む分布。長崎県五島市でフルタが存在。推定では古い田から。埼玉県比企郡川島町上小見野が本拠。同地が起源地。長崎県五島市奈留町船廻に分布あり。
フリタニ 風里谷 東京都大田区・東京都練馬区。職業。錺屋の屋号から。錺屋はカザリヤ。東京都では三重県津市で江戸時代に使用していた錺屋の屋号により中島姓から改姓した明治新姓と伝える。ナカジマ 中島参照。
ブリタニ 鰤谷 ブリヤ 鰤谷参照。
フリツ 振津 徳島県、大阪府・北海道。フルツも含む分布。推定では古い渡し場から。徳島県板野郡北島町鯛浜西ノ須に分布あり。
ブリッジマン 漢字表記なし 京都府京都市。カナダ系。事物。橋から。古英語、中世英語で橋のそばに住むか橋を管理した人から。2005年12月5日生まれのファッションモデルのブリッジマン遊七が称する。原綴はブリッジマン(Bridgman)。
フリツチ 振槌 フルツチ 振槌参照。
ブリドカット 漢字表記なし 福島県いわき市。オーストラリア系。1989年2月5日生まれの声優のブリドカットセーラ恵美が称する。原綴はブリドカット(Bridcutt)。
フリハタ 降旗 長野県、東京都、神奈川県。フルハタも含む分布。古畑の異形。長野県松本市丸の内が藩庁の松本藩士に江戸時代にあった。フルハタ 古畑参照。※長野県松本市浅間温泉では961年(応和元年)に石川県南部(旧:加賀国)の降旗荘を賜って称したと伝える。位置不詳。
フリハタ 降幡 長野県、東京都、神奈川県。フルハタも含む分布。古畑の異形。長野県安曇野市三郷小倉に江戸時代にあった。フルハタ 古畑参照。
フリハタ 降籏 長野県、東京都、神奈川県。フルハタも含む分布。古畑の異形。長野県諏訪市高島が藩庁の諏訪藩士に江戸時代にあった。長野県松本市五常では草分けと伝える。フルハタ 古畑参照。
フリハタ 振旗 長野県、埼玉県、東京都。古畑の異形。長野県松本市波田に江戸時代にあった。フルハタ 古畑参照。
フリハタ 布利幡 長野県、東京都・千葉県。古畑の異形。長野県長野市中越に分布あり。フルハタ 古畑参照。
フリハタ 降畑 東京都、埼玉県・千葉県。古畑の異形。埼玉県富士見市水子に分布あり。フルハタ 古畑参照。
フリハタ 振籏 福島県、神奈川県。古畑の異形。福島県いわき市中之作長田に分布あり。フルハタ 古畑参照。
フリハラ 振原 神奈川県。推定では古い原から。神奈川県伊勢原市三ノ宮では鎌倉時代に居住したと伝える。
フリモト 振本 山口県、京都府、愛知県。山口県大島郡周防大島町伊保田に分布あり。同地の小字に雨振あり。
フリヤ 降矢 フルヤ 降矢参照。
フリヤ 降屋 フルヤ 降屋参照。
ブリヤ 鰤谷 北海道、石川県河北郡内灘町。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。石川県河北郡内灘町千鳥台に分布あり。
フリュウ 不流 宮城県石巻市。推定では水が流れなくなった場所から。宮城県石巻市住吉町に分布あり。
ブリョウ 武陵 愛知県大府市・愛知県岩倉市。推定では武士と陵墓から。愛知県大府市中央町に分布あり。
ブリョウ 武領 愛媛県伊予市・愛媛県伊予郡松前町。愛媛県伊予市大平の小字の武領から発祥。
フリヨシ 振吉 兵庫県西宮市。「振」を含む姓あり。「吉」は好字。兵庫県西宮市甲子園口に分布あり。
フリワケ 振分 埼玉県さいたま市中央区・東京都。「振」を含む姓あり。埼玉県さいたま市中央区八王子に分布あり。
フリン 傅林 東京都杉並区。台湾系。合略。傅と林の合成。東京都杉並区で1981年12月15日に帰化の記録あり。フ 傅参照。ハヤシ 林参照。
フル 古 石川県、大阪府、大分県。①「古」を含む姓あり。石川県金沢市二俣町に分布あり。②シナ系。神奈川県横浜市中区山下町に分布あり。日本音はコ、シナ音はグー。※布留の異形。京都府木津川市の加茂町に奈良時代にあった恭仁京で記録あり。
フル 布留 鳥取県・京都府・三重県。ヌノドメも含む分布。鳥取県米子市でヌノドメが存在。奈良県天理市布留町発祥。古墳時代に記録のある地名。地名は「振」とも表記した。島根県西部(旧:石見国)での伝承。島根県浜田市殿町が藩庁の浜田藩士に江戸時代にあった。
フルアト 古跡 コセキ 古跡参照。
フルアン 古庵 コアン 古庵参照。
フルイ 古井 愛知県、大阪府、岐阜県。コイは稀少。①愛知県名古屋市千種区千種(旧:古井)発祥。室町時代に記録のある地名。地名はコイ。同地に戦国時代にコイの発音であった。②鹿児島県曽於市財部町北俣の小字の古井から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古井門があった。地名、姓はコイ。門による明治新姓。③愛知県大府市横根町古井戸発祥。同地に分布あり。④高知県安芸市古井(発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。地名、姓はコイ。⑤事物。古い井戸から。静岡県賀茂郡松崎町岩科南側・岩科北側では中村氏が屋敷の古井戸から1830年から1844年(天保年間)に称したと伝える。ナカムラ 中村参照。
フルイ 古居 愛知県西尾市、和歌山県、島根県。古井の異形。愛知県西尾市に江戸時代にあった。和歌山県日高郡印南町高串、島根県雲南市吉田町吉田に分布あり。
フルイ 降井 大阪府泉南郡熊取町。フリイは稀少。古井姓あり。大阪府泉南郡熊取町に室町時代にあった。大阪府泉南郡熊取町大久保中に分布あり。
フルイ 振井 福岡県・兵庫県、島根県邑智郡美郷町。古井姓あり。島根県邑智郡美郷町都賀西に分布あり。
フルイエ 古家 フルヤ 古家参照。
フルイガミ 古井神 茨城県筑西市。地形。古い水を汲む場所と神を祀る場所から。茨城県筑西市飯島に分布あり。
フルイケ 古池 コイケ 古池参照。
フルイシ 古石 コイシ 古石参照。
フルイズミ 古泉 コイズミ 古泉参照。
フルイタ 古板 京都府与謝郡伊根町。推定では古い板から。京都府与謝郡伊根町亀島が本拠。
フルイダ 古井田 コイダ 古井田参照。
フルイデ 古出 コイデ 古出参照。
フルイチ 古市 三重県、鹿児島県、千葉県。コイチは稀少。①三重県伊勢市古市町発祥。江戸時代に記録のある地名。②奈良県奈良市古市町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。③鹿児島県南九州市川辺町永田の小字の古市から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古市門があった。門による明治新姓。④島根県浜田市三隅町古市場発祥。江戸時代に記録のある地名。島根県西部(旧:石見国)での伝承。※百済系。大阪府羽曳野市古市発祥。奈良時代に記録のある地名。郡名としては飛鳥時代に記録あり。
フルイチ 古都 鳥取県日野郡日南町、鳥取県米子市。フルツは稀少。古市の異形。鳥取県日野郡日南町福寿実では奈良県奈良市古市町の出と伝える。推定では戦国時代の来住。鳥取県日野郡日南町下石見の市場城の城主は古都氏だったと伝える。推定では戦国時代。同地では1661年(寛文元年)に居住したとの伝もあり。
フルイチ 古一 鹿児島県、北海道、三重県。コイチは稀少。古市の異形。鹿児島県熊毛郡南種子町中之上、三重県津市芸濃町椋本に分布あり。同地に古市姓あり。徳島県那賀郡那賀町土佐北町ではコイチ。※香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士に江戸時代にあった。
フルイト 古糸 和歌山県日高郡美浜町。推定では古い井戸から。和歌山県日高郡美浜町三尾に分布あり。
フルイド 古井戸 コイド 古井戸参照。
フルイワ 古岩 愛媛県、大阪府、和歌山県。①推定では古い岩から。愛媛県宇和島市吉田町沖村が本拠。千葉県佐倉市城内町が藩庁の佐倉藩士、長野県長野市松代町松代が藩庁の松代藩士に江戸時代にあった。②兵庫県川辺郡猪名川町柏原古岩発祥。同地に分布あり。地名、姓はコイワ。
フルウケ 古請 徳島県勝浦郡上勝町。徳島県勝浦郡上勝町正木古請発祥。徳島県勝浦郡上勝町正木中津に分布あり。
フルウタ 古宇田 コウダ 古宇田参照。
フルウダ 古宇田 コウダ 古宇田参照。
フルウチ 古内 福島県、栃木県、宮城県。フルナイ、コウチ、コナイは稀少。①茨城県東茨城郡城里町上古内・下古内発祥。南北朝時代に記録のある地名。②秋田県横手市十文字町佐賀会(旧:古内)発祥。戦国時代に記録のある地名。③千葉県香取市古内発祥。江戸時代に記録のある地名。宮城県仙台市泉区古内は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は古内氏の人名からと伝える。④古水の異形。岩手県大船渡市三陸町越喜来では古水姓を明治新姓時に役人が誤記したと伝える。フルミズ 古水参照。
フルウネ 古畝 群馬県吾妻郡嬬恋村・東京都・神奈川県。地形。古い畝から。群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原に分布あり。
フルウマ 古馬 岩手県、東京都。フルマも含む分布。コバは稀少。地形。岩手県下閉伊郡普代村では古い沼と飼っていた馬から称したと伝える。推定では江戸時代。岩手県下閉伊郡普代村第13地割普代に分布あり。
フルウミ 古海 フルミ 古海参照。
フルウメ 古梅 コバイ 古梅参照。
フルエ 古家 フルヤ 古家参照。
フルエ 古江 福岡県、鹿児島県、熊本県。①地形。古い江から。福岡県飯塚市赤坂では福岡県筑紫郡の古江からと伝える。時代、位置不詳。栃木県に戦国時代、福岡県嘉麻市口春、鹿児島県鹿児島市喜入町、熊本県山鹿市津留、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は長野県の出と伝える。②徳島県海部郡牟岐町内妻古江発祥。同地に分布あり。
フルエ 古永 フルナガ 古永参照。
フルエ 古衛 宮崎県日南市。個人名。宮崎県日南市板敷の庄屋の米良庄左衛門(別名:米良守衛)が名前の「衛」を使用して命名した明治新姓。メラ 米良参照。
フルエ 古恵 島根県鹿足郡津和野町・島根県益田市。「古」を含む姓あり。「恵」は好字。島根県鹿足郡津和野町青原に分布あり。
フルエダ 古枝 北海道、香川県、岩手県盛岡市。香川県さぬき市大川町富田西の小字の古枝から発祥。江戸時代に記録のある地名。
フルエビス 古胡 広島県。コエビスも含む分布。兵庫県西宮市でフルコが存在。広島県に胡姓あり。シナの胡人より古いとの考えから称したと伝える。時代、位置不詳。広島県三次市下川立町に分布あり。エビス 胡参照。
フルオ 古尾 三重県、愛知県、奈良県。地形。古い尾根から。屋号の屋に「尾」を使用する例あり。三重県度会郡玉城町岩出に分布あり。静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川での明治新姓。兵庫県姫路市本町が藩庁の姫路藩士に江戸時代にあった。
フルオ 降雄 香川県。事物。香川県では江戸時代に「あみだ院」と称していた寺の僧侶が山号の降雄山から明治新姓時に称したと伝える。あみだ院の位置不詳。推定での漢字表記は「阿弥陀院」。香川県三豊市山本町大野に分布あり。
フルオオウチ 古大内 宮崎県宮崎市。宮崎県都城市山之口町山之口古大内発祥。宮崎県宮崎市曽師町に分布あり。
フルオカ 古岡 大阪府、北海道、富山県。地形。古い岡から。富山県射水市土合、兵庫県美方郡香美町小代区新屋、愛媛県上浮穴郡久万高原町入野に分布あり。広島県福山市丸之内が藩庁の備後福山藩士、香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士に江戸時代にあった。
フルオカ 古阜 大阪府、東京都足立区。コリア系。大韓民国全羅北道井邑市古阜面発祥。地名の日本音はコフ、コリア音はコブ。大阪府大阪市生野区で1974年5月28日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
フルオキ 古沖 愛媛県新居浜市。地形。古い土地から。沖が「奥」を意味する例あり。愛媛県新居浜市新須賀町に分布あり。
フルオク 古奥 熊本県、広島県、三重県。地形。古い奥の土地から。熊本県玉名市河崎に分布あり。
フルオヤ 古尾谷 神奈川県平塚市、神奈川県川崎市中原区。コビヤは稀少。埼玉県川越市古谷上の古尾谷神社の付近(旧:古尾谷)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名は「古尾屋」とも表記した。秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。
ブルガ 舞龍我 栃木県大田原市。栃木県大田原市で2017年3月30日に帰化して改姓。推定での原綴はブルガ(Burga)でペルー起源。
フルガイ 古谷 フルヤ 古谷参照。
フルガイ 古貝 兵庫県淡路市。推定では古い垣内から。兵庫県淡路市大町畑に分布あり。
フルガイチ 古垣内 フルガイト 古垣内参照。
フルガイト 古垣内 和歌山県、東京都、岐阜県。フルガイチも含む分布。地形。古い垣内から。和歌山県有田郡広川町上津木、岐阜県高山市丹生川町根方に分布あり。
フルガイト 古垣外 和歌山県和歌山市・岐阜県多治見市。地形。古垣内の異形。和歌山県和歌山市小雑賀に分布あり。
フルカキ 古垣 フルガキ 古垣参照。
フルガキ 古垣 鹿児島県、和歌山県、大阪府。①鹿児島県日置市日吉町山田(旧:古垣)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。②事物。古い垣から。和歌山県伊都郡かつらぎ町丁ノ町が本拠。
フルガキ 古柿 宮崎県小林市。古垣姓あり。宮崎県小林市南西方に分布あり。
フルカク 古角 コカド 古角参照。
フルカゲ 古蔭 徳島県那賀郡那賀町。地形。古い蔭から。徳島県那賀郡那賀町深森古田は記録時代不詳の地名。同地に分布あり。
フルカコイ 古栫 鹿児島県薩摩川内市。事物。古い囲いから。鹿児島県薩摩川内市水引町が本拠。
フルカタ 古堅 フルゲン 古堅参照。
フルカツ 古勝 鹿児島県、兵庫県、奈良県。福岡県でコガチ、福島県でコカツが存在。創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である勝に「古」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。カツ 勝参照。
フルカド 古門 福岡県、兵庫県、大分県。三重県、愛知県、埼玉県でコモンが存在。コカド、フルト、フルモンは稀少。①事物。古い門から。福岡県京都郡みやこ町勝山上田、兵庫県高砂市阿弥陀町阿弥陀に分布あり。大分県中津市に江戸時代にあった。福岡県鞍手郡鞍手町古門は鎌倉時代に「古物」の表記で記録のある地名。古門はフルモン。富山県氷見市飯久保にある浄土真宗の長栄寺の僧侶による明治新姓。②福岡県行橋市徳永の小字の古門から発祥。
フルカド 古角 コカド 古角参照。
フルカネ 古金 コガネ 古金参照。
フルガネ 古金 コガネ 古金参照。
フルカマ 古鎌 コガマ 古鎌参照。
フルカミ 古上 コガミ 古上参照。
フルガミ 古上 コガミ 古上参照。
フルカヤ 古萱 茨城県、神奈川県。事物。古い萱から。茨城県つくばみらい市上平柳に分布あり。
フルガヤチ 古ケ谷内 石川県珠洲市。地形。古い低湿地から。石川県珠洲市岩坂町に分布あり。
フルカワ 古川 大阪府、東京都、千葉県。続いて北海道、福岡県、青森県、福島県、愛知県、神奈川県、佐賀県。コガワも含む分布。青森県では大半がコガワ。①滋賀県高島市朽木古川発祥。室町時代に記録のある地名。②岐阜県飛騨市の古川町から発祥。室町時代に記録のある地名。地名は「古河」とも表記した。③宮城県大崎市古川発祥。戦国時代に記録のある地名。岩手県一関市の藤沢町での伝承。④徳島県徳島市応神町古川発祥。江戸時代に記録のある地名。⑤新潟県新発田市古川発祥。鎌倉時代に「古河」の表記で記録のある地名。⑥山形県酒田市刈穂古川発祥。室町時代に「ふるかう」の表記で記録のある地名。⑦佐賀県・長崎県(旧:肥前国)では福岡県南部(旧:筑後国)の古川からと伝える。福岡県うきは市浮羽町古川は平安時代に「古河」の表記で記録のある地名。⑧地形。古い川から。三重県伊勢市では同地を流れる宮川を古い川と考えて庄屋が称したと伝える。推定では江戸時代。三重県伊勢市津村町に分布あり。同地は宮川に面した土地。江戸時代にあった門割制度の古川門から。門の位置の例。鹿児島県いちき串木野市川上、鹿児島県肝属郡肝付町岸良。門による明治新姓。青森県では青森県平川市平田森が起源地。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士に江戸時代にあった。善隣。栃木県下都賀郡野木町野渡で江戸時代に皮革業者の管理者にあった。同地では福井県の出と伝える。善隣。兵庫県丹波市青垣町沢野に分布あり。※栃木県足利市(旧:梁田郡)の古川からと伝える。時代、位置不詳。鹿児島県薩摩川内市隈之城町での伝承。⑨アイヌ系。推定での比率は1%以下。北海道帯広市のフシコベツ(husko-pet)から発祥。アイヌ語のフシコベツは「古い・川」の意。
フルカワ 古河 福島県、兵庫県、栃木県。東京都でコガが存在。コガワは稀少。①古川の異形。福井県小浜市では「古川」とも表記していたと伝える。推定では江戸時代。長崎県対馬市に戦国時代、鹿児島県に安土桃山時代、福岡県北九州市小倉北区城内が藩庁の小倉藩士に江戸時代にあった。善隣。栃木県小山市網戸に分布あり。②シナ系。地形。古に「河」を追加。愛知県名古屋市南区で1974年1月23日に帰化の記録あり。本姓は古。フル 古参照。
フルカワ 布留川 千葉県東金市。地形。布を留めた川から。千葉県東金市御門では平安時代の武将である平将門の愛妾だった桔梗の前が出産する際に川の水を布で漉して産湯とした漁業従事者が賜ったと伝える。同地に江戸時代にあった。
フルカワ 舊川 広島県広島市南区。古川の異形。広島県広島市南区北大河町に分布あり。
フルガワ 古川 フルカワ 古川参照。
フルガワ 布留川 フルカワ 布留川参照。
フルカワゾノ 古川園 宮崎県、鹿児島県。地形。古い川と園から。宮崎県えびの市島内に分布あり。鹿児島県出水市野田町下名に江戸時代にあった門割制度の古川園門から。門による明治新姓。
フルカワト 古川戸 岩手県九戸郡洋野町、北海道。地形。古い川と出入口から。岩手県九戸郡洋野町小子内では川のそばの家から称したと伝える。推定では江戸時代。
フルカワド 古川戸 フルカワト 古川戸参照。
フルカワバタ 古川端 岩手県岩手郡雫石町。地形。古い川の端から。岩手県岩手郡雫石町御明神に分布あり。
フルカワハラ 古川原 新潟県、北海道、東京都。フルカワラも含む分布。北海道でフルカワラが存在。コガワラ、コガハラは稀少。地形。古い川原から。新潟県長岡市寺泊野積が本拠。
フルカワヤ 古川谷 北海道函館市。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。北海道函館市港町に分布あり。
フルカワラ 古川原 フルカワハラ 古川原参照。
フルガワラ 古川原 フルカワハラ 古川原参照。
フルキ 古木 神奈川県、長崎県、静岡県。コキは稀少。鹿児島県でコキが存在。小木の異形。神奈川県相模原市南区上鶴間では鎌倉時代の人物である北条重時の家臣で小木姓だったと伝える。推定での発音はコギ。東京都渋谷区代官山町では鎌倉時代に小木姓で明治新姓時に改姓したと伝える。オギ 小木参照。神奈川県厚木市酒井に江戸時代にあった。群馬県桐生市本町ではコギ。同地では新潟県から戦国時代に来住して江戸時代に五十嵐姓から改姓したと伝える。イガラシ 五十嵐参照。長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷、長崎県五島市奈留町浦に分布あり。長崎県では長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩の領地から1780年(安永9年)頃に長崎県の離島に来住した隠れキリシタンの後裔との伝あり。
フルキ 古城 コジョウ 古城参照。
フルキ 故木 富山県富山市。古木姓あり。富山県富山市石田に分布あり。
フルキ 振木 フリキ 振木参照。
フルキ 古帰 北海道。古木姓あり。北海道石狩郡当別町下川町に分布あり。
フルキ 旧木 東京都葛飾区。古木姓あり。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。
フルキ 古起 コキ 古起参照。
フルギ 古木 フルキ 古木参照。
フルキタ 古北 京都府、大阪府、神奈川県。コキタも含む分布。京都府でコキタが存在。地形。古い北の土地から。京都府南丹市美山町南、徳島県鳴門市撫養町斎田見白に分布あり。
フルキド 古城戸 福岡県。城戸姓あり。福岡県直方市感田に分布あり。キド 城戸参照。
フルキド 古城門 広島県呉市。コキドは稀少。城門姓あり。広島県呉市音戸町高須に分布あり。キド 城門参照。
フルキナ 古木名 青森県弘前市・神奈川県相模原市緑区・北海道。コギナも含む分布。推定では古い木があった場所から。青森県弘前市桶屋町、神奈川県相模原市緑区又野に分布あり。
フルキミ 古君 京都府・神奈川県。石川県鳳珠郡穴水町古君発祥。戦国時代に記録のある地名。
フルキミ 古卿 北海道函館市、京都府京都市伏見区・大阪府大阪市平野区。古君姓あり。京都府京都市伏見区深草開土町に分布あり。
フルキョウ 古京 熊本県。推定では古くから京都府京都市にいた人から。熊本県天草市御所浦町御所浦に分布あり。
フルクサ 古草 北海道、東京都、富山県下新川郡入善町。富山県下新川郡入善町に草姓あり。クサ 草参照。
フルクシ 古櫛 フルグシ 古櫛参照。
フルグシ 古櫛 北海道、愛知県豊橋市。推定では古い櫛から。愛知県豊橋市二川町北裏に分布あり。
フルグチ 古口 コグチ 古口参照。
フルクニ 古国 東京都・茨城県つくば市。推定では古い国から。茨城県つくば市上ノ室に分布あり。
フルクボ 古久保 和歌山県、大阪府、広島県。京都府、滋賀県、栃木県、岩手県でコクボが存在。①和歌山県田辺市龍神村安井の小字の古久保谷から発祥。和歌山県田辺市龍神村殿原が本拠。和歌山県田辺市龍神村東付近(旧:山地荘)に安土桃山時代にあった。②地形。古窪の異形。広島県江田島市江田島町秋月に分布あり。千葉県館山市北条が藩庁の安房北条藩士に江戸時代にあった。京都府京都市に江戸時代にあった。同地では京都府亀岡市保津町から安土桃山時代頃に来住したと伝える。発音はコクボ。
フルクボ 古窪 愛媛県、三重県、石川県。地形。古い窪から。愛媛県西予市宇和町明間、三重県度会郡大紀町滝原に分布あり。
フルクマ 古熊 大阪府、山形県、広島県。コクマは稀少。大阪府阪南市尾崎町、山形県山形市門伝に分布あり。山口県山口市古熊は戦国時代に記録のある地名。地名は同地の熊野神社からと伝える。
フルクラ 古倉 兵庫県、大阪府、石川県。コクラも含む分布。兵庫県、石川県でコクラが存在。事物。古い倉から。兵庫県丹波市柏原町小南、石川県輪島市鳳至町に分布あり。
フルクラ 古蔵 岐阜県、沖縄県、岡山県。コクラも含む分布。沖縄県名護市でコクラが存在。①事物。古倉の異形。岐阜県不破郡垂井町大石、岡山県笠岡市大宜に分布あり。②沖縄県に古波蔵姓あり。沖縄県名護市安和に分布あり。コハグラ 古波蔵参照。
フルクラ 古藏 岐阜県不破郡垂井町・静岡県。事物。古蔵の異形。岐阜県不破郡垂井町大石に分布あり。
フルクワ 古桑 新潟県佐渡市、東京都・北海道。事物。古い桑から。新潟県佐渡市小倉に分布あり。
フルケ 古家 フルヤ 古家参照。
フルケン 古堅 フルゲン 古堅参照。
フルゲン 古堅 沖縄県。フルカタは稀少。①沖縄県南城市古堅発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフルギン。②沖縄県中頭郡読谷村古堅発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフルギン。
フルコ 古子 長崎県・神奈川県・兵庫県。「子」を含む姓あり。長崎県西海市西海町黒口郷に分布あり。
フルコ 古府 石川県、京都府、北海道。フルフも含む分布。京都府でフルフが存在。石川県七尾市古府町発祥。江戸時代に記録のある地名。推定では地名の原形は古国府で発音はフルコクフから変化。大阪府豊中市中桜塚ではコフ。
フルコ 古庫 徳島県。事物。古い庫から。徳島県名西郡神山町神領谷に分布あり。
フルコ 古湖 和歌山県西牟婁郡上富田町。推定では古い湖から。和歌山県西牟婁郡上富田町朝来に分布あり。
フルコ 古小 兵庫県。「小」を含む姓あり。兵庫県小野市天神町に分布あり。
フルコ 古胡 フルエビス 古胡参照。
フルコウ 古甲 山口県山口市。「甲」を含む姓あり。山口県山口市仁保上郷に分布あり。
フルコウ 古国府 富山県高岡市。富山県高岡市伏木古国府発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はフルコクフでフルコフ、フルコウとも発音した。
フルゴウ 古郷 福岡県、大阪府、香川県。コゴウも含む分布。コキョウは稀少。地形。古い郷から。福岡県築上郡築上町真如寺、香川県小豆郡小豆島町安田に分布あり。滋賀県蒲生郡日野町西大路に江戸時代にあった。
フルコウジ 古小路 コショウジ 古小路参照。
フルコウチ 古河内 神奈川県・千葉県。地形。古い河の内から。広島県西部(旧:安芸国)を室町時代・戦国時代に根拠地とした武将である毛利弘元から室町時代に賜ったと伝える。千葉県松戸市高塚新田に分布あり。
フルコオリ 古郡 フルゴオリ 古郡参照。
フルゴオリ 古郡 神奈川県、静岡県、埼玉県。フルゴリは稀少。①山梨県上野原市上野原(旧:古郡郷)発祥。平安時代に記録のある地名。同地で平安時代に称したと伝える。静岡県中部(旧:駿河国)に室町時代にあった。同地で伝承あり。②埼玉県児玉郡美里町古郡発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はフルコオリ。同地で平安時代に称したと伝える。※埼玉県秩父郡横瀬町で1583年(天正11年)に「古氷」の表記で記録あり。古氷は現存するか不明。③三重県伊賀市古郡発祥。平安時代に記録のある地名。
フルコシ 古越 長野県北佐久郡御代田町。地形。古い越す場所から。長野県北佐久郡御代田町馬瀬口が本拠。同地に江戸時代にあった。
フルコダ 古小田 富山県氷見市・東京都。地形。古い小さな田から。富山県氷見市稲積に分布あり。
フルコミ 古込 石川県輪島市。石川県輪島市久手川町古込は記録時代不詳の地名。地名はフルコ。石川県輪島市山本町に分布あり。
フルゴリ 古郡 フルゴオリ 古郡参照。
フルサ 古佐 福岡県北九州市小倉南区。「佐」を含む姓あり。福岡県北九州市小倉南区若園に分布あり。
フルサカ 古坂 コサカ 古坂参照。
フルサカ 古阪 兵庫県、和歌山県、京都府。大阪府でコサカが存在。古坂の異形。兵庫県姫路市白浜町、和歌山県海草郡紀美野町福田に分布あり。コサカ 古坂参照。
フルサキ 古崎 大阪府、三重県、北海道。コサキも含む分布。地形。古い突き出た土地から。三重県志摩市磯部町恵利原に分布あり。
フルサキ 古嵜 三重県、滋賀県・大阪府。愛知県名古屋市でコサキが存在。古崎の異形。三重県津市幸町に分布あり。
フルサク 古作 コサク 古作参照。
フルサケ 古酒 コサカ 古酒参照。
フルサコ 古迫 広島県、福岡県、山口県。コサコも含む分布。フルセコは稀少。地形。古い山の迫った土地から。広島県豊田郡大崎上島町木江に分布あり。
フルサダ 古定 コテイ 古定参照。
フルサチ 古幸 兵庫県相生市、兵庫県たつの市。「古」を含む姓、「幸」を含む男性の名前あり。兵庫県相生市矢野町釜出、兵庫県たつの市揖西町小神に分布あり。
フルサト 古里 鹿児島県、青森県、熊本県。コザトも含む分布。①青森県八戸市松館古里発祥。同地に分布あり。②青森県八戸市南郷大字島守古里発祥。同地に分布あり。③青森県上北郡六戸町折茂今熊の小字の古里から発祥。④熊本県水俣市古里発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。⑤鹿児島県鹿屋市古里町発祥。町名としては1956年に成立した地名。同地に分布あり。⑥鹿児島県日置市日吉町日置古里発祥。同地に江戸時代に門割制度の古里門があった。門による明治新姓。⑦長崎県対馬市上対馬町古里発祥。室町時代に記録のある地名。同地に分布あり。⑧岩手県二戸郡一戸町楢山古里発祥。同地に分布あり。⑨岩手県宮古市崎鍬ヶ崎の小字の古里から発祥。⑩鹿児島県薩摩川内市東郷町山田の小字の古里原から発祥。⑪鹿児島県肝属郡南大隅町佐多郡の小字の古里から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古里門があった。門による明治新姓。⑫地形。古い里から。鹿児島県薩摩郡さつま町中津川に江戸時代にあった門割制度の古里門から。門による明治新姓。千葉県香取郡神崎町毛成では草分けと伝える。
フルサワ 古沢 東京都、愛知県、新潟県。続いて埼玉県、茨城県、大阪府、神奈川県、岐阜県、熊本県、北海道。コサワは稀少。①神奈川県厚木市上古沢・下古沢発祥。戦国時代に記録のある地名。②静岡県御殿場市古沢発祥。戦国時代に記録のある地名。③茨城県下妻市古沢発祥。室町時代に記録のある地名。④神奈川県川崎市麻生区古沢発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。⑤地形。古い沢から。福岡県糸島市浦志では草分けで農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。善隣。栃木県鹿沼市口粟野に分布あり。※長野県松本市梓川梓では山梨県の古沢郷からと伝える。時代、位置不詳。
フルサワ 古澤 東京都、神奈川県、埼玉県。コサワは稀少。古沢の異形。善隣。地形。栃木県鹿沼市口粟野に分布あり。
フルサワ 旧沢 大阪府藤井寺市。古沢姓あり。大阪府藤井寺市小山に分布あり。
フルサワ 旧澤 大阪府藤井寺市。古沢姓あり。大阪府藤井寺市小山に分布あり。
フルザワ 古沢 フルサワ 古沢参照。
フルザワ 古澤 フルサワ 古澤参照。
フルジ 古次 石川県能美市、滋賀県・京都府。「古」を含む姓あり。石川県能美市岩内町に分布あり。
フルシオ 古塩 コシオ 古塩参照。
フルシカ 古鹿 東京都杉並区。「鹿」を含む姓あり。東京都杉並区永福に分布あり。
フルジク 古軸 富山県南砺市、北海道。推定では古い掛軸から。富山県南砺市城端に分布あり。
フルシゲ 古重 山口県、広島県、大阪府。「古」を含む姓、「重」を含む男性の名前あり。山口県宇部市西梶返、広島県竹原市下野町に分布あり。
フルシタ 古下 コシモ 古下参照。
フルシバ 古芝 コシバ 古芝参照。
フルシマ 古島 熊本県、埼玉県、東京都。コジマも含む分布。地形。古い島状の土地から。埼玉県久喜市菖蒲町台、栃木県下野市小金井、栃木県下都賀郡壬生町本丸が藩庁の壬生藩士、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士、兵庫県豊岡市京町が藩庁の但馬豊岡藩士に江戸時代にあった。徳島県美馬市穴吹町三島小島では1736年(享保21年)に称したと伝える。小島はオシマで室町時代に「おしま」の表記で記録のある地名。善隣。群馬県高崎市中里見町に分布あり。
フルシマ 古嶋 熊本県、北海道、京都府。コジマも含む分布。地形。古島の異形。熊本県上天草市大矢野町上に分布あり。栃木県下都賀郡壬生町本丸が藩庁の壬生藩士、福島県二本松市郭内が藩庁の二本松藩士に江戸時代にあった。善隣。群馬県高崎市中里見町に分布あり。
フルシマ 古嶌 熊本県、福岡県。地形。古島の異形。熊本県宇土市新町に分布あり。
フルシモ 古霜 広島県広島市。地形。古い下の土地から。広島県広島市安芸区船越が本拠。
フルショウ 古庄 熊本県、大分県、福岡県。コショウは稀少。大分県でコショウあり。神奈川県秦野市(旧:古庄)発祥。平安時代に記録のある地名。後に大分県に移る。大分県竹田市(旧:直入郷)に室町時代にあった。福岡県八女市立花町下辺春では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルショウ 古荘 熊本県、大分県、大阪府。フルソウは稀少。古庄の異形。熊本県菊池郡菊陽町原水、大分県竹田市直入町大字長湯、大阪府泉南郡岬町多奈川谷川に分布あり。福岡県久留米市篠山町が藩庁の久留米藩士に江戸時代にあった。
フルショウ 古性 神奈川県、東京都、埼玉県。コショウも含む分布。古庄の異形。神奈川県厚木市上依知が本拠。神奈川県中郡大磯町虫窪に江戸時代にあった。
フルショウ 古正 神奈川県。古庄の異形。神奈川県中郡大磯町虫窪が本拠。
フルショウ 古姓 埼玉県、東京都、千葉県。コショウは稀少。古庄姓あり。百姓の「姓」から称したとの伝あり。時代、位置不詳。埼玉県八潮市八條が本拠。同地が起源地。※埼玉県比企郡滑川町福田の小字に古姓あり。
フルショウ 古匠 兵庫県、大阪府・奈良県。岐阜県でコショウが存在。推定では古い匠から。兵庫県洲本市五色町都志が起源地。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルショウ 古莊 熊本県。古庄の異形。
フルジョウ 古城 コジョウ 古城参照。
フルジョウ 古条 長野県松本市、長野県東筑摩郡朝日村。東京都でコジョウが存在。「条」を含む姓あり。長野県東筑摩郡朝日村西洗馬に分布あり。
フルジョウ 古條 長野県。古条の異形。
フルシロ 古城 コジョウ 古城参照。
フルシロ 古代 大分県、東京都、静岡県。コシロ、フルヨも含む分布。東京都でコシロ、静岡県でフルヨ、京都府でコダイが存在。「代」を含む姓あり。大分県大分市本神崎が本拠。
フルス 古巣 長崎県五島市、秋田県大仙市。①長崎県五島市奈留町浦古巣発祥。同地に分布あり。②推定では古い巣から。秋田県大仙市刈和野が本拠。
フルスエ 古末 福岡県行橋市・福岡県豊前市・埼玉県。「末」を含む姓あり。福岡県行橋市金屋に分布あり。
フルスギ 古杉 コスギ 古杉参照。
フルスミ 古角 コカド 古角参照。
フルズミ 古住 徳島県、熊本県、大阪府。宮城県、東京都でコズミが存在。①地形。古い居住地から。「古」を含む地名あり。熊本県上益城郡甲佐町東寒野に分布あり。新潟県上越市板倉区福王寺では江戸時代に農業に従事していたと伝える。②徳島県阿南市羽ノ浦町古庄発祥。江戸時代に記録のある地名。古庄の「古」を使用。同地に分布あり。
フルズミ 古隅 兵庫県。地形。古い隅の土地から。兵庫県神崎郡市川町谷に分布あり。
フルセ 古瀬 長崎県、山形県、長野県。コセも含む分布。地形。古い瀬から。長崎県対馬市に戦国時代、三重県熊野市神川町神上に安土桃山時代、山形県新庄市、長野県木曽郡大桑村殿、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、秋田県由利本荘市尾崎が藩庁の本荘藩士に江戸時代にあった。長野県木曽郡上松町見帰では草分けと伝える。善隣。兵庫県神崎郡福崎町馬田に分布あり。
フルセ 古勢 静岡県富士市。古瀬姓あり。静岡県富士市伝法に分布あり。群馬県館林市城町が藩庁の館林藩士に江戸時代にあった。
フルセキ 古関 コセキ 古関参照。
フルセコ 古迫 フルサコ 古迫参照。
フルセン 古仙 コセン 古仙参照。
フルソウ 古荘 フルショウ 古荘参照。
フルソウ 古相 熊本県熊本市、福岡県。古荘姓あり。熊本県熊本市北区四方寄町の御馬下阿蘇神社の神主に東京時代にあった。フルショウ 古荘参照。
フルソオ 古曽尾 福岡県北九州市小倉北区・和歌山県和歌山市。和歌山県和歌山市上野に分布あり。古荘姓あり。フルショウ 古荘参照。
フルソオ 古曾尾 大分県宇佐市・大分県大分市。古曽尾の異形。大分県宇佐市四日市に分布あり。
フルソノ 古園 フルゾノ 古園参照。
フルソノ 古薗 フルゾノ 古薗参照。
フルゾノ 古園 鹿児島県、大分県、宮崎県。コゾノは稀少。①地形。古い園から。江戸時代にあった門割制度の古園門から。門の位置の例。鹿児島県南九州市知覧町厚地。門による明治新姓。②鹿児島県鹿屋市上高隈町の小字の古園から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古園門があった。門による明治新姓。③宮崎県小林市細野の小字の古園前から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古園門があった。門による明治新姓。
フルゾノ 古薗 鹿児島県いちき串木野市。地形。鹿児島県いちき串木野市荒川に江戸時代にあった門割制度の古薗屋敷から。屋敷名は古園の異形。屋敷による明治新姓。
フルゾノ 古囿 鹿児島県薩摩郡さつま町。地形。鹿児島県薩摩郡さつま町求名に江戸時代にあった門割制度の古薗門から。門名は古園の異形。門による明治新姓。
フルタ 古田 岐阜県、愛知県、大阪府。続いて東京都、北海道、福岡県、長野県、兵庫県、神奈川県、熊本県。コダ、コウダ、フリタは稀少。新潟県新潟市でコダが存在。①地形。古い田から。岐阜県美濃市立花、岐阜県飛騨市神岡町数河、徳島県三好市山城町若山、徳島県那賀郡那賀町拝宮井ノ元では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。岐阜県海津市海津町高須町が藩庁の高須藩士に江戸時代にあった。新潟県新潟市秋葉区川根に江戸時代にあった。同地では草分けと伝える。新潟県新潟市秋葉区古田は江戸時代に「古田新田」と呼称した地名。地名はコダ。同地に同時代にあった。新潟県新発田市古田は江戸時代に「古田新田」と呼称した地名。地名はコダ。②三重県いなべ市藤原町古田発祥。江戸時代に記録のある地名。三重県松阪市殿町が藩庁の松坂藩主に安土桃山時代・江戸時代、島根県浜田市殿町が藩庁の浜田藩主に江戸時代にあった。高知県長岡郡本山町古田は安土桃山時代に記録のある地名。地名は三重県中部(旧:伊勢国)の古田の出で香川県高松市の屋島で1185年(元暦2年・寿永4年)にあった屋島の戦い後に来住した古田氏からとする伝あり。同地に分布あり。③長野県茅野市豊平上古田・下古田発祥。同地の古田城の城主に室町時代にあった。④熊本県葦北郡芦北町古石古田発祥。同地に分布あり。
フルタ 降田 フリタ 降田参照。
フルタ 富留田 埼玉県入間市・東京都清瀬市。古田姓あり。埼玉県入間市東藤沢に分布あり。
フルタ 冨留田 北海道。古田姓あり。北海道虻田郡洞爺湖町財田に分布あり。
フルダ 古田 フルタ 古田参照。
フルタカ 古高 コタカ 古高参照。
フルタカ 古鷹 愛知県、福岡県・熊本県。コタカも含む分布。「鷹」を含む姓あり。愛知県知多郡東浦町藤江に分布あり。熊本県上益城郡山都町大平ではコタカ。
フルタキ 古滝 コタキ 古滝参照。
フルタキ 古瀧 コタキ 古瀧参照。
フルタク 古宅 兵庫県、大阪府、愛媛県。広島県、東京都でコタクが存在。事物。古い住宅から。兵庫県淡路市佐野、愛媛県大洲市徳森に分布あり。和歌山県紀の川市に江戸時代にあった。同地では源氏の後裔と伝える。ミナモト 源参照。
フルタグチ 古田口 愛媛県北宇和郡松野町。善隣。地形。古い田と出入口から。愛媛県北宇和郡松野町松丸・豊岡が本拠。
フルタケ 古武 コタケ 古武参照。
フルタケ 古竹 佐賀県伊万里市、香川県丸亀市。推定では古い竹から。佐賀県伊万里市黒川町立目が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では農業に従事していたと伝える。香川県丸亀市飯山町下法軍寺が本拠。
フルタチ 古館 フルダテ 古館参照。
フルタチ 古舘 フルダテ 古舘参照。
フルタチ 古立 群馬県、長崎県、石川県。奈良県でフルタテが存在。コダチ、コダテは稀少。①群馬県富岡市妙義町古立発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「古館」とも表記した。群馬県安中市中野谷が本拠。群馬県富岡市七日市が藩庁の七日市藩士に江戸時代にあった。②古館姓あり。長崎県西彼杵郡長与町吉無田郷に分布あり。フルダテ 古館参照。
フルタチ 古達 長崎県、福岡県、群馬県。フルタツも含む分布。長崎県でフルタツが存在。古館の異形。長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士の古館氏は江戸時代に「古達」とも表記した。長崎県佐世保市長畑町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。フルダテ 古館参照。
フルダチ 古館 フルダテ 古館参照。
フルダチ 古舘 フルダテ 古舘参照。
フルタツ 古達 フルタチ 古達参照。
フルタテ 古館 フルダテ 古館参照。
フルタテ 古舘 フルダテ 古舘参照。
フルタテ 古立 フルタチ 古立参照。
フルダテ 古館 岩手県、北海道、青森県。フルタチも含む分布。コダチ、コダテ、コヤカタは稀少。①岩手県宮古市和井内の小字の古館から発祥。②青森県八戸市新井田古館発祥。同地に分布あり。③秋田県横手市平鹿町樽見内古館発祥。同地に分布あり。④事物。岩手県遠野市では古い館から称したと伝える。推定では戦国時代の館による明治新姓。佐賀県小城市小城町が藩庁の小城藩士、佐賀県唐津市東城内が藩庁の唐津藩士、長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士に江戸時代にあった。
フルダテ 古舘 岩手県、佐賀県、青森県。フルタチも含む分布。コダチ、コダテ、コヤカタは稀少。①岩手県岩手郡雫石町御明神古舘発祥。同地に分布あり。②岩手県二戸郡一戸町高善寺古舘平発祥。同地に分布あり。③事物。古館の異形。佐賀県東松浦郡玄海町値賀川、佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、長崎県大村市玖島が藩庁の大村藩士に江戸時代にあった。佐賀県唐津市鎮西町串・鎮西町名護屋同地では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルダテ 古立 フルタチ 古立参照。
フルタニ 古谷 フルヤ 古谷参照。
フルタニ 旧谷 兵庫県赤穂市、東京都、福岡県北九州市八幡西区。善隣。古谷の異形。兵庫県赤穂市有年楢原に分布あり。フルヤ 古谷参照。
フルタニ 舊谷 大阪府、兵庫県。フルヤも含む分布。善隣。古谷の異形。兵庫県姫路市下手野に分布あり。兵庫県高砂市曽根町ではフルヤ。フルヤ 古谷参照。
フルタニ 降谷 フルヤ 降谷参照。
フルタニ 布留谷 フルヤ 布留谷参照。
フルタニ 古渓 コケイ 古渓参照。
フルタマ 古玉 コダマ 古玉参照。
フルチ 古地 コチ 古地参照。
フルチ 古池 コイケ 古池参照。
フルツ 古津 大阪府、徳島県、東京都。コヅも含む分布。①地形。古い渡し場から。島根県松江市魚町に江戸時代にあった。同地では古津屋の屋号で海運業に従事していたと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。推定での発音はコヅ。徳島県阿南市福井町古津は江戸時代に記録のある地名。埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代、高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士、茨城県笠間市笠間が藩庁の笠間藩士に江戸時代にあった。②福井県小浜市阿納尻古津発祥。戦国時代に記録のある地名。同地での伝承。
フルツ 古都 フルイチ 古都参照。
フルツ 振津 フリツ 振津参照。
フルツカ 古塚 兵庫県、大阪府、山形県。コツカは稀少。地形。古い塚から。兵庫県西宮市高木東町、山形県南陽市漆山に分布あり。兵庫県尼崎市南城内・北城内が藩庁の尼崎藩士、熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。熊本藩士はコツカ。
フルヅカ 古塚 フルツカ 古塚参照。
フルツキ 古月 広島県広島市、東京都、千葉県。山口県萩市でコヅキが存在。コゲツは稀少。事物。広島県広島市南区丹那町の胡子神社にある「胡」を分解。同地が本拠。※シナ系。胡の異形。「胡」を分解。埼玉県草加市で1993年6月4日に帰化の記録あり。本姓は胡。エビス 胡参照。
フルヅキ 古月 フルツキ 古月参照。
フルツジ 古辻 コツジ 古辻参照。
フルツチ 古土 フルド 古土参照。
フルツチ 振槌 北海道、大阪府大阪市都島区。フリツチも含む分布。推定では槌を振る行為から。大阪府大阪市都島区毛馬町に分布あり。北海道北広島市大曲緑ケ丘ではフリツチ。
フルツボ 古坪 香川県高松市。推定では古い土地と面積の単位の坪から。香川県高松市円座町に分布あり。
フルツツミ 古堤 広島県、山口県・大阪府。コヅツミも含む分布。広島県でコヅツミが存在。地形。古い堤から。広島県広島市安芸区矢野西に分布あり。
フルヅツミ 古堤 フルツツミ 古堤参照。
フルテ 古手 コテ 古手参照。
フルデ 古手 コテ 古手参照。
フルデ 古出 コイデ 古出参照。
フルテラ 古寺 コデラ 古寺参照。
フルデラ 古寺 コデラ 古寺参照。
フルト 古門 フルカド 古門参照。
フルト 古戸 秋田県、北海道、埼玉県。コドは稀少。①群馬県太田市古戸町発祥。室町時代に記録のある地名。地名はフットとも発音した。②青森県八戸市妙古戸発祥。同地に分布あり。③三重県尾鷲市古戸町発祥。町名としては1964年に成立した地名。地名、姓はコド。同地に分布あり。和歌山県東牟婁郡那智勝浦町八尺鏡野では大阪府堺市の出と伝える。伝承からの推定では江戸時代中期の来住。
フルト 古渡 コワタリ 古渡参照。
フルト 古殿 フルトノ 古殿参照。
フルト 古土 フルド 古土参照。
フルト 古度 徳島県三好市・徳島県板野郡藍住町。推定では古い渡し場から。徳島県三好市東祖谷林に分布あり。
フルド 古土 広島県、新潟県。フルツチも含む分布。広島県広島市安芸区でフルツチが存在。地形。古い土地から。広島県東広島市黒瀬町津江、新潟県佐渡市戸中に分布あり。
フルドイ 古土井 広島県、兵庫県、大阪府。①事物。古土居の異形。広島県呉市和庄本町、広島県安芸郡熊野町熊野に分布あり。善隣。島根県安来市大塚町に分布あり。②兵庫県淡路市柳澤乙の小字の古土井から発祥。
フルドイ 古土居 岡山県、広島県、愛媛県。コドイも含む分布。広島県福山市でコドイが存在。事物。古い土居から。岡山県真庭市蒜山下福田、広島県世羅郡世羅町賀茂、愛媛県今治市泉川町に分布あり。愛媛県今治市通町が藩庁の今治藩士に江戸時代にあった。同藩士は1783年(天明3年)に河上姓から改姓したと伝える。カワカミ 河上参照。
フルトウ 古藤 コトウ 古藤参照。
フルトウ 古頭 山形県山形市。推定では古い上の土地から。山形県山形市松原が本拠。
フルドウ 古堂 北海道、広島県府中市・福井県南条郡南越前町。コドウも含む分布。北海道旭川市でコドウが存在。事物。古い堂から。広島県府中市本山町、福井県南条郡南越前町合波に分布あり。
フルトク 古徳 コトク 古徳参照。
フルトコ 古床 群馬県。地形。古い平らな土地から。群馬県みどり市笠懸町久宮に分布あり。新潟県新発田市大手町が藩庁の新発田藩士に江戸時代にあった。
フルトチ 古栃 富山県滑川市。「栃」を含む姓あり。富山県滑川市上小泉に分布あり。
フルトノ 古殿 鹿児島県、福岡県、大阪府。コドノ、フルトは稀少。①鹿児島県鹿児島市喜入生見町の小字の古殿から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古殿門があった。地名の現地音はフルトン。門による明治新姓。②鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北の小字の古殿から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古殿門があった。門による明治新姓。③大分県宇佐市下高家の小字の古殿から発祥。
フルドノ 古殿 フルトノ 古殿参照。
フルドマリ 古泊 青森県上北郡六ヶ所村。青森県上北郡六ヶ所村泊発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はトマリ。同地に分布あり。「古」は推定では古い土地。
フルトミ 古富 徳島県、山口県・東京都。コトミは稀少。山口県宇部市では吉富姓から明治新姓時に改姓したと伝える。ヨシトミ 吉富参照。徳島県那賀郡那賀町木頭出原に分布あり。
フルトミ 古冨 山口県、広島県・福岡県。古富の異形。山口県山陽小野田市野来見に分布あり。
フルドミ 古冨 フルトミ 古冨参照。
フルトモ 古友 広島県、山口県・福岡県。「友」を含む姓あり。広島県尾道市御調町綾目に分布あり。
フルドモ 古塘 熊本県八代郡氷川町、奈良県・愛知県。熊本県八代郡氷川町網道の小字の古塘から発祥。
フルトヨ 古豊 長崎県長崎市、山口県。合略。山口県では江戸時代に干拓事業の功績により二人の上役から「古」、「豊」の一字ずつを賜ったと伝える。二つの元の姓は不明。長崎県長崎市片淵、山口県防府市田島中浦に分布あり。
フルトリ 古鳥 コトリ 古鳥参照。
フルトリイ 古鳥井 福岡県北九州市小倉南区。福岡県北九州市小倉南区長尾の小字の古鳥居から発祥。地名はフルトリイ。

日本姓氏語源辞典 フルナ~ブンリン

フルナ 古名 北海道、山形県。推定では古い場所から。「古」を含む姓あり。山形県西置賜郡白鷹町横田尻に分布あり。
フルナイ 古内 フルウチ 古内参照。
フルナカ 古中 広島県、岡山県、大分県。コナカも含む分布。岡山県、大分県でコナカが存在。地形。古い中央部から。広島県呉市倉橋町釣士田、岡山県小田郡矢掛町宇角、大分県大分市志生木に分布あり。
フルナカ 古仲 コナカ 古仲参照。
フルナガ 古永 石川県、山口県、広島県。フルエも含む分布。石川県羽咋市でフルエ、東京都、埼玉県でコナガが存在。推定では古い永く続く場所から。石川県羽咋市鹿島路町に分布あり。山口県下関市豊浦町大字黒井に江戸時代にあった。
フルナガ 古長 コチョウ 古長参照。
フルナミ 古波 コバ 古波参照。
フルニシ 古西 コニシ 古西参照。
フルニワ 古庭 北海道白糠郡白糠町。コバも含む分布。推定では古い庭から。北海道白糠郡白糠町茶路基線に分布あり。
フルヌシ 古主 広島県、北海道、福岡県。コヌシ、コオモも含む分布。広島県でコヌシ、コオモが存在。推定では古い場所の持ち主から。広島県庄原市水越町に分布あり。
フルヌマ 古沼 埼玉県、新潟県、東京都。コヌマも含む分布。埼玉県でコヌマが存在。地形。岩手県下閉伊郡普代村では古い沼から称したと伝える。推定では江戸時代。伝承での発音はコヌマ。埼玉県さいたま市岩槻区太田が藩庁の岩槻藩士に江戸時代にあった。新潟県燕市秋葉町に分布あり。
フルネ 古根 長野県、岐阜県、愛知県。推定では古い土地のそばから。長野県木曽郡大桑村野尻、岐阜県中津川市中津川、茨城県鹿嶋市青塚に分布あり。長野県木曽郡大桑村に江戸時代にあった。※アイヌ系。北海道足寄郡足寄町のトインカルが古根軽治に改名。推定では1875年頃。
フルノ 古野 福岡県、大分県、大阪府。コノ、コウノは稀少。①地形。古い野から。福岡県宗像市・福津市(旧:宗像郡)に戦国時代、福岡県宮若市に江戸時代にあった。福岡県宮若市四郎丸に分布あり。同地の小字に古野あり。②大分県中津市伊藤田の小字の古野から発祥。③長崎県諫早市飯盛町上原の小字の古野から発祥。地名、姓はコノ。
フルノ 古埜 岡山県、富山県・新潟県。コヤノも含む分布。岡山県でコヤノが存在。地形。古野の異形。岡山県倉敷市茶屋町早沖に分布あり。
フルノ 古能 愛媛県八幡浜市。「能」を含む姓あり。愛媛県八幡浜市真網代小網代に分布あり。
フルノウ 古納 コノウ 古納参照。
フルノブ 古信 千葉県・埼玉県。「信」を含む姓あり。埼玉県新座市石神に分布あり。
フルハ 古波 コバ 古波参照。
フルハ 古羽 コバ 古羽参照。
フルハマ 古濱 コハマ 古濱参照。
フルハシ 古橋 静岡県、愛知県、茨城県。コハシは稀少。①事物。古い橋から。鎌倉時代末期頃に真野氏が称したと伝える。位置不詳。マノ 真野参照。岐阜県瑞穂市古橋は鎌倉時代に記録のある地名。静岡県静岡市に戦国時代にあった。②岐阜県‎高山市‎上宝町鼠餅の小字の古橋から発祥。③栃木県栃木市岩舟町静和の小字の古橋から発祥。江戸時代に記録のある地名。
フルハシ 旧橋 茨城県水戸市。古橋姓あり。茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩士に江戸時代にあった。
フルハタ 古畑 長野県、東京都、北海道。コバタ、コウバタ、コバタケは稀少。①長野県松本市梓川上野付近(旧:古幡郷)から発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はフルハタで「古畑」、「降幡」とも表記した。長野県木曽郡木祖村薮原に戦国時代にあった。②地形。古い畑から。福岡県築上郡築上町寒田では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルハタ 古幡 長野県、東京都、茨城県。コバタは稀少。古畑の異形。長野県松本市奈川黒川渡に江戸時代にあった。長野県安曇野市穂高牧では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルハタ 古旗 長野県、東京都、京都府。コバタも含む分布。京都府でコバタが存在。古畑の異形。長野県松本市梓川上野、長野県千曲市磯部に分布あり。長野県伊那市高遠町東高遠が藩庁の高遠藩士に江戸時代にあった。
フルハタ 降旗 フリハタ 降旗参照。
フルハタ 降幡 フリハタ 降幡参照。
フルハタ 降籏 フリハタ 降籏参照。
フルハタ 古畠 長野県、新潟県、徳島県。コバタは稀少。古畑の異形。長野県長野市篠ノ井布施五明、徳島県三好市池田町白地本名に分布あり。
フルハタ 古籏 長野県安曇野市。古畑の異形。長野県安曇野市堀金三田では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルハタ 古波田 長野県松本市。古畑の異形。長野県松本市波田中波田に分布あり。波田は室町時代に「波多」の表記で記録のある地名。地名は「畑」、「機」とも表記した。
フルハチ 古八 コハチ 古八参照。
フルハマ 古浜 コハマ 古浜参照。
フルバヤシ 古林 コバヤシ 古林参照。
フルバヤシ 旧林 兵庫県赤穂市、大阪府。古林姓あり。兵庫県赤穂市大津に分布あり。コバヤシ 古林参照。
フルバヤシ 舊林 兵庫県姫路市・岡山県岡山市東区。古林姓あり。兵庫県姫路市勝原区丁に分布あり。コバヤシ 古林参照。
フルハラ 古原 コハラ 古原参照。
フルビキ 古曳 コビキ 古曳参照。
フルビキ 古曵 コビキ 古曵参照。
フルヒラ 古平 コダイラ 古平参照。
フルヒロ 古広 広島県広島市安佐北区。地形。古い広い場所から。広島県広島市安佐北区安佐町大字小河内では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルヒロ 古廣 愛知県あま市。地形。古広の異形。愛知県あま市新居屋榎坪に分布あり。
フルフ 古府 フルコ 古府参照。
フルフォード 古歩道 東京都武蔵野市。ユダヤ系。東京都武蔵野市で2007年4月6日にユダヤ系カナダ人のベンジャミン・スクリートン・フルフォードが帰化して称する。フルフォード(Fulford)は古英語での「汚い渡し場」、「泥の渡し場」に由来するイングランドの地名から。
フルフジ 古藤 コトウ 古藤参照。
フルブチ 古渕 コブチ 古渕参照。
フルブチ 古淵 コブチ 古淵参照。
フルベ 古部 北海道、神奈川県、福岡県。古辺姓あり。福岡県田川市伊加利に分布あり。※広島県福山市丸之内が藩庁の備後福山藩士に江戸時代にあった。
フルベ 古辺 長崎県大村市、福岡県・愛知県。推定では古い土地の付近から。※善隣。広島県三次市で東北地方から来た落人の後裔との伝があった。時代不詳。
フルベ 古邊 福岡県北九州市若松区。古辺の異形。
フルペップ 古別府 鹿児島県鹿児島市。鹿児島県鹿児島市犬迫町の通称地名の古別府から発祥。同地付近が本拠。
フルホ 古保 コボ 古保参照。
フルボ 古保 コボ 古保参照。
フルボウ 古坊 石川県輪島市、大阪府。コボウも含む分布。大阪府でコボウが存在。石川県輪島市三井町興徳寺の小字の古坊角地から発祥。地名は廃寺となった興徳寺の坊からと伝える。推定では江戸時代の坊。
フルボウ 古防 京都府京丹後市。古坊姓あり。京都府京丹後市網野町下岡に分布あり。
フルボリ 古堀 コボリ 古堀参照。
フルマ 古間 長野県佐久市・岐阜県土岐市・東京都。長野県佐久市三分、岐阜県土岐市下石町に分布あり。
フルマ 古馬 フルウマ 古馬参照。
フルマイ 古米 岡山県。コマイは稀少。推定では古い米から。岡山県高梁市備中町布瀬が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルマイ 古舞 兵庫県神戸市北区、岡山県岡山市。兵庫県神戸市北区道場町塩田の小字の古舞谷から発祥。兵庫県神戸市北区道場町塩田の塩田八幡宮の神主に東京時代にあった。
フルマエ 古前 コマエ 古前参照。
フルマキ 古牧 静岡県、埼玉県、長野県。コマキも含む分布。地形。古い牧場から。埼玉県川越市池辺に江戸時代にあった。長野県塩尻市洗馬では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルマキ 古間木 青森県三沢市、北海道。①青森県三沢市古間木山発祥。同地に分布あり。②青森県上北郡おいらせ町古間木山発祥。地名はフルマギヤマ。同地に分布あり。
フルマキ 古巻 コマキ 古巻参照。
フルマキ 古槙 コマキ 古槙参照。
フルマキ 古槇 コマキ 古槇参照。
フルマギ 古間木 フルマキ 古間木参照。
フルマジ 古間地 大分県宇佐市。大分県宇佐市安心院町上内河野の小字の古間地から発祥。
フルマス 古益 広島県広島市・東京都。「古」を含む姓あり。「益」は好字。広島県広島市中区上八丁堀に分布あり。
フルマス 古桝 熊本県・福岡県・広島県。古枡の異形。熊本県荒尾市荒尾に分布あり。
フルマス 古枡 福岡県柳川市。枡は計量するための器具。福岡県柳川市筑紫町に分布あり。
フルマタ 古俣 コマタ 古俣参照。
フルマチ 古町 長野県、青森県、岐阜県。①長野県松本市小屋南の小字の古町から発祥。同地付近に江戸時代にあった。②地形。古い町から。青森県八戸市新井田に分布あり。
フルマツ 古松 大阪府、山口県、岡山県。コマツも含む分布。大阪府でコマツが存在。事物。古い松から。山口県宇部市八王子町、岡山県備前市日生町寒河に分布あり。福岡県久留米市篠山町が藩庁の久留米藩士に江戸時代にあった。
フルマヤ 古厩 長野県塩尻市。長野県安曇野市穂高有明古厩発祥。戦国時代に記録のある地名。長野県に安土桃山時代、長野県松本市丸の内が藩庁の松本藩士に江戸時代にあった。
フルマヤ 古廐 長野県塩尻市。古厩の異形。
フルミ 古見 沖縄県、神奈川県、新潟県。コミも含む分布。沖縄県宮古島市でコミが存在。①古海姓あり。新潟県糸魚川市青海、山口県萩市椿東に分布あり。山梨県大月市七保町下和田では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。長野県に戦国時代にあった。②沖縄県八重山郡竹富町古見発祥。琉球王国時代に記録のある地名。地名はコミで琉球音はクン。
フルミ 古海 福岡県、北海道、新潟県。フルウミも含む分布。福岡県でフルウミが存在。コウミ、コカイは稀少。①群馬県邑楽郡大泉町古海発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はコカイ。福岡県北九州市八幡西区では群馬県から福岡県西北部(旧:筑前国)に1194年(建久5年)に来住後に称したと伝える。②鳥取県鳥取市古海発祥。奈良時代に記録のある地名。地名は「古留美」とも表記した。③長野県上水内郡信濃町古海発祥。戦国時代に「古箕」の表記で記録のある地名。新潟県上越市住吉町にある浄土真宗の林正寺の僧侶による明治新姓。同寺での伝承。④アイヌ系。推定での比率は約3%。推定では日本人の姓と同源。北海道様似郡様似町が起源地。
フルミ 古味 コミ 古味参照。
フルミ 古箕 大阪府寝屋川市。推定では古い箕から。大阪府寝屋川市萱島本町に分布あり。
フルミ 不留美 千葉県袖ケ浦市。古海姓あり。千葉県袖ケ浦市横田に分布あり。
フルミ 故見 福井県福井市・大阪府。古海姓あり。福井県福井市花堂中に分布あり。
フルミズ 古水 コスイ 古水参照。
フルミゾ 古溝 コミゾ 古溝参照。
フルミタ 古見田 山口県下関市。推定では古い場所と見える田から。山口県下関市豊北町大字阿川に分布あり。
フルミチ 古道 北海道、大阪府、滋賀県。コドウ、コイドは稀少。地形。古い道から。滋賀県蒲生郡日野町杉に分布あり。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代にあった。
フルミチ 古路 大阪府、兵庫県、京都府。地形。古道の異形。兵庫県美方郡香美町香住区森、京都府京丹後市網野町網野に分布あり。
フルミツ 古満 広島県呉市、広島県安芸高田市。コマ、コマンは稀少。「古」を含む姓、「満」を含む男性の名前あり。広島県呉市広白石、広島県安芸高田市向原町長田に分布あり。山口県山口市葵ではコマン。※高句麗系。推定での古い発音はコマ。東京都に江戸時代にあった。同地では京都府南部(旧:山城国)の出と伝える。
フルミドウ 古御堂 北海道根室市、広島県広島市佐伯区。事物。古い御堂から。広島県広島市佐伯区五日市中央に分布あり。鳥取県西伯郡大山町古御堂は江戸時代に記録のある地名。地名はコミドウ。
フルミドウ 古見堂 福岡県田川市・大阪府・愛知県。事物。古御堂の異形。福岡県田川市奈良に分布あり。福岡県田川郡川崎町川崎、福岡県田川郡香春町高野の小字に古御堂あり。地名はフルミドウ。
フルミナト 古湊 富山県黒部市、北海道。地形。古港の異形。富山県黒部市生地神区に分布あり。
フルミナト 古港 富山県黒部市、北海道。地形。古い港から。富山県黒部市の漁業従事者の明治新姓。富山県黒部市生地神区に分布あり。
フルミネ 古峰 コミネ 古峰参照。
フルミヤ 古宮 コミヤ 古宮参照。
フルミヤ 布留宮 滋賀県。古宮姓あり。滋賀県高島市今津町酒波の日置神社の神主に東京時代にあった。同社の旧名は岩剣大明神で古墳時代以前の創建当初から神主だったと伝える。コミヤ 古宮参照。
フルミヤ 冨留宮 東京都、神奈川県・千葉県館山市。古宮姓あり。千葉県館山市館山に分布あり。コミヤ 古宮参照。
フルミヤ 富留宮 大阪府富田林市。古宮姓あり。千葉県市川市八幡に分布あり。コミヤ 古宮参照。
フルミヤ 旧宮 京都府京都市西京区・大阪府枚方市。古宮姓あり。京都府京都市西京区桂艮町に分布あり。コミヤ 古宮参照。
フルムラ 古村 コムラ 古村参照。
フルムラ 古邑 山口県・広島県。地形。古村の異形。山口県光市島田に分布あり。コムラ 古村参照。
フルムロ 古室 コムロ 古室参照。
フルモチ 古用 愛媛県。愛媛県北宇和郡鬼北町川上の小字の古用から発祥。
フルモト 古本 広島県、兵庫県、大阪府。大分県、静岡県でコモトが存在。創賜。古く本となる状態から。徳島県美馬郡つるぎ町貞光捨子谷南・捨子谷北では古くから住んでいた住民による明治新姓と伝える。広島県広島市、熊本県玉名郡和水町板楠、静岡県静岡市葵区平山に江戸時代にあった。静岡県静岡市葵区平山ではコモト。
フルモト 古元 広島県、岡山県、大阪府。コモトも含む分布。岡山県、大阪府でコモトが存在。創賜。古本の異形。広島県広島市佐伯区利松、岡山県岡山市北区建部町川口、鹿児島県西之表市西之表に分布あり。※福島県須賀川市大久保が藩庁の大久保藩士に江戸時代にあった。
フルモト 布留本 奈良県天理市。奈良県天理市布留町発祥。古墳時代に記録のある地名。地名は「振」とも表記した。「布留が本」の意。
フルモリ 古森 コモリ 古森参照。
フルモリ 古守 コモリ 古守参照。
フルモン 古門 フルカド 古門参照。
フルヤ 古谷 神奈川県、東京都、大阪府。続いて山口県、茨城県、埼玉県、千葉県、北海道、兵庫県、岡山県。フルタニも含む分布。フルガイ、コウヤ、コタニ、コヤは稀少。①古屋の異形。長野県木曽郡大桑村野尻では江戸時代末期に古屋姓から改姓したと伝える。※山口県周南市湯野南古屋は記録時代不詳の地名。古屋はフルヤ。同地に分布あり。※和歌山県和歌山市古屋は江戸時代に「小屋」の表記で記録のある地名。古屋はコヤ。同地に分布あり。※徳島県吉野川市川島町桑村では愛知県西部(旧:尾張国)の古谷村の出と伝える。伝承からの推定では安土桃山時代以前の居住地。位置不詳。②事物。降矢の異形。秋田県雄勝郡東成瀬村での伝承。改姓の時代は不詳。③鳥取県では江戸時代に鳥取県鳥取市東町が藩庁の鳥取藩医だったと伝える。伝承での発音はコタニ。
フルヤ 古屋 山梨県、東京都、神奈川県。続いて静岡県、北海道、埼玉県、千葉県、福岡県、山口県、長野県。コヤは稀少。大分県ではコヤが主流。①事物。降矢の異形。山梨県笛吹市一宮町一ノ宮では「降矢」、「降屋」の表記を1573年から1592年(天正年間)に改めたと伝える。山梨県山梨市東後屋敷では平安時代の武将である鎌倉景政の孫が降屋姓を称して戦国時代の武将である武田信虎の感状にあった「古屋」の表記により古屋姓に改姓したとの伝あり。カマクラ 鎌倉参照。山梨県甲州市塩山上萩原では平安時代・鎌倉時代の武将である源頼朝の家臣が「振屋」と表記していたと伝える。山梨県上野原市大倉で降屋姓だったとの伝あり。伝承からの推定では戦国時代以前。山梨県大月市七保町林では屋号も古屋。②島根県西部(旧:石見国)では和歌山県・三重県南部(旧:紀伊国)の古屋からと伝える。和歌山県日高郡印南町古屋、和歌山県田辺市古屋、和歌山県西牟婁郡白浜町大古(旧:古屋)は江戸時代に記録のある地名。和歌山県和歌山市古屋は江戸時代に「小屋」の表記で記録のある地名。古屋はコヤ。③鹿児島県南九州市知覧町瀬世の小字の古屋原から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古屋敷があった。屋敷による明治新姓。④小屋の異形。群馬県前橋市富士見町原之郷ではコヤ。同地では1732年(享保17年)に小屋姓から改姓したと伝える。コヤ 小屋参照。⑤合略。古屋垣内の略。兵庫県神戸市で1952年から1959年の間に改姓。古屋垣内は現存するか不明。
フルヤ 古家 大阪府、兵庫県、熊本県。フルイエも含む分布。コイエ、コウケ、コカ、コゲ、コヤ、フルエ、フルケは稀少。①事物。古い家から。大阪府岸和田市では大阪府阪南市桑畑で858年(天安2年)から続くとの伝により大阪府岸和田市岸城町が藩庁の岸和田藩主の岡部氏から江戸時代に「古い家」との意味で賜ったと伝える。大阪府堺市堺区少林寺町西では江戸時代に「古い家」との意味で称したとの伝あり。兵庫県丹波市山南町山本では草分けの住民が「古い家」との意味で称したと伝える。時代不詳。京都府京都市右京区京北上弓削町では草分けと伝える。鳥取県西伯郡大山町下市では香川県坂出市の王越町の出で「古い家」との意味で称したとする伝承あり。称した時代は不詳。熊本県山鹿市菊鹿町矢谷に江戸時代にあった。同地では熊本県の阿蘇から来住したと伝える。神奈川県平塚市平塚では平安時代末期から続くとの伝あり。②事物。降矢の異形。山梨県上野原市上野原では平安時代・鎌倉時代の武将である源頼朝の家臣が「振屋」と表記していたと伝える。同地では神奈川県鎌倉市雪ノ下・小町が政庁の鎌倉幕府の滅亡後に山梨県に居住したとの伝もあり。③久我の異形。古家、久我はコガ。福岡県糸島市では京都府京都市の出の久我姓の分家が称したと伝える。推定では江戸時代。クガ 久我参照。
フルヤ 古矢 茨城県坂東市、東京都、神奈川県。事物。降矢の異形。茨城県坂東市馬立、石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士に江戸時代にあった。
フルヤ 降矢 山梨県、福島県、東京都。フリヤも含む分布。事物。矢から。平安時代の武将である鎌倉景政の孫が称したと伝える。1083年(永保3年)から1087年(寛治元年)の後三年の役で鎌倉景政の右目に矢が刺さったとの伝あり。山梨県上野原市西原では平安時代・鎌倉時代の武将である源頼朝の家臣が「振屋」と表記していたと伝える。同地では草分けとの伝もあり。カマクラ 鎌倉参照。※山梨県笛吹市の一宮町では平安時代の天皇である仁明天皇の時代に功績から賜ったとの伝あり。仁明天皇の在位は833年(天長10年)から850年(嘉祥3年)。
フルヤ 振屋 東京都。事物。降矢の異形。東京都西多摩郡檜原村藤原に分布あり。
フルヤ 降屋 神奈川県、東京都・山梨県笛吹市。事物。降矢の異形。山梨県笛吹市一宮町一ノ宮に分布あり。千葉県千葉市花見川区幕張本郷ではフリヤ。群馬県沼田市西倉内町が藩庁の沼田藩士、大阪府岸和田市岸城町が藩庁の岸和田藩士、兵庫県三田市屋敷町が藩庁の三田藩士に江戸時代にあった。
フルヤ 古箭 長野県木曽郡南木曽町、埼玉県。事物。降矢の異形。長野県木曽郡南木曽町田立塚野に分布あり。
フルヤ 古舎 島根県出雲市、島根県飯石郡飯南町・大阪府。古屋姓あり。島根県飯石郡飯南町頓原に分布あり。
フルヤ 降谷 大阪府泉佐野市・大阪府岸和田市・福島県南相馬市。フルタニも含む分布。大阪府岸和田市でフルタニが存在。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。大阪府岸和田市並松町に分布あり。
フルヤ 風呂矢 三重県伊賀市。フロヤも含む分布。屋号の屋に「矢」を使用する例あり。三重県伊賀市上野東日南町に分布あり。
フルヤ 舊谷 フルタニ 舊谷参照。
フルヤ 布留谷 長崎県・神奈川県。千葉県でフルタニが存在。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。長崎県長崎市上戸石町に分布あり。
フルヤシキ 古屋敷 青森県、鹿児島県、広島県。兵庫県、福岡県でコヤシキが存在。①青森県上北郡七戸町榎林古屋敷発祥。同地に分布あり。②青森県上北郡東北町古屋敷発祥。同地に分布あり。③鹿児島県南さつま市金峰町白川の小字の古屋敷から発祥。同地に江戸時代に門割制度の古屋敷門があった。門による明治新姓。④事物。古い屋敷から。広島県呉市平原町、三重県津市高茶屋、兵庫県朝来市和田山町立ノ原に分布あり。善隣。鹿児島県日置市日吉町日置に分布あり。※鹿児島県肝属郡東串良町岩弘は江戸時代にあった門割制度の古屋敷門の比定地。同地に分布あり。
フルヤシキ 古邸 富山県。事物。古屋敷の異形。富山県氷見市深原に分布あり。
フルヤシキ 古屋鋪 鹿児島県。事物。古屋敷の異形。鹿児島県南さつま市金峰町宮崎に分布あり。善隣。鹿児島県日置市日吉町日置に分布あり。
フルヤシキ 古屋舗 鹿児島県日置市、石川県。事物。古屋敷の異形。石川県輪島市町野町佐野に分布あり。善隣。鹿児島県日置市日吉町日置に分布あり。
フルヤス 古安 コヤス 古安参照。
フルヤド 古宿 岐阜県飛騨市、東京都、山梨県。事物。古い宿から。岐阜県北部(旧:飛騨国)では1160年1月から1160年4月(平治元年12月から永暦元年3月)にあった平治の乱の頃に城を築く際に宿を提供して平安時代末期の武士の源義平から賜ったと伝える。岐阜県飛騨市神岡町吉田では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルヤブ 古薮 兵庫県、京都府。地形。古い薮から。兵庫県芦屋市津知町が本拠。同地に江戸時代にあった。
フルヤブ 古藪 東京都、和歌山県・兵庫県。コヤブも含む分布。地形。古薮の異形。兵庫県西宮市山口町船坂に分布あり。
フルヤマ 古山 千葉県、東京都、神奈川県。続いて岐阜県、静岡県、北海道、宮城県、福島県、埼玉県、新潟県。コヤマも含む分布。①地形。古い山から。千葉県北部・茨城県南西部付近(旧:下総国)では京都府京都市上京区御所八幡町付近が政庁の室町幕府の第三代将軍である足利義満の家臣が広島県廿日市市宮島町の厳島神社への参詣に供奉した後に古山で称したと伝える。栃木県足利市高松町の鉢形城の城主だった小曽根氏の家臣に戦国時代、新潟県新発田市大手町が藩庁の新発田藩士に江戸時代にあった。宮城県宮城郡利府町菅谷では草分けで平安時代に居住したと伝える。大分県でコヤマあり。※宮城県白石市大平坂谷では福井県東部(旧:越前国)の古山郷に戦国時代に居住して称したと伝える。位置不詳。②三重県名張市南古山・伊賀市蔵縄手付近(旧:古山)から発祥。平安時代に記録のある地名。③岩手県久慈市小久慈町の小字の古山から発祥。④事物。新潟県新発田市諏訪町にある真言宗の慶学院の僧侶による明治新姓。同寺の山号の古栄山から「古」、「山」を使用。⑤事物。福岡県大牟田市天領町にある浄土真宗の浄教寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の古城山から「古」、「山」を使用。
フルユキ 古行 秋田県能代市・北海道。推定では古い場所に通じる場所から。秋田県能代市能代赤沼に分布あり。
フルヨ 古代 フルシロ 古代参照。
フルヨシ 古吉 香川県、熊本県、福岡県。東京都、北海道でコヨシが存在。「吉」を含む姓あり。香川県三豊市豊中町笠田笠岡、熊本県阿蘇市乙姫に分布あり。山口県下関市豊浦町大字厚母郷では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フルワ 古和 コワ 古和参照。
フルワ 古輪 山口県山口市・神奈川県。「輪」を含む姓あり。山口県山口市桜畠に分布あり。
フルワキ 古脇 滋賀県長浜市・愛知県東海市。地形。古い脇の場所から。滋賀県長浜市谷口町に分布あり。※熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩士に江戸時代にあった。
フルワタ 古渡 コワタリ 古渡参照。
フルワタリ 古渡 コワタリ 古渡参照。
フルワン 古椀 兵庫県宝塚市。推定では古い椀から。兵庫県宝塚市仁川台に分布あり。
フレ 触 鹿児島県薩摩川内市。地形。觸の異形。鹿児島県薩摩川内市西向田町に分布あり。
フレ 振 鹿児島県大島郡龍郷町・鹿児島県奄美市。地形。フレは推定では崩壊した土地。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡龍郷町大勝に分布あり。
フレ 觸 鹿児島県・愛知県。地形。フレは推定では崩壊した土地。鹿児島県薩摩川内市向田町に江戸時代にあった門割制度の觸門から。門による明治新姓。
フレイゾノ 触井園 大阪府大阪市、広島県・鹿児島県。地形。鹿児島県薩摩郡さつま町平川に江戸時代にあった門割制度の触井園門から。門名は園から。フレは推定では崩壊した土地。長崎県壱岐市ではフレは江戸時代に命を触れ伝えた区画を意味する。門による明治新姓。
フレイゾノ 觸井園 大阪府。地形。触井園の異形。大阪府四條畷市田原台に分布あり。
フレサワ 触沢 岩手県、北海道。岩手県岩手郡葛巻町田部触沢発祥。同地に分布あり。
フレサワ 触澤 北海道。触沢の異形。
フレサワ 觸澤 北海道・奈良県・福井県。触沢の異形。福井県坂井市春江町江留上錦に分布あり。
フロ 風呂 兵庫県、広島県、大阪府。①地形。フロは推定では「袋」、「室」から。岡山県真庭市別所の小字の本宮では土地のフロは山が囲む中で一方が下に開いた形と伝える。鹿児島県姶良市東餅田に江戸時代にあった門割制度の風呂門から。門による明治新姓。②事物。富山県射水市では風呂屋による明治新姓。富山県高岡市姫野では富山県射水市で平安時代の武将の源義経を足湯でもてなした行為からとの伝あり。岩手県遠野市上郷町細越では平安時代の武将の源義経に風呂を貸した行為からと伝える。③香川県さぬき市津田町津田の小字の風呂谷から発祥。江戸時代に記録のある地名。
ブロ 武呂 滋賀県・大阪府・京都府。ムロも含む分布。風呂姓あり。京都府舞鶴市余部上に分布あり。大阪府池田市旭丘ではムロ。フロ 風呂参照。
フロイ 風呂井 広島県。地形。水を汲む場所から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県江田島市江田島町秋月に分布あり。
フロウ 不老 福岡県太宰府市。創賜。老いを感じさせない状態から。福岡県太宰府市宰府の太宰府天満宮で戦国時代に年老いた太夫が老いを感じさせずに笛を吹いて「不老太夫」の呼称があったと伝える。同社は919年(延喜19年)の創建との伝あり。
フロウエ 風呂上 フロガミ 風呂上参照。
フロウチ 不老地 徳島県三好市・徳島県徳島市・愛媛県西条市。大阪府でフロチが存在。推定では老いた木のない場所から。徳島県三好市西祖谷山村有瀬に分布あり。
フロウチ 風呂内 広島県、大阪府。地形。内の土地から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県呉市西辰川に分布あり。
ブロオドハースト 漢字表記なし 便宜上の表記。本来はブロードハースト。東京都世田谷区。ニュージーランド系。地形。東京都世田谷区で2017年7月21日にラグビー選手のマイケル・ジョン・ブロードハーストが帰化して称する。ブロードハースト(Broadhurst)はイングランドの小地名か土地の形が起源で古英語での「広い森と丘」から。
フロガミ 風呂上 熊本県球磨郡あさぎり町・三重県松阪市・愛知県。フロウエも含む分布。地形。上から。フロは推定では「袋」、「室」から。熊本県球磨郡あさぎり町免田西永才に分布あり。
フロカワ 風呂川 広島県福山市、広島県呉市・和歌山県有田郡湯浅町。地形。川から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県福山市神村町に分布あり。
フロク 府録 富山県小矢部市。事物。国府と衛録所から。富山県小矢部市興法寺では富山県小矢部市・石川県河北郡津幡町で1183年(治承7年・寿永2年)にあった倶利伽羅峠の戦いに敗北した平家の残党の畑良六衛門が隠遁して富山県高岡市伏木古国府にあった国府と衛録所から「府」、「録」を合わせたと伝える。衛録所の語義は不明。タイラ 平参照。ハタ 畑参照。
ブロク 伏鹿 和歌山県有田郡有田川町。推定では伏せた鹿から。和歌山県有田郡有田川町徳田に分布あり。
フロサコ 風呂迫 広島県。地形。第二要素のサコは山の迫った土地から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県世羅郡世羅町安田に分布あり。
フロシタ 風呂下 広島県三次市。地形。下から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県三次市三良坂町長田に分布あり。※善隣。長野県で明治新姓時に僧侶が命名した事例があった。寺の位置不詳。
フロタ 風呂田 広島県。地形。田から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県東広島市黒瀬町南方に分布あり。
フロタ 風炉田 鳥取県倉吉市。地形。風呂田の異形。鳥取県倉吉市福光に分布あり。
フロダ 風呂田 フロタ 風呂田参照。
フロタニ 風呂谷 大阪府、北海道、鹿児島県。①地形。谷から。フロは推定では「袋」、「室」。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。鹿児島県志布志市志布志町安楽、三重県熊野市井戸町に分布あり。徳島県海部郡海陽町富田では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。善隣。大阪府羽曳野市向野に分布あり。②奈良県奈良市大保町の小字の風呂谷から発祥。地名はフロガタニ。
フロチ 不老地 フロウチ 不老地参照。
フロナカ 風呂中 広島県。地形。中央部の土地から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県呉市倉橋町釣士田に分布あり。
フロノ 風呂野 広島県広島市安佐南区。地形。野から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県広島市安佐南区長楽寺に分布あり。
フロノウエ 風呂ノ上 鹿児島県伊佐市、神奈川県。地形。上から。フロは推定では「袋」、「室」から。鹿児島県伊佐市大口青木に分布あり。
フロハシ 風呂橋 広島県。地形。橋の土地から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県神石郡神石高原町井関に分布あり。
フロミ 風呂見 大阪府泉佐野市。地形。見える土地から。フロは推定では「袋」、「室」から。大阪府泉佐野市長滝に分布あり。
フロミツ 風呂光 広島県東広島市、山形県・青森県。地形。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県東広島市黒瀬町乃美尾に分布あり。同地の小字に保光あり。
フロモト 風呂本 広島県、大阪府、山口県。①地形。そばの土地から。フロは推定では「袋」、「室」から。山口県熊毛郡田布施町麻郷に分布あり。同地の小字に石風呂あり。②京都府木津川市加茂町奥畑風呂ノ谷発祥。同地に分布あり。「風呂ノ谷が本」の意。
フロモト 風呂元 広島県世羅郡世羅町・山口県周南市。地形。風呂本の異形。広島県世羅郡世羅町別迫に分布あり。
フロモト 冨路本 岡山県新見市。地形。風呂本の異形。岡山県新見市豊永赤馬に分布あり。
フロヤ 風呂矢 フルヤ 風呂矢参照。
フロヤマ 風呂山 広島県、山口県・大阪府。地形。山から。フロは推定では「袋」、「室」から。広島県府中市上下町上下が起源地。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
フワ 不破 岐阜県、愛知県、東京都。フバは稀少。岐阜県不破郡発祥。飛鳥時代に記録のある地名。富山県高岡市末広町では672年(天武天皇元年)にあった壬申の乱での戦功により領した土地と伝える。岐阜県海津市海津町高須町が藩庁の高須藩士、愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士に江戸時代にあった。※百済系。同源。京都府京都市に平安時代に不破連の氏姓があった。
フワ 府玻 石川県鳳珠郡能登町。不破姓あり。石川県鳳珠郡能登町宇出津では府中屋の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代。府中に「府」あり。石川県七尾市府中町は室町時代に記録のある地名。
フワ 冨和 兵庫県豊岡市・兵庫県宍粟市・大阪府。富和の異形。兵庫県豊岡市山本、兵庫県宍粟市山崎町鹿沢に分布あり。トミワ 富和参照。
フワ 富和 トミワ 富和参照。
フワ 府和 石川県。不破姓あり。石川県七尾市鍛冶町に分布あり。
フワ 普和 石川県金沢市。不破姓あり。石川県金沢市金石本町に分布あり。同地に隣接する石川県金沢市普正寺町は江戸時代に記録のある地名。
フワ 風和 大阪府箕面市・大阪府高槻市。不破姓あり。大阪府箕面市半町に分布あり。
フワ 不波 東京都中央区。不破姓あり。新潟県上越市本城町が藩庁の越後高田藩士に江戸時代にあった。
ブワ 武和 三重県南牟婁郡御浜町、東京都・鹿児島県出水市。推定では武力と平和から。三重県南牟婁郡御浜町柿原に分布あり。
フワサキ 普輪崎 フワザキ 普輪崎参照。
フワザキ 普輪崎 石川県金沢市。石川県金沢市金石西に分布あり。同地に隣接する石川県金沢市普正寺町は江戸時代に記録のある地名。
ブワニカ 漢字表記なし 東京都。ウガンダ系。2002年12月16日生まれのサッカー選手のブワニカ啓太が称する。原綴はブワニカ(Buwanika)。
フワノ 不破野 新潟県糸魚川市。不破姓あり。新潟県糸魚川市田伏が本拠。フワ 不破参照。
フワノ 不波野 長野県長野市。不破野姓あり。長野県長野市高田中村に分布あり。
フワマ 不破間 愛知県名古屋市北区。不破姓あり。愛知県名古屋市北区柳原に分布あり。フワ 不破参照。
フワモト 不破本 山口県周南市・山口県防府市。フハモトも含む分布。不破姓あり。山口県周南市徳山が藩庁の徳山藩の旧藩士として山口県周南市上村で1871年に記録あり。同地ではフハモト。山口県防府市切畑にある曹洞宗の宝蔵寺の僧侶に東京時代にあった。フワ 不破参照。
フン 賁 東京都葛飾区。シナ系。東京都葛飾区で2003年7月25日に帰化の記録あり。シナ音はベン。
ブン 文 大阪府、東京都、兵庫県。鹿児島県でフミ、カザリが存在。①コリア系。大阪府大阪市生野区田島に分布あり。コリア音はムン。※百済系。京都府京都市、大阪府東部(旧:河内国)に平安時代に文宿禰、文忌寸の氏姓があった。②シナ系。兵庫県神戸市中央区中山手通に分布あり。シナ音はウェン。※後漢系。奈良県に飛鳥時代に文直、文連の氏姓があった。③創賜。文字、文章から。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡瀬戸内町阿木名に分布あり。
ブン 聞 福岡県・大阪府・東京都。シナ系。福岡県北九州市八幡西区小嶺に分布あり。シナ音はウェン。
ブンエイ 文栄 鹿児島県、滋賀県。創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「栄」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡天城町兼久に分布あり。大阪府では鹿児島県の出で東京時代にフミエイからブンエイに発音を変更したと伝える。ブン 文参照。
ブンエイ 文榮 鹿児島県鹿児島市・沖縄県。創賜。文栄の異形。鹿児島県鹿児島市吉野町に分布あり。
ブンキ 分木 徳島県小松島市、香川県丸亀市・滋賀県近江八幡市。①推定では分けた木から。徳島県小松島市日開野町井理守、滋賀県近江八幡市東町に分布あり。和歌山県新宮市佐野ではワケギ。②香川県丸亀市飯野町西分分木発祥。地名はワケギ。香川県丸亀市飯野町西分に分布あり。
ブンキ 文城 ブンジョウ 文城参照。
ブンキ 文木 フミキ 文木参照。
ブンギ 分木 ブンキ 分木参照。
ブンギョク 分玉 兵庫県神戸市。推定では分割した宝玉から。兵庫県神戸市西区神出町北が本拠。
ブンケ 分家 富山県射水市。事物。別に建設した家から。富山県射水市新片町に分布あり。
ブンコ 分校 ブンコウ 分校参照。
ブンコ 文庫 大阪府、石川県。フミクラも含む分布。事物。僧侶による明治新姓。寺の例。石川県七尾市小島町にある浄土宗の西念寺、大阪府枚方市岡南町にある浄土宗の一乗寺。一乗寺ではフミクラ。同寺では書庫の管理をしていたと伝える。時代不詳。
ブンゴ 豊後 大阪府、広島県、長崎県。大分県(旧:豊後国)発祥。飛鳥時代に記録のある地名。
ブンゴ 文後 石川県、広島県、大阪府。豊後姓あり。石川県七尾市中島町田岸に分布あり。広島県三原市中之町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ブンコウ 分校 石川県小松市。ブンコは稀少。石川県加賀市分校町発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はブンギョウで巡察した田を意味する「校田」の口分田から。
ブンコウ 文皇 和歌山県海南市。コリア系。和歌山県海南市で1955年4月30日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。コリア人の姓に文あり。ブン 文参照。
ブンゴダニ 豊後谷 大阪府豊中市・兵庫県伊丹市。職業。豊後屋の異形。大阪府豊中市庄本町に分布あり。ブンゴヤ 豊後屋参照。
ブンゴヤ 豊後屋 愛媛県、福岡県・宮崎県。職業。大分県(旧:豊後国)に由来する豊後屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。豊後は飛鳥時代に記録のある地名。岩手県一関市では長崎県の出と伝える。来住の時代は不詳。愛媛県松山市居相町、宮崎県児湯郡木城町椎木に分布あり。
ブンサイ 分才 ブンザイ 分才参照。
ブンザイ 分才 大阪府。大阪府南河内郡千早赤阪村東阪の小字の分才溝上・分才溝下・分才阪の頭・分才阪尻から発祥。江戸時代に記録のある地名。
ブンジ 分寺 大分県宇佐市・福岡県・広島県。大分県宇佐市院内町温見の小字の分寺から発祥。地名はブジ。大分県宇佐市院内町山城に分布あり。
ブンジョウ 文城 鹿児島県、岐阜県、大阪府。東京都でブンキ、鳥取県米子市でフミシロが存在。①事物。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「城」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡知名町正名に分布あり。②コリア系。推定での比率は約40%。事物。文に「城」を追加。岐阜県多治見市で1974年に通名にあった。本姓は文。鹿児島県鹿児島市(旧:鹿児島郡西桜島村)で1954年7月31日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
ブンズイ 文随 茨城県つくばみらい市。推定では気ままな文章から。茨城県つくばみらい市戸茂に分布あり。
ブンズイ 文隨 茨城県。文随の異形。
ブンセン 文仙 北海道。推定では文字と仙人から。北海道中川郡美深町大通北に分布あり。
ブンソウ 文宋 東京都杉並区。コリア系。東京都杉並区で1957年1月12日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。コリア人の姓に文あり。ブン 文参照。
ブンゾウ 分造 熊本県。推定では分けて建造する行為から。熊本県宇土市上網田町に分布あり。
ブンゾノ 分園 鹿児島県・大阪府。ワケゾノも含む分布。地形。分けた園から。鹿児島県日置市日吉町吉利に分布あり。
ブンタ 文田 ブンダ 文田参照。
ブンダ 文田 大阪府、鹿児島県、愛媛県。フミタも含む分布。①コリア系。推定での比率は約35%。地形。文に「田」を追加。東京都渋谷区で1964年5月28日に帰化の記録あり。本姓は文。帰化の初出。ブン 文参照。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である文に「田」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡天城町兼久に分布あり。③地形。田から。文は推定では「文書」。愛媛県今治市関前岡村、広島県豊田郡大崎上島町中野に分布あり。※宮城県仙台市太白区中田町(旧:前田)に戦国時代にいた柿沼氏は前田姓が本姓で「文田」とも呼称したと伝える。カキヌマ 柿沼参照。マエダ 前田参照。
ブンダ 分田 ワケダ 分田参照。
ブンダイ 文大 石川県能美市。個人名。石川県能美市吉原釜屋町では文エ門の名前から「文」を使用したのではないかと伝える。推定では明治新姓。
ブンデン 分田 ワケダ 分田参照。
ブンデン 文伝 埼玉県川越市・東京都。推定では文を伝える行為から。埼玉県川越市に江戸時代にあった。
フンドウ 分銅 ブンドウ 分銅参照。
ブントウ 豊東 ブンドウ 豊東参照。
ブントウ 文藤 ブンドウ 文藤参照。
ブンドウ 分銅 北海道、兵庫県、大阪府。推定では分けた銅から。熊本県熊本市中央区上鍛冶屋町、秋田県南秋田郡五城目町鵜ノ木に分布あり。
ブンドウ 分藤 大分県大分市。創賜。藤原氏の分流から。大分県(旧:豊後国)は飛鳥時代に記録のある地名。地名はブンゴ。大分県大分市東津留が本拠。同地では鎌倉時代に来住して藤原氏の後裔と伝える。推定では京都府京都市が起源地。フジワラ 藤原参照。
ブンドウ 豊東 大分県大分市。大分県(旧:豊後国)は飛鳥時代に記録のある地名。大分県竹田市竹田が藩庁の岡藩士に江戸時代にあった。
ブンドウ 文堂 兵庫県、愛知県、京都府。兵庫県美方郡香美町村岡区高井の小字の文堂から発祥。
ブンドウ 分道 岩手県久慈市。地形。岩手県久慈市山根町深田では道が分岐する場所から称したと伝える。推定では江戸時代。
ブンドウ 文藤 熊本県熊本市、石川県加賀市、大阪府大阪市生野区。コリア系。事物。文に「藤」を追加。石川県加賀市で1972年2月19日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
ブンドウ 文道 茨城県守谷市。推定では文学の道から。茨城県守谷市本町に分布あり。
ブンドウ 文東 大分県豊後大野市・兵庫県・東京都。「文」を含む姓あり。大分県豊後大野市緒方町馬背畑に分布あり。
ブントク 文徳 岡山県備前市。平安時代の天皇である文徳天皇の後裔に文徳源氏があった。文徳はモントク。岡山県備前市穂浪に分布あり。ミナモト 源参照。
ブンナカ 文中 フミナカ 文中参照。
ブンネ 分根 岡山県笠岡市、兵庫県・埼玉県。推定では分けた根から。岡山県笠岡市富岡に分布あり。
ブンノ 文野 大阪府、高知県、福岡県。フミノも含む分布。①「文」を含む姓あり。大阪府貝塚市蕎原に分布あり。高知県四万十市中村丸の内が藩庁の土佐中村藩士、高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士、愛媛県西条市に江戸時代にあった。高知県幡多郡黒潮町入野早咲では家紋は桔梗で臨済宗妙心寺派を信仰していたと伝える。北海道室蘭市幕西町では福井県あわら市の出と伝える。推定では1900年頃の来住。②コリア系。推定での比率は約10%。地形。文に「野」を追加。埼玉県川越市で1958年12月24日に帰化の記録あり。本姓は文。ブン 文参照。
ブンノ 豊 ユタカ 豊参照。
ブンノ 分野 ワケノ 分野参照。
ブンノウ 文能 大阪府八尾市、大阪府柏原市。事物。文字から。大阪府では江戸時代に寺子屋で教えて「文を能う」との意味で称したと伝える。大阪府八尾市恩智中町に分布あり。
ブンノモリ 文野森 広島県。推定では文と野と森から。広島県東広島市河内町中河内に分布あり。
ブンバイ 分枝 青森県八戸市。青森県八戸市妙分枝発祥。同地に分布あり。
ブンフク 文福 広島県広島市西区。推定では文と好字の「福」から。広島県広島市西区天満町に分布あり。
ブンボリ 文堀 島根県松江市・愛知県。推定では文と堀から。島根県松江市東出雲町出雲郷に分布あり。
ブンマ 武間 タケマ 武間参照。
ブンマ 文馬 愛知県清須市。夫馬の異形。愛知県では文馬寺があったと伝える。伝承での寺号はブマ。時代、位置不詳。愛知県清須市下河原に分布あり。フマ 夫馬参照。
ブンマツ 分松 石川県鳳珠郡能登町。推定では分けた松から。石川県鳳珠郡能登町宇出津山分に分布あり。
ブンメイ 分明 宮崎県。「明」を含む姓あり。宮崎県西都市三納に分布あり。
ブンモト 文元 フミモト 文元参照。
ブンヤ 文谷 岡山県、宮城県、大阪府。フミタニは稀少。①文室の異形。宮城県刈田郡蔵王町円田屋敷では秋田県仙北市の出で「文屋」と表記していたと伝える。推定では江戸時代。フムロ 文室参照。②コリア系。推定での比率は約5%。東京都目黒区で1964年9月22日に外国人登録証明書失効の記録あり。本姓は趙。大阪府八尾市で1977年2月26日に帰化の記録あり。本姓は趙。チョウ 趙参照。コリア人の姓に文あり。ブン 文参照。
ブンヤ 文屋 宮城県、岡山県、神奈川県。事物。文室の異形。宮城県黒川郡大和町落合相川に江戸時代にあった。フムロ 文室参照。
ブンヤ 文箭 岡山県倉敷市。事物。文屋の異形。文を矢で城から城へ届けて称したとの伝あり。時代、位置不詳。岡山県倉敷市玉島陶が本拠。フムロ 文室参照。
ブンヤ 文室 フムロ 文室参照。
ブンヤ 文弥 千葉県鴨川市。文屋の異形。千葉県鴨川市天津に分布あり。フムロ 文室参照。
ブンヤマ 文山 フミヤマ 文山参照。
ブンリ 文理 広島県廿日市市、福岡県・東京都。推定では文書と道理から。広島県廿日市市大野に分布あり。
ブンリョウ 分領 鹿児島県霧島市、大阪府・神奈川県。地形。分けた領地から。鹿児島県霧島市国分府中町に分布あり。
ブンリン 分林 大阪府、京都府、神奈川県。ワケバヤシも含む分布。林姓あり。大阪府枚方市長尾元町が本拠。ハヤシ 参照。
ブンリン 文林 長野県松本市。事物。長野県松本市神田では長野県松本市丸の内の松本城に江戸時代に納めていた文林提灯により賜ったと伝える。推定ではリンゴに似た提灯。

日本姓氏語源辞典 ヘアワ~ベナ

ヘアワ 部粟 ヒアワ 部粟参照。
ヘアンザン 平安山 ヘンザン 平安山参照。
ヘアンナ 平安名 ヘンナ 平安名参照。
ヘイ 平 タイラ 平参照。
ヘイ 幣 兵庫県、北海道、大阪府。ヌサも含む分布。北海道虻田郡豊浦町でヌサ、宮崎県でシデが存在。①幣は神前に捧げる供物。「幣」を含む姓あり。兵庫県神戸市長田区駒ケ林町に分布あり。②アイヌ系。推定での比率は約25%。北海道虻田郡豊浦町礼文華が起源地。
ヘイ 屏 福岡県行橋市。福岡県嘉麻市屏発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「塀」とも表記した。
ヘイ 閉伊 岩手県盛岡市。岩手県上閉伊郡・下閉伊郡発祥。奈良時代に記録のある地名。岩手県宮古市根市の根市館の館主に室町時代にあった。
ヘイ 幤 兵庫県神戸市。福岡県北九州市でシデが存在。幣の異形。
ヘイ 邴 北海道札幌市中央区。シナ系。北海道札幌市中央区で2001年6月14日に帰化の記録あり。シナ音はビン。
ベイ 米 ヨネ 米参照。
ベイ 部井 大阪府。推定では水を汲む場所の付近から。大阪府河内長野市小山田町に分布あり。
ヘイアンザ 平安座 ヘンザ 平安座参照。
ヘイアンザン 平安山 ヘンザン 平安山参照。
ヘイアンジ 平安寺 福岡県、佐賀県。佐賀県小城市小城町松尾に分布あり。佐賀県小城市牛津町牛津にある臨済宗の平安寺は江戸時代初期の創建と伝える。
ヘイアンナ 平安名 ヘンナ 平安名参照。
ヘイウチ 塀内 愛媛県、徳島県。地形。塀の内から。和歌山県岩出市根来にいた土木業者が京都府京都市で安土桃山時代に聚楽第を造営して塀内姓を称した事例があった。姓はヘイノウチ。
ヘイウチ 幣内 大阪府、京都府。塀内姓あり。京都府城陽市寺田今堀に分布あり。
ヘイウチ 幤内 大阪府・京都府。幣内の異形。大阪府枚方市長尾元町に分布あり。
ベイカ 米花 ヨネハナ 米花参照。
ヘイカイ 平海 ヒラウミ 平海参照。
ベイグ 部井久 福岡県福岡市。パキスタン系。職業。トルコ語のベグ(beg)「首長」から。1999年4月21日生まれのハンドボール選手の部井久アダム勇樹が称する。原綴はベイグ(Baig)。
ヘイグチ 平口 ヒラグチ 平口参照。
ヘイケ 平家 愛媛県、鳥取県、大阪府。宮城県でヒラカが存在。ヒラヤ、ヒライエは稀少。創賜。平氏に属する集団の平家から。愛媛県八幡浜市保内町宮内に分布あり。同地は平家落人伝説のある土地。鳥取県八頭郡若桜町では平安時代の武将である平経盛の後裔と伝える。宮城県石巻市では葛西姓から本姓の平姓に「家」を追加して改姓したと伝える。改姓の時代は不詳。伝承での発音はヒラカ。カサイ 葛西参照。タイラ 平参照。
ヘイゲン 平源 大阪府、山口県。コリア系。個人名。大韓民国慶尚北道慶州市が本貫の慶州李氏の始祖である李謁平から「平」を使用。李謁平のコリア音はイ・アルピョン。「謁平が源」の意。山口県下関市で1970年9月18日に帰化の記録あり。「平原」ともあり。本姓は李。リ 李参照。ヒラハラ 平原参照。※コリア系。大韓民国京畿道坡州市坡平面発祥。坡平の日本音はハヘイ、コリア音はパピョン。「坡平が源」の意。創氏改名での創氏にあった。本姓は尹。イン 尹参照。
ヘイゴゾノ 平後園 鹿児島県肝属郡肝付町。鹿児島県肝属郡肝付町波見の小字の平後園から発祥。同地に江戸時代に門割制度の平後園門があった。門による明治新姓。東京都渋谷区神宮前ではヒゴゾノ。
ヘイサ 兵佐 福井県・和歌山県。ヒョウサも含む分布。福井県勝山市でヒョウサが存在。推定では兵の補佐から。福井県勝山市芳野町に分布あり。
ヘイシ 瓶子 福島県、北海道、新潟県。事物。神酒を入れるとっくりから。北海道札幌市清田区の平岡では神主の後裔で石川県珠洲市正院町正院から北海道釧路市に来住したと伝える。伝承からの推定では1915年頃の来住。石川県珠洲市正院町正院では同地にあった清厳寺の僧侶が還俗して称したと伝える。推定では江戸時代。福島県福島市森合に分布あり。新潟県上越市有間川では漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ヘイシ 幣司 埼玉県草加市・千葉県習志野市。推定では「幣を司る」の意で神主が称する。埼玉県草加市遊馬町に分布あり。
ヘイジ 幣次 ヘイツグ 幣次参照。
ヘイシマ 平島 ヒラシマ 平島参照。
ヘイジマ 平島 ヒラシマ 平島参照。
ヘイジマ 幣島 宮崎県西都市。推定では幣と島状の土地から。宮崎県西都市清水に分布あり。
ヘイジマ 塀島 静岡県裾野市・静岡県三島市。地形。塀と島状の土地から。静岡県裾野市御宿に分布あり。
ヘイショウ 平生 ヒラバエ 平生参照。
ヘイジョウ 平城 ヒラキ 平城参照。
ヘイシン 平親 山形県鶴岡市、群馬県・北海道。ヒラチカも含む分布。平姓あり。山形県鶴岡市では江戸時代に称したと伝える。山形県鶴岡市黒川成沢に分布あり。北海道留萌市大和田ではヒラチカ。タイラ 平参照。
ヘイズ 漢字表記なし 茨城県つくば市。カナダ系。原綴のヘイズ(Heese)はドイツ、フランス、オランダからの起源あり。茨城県つくば市で2007年6月5日に政治家のジョン・ヘイズが帰化して称する。
ヘイセイ 平成 栃木県小山市。シナ系。元は日本人の残留孤児。事物。1989年から2019年の元号の平成から。栃木県小山市で中華人民共和国黒竜江省チチハル市出身の徐偉が1989年に平成偉男に改名。徐偉はシュー・ウェイ、平成偉男はヘイセイ・タカオ。父の姓は中山だったとの伝もあり。ジョ 徐参照。ナカヤマ 中山参照。※大分県杵築市山香町内河野では芸名。
ヘイゼイ 平生 ヒラバエ 平生参照。
ヘイセン 平仙 山口県、福岡県。山口県熊毛郡田布施町大波野の小字の平仙から発祥。
ヘイゾウ 平蔵 石川県珠洲市、北海道。男性の名前に平蔵あり。石川県珠洲市宝立町鵜島に分布あり。
ヘイダ 平田 ヒラタ 平田参照。
ヘイダイ 平代 ヒラダイ 平代参照。
ヘイタク 平宅 香川県観音寺市。平姓あり。香川県観音寺市柞田町に分布あり。タイラ 平参照。
ヘイダニ 平谷 ヒラタニ 平谷参照。
ヘイタミ 兵丹 兵庫県尼崎市。伊丹姓あり。兵庫県尼崎市塚口町に分布あり。イタミ 伊丹参照。
ヘイチ 平地 ヒラチ 平地参照。
ヘイツギ 幣次 ヘイツグ 幣次参照。
ヘイツグ 幣次 宮崎県、鹿児島県、兵庫県。ヘイツギも含む分布。ヘイジは稀少。神奈川県平塚市でヘイジが存在。宮崎県都城市美川町の小字の幣次から発祥。同地付近が本拠。
ヘイツグ 弊次 宮崎県都城市。幣次の異形。宮崎県都城市鷹尾に分布あり。
ヘイトウ 平藤 ヒラフジ 平藤参照。
ヘイナイ 平内 ヒラウチ 平内参照。
ヘイノウチ 平ノ内 ヒラノウチ 平ノ内参照。
ヘイノウチ 屏之内 奈良県山辺郡山添村。奈良県山辺郡山添村室津の小字の屏之内から発祥。
ヘイノウチ 幣之内 京都府城陽市・兵庫県加古川市。幣内の異形。京都府城陽市平川長筬に分布あり。ヘイウチ 幣内参照。
ヘイハタ 幣旗 大分県中津市、熊本県荒尾市・北海道。大分県中津市上池永の小字の幣旗から発祥。北海道では大分県宇佐市の出で元は「幣之旗」と呼称していたと伝える。推定では江戸時代。幣之旗は現存するか不明。
ヘイバタケ 平畠 ヒラハタ 平畠参照。
ヘイバラ 幣原 シデハラ 幣原参照。
ヘイブ 平部 ヒラベ 平部参照。
ヘイホウ 兵法 奈良県香芝市。推定では軍事の学習から。奈良県香芝市穴虫に分布あり。
ヘイマ 平間 ヒラマ 平間参照。
ヘイマ 平馬 静岡県、福井県、神奈川県。ヒラマも含む分布。ヒラウマは稀少。職業。平氏の馬官から。島根県西部(旧:石見国)で伝承あり。静岡県東部(旧:伊豆国)に鎌倉時代にあった。静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里、福井県福井市渕、新潟県佐渡市小倉に分布あり。タイラ 平参照。
ヘイモト 塀本 徳島県徳島市。地形。塀のそばから。徳島県徳島市弓町に分布あり。
ヘイヤ 塀谷 奈良県山辺郡山添村。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。奈良県山辺郡山添村箕輪に分布あり。
ヘイラ 平良 タイラ 平良参照。
ヘイラク 平楽 タイラク 平楽参照。
ヘイラクジ 平楽寺 福岡県・大阪府。推定では平楽寺の寺号から。高知県を鎌倉時代・室町時代に根拠地とした香宗我部氏の家臣にあった。山形県上山市元城内が藩庁の上山藩士に江戸時代にあった。
ヘイラクジ 平樂寺 山口県。平楽寺の異形。
ベイリ 平俐 東京都調布市。イギリス系。地形。ベイリー(Bailey)はイングランド人の姓で中世英語の城の外壁、城の中庭から。他起源もあり。東京都調布市で2010年8月7日にマーティン・スティーブン・ベイリーが帰化して平俐マーティンに改名。
ヘカタ 辺方 奈良県橿原市・奈良県大和高田市。奈良県橿原市四条町の小字の辺方から発祥。
ヘガワ 平川 ヒラカワ 平川参照。
ベカワ 部川 ブカワ 部川参照。
ベカワ 辺川 奈良県、大阪府、広島県。ナベカワ、ヒカワも含む分布。推定では川の付近から。大阪府では奈良県吉野郡東吉野村の出で元は「辺屋」と呼称したと伝える。辺屋はヒヤ。推定では江戸時代。伝承での姓の発音はヒカワ。辺屋は現存するか不明。奈良県吉野郡東吉野村大豆生の小字にヒヤあり。奈良県吉野郡東吉野村滝野に分布あり。広島県広島市安佐南区高取北ではナベカワ。※鹿児島県姶良市加治木町辺川発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名、姓はヘガワ。姓は室町時代に記録あり。
ベカワ 邊川 奈良県吉野郡東吉野村。広島県広島市でナベカワが存在。辺川の異形。奈良県吉野郡東吉野村滝野に分布あり。
ヘキ 日置 ヒオキ 日置参照。
ヘギ 枌 福岡県、大分県、千葉県。ソギも含む分布。福岡県でソギが存在。大分県中津市本耶馬渓町今行枌発祥。同地に分布あり。枌は「屋根を蔽う木を薄く削いだ板」を意味する。
ヘキゾノ 辺木園 宮崎県西諸県郡高原町。地形。園から。辺木は推定では木の付近から。宮崎県西諸県郡高原町西麓が本拠。
ヘキゾノ 辺木薗 鹿児島県南さつま市。地形。辺木園の異形。鹿児島県南さつま市金峰町尾下に江戸時代にあった門割制度の辺木薗門から。門による明治新姓。
ヘキゾノ 邊木園 鹿児島県鹿児島市。地形。辺木園の異形。鹿児島県鹿児島市川田町に分布あり。
ヘキゾノ 邉木薗 東京都。地形。辺木園の異形。
ヘキムラ 碧村 山口県山陽小野田市。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡碧珍面発祥。碧珍のコリア音はヘキチン、ピョクジン。碧珍の「碧」を使用。山口県山陽小野田市(旧:小野田市)で1977年11月21日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ヘキヤマ 碧山 アオヤマ 碧山参照。
ヘクラ 幣倉 滋賀県野洲市。推定では幣と倉から。滋賀県野洲市高木に分布あり。
ヘグリ 平郡 兵庫県、宮崎県、大阪府。ヒラゴオリも含む分布。ヒラグンは稀少。広島県広島市でヒラグンが存在。①奈良県生駒郡平群町発祥。古墳時代に記録のある地名。平群はヘグリ。②宮崎県西都市平郡発祥。平安時代に「平群」の表記で記録のある地名。地名はヘゴオリとも発音した。
ヘゴザキ 萇崎 鹿児島県南さつま市、三重県鳥羽市。鹿児島県南さつま市大浦町の小字の萇崎から発祥。
ヘゴノ 萇野 鹿児島県阿久根市。鹿児島県阿久根市鶴川内萇野発祥。同地に江戸時代に門割制度の萇野門があった。門による明治新姓。
ヘサカ 部坂 山口県宇部市。戸坂の異形。山口県宇部市では広島県広島市から1457年(康正3年)に来住して改姓したと伝える。同地に江戸時代にあった。トサカ 戸坂参照。
ヘサキ 艗 大阪府・千葉県。事物。舟の船首から。千葉県では大阪府池田市の出で舟で舵を取って称したと伝える。推定では江戸時代。
ヘシキ 平敷 沖縄県。ヒラシキも含む分布。沖縄県国頭郡今帰仁村平敷発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はピシチ。沖縄県中頭郡勝連町平敷屋は琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はヒシチャ。同地に分布あり。
ヘシキ 平識 沖縄県。ヒラシキも含む分布。平敷の異形。沖縄県に琉球王国時代にあった。琉球音はフィシチ。沖縄県国頭郡国頭村安波に分布あり。
ヘシキリ 辺志切 鹿児島県肝属郡錦江町。鹿児島県肝属郡錦江町田代川原辺志切発祥。同地に江戸時代に門割制度の辺志切門があった。門による明治新姓。地名はわだかまりを切り捨てて生きた平家の落人からとの伝あり。推定では鎌倉時代の来住。タイラ 平参照。
ヘシキリ 邉志切 鹿児島県肝属郡錦江町・千葉県市川市。辺志切の異形。鹿児島県肝属郡錦江町田代麓に分布あり。
ヘシキリ 邊志切 鹿児島県肝属郡南大隅町。辺志切の異形。鹿児島県肝属郡南大隅町根占山本に分布あり。
ベシタ 辺下 大分県日田市。大分県日田市前津江町赤石に分布あり。同地に渡辺姓あり。ワタナベ 渡辺参照。
ヘタ 辺田 茨城県行方市、千葉県、神奈川県。鹿児島県でヘンタが存在。ナベタは稀少。①千葉県銚子市春日町(旧:辺田)発祥。江戸時代に記録のある地名。②鹿児島県霧島市牧園町下中津川に分布あり。同地に江戸時代にあった。鹿児島県肝属郡南大隅町根占辺田は鎌倉時代に記録のある地名。
ヘタ 部田 トリタ 部田参照。
ヘタ 邊田 熊本県・大阪府・静岡県。ヘンタも含む分布。大阪府でヘンタ、東京都でナベタが存在。辺田の異形。熊本県熊本市東区健軍に分布あり。
ヘタ 邉田 茨城県・兵庫県・鹿児島県。ヘンタも含む分布。鹿児島県でヘンタが存在。辺田の異形。茨城県行方市白浜に分布あり。
ヘダ 辺田 ヘタ 辺田参照。
ヘダ 邊田 ヘタ 邊田参照。
ヘダ 邉田 ヘタ 邉田参照。
ヘタザキ 舳崎 宮崎県串間市。宮崎県では上之舳・下之舳の地名による明治新姓と伝える。地名の位置不詳。宮崎県串間市市木に分布あり。同地は太平洋に面した土地。
ヘタニ 部谷 ヘヤ 部谷参照。
ヘタニ 辺谷 山口県山陽小野田市。地形。山口県山陽小野田市郡では広島県広島市佐伯区付近(旧:佐伯郡)の辺鄙な谷間から称したと伝える。推定では明治新姓。
ヘダニ 部谷 ヘヤ 部谷参照。
ヘツ 辺津 兵庫県芦屋市・茨城県水戸市。推定では渡し場の付近から。兵庫県芦屋市山芦屋町に分布あり。
ヘツ 邊津 静岡県伊東市。辺津の異形。静岡県伊東市川奈に分布あり。
ヘツ 邉津 東京都。辺津の異形。
ベツ 別 福岡県行橋市・静岡県静岡市。①「別」を含む姓あり。福岡県行橋市泉中央に分布あり。※京都府南部(旧:山城国)に平安時代に別君の氏姓があった。氏はワケ。②シナ系。静岡県静岡市で2002年5月20日に帰化の記録あり。シナ音はビエ。
ベツイ 別井 栃木県栃木市、栃木県宇都宮市。地形。別の水を汲む場所から。栃木県栃木市藤田町に江戸時代にあった。
ベツイン 別院 和歌山県海南市、和歌山県和歌山市。和歌山県海南市別院発祥。平安時代に記録のある地名。
ベッカ 別火 島根県。事物。別火は神事を行う者がけがれに触れないように使用する別の火。島根県出雲市大社町杵築東の出雲大社の神主に江戸時代にあった。
ベッカー 別華 滋賀県大津市。アメリカ系。職業。ベッカー(Becker)はオランダ人、ドイツ人、デンマーク人、アシュケナジム系ユダヤ人の姓でパン屋から。推定では通称での表記。滋賀県大津市和邇中に分布あり。
ベッカク 別角 兵庫県豊岡市。推定では別の角から。兵庫県豊岡市竹野町竹野に分布あり。
ベツカワ 別川 石川県金沢市、青森県青森市。地形。別の川から。石川県金沢市金石西に分布あり。同地は犀川に面した土地。
ベッキ 戸次 大分県、福岡県、大阪府。ヘツギ、トツギ、トツグも含む分布。大分県大分市上戸次・中戸次・下戸次発祥。平安時代に記録のある地名。地名はヘツギ。同地に分布あり。福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士、福岡県朝倉市秋月野鳥が藩庁の秋月藩士に江戸時代にあった。
ベッキ 別城 熊本県、福岡県、大阪府。ベツジョウも含む分布。熊本県でベツジョウが存在。戸次姓あり。熊本県天草市有明町上津浦に分布あり。
ベッキ 別木 島根県、広島県、大分県。戸次姓あり。鹿児島県鹿児島市に江戸時代にあった。
ベッキ 別技 島根県浜田市・広島県広島市東区・東京都。戸次姓あり。島根県浜田市黒川町に分布あり。
ベツキ 別木 ベッキ 別木参照。
ベツキ 別技 ベッキ 別技参照。
ヘツギ 戸次 ベッキ 戸次参照。
ベツギ 戸次 ベッキ 戸次参照。
ベツギョウ 別行 新潟県新発田市。新潟県北蒲原郡聖籠町東港(旧:別行)発祥。江戸時代に記録のある地名。
ベック 別宮 愛媛県、徳島県、大阪府。福岡県、佐賀県、長崎県でベツミヤが存在。愛媛県今治市別宮町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は712年(和銅5年)に勧請した三島明神からと伝える。「別の神社」の意。愛媛県今治市通町が藩庁の今治藩士に江戸時代にあった。石川県小松市沖町に分布あり。石川県白山市別宮町は平安時代に記録のある地名。地名はベツク。
ベックヤ 鼈宮谷 千葉県。職業。千葉県では鼈宮屋の屋号からでないかと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。同地では石川県能美郡に鼈宮の地名があったとの伝もあり。時代、位置不詳。石川県白山市別宮町は平安時代に記録のある地名。地名はベツク。東京都文京区本郷では石川県金沢市で江戸時代に酒造業に従事していたと伝える。
ベッケ 別家 兵庫県神戸市東灘区・愛知県春日井市・東京都足立区。推定では分家から。兵庫県神戸市東灘区北青木に分布あり。
ベッコウヤ 鼈甲屋 長崎県平戸市。職業。鼈甲屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。長崎県平戸市山中町に分布あり。
ベッシ 別枝 香川県高松市。別紙の異形。香川県高松市鶴市町では香川県高松市塩江町安原上西乙の内場に鎌倉時代にいた別子氏の後裔と伝える。別子は現存するか不明。香川県高松市鶴市町、徳島県徳島市に江戸時代にあった。徳島県吉野川市美郷(旧:別枝山)は江戸時代に記録のある地名。
ベッシ 別司 福井県丹生郡越前町。福井県鯖江市別司町発祥。南北朝時代に記録のある地名。
ベッシ 別紙 北海道、香川県高松市、徳島県徳島市。別枝姓あり。香川県高松市塩江町安原上西乙の小字の別紙から発祥。江戸時代に記録のある地名。香川県高松市飯田町、徳島県徳島市北矢三町に分布あり。
ベツシゲ 別重 広島県世羅郡世羅町。「別」を含む姓、「重」を含む男性の名前あり。広島県世羅郡世羅町本郷に分布あり。
ベツシバ 別芝 香川県木田郡三木町・兵庫県。地形。別の芝から。香川県木田郡三木町田中に分布あり。
ベツシマ 別島 福井県、千葉県、北海道。地形。別の土地から。福井県坂井市丸岡町宇随では福井県坂井市春江町布施田新に江戸時代にいた大島氏の分家が明治新姓時に別の土地により大島の大を「別」として称したと伝える。オオシマ 大島参照。
ベッシャ 別車 兵庫県神戸市須磨区。推定では別の車から。兵庫県神戸市須磨区潮見台町に分布あり。
ベッショ 別所 三重県、大阪府、兵庫県。①兵庫県姫路市別所町別所発祥。江戸時代に記録のある地名。伝承からの推定では平安時代末期に称する。兵庫県三木市上の丸町の三木城の城主に戦国時代、兵庫県養父市八鹿町八木が藩庁の八木藩主に安土桃山時代・江戸時代にあった。②奈良県天理市別所町発祥。室町時代に記録のある地名。③和歌山県有田郡湯浅町別所発祥。江戸時代に記録のある地名。④徳島県阿南市上大野町別所発祥。同地に分布あり。※埼玉県秩父市別所は経由地。室町時代に記録のある地名。地名は別所氏の人名からと伝える。※三重県津市美里町穴倉に分布あり。同地の小字に別所あり。
ベッショ 別処 大阪府、兵庫県。別所の異形。香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士、徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士、岐阜県山県市高富が藩庁の高富藩士に江戸時代にあった。
ベッショ 別處 愛媛県、大阪府。別所の異形。愛媛県西予市宇和町久枝に分布あり。
ベッショウ 別生 神奈川県小田原市・東京都青梅市。別所姓あり。神奈川県小田原市城内が藩庁の小田原藩士に江戸時代にあった。ベッショ 別所参照。
ベッショウ 別小 大阪府高槻市。別所姓あり。大阪府高槻市下田部町に分布あり。ベッショ 別所参照。
ベツジョウ 別城 ベッキ 別城参照。
ベッショウチ 別所内 鳥取県米子市。別所姓あり。鳥取県米子市中島に分布あり。ベッショ 別所参照。
ベッソ 別曽 広島県、大阪府。別祖姓あり。広島県庄原市東城町東城に分布あり。
ベッソ 別祖 広島県竹原市、広島県東広島市。広島県竹原市吉名町に分布あり。広島県神石郡神石高原町時安の小字に別祖あり。
ベツソ 別祖 ベッソ 別祖参照。
ベッソウ 別宗 石川県かほく市、北海道。石川県かほく市外日角が本拠。同地では江戸時代に別宗屋の屋号で海運業に従事していたと伝える。推定では屋号による明治新姓。
ベッソウ 別惣 兵庫県洲本市、大阪府、石川県。①兵庫県洲本市池内の小字の別惣から発祥。②惣村の語あり。石川県珠洲市若山町上山に分布あり。
ベッソウ 別荘 兵庫県神戸市須磨区。推定では別の荘園から。兵庫県神戸市須磨区友が丘に分布あり。
ベッタ 別田 福井県、兵庫県・東京都。合略。島田の略。福井県勝山市芳野町では愛知県東部(旧:三河国)から島田氏が来住して島田の「田」を残して改姓したと伝える。推定では江戸時代。シマダ 島田参照。※愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士に江戸時代にあった。
ベツタ 別田 ベッタ 別田参照。
ベツダ 別田 ベッタ 別田参照。
ベツダン 別段 北海道、福井県勝山市。別段は「特別」、「格別」の意。福井県勝山市平泉寺町平泉寺に分布あり。北海道天塩郡遠別町本町にある浄土真宗の明現寺の僧侶に東京時代にあった。
ベッチャク 別役 高知県。兵庫県、大阪府、東京都でベツヤクが存在。高知県香南市香我美町別役発祥。室町時代に記録のある地名。同地に鎌倉時代に居住したと伝える。
ベットウ 別当 三重県、大阪府、和歌山県。①職業。別の職を担当する行為から。岡山県津山市山下が藩庁の津山藩士に江戸時代にあった。②鹿児島県姶良市豊留の小字の別当川から発祥。同地に江戸時代に門割制度の別当門があった。門による明治新姓。
ベットウ 別當 鹿児島県、高知県・三重県。①別当の異形。鹿児島県姶良市豊留に分布あり。②職業。別当と同源。高知県高知市長尾山町に分布あり。和歌山県有田郡では平安時代の熊野別当の後裔と伝える。
ベットウ 別頭 長崎県、福岡県・徳島県板野郡藍住町。別当姓あり。長崎県西海市西彼町小迎郷に分布あり。
ベットウ 別東 神奈川県横須賀市。別当姓あり。神奈川県横須賀市船越町に分布あり。
ベットウ 別筒 京都府舞鶴市。別当姓あり。京都府舞鶴市七条八島北に分布あり。
ベットウヤシキ 別当屋敷 北海道、埼玉県和光市。事物。別の職を担当する行為の別当と屋敷から。和歌山県の熊野三山と関係により称したと伝える。時代、伝承地不詳。北海道美唄市大通西1条南に分布あり。
ベツナガ 別永 広島県広島市南区。「永」を含む姓あり。広島県広島市南区宇品御幸に分布あり。
ベツナワ 別縄 鹿児島県薩摩川内市。鹿児島県薩摩川内市陽成町の小字の別縄から発祥。
ベツノ 別野 愛媛県今治市。愛媛県今治市別宮町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はベックで712年(和銅5年)に勧請した三島明神からと伝える。「別の神社」の意。別宮の「別」を使用。同地に分布あり。「野」を含む姓あり。※地形。別の野から。宮城県白石市越河五賀に江戸時代にあった。
ベツノウ 別納 宮崎県北諸県郡三股町。創賜。宮崎県北諸県郡三股町長田に江戸時代にあった門割制度の別納門から。門名は別に納める行為から。門による明治新姓。
ベツノウ 別能 山口県・神奈川県。推定では別の能力から。山口県に江戸時代にあった。
ベツヒロ 別広 広島県山県郡北広島町・大阪府。推定では別の広い場所から。広島県山県郡北広島町舞綱に分布あり。
ベツヒロ 別廣 大阪府。別広の異形。大阪府堺市美原町平尾に分布あり。
ベップ 別府 鹿児島県、福岡県、愛媛県。ベフは稀少。①地形。江戸時代にあった門割制度の別府門から。門の位置の例。鹿児島県阿久根市折口、鹿児島県薩摩郡さつま町柊野、鹿児島県薩摩川内市祁答院町上手、鹿児島県霧島市溝辺町竹子、鹿児島県志布志市松山町泰野、鹿児島県肝属郡肝付町岸良、鹿児島県肝属郡肝付町波見、宮崎県北諸県郡三股町餅原。鹿児島県垂水市高城では別府廟門。同地の小字に別府平あり。門による明治新姓。②鹿児島県姶良市加治木町西別府発祥。江戸時代に記録のある地名。同地で1276年(建治2年)に記録あり。③鹿児島県南九州市頴娃町別府・上別府発祥。江戸時代に記録のある地名。④鹿児島県曽於市大隅町岩川の小字の別府から発祥。地名はビュウ。⑤鹿児島県志布志市志布志町帖の小字の別府から発祥。地名はビュウ。⑥鹿児島県いちき串木野市荒川の小字の別府から発祥。同地に江戸時代に門割制度の別府屋敷があった。屋敷による明治新姓。⑦埼玉県越谷市東町(旧:別府)発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「別符」とも表記した。⑧埼玉県熊谷市別府発祥。鎌倉時代に「別符」の表記で記録のある地名。⑨長野県東御市滋野乙別府発祥。江戸時代に記録のある地名。⑩福岡県築上郡築上町上別府・下別府発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はベフ。同地に戦国時代にあった。⑪愛媛県今治市大西町別府発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はベフで「別符」とも表記した。同地に分布あり。⑫兵庫県加西市別府町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はベフ。同地に分布あり。※静岡県静岡市清水区駒越(旧:別府)は経由地。室町時代に「別符」の表記で記録のある地名。地名は別府氏の居住によると伝える。※高知県室戸市室津の別府からと伝える。時代、位置不詳。
ベップ 別部 山形県、徳島県、北海道。ワケベも含む分布。別府姓あり。山形県長井市五十川では草分けと伝える。※職業。和気氏の部民から。発音はワケベ。ワケ 和気参照。
ベップ 別符 滋賀県長浜市、栃木県足利市、山梨県。別府姓あり。高知県高知市に安土桃山時代にあった。※高知県安芸市に安土桃山時代にあった。
ベップゴメ 別府込 鹿児島県。鹿児島県鹿屋市串良町細山田に分布あり。同地の小字に上別府・下別府あり。
ベップゾノ 別府園 宮崎県都城市。地形。宮崎県都城市高崎町東霧島に江戸時代にあった門割制度の別府園門から。門名は別府と園から。門による明治新姓。
ベッポ 別保 三重県鈴鹿市。三重県津市河芸町中別保発祥。鎌倉時代に記録のある地名。
ベツマタ 別又 石川県七尾市。地形。別の分岐する場所から。石川県七尾市石崎町に分布あり。
ベツミヤ 別宮 ベック 別宮参照。
ベツムラ 別村 大阪府三島郡島本町。地形。別の村から。大阪府三島郡島本町青葉に分布あり。
ベツメイ 別名 兵庫県。兵庫県加西市福居町(旧:別名)発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はベツミョウでベツメとも発音した。兵庫県加西市山下町に分布あり。
ベツモト 別本 富山県高岡市、山口県山口市。「別」を含む姓あり。鳥取県東伯郡北栄町国坂では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ベツモリ 別森 富山県。地形。別の森から。富山県高岡市川原町に分布あり。
ベツヤク 別役 ベッチャク 別役参照。
ペテ 辺泥 北海道・東京都。アイヌ系。個人名。北海道釧路市にいたペテオロシクルが辺泥四九郎に改名。推定では1875年頃。名前はアイヌ語でのペッ・オロ・ウシクル「川に・漬かっている・人」からで子供のころ川で泳ぐのが好きだったと伝える。別に川で溺れている人を助けてペッ・アン・クル「川に・ある・人」と名付けたとする伝承がある。
ペテイ 辺泥 ペテ 辺泥参照。
ヘド 辺土 ヘンド 辺土参照。
ベトウ 部当 鹿児島県、福岡県・熊本県。創賜。鹿児島県伊佐市大口平出水に江戸時代にあった門割制度の部当門から。門名は推定では別当から。門による明治新姓。ベットウ 別当参照。鹿児島県伊佐市大口金波田の小字に部当水流あり。鹿児島県では部当所の地名からする伝あり。時代、位置不詳。
ベトウ 部當 鹿児島県・熊本県・神奈川県。部当の異形。鹿児島県伊佐市大口平出水に分布あり。
ヘドキ 平戸木 広島県。広島県神石郡神石高原町中平は江戸時代に記録のある地名。地名はナカダイラ。同地では1688年から1704年(元禄年間)に称したと伝える。
ベナ 部奈 大阪府、岐阜県。長野県下伊那郡松川町生田部奈発祥。江戸時代に記録のある地名。同地で同時代に領主から賜ったと伝える。同地を領地としていたのは長野県飯田市追手町が藩庁の信濃飯田藩、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府、福島県白河市‎郭内‎が藩庁の白河藩。

日本姓氏語源辞典 ベニ~ヘンリー

ベニ 紅 神奈川県、石川県・宮城県。アカシは稀少。①推定ではあざやかな赤い色から。紅屋の屋号あり。石川県河北郡津幡町太田に分布あり。②事物。大阪府吹田市山田東にある浄土真宗の光源寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の紅衣山から「紅」を使用。山号はコウエザン、姓はアカシ。③コリア系。推定での比率は約10%。黄の異形。福岡県北九州市門司区で1973年8月23日に帰化の記録あり。本姓は黄。推定での紅の発音はコウ。コウ 黄参照。④シナ系。千葉県習志野市で2010年8月9日に帰化の記録あり。日本音はコウ、シナ音はホン。
ベニイ 紅井 富山県氷見市。紅屋の屋号あり。富山県氷見市南大町に分布あり。
ベニウラ 紅浦 神奈川県相模原市中央区。紅屋の屋号あり。神奈川県相模原市中央区由野台に分布あり。
ベニカワ 紅川 富山県氷見市。紅屋の屋号あり。富山県氷見市栄町に分布あり。
ベニコ 紅粉 富山県、大阪府、北海道。事物。富山県で江戸時代に紅粉を扱っていた住民による明治新姓と伝える。富山県射水市港町に分布あり。
ベニサカ 紅坂 愛媛県東温市・福岡県。紅屋の屋号あり。愛媛県東温市見奈良に分布あり。
ベニサワ 紅沢 大阪府。コウサワも含む分布。紅屋の屋号あり。大阪府八尾市天王寺屋に分布あり。大阪府大東市深野ではコウサワ。
ベニセ 紅瀬 静岡県浜松市。紅屋の屋号あり。静岡県浜松市東区天王町に分布あり。
ベニタ 紅田 福岡県田川市・大阪府・千葉県。東京都でコウダが存在。紅屋の屋号あり。福岡県田川市糒に江戸時代にあった。
ベニタニ 紅谷 ベニヤ 紅谷参照。
ベニタニ 紅粉谷 ベニヤ 紅粉谷参照。
ベニデ 紅出 富山県氷見市。紅屋の屋号あり。富山県氷見市鞍川に分布あり。
ベニトウ 紅藤 宮城県、千葉県・東京都。「紅」を含む姓、藤原姓あり。宮城県仙台市太白区八木山弥生町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
ベニノ 紅野 コウノ 紅野参照。
ベニバヤシ 紅林 クレバヤシ 紅林参照。
ベニムラ 紅邑 宮城県仙台市。紅屋の屋号あり。
ベニモト 紅本 福井県坂井市・大阪府・埼玉県。栃木県栃木市でコウモトが存在。事物。紅から。福井県坂井市三国町山王では江戸時代に紅屋の屋号を使用していたと伝える。推定では屋号による明治新姓。
ベニモリ 紅盛 鳥取県東伯郡湯梨浜町。紅屋の屋号あり。「盛」は好字。鳥取県東伯郡湯梨浜町泊に分布あり。
ベニヤ 紅谷 千葉県、岐阜県、愛知県。香川県、兵庫県、京都府でベニタニが存在。①職業。紅屋の異形。富山県では紅屋の屋号から称したと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。福井県福井市順化では福井県福井市大手が藩庁の福井藩の御用菓子商人が1847年(弘化4年)に称したと伝える。神奈川県中郡大磯町国府本郷に江戸時代にあった。②富山県氷見市大野の小字の紅谷から発祥。
ベニヤ 紅屋 北海道、秋田県秋田市、群馬県太田市。職業。紅屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。秋田県秋田市土崎港北に分布あり。
ベニヤ 紅粉谷 香川県高松市。ベニタニも含む分布。職業。紅屋の異形。香川県高松市木太町に分布あり。
ベニヤ 紅矢 岡山県岡山市北区・奈良県。職業。紅屋の異形。岡山県岡山市北区津島新野に分布あり。
ベニヤ 紅家 山形県寒河江市。職業。紅屋の異形。山形県寒河江市寒河江赤田に分布あり。
ベニヤマ 紅山 大阪府豊中市。紅屋の屋号あり。大阪府豊中市長興寺南・長興寺北が本拠。
ベノキ 辺野喜 沖縄県那覇市、沖縄県国頭郡国頭村、大阪府大阪市大正区。沖縄県国頭郡国頭村辺野喜発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はベヌチ。
ベノキ 邊野喜 熊本県天草市。辺野喜の異形。熊本県天草市牛深町に分布あり。
ヘノマツ 舳松 東京都、静岡県。大阪府堺市堺区協和町付近(旧:舳松)から発祥。戦国時代に記録のある地名。
ヘノミネ 舳峰 長崎県佐世保市。長崎県佐世保市重尾町の小字の舳峯から発祥。地名はヘノミネ。長崎県での伝承。
ヘノミネ 舳峯 長崎県佐世保市・兵庫県西宮市。舳峰の異形。長崎県佐世保市有福町に分布あり。
ヘバラ 部原 長崎県対馬市、大阪府。辺春姓あり。長崎県対馬市に安土桃山時代、長崎県対馬市厳原町桟原が藩庁の対馬府中藩士に江戸時代にあった。ヘバル 辺春参照。
ヘバラ 辺原 ヘバル 辺原参照。
ヘバル 辺春 福岡県、熊本県。福岡県八女市上辺春・中辺春・下辺春発祥。室町時代に記録のある地名。
ヘバル 辺原 熊本県、福岡県。辺春の異形。熊本県玉名郡和水町西吉地が本拠。※長崎県対馬市に戦国時代にあった。
ヘバル 邊原 熊本県・福岡県。辺春の異形。熊本県玉名市安楽寺に分布あり。
ヘバル 邉原 福岡県。辺春の異形。福岡県久留米市青峰に分布あり。
ヘバル 邉春 奈良県・埼玉県。辺春の異形。奈良県北葛城郡河合町星和台に分布あり。
ヘバル 邊春 熊本県・北海道。辺春の異形。熊本県熊本市中央区出水に分布あり。
ベハル 辺春 ヘバル 辺春参照。
ベハル 辺原 ヘバル 辺原参照。
ベハル 邊春 ヘバル 邊春参照。
ベハル 邉原 ヘバル 邉原参照。
ヘビイシ 蛇石 福島県郡山市、岩手県下閉伊郡山田町。事物。蛇と石から。福島県郡山市安積町笹川蛇石は記録時代不詳の地名。福島県田村郡三春町蛇石は戦国時代に「へひ石」の表記で記録のある地名。福島県郡山市小原田では草分けで1577年(天正5年)に帰農したと伝える。岩手県下閉伊郡山田町織笠が本拠。
ヘビイワ 蛇岩 北海道、岩手県岩手郡葛巻町。事物。蛇と岩から。岩手県岩手郡葛巻町葛巻に分布あり。
ヘビカワ 蛇川 北海道、富山県下新川郡入善町。地形。蛇と川から。富山県下新川郡入善町芦崎に分布あり。大阪府羽曳野市古市ではジャガワ。
ヘビグチ 蛇口 岩手県、東京都、北海道。ジャグチは稀少。岩手県九戸郡軽米町蛇口発祥。戦国時代に記録のある地名。岩手県盛岡市内丸が藩庁の盛岡藩士、青森県八戸市内丸が藩庁の八戸藩士に江戸時代にあった。
ヘビサワ 蛇沢 富山県黒部市・岩手県北上市。①富山県下新川郡入善町蛇沢発祥。江戸時代に記録のある地名。富山県黒部市の生地での伝承。②岩手県奥州市江刺岩谷堂の通称地名の蛇の沢から発祥。岩手県奥州市の江刺での伝承。
ヘビサワ 蛇澤 岩手県奥州市・千葉県。蛇沢の異形。岩手県奥州市江刺六日町に分布あり。
ヘビシマ 蛇島 熊本県、長崎県・大阪府。ジャジマも含む分布。地形。蛇と島状の土地から。熊本県宇城市豊野町下郷が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ヘビシマ 蛇嶋 熊本県、福岡県・大阪府。ジャジマも含む分布。地形。蛇島の異形。熊本県宇城市豊野町下郷に分布あり。
ヘビタ 蛇田 富山県。ミタは稀少。地形。蛇と田から。富山県中新川郡立山町榎では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。東京都目黒区八雲ではミタ。
ヘビツカ 蛇塚 ヘビヅカ 蛇塚参照。
ヘビヅカ 蛇塚 岩手県・山形県、熊本県。地形。蛇と塚から。熊本県菊池市七城町亀尾の馬渡城に鎌倉時代にあった。同地では林原氏が称したと伝える。ハヤシバラ 林原参照。
ヘビハラ 蛇原 ジャハラ 蛇原参照。
ヘビヤマ 蛇山 大阪府。地形。蛇と山から。大阪府柏原市高井田に分布あり。
ベフ 別府 ベップ 別府参照。
ベフ 部府 高知県四万十市。推定では国府の付近から。高知県四万十市下田に分布あり。同地に矢部姓あり。ヤベ 矢部参照。
ベベコ 遍々古 大阪府堺市、大阪府河内長野市、三重県伊勢市。マツバ貝の方言名にベベ貝あり。大阪府河内長野市栄町、三重県伊勢市小俣町本町に分布あり。
ベベコ 辺々古 大阪府堺市中区。遍々古の異形。大阪府堺市中区毛穴町に分布あり。
ヘボキ 辺母木 鹿児島県。鹿児島県伊佐市大口田代の小字の辺母木から発祥。同地に江戸時代に門割制度の辺母木門があった。門による明治新姓。
ヘボキ 辺保木 鹿児島県、佐賀県・大阪府。ヘボは推定では窪。鹿児島県志布志市有明町野神に分布あり。
ヘムキ 辺牟木 大阪府、鹿児島県。鹿児島県鹿児島市西俣町付近(旧:辺牟木山)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。
ヘムキ 邊牟木 福岡県行橋市・岐阜県中津川市。辺牟木の異形。福岡県行橋市道場寺に分布あり。
ヘムギ 辺麦 鹿児島県。鹿児島県阿久根市鶴川内の小字の辺麦から発祥。同地に江戸時代に門割制度の辺麦門があった。門による明治新姓。鹿児島県鹿児島市に江戸時代にあった。
ベムラ 部村 ブムラ 部村参照。
ヘヤ 部谷 広島県、大阪府、奈良県。ブタニも含む分布。広島県でブタニ、岐阜県でトリヤが存在。トリヤ、ヒタニ、ヒヤ、ヘタニは稀少。事物。部屋の異形。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。広島県江田島市大柿町大原、三重県松阪市飯高町森、石川県小松市犬丸町甲に分布あり。広島県広島市安佐北区可部町綾ケ谷では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。愛媛県では広島県の出で東京時代にブタニからヘヤタニに発音を変更したとの伝あり。
ヘヤ 部屋 広島県、和歌山県、大阪府。事物。広島県では分家が住む本家の納屋を呼称した「部屋」から称したと伝える。推定では江戸時代。広島県三原市本郷町船木、和歌山県海草郡紀美野町北野に分布あり。
ヘヤ 部家 広島県、和歌山県、熊本県。事物。部屋の異形。広島県江田島市沖美町三吉に分布あり。
ヘヤ 部矢 和歌山県、広島県、奈良県。事物。部屋の異形。広島県尾道市長江に分布あり。
ヘヤウチ 部屋内 広島県。事物。広島県での分家が住む本家の納屋から。広島県安芸郡熊野町平谷に分布あり。
ヘヤウラ 部屋浦 和歌山県海草郡紀美野町・和歌山県伊都郡高野町・大阪府。推定では部屋の裏から。和歌山県海草郡紀美野町高畑に分布あり。
ヘヤタニ 部谷 ヘヤ 部谷参照。
ベヤマ 部山 ヒヤマ 部山参照。
ヘヤミツ 部谷光 広島県、山口県・兵庫県。事物。広島県での分家が住む本家の納屋から。「光」を含む男性の名前あり。
ヘヤモト 部屋本 広島県広島市安佐南区。事物。広島県での分家が住む本家の納屋から。広島県広島市安佐南区祇園に分布あり。
ヘヤモト 部谷本 広島県広島市東区。事物。部屋本の異形。広島県広島市東区上温品に分布あり。
ヘヤモト 部谷元 岡山県岡山市東区。事物。部屋本の異形。岡山県岡山市東区瀬戸町瀬戸に分布あり。
ヘヤモト 辺谷本 山形県天童市。推定では谷の付近から。山形県天童市奈良沢に分布あり。
ヘヤモト 邊谷本 山形県山形市。辺谷本の異形。山形県山形市落合町に分布あり。
ヘラ 部良 山口県岩国市。箆の語あり。箆はヘラ。山口県岩国市美和町下畑に分布あり。
ヘライ 戸来 岩手県、青森県、北海道。トライも含む分布。北海道でトライ、長野県松本市でトキが存在。青森県三戸郡新郷村戸来発祥。鎌倉時代に「へらい」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。岩手県盛岡市内丸が藩庁の盛岡藩士、青森県八戸市内丸が藩庁の八戸藩士に江戸時代にあった。
ヘライ 箆伊 富山県。宮城県大崎市・遠田郡涌谷町の篦岳丘陵から発祥。篦岳はノノダケ。平井姓を擬装するため篦岳の「篦」と商の時代のシナで政治家だった伊尹から「伊」を使用したと伝える。時代、位置不詳。富山県中新川郡立山町瀬戸新に分布あり。ヒライ 平井参照。イ 伊参照。
ヘライ 篦伊 富山県中新川郡立山町。箆伊の異形。富山県中新川郡立山町瀬戸新に分布あり。
ヘライ 戸來 青森県三戸郡新郷村・東京都。戸来の異形。青森県三戸郡新郷村戸来に分布あり。
ヘライ 戸耒 岩手県二戸市・北海道。戸来の異形。岩手県二戸市石切所森合に分布あり。
ヘラモト 部良本 熊本県。箆の語あり。箆はヘラ。熊本県山鹿市中に分布あり。
ヘリカワ 縁川 大阪府交野市。地形。川の縁から。大阪府交野市向井田に分布あり。
ヘリムシロ 縁筵 石川県珠洲市。石川県珠洲市若山町上山の小字の縁筵から発祥。同地付近に江戸時代にあった。
ヘリムシロ 縁莚 石川県金沢市、北海道。縁筵の異形。石川県金沢市高尾南に分布あり。
ヘリモト 縁本 福井県、大阪府・東京都。推定では縁のそばから。福井県大野市城町が藩庁の大野藩士に江戸時代に「縁元」の表記であった。縁元は現存するか不明。福井県大野市吉では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。埼玉県鴻巣市本町ではエンモト。
ヘル 漢字表記なし 静岡県磐田市。トンガ系。静岡県磐田市で2016年8月19日にラグビー選手のタウアテ・ヴァル・ウヴェ・ヘルが帰化して称する。原綴はヘル(Helu)。
ヘワ 辺輪 宮崎県。宮崎県都城市高城町穂満坊に分布あり。鹿児島県志布志市志布志町志布志に江戸時代にあった。
ヘン 片 カタ 片参照。
ヘン 辺 大阪府、東京都、京都府。①コリア系。シナ系と同源。大阪府大阪市生野区小路に分布あり。コリア音はピョン。②シナ系。東京都西東京市下保谷に分布あり。シナ音はビエン。③島根県浜田市津摩町が本拠。同地では漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。発音はホトリ。
ヘン 駢 神奈川県高座郡寒川町。シナ系。神奈川県高座郡寒川町で1999年11月17日に帰化の記録あり。シナ音はピエン。
ベン 卞 兵庫県・大阪府・東京都。①シナ系。中華人民共和国山東省済寧市泗水県卞橋鎮発祥。卞橋のシナ音はビェンチャオ。シナ音はビェン。②コリア系。シナ系と同源。コリア音はピョン。※李氏朝鮮系。シナ系と同源。鹿児島県日置市東市来町美山に江戸時代にあった。
ベン 弁 京都府京都市左京区。「弁」を含む姓あり。京都府京都市左京区大原草生町に分布あり。
ベン 辨 埼玉県・千葉県。弁の異形。埼玉県上尾市原市に分布あり。
ベン 便 千葉県船橋市。弁姓あり。千葉県船橋市八木が谷町に分布あり。
ベンカイ 弁開 北海道。アイヌ系。個人名。北海道二海郡八雲町落部にいたイカシパが父の名前のペンケイから弁開凧次郎に改名。推定では1875年頃。
ベンカイ 辨開 北海道虻田郡留寿都村。アイヌ系。個人名。弁開の異形。北海道虻田郡留寿都村留寿都に分布あり。
ベンカン 弁官 鹿児島県鹿児島市・京都府京都市伏見区・東京都。職業。飛鳥時代以降の律令制で官庁を監督した弁官から。鹿児島県鹿児島市春山町に江戸時代にあった。
ベンカン 辨官 鹿児島県鹿児島市。職業。弁官の異形。鹿児島県鹿児島市春山町に分布あり。大阪府吹田市山田西ではビュウガ。
ヘンキ 辺城 富山県富山市、山口県。推定では城の付近から。富山県富山市打出に分布あり。
ベンキ 弁木 大阪府、兵庫県。推定では木の付近から。兵庫県洲本市由良に分布あり。
ベンキ 辨木 香川県丸亀市。弁木の異形。香川県丸亀市飯山町東坂元に分布あり。
ヘンキャク 返脚 愛媛県松山市。創賜。愛媛県喜多郡内子町中川の木地師が木地師を廃業して滋賀県の支配本所に免許と小椋姓を返して「返却」に当て字した明治新姓と伝える。返却はヘンキャク。オグラ 小椋参照。
ペンギン 辺銀 沖縄県石垣市。シナ系。事物。動物のペンギンから。中華人民共和国陝西省西安市出身で父がシナ人、母がモンゴル人の崔暁峰が2002年に帰化して好きな動物のペンギンから称する。帰化した月日は不詳。漢字はモンゴルの辺境と扱っていた銀から当て字したとの伝もあり。サイ 崔参照。
ヘンザ 平安座 沖縄県。ヘイアンザも含む分布。沖縄県うるま市与那城平安座発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音もヘンザ。
ヘンザ 片座 カタザ 片座参照。
ベンザキ 弁崎 大阪府、兵庫県。推定では突き出た土地の付近から。兵庫県たつの市御津町室津に分布あり。
ベンザキ 辨崎 兵庫県、大阪府・神奈川県。弁崎の異形。兵庫県伊丹市伊丹に分布あり。
ヘンザン 平安山 沖縄県。ヘイアンザンも含む分布。へアンザン、ヒラヤマは稀少。沖縄県中頭郡北谷町伊平付近(旧:平安山)から発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフェンザン、ハンジャン。
ベンショウ 遍照 福井県、静岡県・東京都。創賜。法身仏の光明が「遍く世界を照らす」との考えから。福井県大野市友江にある浄土真宗の専光寺の僧侶による明治新姓。
ベンジョウ 弁上 山口県熊毛郡平生町。山口県熊毛郡平生町大野北弁上発祥。同地に分布あり。
ベンジョウ 弁条 奈良県奈良市。奈良県奈良市狭川東町の小字の弁条から発祥。
ベンズイ 弁吹 兵庫県姫路市。弁官の語あり。兵庫県姫路市林田町上構の祝田神社(旧:貴船大明神)の神主に江戸時代にあった。同社では藤原氏の後裔と伝える。フジワラ 藤原参照。
ベンズイ 辨吹 兵庫県姫路市。弁吹の異形。兵庫県姫路市林田町上構に分布あり。
ベンズイ 辧吹 兵庫県。弁吹の異形。
ベンズイ 辯吹 千葉県。弁吹の異形。
ヘンタ 辺田 ヘタ 辺田参照。
ヘンタ 邉田 ヘタ 邉田参照。
ヘンタ 邊田 ヘタ 邊田参照。
ヘンダ 辺田 ヘタ 辺田参照。
ヘンダ 邉田 ヘタ 邉田参照。
ヘンダ 邊田 ヘタ 邊田参照。
ベンテン 弁天 奈良県。奈良県宇陀市室生の小字の弁天から発祥。
ベンテン 辨天 奈良県。弁天の異形。奈良県奈良市富雄元町に分布あり。
ヘンド 辺土 島根県松江市、沖縄県うるま市。ヘドも含む分布。沖縄県うるま市でヘドが存在。①推定では土地の付近から。島根県松江市南田町に分布あり。②沖縄県に辺土名姓あり。沖縄県うるま市勝連平安名に分布あり。ヘントナ 辺土名参照。
ヘンド 邊土 島根県出雲市。辺土の異形。島根県出雲市湖陵町板津に分布あり。
ベンド 𣘸 兵庫県・北海道。ベンドウも含む分布。北海道ではベンドウ。事物。兵庫県の淡路島の方言で「ヤブニッケイ」を意味するベンドが庭にあった住民が称したと伝える。推定では江戸時代。北海道では兵庫県南あわじ市の出でベンドウの木からと伝える。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町に分布あり。
ベンドウ 𣘸 ベンド 𣘸参照。
ヘントナ 辺土名 沖縄県。沖縄県国頭郡国頭村辺土名発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフィントナ。
ヘントナ 邊土名 沖縄県・埼玉県。辺土名の異形。沖縄県宜野湾市大山に分布あり。
ベンドラメ 漢字表記なし 福岡県。ブラジル系。1993年11月14日生まれのバスケットボール選手のベンドラメ礼生が称する。原綴はベンドラメ(Vendrame)。
ヘンナ 平安名 沖縄県。東京都でヘイアンナが存在。ヘアンナ、ヒラヤスナは稀少。沖縄県うるま市勝連平安名発祥。琉球王国時代に記録のある地名。同地に分布あり。
ベンノ 弁野 大阪府枚方市、北海道、福島県いわき市。推定では野の付近から。大阪府枚方市中宮山戸町、福島県いわき市内郷宮町に分布あり。
ベンノ 辨野 大阪府、山形県、北海道。弁野の異形。大阪府枚方市尊延寺に分布あり。
ベンノウ 弁納 山形県鶴岡市、群馬県。創賜。弁納は年貢を代わりに納める行為。山形県鶴岡市荒俣仲川原に分布あり。
ベンノウ 辨納 山形県鶴岡市。創賜。弁納の異形。山形県鶴岡市大山堤下に分布あり。
ベンハタ 弁畑 宮崎県日南市。推定では畑の付近から。宮崎県日南市吉野方に分布あり。
ベンハタ 辨畑 宮崎県日南市。弁畑の異形。宮崎県日南市板敷に分布あり。
ベンバタ 辨畑 ベンハタ 辨畑参照。
ヘンプヒル 漢字表記なし 京都府京田辺市。アメリカ系。イギリスのスコットランドにあるイースト・エアシャーのヘンプヒル(Hemphill)から発祥。地名は古英語の「麻」と「丘」から。1996年5月23日生まれの陸上競技選手のヘンプヒル恵が称する。
ヘンボ 辺保 宮崎県都城市。推定では保の付近から。宮崎県都城市山之口町山之口が本拠。
ヘンボ 邊保 宮崎県都城市・神奈川県。辺保の異形。宮崎県都城市山之口町山之口に分布あり。
ヘンポ 辺保 ヘンボ 辺保参照。
ヘンミ 逸見 埼玉県、岡山県、山形県。イツミも含む分布。ヘミは稀少。山梨県北杜市付近(旧:逸見)から発祥。平安時代に「速水」の表記で記録のある地名。地名はヘミで「辺見」とも表記した。推定での発音の変化はハヤミズ、ハヤミ、ヘミ、ヘンミ。神奈川県横須賀市東逸見町・西逸見町は戦国時代に記録のある地名。地名はヘミで鎌倉時代に逸見氏の領地だったと伝える。埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、長野県上田市二の丸が藩庁の信濃上田藩士に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。
ヘンミ 辺見 福島県、宮城県、北海道。逸見の異形。福島県西白河郡泉崎村泉崎では同地の泉崎館は安土桃山時代に辺見氏の居館だったと伝える。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代にあった。
ヘンミ 邊見 福島県、宮城県、東京都。逸見の異形。福島県白河市鬼越に分布あり。
ヘンミ 邉見 宮城県、福島県・北海道。逸見の異形。宮城県仙台市宮城野区蒲生に分布あり。
ヘンミ 片見 カタミ 片見参照。
ヘンミ 返見 福島県・京都府。逸見の異形。福島県南相馬市小高区蛯沢広畑に分布あり。
ヘンミ 辺美 広島県三原市。逸見の異形。広島県三原市大和町下徳良に分布あり。
ベンモリ 弁森 静岡県三島市・埼玉県。推定では森の付近から。静岡県三島市西若町に分布あり。
ベンモリ 辨森 静岡県沼津市。弁森の異形。静岡県沼津市幸町に分布あり。
ヘンヤ 辺弥 広島県広島市安佐北区。「辺」を含む姓、「弥」を含む男性の名前あり。広島県広島市安佐北区可部に分布あり。
ベンヤ 弁谷 兵庫県神戸市垂水区。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県神戸市垂水区本多聞に分布あり。
ベンヤ 辨谷 石川県野々市市・埼玉県。弁谷の異形。石川県野々市市粟田に分布あり。
ヘンヤキ 辺焼 石川県鳳珠郡能登町。推定では焼き畑の付近から。石川県鳳珠郡能登町宇加塚に分布あり。同地の小字に夏焼あり。
ヘンリー 漢字表記なし 愛知県名古屋市名東区・千葉県浦安市。ニュージーランド系。個人名。「家」と「豊か」からなるゲルマン起源の男性の名前から。愛知県名古屋市名東区で2017年5月8日にラグビー選手のジェイミー・ウィリアム・モエタトゥア・ヘンリー、千葉県浦安市で2019年10月29日にラグビー選手のブラッキン・ジェームス・カラウリア・ヘンリーが帰化して称する。原綴はヘンリー(Henry)。

日本姓氏語源辞典 ホ~ホウザン

ホ 浦 ウラ 浦参照。
ホ 帆 石川県小松市、石川県加賀市。合略。帆角の略。推定では江戸時代。石川県小松市今江町に分布あり。ホカク 帆角参照。
ホ 穂 鹿児島県大島郡伊仙町。事物。穂から。鹿児島県の奄美群島の一字姓。鹿児島県大島郡伊仙町伊仙に分布あり。※皇紀からでは弥生時代に穂別の氏姓があった。位置不詳。
ホ 歩 東京都豊島区。シナ系。東京都豊島区で1994年3月9日に帰化の記録あり。シナ音はプー。
ホ 甫 ホウ 甫参照。
ボ 慕 大阪府・東京都。シナ系。合略。慕容の略。大阪府大阪市西区本田に分布あり。シナ音はムー。
ボ 母 東京都練馬区。シナ系。東京都練馬区で1997年8月7日に帰化の記録あり。シナ音はムー。
ホアキ 帆秋 大分県大分市。帆足姓あり。大分県大分市上戸次上り尾が本拠。ホアシ 帆足参照。
ホアキ 保明 大分県、宮崎県。ホメイも含む分布。宮崎県都城市でホメイが存在。帆秋姓あり。大分県臼杵市田井に分布あり。宮崎県都城市山之口町山之口では大分県の出と伝える。来住の時代は不詳。
ホアシ 帆足 大分県、福岡県、東京都。大分県玖珠郡玖珠町帆足発祥。平安時代に記録のある地名。同地で1285年(弘安8年)に記録あり。同地に分布あり。大分県玖珠郡玖珠町森が藩庁の森藩士、大分県速見郡日出町(その他)が藩庁の日出藩士、福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士、福岡県朝倉市秋月野鳥が藩庁の秋月藩士、福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士に江戸時代にあった。
ホアシ 保足 栃木県足利市、栃木県佐野市、埼玉県。帆足姓あり。栃木県足利市西場町が本拠。
ホアシ 甫足 福岡県、熊本県山鹿市。帆足姓あり。熊本県山鹿市山鹿に分布あり。
ホアシ 保芦 山形県北村山郡大石田町、山形県東根市・埼玉県。帆足姓あり。山形県北村山郡大石田町大浦に分布あり。
ホイ 保井 ヤスイ 保井参照。
ホイ 帆井 鹿児島県鹿児島市・福岡県・兵庫県。推定では帆と水を汲む場所から。鹿児島県鹿児島市下福元町に分布あり。
ホイズミ 保泉 ホズミ 保泉参照。
ホイズミ 補泉 静岡県浜松市北区。泉姓あり。静岡県浜松市北区引佐町的場にある臨済宗の龍翔寺の僧侶による明治新姓。イズミ 泉参照。
ホイダ 穂井田 岡山県倉敷市。岡山県倉敷市玉島陶(旧:穂井田)発祥。平安時代に「穂太」の表記で記録のある地名。地名は「穂北」とも表記した。
ホイダ 補陀 ホダ 補陀参照。
ホイダ 保井田 広島県広島市佐伯区・広島県廿日市市。穂井田の異形。岡山県に戦国時代にあった。広島県広島市佐伯区五日市町大字保井田は鎌倉時代に記録のある地名。地名は「保位田」、「穂井田」とも表記した。
ホイチ 保市 北海道、富山県。富山県南砺市篭渡に分布あり。同地に保院坊があったと伝える。坊名はホウイン。推定では江戸時代以前に存在した坊。
ホイヤ 杪谷 ホエタニ 杪谷参照。
ホイン 保院 富山県南砺市・三重県津市。事物。富山県南砺市篭渡にあったと伝える保院坊から。同地に江戸時代にあった。坊名はホウイン。推定では江戸時代以前に存在した坊。
ホウ 豊 ユタカ 豊参照。
ホウ 保 タモツ 保参照。
ホウ 宝 タカラ 宝参照。
ホウ 方 東京都、神奈川県、兵庫県。①コリア系。大阪府大阪市生野区新今里に分布あり。コリア音はパン。②シナ系。中華人民共和国河南省平頂山市葉県(旧:方)発祥。神奈川県横浜市中区山下町に分布あり。シナ音はファン。③和歌山県では和歌山県和歌山市宇治袋町で刀屋吉兵衛と称して刀を扱っていたと伝える。推定では江戸時代。伝承での発音はカタ。同地では奈良県奈良市雑司町にある華厳宗の東大寺で752年(天平勝宝4年)に行った東大寺盧舎那仏像の開眼法要時に日本に来住したとの伝もあり。
ホウ 蓬 ヨモギ 蓬参照。
ホウ 鳳 オオトリ 鳳参照。
ホウ 彭 東京都、兵庫県、神奈川県。①シナ系。中華人民共和国江蘇省徐州(旧:彭城)市発祥。彭城のシナ音はポンチェン。兵庫県神戸市中央区下山手通に分布あり。シナ音はポン。②コリア系。コリア音はペン。
ホウ 鮑 兵庫県神戸市中央区、神奈川県横浜市中区。シナ系。中華人民共和国山東省済南市歴城区(旧:鮑)発祥。兵庫県神戸市中央区山本通、神奈川県横浜市中区山下町に分布あり。シナ音はバオ。
ホウ 法 ノリ 法参照。
ホウ 包 ツツミ 包参照。
ホウ 奉 東京都・千葉県・京都府。コリア系。滋賀県大津市で1990年7月21日に帰化の記録あり。コリア音はポン。※シナかコリア不明。東京都千代田区で1996年1月23日に帰化の記録あり。シナ音はフェン。
ホウ 甫 北海道。①甫の字義は「はじめ」。男子の敬称でもある。北海道夕張郡栗山町御園に分布あり。②シナ系。神奈川県川崎市幸区で2003年9月26日に帰化の記録あり。日本音はフ、ホ。シナ音はフー。
ホウ 芳生 千葉県千葉市中央区。シナ人の姓に彭あり。千葉県千葉市中央区亥鼻に分布あり。
ホウ 封 東京都練馬区。シナ系。東京都練馬区で2005年5月20日に帰化の記録あり。シナ音はフェン。
ホウ 龐 大阪府・岐阜県・新潟県。シナ系。岐阜県本巣郡北方町で2017年10月6日、大阪府堺市中区で2019年10月16日に帰化の記録あり。シナ音はパン。※コリア系。コリア音はパン。
ホウ 逢 東京都足立区。シナ系。東京都足立区で2009年7月16日に帰化の記録あり。シナ音はフォン、パン。
ホウ 逄 大阪府堺市北区。シナ系。逢の異形。大阪府堺市北区で2017年7月27日に帰化の記録あり。シナ音はフォン、パン。
ボウ 坊 兵庫県、京都府、和歌山県。①事物。坊は「僧侶の住居」。「僧侶」も意味する。京都府京都市右京区の京北に戦国時代にあった。②福井県三方上中郡若狭町南前川の小字の坊の谷から発祥。同地付近では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ボウ 茅 カヤ 茅参照。
ボウ 房 フサ 房参照。
ボウ 棒 新潟県、埼玉県・千葉県。捧の異形。新潟県燕市東太田に分布あり。ササゲ 捧参照。
ボウ 防 兵庫県、東京都・新潟県新潟市中央区。フセギも含む分布。京都府京都市右京区の京北に江戸時代にあった。同地では平安時代に居住したと伝える。
ボウ 牟 大阪府大阪市・東京都。①コリア系。大阪府大阪市生野区桃谷に分布あり。コリア音はモ。②シナ系。東京都練馬区光が丘に分布あり。シナ音はモウ。
ボウ 暴 東京都。シナ系。東京都小金井市で2002年11月19日に帰化の記録あり。シナ音はバオ。
ボウ 茆 愛知県名古屋市東区。シナ系。愛知県名古屋市東区で2004年8月5日に帰化の記録あり。シナ音はマオ。
ボウ 冒 東京都杉並区。シナ系。東京都杉並区で2000年2月25日に帰化の記録あり。シナ音はマオ。
ホウアミ 豊阿弥 愛知県安城市。愛知県安城市尾崎町豊阿弥・北豊阿弥発祥。同地に708年から715年(和銅年間)に豊阿弥長者がいたと伝える。愛知県安城市尾崎町東屋敷にある浄土真宗の法蔵寺の僧侶による明治新姓。
ホウアン 法安 ノリヤス 法安参照。
ホウイ 宝意 鳥取県米子市・大阪府。推定では宝と望む行為から。鳥取県米子市万能町に分布あり。
ボウイ 坊井 奈良県。地形。坊と水を汲む場所から。奈良県吉野郡東吉野村鷲家に分布あり。
ボウイケ 坊池 兵庫県神戸市西区。地形。坊と池から。兵庫県神戸市西区神出町東が本拠。
ホウウズ 宝渦 ホウズ 宝渦参照。
ボウウチ 坊内 大阪府、和歌山県伊都郡かつらぎ町。地形。坊の内から。和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺に分布あり。
ホウエ 宝得 徳島県阿南市・大阪府。推定では宝と得る行為から。徳島県阿南市福井町土佐谷に分布あり。
ホウエイ 宝栄 愛媛県、石川県、大阪府。タカラエは稀少。石川県金沢市でタカラエが存在。推定では宝と栄えるとの考えから。愛媛県西宇和郡伊方町塩成に分布あり。石川県加賀市七日市町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。同地に宝谷姓あり。ホウタニ 宝谷参照。
ホウエイ 宝永 鹿児島県志布志市、鹿児島県大島郡伊仙町。①鹿児島県志布志市有明町伊崎田の小字の宝永から発祥。同地に江戸時代に門割制度の宝永門があった。門による明治新姓。②事物。鹿児島県の奄美群島では1704年から1711年(宝永年間)の元号から称したと伝える。鹿児島県大島郡伊仙町伊仙に分布あり。
ホウエイ 宝榮 石川県加賀市。宝栄の異形。
ホウエイ 寳榮 宮崎県児湯郡高鍋町・大阪府大阪市。宝栄の異形。宮崎県児湯郡高鍋町持田に分布あり。
ホウエイ 寳永 鹿児島県志布志市。宝永の異形。
ホウエイ 寶永 鹿児島県。宝永の異形。
ホウエン 方円 高知県高知市。推定では四角い土地と丸い土地から。高知県高知市西町に分布あり。高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士に江戸時代にあった。
ホウオウ 鳳凰 熊本県下益城郡美里町。鳳凰はシナの伝説の鳥。熊本県下益城郡美里町萱野に分布あり。
ボウオカ 坊岡 和歌山県日高郡由良町、和歌山県有田郡有田川町・兵庫県。地形。坊と岡から。和歌山県日高郡由良町阿戸に分布あり。
ボウオク 坊奥 京都府京都市、香川県丸亀市。地形。坊の奥から。香川県丸亀市塩屋町に分布あり。
ホウカ 宝華 富山県滑川市、大阪府。事物。富山県滑川市上小泉にある浄土真宗の本行寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の宝華山から。同寺では『阿弥陀経』にある語からと伝える。
ホウカ 奉化 愛知県名古屋市緑区。コリア系。大韓民国慶尚北道奉化郡発祥。地名のコリア音はポンファ。愛知県名古屋市緑区で1968年7月6日に帰化の記録あり。本姓は琴。コト 琴参照。
ホウガ 芳賀 ハガ 芳賀参照。
ホウガ 法元 鹿児島県、大阪府、埼玉県。ホウゲン、ホウモトも含む分布。鹿児島県でホウゲン、大阪府でホウモト、宮崎県でノリモトが存在。宮崎県西都市妻法元発祥。宮崎県に戦国時代、鹿児島県に安土桃山時代、宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士、宮崎県日南市飫肥が藩庁の飫肥藩士に江戸時代にあった。
ホウガ 宝賀 北海道、埼玉県・長崎県南松浦郡新上五島町。推定では宝と祝う行為から。法元姓あり。福島県二本松市郭内が藩庁の二本松藩士に江戸時代にあった。
ホウガ 法亢 岐阜県大垣市、鹿児島県・東京都。法元の異形。宮崎県西都市妻の都萬神社の神主に東京時代にあった。
ボウガイト 坊垣内 ボウガキウチ 坊垣内参照。
ボウガウチ 坊ケ内 兵庫県神戸市北区。兵庫県神戸市北区長尾町上津の小字の坊ケ内から発祥。
ボウガウチ 坊垣内 ボウガキウチ 坊垣内参照。
ボウガキ 坊垣 兵庫県姫路市。事物。坊と垣から。兵庫県姫路市田寺が本拠。
ボウガキウチ 坊垣内 広島県、和歌山県・奈良県。ボウガウチも含む分布。ボウガイトは稀少。地形。坊と垣内から。広島県呉市安浦町内海北に分布あり。
ホウカク 法覚 大阪府、京都府・奈良県。推定では仏法に目覚めた状態から。僧侶が「法」を使用する例あり。大阪府大阪市阿倍野区桃ケ池町に分布あり。
ホウカク 宝閣 福井県福井市。事物。福井県福井市生部町にある浄土真宗の瑞応寺の僧侶による明治新姓。同寺では茨城県水戸市三の丸が藩庁の水戸藩主の徳川光圀が江戸時代に訪問した際に瑞応寺宝閣の名前を賜って寺号を従応寺から改称したと伝える。
ホウカク 法覺 奈良県大和高田市。法覚の異形。奈良県大和高田市大中に分布あり。
ホウカク 寶閣 東京都東村山市。宝閣の異形。東京都東村山市萩山町に分布あり。
ホウカク 寳閣 神奈川県横浜市青葉区。宝閣の異形。神奈川県横浜市青葉区藤が丘に分布あり。
ホウガク 豊岳 岡山県、長崎県、山口県。トヨタケも含む分布。長崎県西海市でトヨタケが存在。①事物。岡山県玉野市用吉にある臨済宗の久昌寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の豊岳山から。②長崎県西海市西海町太田和郷の小字の豊岳から発祥。
ホウガク 宝学 大阪府。推定では宝と学習から。大阪府岸和田市中北町に分布あり。
ホウガサコ 芳ケ迫 ヨシガサコ 芳ケ迫参照。
ボウガサコ 坊ケ迫 広島県広島市安佐南区・大阪府。地形。坊と山の迫った土地から。広島県広島市安佐南区長束西に分布あり。
ボウガサワ 坊ケ澤 新潟県佐渡市。地形。坊と沢から。新潟県佐渡市大石に分布あり。
ボウガシマ 坊ケ島 鹿児島県伊佐市、福岡県。地形。鹿児島県伊佐市大口大島に江戸時代にあった門割制度の坊ケ島門から。門名は坊と島状の土地から。門による明治新姓。
ホウカタ 宝方 モロカタ 宝方参照。
ボウカタ 棒方 大阪府大阪市東住吉区。推定では坊の方から。大阪府大阪市東住吉区山坂に分布あり。
ボウガタ 坊ケ田 新潟県佐渡市・東京都。地形。坊と田から。新潟県佐渡市大石では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ボウガタニ 防ケ谷 石川県輪島市。推定では防いだ谷から。石川県輪島市宅田町に分布あり。
ホウガノ 芳ケ野 鹿児島県伊佐市・神奈川県。鹿児島県伊佐市大口山野の小字の芳ケ野から発祥。
ホウカベ 波々伯部 ホホカベ 波々伯部参照。
ホウカベ 宝壁 京都府綾部市、大阪府。波々伯部の異形。京都府綾部市小畑町深田に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホウカベ 方壁 静岡県御殿場市・神奈川県中郡二宮町。波々伯部の異形。静岡県御殿場市二枚橋に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホウカベ 佐伯部 兵庫県川辺郡猪名川町。波々伯部の異形。兵庫県川辺郡猪名川町杉生に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。※古墳時代に異民族だった佐伯に由来する佐伯部があった。
ホウカベ 波伯部 愛知県名古屋市瑞穂区。波々伯部の異形。愛知県名古屋市瑞穂区十六町に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホウカベ 方ケ部 大阪府大阪市住吉区。波々伯部の異形。大阪府大阪市住吉区苅田に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホウガラ 方柄 佐賀県唐津市。佐賀県唐津市鎮西町名護屋の小字の方柄から発祥。佐賀県唐津市菜畑に分布あり。
ホウカワ 宝川 タカラガワ 宝川参照。
ホウカワ 寶川 タカラガワ 寶川参照。
ボウカワ 坊川 秋田県大館市、広島県・山口県岩国市。地形。坊と川から。秋田県大館市比内町八木橋板戸、山口県岩国市由宇町中央に分布あり。
ボウカワ 防川 山口県。山口県では山口県大島郡周防大島町の防の川から称したと伝える。時代、位置不詳。山口県柳井市柳井に分布あり。
ボウカワチ 坊河内 広島県、山口県・大分県。地形。坊と河の内から。広島県東広島市西条町上三永に分布あり。山口県では広島県の出と伝える。来住の時代は不詳。
ホウカン 宝官 ホウガン 宝官参照。
ホウカン 法官 ホウガン 法官参照。
ホウガン 宝官 岡山県、兵庫県。兵庫県佐用郡佐用町西大畠の小字の判官から発祥。地名はホウガン。同地付近に江戸時代にあった。
ホウガン 法官 青森県八戸市。創賜。青森県八戸市白銀では判官の別名があった平安時代の武将の源義経を匿って賜ったと伝える。判官はホウガンで元は官職名。
ホウガン 寶官 兵庫県。宝官の異形。
ホウキ 伯耆 茨城県、東京都、京都府。鳥取県西部(旧:伯耆国)発祥。飛鳥時代に「波伯吉」の表記で記録のある地名。福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士に江戸時代にあった。
ホウキ 法貴 京都府亀岡市、大阪府。京都府亀岡市曽我部町法貴発祥。江戸時代に記録のある地名。1571年(元亀2年)の墓石があると伝える。位置不詳。大阪府岸和田市岸城町が藩庁の岸和田藩士に江戸時代にあった。
ホウキ 宝亀 長崎県佐世保市。長崎県平戸市宝亀町発祥。鎌倉時代に「保々木」の表記で記録のある地名。
ホウキ 保木 ホキ 保木参照。
ホウキ 法木 千葉県、広島県、東京都。ノリキも含む分布。東京都でノリキが存在。①千葉県君津市法木発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はホウギ。同地では法木氏が帰農したとの伝承あり。千葉県館山市館山が藩庁の館山藩士に江戸時代にあった。千葉県君津市法木作は江戸時代に記録のある地名。地名はホウギサクで「法木」とも呼称した。②伯耆姓あり。広島県三次市吉舎町安田に分布あり。
ホウキ 宝木 タカラギ 宝木参照。
ホウキ 法喜 大阪府、京都府・奈良県。創賜。仏法と喜びから。僧侶による明治新姓。寺の例。奈良県宇陀市大宇陀西山にある融通念仏宗の光明寺、熊本県熊本市中央区黒髪にある浄土真宗の浄音寺。
ホウキ 箒 岩手県九戸郡洋野町。事物。岩手県九戸郡洋野町種市では新酒を知らせるため杉の葉を吊るす風習により酒屋が看板として吊るした箒から称したと伝える。推定では江戸時代。
ホウキ 方木 愛媛県北宇和郡松野町・福岡県福津市・神奈川県。伯耆姓あり。愛媛県北宇和郡松野町吉野に分布あり。
ホウキ 宝寄 福井県大野市・新潟県・東京都。伯耆姓あり。福井県では福井県大野市小沢が起源地。
ホウキ 宝城 ホウジョウ 宝城参照。
ホウキ 伯木 広島県庄原市。伯耆姓あり。広島県庄原市口和町永田に分布あり。
ホウキ 寳亀 長崎県・福岡県。宝亀の異形。長崎県大村市田下町に分布あり。
ホウキ 寶亀 長崎県・福岡県。宝亀の異形。長崎県佐世保市大和町に分布あり。
ホウキ 嵭寄 福井県吉田郡永平寺町。福井県勝山市遅羽町嵭崎発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はホウキ。福井県での伝承。
ホウキ 宝喜 タカラギ 宝喜参照。
ホウキ 鳳木 徳島県小松島市・徳島県徳島市。事物。徳島県小松島市小松島町馬場ノ本の鳳の木大明神から。
ホウギ 母木 鳥取県岩美郡岩美町、大阪府東大阪市。鳥取県鳥取市気高町宝木(旧:母木)発祥。江戸時代に記録のある地名。大阪府八尾市の恩智付近(旧:母木)は奈良時代に記録のある地名。地名はオモノキ。
ホウギ 法木 ホウキ 法木参照。
ボウキ 坊木 鹿児島県出水市、和歌山県。事物。坊と木から。鹿児島県出水市上鯖渕、和歌山県田辺市上芳養に分布あり。
ボウキ 傍木 和歌山県、大阪府・京都府。事物。傍らの木から。和歌山県有田郡有田川町釜中に分布あり。徳島県徳島市徳島町城内が藩庁の徳島藩士に江戸時代にあった。
ホウキタ 伯耆田 ホウキダ 伯耆田参照。
ホウキダ 伯耆田 茨城県守谷市、千葉県。鳥取県西部(旧:伯耆国)は飛鳥時代に記録のある地名。茨城県守谷市大柏が本拠。同地では草分けで農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウキハラ 宝木原 ホウキバラ 宝木原参照。
ホウキハラ 朴木原 岩手県花巻市。地形。岩手県花巻市の東和町では朴の木と原による明治新姓と伝える。
ホウキバラ 伯耆原 長野県上伊那郡箕輪町。鳥取県西部(旧:伯耆国)発祥。飛鳥時代に記録のある地名。長野県上伊那郡箕輪町では伯耆守の後裔が「伯耆」を使用したと伝える。時代不詳。
ホウキバラ 宝木原 群馬県安中市・茨城県・千葉県。伯耆原姓あり。群馬県安中市安中に分布あり。
ホウキバラ 寶木原 千葉県・神奈川県。伯耆原姓あり。千葉県習志野市津田沼に分布あり。
ホウキバラ 寳木原 神奈川県。伯耆原姓あり。神奈川県横浜市神奈川区片倉に分布あり。
ホウキモト 掃本 ホキモト 掃本参照。
ホウキヤマ 宝寄山 北海道沙流郡日高町。推定では宝のあった山から。北海道沙流郡日高町賀張に分布あり。
ホウキヤマ 寶寄山 北海道沙流郡日高町。宝寄山の異形。北海道沙流郡日高町賀張に分布あり。
ホウキヤマ 寳寄山 北海道札幌市。宝寄山の異形。
ホウキヤマ 箒山 神奈川県横須賀市。神奈川県横須賀市長沢の箒山から発祥。神奈川県横須賀市馬堀町に分布あり。
ホウキュウ 豊久 トヨヒサ 豊久参照。
ホウキョ 宝居 福井県大野市、東京都。タカライも含む分布。東京都でタカライが存在。推定では宝と居住地から。福井県大野市東大月に分布あり。
ホウキョ 寶居 福井県・愛知県。タカライも含む分布。愛知県でタカライが存在。宝居の異形。
ホウキョ 寳居 福井県・東京都。宝居の異形。
ホウキョ 彭許 北海道網走郡大空町。台湾系。合略。彭と許の合成。北海道網走郡大空町(旧:網走郡東藻琴村)で1982年1月26日に帰化の記録あり。ホウ 彭参照。キョ 許参照。
ホウキョウ 宝鏡 東京都大田区、福井県福井市・北海道。事物。宝の鏡から。福井県福井市中手町では福井県大野市城町が藩庁の大野藩主の土井氏から江戸時代に賜ったと伝える。同地では同藩主から賜った門が現存するとの伝もあり。
ホウキョウ 法橋 ホウハシ 法橋参照。
ホウキョウ 鳳京 宮城県気仙沼市。事物。宮城県気仙沼市本吉町野々下にあった鳳京館から。推定では戦国時代。同地に分布あり。
ホウキョウ 方京 広島県。推定では京都府京都市の方から。広島県安芸高田市甲田町上甲立に分布あり。
ホウキョウ 法教 北海道、大阪府・福井県勝山市。法教寺の寺号あり。福井県勝山市北谷町小原では草分けで落武者の後裔と伝える。
ホウキョウ 法京 石川県七尾市・埼玉県・東京都。法教姓あり。石川県七尾市飯川町に分布あり。
ホウキョウ 宝京 新潟県上越市。推定では宝と京都府京都市から。新潟県上越市南城町に分布あり。
ホウギョウ 豊行 鳥取県倉吉市。推定では豊かさを望む行為から。鳥取県倉吉市西倉吉町に分布あり。
ホウギョウ 法行 宮崎県延岡市。法行寺の寺号あり。宮崎県延岡市若葉町に分布あり。
ホウギョク 宝玉 福島県南相馬市。推定では宝玉から。福島県南相馬市原町区江井が本拠。
ホウギョク 寳玉 福島県南相馬市。宝玉の異形。
ホウギリ 鳳桐 大阪府・奈良県大和郡山市。推定では大きな鳥と桐から。奈良県大和郡山市小泉町に分布あり。
ホウキン 宝金 北海道日高郡新ひだか町、新潟県糸魚川市。宝剣姓あり。新潟県糸魚川市百川に分布あり。ホウケン 宝剣参照。
ホウキン 方金 兵庫県・大阪府・埼玉県。事物。金属から。埼玉県では石川県北部(旧:能登国)で「宝金」とも表記しており、刀鍛冶だったのではないかと伝える。推定では江戸時代。
ホウキン 寶金 北海道・栃木県・大阪府。宝金の異形。栃木県足利市栄町に分布あり。
ホウキン 寳金 北海道・東京都。宝金の異形。
ホウク 宝久 兵庫県、沖縄県沖縄市。推定では宝と永く続く状態から。沖縄県沖縄市久保田に分布あり。
ボウク 保久 ヤスヒサ 保久参照。
ホウグチ 宝口 熊本県宇城市。推定では宝と出入口から。熊本県宇城市三角町戸馳に分布あり。
ホウクボ 宝窪 徳島県。推定では宝と窪から。徳島県三好郡東みよし町毛田に分布あり。
ホウクワ 法桑 石川県金沢市。推定では仏法から。サンスクリット語のシュラマナの音訳である桑門はソウモンで「出家して修行する人」の意。石川県金沢市の金石に分布あり。
ホウケ 保家 ホケ 保家参照。
ホウケ 穂毛 ホケ 穂毛参照。
ホウゲ 宝毛 兵庫県神戸市。推定では宝と作物から。兵庫県神戸市兵庫区都由乃町に分布あり。
ボウゲ 坊下 ボウシタ 坊下参照。
ホウゲツ 法花津 ホッケツ 法花津参照。
ホウゲツ 宝月 埼玉県加須市。推定では宝と月から。埼玉県加須市馬内に分布あり。
ホウゲツ 方月 兵庫県神戸市北区。推定では月の方から。兵庫県神戸市北区山田町上谷上古々山に分布あり。
ホウゲツ 寳月 埼玉県。宝月の異形。埼玉県加須市馬内に分布あり。
ホウケン 宝剣 新潟県糸魚川市。推定では宝と剣から。新潟県糸魚川市下倉が本拠。
ホウケン 宝剱 新潟県。宝剣の異形。新潟県糸魚川市下倉に分布あり。
ホウケン 宝劒 埼玉県鶴ヶ島市。宝剣の異形。埼玉県鶴ヶ島市鶴ヶ丘に分布あり。
ホウゲン 法眼 和歌山県、奈良県、東京都。職業。864年(貞観6年)に制定の僧位の呼称から。和歌山県有田郡湯浅町湯浅に分布あり。
ホウゲン 法元 ホウガ 法元参照。
ホウコ 宝壷 岐阜県各務原市。事物。岐阜県各務原市三井町にある臨済宗の薬師寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の宝壷山から。
ホウコ 宝壺 岐阜県各務原市。事物。宝壷の異形。岐阜県各務原市三井町に分布あり。
ボウゴ 防後 神奈川県横浜市。推定では後ろを防ぐ行為から。神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町に分布あり。
ボウゴ 防護 神奈川県横浜市旭区・千葉県・大阪府。防後姓あり。神奈川県横浜市南区弘明寺町に分布あり。
ボウコイ 坊古居 大阪府、兵庫県。兵庫県宝塚市大原野北宮本に分布あり。同地に隣接する兵庫県宝塚市大原野坊井は記録時代不詳の地名。地名はボウイ。
ホウコウ 法幸 福井県越前市、大阪府茨木市。推定では仏法と幸福から。福井県越前市粟田部町に分布あり。
ホウコウ 法光 広島県広島市安佐北区・大阪府大阪市淀川区。推定では法光寺の寺号による明治新姓。広島県広島市安佐北区深川に分布あり。
ホウゴウ 蓬郷 トマゴウ 蓬郷参照。
ホウゴウ 篷郷 トマゴウ 篷郷参照。
ホウコウイ 宝光井 京都府京都市右京区。事物。京都府京都市東山区祇園町北側の八坂神社の宝光院による明治新姓と伝える。院号はホウコウイン。
ホウコウイ 寶光井 京都府。事物。宝光井の異形。京都府京都市右京区京北灰屋町塩野に分布あり。
ホウコウイン 法光院 高知県香美市。推定では法光院の院号から。高知県香美市土佐山田町間に分布あり。
ホウコウザン 宝光山 愛媛県・兵庫県・埼玉県。事物。埼玉県では愛媛県の出で寿福院の山号からではないかと伝える。寿福院の位置不詳。愛媛県西予市野村町惣川に分布あり。
ボウゴシ 防越 香川県さぬき市。推定では防いだ越す場所から。香川県さぬき市小田に分布あり。
ホウサイ 法西 鳥取県・兵庫県・大阪府。法西寺の寺号あり。鳥取県境港市中野町に分布あり。大阪府大阪市では足利氏の家臣だったと伝える。時代不詳。
ホウサイ 法才 富山県射水市。推定では仏法と才能から。富山県射水市下条に分布あり。
ホウサカ 芳坂 ヨシサカ 芳坂参照。
ホウサカ 宝坂 鳥取県八頭郡智頭町、大分県中津市、愛媛県。地形。宝と坂から。鳥取県八頭郡智頭町郷原に分布あり。
ホウサカ 法坂 茨城県・埼玉県・北海道。推定では仏法と坂から。茨城県土浦市下高津に分布あり。
ボウサカ 坊坂 広島県福山市、富山県富山市。地形。坊と坂から。広島県福山市赤坂町大字早戸が本拠。富山県南砺市川西にあった桑山城で室町時代に記録あり。推定では富山県南砺市で戦国時代に記録のある高坂氏の別称。高坂はコウサカ。コウサカ 高坂参照。
ホウサキ 宝崎 ホウザキ 宝崎参照。
ホウサキ 法崎 ホウザキ 法崎参照。
ホウサキ 寳崎 ホウザキ 寳崎参照。
ホウザキ 宝崎 北海道、長崎県、福岡県。タカラサキは稀少。地形。宝と突き出た土地から。長崎県南松浦郡新上五島町東神ノ浦郷、福岡県行橋市稲童に分布あり。宮崎県児湯郡新富町日置では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。山形県山形市上宝沢は江戸時代に記録のある地名。同地の住吉神社の神主に東京時代にあった。同社は鎌倉時代の創建と伝える。
ホウザキ 法崎 広島県、大阪府、福岡県直方市。広島県庄原市総領町稲草の小字の法崎から発祥。福岡県直方市上境に分布あり。大分県竹田市竹田が藩庁の岡藩士に江戸時代にあった。
ホウザキ 鳳崎 徳島県。地形。突き出た土地から。「鳳」を含む寺号あり。徳島県小松島市小松島町馬場ノ本に分布あり。
ホウザキ 芳崎 ヨシザキ 芳崎参照。
ホウザキ 放崎 富山県氷見市。富山県氷見市加納の小字の方崎から発祥。地名はホウザキ。
ホウザキ 寳崎 北海道岩見沢市。地形。宝崎の異形。北海道岩見沢市五条東に分布あり。
ホウザキ 寶崎 北海道札幌市中央区。地形。宝崎の異形。北海道札幌市中央区北八条西に分布あり。
ホウザキ 法嵜 広島県廿日市市。法崎の異形。広島県廿日市市六本松に分布あり。
ボウザキ 嵭崎 京都府・大阪府・兵庫県。嵭寄の異形。大阪府八尾市垣内に分布あり。ホウキ 嵭寄参照。
ボウザキ 棒崎 兵庫県神戸市須磨区。地形。棒と突き出た土地から。兵庫県神戸市須磨区須磨寺町に分布あり。
ボウサク 坊作 三重県熊野市・大阪府・兵庫県。ボウヅクリも含む分布。三重県熊野市井戸町の小字の坊作りから発祥。地名はボウヅクリ。
ホウサコ 宝迫 山口県光市。地形。宝と山の迫った土地から。山口県光市浅江の浅江神社の神主は山口県を鎌倉時代・室町時代に根拠地とした大内氏の命で神主となり称したと伝える。
ホウサコ 寶迫 大阪府大阪市福島区・埼玉県所沢市。地形。宝迫の異形。大阪府大阪市福島区野田に分布あり。
ボウサコ 坊迫 大分県、広島県、宮崎県。地形。坊と山の迫った土地から。大分県玖珠郡玖珠町帆足に分布あり。
ホウサノ 柞野 富山県富山市。地形。コナラの別名の柞と野から。柞はハハソ。富山県富山市八尾町杉田に分布あり。
ホウサヤマ 柞山 富山県富山市。長野県でホサヤマが存在。地形。コナラの別名の柞と山から。柞はハハソ。富山県富山市婦中町広田が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウサワ 宝沢 ホウザワ 宝沢参照。
ホウサワ 法沢 富山県、大阪府、奈良県。広島県でノリサワが存在。創賜。仏法から。僧侶による明治新姓。寺の例。奈良県奈良市今辻子町にある単立の西照寺、京都府八幡市戸津小中代にある浄土宗の浄音寺。富山県滑川市柳原に分布あり。同地の小字に大法あり。地名はオオノリ。
ホウサワ 法澤 福岡県・島根県・愛知県。滋賀県でノリサワが存在。創賜。法沢の異形。島根県浜田市松原町にある浄土宗の心覚院の僧侶による明治新姓。
ホウザワ 宝沢 広島県、千葉県、北海道。神奈川県、東京都でタカラザワが存在。広島県安芸郡熊野町呉地の宝沢寺池から発祥。広島県安芸郡熊野町呉地、千葉県館山市沼に分布あり。
ホウザワ 朴沢 岩手県、宮城県、東京都。ホオザワも含む分布。①宮城県仙台市泉区朴沢発祥。南北朝時代に記録のある地名。同地で鎌倉時代に称したと伝える。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。②コリア系。推定での比率は約10%。地形。朴に「沢」を追加。宮城県仙台市で1954年10月1日に帰化の記録あり。『官報』の表記は「朴澤」。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホウザワ 朴澤 岩手県、宮城県、東京都。ホオザワも含む分布。朴沢の異形。岩手県奥州市水沢高屋敷に分布あり。
ホウザワ 寶沢 神奈川県・東京都。タカラザワも含む分布。宝沢の異形。神奈川県横浜市南区永楽町に分布あり。
ホウザワ 寶澤 北海道野付郡別海町。宝沢の異形。北海道野付郡別海町別海旭町に分布あり。
ホウザワ 寳澤 東京都・北海道。タカラザワも含む分布。宝沢の異形。東京都江東区南砂に分布あり。
ボウザワ 坊沢 宮城県・岩手県。事物。宮城県石巻市大瓜棚橋にある曹洞宗の龍洞院の僧侶による明治新姓。同寺の山号の坊沢山から。山号はボウタクで同地を流れる坊沢からと伝える。
ホウザン 宝山 兵庫県、広島県、京都府。タカラヤマも含む分布。広島県でタカラヤマ、福井県でホウヤマが存在。①地形。宝と山から。兵庫県たつの市神岡町上横内が本拠。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である宝に「山」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡天城町大津川に分布あり。タカラ 宝参照。
ホウザン 保山 大阪府、石川県、神奈川県。ヤスヤマも含む分布。神奈川県横須賀市でヤスヤマ、東京都でホヤマが存在。ホザンは稀少。推定では保つ山から。石川県輪島市山ノ上町は戦国時代に記録のある地名。地名はヤマノウエ。同地に分布あり。山形県天童市田鶴町が藩庁の天童藩士に江戸時代にあった。
ホウザン 寳山 兵庫県。東京都でタカラヤマが存在。宝山の異形。兵庫県姫路市飾磨区細江に分布あり。
ホウザン 寶山 広島県・大阪府。宝山の異形。広島県広島市東区戸坂新町に分布あり。

日本姓氏語源辞典 ホウシ~ホウデンジ

ホウシ 傍士 ホウジ 傍士参照。
ホウシ 方志 福岡県。善隣。福岡県京都郡みやこ町勝山箕田の小字の方志から発祥。
ホウシ 芳司 福岡県。福岡県柳川市矢留町に江戸時代にあった。同地では室町時代に居住したと伝える。福岡県柳川市三橋町枝光の小字に芳司あり。福岡県みやま市瀬高町文広(旧:芳司)は江戸時代に記録のある地名。地名はホウジ。
ホウシ 法師 埼玉県入間市。職業。埼玉県入間市木蓮寺では福浄寺の僧侶だったと伝える。推定では江戸時代。寺の位置不詳。石川県小松市粟津町では奈良時代の僧侶である泰澄の弟子が称したと伝える。※茨城県を根拠地とした佐竹氏の家臣に安土桃山時代にあった。
ホウシ 蓬茨 石川県白山市。推定では蓬と茨から。石川県白山市鹿島町にある浄土真宗の賢隆寺の僧侶による明治新姓。
ホウジ 傍士 高知県高知市。事物。土地の境界を示す杭の榜示から。榜示はホウジ。高知県土佐市岩戸に安土桃山時代、高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士に江戸時代にあった。
ホウジ 宝地 ホウチ 宝地参照。
ホウジ 保地 ホチ 保地参照。
ホウジ 芳司 ホウシ 芳司参照。
ホウジ 宝示 奈良県。奈良県五條市大塔町中井傍示の小字の宝示から発祥。
ホウジ 放示 京都府、大阪府。土地の境界を示す杭に榜示あり。榜示はホウジ。京都府城陽市長池に分布あり。
ホウジ 宝寺 埼玉県川口市・東京都江東区。推定では「宝」を含む寺号から。埼玉県川口市東川口に分布あり。
ホウジ 寶示 奈良県。宝示の異形。奈良県葛城市葛木に分布あり。
ホウジ 放寺 富山県高岡市。富山県高岡市戸出放寺発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「放士」とも表記した。富山県高岡市野村に分布あり。
ホウジ 法地 ホウチ 法地参照。
ホウジ 寶地 ホウチ 寶地参照。
ボウシ 傍士 ホウジ 傍士参照。
ボウシ 帽子 愛媛県大洲市。事物。烏帽子から。福岡県では家の庭にあった烏帽子に似た大きな岩から称したと伝える。推定では江戸時代。愛媛県大洲市肱川町山鳥坂に分布あり。
ボウジ 傍士 ホウジ 傍士参照。
ボウジ 坊寺 岡山県玉野市。事物。坊と寺から。岡山県玉野市東田井地が起源地。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウジアン 法事庵 石川県珠洲市・大阪府。事物。石川県珠洲市にあった法事に使用した庵から称したと伝える。推定では江戸時代の庵。石川県珠洲市野々江町に分布あり。
ホウジオカ 法寺岡 福井県福井市・大阪府・千葉県。ホジオカも含む分布。大阪府でホジオカが存在。福井県吉田郡永平寺町法寺岡発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「傍爾岡」とも表記した。
ボウシタ 坊下 鹿児島県、大阪府、兵庫県。静岡県袋井市でボウゲが存在。①坊ノ下の異形。鹿児島県薩摩川内市天辰町に分布あり。ボウノシタ 坊ノ下参照。②地形。坊の下から。大阪府での伝承。③兵庫県淡路市竹谷の小字の坊ノ下から発祥。
ボウシタ 保下 石川県輪島市、兵庫県尼崎市。推定では下を保つ行為から。石川県輪島市空熊町に分布あり。東京都江戸川区江戸川ではボシタ、兵庫県神戸市長田区菅原通ではヤスシタ。
ホウジタニ 放寺谷 京都府京都市南区。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。京都府京都市南区東九条室町に分布あり。
ホウシト 法師人 栃木県真岡市。芳志戸の異形。栃木県芳賀郡益子町前沢では茨城県結城市結城が藩庁の結城藩主から江戸時代に賜ったとの伝承がある。同地では農業に従事していたとの伝もあり。
ホウシト 芳士戸 栃木県真岡市。芳志戸の異形。栃木県真岡市伊勢崎に分布あり。
ホウシト 芳志戸 栃木県真岡市。栃木県芳賀郡芳賀町芳志戸発祥。南北朝時代に「芳志土」の表記で記録のある地名。
ホウシド 法師人 ホウシト 法師人参照。
ホウシド 宝示戸 栃木県下都賀郡野木町。芳志戸の異形。栃木県下都賀郡野木町佐川野では「保地戸」とも表記していたと伝える。推定では江戸時代。保地戸は現存するか不明。同地では平安時代の武将である藤原秀郷の家臣が栃木県芳賀郡芳賀町芳志戸に居住したとの伝あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウシド 芳士戸 ホウシト 芳士戸参照。
ホウシド 芳志戸 ホウシト 芳志戸参照。
ホウシド 芳師渡 茨城県筑西市・茨城県常総市。芳志戸の異形。茨城県筑西市市野辺に分布あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウシド 寶示戸 栃木県下都賀郡野木町・北海道。芳志戸の異形。栃木県下都賀郡野木町佐川野に分布あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウシド 寳示戸 栃木県下都賀郡野木町。芳志戸の異形。栃木県下都賀郡野木町佐川野に分布あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウジト 宝示戸 ホウシド 宝示戸参照。
ホウジト 宝珠戸 ホウジュト 宝珠戸参照。
ホウジト 芳寺戸 栃木県真岡市・東京都足立区。芳志戸の異形。栃木県真岡市境に分布あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウジト 寶示戸 ホウシド 寶示戸参照。
ホウジト 寳示戸 ホウシド 寳示戸参照。
ホウシハマ 法師浜 青森県。青森県三戸郡階上町道仏に分布あり。同地は太平洋に面した土地。青森県八戸市鮫町の小字に法師浜あり。
ホウシハマ 法師濱 青森県。法師浜の異形。青森県八戸市田向檀ノ平に分布あり。
ホウシマ 法島 富山県、北海道、石川県。鹿児島県奄美市でノリシマが存在。①富山県砺波市鷹栖の小字の放生島から発祥。地名はホウショウジマ。富山県砺波市鷹栖に分布あり。②石川県金沢市法島町は江戸時代に記録のある地名。地名は「保島」、「豊島」とも表記した。石川県金沢市泉野町に分布あり。③地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である法に「島」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡瀬戸内町油井に分布あり。同地に法姓あり。ノリ 法参照。
ホウシマ 宝島 タカラシマ 宝島参照。
ホウシマ 法嶋 大阪府。東京都でノリシマが存在。法島の異形。大阪府池田市伏尾町に分布あり。
ホウシマ 寳島 タカラシマ 寳島参照。
ホウシマ 寳嶋 千葉県千葉市。宝島の異形。タカラシマ 宝島参照。
ホウジマ 法島 ホウシマ 法島参照。
ホウジマ 宝島 タカラシマ 宝島参照。
ホウジマ 宝嶋 タカラシマ 宝嶋参照。
ホウジマ 法嶋 ホウシマ 法嶋参照。
ボウジマ 傍島 ソバジマ 傍島参照。
ホウシマル 宝子丸 広島県三原市。男性の名前に「丸」を使用する例あり。広島県三原市西野が本拠。
ホウシマル 寳子丸 広島県三原市。宝子丸の異形。広島県三原市皆実に分布あり。
ホウシマル 法師丸 宮城県仙台市青葉区。男性の名前に「丸」を使用する例あり。宮城県仙台市青葉区桜ケ丘に分布あり。※鹿児島県姶良市の蒲生町(旧:法師丸名)は鎌倉時代に記録のある地名。
ホウシャク 宝積 北海道、広島県、香川県。熊本県、福岡県でホウヅミ、東京都でホヅミが存在。ホウセキは稀少。宝積寺の寺号あり。神奈川県横浜市南区通町に江戸時代にあった。同地では長野県長野市での1553年(天文22年)から1564年(永禄7年)の川中島の戦いに武田氏側で参戦したと伝える。広島県東広島市西条西本町、香川県観音寺市観音寺町に分布あり。香川県三豊市豊中町上高野にある真言宗の妙音寺の院号に宝積院あり。同寺は飛鳥時代の創建と伝える。
ホウシャク 宝尺 鹿児島県鹿児島市、宮崎県えびの市・愛知県。推定では「宝」と長さの単位の「尺」から。鹿児島県鹿児島市西伊敷、宮崎県えびの市大明司に分布あり。※鹿児島県鹿児島市油須木町に江戸時代に門割制度の宝尺門があった。
ホウシャク 方尺 広島県東広島市、福岡県。長さの単位に「尺」あり。広島県東広島市西条町寺家に分布あり。
ホウシャク 寶積 広島県東広島市・香川県。神奈川県でホウヅミが存在。宝積の異形。広島県東広島市西条西本町に分布あり。
ホウシャク 寳積 広島県東広島市・神奈川県。愛知県でホウセキ、大阪府でホウヅミが存在。宝積の異形。広島県東広島市西条東北町に分布あり。
ホウシャク 寶尺 長崎県佐世保市。宝尺の異形。
ホウシャク 方釈 広島県東広島市。僧侶が「釈」を使用する例あり。広島県東広島市志和冠に分布あり。
ホウシャク 寳尺 愛知県名古屋市。
ホウジャク 方尺 ホウシャク 方尺参照。
ホウシヤマ 宝珠山 ホウシュヤマ 宝珠山参照。
ホウシヤマ 宝子山 神奈川県、佐賀県・長崎県。宝珠山の異形。神奈川県小田原市北ノ窪、長崎県西彼杵郡長与町高田郷に分布あり。福岡県大牟田市新町が藩庁の三池藩士に江戸時代にあった。ホウシュヤマ 宝珠山参照。
ホウシヤマ 法師山 福岡県、佐賀県、長崎県。宝珠山の異形。福岡県北九州市八幡西区千代ケ崎、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手に分布あり。福岡県福岡市中央区城内が藩庁の福岡藩士に江戸時代にあった。ホウシュヤマ 宝珠山参照。
ホウシヤマ 寶珠山 ホウシュヤマ 寶珠山参照。
ホウシヤマ 寶子山 神奈川県小田原市。宝珠山の異形。神奈川県小田原市久野に分布あり。ホウシュヤマ 宝珠山参照。
ホウシヤマ 寳子山 神奈川県横浜市旭区。宝珠山の異形。神奈川県横浜市旭区南本宿町に分布あり。ホウシュヤマ 宝珠山参照。
ボウシヤマ 帽子山 石川県七尾市。地形。石川県七尾市和倉町では家の裏に江戸時代にあった烏帽子のような形の山による明治新姓と伝える。同地では石川県七尾市中島町塩津の出との伝もあり。伝承からの推定では江戸時代末期の来住。
ホウシュ 奉守 静岡県藤枝市。推定では神社を奉じて守る行為から。静岡県藤枝市田中に分布あり。
ホウシュ 鮑朱 神奈川県横浜市中区。台湾系。合略。鮑と朱の合成。神奈川県横浜市中区で1975年2月17日に帰化の記録あり。ホウ 鮑参照。シュ 朱参照。
ホウジュ 宝珠 大分県、佐賀県・大阪府。ホウスも含む分布。大分県でホウスが存在。事物。宝玉から。僧侶による明治新姓。寺の例。大分県大分市鶴崎にある臨済宗の神護寺、佐賀県武雄市北方町大字大崎にある真言宗の聖恩寺。神護寺の山号は宝劒山。宝劒山に「宝」あり。聖恩寺の山号は宝樹山。宝樹山に「宝」あり。
ホウジュ 宝寿 広島県東広島市、大阪府堺市。宝寿寺の寺号あり。広島県東広島市高屋町貞重に分布あり。
ホウジュ 奉寿 宮崎県宮崎市。「寿」は好字。宮崎県宮崎市高岡町五町に分布あり。
ホウジュ 寳珠 大阪府・東京都。長崎県でホウスが存在。事物。宝珠の異形。大阪府大阪市東住吉区駒川に分布あり。
ホウジュアン 法寿庵 大阪府豊能郡豊能町。推定では法寿庵の庵号から。大阪府豊能郡豊能町余野に分布あり。
ボウシュウ 房州 千葉県銚子市、東京都。千葉県南部(旧:安房国(別名:房州))発祥。安房は飛鳥時代に「阿波」の表記で記録のある地名。
ボウシュウ 房洲 東京都。房州の異形。東京都江東区北砂に分布あり。
ホウジュト 宝珠戸 茨城県猿島郡五霞町。芳志戸の異形。茨城県猿島郡五霞町小手指に分布あり。埼玉県越谷市平方南町ではホウジト、愛知県名古屋市昭和区御器所ではホジュト。ホウシト 芳志戸参照。
ホウシュヤマ 宝珠山 大分県、福岡県、神奈川県。ホウシヤマは稀少。福岡県朝倉郡東峰村宝珠山発祥。江戸時代に記録のある地名。福岡県柳川市本城町が藩庁の柳河藩士に江戸時代にあった。
ホウシュヤマ 寶珠山 大分県・福岡県・兵庫県。宝珠山の異形。大分県日田市友田に分布あり。
ホウジュヤマ 宝珠山 ホウシュヤマ 宝珠山参照。
ホウジュヤマ 寶珠山 ホウシュヤマ 寶珠山参照。
ホウショ 宝諸 広島県福山市。推定では多くの宝から。広島県福山市佐波町が本拠。
ホウショ 法所 京都府京都市。推定では仏法を説く場所から。京都府京都市右京区京北細野町上北に分布あり。
ホウショ 奉書 大阪府富田林市。奉書は従者が奉じた文書。大阪府富田林市寺池台に分布あり。
ホウショ 寶諸 広島県福山市。宝諸の異形。広島県福山市佐波町に分布あり。
ホウショ 寳諸 広島県府中市。宝諸の異形。広島県府中市上下町国留に分布あり。
ボウショ 坊所 佐賀県西松浦郡有田町・広島県・埼玉県。佐賀県三養基郡上峰町坊所発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はボウジョ。同地の坊所城の城主は坊所氏だったと伝える。推定では戦国時代。佐賀県に安土桃山時代、佐賀県武雄市、長崎県平戸市岩の上町が藩庁の平戸藩士に江戸時代にあった。
ホウショウ 宝生 東京都、愛媛県。個人名。能楽の宝生流は室町時代の能楽師の保生丸からと伝える。名前はホショウ。石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩士、富山県富山市本丸が藩庁の富山藩士に江戸時代にあった。
ホウショウ 保正 富山県、滋賀県。ホショウも含む分布。宝生姓あり。富山県中新川郡立山町利田に分布あり。
ホウショウ 法正 島根県。創賜。仏法から。島根県出雲市武志町、徳島県美馬市脇町大字脇町に分布あり。徳島県美馬郡つるぎ町一宇の小字に法正あり。広島県世羅郡世羅町安田にある浄土真宗の円超寺の僧侶による明治新姓。
ホウショウ 蓬生 静岡県、大阪府、福井県。ヨモギも含む分布。大阪府でヨモギが存在。地形。蓬の生えた土地から。静岡県富士市比奈、福井県勝山市本町に分布あり。
ホウショウ 宝正 大阪府、石川県、広島県。ホウセイ、ホウマサは稀少。宝生姓あり。石川県羽咋市柴垣町では草分けで農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウショウ 宝勝 富山県小矢部市、石川県。富山県小矢部市下中の小字の宝勝島から発祥。
ホウショウ 宝性 富山県南砺市・宮城県。富山県南砺市高宮(別名:宝性寺野)発祥。同地に真言宗の宝性寺があったと伝える。時代不詳。同地にある浄土真宗の善念寺の僧侶による明治新姓。
ホウショウ 奉生 広島県安芸郡府中町。推定では奉じて生きる行為から。広島県安芸郡府中町山田に分布あり。
ホウショウ 芳匠 京都府向日市。番匠の語あり。京都府向日市鶏冠井町番田に分布あり。
ホウショウ 寳生 群馬県。個人名。宝生の異形。
ホウジョウ 北条 栃木県、東京都、兵庫県。キタジョウ、ホクジョウは稀少。①静岡県伊豆の国市四日町付近(旧:北条)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。神奈川県鎌倉市雪ノ下・小町が政庁の鎌倉幕府の執権に鎌倉時代、千葉県佐倉市岩富町が藩庁の岩富藩主、大阪府大阪狭山市狭山が藩庁の狭山藩主に安土桃山時代・江戸時代、千葉県野田市関宿三軒家が藩庁の関宿藩主、静岡県袋井市鷲巣が藩庁の久野藩主、静岡県藤枝市田中が藩庁の田中藩主、静岡県掛川市掛川が藩庁の掛川藩主、栃木県栃木市大平町富田が藩庁の下野富田藩主に江戸時代にあった。②茨城県つくば市北条発祥。江戸時代に記録のある地名。③新潟県柏崎市北条発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名、姓はキタジョウ。※群馬県太田市台之郷町では江戸時代に発音をキタジョウに変更したと伝える。
ホウジョウ 北條 栃木県、静岡県、岩手県。キタジョウ、ホクジョウは稀少。北条の異形。愛媛県南宇和郡愛南町家串では北條氏にあやかった明治新姓と伝える。
ホウジョウ 北城 キタジョウ 北城参照。
ホウジョウ 放生 富山県富山市。富山県射水市放生津町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はホウショウヅ。
ホウジョウ 方城 兵庫県洲本市、大阪府、京都府。兵庫県洲本市上内膳の小字の方城から発祥。※コリア系。事物。方に「城」を追加。福岡県飯塚市(旧:嘉穂郡穂波村)で1954年4月16日に帰化の記録あり。本姓は方。ホウ 方参照。
ホウジョウ 宝城 山口県、徳島県・福井県。ホウキも含む分布。徳島県徳島市でホウキ、京都府でタカラギが存在。①山口県下松市河内にある浄土真宗の西念寺の僧侶による明治新姓。②事物。香川県三豊市三野町大見にある真言宗の多聞寺の僧侶による明治新姓。同寺の院号の宝城院から。③コリア系。推定での比率は約10%。大韓民国全羅南道宝城郡発祥。地名のコリア音はポソン。北海道千歳市で1961年4月6日、1968年1月31日に帰化の記録あり。本姓は呉。ゴ 呉参照。
ホウジョウ 豊城 トヨキ 豊城参照。
ホウジョウ 保正 ホウショウ 保正参照。
ホウジョウ 宝生 ホウショウ 宝生参照。
ホウジョウ 法上 兵庫県揖保郡太子町、兵庫県姫路市。北条姓あり。兵庫県揖保郡太子町原が本拠。
ホウジョウ 保条 ホジョウ 保条参照。
ホウジョウ 宝上 大阪府、徳島県、和歌山県岩出市。北条姓あり。和歌山県岩出市今中に分布あり。同地の小字に宝見塔あり。
ホウジョウ 方丈 熊本県人吉市。方丈は「住職の居室」、「住職」を意味する。熊本県人吉市の僧侶による明治新姓。寺の位置不詳。
ホウジョウ 放上 東京都、千葉県・山形県酒田市。北条姓あり。千葉県木更津市高砂、山形県酒田市高見台に分布あり。
ホウジョウ 宝定 愛知県・石川県・奈良県。北条姓あり。石川県鹿島郡中能登町末坂に分布あり。
ホウジョウ 法城 奈良県・大阪府・兵庫県。事物。奈良県高市郡高取町森にある浄土真宗の永明寺の僧侶による明治新姓。同寺の本尊がある場所を「法城」と呼称したと伝える。「仏法を護る城」の意。
ホウジョウ 鳳城 千葉県、茨城県。大名行列が通る際に屋根に鳥が来た商家が「鳳凰と城」と表現して江戸時代に藩主から賜ったと伝える。位置、藩主の名前は不詳。千葉県南房総市高崎に分布あり。北条姓あり。
ホウジョウ 宝条 群馬県・栃木県・東京都。北条の異形。東京都福生市牛浜では平安時代・鎌倉時代の武将である北条時政の家臣だったと伝える。
ホウジョウ 奉城 岐阜県。コリア系。大韓民国慶尚北道奉化郡発祥。奉化のコリア音はポンファ。奉化の「奉」を使用。岐阜県多治見市で1980年に通名にあった。本姓は琴。香川県高松市で1983年7月23日に帰化の記録あり。本姓は琴。コト 琴参照。
ホウジョウ 法定 石川県。創賜。仏法から。石川県輪島市町野町金蔵にある浄土真宗の円徳寺の僧侶による明治新姓。
ホウジョウ 鳳条 広島県三次市・広島県広島市安佐北区。北条姓あり。広島県三次市布野町下布野に分布あり。
ホウジョウ 寳城 香川県観音寺市。北条姓あり。香川県観音寺市出作町に分布あり。
ホウジョウ 寳上 徳島県徳島市。北条姓あり。徳島県徳島市伊月町に分布あり。
ホウジョウ 邦城 東京都・神奈川県相模原市。台湾系。彭城の異形。東京都では1978年以前に帰化して中華人民共和国江蘇省徐州市(旧:彭城)にちなんで称したと伝える。彭城の日本音はホウジョウ、シナ音はパンチェン。帰化年月日不詳。本姓は劉。リュウ 劉参照。サカキ 彭城参照。
ホウジョウ 包城 東京都品川区。シナ系。事物。鮑が含む「包」を使用して「城」を追加。東京都品川区で1991年2月2日に帰化して改姓。本姓は鮑。ホウ 鮑参照。
ホウジョウ 豊壌 京都府京都市下京区。コリア系。大韓民国京畿道南楊州市(旧:豊壌)発祥。地名のコリア音はプンヤン。京都府京都市下京区で1962年7月24日に帰化の記録あり。『官報』の表記は「豊壤」。本姓は李。リ 李参照。
ボウジョウ 坊上 長崎県佐世保市、大阪府、香川県。①長崎県佐世保市萩坂町の小字の坊上から発祥。同地付近では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②地形。坊の上から。香川県仲多度郡多度津町南鴨、石川県輪島市町野町佐野に分布あり。
ボウジョウ 坊城 東京都、宮城県、石川県。京都府京都市の坊城通から発祥。平安時代に記録のある地名。宮城県遠田郡涌谷町箟岳にある天台宗の松本坊、奈良県北葛城郡王寺町畠田にある浄土宗の永福寺の僧侶に東京時代にあった。
ホウジョウエ 放生会 鹿児島県南さつま市。創賜。鹿児島県南さつま市加世田益山に江戸時代にあった門割制度の放生会門から。門名の現地音はホゼで同地の八幡神社で9月25日に鳥、魚を放つ放生会からと伝える。門による明治新姓。
ホウジョウエ 放生會 鹿児島県。創賜。放生会の異形。鹿児島県南さつま市加世田益山に分布あり。鹿児島県枕崎市では神主だったのではないかと伝える。時代不詳。
ホウジョウジ 法城寺 東京都八王子市。推定では法城寺の寺号から。※コリア系。東京都世田谷区で1974年8月31日に帰化の記録あり。本姓は張、李。チョウ 張参照。リ 李参照。
ホウシロ 保城 兵庫県、岐阜県。ホシロ、ホキも含む分布。岐阜県飛騨市でホキが存在。ホジョウは稀少。①兵庫県姫路市保城発祥。村名としては1877年頃の成立で保城山の山名による地名。同地に分布あり。②地形。ホキは「崖」を意味する。岐阜県飛騨市神岡町山田に分布あり。
ホウジロ 喰代 東京都、神奈川県。三重県伊賀市喰代発祥。奈良時代に「噉代」の表記で記録のある地名。地名は「飡代」、「芳代」とも表記した。愛知県豊川市赤坂町、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。
ホウシン 法心 大阪府、京都府宇治市。僧侶が「法」を使用する例あり。京都府宇治市伊勢田町毛語に分布あり。
ホウシン 奉新 広島県三次市・広島県広島市安佐北区。推定では新たに奉じる行為から。広島県三次市高杉町に分布あり。
ホウジン 宝神 広島県広島市。善隣。推定では宝と神を祀る土地から。広島県広島市西区福島町が起源地。
ホウジン 寳神 広島県広島市安佐南区。善隣。宝神の異形。広島県広島市安佐南区大塚西に分布あり。
ホウス 宝珠 ホウジュ 宝珠参照。
ホウス 寳珠 ホウジュ 寳珠参照。
ホウズ 宝渦 愛媛県。ホウウズも含む分布。推定では宝と渦から。愛媛県大洲市喜多山に分布あり。
ホウスイ 法水 福井県、東京都、愛知県。ノリミズも含む分布。愛知県でノリミズが存在。創賜。仏法と水から。僧侶による明治新姓。寺の例。福井県鯖江市横越町にある浄土真宗の證誠寺、茨城県行方市手賀にある浄土真宗の豊安寺。茨城県行方市手賀は霞ケ浦に面した土地。
ホウスイ 宝水 鹿児島県伊佐市、神奈川県・新潟県佐渡市。推定では宝と水から。鹿児島県伊佐市大口小木原、新潟県佐渡市加茂歌代に分布あり。
ホウスイ 豊水 トヨミズ 豊水参照。
ホウズミ 八月朔日 ホズミ 八月朔日参照。
ホウズミ 宝角 兵庫県姫路市。兵庫県姫路市安田が本拠。同地では赤松氏の家臣が室町時代に帰農して京都府京都市中京区堂之前町にある単立(天台宗系)の頂法寺の通称である六角堂から賜ったと伝える。六角堂はロッカクドウ。六角堂に「角」あり。同地の小字に安宝あり。地名はアンポ。
ホウズミ 宝住 富山県、北海道、福岡県。推定では宝と居住地から。富山県氷見市坪池が本拠。
ホウズミ 寳住 富山県氷見市。宝住の異形。
ホウズミ 芳炭 石川県。推定では好字の「芳」と炭から。石川県能美市末信町に分布あり。
ホウセイ 宝勢 熊本県下益城郡美里町・大阪府・神奈川県。推定では宝と勢いから。熊本県下益城郡美里町洞岳に分布あり。
ホウセイ 法正 ホウショウ 法正参照。
ホウセキ 宝積 ホウシャク 宝積参照。
ホウセキ 宝関 兵庫県、大阪府。推定では宝と関から。兵庫県姫路市香寺町中仁野に分布あり。
ホウセキ 寳積 ホウシャク 寳積参照。
ホウセン 宝泉 富山県、北海道、福井県。①宝泉寺の寺号あり。富山県下新川郡入善町吉原が本拠。佐賀県武雄市東川登町永野では武士だったと伝える。推定では江戸時代。②地形。鹿児島県伊佐市大口平出水に江戸時代にあった門割制度の宝泉門から。門名は宝と泉から。門による明治新姓。
ホウセン 宝船 群馬県、鹿児島県肝属郡南大隅町。事物。宝を積んだ船から。群馬県前橋市朝倉町が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠に江戸時代にあった門割制度の宝船門から。門による明治新姓。
ホウセン 法泉 福岡県、熊本県・佐賀県。ノリイズミも含む分布。創賜。仏法から。僧侶による明治新姓。寺の例。熊本県宇城市小川町北部田にある浄土真宗の真覚寺、佐賀県杵島郡白石町大字遠江にある天台宗の大泉院。真覚寺ではノリイズミ。大泉院に「泉」あり。
ホウセン 法専 鹿児島県、広島県・長野県。推定では法専寺の寺号による明治新姓。鹿児島県姶良市池島町、広島県東広島市安芸津町三津に分布あり。
ホウセン 宝川 タカラガワ 宝川参照。
ホウセン 宝仙 大分県宇佐市。大分県宇佐市院内町下余の小字の宝仙から発祥。
ホウセン 寶船 鹿児島県肝属郡南大隅町・熊本県。事物。宝船の異形。鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠に分布あり。
ホウセン 宝専 広島県広島市中区。広島県広島市中区猫屋町に分布あり。広島県広島市安佐南区山本町の小字に宝専あり。
ホウセン 寶泉 愛知県大府市。事物。宝泉の異形。愛知県大府市共栄町に分布あり。
ホウセン 寳泉 埼玉県川口市。事物。宝泉の異形。埼玉県飯能市矢颪に分布あり。
ホウセン 寶舩 東京都豊島区。事物。宝船の異形。東京都豊島区西巣鴨に分布あり。
ホウセン 法銭 福岡県。法泉の異形。福岡県では僧侶の後裔で法泉姓から改姓したと伝える。伝承からの推定では1890年頃。
ホウゼン 宝前 埼玉県入間市。埼玉県入間市東町に分布あり。群馬県前橋市大手町が藩庁の前橋藩士に江戸時代にあった。
ホウゼン 保前 富山県高岡市、北海道帯広市。ホマエは稀少。北海道帯広市でホマエが存在。富山県高岡市福岡町矢部の小字の宝前から発祥。地名はホウゼン。同地では富山県南砺市福光の福光城で鎌倉時代・室町時代に城主だった石黒氏の後裔と伝える。イシグロ 石黒参照。
ホウセンジ 法泉寺 兵庫県。兵庫県加古川市上荘町都台に分布あり。兵庫県神戸市長田区若松町に浄土真宗の宝泉寺あり。
ホウセンボウ 宝泉坊 埼玉県朝霞市。推定では宝泉坊の坊名から。埼玉県朝霞市三原に分布あり。
ホウソ 法蘇 広島県、岐阜県。事物。広島県庄原市口和町向泉にある浄土真宗の浄蓮寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の法蘇山から。同地の小字に法蘓原あり。地名はホウソバラ。
ホウソ 法蘓 静岡県静岡市葵区、岐阜県・北海道。事物。法蘇の異形。静岡県静岡市葵区内牧に分布あり。
ホウソウ 保宗 兵庫県淡路市。男性の名前に保宗あり。兵庫県淡路市久留麻に分布あり。
ホウソウ 方荘 宮城県仙台市。台湾系。合略。方と荘の合成。宮城県仙台市で1973年8月29日に帰化の記録あり。ホウ 方参照。ショウ 荘参照。
ホウソウ 龐曽 神奈川県横浜市中区。台湾系。合略。龐と曽の合成。神奈川県横浜市中区で1973年1月17日に帰化の記録あり。ホウ 龐参照。ソウ 曽参照。
ホウゾウ 宝蔵 鹿児島県、岡山県。事物。宝の蔵から。鹿児島県曽於市末吉町深川に江戸時代にあった門割制度の宝蔵屋敷から。屋敷による明治新姓。岡山県新見市哲多町大野に分布あり。
ホウゾウ 宝藏 宮崎県・高知県・奈良県。事物。宝蔵の異形。宮崎県小林市水流迫に分布あり。
ホウゾウ 法蔵 広島県三原市・奈良県。推定では法蔵寺の寺号による明治新姓。広島県三原市西町に分布あり。
ホウゾウ 寶藏 鹿児島県鹿児島市・愛知県。事物。宝蔵の異形。鹿児島県鹿児島市稲荷町に分布あり。
ホウゾウイン 宝蔵院 茨城県稲敷市。推定では宝蔵院の院号から。茨城県稲敷市伊佐部に分布あり。
ホウゾウジ 宝蔵寺 佐賀県多久市。佐賀県多久市東多久町大字別府宝蔵寺発祥。江戸時代に記録のある地名。佐賀県多久市南多久町大字長尾の小字の泉町では多久氏とともに神奈川県鎌倉市から来住したと伝える。推定では鎌倉時代。
ホウゾウジ 宝藏寺 佐賀県。宝蔵寺の異形。佐賀県伊万里市大川内町乙大川内山に分布あり。
ホウゾウジ 宝蔵地 奈良県。宝蔵寺姓あり。奈良県宇陀市榛原萩原に分布あり。
ホウゾウジ 寶蔵寺 佐賀県。宝蔵寺の異形。佐賀県多久市南多久町下多久に分布あり。
ホウゾノ 宝園 鹿児島県、奈良県・愛知県。地形。宝と園から。鹿児島県志布志市松山町泰野に分布あり。※鹿児島県いちき串木野市羽島に江戸時代に門割制度の宝園屋敷があった。
ホウゾノ 寶園 東京都北区。地形。宝園の異形。東京都北区東十条に分布あり。
ボウゾノ 坊薗 宮崎県小林市。地形。宮崎県小林市北西方に江戸時代にあった門割制度の坊園門から。門名は坊と園から。門による明治新姓。
ボウゾノ 房園 埼玉県、大阪府・鹿児島県鹿児島市。地形。鹿児島県南さつま市加世田地頭所町に江戸時代にあった門割制度の房園門から。門名は園から。房が「坊」を意味する例あり。門による明治新姓。
ホウタ 宝田 タカラダ 宝田参照。
ホウタ 方田 ホウダ 方田参照。
ホウタ 寶田 タカラダ 寶田参照。
ホウタ 寳田 タカラダ 寳田参照。
ホウダ 保田 ヤスダ 保田参照。
ホウダ 宝田 タカラダ 宝田参照。
ホウダ 祝田 イワイダ 祝田参照。
ホウダ 方田 三重県鈴鹿市。推定では田の方から。三重県鈴鹿市西庄内町が本拠。※長野県上田市二の丸が藩庁の信濃上田藩士に江戸時代にあった。
ホウダ 法田 兵庫県、神奈川県、大阪府。ノリタも含む分布。神奈川県でノリタが存在。地形。田から。仏法の語あり。兵庫県加古川市志方町志方町、神奈川県横浜市神奈川区菅田町に分布あり。岡山県岡山市北区庭瀬が藩庁の庭瀬藩士に江戸時代にあった。
ホウダ 喰田 ショクダ 喰田参照。
ホウダ 寶田 タカラダ 寶田参照。
ホウダ 寳田 タカラダ 寳田参照。
ボウタ 保田 ヤスダ 保田参照。
ボウタ 坊田 広島県、福井県、岐阜県。①地形。坊と田から。広島県安芸郡熊野町川角、福井県南条郡南越前町宇津尾に分布あり。千葉県南房総市白浜町滝口では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②岐阜県飛騨市神岡町下之本の小字の坊田から発祥。
ボウタ 棒田 ボウダ 棒田参照。
ボウダ 坊田 ボウタ 坊田参照。
ボウダ 棒田 石川県金沢市、北海道、広島県。推定では棒と田から。石川県金沢市御所町が本拠。広島県三原市久井町和草に分布あり。
ボウダ 房田 フサダ 房田参照。
ボウダ 帽田 兵庫県姫路市。推定では帽子のような土地と田から。兵庫県姫路市網干区浜田に分布あり。
ボウダ 防田 広島県。推定では防いだ田から。広島県神石郡神石高原町草木に分布あり。
ボウダ 保田 ヤスダ 保田参照。
ホウタイ 布袋 ホテイ 布袋参照。
ホウダイ 宝代 鹿児島県南九州市。鹿児島県南九州市頴娃町上別府の小字の宝代山野から発祥。同地に江戸時代に門割制度の宝代門があった。門による明治新姓。
ホウダイ 蓬台 和歌山県紀の川市。地形。蓬と台地から。和歌山県紀の川市杉原が本拠。同地では船谷姓から改姓したと伝える。伝承からの推定では江戸時代末期。フナタニ 船谷参照。
ホウダイ 保代 兵庫県神戸市北区・大阪府。兵庫県神戸市北区長尾町上津の小字の下保代から発祥。
ホウダイ 蓬臺 和歌山県。地形。蓬台の異形。和歌山県紀の川市杉原に分布あり。
ホウダイ 寶代 鹿児島県。宝代の異形。鹿児島県鹿児島市喜入前之浜町に分布あり。
ホウダイ 寳代 鹿児島県。宝代の異形。鹿児島県南九州市頴娃町上別府に分布あり。
ホウダイジ 宝代地 兵庫県豊岡市。推定では宝代寺の寺号から。兵庫県豊岡市六地蔵に分布あり。
ホウダイジ 法代地 広島県三原市、広島県福山市。推定では法代寺の寺号による明治新姓。広島県三原市本町に分布あり。
ホウダイジ 宝大寺 広島県尾道市。推定では宝大寺の寺号による明治新姓。広島県尾道市栗原東に分布あり。
ホウダイジ 寶代地 兵庫県養父市。宝代地の異形。兵庫県養父市八鹿町伊佐に分布あり。
ホウダイラ 宝平 和歌山県新宮市。事物。宝から。和歌山県新宮市熊野川町篠尾では平氏の後裔で江戸時代初期に称して農業、林業に従事していたと伝える。タイラ 平参照。
ホウダイラ 寳平 和歌山県新宮市。事物。宝平の異形。和歌山県新宮市熊野川町篠尾に分布あり。
ホウタツ 宝達 ホウダツ 宝達参照。
ホウタツ 寶達 ホウダツ 寶達参照。
ホウダツ 宝達 石川県、北海道。石川県羽咋郡宝達志水町宝達発祥。江戸時代に記録のある地名。
ホウダツ 寶達 富山県。宝達の異形。富山県氷見市本町に分布あり。
ホウタニ 宝谷 兵庫県、大阪府、東京都。①屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県淡路市浦が本拠。石川県加賀市七日市町では室町時代に京都府京都市から来住したと伝える。②広島県広島市安佐南区山本の小字の宝谷から発祥。
ホウタニ 法谷 広島県福山市、広島県神石郡神石高原町。創賜。仏法から。広島県神石郡神石高原町井関に分布あり。京都府南丹市日吉町木住中島にある臨済宗の逢春寺の僧侶による明治新姓。同地は谷の土地。
ホウタニ 方谷 福岡県。事物。福岡県糸島市志摩野北にある臨済宗の安養寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号である方等山の「方」と小字の「谷」からと伝える。
ホウタニ 寶谷 大阪府。宝谷の異形。大阪府寝屋川市仁和寺本町に分布あり。
ホウダニ 法谷 ホウタニ 法谷参照。
ホウダニ 寶谷 ホウタニ 寶谷参照。
ボウタニ 棒谷 兵庫県。ボウヤは稀少。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。兵庫県佐用郡佐用町桑野に分布あり。
ボウタニ 坊谷 石川県鳳珠郡能登町、三重県、神奈川県。地形。坊と谷から。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。石川県鳳珠郡能登町布浦では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。三重県伊賀市瀧に分布あり。
ボウダマ 防玉 兵庫県。推定では防いだ宝玉から。兵庫県揖保郡太子町糸井に分布あり。
ホウチ 芳地 香川県三豊市。地形。宝地の異形。香川県三豊市三野町吉津甲が本拠。同地では農業に従事して「宝地」と表記していたとの伝承あり。推定では江戸時代。
ホウチ 宝地 鹿児島県、広島県、北海道。ホウジは稀少。広島県尾道市でホウジが存在。①地形。宝と土地から。鹿児島県志布志市松山町新橋に江戸時代にあった門割制度の宝地門から。門による明治新姓。②広島県尾道市因島土生町郷区の小字の宝地から発祥。
ホウチ 宝池 秋田県由利本荘市、石川県鹿島郡中能登町・北海道。①秋田県由利本荘市西目町出戸浜山に分布あり。②事物。石川県鹿島郡中能登町・七尾市・富山県氷見市の石動山に江戸時代にあった宝池院から。③事物。愛知県名古屋市東区東桜にある浄土真宗の光蓮寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の宝池山から。④事物。新潟県上越市向橋にある浄土真宗の報恩寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の宝池山から。
ホウチ 保地 ホチ 保地参照。
ホウチ 放地 富山県高岡市、富山県射水市。富山県射水市放生津町は鎌倉時代に記録のある地名。
ホウチ 宝智 香川県仲多度郡まんのう町。推定では宝と智から。香川県仲多度郡まんのう町四条に分布あり。
ホウチ 法地 広島県、山口県宇部市・埼玉県本庄市。ホウジも含む分布。広島県山県郡北広島町南方に分布あり。山口県宇部市東須恵に分布あり。同地の小字に法師郷が存在。広島県広島市安佐北区落合南ではホウジ。
ホウチ 寳地 鹿児島県・東京都。宝地の異形。鹿児島県鹿児島市星ケ峯に分布あり。
ホウチ 寶池 愛知県津島市・京都府京都市西京区。事物。宝池の異形。愛知県津島市白浜町林造にある浄土真宗の蓮光寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の宝池山から。
ホウチ 寶地 京都府長岡京市。宝地の異形。
ボウチ 坊地 宮崎県都城市、鹿児島県霧島市。地形。坊のある土地から。宮崎県都城市高崎町東霧島に分布あり。
ボウチ 防地 広島県三原市。地形。坊地の異形。広島県三原市本郷町南方に分布あり。
ボウチ 房地 宮崎県都城市。地形。坊地の異形。宮崎県都城市丸谷町に分布あり。
ホウチガイ 方違 鹿児島県。創賜。鹿児島県南さつま市金峰町尾下に江戸時代にあった門割制度の方違門から。門名は推定では方向を間違える行為から。門名の現地音はホチゲ。門による明治新姓。
ホウチト 宝地戸 ホウチド 宝地戸参照。
ホウチド 宝地戸 東京都、茨城県、埼玉県。芳志戸の異形。茨城県坂東市生子に分布あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウチド 寳地戸 栃木県小山市。芳志戸の異形。栃木県小山市高椅に分布あり。ホウシト 芳志戸参照。
ホウチュウ 宝中 広島県・岡山県倉敷市・大阪府大阪市。推定では宝と中央部から。広島県安芸高田市吉田町国司に分布あり。
ホウチョウ 庖丁 大阪府八尾市、愛知県。事物。刃物の包丁から。包丁はホウチョウ。大阪府八尾市久宝寺では精米、精麦に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウチョウ 庖刀 大阪府八尾市。事物。庖丁の異形。大阪府八尾市久宝寺では同地で室町時代に料理をしていた住民が称して明治新姓時に役人が誤記したと伝える。
ホウチョウ 包張 大阪府大阪市淀川区。台湾系。合略。包と張の合成。大阪府大阪市淀川区で2008年3月4日に帰化の記録あり。ツツミ 包参照。チョウ 張参照。
ホウチン 宝珍 福井県大野市。個人名。福井県坂井市坂井町木部新保にいた鬼を退治するため806年(大同元年)に滋賀県大津市坂本本町にある天台宗の延暦寺が派遣した僧侶の宝珍からと伝える。
ホウチン 寶珍 福井県大野市・大阪府。個人名。宝珍の異形。福井県大野市春日に分布あり。
ホウチン 保珍 福井県坂井市。宝珍姓あり。福井県坂井市坂井町清永に分布あり。
ホウツカ 宝都賀 大分県速見郡日出町・愛媛県西予市。推定では宝と都を祝う行為から。大分県速見郡日出町川崎に分布あり。
ホウヅカ 宝塚 熊本県天草市、大分県。熊本県天草市栖本町河内に分布あり。同地の小字に宝原、宝生田あり。
ホウヅカ 寶塚 熊本県天草市。宝塚の異形。熊本県天草市本渡町広瀬に分布あり。
ホウツキ 面 オモテ 面参照。
ホウツキ 宝槻 福島県。大槻姓あり。福島県福島市立子山に江戸時代にあった。オオツキ 大槻参照。
ホウツキ 寶槻 神奈川県・京都府。宝槻の異形。神奈川県相模原市緑区下九沢に分布あり。
ホウツキ 寳槻 東京都。宝槻の異形。
ボウヅクリ 坊作 ボウサク 坊作参照。
ホウヅチ 宝槌 和歌山県田辺市。和歌山県田辺市秋津川の小字の宝槌から発祥。
ホウヅチ 寳槌 和歌山県。宝槌の異形。
ホウヅマ 宝妻 東京都小金井市。推定では宝と妻から。東京都小金井市緑町に分布あり。
ホウヅミ 宝積 ホウシャク 宝積参照。
ホウヅミ 寶積 ホウシャク 寶積参照。
ホウヅミ 寳積 ホウシャク 寳積参照。
ボウテ 棒手 北海道、石川県金沢市、三重県三重郡菰野町。職業。棒の持ち手から。三重県三重郡菰野町では江戸時代に石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩の大名行列で先頭に立ち棒を持って称したと伝える。
ホウデ 放出 東京都、富山県中新川郡上市町。富山県中新川郡上市町放士ケ瀬発祥。江戸時代に記録のある地名。富山県中新川郡上市町上経田では放士ケ瀬の出にちなんで明治新姓時に保出姓から改姓したと伝える。ボウデ 保出参照。
ホウデ 宝出 石川県加賀市・愛知県。「宝」を含む姓あり。石川県加賀市二ツ屋町に分布あり。
ボウデ 保出 福井県坂井市・広島県、石川県輪島市。ボデも含む分布。ヤスデは稀少。福井県坂井市三国町新保は江戸時代に「泥原新保浦」と呼称した地名。新保はシンボ。同地に分布あり。広島県東広島市安芸津町木谷ではボデ。
ボウデ 坊出 和歌山県海南市。「坊」を含む姓あり。和歌山県海南市藤白に分布あり。
ボウデ 房出 三重県伊賀市。「房」を含む姓あり。三重県伊賀市山出は江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
ホウデン 法伝 大阪府。法伝寺の寺号あり。大阪府泉南市新家に分布あり。
ホウデン 法傳 大阪府泉南市。法伝の異形。大阪府泉南市新家に分布あり。
ボウデン 坊伝 兵庫県姫路市、福井県越前市。「坊」を含む姓あり。福井県越前市国高に分布あり。
ボウデン 坊傳 兵庫県姫路市。坊伝の異形。兵庫県姫路市大塩町に分布あり。
ホウデンジ 法伝寺 神奈川県、静岡県。推定では法伝寺の寺号から。神奈川県足柄下郡湯河原町土肥に分布あり。

日本姓氏語源辞典 ホウト~ホガフチ

ホウト 法戸 ホウド 法戸参照。
ホウド 法土 富山県射水市。富山県射水市二の丸町(旧:法土寺)は江戸時代に記録のある地名。地名はホウドウジで「報土寺」とも表記した。富山県射水市堀岡明神新が本拠。
ホウド 法戸 滋賀県米原市、北海道。推定では仏法と戸から。滋賀県米原市多和田に分布あり。
ホウド 宝土 富山県、京都府。法土の異形。富山県射水市堀岡明神新に分布あり。
ホウトウ 方藤 福岡県北九州市、宮崎県宮崎市。「方」を含む姓、藤原姓あり。福岡県北九州市若松区有毛、宮崎県宮崎市芳士に分布あり。フジワラ 藤原参照。
ホウトウ 葆東 茨城県常陸大宮市。地形。草が茂る東の土地から。茨城県常陸大宮市泉に分布あり。
ホウドウ 法堂 広島県。事物。広島県三原市久井町吉田では同地に江戸時代にあった法堂寺の僧侶が称したと伝える。推定では明治新姓。
ホウドウ 方堂 福井県勝山市。推定では方堂の堂名から。福井県勝山市本町に分布あり。
ホウドウ 法道 大阪府、兵庫県。法道寺の寺号あり。大阪府堺市美原区大饗に分布あり。
ホウドウ 宝道 愛媛県。推定では宝道寺の寺号から。愛媛県喜多郡内子町五十崎に分布あり。
ホウドウ 方童 東京都台東区。台湾系。合略。方と童の合成。東京都台東区で1974年3月8日に帰化の記録あり。ホウ 方参照。ドウ 童参照。
ホウトウゲ 朴峠 北海道、埼玉県・石川県金沢市。富山県南砺市梨谷の朴峠から発祥。埼玉県での伝承。
ホウドウジ 法道寺 広島県広島市。推定では法道寺の寺号による明治新姓。広島県広島市東区馬木に分布あり。
ホウトク 宝徳 宮崎県宮崎市、鹿児島県。1449年から1452年(宝徳年間)の元号あり。宮崎県宮崎市高岡町飯田が本拠。
ホウトク 寶徳 宮崎県宮崎市・鹿児島県。宝徳の異形。宮崎県宮崎市高岡町飯田に分布あり。
ホウドジ 法土寺 埼玉県草加市・北海道札幌市手稲区。富山県射水市二の丸町(旧:法土寺)は江戸時代に記録のある地名。地名はホウドウジで「報土寺」とも表記した。
ホウナイ 宝内 兵庫県佐用郡佐用町。推定では宝と内から。兵庫県佐用郡佐用町仁位に分布あり。
ボウナカ 坊中 広島県福山市。地形。坊と中央部の土地から。広島県福山市神村町が本拠。
ボウナン 坊南 奈良県奈良市・大阪府。地形。坊の南から。奈良県奈良市法蓮町に分布あり。
ホウニシ 芳西 山口県山口市。「芳」を含む姓あり。山口県山口市黒川が本拠。
ボウニシ 坊西 岡山県玉野市。地形。坊の西から。岡山県玉野市番田に分布あり。
ホウニン 法忍 和歌山県田辺市、三重県尾鷲市。和歌山県田辺市上芳養に分布あり。
ホウニン 鮑任 神奈川県横浜市中区。台湾系。合略。鮑と任の合成。神奈川県横浜市中区で1973年9月17日に帰化の記録あり。ホウ 鮑参照。ニン 任参照。
ホウネン 豊年 北海道。アイヌ系。推定では豊かな年から。北海道登別市が起源地。北海道登別市常盤町に分布あり。
ホウノ 宝野 兵庫県、埼玉県、三重県。①地形。宝と野から。三重県松阪市保津町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である宝に「野」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡徳之島町母間に分布あり。同地に宝姓あり。タカラ 宝参照。
ホウノ 法野 富山県、広島県、北海道。推定では仏法と野から。富山県南砺市福光が本拠。広島県世羅郡世羅町津口に分布あり。同地に浄土真宗の法泉坊あり。
ホウノ 芳野 ヨシノ 芳野参照。
ホウノ 蓬野 大阪府、兵庫県・宮崎県。フツガノも含む分布。宮崎県串間市でフツガノ、京都府でフツノが存在。蓬ケ野の異形。宮崎県串間市西方に分布あり。フツガノ 蓬ケ野参照。
ホウノ 寶野 大阪府吹田市。宝野の異形。大阪府吹田市上山田に分布あり。
ホウノ 寳野 東京都練馬区。宝野の異形。埼玉県坂戸市中小坂に分布あり。
ボウノ 坊野 鹿児島県、大阪府、岡山県。①鹿児島県日置市吹上町永吉坊野上・坊野下発祥。同地に江戸時代に門割制度の坊野門があった。門による明治新姓。②地形。坊と野から。滋賀県東近江市五個荘木流町に江戸時代にあった。
ボウノ 房野 フサノ 房野参照。
ボウノ 坊農 ボウノウ 坊農参照。
ボウノ 防野 和歌山県伊都郡かつらぎ町、福岡県田川郡川崎町。推定では防いだ野から。和歌山県伊都郡かつらぎ町大薮では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ボウノ 保野 ホノ 保野参照。
ホウノウ 宝納 鹿児島県奄美市、兵庫県神崎郡福崎町・千葉県習志野市。鹿児島県の奄美群島の一字姓に宝、納あり。タカラ 宝参照。オサメ 納参照。兵庫県神崎郡福崎町八千種に分布あり。
ホウノウ 寶納 兵庫県神崎郡福崎町・静岡県駿東郡小山町。宝納の異形。兵庫県神崎郡福崎町八千種に分布あり。
ボウノウ 坊農 大阪府。ボウノも含む分布。農業従事者が「農」を使用した例あり。大阪府大阪市鶴見区今津南が本拠。
ボウノウチ 坊ノ内 和歌山県新宮市。地形。坊と内の土地から。和歌山県新宮市熊野地に分布あり。
ホウノキ 朴木 富山県、鹿児島県、大阪府。ホオノキ、フノキも含む分布。鹿児島県でフノキが存在。オボクキは稀少。①富山県射水市朴木発祥。地名はホオノキ。江戸時代に「東朴木」と呼称した地名。同地に分布あり。富山県富山市呉羽町小竹に江戸時代にあった。②富山県氷見市久目の通称地名の朴ノ木から発祥。③事物。朴木から。三重県松阪市大石町に戦国時代にあった。※宮城県柴田郡柴田町船迫に南北朝時代にあった。④鹿児島県霧島市国分上之段朴木発祥。地名はフノキ。同地に江戸時代に門割制度の朴木門があった。門による明治新姓。⑤コリア系。推定での比率は約1%。事物。朴に「木」を追加。石川県金沢市で1967年1月27日に外国人登録証明書失効の記録あり。本姓は朴。青森県三戸郡南部町で1981年11月6日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホウノキ 厚木 アツギ 厚木参照。
ホウノキ 厚朴 大阪府、兵庫県、福岡県。ホノキ、コウボクも含む分布。大阪府茨木市でホノキ、福岡県豊前市でコウボクが存在。①事物。ホウノキから。兵庫県では裏山を「ほうのき山」と呼称していたと伝える。推定では江戸時代。兵庫県神戸市西区押部谷町木津に分布あり。宮崎県では福岡県豊前市の出と伝える。来住の時代は不詳。伝承での発音はコウボク。②島根県大田市温泉津町井田の小字の厚朴から発祥。
ホウノキ 宝ノ木 広島県東広島市。朴木姓あり。広島県東広島市西条町土与丸に分布あり。
ホウノキダ 朴田 ホノキダ 朴田参照。
ホウノキダテ 朴館 岩手県。朴舘の異形。岩手県二戸郡一戸町小鳥谷中屋敷に分布あり。
ホウノキダテ 朴舘 岩手県二戸郡一戸町、東京都。岩手県二戸郡一戸町小鳥谷朴舘発祥。地名はホオノキダテ。同地に分布あり。
ホウノキダニ 朴谷 富山県、北海道。ホウヤは稀少。富山県黒部市朴谷発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はホオノキダニ。富山県黒部市堀高が本拠。同地では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
ボウノシタ 坊ノ下 鹿児島県薩摩川内市。鹿児島県薩摩川内市天辰町坊ノ下発祥。鹿児島県薩摩川内市天辰町に分布あり。
ボウノシタ 坊之下 東京都目黒区。坊ノ下の異形。東京都目黒区上目黒に分布あり。
ボウノソノ 坊之園 鹿児島県鹿屋市・大阪府・埼玉県。地形。鹿児島県鹿屋市串良町有里に江戸時代にあった門割制度の坊之園門から。門名は坊と園から。門による明治新姓。
ホウノタニ 法野谷 広島県、静岡県・東京都。推定では仏法と野と谷から。広島県三次市布野町戸河内に分布あり。
ボウノモト 坊之本 兵庫県・大阪府・静岡県。地形。坊のそばから。兵庫県川西市黒川中島に分布あり。
ホウバク 鮑麦 神奈川県横浜市中区。台湾系。合略。鮑と麥の合成。神奈川県横浜市中区で1978年12月21日に帰化の記録あり。『官報』の表記は「鮑麥」。ホウ 鮑参照。バク 麥参照。
ホウハシ 法橋 大阪府、鳥取県、東京都。ホッキョウ、ホウキョウも含む分布。ノリハシは稀少。職業。僧位の称号で法眼の次を意味する法橋から。称号はホッキョウ。864年(貞観6年)に法橋上人位を設置して1873年まで存続した。鳥取県日野郡日南町阿毘縁に江戸時代にあった。同地では紀氏の後裔で細木姓、小木姓、木下姓を称していたと伝える。キノ 紀参照。ホソキ 細木参照。オギ 小木参照。キノシタ 木下参照。大阪府和泉市内田町、石川県鹿島郡中能登町東馬場に分布あり。※高知県高知市介良に安土桃山時代にあった。
ホウハシ 方橋 福井県、石川県加賀市。法橋姓あり。福井県坂井市春江町田端に分布あり。
ホウハナ 法花 ホッケ 法花参照。
ホウバナ 法花 ホッケ 法花参照。
ホウハラ 芳原 ヨシハラ 芳原参照。
ホウバラ 芳原 ヨシハラ 芳原参照。
ボウハラ 坊原 大阪府大阪市大正区。地形。坊と原から。大阪府大阪市大正区平尾に分布あり。
ボウビ 棒火 兵庫県姫路市。推定では棒と火から。兵庫県姫路市的形町的形に分布あり。
ボウヒキ 棒引 和歌山県日高郡みなべ町。和歌山県日高郡みなべ町清川の小字の棒引から発祥。
ホウフク 宝福 北海道松前郡松前町、北海道函館市。事物。宝と好字の「福」から。北海道松前郡松前町松城が藩庁の松前藩主から江戸時代に賜ったと伝える。
ホウフク 法福 鹿児島県阿久根市。創賜。鹿児島県阿久根市波留に江戸時代にあった門割制度の法福門から。門名の「福」は好字。法福寺の寺号あり。門による明治新姓。
ホウフク 寶福 北海道函館市。創賜。宝福の異形。北海道函館市北美原に分布あり。
ホウベン 方便 福井県。仏教用語の方便は「悟りに近づくための方法」を意味する。福井県勝山市北郷町伊知地に分布あり。
ホウボ 宝保 北海道、新潟県村上市。推定では宝を保つ行為から。新潟県村上市岩船北浜町に分布あり。
ホウボ 寶保 北海道・新潟県。宝保の異形。北海道函館市鍛治に分布あり。
ボウボシ 棒星 東京都葛飾区。推定では棒と星から。東京都葛飾区四つ木に分布あり。
ホウマ 放馬 東京都、千葉県船橋市。事物。馬から。千葉県船橋市小野田町では東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の天領で手綱を放して柵にぶつかり傷を負った馬を治療して江戸時代に賜ったと伝える。千葉県船橋市では同幕府の将軍の徳川綱吉から放駒姓を賜ったと伝える。放駒は現存するか不明。同地では明治新姓時に駒が大きくなるといいとの考えで放馬姓に改姓して当初はハナレウマと発音していたとの伝もあり。ホウマに発音を変更したのは伝承からの推定では1930年頃。
ボウマエ 坊前 和歌山県伊都郡かつらぎ町。地形。坊の前から。和歌山県伊都郡かつらぎ町島に分布あり。
ホウマサ 法正 ホウショウ 法正参照。
ホウマツ 宝松 石川県加賀市。推定では宝と松から。石川県加賀市七日市町に分布あり。同地に宝谷姓あり。ホウタニ 宝谷参照。
ホウマン 宝満 鹿児島県。事物。宝と好字の「満」から。江戸時代にあった門割制度の宝満門から。門の位置の例。鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野、鹿児島県鹿屋市吾平町麓、鹿児島県鹿屋市吾平町上名、鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠。鹿児島県いちき串木野市上名では宝満屋敷。門、屋敷による明治新姓。
ホウマン 穂満 ホマン 穂満参照。
ホウマン 寶満 鹿児島県鹿屋市・福岡県。事物。宝満の異形。鹿児島県鹿屋市吾平町上名に分布あり。宮崎県では福岡県の宝満山の出と伝える。推定では江戸時代の来住。福岡県筑紫野市・太宰府市に宝満山あり。伝承での発音はホウミツ。
ホウマン 寳満 熊本県荒尾市・大阪府。事物。宝満の異形。熊本県荒尾市八幡台に分布あり。
ホウマン 寳滿 鹿児島県薩摩川内市。事物。宝満の異形。鹿児島県薩摩川内市鹿島町藺牟田に分布あり。
ホウミ 宝見 広島県広島市・東京都。推定では宝が見える場所から。広島県広島市中区江波東に分布あり。
ホウミゾ 宝溝 和歌山県橋本市。推定では宝と溝から。和歌山県橋本市東家に分布あり。
ホウミツ 寶満 ホウマン 寶満参照。
ホウミョウ 宝明 茨城県東茨城郡茨城町。推定では宝明寺の寺号から。茨城県東茨城郡茨城町木部が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウミョウ 法名 北海道、石川県小松市。ノリナも含む分布。石川県小松市でノリナが存在。創賜。石川県小松市で墓石を扱っていた住民が仏教用語の法名から称したと伝える。推定では明治新姓。石川県小松市日の出町に分布あり。
ホウミョウ 法妙 和歌山県、大阪府。和歌山県日高郡みなべ町芝に分布あり。同地に浄土宗の法伝寺あり。
ボウムカイ 坊向 兵庫県、大阪府・愛知県。ボウムキも含む分布。地形。坊の向かいから。兵庫県宝塚市大原野では寺に釣り鐘を寄進して京都府京都市東山区林下町にある浄土宗の知恩院から江戸時代に賜ったと伝える。同地では室町時代に居住して初代は1664年(寛文4年)に記録があるとも伝える。伝承での発音はボウムキ。
ボウムキ 坊向 ボウムカイ 坊向参照。
ホウムラ 宝村 タカラムラ 宝村参照。
ホウムラ 法村 ノリムラ 法村参照。
ホウムラ 法邑 北海道、富山県、石川県。富山県南砺市竹内が本拠。富山県南砺市法林寺は室町時代に記録のある地名。地名は江戸時代に「法林寺村」と呼称した。
ホウムラ 㳒村 石川県金沢市。法邑の異形。㳒は法の異体字。石川県金沢市長土塀に分布あり。
ボウムラ 坊村 熊本県宇城市。地形。坊と村から。熊本県宇城市豊野町下郷が本拠。
ホウモチ 宝持 鹿児島県、宮崎県、大阪府。ホウモツは稀少。鹿児島県曽於市大隅町中之内の小字の宝持ノ後・宝持ノ坂口から発祥。同地に江戸時代に門割制度の宝持門があった。門による明治新姓。
ホウモチ 寳持 京都府・神奈川県。宝持の異形。神奈川県横浜市保土ケ谷区峰沢町に分布あり。
ホウモツ 宝持 ホウモチ 宝持参照。
ホウモト 法本 鳥取県、福岡県、大阪府。東京都でノリモトが存在。①創賜。仏法から。鳥取県米子市淀江町富繁では草分けで森本姓から改姓したと伝える。伝承からの推定では江戸時代。モリモト 森本参照。②事物。大阪府四條畷市下田原にある真言宗の法元寺の僧侶による明治新姓。寺号はホウゲン。「法元寺が本」の意。③コリア系。推定での比率は約10%。大阪府大東市で1985年12月23日に帰化の記録あり。本姓は鄭。テイ 鄭参照。
ホウモト 法元 ホウガ 法元参照。
ホウモト 宝本 タカラモト 宝本参照。
ボウモト 棒本 香川県高松市。推定では棒から。香川県高松市女木町に分布あり。
ボウモト 坊本 広島県・福岡県。地形。坊のそばから。広島県大竹市西栄に分布あり。
ホウモリ 法森 大阪府大阪市。推定では仏法と森から。大阪府大阪市東住吉区北田辺に分布あり。
ホウモリ 法守 鹿児島県薩摩郡さつま町・鹿児島県伊佐市。推定では仏法を守る行為から。鹿児島県薩摩郡さつま町永野に分布あり。
ホウモン 宝門 三重県志摩市。三重県志摩市大王町波切の小字の宝門から発祥。
ホウヤ 保谷 東京都、長野県、千葉県。ホヤも含む分布。岐阜県でホタニが存在。ボウヤ、ヤスタニは稀少。東京都西東京市保谷町発祥。戦国時代に「保屋」の表記で記録のある地名。同地に分布あり。長野県長野市若里では安土桃山時代・江戸時代の武将である福島正則の家臣だったと伝える。
ホウヤ 宝谷 ホウタニ 宝谷参照。
ホウヤ 朴谷 ホウノキダニ 朴谷参照。
ホウヤ 寶谷 ホウタニ 寶谷参照。
ホウヤ 寳谷 兵庫県姫路市・兵庫県神戸市垂水区。宝谷の異形。兵庫県姫路市飾磨区高町に分布あり。ホウタニ 宝谷参照。
ボウヤ 保谷 ホウヤ 保谷参照。
ボウヤ 保屋 石川県白山市。保谷姓あり。石川県白山市美川和波町に分布あり。ホウヤ 保谷参照。
ボウヤ 棒谷 ボウタニ 棒谷参照。
ホウヤギ 宝柳 北海道、宮城県・福島県郡山市。推定では宝と柳から。福島県郡山市富久山町八山田宮脇に分布あり。
ホウヤシキ 宝屋敷 タカラヤシキ 宝屋敷参照。
ボウヤシキ 坊屋敷 宮崎県えびの市。宮崎県えびの市島内の小字の坊屋敷前から発祥。地名の坊屋敷はボヤシキ。
ボウヤシキ 坊屋鋪 岩手県。坊と屋鋪から。岩手県岩手郡雫石町御明神では明治新姓と伝える。
ボウヤシキ 坊屋舗 岩手県岩手郡雫石町。事物。坊屋鋪の異形。岩手県岩手郡雫石町御明神に分布あり。
ホウヤマ 鳳山 大阪府、兵庫県姫路市、広島県広島市。トリヤマも含む分布。コリア系。事物。朝鮮民主主義人民共和国・中華人民共和国吉林省付近(旧:高句麗)の将軍の姜以式を祀る大韓民国慶尚南道晋州市にある鳳山祠から。姜以式の日本音はキョウ・イシキ、コリア音はカン・イシク、鳳山の日本音はホウサン、コリア音はポンサン。東京都世田谷区で1979年3月24日に帰化の記録あり。本姓は姜。キョウ 姜参照。
ホウヤマ 苞山 大阪府、京都府、広島県。ツトヤマ、ハヤマ、モトヤマは稀少。コリア系。大韓民国大邱広域市達城郡玄風(旧:苞山)面発祥。地名の日本音はホウサン、コリア音はポサン。大阪府東大阪市で1992年8月10日に帰化の記録あり。本姓は郭。玄風郭氏は宋の時代のシナから来住したと伝える。カク 郭参照。岡山県倉敷市(旧:児島市)で1952年10月25日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。帰化の初出。
ホウヤマ 包山 愛知県新城市、神奈川県。ツツミヤマは稀少。コリア系。苞山の異形。静岡県静岡市で1968年3月14日に帰化の記録あり。本姓は郭。カク 郭参照。
ホウヤマ 法山 ノリヤマ 法山参照。
ホウヤマ 宝山 ホウザン 宝山参照。
ボウヤマ 坊山 青森県、福島県、広島県。地形。坊と山から。青森県八戸市是川田中河原、広島県福山市木之庄町に分布あり。
ホウヨウ 法用 奈良県、大阪府・東京都。奈良県奈良市法用町発祥。鎌倉時代に記録のある地名。奈良県奈良市南風呂町に分布あり。
ホウヨウ 奉養 宮崎県東諸県郡国富町・神奈川県。創賜。奉って養う行為から。宮崎県東諸県郡国富町田尻が起源地。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウヨウ 朴養 富山県氷見市。推定では朴木と養う行為から。富山県氷見市南大町に分布あり。
ホウラ 保浦 ホボ 保浦参照。
ボウラ 坊良 岩手県久慈市。推定では坊と好字の「良」から。岩手県久慈市夏井町閉伊口に分布あり。
ホウライ 蓬莱 兵庫県加西市、兵庫県小野市。①和歌山県南部・三重県南部(別名:蓬莱)から発祥。蓬莱は元来は中華人民共和国山東省の東の海にある仙人が住むとの伝説がある土地。蓬莱を「蓬来山」とも呼称していたとの伝あり。時代不詳。和歌山県に秦の時代のシナで不老不死の薬を求めて東方に船出した徐福の伝承がある。兵庫県加東市大門では室町時代に居住した佐国氏の後裔が江戸時代に改姓したと伝える。サクニ 佐国参照。鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠に江戸時代にあった門割制度の蓬莱門から。門による明治新姓。②洞の異形。洞はホラ。三重県伊勢市の伊勢神宮の神主は洞姓だったと伝える。時代不詳。ホラ 洞参照。
ホウライ 宝来 鹿児島県、兵庫県、大阪府。タカラギは稀少。大阪府大阪市淀川区でタカラギが存在。①事物。宝から。江戸時代にあった門割制度の宝来門から。門の位置の例。鹿児島県出水市高尾野町下水流、鹿児島県曽於市末吉町深川、鹿児島県肝属郡肝付町新富、鹿児島県肝属郡肝付町富山。鹿児島県いちき串木野市荒川では宝来屋敷。門、屋敷による明治新姓。②蓬莱の異形。山口県光市室積では同地にあった蓬莱山が山号の宝積院の僧侶が1871年に寺院の統合で還俗したと伝える。③奈良県奈良市宝来発祥。室町時代に記録のある地名。地名は「蓬萊」とも表記した。同地の宝来城の城主に同時代にあった。善隣。京都府京都市左京区鹿ケ谷高岸町に分布あり。
ホウライ 蓬来 兵庫県。蓬莱の異形。兵庫県神戸市北区山田町衝原道南に分布あり。
ホウライ 寶来 鹿児島県肝属郡肝付町・広島県。事物。宝来の異形。鹿児島県肝属郡肝付町新富に分布あり。
ホウライ 宝耒 兵庫県・京都府・福岡県。宝来の異形。兵庫県加東市家原に分布あり。
ホウライ 宝莱 兵庫県加西市。宝来の異形。兵庫県加西市北条町北条に分布あり。
ホウライ 蓬耒 兵庫県神戸市北区・神奈川県。蓬莱の異形。兵庫県神戸市北区山田町衝原中ノ瀬に分布あり。
ホウライ 蓬來 東京都。蓬莱の異形。東京都足立区千住仲町に分布あり。
ホウライ 寳來 福岡県・愛媛県・兵庫県。宝来の異形。福岡県春日市春日公園に分布あり。
ホウライ 寶莱 静岡県磐田市。宝来の異形。静岡県磐田市向笠新屋に分布あり。
ホウライ 寶耒 福岡県・兵庫県。宝来の異形。福岡県福岡市中央区小笹に分布あり。
ホウライ 寳来 鹿児島県鹿児島市・大阪府。宝来の異形。鹿児島県鹿児島市下竜尾町に分布あり。
ホウライ 寶來 神奈川県横浜市南区。宝来の異形。神奈川県横浜市南区大岡に分布あり。
ホウライ 寳耒 兵庫県明石市。宝来の異形。兵庫県明石市魚住町錦が丘に分布あり。
ホウライタニ 蓬莱谷 ホウライヤ 蓬莱谷参照。
ホウライヤ 蓬莱谷 北海道、福井県。ホウライタニは稀少。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。福井県鯖江市糺町に分布あり。
ホウライヤ 蓬来谷 大阪府柏原市、北海道。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。大阪府柏原市本郷に分布あり。
ホウラク 宝楽 鹿児島県、大阪府。事物。鹿児島県南さつま市金峰町尾下に江戸時代にあった門割制度の宝楽門から。門名は宝と好字の「楽」から。門による明治新姓。※鹿児島県肝属郡東串良町川東も宝楽門の比定地。
ホウラク 寶樂 兵庫県西宮市。事物。宝楽の異形。兵庫県西宮市門戸西町に分布あり。
ホウラク 寳樂 鹿児島県南さつま市。事物。宝楽の異形。鹿児島県南さつま市金峰町尾下に分布あり。
ホウラク 方楽 兵庫県川西市。推定では楽しみがある方角から。兵庫県川西市栄町に分布あり。
ホウリ 祝部 島根県出雲市、大阪府、広島県。ホオリ、シュクベは稀少。熊本県、新潟県でシュクベが存在。職業。神に仕える者の呼称から。死者を山や谷に放り投げて葬る行為による「放」、「葬」に好字の「祝」を使用。放はホウリ、葬はホウムリ。島根県出雲市大社町杵築北が本拠。京都府南部(旧:山城国)に平安時代にあった。
ホウリ 祝 イワイ 祝参照。
ホウリ 宝利 愛媛県四国中央市、千葉県、北海道。祝部姓あり。愛媛県四国中央市寒川町に分布あり。
ホウリ 宝里 北海道、富山県射水市。祝部姓あり。富山県射水市二の丸町では兵役を避けるため松本姓から改姓したと伝える。推定では1875年の明治新姓。マツモト 松本参照。
ホウリ 宝理 東京都、千葉県香取郡東庄町。祝部姓あり。千葉県香取郡東庄町小南に分布あり。
ホウリ 法理 北海道沙流郡日高町、東京都あきる野市。祝部姓あり。北海道沙流郡日高町豊郷では岩手県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。
ホウリ 法利 石川県能美市、石川県金沢市。石川県能美市吉原町に分布あり。同地に堀姓あり。ホリ 堀参照。
ホウリ 法里 京都府舞鶴市、兵庫県神戸市。祝部姓あり。京都府舞鶴市木ノ下に分布あり。
ホウリ 芳里 ホリ 芳里参照。
ホウリ 祝子 福井県。祝部姓あり。福井県大飯郡おおい町大島に分布あり。※秋田県雄勝郡羽後町堀内では宮崎県延岡市から戦国時代に落人として来住した祝子氏が草分けと伝える。
ホウリ 鳳利 広島県三次市。祝の異形。祝はホウリ。広島県では祝姓だったと伝える。推定では江戸時代。広島県三次市三次町に分布あり。イワイ 祝参照。
ホウリ 寶利 神奈川県・埼玉県。祝部姓あり。神奈川県平塚市平塚に分布あり。
ホウリ 寳利 愛媛県四国中央市。祝部姓あり。愛媛県四国中央市上分町に分布あり。
ホウリ 寳里 京都府京都市。地形。宝里の異形。
ホウリ 方李 兵庫県神戸市中央区。台湾系。合略。方と李の合成。兵庫県神戸市中央区(旧:葺合区)で1975年4月19日に帰化の記録あり。ホウ 方参照。リ 李参照。
ホウリキ 宝力 北海道、神奈川県、新潟県。推定では宝と力から。新潟県新潟市西蒲区間瀬に分布あり。
ホウリキ 法力 岐阜県高山市、愛知県・長野県。岐阜県高山市丹生川町法力発祥。江戸時代に記録のある地名。
ホウリキ 寳力 愛知県。宝力の異形。
ホウリュウ 法隆 東京都、埼玉県・新潟県。事物。新潟県上越市南新保にある浄土真宗の明岸寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の法隆山から。
ホウリュウ 宝龍 広島県福山市。事物。広島県福山市東深津町にある真言宗の長尾寺の山号であるから宝龍山から。広島県福山市で同寺の僧侶だったとの伝あり。広島県福山市三吉町に分布あり。
ホウリュウ 宝竜 大阪府・千葉県。事物。宝龍の異形。大阪府和泉市伏屋町に分布あり。
ホウリュウ 宝立 石川県加賀市。石川県珠洲市・輪島市の宝立山から発祥。石川県能美市大成町にある浄土真宗の法林寺の僧侶による明治新姓。同寺では宝立山で山伏だったと伝える。時代不詳。
ホウリュウ 炮流 岩手県九戸郡野田村・岩手県久慈市。創賜。岩手県九戸郡野田村では東北地方で祀る田の神であるホウリュウ神により坂本姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。サカモト 坂本参照。
ホウリュウ 砲流 岩手県下閉伊郡岩泉町。創賜。炮流の異形。岩手県下閉伊郡岩泉町安家日蔭に分布あり。
ホウリュウ 寳龍 広島県福山市。事物。宝龍の異形。
ホウリュウ 彭劉 福岡県福岡市西区。台湾系。合略。彭と劉の合成。福岡県福岡市西区で1978年10月25日に帰化の記録あり。ホウ 彭参照。リュウ 劉参照。
ホウリュウイン 法龍院 山口県山陽小野田市・新潟県新潟市西区。事物。山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩主だった吉川氏の菩提寺の僧侶による明治新姓と伝える。法龍院の位置不詳。他の寺の例。新潟県新潟市西区大野町にある真言宗の弘法院教会。
ホウリュウイン 法竜院 山口県山陽小野田市・兵庫県神戸市西区。事物。法龍院の異形。兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬に分布あり。
ホウリュウジ 法隆寺 福島県東白川郡塙町。事物。奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内にある聖徳宗の法隆寺から。江戸時代に庄屋の家に法隆寺の僧侶が宿泊して賜ったと伝える。
ホウリョウ 法量 青森県十和田市、北海道。青森県十和田市法量発祥。江戸時代に記録のある地名。同地が本拠。東北地方で祀る田の神のホウリュウ神はホウリョウとも発音した。
ホウリョウ 法両 青森県三沢市・岩手県盛岡市。法量姓あり。岩手県盛岡市手代森に分布あり。
ホウリョウ 鮑梁 神奈川県横浜市中区。台湾系。合略。鮑と梁の合成。神奈川県横浜市中区で1972年12月28日に帰化の記録あり。ホウ 鮑参照。リョウ 梁参照。
ホウリョウザキ 法霊崎 青森県八戸市。東北地方で祀る田の神のホウリュウ神はホウリョウとも発音した。
ホウリョウザキ 法量崎 青森県上北郡おいらせ町。法霊崎の異形。青森県上北郡おいらせ町向山に分布あり。
ホウリョウザキ 法靈崎 青森県八戸市。法霊崎の異形。
ホウリョウザキ 法㚑崎 青森県・岩手県。法霊崎の異形。青森県八戸市南郷大字島守宮沢沢に分布あり。
ホウリョウダ 法領田 岩手県盛岡市。岩手県盛岡市乙部の小字の法領田から発祥。東北地方で祀る田の神のホウリュウ神はホウリョウとも発音した。
ホウリン 法林 広島県、兵庫県、東京都。ノリバヤシも含む分布。広島県三次市でノリバヤシが存在。事物。広島県江田島市能美町鹿川にある浄土真宗の勝善寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の法林山から。
ホウリン 宝林 タカラバヤシ 宝林参照。
ホウリン 鮑林 神奈川県横浜市中区。台湾系。合略。鮑と林の合成。神奈川県横浜市中区で1981年2月4日に帰化の記録あり。ホウ 鮑参照。ハヤシ 林参照。オグラ 小倉参照。
ホウレン 法連 岡山県真庭市・大阪府、兵庫県。岡山県真庭市田羽根の小字の法連から発祥。
ホウロ 方呂 東京都江東区。台湾系。合略。方と呂の合成。東京都江東区で1978年2月14日に帰化の記録あり。ホウ 方参照。ロ 呂参照。
ホウロク 鉋六 青森県・山形県・埼玉県。「鉋」、「六男」の語あり。鉋の発音はカンナ。青森県弘前市田町に分布あり。
ホウロク 法録 石川県輪島市。推定では仏法の記録から。石川県珠洲市付近(旧:珠洲郡)で1861年から1864年(文久年間)頃に称していたとの伝あり。伝承地不詳。石川県輪島市河井町に分布あり。
ホウワ 宝輪 北海道、新潟県、神奈川県。宝輪はホウリンで寺の塔の頂上部にある輪状の装飾。新潟県新潟市西蒲区間瀬では漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホウワ 芳輪 兵庫県川西市、富山県砺波市・北海道。ヨシワも含む分布。兵庫県川西市でヨシワが存在。宝輪姓あり。富山県砺波市東石丸に分布あり。
ホエ 帆江 北海道伊達市・北海道札幌市。推定では船の帆と入江から。北海道伊達市向有珠町に分布あり。
ホエギ 吠木 石川県鳳珠郡穴水町・石川県輪島市。石川県輪島市空熊町の小字の吠木から発祥。地名はホエキ。石川県鳳珠郡穴水町川島に分布あり。
ホエタニ 杪谷 福井県、大阪府。杪の字義は「こずえ」。福井県越前市姫川に分布あり。大阪府では福井県越前市の出と伝える。来住の時代は不詳。伝承での発音はホイヤ。
ホエモ 保栄茂 沖縄県。沖縄県豊見城市保栄茂発祥。琉球王国時代に記録のある地名。地名はビンで琉球音もビン。
ホエモ 保榮茂 神奈川県。保栄茂の異形。
ホオ 保尾 ヤスオ 保尾参照。
ホオカベ 波々伯部 ホホカベ 波々伯部参照。
ホオガミ 伯々上 兵庫県丹波篠山市、大阪府・京都府。波々伯部姓あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ボオク 漢字表記なし 便宜上の表記。本来はボーク。東京都世田谷区。ニュージーランド系。ボークはイングランド人の姓。バーク(Burke)の異なる綴りでアイルランド起源、ノルウェー起源、ドイツ起源がある。東京都世田谷区で2018年9月4日にラグビー選手のコーリン・レイモンド・ボークが帰化してボークコリン雷神に改名。原綴はボーク(Bourke)。
ホオザワ 朴沢 ホウザワ 朴沢参照。
ホオザワ 朴澤 ホウザワ 朴澤参照。
ホオジロ 喰代 ホウジロ 喰代参照。
ホオダ 朴田 ホノキダ 朴田参照。
ホオツキ 面 オモテ 面参照。
ホオノキ 朴木 ホウノキ 朴木参照。
ホオノキ 厚木 アツギ 厚木参照。
ホオノキ 鳳木 徳島県徳島市。推定では鳳凰を祀る木から。
ホオリ 祝 イワイ 祝参照。
ホオリ 祝部 ホウリ 祝部参照。
ホカ 外 鹿児島県、石川県、富山県。静岡県、神奈川県でソデが存在。ソトは稀少。地形。外から。鹿児島県出水市境町、石川県白山市中宮に分布あり。
ホカ 補伽 ホトギ 補伽参照。
ホカ 保家 ホケ 保家参照。
ホガ 保賀 京都府京都市下京区、滋賀県草津市。推定では保って祝う行為から。滋賀県草津市若草に分布あり。静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川での明治新姓。※愛媛県松山市に江戸時代にあった。推定での発音はヤスガ。
ホカアカ 外赤 宮崎県えびの市、愛知県。ソトアカも含む分布。愛知県一宮市でソトアカが存在。地形。宮崎県えびの市杉水流の小字の赤池で外から。同地に江戸時代に門割制度の外赤池門があった。門による明治新姓。
ホカアタリ 外当 沖縄県うるま市。地形。外から。「当」を含む姓あり。沖縄県うるま市勝連平安名が本拠。同地では製塩業に従事していたと伝える。推定では琉球王国時代。
ホカイ 外井 ソトイ 外井参照。
ホカイ 保海 滋賀県東近江市、大阪府。ヤスウミは稀少。推定では海を保つ行為から。滋賀県東近江市石塔町が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では農業に従事していたと伝える。
ホカイケ 外池 トノイケ 外池参照。
ホカイワト 外岩戸 ホカイワド 外岩戸参照。
ホカイワド 外岩戸 鹿児島県志布志市。地形。鹿児島県志布志市志布志町安楽の小字の岩戸で外から。同地に江戸時代に門割制度の外岩戸門があった。門による明治新姓。
ホカウラ 外浦 熊本県、兵庫県、島根県。トノウラも含む分布。岩手県九戸郡野田村でトウラ、島根県浜田市でトノウラ、石川県金沢市でソトウラが存在。①地形。外の浦から。熊本県八代市鏡町両出に分布あり。岩手県九戸郡野田村野田に分布あり。同地は太平洋に面した土地。同地ではトウラ。②島根県浜田市外ノ浦町発祥。地名はトノウラ。江戸時代に「殿浦」、「殿之浦」と表記した地名。
ホカオ 外尾 佐賀県、福岡県、長崎県。ソトオも含む分布。福岡県でソトオが存在。佐賀県西松浦郡有田町外尾町発祥。江戸時代に記録のある地名。佐賀県佐賀市城内が藩庁の佐賀藩士、佐賀県武雄市に江戸時代にあった。
ホカカリヤ 外仮屋 鹿児島県薩摩郡さつま町。地形。鹿児島県薩摩郡さつま町中津川に江戸時代にあった門割制度の外仮屋門から。門名は外の代官所から。門による明治新姓。
ホガキ 穂垣 広島県福山市。事物。穂と垣から。広島県福山市木之庄町が本拠。同地が起源地。
ホガキ 保垣 広島県福山市、兵庫県・静岡県。事物。穂垣の異形。広島県福山市北吉津町に分布あり。広島県安芸高田市向原町保垣は平安時代に記録のある地名。
ホガキ 穗垣 広島県福山市。事物。穂垣の異形。広島県福山市木之庄町に分布あり。
ホカキド 外城戸 鹿児島県鹿児島市。地形。外の城戸から。鹿児島県鹿児島市平川町が本拠。
ホカク 帆角 石川県小松市、北海道。推定では帆と角の土地から。石川県小松市今江町に分布あり。
ホカク 保格 北海道、神奈川県・福井県大野市。帆角姓あり。北海道帯広市東1条南10丁目では福井県大野市の出と伝える。推定では1900年頃の来住。
ホカグチ 外口 トグチ 外口参照。
ホカクボ 外窪 鹿児島県肝属郡肝付町。地形。鹿児島県肝属郡肝付町野崎に江戸時代にあった門割制度の外窪門から。門名は外の窪から。門による明治新姓。
ホカゲ 帆影 福岡県福岡市中央区・埼玉県。推定では帆の影から。福岡県福岡市南区桧原に分布あり。
ホカゲ 帆景 福岡県福岡市東区。帆影の異形。福岡県福岡市東区箱崎に分布あり。
ホガサコ 芳ケ迫 ヨシガサコ 芳ケ迫参照。
ホカジョウ 外城 ソトジョウ 外城参照。
ホガシワ 法柏 兵庫県。兵庫県淡路市上河合の小字の法柏から発祥。
ホカセ 外勢 宮崎県都城市。トセは稀少。地形。宮崎県都城市高崎町大牟田の小字の上勢西で外から。地名はカミゼニシ。
ホカゼ 帆風 大阪府堺市、佐賀県。推定では帆と風から。佐賀県小城市小城町岡町に分布あり。
ホカゾノ 外園 鹿児島県、福岡県、大阪府。ソトゾノも含む分布。トゾノは稀少。①地形。江戸時代にあった門割制度の外園門から。門の位置の例。鹿児島県伊佐市大口堂崎、鹿児島県薩摩郡さつま町虎居、鹿児島県日置市東市来町伊作田、鹿児島県日置市伊集院町大田、鹿児島県鹿児島市宮之浦町、鹿児島県南さつま市加世田川畑、鹿児島県南さつま市加世田小湊、鹿児島県姶良市蒲生町漆。鹿児島県出水市高尾野町江内では外園屋敷。門名、屋敷名は外の園から。門、屋敷による明治新姓。②鹿児島県曽於市末吉町深川の小字の外園から発祥。③大分県中津市三光下秣の小字の外園から発祥。
ホカゾノ 外薗 鹿児島県、大阪府、宮崎県。ソトゾノは稀少。①地形。江戸時代にあった門割制度の外薗門から。門の位置の例。鹿児島県鹿児島市喜入中名町、鹿児島県指宿市山川大山、鹿児島県指宿市山川成川、鹿児島県指宿市山川福元、鹿児島県南さつま市金峰町尾下。鹿児島県南九州市川辺町田部田では外園屋敷。門、屋敷による明治新姓。鹿児島県日置市東市来町伊作田では外園の異形。②鹿児島県いちき串木野市平江の小字の外薗から発祥。同地に江戸時代に門割制度の外薗屋敷があった。屋敷による明治新姓。
ホカゾノ 外囿 鹿児島県薩摩郡さつま町。地形。外園の異形。鹿児島県薩摩郡さつま町虎居に分布あり。
ホカダ 外田 ソトダ 外田参照。
ホカタケ 外竹 宮崎県小林市、宮崎県宮崎市・静岡県。地形。宮崎県小林市細野の小字の新竹で外から。同地に江戸時代に門割制度の外竹之下門があった。門による明治新姓。
ホカタネダ 外種子田 宮崎県小林市。地形。宮崎県小林市北西方種子田の外から。同地に江戸時代に門割制度の外種子田門があった。門による明治新姓。
ホカタネダ 外種田 宮崎県。地形。外種子田の異形。宮崎県都城市下長飯町に分布あり。
ホカツ 法華津 ホケツ 法華津参照。
ホカツ 法花津 ホッケツ 法花津参照。
ホカト 外戸 ガイト 外戸参照。
ホカツネミ 外恒見 鹿児島県霧島市。地形。外の恒に見える土地から。鹿児島県霧島市霧島田口に分布あり。
ホカニシ 外西 鹿児島県。滋賀県でソトニシが存在。地形。外の西から。鹿児島県伊佐市大口曽木、鹿児島県肝属郡東串良町川東が本拠。鹿児島県鹿屋市串良町有里に江戸時代にあった門割制度の外西屋敷から。屋敷による明治新姓。
ホカノ 外野 ソトノ 外野参照。
ホガノ 母ケ野 鹿児島県薩摩郡さつま町。鹿児島県薩摩郡さつま町平川母ケ野発祥。同地に江戸時代に門割制度の母ケ野門があった。門による明治新姓。
ホカハラ 外原 ソトハラ 外原参照。
ホカビラ 外平 ソトヒラ 外平参照。
ホガフチ 保ケ淵 東京都。保ケ渕の異形。東京都練馬区光が丘に分布あり。
ホガフチ 保ケ渕 兵庫県川西市。推定では保つ渕から。兵庫県川西市小花に分布あり。

日本姓氏語源辞典 ホカベ~ホシカワ

ホカベ 保ケ部 京都府船井郡京丹波町。合略。波々伯部の略。改姓の時代は不詳。京都府船井郡京丹波町下大久保畑ケセに分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホカベ 保日部 京都府。合略。波々伯部の略。改姓の時代は不詳。京都府城陽市市辺芦原に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホカベ 保下部 京都府綾部市・大阪府。合略。波々伯部の略。安土桃山時代に帰農した波々伯部氏が略したと伝える。伝承地不詳。京都府綾部市小畑町長谷に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホカベ 保ケ辺 千葉県。合略。波々伯部の略。改姓の時代は不詳。千葉県東金市松之郷に分布あり。ホホカベ 波々伯部参照。
ホカホノキ 外甫木 鹿児島県。地形。鹿児島県鹿屋市串良町有里の小字の中甫木・下甫木の外から。同地に江戸時代に門割制度の外甫木屋敷があった。屋敷による明治新姓。
ホカホリ 外堀 ソトボリ 外堀参照。
ホカボリ 外堀 ソトボリ 外堀参照。
ホカマ 外間 沖縄県。ソトマも含む分布。トマ、ゲマは稀少。沖縄県島尻郡八重瀬町外間発祥。琉球王国時代に記録のある地名。琉球音はフカマ。沖縄県南城市佐敷屋比久(旧:外間)、沖縄県南城市知念久高(旧:外間)は琉球王国時代に記録のある地名。
ホカマエダ 外前田 鹿児島県志布志市。地形。鹿児島県曽於市末吉町岩崎の小字の前田で外から。
ホカマキ 外牧 トノマキ 外牧参照。
ホカマジョウ 外間門 沖縄県。事物。外間姓の分家から。沖縄県うるま市与那城平安座に分布あり。ホカマ 外間参照。
ホガミ 穂上 広島県、埼玉県・山形県。ホノウエも含む分布。山形県、宮城県でホノウエが存在。地形。穂の上から。「穂」を含む姓あり。広島県三原市新倉、山形県酒田市日吉町に分布あり。
ホガミ 保上 ホジョウ 保上参照。
ホガミ 布上 ヌノガミ 布上参照。
ホカミヤ 外宮 鹿児島県南さつま市、愛知県。地形。鹿児島県南さつま市金峰町高橋に江戸時代にあった門割制度の外宮門から。門名は外の神社から。門による明治新姓。
ホカムラ 外村 トノムラ 外村参照。
ホカムロ 外室 鹿児島県薩摩郡さつま町。地形。外の室から。鹿児島県薩摩郡さつま町柏原が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホカモト 外本 熊本県。地形。外の本となる場所から。熊本県玉名市滑石に分布あり。
ホカヤ 外屋 宮崎県えびの市。地形。宮崎県えびの市今西に江戸時代にあった門割制度の外屋敷から。屋敷名は外の土地から。屋敷による明治新姓。
ホカヤシキ 外屋敷 鹿児島県日置市。ソトヤシキは稀少。鹿児島県日置市日吉町吉利の小字の外屋敷から発祥。
ホカヤマ 外山 トヤマ 外山参照。
ホガラ 朗 愛知県。①朗らかは「晴れ晴れとする」、「明るく光る」の意。愛知県豊川市伊奈町南山新田に分布あり。②シナ系。千葉県柏市光ケ丘に分布あり。日本音はロウ。シナ音はラン。
ホカリ 穂苅 新潟県、長野県、東京都。穂刈の異形。新潟県糸魚川市厚田に江戸時代にあった。
ホカリ 帆苅 新潟県、東京都、北海道。穂刈の異形。新潟県新潟市秋葉区七日町が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では1592年(文禄元年)の文禄の役で嵐の際に帆を切って船を守った功績により戦国時代・安土桃山時代・江戸時代の武将である上杉景勝から北条氏が賜ったと伝える。ホウジョウ 北条参照。推定では「帆」、「苅」の字を使用した理由の伝承。
ホカリ 保苅 新潟県、東京都、北海道。穂刈の異形。新潟県新潟市西区黒鳥が本拠。静岡県牧之原市相良が藩庁の相良藩士に江戸時代にあった。
ホカリ 穂刈 長野県、新潟県、東京都。長野県長野市信州新町里穂刈発祥。江戸時代に記録のある地名。長野県須坂市九反田町、新潟県長岡市前島町に分布あり。
ホカリ 帆刈 新潟県、東京都、埼玉県。穂刈の異形。新潟県柏崎市春日では草分けと伝える。新潟県新潟市江南区江口にある曹洞宗の宝泉寺では1587年(天正15年)の九州平定で敵陣の帆を刈り落として戦国時代・安土桃山時代の武将の豊臣秀吉から賜ったと伝える。推定では「帆」、「刈」の字を使用した理由の伝承。
ホカリ 保刈 長野県、新潟県、東京都。穂刈の異形。新潟県糸魚川市田屋に分布あり。山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。
ホカリ 甫仮 新潟県、埼玉県、長野県。穂刈の異形。新潟県柏崎市番神に分布あり。
ホカリ 外里 トザト 外里参照。
ホカリ 穗苅 新潟県、長野県・群馬県。穂刈の異形。新潟県西蒲原郡弥彦村上泉に分布あり。
ホカリ 穗刈 長野県・北海道。穂刈の異形。長野県須坂市九反田町に分布あり。
ホカリ 帆加利 北海道札幌市東区。穂刈の異形。北海道札幌市東区北三十六条東に分布あり。
ホカリ 㠶苅 新潟県新潟市。穂刈の異形。
ホガリ 穂苅 ホカリ 穂苅参照。
ホガリ 帆苅 ホカリ 帆苅参照。
ホガリ 保苅 ホカリ 保苅参照。
ホガリ 穂刈 ホカリ 穂刈参照。
ホガリ 帆刈 ホカリ 帆刈参照。
ホガリ 保刈 ホカリ 保刈参照。
ホカワ 保川 ヤスカワ 保川参照。
ホカワ 穂川 長野県。地形。穂と川から。長野県佐久市春日向反では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホガワ 保川 ヤスカワ 保川参照。
ホガワ 穂川 ホカワ 穂川参照。
ホキ 保木 岐阜県、北海道、滋賀県。大阪府でホウキ、ヤスキが存在。モツキは稀少。①地形。ホキは「崖」を意味する。滋賀県高島市安曇川町川島、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。滋賀県高島市安曇川町北船木に分布あり。大阪府では滋賀県の出でホキからモツキに東京時代に発音を変更したとの伝あり。②岐阜県高山市国府町宇津江の小字の保木から発祥。③岐阜県高山市丹生川町瓜田の小字の保木から発祥。
ホキ 甫木 高知県、鹿児島県、大阪府。ホノキも含む分布。鹿児島県鹿屋市でホノキが存在。①高知県安芸郡馬路村馬路甫木段発祥。同地では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②鹿児島県鹿屋市串良町有里の小字の中甫木・下甫木から発祥。地名の甫木はホノキ。同地に江戸時代に門割制度の甫木門があった。門による明治新姓。
ホキ 保喜 広島県、香川県三豊市・長崎県長崎市。地形。保木の異形。長崎県長崎市滑石に分布あり。
ホキ 穂木 ホノキ 穂木参照。
ホキ 保城 ホウシロ 保城参照。
ホキ 浦鬼 静岡県。地形。保木の異形。静岡県袋井市諸井に分布あり。
ホギ 保木 ホキ 保木参照。
ホギ 甫木 ホキ 甫木参照。
ホギ 穂木 ホノキ 穂木参照。
ホキイ 保木井 愛知県豊橋市、愛知県新城市。地形。崖と水を汲む場所から。愛知県新城市井代は戦国時代に「いしろ」の表記で記録のある地名。同地では近くのほきだいらからとの伝あり。時代、位置不詳。推定では崖と平地による通称地名。
ホキグチ 保木口 岐阜県高山市。地形。崖と出入口から。岐阜県高山市国府町宇津江に分布あり。
ホキグチ 保気口 愛媛県西予市。地形。保木口の異形。愛媛県西予市野村町舟戸に分布あり。
ホキグチ 保氣口 愛媛県上浮穴郡久万高原町。地形。保木口の異形。愛媛県上浮穴郡久万高原町上黒岩に分布あり。
ホキザキ 北寄崎 キタキザキ 北寄崎参照。
ホキシタ 保木下 高知県高知市。地形。崖の下から。高知県高知市竹島町に分布あり。
ホキタ 帆北 鹿児島県。穂北の異形。鹿児島県伊佐市大口山野に分布あり。
ホキタ 穂北 京都府、広島県。岡山県倉敷市玉島陶(旧:穂井田)は平安時代に「穂太」の表記で記録のある地名。地名は「穂北」とも表記した。※宮崎県西都市穂北発祥。平安時代に記録のある地名。
ホキノ 保木野 長野県千曲市。埼玉県本庄市児玉町保木野発祥。鎌倉時代に記録のある地名。
ホキノウエ 洞ノ上 大分県中津市。大分県中津市伊藤田の小字の洞ノ上から発祥。
ホキノウエ 帆木上 鹿児島県出水市。地形。上から。ホキは鹿児島県では「山間の深い谷」を意味する。鹿児島県出水市下鯖町に分布あり。
ホキヒラ 保木平 岐阜県。地形。崖から。ヒラが傾斜地を意味する例あり。岐阜県高山市片野町に分布あり。
ホキモト 保木本 鳥取県八頭郡八頭町、鳥取県鳥取市、北海道。地形。崖のそばから。鳥取県八頭郡八頭町三浦に江戸時代にあった。
ホキモト 甫喜本 高知県高岡郡四万十町。地形。保木本の異形。高知県高岡郡四万十町興津が本拠。
ホキモト 掃本 熊本県宇土市。ホウキモトも含む分布。地形。保木本の異形。熊本県宇土市伊無田町が本拠。
ホキモト 甫木元 高知県高岡郡四万十町。地形。保木本の異形。高知県高岡郡四万十町高野では江戸時代に「保木本」と表記したと伝える。
ホキモト 保木元 北海道。地形。保木本の異形。北海道釧路市治水町に分布あり。
ホキモト 𡵅本 鳥取県。地形。保木本の異形。鳥取県八頭郡智頭町篠坂に分布あり。
ホギモト 保木本 ホキモト 保木本参照。
ホキヤマ 穂岐山 高知県高知市。甫喜山の異形。高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士に江戸時代にあった。
ホキヤマ 甫喜山 埼玉県、千葉県・福島県。高知県香美市土佐山田町東川付近(旧:甫喜山)から発祥。安土桃山時代に「穂岐山」の表記で記録のある地名。高知県南国市植田に安土桃山時代、高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士に江戸時代にあった。
ホキヤマ 保木山 愛媛県。甫喜山の異形。愛媛県西予市城川町高野子に分布あり。
ホキヤマ 甫木山 高知県安芸郡馬路村・鹿児島県鹿屋市。甫喜山の異形。愛媛県新居浜市西の土居町の金子城に安土桃山時代にあった。
ホキヤマ 穗岐山 高知県高知市。甫喜山の異形。高知県高知市中久万に分布あり。
ホキワキ 保木脇 岐阜県高山市。岐阜県高山市清見町二本木の小字の保木脇から発祥。
ホク 保久 ヤスヒサ 保久参照。
ボク 牧 マキ 牧参照。
ボク 朴 東京都、大阪府、兵庫県。コリア系。事物。大韓民国東部付近(旧:新羅国)では卵から誕生した赫居世が始祖で瓢のような卵から生まれて姓を朴としたと伝える。赫居世のコリア音はヒョッコセ。瓢は推定での古代コリア語ではパク、現代コリア語ではパガジで「ヒョウタン」の別名。コリア音はパク。※李氏朝鮮系。コリア系と同源。鹿児島県日置市東市来町美山に江戸時代にあった。高知県高知市唐人町に江戸時代にあった。後に秋月姓に改姓。アキヅキ 秋月参照。
ボク 繆 神奈川県、東京都、兵庫県。シナ系。個人名。繆の字義は「まとう」、「たがう」。春秋時代のシナで魯の君主だった魯穆公の諡の繆から称したと伝える。神奈川県横浜市中区西之谷町、兵庫県神戸市中央区山本通に分布あり。シナ音はミャオ。
ボク 睦 ムツ 睦参照。
ボク 樸 東京都・福島県・島根県。コリア系。朴の異形。福島県二本松市(旧:安達郡安達町)で2002年12月5日に帰化の記録あり。
ボク 穆 東京都・大阪府・兵庫県。シナ系。個人名。穆の字義は「やわらぐ」。春秋時代のシナで宋の君主だった宋穆公の諡の穆から称したと伝える。兵庫県神戸市中央区北長狭通に分布あり。シナ音はムー。
ボク 卜 東京都・神奈川県・愛知県。シナ系。神奈川県川崎市宮前区で2012年11月21日に帰化の記録あり。シナ音はプー。※コリア系。コリア音はポク。
ボク 蔔 埼玉県さいたま市見沼区。シナ系。卜の異形。埼玉県さいたま市見沼区で2004年4月27日に帰化の記録あり。シナ音はプー。※兵庫県神戸市垂水区神和台ではオオネ。大根の別名に蘿蔔あり。蘿蔔はスズシロ。
ボク 濮 神奈川県横浜市南区。シナ系。神奈川県横浜市南区で1991年4月5日に帰化の記録あり。シナ音はプー。
ボクイ 朴井 大阪府、京都府、和歌山県。①地形。朴木と水を汲む場所から。大阪府門真市北島が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。※奈良県高市郡明日香村豊浦(旧:朴井)発祥。飛鳥時代に記録のある地名。地名、氏はエノイ。②コリア系。推定での比率は約40%。地形。朴に「井」を追加。長野県下伊那郡阿南町、愛知県名古屋市西区、愛知県半田市で1961年9月12日に帰化の記録あり。本姓は朴。京都府与謝郡与謝野町(旧:加悦町)で1997年に通名にあった。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホクウエ 保久上 鹿児島県、宮崎県・静岡県。地形。上から。保久は推定では永く保つ行為から。鹿児島県南さつま市坊津町久志に分布あり。
ホクエ 北江 キタエ 北江参照。
ホクゴ 北後 キタゴ 北後参照。
ホクゴウ 北郷 キタゴウ 北郷参照。
ホクコク 北国 キタグニ 北国参照。
ホクシュ 北守 キタモリ 北守参照。
ホクショウ 北荘 キタショウ 北荘参照。
ホクジョウ 北条 ホウジョウ 北条参照。
ホクジョウ 北條 ホウジョウ 北條参照。
ホクシン 北辰 広島県、山口県柳井市・兵庫県。北辰は北極星の別称。山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩士に江戸時代にあった。
ボクタ 木田 キダ 木田参照。
ボクタ 朴田 ホノキダ 朴田参照。
ボクダ 木田 キダ 木田参照。
ホクチ 北地 キタジ 北地参照。
ホグチ 穂口 熊本県宇城市。地形。穂と出入口から。熊本県宇城市三角町波多に分布あり。
ホグチ 保口 高知県・大阪府、徳島県三好市。推定では出入口を保つ行為から。徳島県三好市西祖谷山村有瀬に分布あり。
ホクツ 補沓 福岡県小郡市・東京都。推定では沓を補う行為から。福岡県小郡市寺福童に分布あり。
ホクト 北斗 大阪府、兵庫県川辺郡猪名川町。おおぐま座の星に北斗七星あり。兵庫県川辺郡猪名川町木津に分布あり。
ホクトウ 北東 和歌山県海南市、和歌山県和歌山市、大阪府。キタヒガシも含む分布。大阪府でキタヒガシが存在。地形。北と東から。和歌山県海南市下津町方では同地の粟嶋神社の北東からと伝える。同社は皇紀からでは弥生時代となる景行天皇の時代の創建との伝あり。富山県富山市水橋高寺では富山県富山市丸の内にある富山城の北東による明治新姓と伝える。
ホクドウ 北堂 キタドウ 北堂参照。
ホクナン 北南 北海道、群馬県みどり市・石川県珠洲市。地形。北と南から。石川県珠洲市上戸町寺社に分布あり。
ホクネ 北子 キタコ 北子参照。
ボクノ 朴野 愛知県豊橋市。コリア系。地形。朴に「野」を追加。愛知県豊橋市で1960年10月3日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホクハラ 保久原 沖縄県島尻郡八重瀬町・京都府・静岡県。福原の琉球形。沖縄県島尻郡八重瀬町新城では琉球王国時代の普久原の屋号により1880年の明治新姓時に称したと伝える。屋号はフクバル。フクハラ 福原参照。フクハラ 普久原参照。
ボクハラ 朴原 京都府京都市。コリア系。地形。朴に「原」を追加。京都府京都市伏見区で1974年8月6日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。
ボクハラ 樸原 シゲハラ 樸原参照。
ボクハン 卜半 大阪府貝塚市。個人名。大阪府貝塚市中にある浄土真宗の願泉寺の僧侶による明治新姓。同寺では和歌山県岩出市根来にある新義真言宗の根来寺で卜半斎了珍の号を使用していた僧侶が1545年(天文14年)に創建したと伝える。和歌山県和歌山市卜半町は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は卜半の人名からと伝える。
ホクボ 北保 三重県桑名市・愛知県。推定では北を保つ行為から。三重県桑名市では福島県会津若松市から江戸時代に来住したと伝える。
ホクムラ 保久村 沖縄県。地形。福村の異形。沖縄県島尻郡久米島町仲地に分布あり。フクムラ 福村参照。
ボクムラ 朴村 佐賀県嬉野市。コリア系。地形。朴に「村」を追加。東京都渋谷区で1959年3月10日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホクメン 北面 兵庫県加古川市、和歌山県、大阪府。地形。北に面した土地から。兵庫県加古川市別府町新野辺に分布あり。京都府京都市で平安時代に院の御所を警備して北に詰めた武士に北面の武士の呼称があった。
ホクモト 北本 キタモト 北本参照。
ボクモト 朴本 新潟県、栃木県。コリア系。創賜。朴に「本」を追加。宮城県大崎市(旧:古川市)で1954年9月4日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。※榎本の異形。発音はエノモト。
ホクモリ 保久盛 沖縄県。沖縄県八重山郡竹富町波照間に分布あり。
ボクヤマ 朴山 広島県呉市。コリア系。地形。朴に「山」を追加。広島県呉市で1963年4月11日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホクヨウ 北陽 大阪府堺市西区。推定では北と太陽から。大阪府堺市西区上に分布あり。
ホクラ 保倉 新潟県、東京都、埼玉県。ヤスクラも含む分布。新潟県上越市大島区大平付近(旧:保倉)から発祥。南北朝時代に記録のある地名。
ホクラ 穂倉 岡山県玉野市、大阪府・愛知県。推定では穂と倉から。岡山県玉野市奥玉に分布あり。
ボクラ 卜蔵 島根県、鳥取県。島根県安来市で和田氏が1494年(明応3年)に称したと伝える。島根県安来市伯太町下十年畑に分布あり。ワダ 和田参照。島根県仁多郡奥出雲町では楠木氏の後裔で家紋は菊水と伝える。クスノキ 楠木参照。
ボクラ 卜藏 島根県・愛媛県・福岡県。卜蔵の異形。島根県仁多郡奥出雲町竹崎に分布あり。
ボクラ 卜倉 岡山県真庭郡新庄村。卜蔵の異形。岡山県真庭郡新庄村中町に分布あり。
ボクラ 木蔵 岡山県。卜蔵の異形。岡山県新見市千屋実に分布あり。
ボクラ 木藏 鳥取県米子市。卜蔵の異形。鳥取県米子市車尾に分布あり。
ホクレイ 北嶺 キタミネ 北嶺参照。
ホグロ 保黒 香川県三豊市・三重県。香川県三豊市詫間町積に分布あり。同地の小字に黒崎あり。地名はクロサキ。
ホケ 保家 長崎県、岡山県、和歌山県。ホカ、ヤスイエも含む分布。長崎県五島市でホカ、ヤスイエ、岡山県倉敷市でホカが存在。ホウケは稀少。①ホケは「崖」を意味する。長崎県対馬市では山口県東部(旧:周防国)から戦国時代に来住して「帆開」と称していたと伝える。帆開は現存するか不明。同地では元来の居住地は奈良県との伝もあり。長崎県対馬市厳原町桟原が藩庁の対馬府中藩士に江戸時代にあった。②岡山県倉敷市児島唐琴の小字の保家から発祥。地名、姓はホカ。新潟県では岡山県倉敷市の出で「保家様」と称していた武士を祀っていたと伝える。推定では江戸時代。保家様はホッカンサマ。姓はホカ。
ホケ 穂毛 石川県加賀市・福井県坂井市。ホウケも含む分布。福井県坂井市でホウケが存在。ホケは「崖」を意味する。石川県加賀市別所町に分布あり。
ホゲ 保毛 北海道。ホケは「崖」を意味する。北海道上川郡当麻町北星に分布あり。
ホケズ 法化図 大分県大分市。法華津の異形。大分県大分市豊饒に分布あり。ホケツ 法華津参照。
ホケツ 法華津 大分県、福岡県、愛媛県。ホカツも含む分布。ホッケヅは稀少。愛媛県宇和島市吉田町法華津発祥。室町時代に記録のある地名。ホケは「崖」を意味する。大分県大分市政所に分布あり。大分県竹田市竹田が藩庁の岡藩士に江戸時代にあった。
ホケツ 法花津 ホッケツ 法花津参照。
ホケヅ 法華津 ホケツ 法華津参照。
ホケヅ 保毛津 大分県。法華津の異形。大分県では法華津姓の画数が多いと考えて改姓したと伝える。時代不詳。大分県臼杵市藤河内に分布あり。ホケツ 法華津参照。
ホコ 保古 石川県、大阪府、三重県。石川県白山市上小川町、三重県鈴鹿市東玉垣町に分布あり。石川県金沢市保古は戦国時代に「保後」の表記で記録のある地名。地名はホゴでフゴとも発音した。
ホコ 鉾 富山県高岡市、岐阜県・愛知県。事物。鉾から。富山県高岡市守山に分布あり。
ホコ 戟 大阪府。事物。鉾の異形。
ホコイ 鉾井 北海道、富山県中新川郡立山町。富山県中新川郡立山町下鉾木発祥。江戸時代に記録のある地名。下鉾木の「鉾」を使用。同地が本拠。
ホコイシ 鉾石 大阪府、京都府・愛媛県松山市。推定では鉾と石から。愛媛県松山市土居町に分布あり。
ホコイワ 鉾岩 愛媛県、神奈川県。推定では鉾と岩から。愛媛県松山市東垣生町に分布あり。愛媛県喜多郡内子町寺村では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。愛媛県大洲市肱川町宇和川では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
ホコウラ 鉾浦 兵庫県加古川市・東京都。推定では鉾と浦から。兵庫県加古川市尾上町長田に分布あり。
ホゴオリ 保郡 大阪府泉佐野市。推定では郡を保つ行為から。大阪府泉佐野市若宮町に分布あり。
ホコキ 鉾木 石川県、大阪府、富山県。ホコノキも含む分布。石川県鹿島郡中能登町西馬場、富山県富山市上大久保に分布あり。富山県富山市婦中町鉾木、富山県中新川郡立山町鉾木は江戸時代に記録のある地名。地名はホコノキ。
ホコギ 鉾木 ホコキ 鉾木参照。
ホコサキ 鉾崎 ホコザキ 鉾崎参照。
ホコサキ 鋒崎 ホコザキ 鋒崎参照。
ホコサキ 鉾碕 福井県鯖江市・神奈川県厚木市。鉾崎の異形。福井県鯖江市上氏家町に分布あり。ホコザキ 鉾崎参照。
ホコザキ 鉾崎 広島県福山市、千葉県。推定では鉾と突き出た土地から。広島県福山市新市町大字金丸に分布あり。神奈川県海老名市河原口に江戸時代にあった。
ホコザキ 鋒崎 千葉県、東京都。鉾崎の異形。千葉県市川市新田に分布あり。
ホコシタ 鉾下 茨城県。推定では鉾と下から。茨城県かすみがうら市坂に分布あり。
ホコシロ 鋒城 埼玉県草加市、長野県上田市。長野県上田市の真田町の鋒城山での功績により真田氏から賜ったと伝える。推定では戦国時代。鋒城山の位置不詳。伝承での山名はホウキ。長野県上田市真田町本原上原に分布あり。
ホコタ 鉾田 茨城県、石川県、群馬県。茨城県鉾田市発祥。南北朝時代に記録のある地名。地名は「鉾多」とも表記した。
ホコタ 鋒田 熊本県上益城郡益城町・広島県広島市安佐南区。鉾田の異形。熊本県上益城郡益城町惣領に分布あり。
ホコダ 鉾田 ホコタ 鉾田参照。
ホコタチ 鉾立 ホコタテ 鉾立参照。
ホコタテ 鉾立 鹿児島県、宮崎県、大阪府。ホコタチも含む分布。事物。宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田の天逆鉾から。宮崎県都城市で江戸時代に島津姓から改姓したと伝える。シマヅ 島津参照。鹿児島県志布志市有明町山重、宮崎県小林市堤が本拠。奈良県吉野郡大淀町鉾立は江戸時代に記録のある地名。奈良県高市郡高取町谷田で1678年(延宝6年)に生まれた人物が3年ほど居住して周囲が称した事例があった。同地の出との伝あり。時代、位置不詳。
ホコタテ 鉾建 ホコダテ 鉾建参照。
ホコダテ 鉾立 ホコタテ 鉾立参照。
ホコダテ 鉾建 福島県相馬市、北海道、宮城県。推定では鉾と建造物から。福島県相馬市今田地蔵前に分布あり。
ホコダテ 鉾館 北海道、東京都・京都府舞鶴市。推定では鉾と館から。京都府舞鶴市倉梯町に分布あり。
ホコダテ 鋒楯 大分県大分市。推定では鉾と楯から。大分県大分市久原北に分布あり。
ホコタニ 鉾谷 鹿児島県、大阪府。サキタニも含む分布。大阪府でサキタニが存在。①鹿児島県日置市東市来町湯田鉾之谷発祥。同地に分布あり。②職業。大阪府河内長野市では鍬の先を製造して江戸時代に「サキヤ」の呼称があった住民による明治新姓と伝える。姓はサキタニ。
ホコネ 鉾根 富山県氷見市。富山県氷見市鞍骨鉾根発祥。同地にある浄土真宗の唯明寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号も鉾根山。同地は平安時代の武将である源義経の一行が1187年(文治3年)に休憩した土地で、1523年(大永3年)に創建の同寺の庭には源義経が座ったと伝える岩があり、山の頂に鉾を埋めて根元にある村から鉾根の地名がついたとの伝あり。
ホコノキ 鉾木 ホコキ 鉾木参照。
ホコノハラ 鉾之原 鹿児島県日置市、鹿児島県鹿児島市。鹿児島県日置市東市来町養母鉾之原発祥。同地に江戸時代に門割制度の鉾之原門があった。門による明治新姓。
ホコバヤシ 鉾林 長崎県壱岐市・福岡県。地形。林から。ホコは推定では高い土地から。長崎県壱岐市勝本町片山触に分布あり。
ホコハラ 鉾原 鹿児島県肝属郡肝付町・兵庫県・大阪府。地形。原から。ホコは推定では高い土地から。鹿児島県肝属郡肝付町前田に分布あり。
ホコマル 鉾丸 千葉県船橋市・東京都。推定では鉾と丸い土地から。千葉県船橋市二和西に分布あり。
ホコモト 鉾本 広島県福山市・広島県府中市。広島県福山市新市町大字金丸に分布あり。同地に鉾崎姓あり。ホコザキ 鉾崎参照。
ホコヤ 鉾屋 長崎県平戸市。職業。鉾屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。長崎県平戸市大久保町に分布あり。
ホコヤ 鋒屋 長崎県平戸市。職業。鉾屋の異形。長崎県平戸市大久保町に分布あり。
ホコヤマ 鋒山 滋賀県犬上郡甲良町。地形。山から。ホコは推定では高い土地。滋賀県犬上郡甲良町金屋が本拠。
ホコヤマ 鉾山 京都府、滋賀県・東京都。鋒山の異形。滋賀県犬上郡甲良町金屋に分布あり。
ホコラ 洞 ホラ 洞参照。
ホサイン 宝財院 宮城県仙台市泉区。バングラデシュ系。個人名。アラビア語で「良い」、「美しい」を意味するハッサンの指小辞形であるフサインから派生したホサインを音訳。推定での原綴はホサイン(Hossain)。宮城県仙台市泉区で2001年10月15日にモハメド・ホサイン・イクバルが帰化して宝財院イクバルに改名。
ホサイン 歩嵯胤 東京都。個人名。推定ではアラビア語圏が起源地で通称での表記から。
ホサカ 保坂 山梨県、東京都、秋田県。続いて新潟県、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、北海道。山梨県韮崎市の穂坂町から発祥。平安時代に記録のある地名。地名はホサカで「保坂」とも表記した。山梨県甲府市上積翠寺町・下積翠寺町、山梨県甲州市塩山牛奥で伝承あり。新潟県新潟市南区保坂は経由地。江戸時代に記録のある地名。地名は開発者の保坂氏の人名からと伝える。福岡県朝倉市荷原に江戸時代にあった。
ホサカ 穂坂 神奈川県、山梨県、福岡県。保坂の異形。神奈川県小田原市曽我別所、山梨県南巨摩郡身延町大野に分布あり。神奈川県小田原市曽我原では草分けと伝える。福岡県嘉穂郡桂川町土師では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。愛知県清須市清洲が藩庁の清洲藩士、愛媛県松山市丸之内が藩庁の伊予松山藩士に江戸時代にあった。
ホサカ 保阪 山梨県、東京都、埼玉県。保坂の異形。山梨県韮崎市中田町中條に分布あり。群馬県富岡市七日市では明治新姓時に保坂姓から改姓したと伝える。
ホサカ 甫坂 栃木県下都賀郡壬生町。①保坂姓あり。栃木県下都賀郡壬生町では奈良時代の僧侶の道鏡とともに来たと伝える。栃木県下都賀郡壬生町下稲葉に江戸時代にあった。②徳島県勝浦郡勝浦町三溪甫坂発祥。地名はホウザカ。同地に隣接する徳島県勝浦郡勝浦町三溪寒山に分布あり。
ホサカ 穂阪 山梨県。保坂の異形。山梨県韮崎市藤井町駒井に分布あり。
ホサカ 帆坂 東京都。保坂の異形。東京都墨田区文花に分布あり。
ホサカ 穗坂 山梨県・神奈川県・東京都。保坂の異形。山梨県南アルプス市上宮地に分布あり。
ホサカ 穗阪 大阪府吹田市。保坂の異形。大阪府吹田市五月が丘南に分布あり。
ホザカ 保坂 ホサカ 保坂参照。
ホザカ 穂坂 ホサカ 穂坂参照。
ホサキ 保崎 静岡県静岡市、岡山県岡山市。ヤスザキは稀少。①穂崎姓あり。滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩士、岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士、大分県速見郡日出町(その他)が藩庁の日出藩士に江戸時代にあった。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である保に「崎」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡喜界町小野津に分布あり。タモツ 保参照。
ホサキ 穂崎 岡山県岡山市、千葉県、高知県。地形。穂と突き出た土地から。岡山県岡山市東区君津が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。岡山県赤磐市穂崎は江戸時代に記録のある地名。千葉県市原市廿五里が本拠。
ホサキ 帆先 兵庫県三木市。穂崎姓あり。推定では帆の先から。兵庫県三木市大村に分布あり。
ホサキ 帆崎 大分県速見郡日出町、福岡県北九州市戸畑区・京都府舞鶴市。穂崎姓あり。大分県速見郡日出町藤原に分布あり。
ホサキ 穂先 熊本県・福岡県糟屋郡新宮町。穂崎姓あり。推定では帆の先から。穂崎熊本県八代市鏡町貝洲に分布あり。
ホザキ 保崎 ホサキ 保崎参照。
ホザキ 穂崎 ホサキ 穂崎参照。
ホサコ 穂迫 奈良県、愛知県。地形。穂と山の迫った土地から。奈良県橿原市東坊城町に分布あり。
ホサコ 保迫 和歌山県和歌山市・愛知県。地形。山の迫った土地から。穂迫姓あり。和歌山県和歌山市堀止西に分布あり。
ホサヤマ 柞山 ホウサヤマ 柞山参照。
ホザワ 保沢 ヤスザワ 保沢参照。
ホザワ 保澤 ヤスザワ 保澤参照。
ホザワ 褒沢 三重県鈴鹿市・愛知県。事物。三重県鈴鹿市長澤町にある曹洞宗の真福寺の僧侶による明治新姓。同寺では三重県亀山市田村町にある能褒野神社の「褒」と地名の「沢」を使用したと伝える。能褒野はノボノで奈良時代に「能煩野」の表記で記録のある地名。長澤はナガサワで南北朝時代に記録のある地名。
ホザワ 褒澤 三重県鈴鹿市。褒沢の異形。三重県鈴鹿市石薬師町に分布あり。
ホザン 保山 ホウザン 保山参照。
ホシ 星 福島県、宮城県、東京都。続いて新潟県、北海道、神奈川県、埼玉県、栃木県、千葉県、茨城県。①事物。星から。福島県南会津郡檜枝岐村では平安時代初期に和歌山県南部・三重県南部(旧:牟婁郡)の星の里から来住したと伝える。比定地は和歌山県田辺市の三星山、高星山の付近。福島県岩瀬郡天栄村田良尾野仲、宮城県亘理郡山元町大平横山、新潟県魚沼市下折立で草分けとの伝あり。福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士に江戸時代にあった。新潟県新発田市上赤谷では1178年(治承2年)に大阪府東部(旧:河内国)から来住して称したと伝える。船乗りの北極星による明治新姓との伝あり。位置不詳。福島県南会津郡下郷町豊成楢原では同地の鎮守神社が祀る北極星、北斗七星から苗字の許可時に氏子が称したと伝える。推定では明治新姓。※新羅系。福島県大沼郡会津美里町尾岐窪では1205年(元久2年)の墓石があり、新羅王の後裔との伝あり。②合略。星野の略。栃木県日光市藤原では鎌倉時代の僧侶である日蓮の勧めにより星野姓から改姓したと伝える。ホシノ 星野参照。③コリア系。推定での比率は1%以下。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。東京都墨田区で1982年4月2日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。④アルゼンチン系。個人名。東京都墨田区で2000年10月16日に力士のマルセロ・サロモン・イマッチが帰化して四股名の星誕期から称する。※シナ系。日本音はセイ、シナ音はシン。※コリア系。日本音はセイ、コリア音はソン。
ホシ 保志 宮城県、北海道、福島県。星の異形。宮城県角田市藤田では星姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。同地では草分けとの伝もあり。栃木県下都賀郡野木町で1183年(治承7年・寿永2年)にあった野木合戦で記録あり。福島県会津若松市追手町が藩庁の会津藩士に江戸時代にあった。
ホシ 帆士 福岡県八女市、福岡県大牟田市。星姓あり。福岡県八女市上陽町下横山に分布あり。
ホシ 保子 愛媛県四国中央市、愛媛県新居浜市。星姓あり。愛媛県四国中央市土居町蕪崎が本拠。同地では農業、漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホシ 保司 京都府京都市左京区。星姓あり。京都府京都市左京区八瀬秋元町に分布あり。
ホシ 穂志 愛知県一宮市。星姓あり。愛知県一宮市島村更江に分布あり。
ホシ 保士 秋田県秋田市。星姓あり。秋田県由利本荘市岩城亀田亀田町が藩庁の亀田藩士に江戸時代にあった。
ホジ 保地 ホチ 保地参照。
ホジ 保路 兵庫県神崎郡神河町。推定では道を保つ行為から。兵庫県神崎郡神河町上小田に分布あり。
ホシアイ 星合 三重県、静岡県、東京都。三重県松阪市星合町発祥。室町時代に記録のある地名。三重県津市安濃町戸島、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。
ホシアキ 星明 島根県。事物。島根県松江市和多見町にある浄土真宗の本竜寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の明星山から「星」、「明」を使用。山号はミョウジョウ。
ホシアマ 星天 埼玉県さいたま市。コリア系。大韓民国慶尚北道星州(別名:星山)郡の本貫あり。地名の日本音はセイサン、コリア音はソンサン。埼玉県さいたま市(旧:大宮市)で1963年1月19日に帰化の記録あり。本姓の記載なし。
ホシアン 星庵 大阪府豊能郡能勢町。推定では星と庵から。大阪府豊能郡能勢町山辺に分布あり。
ホシイ 星井 新潟県、北海道、山口県。①地形。星と水を汲む場所から。新潟県新潟市南区下曲通に江戸時代にあった。新潟県新潟市西蒲区巻に分布あり。②福岡県田川市糒発祥。鎌倉時代に記録のある地名。地名はホシイ。同地では1858年(安政5年)に福岡県北九州市小倉北区城内が藩庁の小倉藩主の小笠原氏から賜ったと伝える。同地では福岡県東部・大分県北部(旧:豊前国)の星井郷に居住していたとの伝あり。推定では糒の別表記。
ホシイ 糒 福岡県。事物。福岡県行橋市では庄屋が江戸時代に糒を管理して福岡県北九州市小倉北区城内が藩庁の小倉藩主から賜ったと伝える。福岡県行橋市長尾に江戸時代にあった。
ホシイ 干飯 兵庫県赤穂市、兵庫県姫路市。推定では干した飯から。兵庫県赤穂市御崎に分布あり。
ホシイ 干井 大阪府、奈良県。地形。干上がった水を汲む場所から。奈良県北葛城郡広陵町沢に分布あり。
ホシイ 星居 宮城県・滋賀県・宮崎県。地形。星井の異形。宮城県角田市に江戸時代、滋賀県犬上郡多賀町中川原にある曹洞宗の永福寺の僧侶に東京時代にあった。滋賀県では推定では滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩主だった井伊氏の「井」を憚って安土桃山時代に改姓。イイ 井伊参照。
ホシイズミ 星泉 埼玉県志木市・埼玉県所沢市。地形。星と泉から。埼玉県志木市本町に分布あり。
ホシイダ 星井田 栃木県鹿沼市、兵庫県・北海道。地形。星と水を汲む場所と田から。星栃木県鹿沼市日吉町に分布あり。
ホシイワ 保志岩 岡山県和気郡和気町。推定では星と岩から。岡山県和気郡和気町本が本拠。
ボジイワ 暮地岩 ボチイワ 暮地岩参照。
ホシウラ 星浦 愛知県、広島県、兵庫県。①地形。星と浦から。島根県浜田市三隅町三隅に分布あり。②コリア系。推定での比率は約20%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。兵庫県神戸市長田区で1966年2月17日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシエ 星衛 宮崎県日南市、大阪府、神奈川県。個人名。宮崎県日南市板敷の庄屋の米良庄左衛門(別名:米良守衛)が名前の「衛」を使用して命名した明治新姓。メラ 米良参照。
ホシエ 星江 宮崎県日南市・岐阜県関市。星衛姓あり。宮崎県日南市春日町に分布あり。※コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。神奈川県川崎市高津区で1980年に通名にあった。本姓は李。リ 李参照。
ホシオ 星尾 岡山県、和歌山県、兵庫県。①岡山県備前市日生町日生発祥。室町時代に記録のある地名。同地は「星村」と呼称して火事が頻発するため「日」と「生」を離して「日生村」に改名したと伝える。時代不詳。「尾」は推定では尾根。同地が本拠。②和歌山県有田市星尾発祥。鎌倉時代に記録のある地名。同地に分布あり。
ホシオ 穂入 山形県山形市。推定では穂と入る場所から。山形県山形市小白川町に分布あり。
ホシオカ 星岡 福岡県直方市、愛媛県、三重県。①善隣。地形。星と岡から。福岡県直方市感田に分布あり。愛媛県松山市星岡町は南北朝時代に記録のある地名。地名はホシノオカとも発音した。愛媛県伊予市森に分布あり。愛知県半田市星崎町は町名としては1957年に成立した地名。同地に分布あり。②コリア系。推定での比率は約1%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。千葉県船橋市で1959年7月8日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシオカ 星丘 兵庫県・静岡県・埼玉県。地形。星岡の異形。兵庫県芦屋市打出小槌町に分布あり。
ホジオカ 法寺岡 ホウジオカ 法寺岡参照。
ホシカ 星加 愛媛県新居浜市、愛媛県西条市。星賀姓あり。愛媛県西条市明屋敷が藩庁の伊予西条藩士に江戸時代にあった。ホシガ 星賀参照。
ホシガ 星賀 北海道、岡山県、香川県。岡山県久米郡美咲町飯岡に戦国時代にあった。岡山県久米郡美咲町吉ケ原では兵庫県赤穂市中山の星賀山で1532年から1555年(天文年間)に金光姓から改姓したと伝える。位置不詳。カネミツ 金光参照。佐賀県唐津市肥前町星賀は鎌倉時代に「星鹿」の表記で記録のある地名。星賀はホシカ。
ホシガ 欲賀 愛知県一宮市。滋賀県守山市欲賀町発祥。南北朝時代に記録のある地名。地名はホシカ。
ホシガ 干賀 長崎県佐世保市。星賀姓あり。長崎県佐世保市針尾北町・針尾中町に分布あり。
ホシカド 保志門 沖縄県。事物。門から。沖縄県島尻郡八重瀬町新城では琉球王国時代の屋号により1880年の明治新姓時に称して当初はホシジョウと発音していたと伝える。琉球音はフシジョウ。沖縄県では沖縄県那覇市の首里が王都の琉球王府から琉球王国時代末期に新垣氏が「門の前で志を保つ」との意味で賜って当初は「保志門新垣」と呼称していたとの伝あり。推定では屋号の起源の伝承。保志門新垣は現存するか不明。アラカキ 新垣参照。
ホシガネ 星金 新潟県長岡市・静岡県静岡市駿河区。星姓、金姓あり。新潟県長岡市桂町に分布あり。ホシ 星参照。コン 金参照。
ホシガミ 星上 岩手県奥州市、宮城県。事物。岩手県奥州市の胆沢では信仰していた星の神により「星」と神に「上」を使用したと伝える。時代不詳。家紋は星梅鉢。
ホシガミ 干上 北海道、東京都・神奈川県。北海道白老郡白老町萩野に分布あり。石川県に干場姓あり。ホシバ 干場参照。
ホシガミ 星神 千葉県市原市。星上姓あり。千葉県市原市五井に分布あり。
ホシカメ 星亀 東京都・埼玉県。推定では星と亀から。埼玉県志木市中宗岡に分布あり。
ホシカヤ 干鰯谷 大阪府泉佐野市・大阪府岸和田市。職業。干鰯屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。大阪府泉佐野市では海産肥料を扱っていたと伝える。推定では江戸時代。大阪府泉佐野市大宮町に分布あり。
ホシカヤ 星加屋 広島県三次市。職業。星加屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。広島県三次市甲奴町抜湯に分布あり。
ホシカワ 星川 山形県、愛媛県、北海道。①奈良県天理市南六条町付近(旧:星川郷)から発祥。平安時代に記録のある地名。地名は「星河」とも表記した。②神奈川県横浜市保土ケ谷区星川発祥。平安時代に記録のある地名。神奈川県川崎市宮前区菅生に江戸時代にあった。神奈川県川崎市では神奈川県川崎市宮前区菅生付近の星川からと伝える。位置不詳。③コリア系。推定での比率は約2%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。東京都三鷹市で1960年8月30日に帰化の記録あり。本姓は鄭。テイ 鄭参照。※三重県桑名市星川は経由地。平安時代に「星河」の表記で記録のある地名。地名は星川氏の人名からと伝える。同地に安土桃山時代にあった。
ホシカワ 干川 群馬県吾妻郡嬬恋村。地形。干した川から。群馬県吾妻郡嬬恋村干俣では平安時代・鎌倉時代の武将の源頼朝に干した川のヤマメを献上して賜ったと伝える。同地が本拠。干俣は室町時代に「ほし又」の表記で記録のある地名。
ホシカワ 星河 群馬県、神奈川県、長野県。①星川の異形。群馬県吾妻郡長野原町林では明治新姓時に星川姓から改姓したと伝える。②コリア系。推定での比率は約10%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。愛知県豊明市で1991年6月7日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシカワ 星州 大阪府大阪市生野区。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。福岡県遠賀郡水巻町で1983年6月22日に帰化の記録あり。本姓は裵。ハイ 裵参照。

日本姓氏語源辞典 ホシキ~ホソザワ

ホシキ 星木 福岡県北九州市、山口県下関市。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。福岡県北九州市門司区で1979年12月10日、1992年7月20日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシクキ 星久木 千葉県山武市。推定では星と永く続く木から。クキが「洞穴」を意味する例あり。千葉県山武市松尾町田越に分布あり。千葉県千葉市中央区星久喜町は江戸時代に記録のある地名。地名はホシグキでホシゴキとも発音した。
ホシクボ 星久保 北海道、香川県仲多度郡まんのう町。香川県仲多度郡まんのう町勝浦の小字の星久保から発祥。
ホシクマ 星隈 福岡県、鹿児島県指宿市。地形。星と隈の土地から。福岡県みやま市瀬高町下庄、鹿児島県指宿市山川利永に分布あり。鹿児島県鹿児島市の喜入に江戸時代にあった。鹿児島県霧島市国分重久の小字に星隈あり。
ホシクマ 星熊 大分県、鹿児島県・広島県。①大分県日田市友田の星隈山から発祥。地名はホシクマ。同地に安土桃山時代・江戸時代に星隈城があった。同地に分布あり。②鹿児島県伊佐市菱刈前目の小字の星熊から発祥。
ホシクラ 星倉 宮崎県宮崎市、鹿児島県。宮崎県日南市星倉発祥。南北朝時代に記録のある地名。
ホシコ 星子 熊本県山鹿市、熊本県熊本市。事物。隕石から。熊本県山鹿市長坂では1574年(天正2年)6月16日に同地の長坂城の井戸に降ってきた星を吉兆と考えて城主が今村姓から改姓したと伝える。イマムラ 今村参照。
ホシゴエ 星越 ホシコシ 星越参照。
ホシコシ 星越 徳島県、北海道、千葉県香取市。ホシゴエも含む分布。徳島県でホシゴエが存在。地形。星と越す場所から。徳島県勝浦郡勝浦町三溪、千葉県香取市五郷内に分布あり。
ホシコシ 干越 富山県氷見市。地形。干す場所と越す場所から。富山県氷見市稲積では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホシゴシ 干越 ホシコシ 干越参照。
ホシザカ 星坂 京都府京都市・千葉県八千代市。地形。星と坂から。京都府京都市に江戸時代にあった。京都府亀岡市曽我部町寺星坂は記録時代不詳の地名。地名はホシサカ。
ホシサキ 星先 熊本県玉名郡南関町、福岡県。地形。星の先から。熊本県玉名郡南関町下坂下に分布あり。熊本県玉名郡南関町上坂下の小字に星ノ原あり。
ホシザキ 星崎 神奈川県小田原市、宮崎県宮崎市。①地形。星と突き出た土地から。神奈川県小田原市矢作が本拠。埼玉県行田市本丸の忍城に戦国時代、神奈川県小田原市城内が藩庁の小田原藩士に江戸時代にあった。愛知県名古屋市南区星崎は平安時代に記録のある地名。地名は「星前」とも表記した。宮崎県宮崎市高岡町上倉永に江戸時代にあった門割制度の星崎門から。門による明治新姓。②鹿児島県枕崎市妙見町の小字の星ケ崎から発祥。同地に江戸時代に門割制度の星崎門があった。同門は1767年(明和4年)に「星ケ崎」の呼称で記録のあり。門による明治新姓。
ホシザキ 星先 ホシサキ 星先参照。
ホシザキ 星嵜 神奈川県・東京都。星崎の異形。神奈川県小田原市田島に分布あり。
ホシサシ 星指 宮崎県えびの市。宮崎県えびの市池島の小字の星指水流から発祥。同地に江戸時代に門割制度の星指門があった。門による明治新姓。
ホシサト 星里 ホシザト 星里参照。
ホシザト 星里 大阪府大阪市、福岡県福岡市早良区。地形。星と里から。福岡県福岡市早良区賀茂に分布あり。
ホシザワ 星沢 長野県長野市、北海道、宮城県。地形。星と沢から。宮城県石巻市門脇町に分布あり。善隣。長野県長野市若穂保科が本拠。同地は保科川の流れる土地。同地では江戸時代初期に長野県伊那市富県から来住したと伝える。
ホシザワ 星澤 東京都、神奈川県、北海道。地形。星沢の異形。高知県南国市幸町に分布あり。善隣。長野県長野市若穂保科に分布あり。
ホシシタ 星下 熊本県荒尾市。地形。星の下から。熊本県荒尾市宮内に分布あり。※コリア系。東京都杉並区で1958年に通名にあった。本姓は卞。ベン 卞参照。
ホシシバ 星芝 神奈川県、東京都。地形。星と芝から。神奈川県川崎市麻生区岡上に分布あり。
ホシジマ 星島 岡山県。①岡山県備前市日生町日生発祥。室町時代に記録のある地名。日生の日と生を合わせた「星」と「島」から。同地から岡山県倉敷市藤戸町藤戸に来住したと伝える。日生諸島で最大の島は鹿久居島。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。②コリア系。推定での比率は約2%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。埼玉県入間郡三芳町で1972年6月20日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。静岡県周智郡森町で1983年9月24日に帰化の記録あり。本姓は金。コン 金参照。
ホシジョウ 保志条 高知県高知市・愛知県安城市。推定では星と道路から。高知県高知市潮新町に分布あり。
ホシズミ 星住 兵庫県姫路市。兵庫県姫路市花田町上原田の小字の星谷から発祥。星谷の「星」を使用。
ホシタ 星田 ホシダ 星田参照。
ホシタ 干田 ホシダ 干田参照。
ホシタ 穂下 大分県佐伯市・広島県広島市東区。地形。穂の下から。大分県佐伯市狩生に分布あり。
ホシダ 星田 熊本県、群馬県、和歌山県。①大阪府交野市星田発祥。平安時代に記録のある地名。善隣。群馬県高崎市中里見に分布あり。※群馬県富岡市星田は江戸時代に記録のある地名。②コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。東京都杉並区で1967年6月29日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシダ 干田 富山県、福井県、愛知県。地形。干す場所と田から。富山県砺波市柳瀬に分布あり。
ボシタ 保下 ボウシタ 保下参照。
ホシタカ 干高 富山県氷見市。地形。干す場所と高い場所から。富山県氷見市栄町に分布あり。
ホシタケ 星武 岡山県倉敷市。「星」を含む姓、「武」を含む男性の名前あり。岡山県倉敷市玉島長尾に分布あり。
ホシタニ 星谷 ホシヤ 星谷参照。
ホシタニ 干谷 兵庫県姫路市、北海道、山梨県。ホシヤも含む分布。職業。乾物による干屋の屋号から。屋号はホシヤ。山梨県富士吉田市上吉田ではホシヤ。同地では江戸時代に乾物を扱っていた住民による明治新姓と伝える。兵庫県姫路市飾東町豊国、山口県岩国市南岩国町に分布あり。
ホシツ 星津 ホシヅ 星津参照。
ホシヅ 星津 熊本県、滋賀県・東京都。地形。星と渡し場から。熊本県宇城市松橋町松橋に分布あり。僧侶による明治新姓。寺の例。滋賀県米原市藤川にある浄土真宗の智通寺、岐阜県不破郡関ケ原町玉にある浄土真宗の玉照寺。玉照寺の山号は清泉山。
ホシヅカ 星塚 宮城県、熊本県・宮崎県。地形。星と塚から。宮城県大崎市鹿島台深谷、宮崎県日向市日知屋に分布あり。
ホシヅキ 星月 愛知県犬山市、愛知県江南市・埼玉県。事物。星と月から。愛知県犬山市犬山東古券に分布あり。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士に江戸時代、広島県広島市佐伯区五日市にある浄土真宗の光禅寺の僧侶に東京時代にあった。
ホシデ 星出 山口県、福岡県、東京都。山口県大島郡周防大島町に江戸時代にあった。山口県大島郡大島町東三蒲では平安時代・鎌倉時代の武将である佐々木高綱の後裔で滋賀県から来住して近江屋の屋号を使用していたと伝える。推定では江戸時代初期の来住。ササキ 佐々木参照。山口県大島郡周防大島町東安下庄に分布あり。山口県大島郡周防大島町秋の小字に星出あり。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士に江戸時代にあった。
ホシト 星戸 静岡県静岡市駿河区。推定では星と戸から。静岡県静岡市駿河区大和に分布あり。
ホシト 法師人 ホウシト 法師人参照。
ホジト 宝示戸 ホウシド 宝示戸参照。
ホジト 保知戸 ホチト 保知戸参照。
ホシドウ 星銅 千葉県船橋市・神奈川県。推定では星と銅から。千葉県船橋市田喜野井に分布あり。
ホシトク 星徳 大阪府。「星」を含む姓、「徳」を含む男性の名前あり。大阪府高槻市唐崎中に分布あり。
ボシドマリ 母子泊 北海道北斗市。アイヌ系。ロシア連邦共和国サハリン州コルサコフ(旧:樺太庁大泊郡大泊町)の山下町のパツコトマリから発祥。
ホシナ 保科 長野県、新潟県、東京都。長野県長野市若穂保科発祥。奈良時代に「穂科」の表記で記録のある地名。千葉県香取郡多古町多古が藩庁の多古藩主に安土桃山時代、長野県伊那市高遠町東高遠が藩庁の高遠藩主に安土桃山時代・江戸時代、千葉県富津市下飯野が藩庁の飯野藩主、長野県長野市松代町松代が藩庁の松代藩士に江戸時代にあった。
ホシナ 星名 新潟県、東京都、埼玉県。①保科の異形。新潟県十日町市伊勢平治に分布あり。新潟県十日町市上野甲、新潟県五泉市村松が藩庁の村松藩士に江戸時代にあった。②千葉県八千代市保品発祥。地名はホシナ。室町時代に「星名」の表記で記録のある地名。
ホシナ 保志名 埼玉県、東京都・新潟県。保科の異形。殿から賜ったとの伝あり。推定では江戸時代。伝承地不詳。新潟県五泉市伊勢の川に分布あり。
ホシナ 星奈 東京都・神奈川県・福島県。保科の異形。福島県郡山市富久山町久保田大久保に分布あり。
ホシナ 法信 愛知県一宮市。事物。愛知県一宮市北今下渡にある浄土真宗の法信寺の僧侶による明治新姓。寺号から。寺号はホウシン。
ホシナ 穂科 愛知県一宮市・茨城県。保科の異形。愛知県一宮市光明寺長山、茨城県水戸市渡里町に分布あり。
ホシナカ 星中 徳島県徳島市、徳島県那賀郡那賀町。徳島県那賀郡那賀町海川ホシコエ発祥。ホシコエの「ホシ」を使用。同地に分布あり。
ホシナカ 星仲 神奈川県川崎市高津区・東京都世田谷区。星中の異形。神奈川県川崎市高津区末長に分布あり。
ホシナガ 星長 兵庫県姫路市、愛知県、岐阜県。推定では星と長い土地から。兵庫県姫路市花田町加納原田に分布あり。
ホシナガ 星永 宮城県、熊本県。「星」を含む姓あり。「永」は好字。宮城県牡鹿郡女川町宮ケ崎、熊本県八代市千丁町古閑出に分布あり。
ホシナミ 斗南 茨城県、千葉県・愛知県江南市。東京都でトナミが存在。推定では北斗七星と南から。茨城県東茨城郡城里町下古内に分布あり。
ホシナミ 星波 兵庫県尼崎市・大阪府大阪市西淀川区。推定では星と波から。兵庫県尼崎市杭瀬南新町に分布あり。
ホシナミ 星次 千葉県。「星」を含む姓あり。千葉県千葉市中央区登戸の登渡神社の神主に東京時代にあった。
ホシヌノ 干布 佐賀県杵島郡白石町・大阪府。推定では干した布から。佐賀県杵島郡白石町福富に分布あり。
ホシネ 星根 奈良県天理市。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。奈良県天理市で2007年7月23日に帰化して改姓。本姓は朴。ボク 朴参照。東京都府中市で1972年11月25日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシノ 星野 群馬県、東京都、新潟県。続いて埼玉県、神奈川県、愛知県、千葉県、栃木県、北海道、茨城県。①愛知県豊川市行明町付近(旧:星野荘)から発祥。室町時代に記録のある地名。群馬県沼田市戸鹿野町で伝承あり。②福岡県八女市星野村発祥。戦国時代に記録のある地名。新潟県小千谷市千谷川で伝承あり。新潟県長岡市長倉町では1226年(嘉禄2年)に福岡県うきは市付近(旧:浮羽郡)にいたと伝える。③地形。星と野から。群馬県渋川市北橘町小室、群馬県前橋市富士見町原之郷では和歌山県南部・三重県南部(旧:牟婁郡)の星野郷からと伝える。時代、位置不詳。山梨県大月市七保町駒宮では幡野姓を隠す必要があったため改姓したと伝える。伝承からの推定では江戸時代初期。ハタノ 幡野参照。④岩手県岩手郡葛巻町葛巻星野発祥。岩手県岩手郡葛巻町で伝承あり。⑤創賜。星に助詞の「の」から「野」を追加。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。同藩士は江戸時代に星姓から改姓したと伝える。福島県会津若松市材木町では三重県伊勢市宇治館町にある伊勢神宮の内宮に参拝した際に星を「星野」と記していた御札を神のお告げと考えて改姓したと伝える。伝承からの推定では安土桃山時代頃。ホシ 星参照。⑥コリア系。推定での比率は1%以下。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。大阪府大阪市都島区で1953年11月9日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。⑦合略。星野黒の略。北海道旭川市で1973年に改姓。ホシノクロ 星野黒参照。
ホシノ 干野 広島県、長崎県、石川県。星野姓あり。広島県広島市安芸区瀬野南町、長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷、石川県鳳珠郡能登町布浦に分布あり。
ホシノ 星埜 東京都、広島県、北海道。星野の異形。広島県三次市で江戸時代初期に称したと伝える。愛媛県松山市丸之内が藩庁の伊予松山藩士、茨城県土浦市中央が藩庁の土浦藩士に江戸時代にあった。
ホシノ 星乃 熊本県、福岡県、大阪府。星野姓あり。熊本県山鹿市中に江戸時代にあった。
ホシノ 斗野 愛知県豊橋市。星野姓あり。愛知県豊橋市石巻町中白に分布あり。
ホシノ 保志野 東京都。星野姓あり。新潟県五泉市村松が藩庁の村松藩士に江戸時代にあった。
ホシノイ 星野井 福島県郡山市。星野姓あり。福島県郡山市富田町上ノ台に分布あり。ホシノ 星野参照。
ホシノウチ 星之内 静岡県磐田市。星野姓あり。静岡県磐田市見付に分布あり。ホシノ 星野参照。
ホシノオ 星野尾 香川県高松市、香川県木田郡三木町。星野姓あり。香川県木田郡三木町田中に分布あり。ホシノ 星野参照。
ホシノクロ 星野黒 富山県魚津市、北海道上川郡新得町。富山県魚津市黒沢発祥。江戸時代に記録のある地名。同地で岐阜県の出の星野姓だった武士が帰農して黒沢の「黒」を追加したと伝える。推定では戦国時代。ホシノ 星野参照。
ホシノボリ 皨昇 石川県七尾市。事物。星から。石川県七尾市大泊町にある浄土真宗の専念寺の僧侶による明治新姓。同寺では星が昇るように仏法が広まるとの考えで称したと伝える。
ホシノミヤ 星宮 ホシミヤ 星宮参照。
ホシノミヤ 星ノ宮 茨城県東茨城郡茨城町。茨城県東茨城郡茨城町下土師の小字の星ノ宮から発祥。
ホシノヤ 星野谷 東京都、神奈川県。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。東京都大田区西蒲田に分布あり。
ホシノヤ 星ノ谷 東京都大田区・神奈川県。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。東京都大田区南馬込に分布あり。
ホシバ 干場 石川県、北海道、富山県。カンバは稀少。地形。干す場所から。石川県鳳珠郡能登町上町に江戸時代にあった。同地では草分けと伝える。石川県鹿島郡中能登町良川では石川県金沢市丸の内が藩庁の加賀藩主の前田氏が来た際に鞍を洗って家で干した住民が賜ったとの伝あり。伝承からの推定では同藩の第12代藩主の前田斉泰から。富山県氷見市磯辺では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホシバ 星場 石川県、北海道、富山県。地形。干場の異形。富山県氷見市鞍川に分布あり。同地の小字に干場あり。地名はホシバ。
ホシバ 保志場 石川県羽咋市。地形。干場の異形。石川県羽咋市粟生町が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホシバ 穂芝 和歌山県有田郡有田川町・千葉県。地形。穂と芝から。和歌山県有田郡有田川町糸川に分布あり。
ホシバ 潟場 千葉県。地形。潟のある場所から。千葉県山武郡横芝光町栗山に分布あり。
ホシバ 干塲 京都府久世郡久御山町。地形。干場の異形。京都府久世郡久御山町佐山東代に分布あり。
ホシハタ 星畑 和歌山県。善隣。地形。星と畑から。米屋が星の見える時間まで働いて称したと伝える。推定では江戸時代。伝承地不詳。和歌山県有田市宮原町須谷、和歌山県有田郡広川町広に分布あり。
ホシハタ 干畠 広島県安芸郡坂町・兵庫県。地形。干畑の異形。広島県安芸郡坂町坂西に分布あり。
ホシハタ 干畑 長崎県西彼杵郡長与町・長崎県佐世保市・福岡県。地形。干す場所と畑から。長崎県西彼杵郡長与町丸田郷に分布あり。
ホシバタ 星畑 ホシハタ 星畑参照。
ホシハラ 星原 鹿児島県、熊本県、大阪府。①鹿児島県垂水市本城の小字の星原から発祥。同地に江戸時代に門割制度の星原門があった。門による明治新姓。②鹿児島県いちき串木野市荒川の小字の星原田から発祥。鹿児島県いちき串木野市に江戸時代にあった。③宮崎県都城市高城町有水の小字の星原から発祥。※宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士に江戸時代にあった。④コリア系。推定での比率は約3%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。静岡県静岡市で1957年5月23日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。⑤台湾系。埼玉県川越市で1980年7月3日に帰化して改姓。本姓は黄。コウ 黄参照。
ホシバリ 干張 北海道旭川市。推定では徳島県が起源地で干す場所と開墾地から。北海道旭川市豊岡二条に分布あり。
ホシヒラ 星平 宮崎県宮崎市。推定では星と傾斜地から。宮崎県宮崎市高岡町花見に分布あり。
ホシフミ 星文 岐阜県高山市。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。岐阜県高山市で1986年7月24日、1994年8月19日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシマ 保島 ホジマ 保島参照。
ホシマ 星間 三重県松阪市、石川県鳳珠郡穴水町・大阪府。地形。星と間から。三重県松阪市曽原町に分布あり。
ホジマ 保島 鹿児島県、石川県、広島県。ヤスジマも含む分布。石川県金沢市でヤスジマが存在。①地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である保に「島」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡瀬戸内町与路に分布あり。同地に保姓あり。タモツ 保参照。②安島姓あり。石川県金沢市笠舞、広島県福山市坪生町南に分布あり。アジマ 安島参照。
ホジマ 穂島 東京都港区。事物。穂嶋の異形。東京都港区芝に分布あり。
ホジマ 穂嶋 神奈川県横浜市。事物。東京都港区芝の御穂神社、鹿嶋神社の神主が御穂の「穂」と鹿嶋の「嶋」から称する。御穂神社は戦国時代、鹿嶋神社は江戸時代の創建と伝える。2004年の合祀後の神社名は御穂鹿嶋神社。
ホシマル 星丸 福岡県糸島市、神奈川県。福岡県糸島市井原に分布あり。福岡県朝倉市杷木星丸は江戸時代に記録のある地名。
ホシミ 星見 鳥取県鳥取市、千葉県大網白里市、宮城県。伏見の異形。埼玉県所沢市堀之内では埼玉県所沢市勝楽寺の根小屋(別名:勝楽寺)城の城主で戦国時代に「伏見」と呼称していたと伝える。鳥取県鳥取市東町が藩庁の鳥取藩士、神奈川県小田原市城内が藩庁の小田原藩士に江戸時代にあった。宮城県角田市角田では1598年(慶長3年)に角田城主となった石川昭光に従って来住したと伝える。フシミ 伏見参照。
ホシミズ 干水 長崎県壱岐市。長崎県壱岐市郷ノ浦町麦谷触の小字の旱水から発祥。地名はホシミズ。
ホシミツ 星光 神奈川県・千葉県・宮城県。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の「星」を使用。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。兵庫県西宮市で1970年10月22日に帰化の記録あり。「張田」ともあり。本姓は李。推定では夫婦別姓。リ 李参照。ハリタ 張田参照。
ホシミヤ 星宮 秋田県、栃木県、神奈川県。ホシノミヤは稀少。①秋田県大仙市横堀星宮発祥。地名はホシノミヤ。同地に隣接する秋田県大仙市横堀南福嶋に分布あり。秋田県大仙市強首ではホシノミヤ。栃木県那須烏山市下川井で同地の鹿島神社の氏子に東京時代にあった。②コリア系。推定での比率は約3%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」と呂を含む「宮」を使用。北海道函館市で1966年4月20日に帰化の記録あり。本姓は呂。ロ 呂参照。他姓もあり。
ホシムネ 星宗 大阪府・兵庫県・東京都。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。大阪府大阪市淀川区で1986年1月28日に帰化の記録あり。本姓は裵。ハイ 裵参照。
ホシムラ 星村 鹿児島県、埼玉県、宮崎県。①鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木の小字の星久保から発祥。星久保の「星」を使用。同地付近での伝承。※山口県岩国市横山が藩庁の岩国藩士に江戸時代にあった。②コリア系。推定での比率は約10%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。東京都荒川区で1957年2月14日に帰化の記録あり。本姓は韓。カン 韓参照。
ホシムレ 星簇 鹿児島県鹿屋市。地形。ムレは推定では「群」、「森」。星は字義では天体。鹿児島県鹿屋市田崎町に分布あり。
ホシムレ 星牟礼 宮崎県西諸県郡高原町。宮崎県西諸県郡高原町後川内の小字の星牟礼から発祥。同地に江戸時代に門割制度の星牟礼門があった。門による明治新姓。
ホジメ 宝治米 徳島県徳島市。徳島県徳島市に久次米姓あり。徳島県徳島市八万町下福万に分布あり。クジメ 久次米参照。
ホシモト 星本 大阪府、福岡県、兵庫県。①コリア系。推定での比率は約80%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。「星州が本貫」の意。神奈川県川崎市で1964年1月21日に帰化の記録あり。本姓は呂。帰化の記録による本姓は李が約50%、裵が約13%、呂が約6%。リ 李参照。ハイ 裵参照。ロ 呂参照。②「星」を含む姓、地名あり。鹿児島県大島郡喜界町赤連に分布あり。③徳島県那賀郡那賀町海川ホシコエ発祥。ホシコエの「ホシ」を使用。同地に分布あり。④宮崎県西臼杵郡日之影町分城星山発祥。「星山が本」の意。
ホシモト 星元 大阪府、静岡県、鹿児島県。コリア系。星本の異形。宮城県仙台市で1955年11月7日、鹿児島県薩摩川内市で1972年9月9日、1972年10月31日、静岡県静岡市(旧:清水市)で1993年2月25日に帰化の記録あり。本姓は李。帰化の記録による本姓は李が約56%、裵が約25%。リ 李参照。ハイ 裵参照。
ホシモト 干本 石川県鳳珠郡能登町・熊本県八代市・千葉県。地形。干す場所のそばから。石川県鳳珠郡能登町清真に分布あり。
ホシモト 干元 石川県鳳珠郡能登町。地形。干本の異形。石川県鳳珠郡能登町河ケ谷に分布あり。
ホシモノ 干物 ヒモノ 干物参照。
ホシモリ 星守 愛媛県、茨城県。推定では星を守る行為から。愛媛県上浮穴郡久万高原町日野浦に分布あり。
ホシモリ 星盛 徳島県徳島市・兵庫県。「星」を含む姓あり。「盛」は好字。徳島県徳島市幟町に分布あり。
ホシャ 保社 兵庫県西脇市。推定では神社を保つ行為から。兵庫県西脇市野村町に分布あり。
ホシヤ 星谷 東京都、静岡県、神奈川県。大阪府、広島県、鳥取県でホシタニが存在。①神奈川県海老名市本郷の小字の上星谷・下星谷から発祥。東京都世田谷区瀬田に江戸時代にあった。②和歌山県田辺市神子浜の小字の星カ谷から発祥。地名はホシカタニ。③コリア系。推定での比率は約1%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。大阪府大阪市鶴見区で1989年9月19日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシヤ 星屋 岐阜県下呂市、静岡県、愛知県。①星谷の異形。岐阜県下呂市金山町菅田桐洞が本拠。同地に江戸時代にあった。②コリア系。推定での比率は約1%。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。山口県周南市(旧:徳山市)で1994年12月12日に帰化の記録あり。本姓は李。リ 李参照。
ホシヤ 干谷 ホシタニ 干谷参照。
ホシヤス 星安 三重県名張市、奈良県磯城郡田原本町・大阪府。「星」を含む姓、「安」を含む男性の名前あり。三重県名張市松崎町に分布あり。
ホシヤマ 星山 新潟県、大阪府、北海道。①コリア系。推定での比率は約60%。大韓民国慶尚北道星州(別名:星山)郡発祥。地名の日本音はセイサン、コリア音はソンサン。愛媛県松山市で1956年1月27日に帰化の記録あり。本姓は李。帰化の記録による本姓は李が約48%、裵が約18%、金が約7%。リ 李参照。ハイ 裵参照。コン 金参照。②李氏朝鮮系。コリア系と同源。1592年(文禄元年)から1593年(文禄2年)の文禄の役で島津氏に従って大韓民国釜山広域市から鹿児島県に来住したと伝える。善隣。鹿児島県伊佐市菱刈前目が起源地。③静岡県富士宮市星山発祥。戦国時代に記録のある地名。④岩手県紫波郡紫波町星山発祥。戦国時代に記録のある地名。⑤三重県熊野市紀和町和気の小字の星山から発祥。⑥三重県熊野市井戸町の小字の星山から発祥。
ホシヤマ 干山 北海道、富山県高岡市。地形。干す山から。富山県高岡市福岡町花尾に分布あり。
ホジュ 保寿 大阪府、和歌山県有田郡有田川町。和歌山県有田郡有田川町野田の小字の保寿から発祥。
ホジュ 保壽 大阪府大阪市。保寿の異形。
ホジュト 宝珠戸 ホウジュト 宝珠戸参照。
ホショウ 保正 ホウショウ 保正参照。
ホショウ 保昌 東京都。男性の名前に保昌あり。奈良県高市郡で鎌倉時代に刀鍛冶にあった。発音はホウショウ。
ホジョウ 保城 ホウシロ 保城参照。
ホジョウ 保上 広島県、大阪府、兵庫県。東京都でホガミが存在。推定では上を保つ行為から。広島県三原市幸崎久和喜が本拠。
ホジョウ 保条 愛知県、大阪府、三重県。ホウジョウも含む分布。推定では道路を保つ行為から。三重県鈴鹿市津賀町では明治新姓時に渡辺姓から改姓したと伝える。ワタナベ 渡辺参照。
ホジョウ 保條 埼玉県さいたま市緑区。保条の異形。埼玉県さいたま市緑区原山に分布あり。
ホシロ 保城 ホウシロ 保城参照。
ホシロ 帆代 熊本県。推定では帆と田から。熊本県阿蘇市役犬原に分布あり。
ホシロ 星呂 鳥取県鳥取市、東京都江戸川区。コリア系。大韓民国慶尚北道星州郡発祥。星州の日本音はセイシュウ、コリア音はソンジュ。星州の「星」を使用。滋賀県東近江市(旧:八日市市)で1959年8月15日に帰化の記録あり。本姓は呂。ロ 呂参照。
ホシワキ 星脇 鹿児島県伊佐市。地形。星と脇から。鹿児島県伊佐市では1868年以降に隕石が家の脇に落下して明治新姓時に称したと伝える。同地に1886年10月26日に薩摩隕石が落下した事例があった。鹿児島県伊佐市大口小木原に分布あり。
ホスギ 保杉 兵庫県宍粟市、大阪府。兵庫県宍粟市波賀町谷に分布あり。同地に上杉姓、小字に細杉あり。ウエスギ 上杉参照。
ホスミ 八角 ヤスミ 八角参照。
ホスミ 保住 ホズミ 保住参照。
ホズミ 八角 ヤスミ 八角参照。
ホズミ 保泉 埼玉県、東京都、秋田県。ホイズミも含む分布。職業。穂積の異形。埼玉県大里郡寄居町立原、埼玉県羽生市藤井上組に江戸時代にあった。ホヅミ 穂積参照。群馬県伊勢崎市境保泉は室町時代に「穂積」の表記で記録のある地名。同地から穂積氏が埼玉県羽生市に分出したとの伝あり。埼玉県秩父郡東秩父村坂本では埼玉県大里郡寄居町鉢形の鉢形城が1590年(天正18年)に廃城となった後に帰農したと伝える。
ホズミ 保住 福島県、神奈川県、埼玉県。職業。穂積の異形。福島県二本松市赤井沢では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。宮城県加美郡色麻町黒沢、埼玉県熊谷市小八林、埼玉県行田市棚田町に江戸時代にあった。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 八月朔日 茨城県、山形県、宮城県。ホウズミも含む分布。山形県ではホウズミ。職業。穂積の異形。埼玉県加須市大越に江戸時代にあった。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 保栖 埼玉県蓮田市、東京都。職業。穂積の異形。埼玉県蓮田市黒浜に分布あり。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 保角 山形県東根市。職業。穂積の異形。山形県東根市東根甲では草分けと伝える。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 八月一日 群馬県。職業。穂積の異形。群馬県吾妻郡東吾妻町原町では9月中旬にあたる旧暦の8月1日頃に稲の穂を摘む行為からと伝える。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 穂住 福島県二本松市、大阪府。職業。穂積の異形。福島県二本松市永田に分布あり。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 穂泉 熊本県菊池市。職業。穂積の異形。熊本県菊池市七城町橋田に分布あり。ホヅミ 穂積参照。
ホズミ 八朔日 千葉県。職業。穂積の異形。千葉県館山市川名では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。ホヅミ 穂積参照。
ホセイ 保清 徳島県。男性の名前に保清あり。徳島県吉野川市川島町桑村に分布あり。
ホセイン 保世院 三重県津市。バングラデシュ系。個人名。アラビア語で「良い」、「美しい」を意味するハッサンの指小辞形であるフサインから派生したホサインを音訳。三重県津市で2009年4月3日に帰化して称する。原綴はホサイン(Hossain)。
ホセキ 保関 和歌山県、大阪府。推定では関を保つ行為から。和歌山県有田郡有田川町尾上に分布あり。
ホセン 保仙 奈良県。推定では仙人と保つ行為から。奈良県大和郡山市池沢町に分布あり。
ホソ 細 広島県、三重県、和歌山県。「細」を含む姓あり。広島県広島市中区基町が藩庁の広島藩士、東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は安土桃山時代以前は山川姓だったと伝える。ヤマカワ 山川参照。
ホソアイ 細合 京都府、大阪府・神奈川県。推定では細い合わさる場所から。京都府京都市、三重県鈴鹿市江島本町に江戸時代にあった。
ホソイ 細井 埼玉県、愛知県、東京都。続いて神奈川県、大阪府、群馬県、京都府、千葉県、静岡県、兵庫県。群馬県前橋市上細井町・下細井町発祥。南北朝時代に記録のある地名。群馬県伊勢崎市波志江町で伝承あり。新潟県上越市頸城区森本では草分けと伝える。同地での伝承からの推定では南北朝時代に居住。埼玉県白岡市白岡、埼玉県行田市本丸が藩庁の忍藩士、埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩士、埼玉県さいたま市岩槻区太田が藩庁の岩槻藩士、愛知県名古屋市中区本丸が藩庁の尾張藩士に江戸時代にあった。※東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣は愛知県西尾市付近(旧:幡豆郡)の細井からと伝える。時代、位置不詳。愛知県西尾市細池町は江戸時代に記録のある地名。地名はホソイケ。※大阪府東部(旧:河内国)の細井からと伝える。時代、位置不詳。
ホソイ 細居 滋賀県、兵庫県、大阪府。細井の異形。推定では滋賀県彦根市金亀町が藩庁の彦根藩主だった井伊氏の「井」を憚って安土桃山時代に改姓。同藩士に江戸時代にあった。
ホソイ 保曾井 埼玉県鴻巣市。細井姓あり。※三重県四日市市曽井町で729年(天平元年)に保曽井姓を賜った事例があった。後に曽井姓に改姓。ソイ 曽井参照。
ホソイケ 細池 富山県高岡市、神奈川県、岡山県玉野市。地形。細い池から。富山県高岡市蓮花寺に分布あり。富山県高岡市細池は江戸時代に記録のある地名。岡山県玉野市胸上に分布あり。同地に細池あり。
ホソイシ 細石 福岡県北九州市門司区。福岡県北九州市門司区恒見の小字の細石から発祥。同地での伝承。
ホソイト 細糸 石川県鳳珠郡能登町、愛知県・大阪府。推定では細い糸から。井戸の語あり。石川県鳳珠郡能登町布浦に分布あり。
ホソイド 細井戸 奈良県磯城郡田原本町、大阪府、東京都。奈良県北葛城郡広陵町平尾(旧:細井戸)発祥。鎌倉時代に記録のある地名。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣に江戸時代にあった。同幕臣に伝承あり。
ホソイリ 細入 山梨県、東京都、長野県。地形。細い入る場所から。山梨県甲府市住吉に分布あり。
ホゾウ 保蔵 石川県。ヤスクラも含む分布。推定では保つ蔵から。石川県鳳珠郡穴水町前波に分布あり。石川県白山市馬場ではヤスクラ。
ボソウ 母倉 香川県、兵庫県。ハハクラも含む分布。兵庫県神戸市灘区でハハクラが存在。推定では母屋と倉から。香川県小豆郡土庄町大部では平家の落人の後裔と伝える。タイラ 平参照。
ホソウチ 細内 栃木県、東京都、埼玉県。群馬県館林市細内町発祥。江戸時代に記録のある地名。地名は「細打」とも表記した。栃木県日光市足尾町に1315年(正和4年)に細内氏が来住したとの伝あり。栃木県宇都宮市西川田町が本拠。埼玉県川越市吉田に江戸時代にあった。
ホソウミ 細海 ホソカイ 細海参照。
ホソウメ 細梅 山形県村山市。推定では細い梅から。山形県村山市楯岡馬場が本拠。同地では江戸時代に農業に従事していたと伝える。
ホソウラ 細浦 宮城県登米市、宮城県遠田郡涌谷町。推定では細い浦から。浦が「裏」を意味する例あり。宮城県登米市迫町森吐出が本拠。
ホソエ 細江 岐阜県、愛知県、滋賀県。滋賀県長浜市細江町発祥。平安時代に記録のある地名。岐阜県下呂市和佐では草分けと伝える。
ホソエ 細杖 兵庫県伊丹市。細江姓あり。兵庫県伊丹市東野に分布あり。
ホソエガワ 細江川 岐阜県高山市・三重県いなべ市。細江姓あり。岐阜県高山市久々野町久々野に分布あり。ホソエ 細江参照。
ホソオ 細尾 和歌山県、長野県、兵庫県。①地形。細い尾根から。和歌山県田辺市中三栖、長野県長野市信州新町中牧に分布あり。②兵庫県丹波市山南町坂尻の小字の細尾から発祥。③兵庫県洲本市池田の小字の細尾から発祥。④岐阜県高山市国府町広瀬町の小字の細尾洞から発祥。
ホソオカ 細岡 兵庫県、北海道、富山県。地形。細い岡から。兵庫県神崎郡神河町吉冨、富山県滑川市上梅沢が本拠。北海道旭川市の忠和では富山県滑川市上梅沢から1908年に来住したと伝える。栃木県大田原市加治屋では富山県滑川市から1897年に来住したと伝える。福島県伊達市梁川町鶴ケ岡が藩庁の梁川藩士に江戸時代にあった。
ホソオキ 細沖 島根県浜田市・広島県。推定では細い土地と沖から。沖が「奥」を意味する例あり。島根県浜田市旭町市木に分布あり。
ホソカイ 細貝 ホソガイ 細貝参照。
ホソカイ 細海 北海道、新潟県、東京都。ホソウミも含む分布。兵庫県尼崎市でホソミが存在。細谷姓あり。新潟県新潟市南区月潟に分布あり。新潟県小千谷市真人町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。ホソヤ 細谷参照。
ホソカイ 細界 宮城県・北海道。細谷姓あり。福島県伊達市梁川町鶴ケ岡が藩庁の梁川藩士、北海道松前郡松前町松城が藩庁の松前藩士に江戸時代にあった。ホソヤ 細谷参照。
ホソガイ 細貝 新潟県、茨城県、東京都。細谷姓あり。新潟県燕市米納津、茨城県常陸大宮市西野内に江戸時代にあった。善隣。熊本県玉名郡南関町下坂下に分布あり。ホソヤ 細谷参照。
ホソガキ 細垣 兵庫県、滋賀県、愛媛県新居浜市。事物。細い垣から。愛媛県新居浜市七宝台町に分布あり。
ホソカネ 細金 ホソガネ 細金参照。
ホソカネ 細包 香川県、兵庫県・大阪府。事物。カネ尺から。カタカナの「ホ」に「カネ尺」で右肩を包んだ屋号により「ホ」に「細」を使用して称したと伝える。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。伝承地不詳。香川県丸亀市綾歌町岡田下に分布あり。
ホソガネ 細金 茨城県、新潟県、東京都。事物。細い金属から。茨城県高萩市赤浜が本拠。同地に江戸時代にあった。同地では農業に従事していたと伝える。新潟県小千谷市真人町が本拠。東京都八王子市大楽寺町では北条氏の家臣だったと伝える。推定では戦国時代の後北条氏。
ホソカミ 細上 島根県益田市・広島県山県郡北広島町・千葉県。「細」を含む姓あり。広島県山県郡北広島町川東に分布あり。
ホソガミ 細上 ホソカミ 細上参照。
ホソカヤ 細萱 ホソガヤ 細萱参照。
ホソガヤ 細ケ谷 長野県東御市。細萱姓あり。長野県東御市八重原上八重原に分布あり。
ホソガヤ 細萱 長野県佐久市、長野県安曇野市。長野県安曇野市豊科南穂高細萱発祥。戦国時代に記録のある地名。長野県佐久市桜井では長野県佐久市田口が藩庁の田野口藩で江戸時代に藩士だったと伝える。
ホソガリ 細狩 兵庫県明石市。兵庫県明石市港町に分布あり。兵庫県淡路市小田の小字に細苅あり。地名はホソガリ。
ホソカワ 細川 北海道、大阪府、香川県。続いて東京都、兵庫県、岩手県、愛知県、神奈川県、広島県、高知県。①愛知県岡崎市細川発祥。戦国時代に記録のある地名。同地、神奈川県鎌倉市雪ノ下・小町が政庁の鎌倉幕府の幕臣に鎌倉時代、福岡県北九州市小倉北区城内が藩庁の小倉藩主、大分県中津市二ノ丁が藩庁の中津藩主に安土桃山時代・江戸時代、茨城県つくば市谷田部が藩庁の谷田部藩主、栃木県芳賀郡茂木町茂木が藩庁の茂木藩主、熊本県熊本市中央区本丸が藩庁の熊本藩主、熊本県玉名市岩崎が藩庁の熊本新田藩主、熊本県宇土市新小路町が藩庁の宇土藩主に江戸時代にあった。愛媛県南宇和郡愛南町家串では細川氏にあやかった明治新姓と伝える。②地形。細い川から。広島県呉市の吉浦では明治新姓と伝える。石川県金沢市大場町で伝承あり。善隣。奈良県御所市小林に分布あり。※宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。同藩士は群馬県の細川からと伝える。時代、位置不詳。※奈良県奈良市に奈良時代にあった。奈良県高市郡明日香村細川は飛鳥時代に記録のある地名。
ホソカワ 細河 新潟県、愛知県、福岡県。細川の異形。新潟県新潟市南区茨曽根に分布あり。
ホソカワ 保曽川 京都府宇治市。細川姓あり。京都府宇治市伊勢田町若林に分布あり。
ホソキ 細木 高知県、島根県、北海道。サイキは稀少。①佐伯の異形。高知県須崎市浦ノ内灰方に大分県佐伯市弥生大字井崎の栂牟礼城の城主だった佐伯氏が1592年(文禄元年)に来住して同音の細木姓に改姓したと伝える。佐伯、細木はサイキ。サエキ 佐伯参照。高知県高知市に安土桃山時代、高知県高知市丸ノ内が藩庁の土佐藩士、三重県亀山市に江戸時代にあった。富山県南砺市大塚では草分けと伝える。②合略。細木原の略。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士に江戸時代にあった。同藩士は同時代に細木原姓だったと伝える。
ホソギ 細木 ホソキ 細木参照。
ホソギシ 細岸 千葉県千葉市緑区。地形。細い際の土地から。千葉県千葉市緑区大高町に分布あり。
ホソキハラ 細木原 香川県、埼玉県、北海道。地形。細い木と原から。香川県仲多度郡まんのう町買田に分布あり。岡山県岡山市北区丸の内が藩庁の岡山藩士、岡山県浅口市鴨方町鴨方が藩庁の鴨方藩士に江戸時代にあった。※鳥取県で明治新姓時に難波姓から改姓したとの伝あり。ナンバ 難波参照。
ホソキバラ 細木原 ホソキハラ 細木原参照。
ボソク 拇速 山梨県。推定では親指を速く動かす行為から。山梨県南巨摩郡早川町雨畑に分布あり。
ホソグチ 細口 石川県、北海道。石川県七尾市細口町発祥。江戸時代に記録のある地名。石川県七尾市中島町外が本拠。
ホソクニ 細国 広島県、長崎県・鹿児島県鹿屋市。地形。細い国から。鹿児島県鹿屋市西原に分布あり。
ホソクニ 細國 長崎県佐世保市・福岡県。地形。細国の異形。長崎県佐世保市瀬戸越に分布あり。
ホソクボ 細窪 山梨県、愛知県、静岡県。①地形。細い窪から。山梨県韮崎市穴山町に分布あり。②静岡県浜松市北区引佐町東久留女木の小字の細窪から発祥。江戸時代に称したと伝える。
ホソクボ 細久保 兵庫県、長野県飯田市。地形。細窪の異形。兵庫県淡路市に分布あり。
ホソクラ 細倉 静岡県、東京都、北海道。①地形。細い土地から。クラが「崖」を意味する例あり。埼玉県春日部市下大増新田、山梨県甲府市に江戸時代にあった。②宮城県栗原市鶯沢の小字の細倉から発祥。宮城県加美郡加美町宮崎での伝承。地名により江戸時代に称したと伝える。
ホソコウジ 細小路 栃木県。地形。細い小さな道から。栃木県大田原市城山が藩庁の大田原藩医に江戸時代にあった。
ホソゴエ 細越 青森県、岩手県、北海道。ホソゴエも含む分布。①岩手県遠野市上郷町細越発祥。戦国時代に記録のある地名。②青森県八戸市是川(大字)細越河原発祥。同地に分布あり。③秋田県鹿角郡小坂町小坂細越発祥。同地に分布あり。④石川県珠洲市若山町出田の小字の細越から発祥。
ホソゴエザワ 細越沢 岩手県遠野市。ホソコシザワも含む分布。岩手県遠野市上郷町来内細越沢発祥。同地に分布あり。
ホソゴエザワ 細越澤 岩手県・神奈川県。細越沢の異形。
ホソコシ 細越 ホソゴエ 細越参照。
ホソゴシ 細越 ホソゴエ 細越参照。
ホソコシザワ 細越沢 ホソゴエザワ 細越沢参照。
ホソコシザワ 細越澤 ホソゴエザワ 細越澤参照。
ホソコシヤマ 細越山 北海道・東京都。地形。細い越す山から。北海道寿都郡寿都町大磯町では富山県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。
ホソサカ 細坂 北海道、山口県、和歌山県。地形。細い坂から。山口県山口市阿東生雲西分田野上、和歌山県海南市別所に分布あり。
ホソザキ 細崎 広島県広島市・東京都。地形。細い突き出た土地から。広島県広島市安佐北区大林に分布あり。
ホソサコ 細迫 広島県、山口県、福岡県。①広島県尾道市御調町菅の小字の細迫から発祥。広島県に戦国時代にあった。②地形。細い山の迫った土地から。山口県山陽小野田市鴨庄に分布あり。
ホソサコ 細峪 和歌山県和歌山市、和歌山県海草郡紀美野町。地形。細迫の異形。和歌山県海草郡紀美野町釜滝に分布あり。
ホソザコ 細峪 ホソサコ 細峪参照。
ホソサワ 細沢 ホソザワ 細沢参照。
ホソサワ 細澤 ホソザワ 細澤参照。
ホソザワ 細沢 静岡県静岡市、長野県。地形。細い沢から。静岡県静岡市葵区北沼上に分布あり。
ホソザワ 細澤 静岡県静岡市、長野県。地形。細沢の異形。静岡県静岡市葵区北沼上に分布あり。

日本姓氏語源辞典 ホソジ~ホテン

ホソジ 細字 石川県金沢市、京都府・大阪府。事物。石川県金沢市尾張町では判子屋が刻む細い字により戦国時代・安土桃山時代の武将の豊臣秀吉から賜ったと伝える。石川県金沢市彦三町では戦国時代・安土桃山時代の武将の織田信長から賜ったとの伝あり。同地では東京時代にササジから発音を変更したと伝える。
ホソジ 細路 静岡県静岡市駿河区。地形。細い道路から。静岡県静岡市駿河区用宗に分布あり。
ホソジ 細地 和歌山県東牟婁郡串本町・東京都。地形。細い土地から。和歌山県東牟婁郡串本町津荷に分布あり。
ホソシタ 細下 岡山県高梁市・徳島県三好市。地形。細い土地の下から。岡山県高梁市成羽町下原は江戸時代に記録のある地名。地名はシモハラ。同地に分布あり。
ホソシマ 細島 ホソジマ 細島参照。
ホソジマ 細島 栃木県真岡市、神奈川県、東京都。地形。細い島状の土地から。栃木県真岡市東大島(旧:大島)は江戸時代に記録のある地名。東大島はヒガシオオシマ。同地に江戸時代にあった。同地では九州地方の出との伝もあり。宮崎県日向市細島は戦国時代に記録のある地名。地名はホソシマ。広島県尾道市向島町は戦国時代に記録のある地名。地名はムカイシマ。同地に分布あり。広島県尾道市因島重井町に細島あり。
ホソジマ 臍島 富山県、三重県。臍はホゾで「へそ」を意味する。富山県射水市生源寺に分布あり。
ホソジマ 細嶋 熊本県・京都府。地形。細島の異形。熊本県上益城郡山都町郷野原に分布あり。
ホソジリ 細尻 和歌山県新宮市・大阪府・東京都。和歌山県新宮市木ノ川の通称地名の細尻から発祥。
ホソスギ 細杉 福島県相馬郡飯舘村。事物。細い杉から。福島県相馬郡飯舘村前田福田に分布あり。
ホソスナ 細砂 鳥取県鳥取市。事物。細い砂から。鳥取県鳥取市国府町上地が本拠。同地では農業、林業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホソズミ 細住 神奈川県中郡大磯町。地形。細い居住地から。神奈川県中郡大磯町大磯が本拠。
ホソセ 細瀬 兵庫県神戸市、奈良県・山口県周南市。地形。細い瀬から。山口県新南陽市大神に分布あり。
ホソセ 細勢 サイセ 細勢参照。
ホソゾノ 細薗 鹿児島県霧島市。地形。細い園から。鹿児島県霧島市国分清水に分布あり。
ホソタ 細田 ホソダ 細田参照。
ホソダ 細田 埼玉県、東京都、長野県。続いて島根県、神奈川県、大阪府、兵庫県、北海道、茨城県、静岡県。サイダは稀少。鹿児島県でサイダが存在。①地形。細い田から。山梨県北杜市高根町蔵原では平安時代に「穂祖田」と表記したと伝える。穂祖田は現存するか不明。埼玉県大里郡寄居町鉢形の鉢形城に安土桃山時代、埼玉県北足立郡伊奈町小室、埼玉県飯能市永田、長野県上田市、長野県安曇野市豊科下鳥羽、秋田県秋田市千秋公園が藩庁の久保田藩士に江戸時代にあった。埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷、滋賀県米原市長岡、富山県魚津市北鬼江では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。埼玉県飯能市上直竹の小字の細田は江戸時代に記録ある地名。埼玉県北足立郡伊奈町大針の小字の細田山に細田氏の城があったとの伝あり。推定では戦国時代の城。広島県呉市の吉浦では明治新姓時と伝える。善隣。兵庫県丹波市春日町国領に分布あり。②合略。第一要素の「細」は細戸の略。島根県出雲市大塚町では細戸氏が細戸の戸を「田」にしたと伝える。推定では戦国時代。ホソド 細戸参照。③合略。細川の略。島根県西部(旧:石見国)では細川氏が細川の川を「田」にしたと伝える。同地に戦国時代にあった。静岡県西部(旧:遠江国)では細川氏の後裔と伝える。ホソカワ 細川参照。④宰田の異形。宰田はサイダ。鹿児島県指宿市新西方では宰田姓から改姓したと伝える。サイダ 宰田参照。鹿児島県鹿児島市では1670年(寛文10年)に佐谷田姓から改姓したとの伝もあり。佐谷田はサヤダで現存するか不明。⑤福島県郡山市田村町細田発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に分布あり。
ホソタカ 細高 兵庫県豊岡市。地形。細い高い場所から。兵庫県豊岡市幸町に分布あり。
ホソタキ 細滝 鹿児島県・愛知県。地形。細い滝から。鹿児島県鹿児島市城山町が藩庁の薩摩藩士に江戸時代にあった。
ホソタキ 細瀧 鹿児島県・熊本県。地形。細滝の異形。鹿児島県霧島市牧園町高千穂に分布あり。
ホソタケ 細竹 大阪府、佐賀県鹿島市。事物。細い竹から。佐賀県鹿島市古枝中尾に分布あり。
ホソタニ 細谷 ホソヤ 細谷参照。
ホソタニ 細渓 香川県高松市。細谷の異形。香川県高松市に江戸時代にあった。香川県高松市今里町に分布あり。ホソヤ 細谷参照。
ホソタニ 細溪 香川県高松市・東京都新宿区。細谷の異形。香川県高松市亀岡町に分布あり。ホソヤ 細谷参照。
ホソダニ 細谷 ホソヤ 細谷参照。
ホソツ 細津 青森県上北郡東北町、埼玉県。青森県上北郡東北町細津発祥。同地に分布あり。
ホソツカ 細束 ホソヅカ 細束参照。
ホソヅカ 細束 徳島県。徳島県勝浦郡上勝町生実細根は記録時代不詳の地名。同地に分布あり。塚の語あり。
ホソツジ 細辻 京都府京都市、大阪府・岐阜県郡上市。地形。細い十字路から。岐阜県郡上市高鷲町西洞に分布あり。
ホソツボ 細坪 北海道、石川県。石川県加賀市細坪町発祥。江戸時代に記録のある地名。
ホソダワ 細垰 岡山県。地形。細峠の異形。ホソトウゲ 細峠参照。
ホソド 細戸 広島県庄原市、岡山県・兵庫県。地形。細い出入口から。広島県庄原市口和町湯木に分布あり。
ホソド 細土 広島県広島市南区。地形。細い土地から。広島県広島市南区仁保に分布あり。
ホソトウゲ 細峠 岡山県新見市。地形。細い峠から。岡山県新見市哲多町成松に分布あり。
ホソナ 細名 長崎県島原市・熊本県熊本市・大阪府。「細」を含む姓あり。長崎県島原市北門町に分布あり。
ホソナカ 細中 岡山県備前市。地形。細い中央部から。岡山県備前市日生町日生が本拠。
ホソナガ 細永 徳島県、佐賀県、福岡県。熊本県菊池市原の市成城にあった。時代不詳。熊本県菊池市原細永は記録時代不詳の地名。
ホソナガ 細長 兵庫県西宮市。細永姓あり。兵庫県西宮市津門宝津町に分布あり。
ホソナガ 保曾永 熊本県合志市。細永姓あり。熊本県合志市栄に分布あり。
ホソナミ 細波 サイハ 細波参照。
ホソナミ 細浪 石川県七尾市、京都府。地形。細い土地と浪から。石川県七尾市能登島祖母ケ浦町に分布あり。同地は日本海に面した土地。
ホソニシ 細西 熊本県熊本市・福岡県・大阪府。「細」を含む姓あり。熊本県熊本市東区花立に分布あり。
ホソヌノ 細布 神奈川県伊勢原市。事物。細い布から。神奈川県伊勢原市小稲葉では東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の将軍だった徳川家光が鷹狩に来た際の功績で江戸時代に苗字帯刀の許可を得たと伝える。
ホソヌマ 細沼 埼玉県さいたま市、埼玉県新座市。合略。細谷の略。第一要素は細谷の「細」から。埼玉県越谷市袋山では江戸時代初期に山梨県から細谷氏が埼玉県さいたま市見沼区付近にあった見沼のそばに来住して細谷の「細」と見沼の「沼」から称したと伝える。埼玉県さいたま市見沼区大和田町に江戸時代にあった。埼玉県新座市大和田では草分けと伝える。ホソヤ 細谷参照。
ホソネ 細根 千葉県香取市、東京都。地形。細い土地のそばから。千葉県香取市鳥羽では草分けと伝える。千葉県香取市富田に江戸時代にあった。
ホソノ 細野 東京都、神奈川県、埼玉県。続いて岐阜県、群馬県、新潟県、千葉県、愛知県、北海道、長野県。①長野県北安曇郡白馬村北城(旧:細野)発祥。江戸時代に記録のある地名。東京都羽村市で伝承あり。鎌倉時代に姓として記録あり。②三重県津市美里町北長野細野発祥。同地の細野城に戦国時代にあった。善隣。滋賀県近江八幡市堀上町に分布あり。③青森県三戸郡新郷村西越細野発祥。同地に分布あり。※大分県竹田市竹田が藩庁の岡藩士に江戸時代にあった。同藩士は細川氏の分家と伝える。ホソカワ 細川参照。
ホソノ 穂園 ホゾノ 穂園参照。
ホソノ 細埜 神奈川県川崎市、東京都。細野の異形。茨城県土浦市中央が藩庁の土浦藩士に江戸時代にあった。
ホゾノ 穂園 鹿児島県。①鹿児島県曽於郡大崎町益丸の小字の穂園から発祥。②地形。鹿児島県鹿屋市串良町下小原に江戸時代にあった門割制度の甫園門から。門名は園から。甫の字義は「はじめ」。門による明治新姓。
ホゾノ 保園 栃木県芳賀郡益子町。推定では園を保つ行為から。栃木県芳賀郡益子町七井が本拠。同地に江戸時代にあった。
ホゾノ 穗園 鹿児島県曽於郡大崎町。穂園の異形。鹿児島県曽於郡大崎町横瀬に分布あり。
ホソノメ 細目 ホソメ 細目参照。
ホソノヤ 細野谷 茨城県、東京都。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。茨城県神栖市筒井に分布あり。
ホソバ 細羽 岡山県井原市、広島県。細場姓あり。岡山県井原市笹賀町が本拠。同地に江戸時代にあった。
ホソバ 細葉 秋田県湯沢市、埼玉県・静岡県袋井市。細場姓あり。秋田県湯沢市湯ノ原に分布あり。
ホソバ 細場 岡山県津山市・千葉県。地形。細い場所から。岡山県津山市小原に分布あり。
ホソハシ 細橋 富山県射水市・富山県富山市。事物。細い橋から。富山県富山市水橋川原町に分布あり。水橋は平安時代に記録のある地名。
ホソハタ 細畑 北海道、岩手県、石川県。地形。岩手県久慈市小久慈町では細長い畑から称したと伝える。推定では江戸時代。北海道標津郡標津町伊茶仁では宮城県の出との伝あり。推定では1900年頃の来住。北海道檜山郡厚沢部町館町では石川県の出で1922年に現在地に居住したと伝える。伝承からの推定では北海道に来住したのは1880年頃。石川県珠洲市宝立町柏原に分布あり。
ホソハタ 細畠 兵庫県、大阪府。兵庫県淡路市柳澤戊の小字の細畑から発祥。地名はホソバタケ。
ホソハタ 細機 岐阜県高山市・愛知県・長野県。細畑姓あり。岐阜県高山市石浦町に分布あり。
ホソバタ 細畑 ホソハタ 細畑参照。
ホソバタ 細畠 ホソハタ 細畠参照。
ホソバタ 細機 ホソハタ 細機参照。
ホソハマ 細浜 大阪府阪南市、和歌山県岩出市。地形。細い浜から。大阪府阪南市黒田に分布あり。同地は一部が大阪湾に面した土地。
ホソハマ 細濱 大阪府。地形。細浜の異形。大阪府泉佐野市大西に分布あり。
ホソバミ 細羽見 秋田県大館市、青森県・千葉県。推定では細い羽が見える場所から。秋田県大館市根下戸下袋に分布あり。
ホソハラ 細原 兵庫県、大阪府、広島県呉市。地形。細い原から。大阪府池田市神田が本拠。大阪府池田市付近(旧:豊島郡)の細原荘は平安時代に記録のある地名。位置不詳。広島県呉市吉浦神賀町、香川県仲多度郡まんのう町吉野、沖縄県八重山郡竹富町竹富に分布あり。
ホソヒラ 細平 和歌山県有田郡有田川町、大阪府・福岡県。推定では細い平らな場所から。ヒラが「傾斜地」を意味する例あり。和歌山県有田郡有田川町徳田に分布あり。
ホソヒロ 細広 愛媛県東温市。地形。細い広い場所から。愛媛県東温市下林に分布あり。
ホソブチ 細淵 東京都東村山市、埼玉県さいたま市南区。地形。細渕の異形。東京都東村山市廻田町では草分けで農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。埼玉県さいたま市南区沼影に江戸時代にあった。同地では草分けと伝える。
ホソブチ 細渕 埼玉県、東京都、三重県。①地形。細い渕から。東京都西多摩郡瑞穂町駒形富士山に江戸時代にあった。②三重県多気郡大台町岩井の小字の細渕平・細渕谷から発祥。
ホソベ 細部 秋田県、北海道、和歌山県。地形。細い部分から。秋田県秋田市下浜八田水無、和歌山県和歌山市直川に分布あり。
ホソボラ 細洞 岐阜県、東京都。地形。細い洞から。岐阜県飛騨市神岡町船津に分布あり。
ホソホリ 細堀 ホソボリ 細堀参照。
ホソボリ 細堀 群馬県、福島県、栃木県。地形。細い堀から。群馬県太田市東長岡町が本拠。同地では大阪府大阪市中央区大阪城の大阪城で1615年(慶長20年)にあった大坂夏の陣での落武者の後裔と伝える。
ホソマ 細馬 広島県呉市、広島県広島市。細間姓あり。広島県呉市西片山町に江戸時代にあった。
ホソマ 細間 青森県、北海道、広島県。地形。細い間から。広島県呉市の吉浦では明治新姓と伝える。
ホソマチ 細町 埼玉県久喜市・千葉県市原市。地形。細い町から。埼玉県久喜市緑に分布あり。
ホソマツ 細松 高知県室戸市、香川県高松市。高知県室戸市吉良川町甲の小字の細松から発祥。
ホソマル 細丸 福井県、大阪府大阪市。地形。細く丸い場所から。福井県今立郡池田町東角間では1624年から1644年(寛永年間)に称したと伝える。
ホソミ 細見 兵庫県、京都府、大阪府。サイミは稀少。①兵庫県豊岡市出石町細見発祥。江戸時代に記録のある地名。②愛知県知多郡の細見からと伝える。時代、位置不詳。愛知県知多郡美浜町野間(旧:細目)が比定地。江戸時代に記録のある地名。地名はホソメ。
ホソミ 細美 広島県、高知県、福岡県。サイミも含む分布。広島県でサイミが存在。細見姓あり。高知県高知市行川に分布あり。広島県三次市三和町敷名が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホソミ 細海 ホソカイ 細海参照。
ホゾミ 八月朔日 ホズミ 八月朔日参照。
ホソミズ 細水 神奈川県横浜市保土ケ谷区、京都府京丹後市、徳島県。事物。細い水から。神奈川県横浜市保土ケ谷区今井町が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。京都府京丹後市丹後町中浜に分布あり。同地は日本海に面した土地。
ホソミゾ 細溝 滋賀県米原市。地形。細い溝から。滋賀県米原市山室が本拠。
ホソミチ 細道 兵庫県、福井県、北海道。地形。細い道から。石川県珠洲市宝立町柏原に分布あり。新潟県新潟市江南区茗荷谷では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホソミチ 細径 石川県七尾市。地形。細道の異形。石川県七尾市能登島祖母ケ浦町に分布あり。
ホソミツ 細光 広島県山県郡北広島町。「細」を含む姓、「光」を含む男性の名前あり。広島県山県郡北広島町川東では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホソムラ 細村 埼玉県、東京都、茨城県。地形。細い村から。「細」を含む地名あり。埼玉県東松山市西本宿、埼玉県児玉郡美里町沼上に江戸時代にあった。
ホソメ 細目 宮城県、兵庫県、神奈川県。ホソノメも含む分布。合略。細見の略。岐阜県八百津町八百津(旧:細目)は1375年(永和元年・天授元年)に記録のある地名。地名は702年(大宝2年)に細見氏が居住して「細見」と呼称していたと伝える。岐阜県加茂郡八百津町八百津にある臨済宗の大仙寺で1460年(寛正元年)に細目氏の記録あり。宮城県角田市神次郎に戦国時代、宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士、岩手県胆沢郡金ケ崎町西根に江戸時代にあった。ホソミ 細見参照。
ホソモト 細本 広島県、大阪府、滋賀県。「細」を含む姓、地名あり。広島県山県郡北広島町川東、滋賀県湖南市下田に分布あり。
ホソモト 細元 宮崎県。「細」を含む姓、地名あり。宮崎県宮崎市瓜生野に分布あり。
ホソモノ 細物 北海道小樽市・北海道釧路市。推定では細い建物から。北海道小樽市最上に分布あり。
ホソモミ 細樅 鹿児島県伊佐市。事物。細い樅から。鹿児島県伊佐市大口山野が本拠。
ホソモリ 細森 山口県・大阪府・富山県。地形。細い森から。山口県下関市王喜本町に分布あり。
ホソヤ 細谷 東京都、神奈川県、茨城県。続いて埼玉県、千葉県、山形県、群馬県、広島県、北海道、香川県。ホソタニも含む分布。群馬県太田市細谷町発祥。室町時代に記録のある地名。姓は「細屋」とも表記した。東京都葛飾区東水元で伝承あり。広島県尾道市栗原町に分布あり。茨城県を根拠地とした佐竹氏の家臣に安土桃山時代、埼玉県入間郡三芳町北永井に江戸時代にあった。埼玉県久喜市鷲宮の鷲宮神社の神主は細萱姓から改姓したと伝える。伝承からの推定で鎌倉時代末期・室町時代初期。ホソガヤ 細萱参照。
ホソヤ 細矢 山形県、北海道、千葉県。細谷の異形。秋田県にかほ市に戦国時代、新潟県に安土桃山時代、山形県天童市大清水、埼玉県さいたま市岩槻区平林寺、山形県新庄市堀端町が藩庁の出羽新庄藩士、山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩士、山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士、秋田県由利本荘市尾崎が藩庁の本荘藩士に江戸時代にあった。群馬県安中市松井田町新堀では群馬県安中市松井田町高梨子の松井田城で戦国時代に称したと伝える。
ホソヤ 細屋 岩手県、神奈川県、宮崎県。細谷の異形。岩手県盛岡市手代森、神奈川県伊勢原市日向、宮崎県えびの市浦に分布あり。新潟県村上市本町が藩庁の村上藩士に江戸時代にあった。
ホソヤ 細家 千葉県袖ケ浦市。細谷の異形。千葉県袖ケ浦市神納では江戸時代に「細矢」とも表記したと伝える。
ホソヤジ 細谷地 ホソヤチ 細谷地参照。
ホソヤシキ 細屋敷 岩手県下閉伊郡岩泉町。事物。細い屋敷から。岩手県下閉伊郡岩泉町安家日蔭に分布あり。
ホソヤチ 細谷地 岩手県九戸郡軽米町。ホソヤジは稀少。岩手県九戸郡軽米町上舘の小字の細谷地から発祥。
ホソヤナギ 細柳 広島県、山口県美祢市・福井県坂井市。事物。細い柳から。山口県美祢市伊佐町伊佐に分布あり。
ホソヤマ 細山 新潟県、東京都、神奈川県。サヤマは稀少。地形。細い山から。新潟県柏崎市西山町石地、東京都清瀬市野塩、兵庫県丹波篠山市山田に分布あり。東京都清瀬市野塩に江戸時代にあった。同地では草分けと伝える。新潟県新潟市江南区細山、神奈川県川崎市麻生区細山は江戸時代に記録のある地名。
ホソヤマダ 細山田 宮崎県、鹿児島県。鹿児島県鹿屋市串良町細山田発祥。南北朝時代に記録のある地名。宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士に江戸時代にあった。
ホソリ 細里 兵庫県川西市・大阪府豊能郡能勢町。地形。細い里から。大阪府豊能郡能勢町野間西山に分布あり。
ホソロギ 細呂木 富山県高岡市。福井県あわら市細呂木発祥。鎌倉時代に「細呂宜」の表記で記録のある地名。
ホソロギヤ 細呂木谷 石川県。職業。福井県あわら市細呂木に由来する細呂木屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。細呂木は鎌倉時代に「細呂宜」の表記で記録のある地名。石川県加賀市で江戸時代に桶を扱って「細呂木屋」と呼称したと伝える。細呂木屋は現存するか不明。
ホソワキ 細脇 香川県丸亀市。地形。細い脇の土地から。香川県丸亀市綾歌町岡田西に分布あり。
ホソワリ 細割 鹿児島県姶良市、茨城県那珂市。セワリも含む分布。鹿児島県姶良市でセワリが存在。地形。細く分割した土地から。鹿児島県姶良市蒲生町白男に江戸時代にあった門割制度の細割門から。門名、姓はセワリ。門による明治新姓。茨城県那珂市東木倉に分布あり。
ホソン 保尊 長野県安曇野市。創賜。長野県安曇野市穂高が本拠。同地では1532年から1555年(天文年間)に仁科氏が称したと伝える。同地では1536年(天文5年)に賜ったとの伝もあり。ニシナ 仁科参照。
ホタ 保田 ヤスダ 保田参照。
ホタ 穂田 ホダ 穂田参照。
ホタ 甫田 ボタ 甫田参照。
ホダ 保田 ヤスダ 保田参照。
ホダ 穂田 熊本県八代市、神奈川県、富山県。合略。穂井田の略。熊本県八代市高植本町に分布あり。神奈川県大和市に江戸時代にあった。ホイダ 穂井田参照。
ホダ 補陀 東京都、和歌山県、大分県。ホイダ、オギタも含む分布。創賜。サンスクリット語で「輝き」を意味するポタラカ(potalaka)の音訳である補陀落から。補陀落はフダラク。僧侶による明治新姓。寺の例。和歌山県和歌山市上野にある曹洞宗の松林寺、富山県南砺市城端にある曹洞宗の水月寺、山口県下関市豊前田町にある曹洞宗の東光寺、静岡県賀茂郡松崎町宮内にある臨済宗の円通寺。水月寺は山号も補陀山。東京都練馬区春日町ではホイダ、山口県宇部市西岐波白土ではオギタ。
ホダ 保多 ヤスダ 保多参照。
ホダ 歩田 カチタ 歩田参照。
ホダ 補田 茨城県つくば市。創賜。補陀の異形。茨城県つくば市上河原崎では寺の養子が分家して農業に従事していたと伝える。寺の位置不詳。推定では明治新姓。
ボタ 甫田 奈良県生駒市。奈良県生駒市高山町の小字の甫田から発祥。
ボダ 母田 奈良県生駒市・埼玉県。推定では元となる田から。奈良県生駒市上町に分布あり。
ホタイ 保田井 千葉県、福岡県、熊本県。推定では保つ田と水を汲む場所から。熊本県上天草市松島町合津に分布あり。
ボダイ 菩提 広島県庄原市、福岡県・大阪府。創賜。菩提はサンスクリット語のボーディ(bodhi)の音訳で「悟り」の意。広島県庄原市西城町高尾に分布あり。熊本県宇土市岩古曽町にある曹洞宗の如来寺の僧侶による明治新姓。
ボダイギ 保大木 岩手県九戸郡九戸村。推定では保つ大きな木から。岩手県九戸郡九戸村長興寺に分布あり。
ボダイジ 菩提寺 青森県、北海道、東京都。①事物。代々の墓がある寺から。青森県上北郡七戸町七戸に分布あり。青森県上北郡東北町大浦東道ノ上の小字に菩提寺あり。②鹿児島県霧島市隼人町見次の小字の菩提寺ノ前から発祥。鹿児島県霧島市隼人町内山田に分布あり。
ボダイノ 菩提野 秋田県鹿角市。秋田県鹿角市花輪菩提野発祥。同地に隣接する秋田県鹿角市花輪雁府に分布あり。
ホタカ 保高 長野県、新潟県、埼玉県。穂高の異形。長野県塩尻市長畝、新潟県上越市浦川原区顕聖寺に分布あり。長野県に戦国時代、長野県塩尻市に江戸時代にあった。
ホタカ 穂高 長野県、岩手県、北海道。長野県安曇野市穂高発祥。戦国時代に記録のある地名。地名は「保高」とも表記した。同地に分布あり。長野県松本市丸の内が藩庁の松本藩士、長野県飯田市追手町が藩庁の信濃飯田藩士に江戸時代にあった。岩手県下閉伊郡岩泉町袰野では同地の高い土地から称したのではないかとの伝あり。推定では江戸時代。
ホタカ 帆高 大分県玖珠郡玖珠町、福岡県。合略。帆足と高田の合成。大分県玖珠郡玖珠町岩室では江戸時代に帆足の「帆」と高田の「高」を合わせたと伝える。ホアシ 帆足参照。タカダ 高田参照。
ホタカ 穂鷹 新潟県佐渡市、東京都・神奈川県。穂高の異形。福島県いわき市平旧城跡が藩庁の磐城平藩士に江戸時代にあった。同藩士に同時代に穂高姓もあった。
ホタカ 穗鷹 新潟県佐渡市。穂高の異形。
ホダカ 保高 ホタカ 保高参照。
ホダカ 穂高 ホタカ 穂高参照。
ホダカ 帆高 ホタカ 帆高参照。
ホダカ 穂鷹 ホタカ 穂鷹参照。
ホタダ 穂多田 熊本県。推定では穂と多くの田から。熊本県八代市日奈久東町に分布あり。
ホタダ 保多田 長崎県長崎市。熊本県山鹿市保多田は江戸時代に記録のある地名。地名はホタダ。長崎県長崎市大橋町に分布あり。
ホタチ 保立 ホタテ 保立参照。
ホタツ 保達 新潟県三条市、新潟県長岡市。江戸時代に飛脚問屋で鎌倉時代に称していたとの伝あり。伝承地不詳。新潟県三条市由利に分布あり。保立姓あり。ホタテ 保立参照。
ホタテ 保立 茨城県神栖市、千葉県香取郡東庄町。ホタチは稀少。茨城県鹿嶋市付近(旧:保立)から発祥。鎌倉時代に記録のある地名。茨城県神栖市日川では伝承からの推定では室町時代から続く。長崎県長崎市長浦町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホタテ 甫立 ホダテ 甫立参照。
ホダテ 保立 ホタテ 保立参照。
ホダテ 甫立 鹿児島県薩摩郡さつま町。鹿児島県薩摩郡さつま町虎居甫立発祥。同地に江戸時代に門割制度の甫立門があった。門による明治新姓。
ホタニ 保谷 ホウヤ 保谷参照。
ホタニ 穂谷 ホヤ 穂谷参照。
ホタニ 帆谷 愛媛県西条市、福井県福井市。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。愛媛県西条市飯岡に分布あり。
ホタニ 䑺谷 推定では約40人。大阪府高槻市。職業。大阪府では海運業に従事していたと伝える。推定では江戸時代の䑺屋の屋号による明治新姓。屋号はホヤ。大阪府高槻市深沢本町に分布あり。
ホタニ 歩谷 大阪府守口市。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。大阪府守口市金田町に分布あり。
ホダニ 保谷 ホウヤ 保谷参照。
ボタニ 暮谷 三重県松阪市。屋号の屋に「谷」を使用する例あり。三重県松阪市飯高町波瀬に分布あり。
ホダマ 帆玉 大分県大分市。「帆」、「玉」を含む姓あり。大分県大分市松岡が本拠。
ホタモリ 保田盛 沖縄県石垣市。沖縄県石垣市に「盛」を含む姓あり。沖縄県石垣市平得に分布あり。
ホタモリ 保多盛 沖縄県八重山郡竹富町・山口県下関市。保田盛姓あり。沖縄県八重山郡竹富町波照間が起源地。
ホタルハラ 蛍原 北海道、石川県珠洲市・静岡県伊豆の国市。ホトハラは稀少。地形。蛍と原から。石川県珠洲市若山町上黒丸に分布あり。
ホタルハラ 螢原 北海道。地形。蛍原の異形。北海道釧路市武佐に分布あり。
ホタルバラ 蛍原 ホタルハラ 蛍原参照。
ホタルバラ 螢原 ホタルハラ 螢原参照。
ホダレ 穂垂 愛知県豊田市・岩手県盛岡市。推定では垂れた穂から。愛知県豊田市東山町に分布あり。※アイヌ系。北海道小樽市が起源地。
ボタン 牡丹 大阪府、兵庫県。事物。牡丹から。兵庫県で「牡丹花」の通称で牡丹を育てていたとの伝承があった。推定では江戸時代。※宮城県で牡丹を好んだ住民が称した事例があった。時代不詳。
ホチ 保地 三重県、兵庫県、大阪府。ヤスジ、ホジも含む分布。三重県でヤスジ、兵庫県淡路市でホウジ、ホジが存在。ホウジ、ホウチは稀少。発知姓あり。三重県津市芸濃町雲林院、長野県小諸市丁が藩庁の小諸藩士、新潟県長岡市大手通が藩庁の越後長岡藩士に江戸時代にあった。大阪府では兵庫県の淡路島の出で東京時代にホウジからホジに発音を変えたと伝える。兵庫県淡路市小田に分布あり。同地の小字に傍爾が存在。地名はホウジ。新潟県三条市島田に分布あり。ホッチ 発知参照。
ホチ 保知 滋賀県、長野県、京都府。発知姓あり。滋賀県近江八幡市安土町常楽寺が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。ホッチ 発知参照。
ホチ 保智 滋賀県。ヤストモは稀少。発知姓あり。滋賀県近江八幡市安土町常楽寺が本拠。千葉県袖ケ浦市上泉ではヤストモ。ホッチ 発知参照。
ボチ 保智 ホチ 保智参照。
ボチイワ 暮地岩 岡山県。ボジイワも含む分布。推定では日が暮れる土地と岩から。岡山県赤磐市吉原に分布あり。
ホチト 保知戸 栃木県栃木市、群馬県。ホジトは稀少。宝示戸の異形。栃木県栃木市千塚町が本拠。ホウシド 宝示戸参照。
ホチド 保知戸 ホチト 保知戸参照。
ボチモト 暮地本 北海道。推定では日が暮れる土地のそばから。北海道士別市多寄町に分布あり。
ホチヤ 保地谷 北海道・石川県輪島市・大阪府和泉市。石川県輪島市熊野町の小字の保地谷から発祥。
ホヅ 保津 岡山県、奈良県、三重県。タモツは稀少。千葉県香取市でタモツが存在。奈良県磯城郡田原本町保津発祥。平安時代に記録のある地名。地名はホツで「穂津」とも表記してホヅの発音もあった。京都府亀岡市保津町は平安時代に記録のある地名。岡山県倉敷市浜町に分布あり。
ホヅ 保都 岡山県岡山市。保津姓あり。岡山県岡山市東区浦間に分布あり。
ホッカ 法花 ホッケ 法花参照。
ホッカ 法華 岡山県、大阪府・兵庫県。ホッケも含む分布。事物。仏教の経典の『法華経』から。『法華経』は法華はホッケでサンスクリット語で「正しい法の白い蓮華の経典」を意味するサッダルマ・プンダリーカ・スートラの漢訳。僧侶による明治新姓。寺の例。岡山県真庭市蒜山上徳山にある天台宗の般若寺、福井県福井市足羽にある日蓮宗の妙永寺。
ホツカ 穂束 長崎県、熊本県天草市・東京都。推定では穂の束から。熊本県天草市五和町二江に分布あり。
ホツカ 穗束 東京都武蔵野市。穂束の異形。
ホヅカ 穂束 ホツカ 穂束参照。
ホヅカ 穂塚 兵庫県高砂市、愛知県。地形。穂と塚から。兵庫県高砂市高砂町農人町に分布あり。
ホッカイ 北海 福岡県、大阪府、京都府。キタミも含む分布。大阪府でキタミが存在。キタウミは稀少。地形。北の海から。福岡県嘉穂郡桂川町土師に分布あり。同地は内陸の土地。長崎県対馬市豊玉町横浦ではキタウミ。同地は日本海に面した土地。※山梨県で室町時代に武田氏が称した事例があった。推定での発音はキタウミ。タケダ 武田参照。
ボッカイ 渤海 京都府、滋賀県。渤海系。中華人民共和国黒竜江省付近(旧:渤海国)から発祥。鹿児島県西部(旧:薩摩国)に中華人民共和国福建省から1596年から1615年(慶長年間)に来住した高氏が渤海王の後裔との伝承により渤海姓を称して後に深見姓としたと伝える。渤海はフカミ。フカミ 深見参照。コウ 高参照。京都府京都市に江戸時代にあった。
ホッカン 北関 福岡県。キタセキも含む分布。地形。北の関から。福岡県田川郡川崎町安眞木に分布あり。
ホッカンジ 北寒寺 東京都あきる野市・福島県福島市。東京都あきる野市五日市の小字の北寒寺から発祥。
ホツキ 保月 大分県、北海道、兵庫県。事物。月から。戦国時代に戦に敗北した武士の兄弟の兄が九州地方、弟が東北地方に向かって再会した時にわかる様に「見ていた満月を保つ」との意味で称したと伝える。大分県大分市下戸次大内が本拠。兵庫県朝来市の生野町に江戸時代にあった。
ホヅキ 保月 ホツキ 保月参照。
ホッキョウ 法橋 ホウハシ 法橋参照。
ホッキリカワ 堀切川 ホリキリガワ 堀切川参照。
ホッキリガワ 堀切川 ホリキリガワ 堀切川参照。
ホック 北句 東京都西多摩郡日の出町。推定では北を詠んだ句から。東京都西多摩郡日の出町平井に分布あり。
ホッケ 法華 ホッカ 法華参照。
ホッケ 法花 三重県、岡山県、大阪府。ホッカ、ノリハナも含む分布。岡山県でホッカ、大阪府高槻市でノリハナ、奈良県桜井市でホウハナが存在。①三重県伊賀市法花発祥。江戸時代に記録のある地名。同地に安土桃山時代にあった。同地が本拠。②岡山県真庭市蒜山上福田に分布あり。
ボッケ 北下 キタシタ 北下参照。
ホッケツ 法花津 熊本県、大分県・福岡県。ホケツも含む分布。大分県大分市でホケツ、東京都でホウゲツが存在。ホウゲツ、ホカツは稀少。法華津の異形。熊本県葦北郡芦北町芦北に分布あり。愛媛県宇和島市丸之内が藩庁の宇和島藩士に江戸時代にあった。ホケツ 法華津参照。
ホッケヅ 法華津 ホケツ 法華津参照。
ホッケドウ 法花堂 石川県羽咋郡宝達志水町、秋田県・青森県。事物。石川県羽咋郡宝達志水町今浜に江戸時代にあった法華坊を管理していた住民による明治新姓と伝える。法華坊はホッケボウ。※新潟県燕市吉田法花堂は江戸時代に記録のある地名。
ホッコウ 北向 キタムキ 北向参照。
ホッコク 北国 キタグニ 北国参照。
ホッコク 北國 キタグニ 北國参照。
ホッコクヤ 北国谷 北海道千歳市、秋田県北秋田市・千葉県流山市。職業。北国屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。秋田県北秋田市阿仁水無新町に分布あり。
ホッコクヤ 北國谷 北海道千歳市。職業。北国谷の異形。北海道千歳市日の出に分布あり。
ホッサカ 発坂 大阪府、福井県福井市・岡山県苫田郡鏡野町。福井県勝山市発坂は江戸時代に記録のある地名。福井県福井市開発、岡山県苫田郡鏡野町和田に分布あり。
ホッサカ 發坂 岡山県。発坂の異形。
ホツシタ 𡶒下 静岡県榛原郡川根本町。地形。静岡県榛原郡川根本町では山の尾根を呼称したホツと下から称したのではないかと伝える。推定では江戸時代。静岡県榛原郡川根本町田代に分布あり。
ホッショウ 法性 北海道、新潟県・福井県。①創賜。仏法から。新潟県東蒲原郡阿賀町津川にある真言宗の玉泉寺にある僧侶による明治新姓。②事物。福井県吉田郡永平寺町松岡樋爪にある浄土真宗の東珍寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号の法性山から。
ホッシン 法身 山形県・埼玉県・東京都。法身は「仏陀の本体」を意味する。山形県寒河江市慈恩寺に分布あり。
ホッタ 堀田 愛知県、大阪府、北海道。続いて東京都、富山県、兵庫県、神奈川県、岐阜県、福岡県、三重県。ホリタも含む分布。①愛知県稲沢市堀田町発祥。戦国時代に記録のある地名。愛知県津島市に南北朝時代、山形県山形市霞城町が藩庁の山形藩主、福島県福島市杉妻町が藩庁の陸奥福島藩主、茨城県古河市桜町が藩庁の古河藩主、栃木県栃木市大宮町が藩庁の大宮藩主、栃木県佐野市植下町が藩庁の佐野藩主、群馬県高崎市吉井町吉井が藩庁の吉井藩主、群馬県安中市安中が藩庁の安中藩主、埼玉県川越市郭町が藩庁の川越藩主、千葉県佐倉市城内町が藩庁の佐倉藩主、長野県松本市丸の内が藩庁の松本藩主、滋賀県長浜市宮司町が藩庁の近江宮川藩主、滋賀県大津市本堅田が藩庁の堅田藩主に江戸時代にあった。愛媛県南宇和郡愛南町家串では堀田氏にあやかった明治新姓と伝える。善隣。愛知県あま市の甚目寺で1836年(天保7年)に皮革業者の記録あり。②地形。堀と田から。愛媛県西予市明浜町高山では明治新姓と伝える。香川県仲多度郡まんのう町では掘った田による明治新姓との伝あり。鳥取県西伯郡伯耆町上野では草分けで農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。江戸時代にあった門割制度の堀田門から。門の位置の例。鹿児島県鹿屋市横山町、鹿児島県肝属郡肝付町新富、宮崎県都城市安久町。門、姓はホリタ。門による明治新姓。富山県ではホリタも含む分布。同地では岐阜県北部(旧:飛騨国)の出と伝える。推定では室町時代の来住。富山県砺波市太郎丸の小字の堀田島は経由地。地名は室町時代に堀田氏が居住した土地と伝える。富山県高岡市で江戸時代に海運業者にあった。※佐賀県東松浦郡玄海町では佐賀県・長崎県(旧:肥前国)の神田の堀田からと伝える。時代、位置不詳。③鹿児島県鹿児島市山田町の小字の堀田から発祥。同地に江戸時代に門割制度の堀田門があった。門による明治新姓。姓はホッタ、ホリタ。④鹿児島県肝属郡錦江町田代麓の小字の堀田から発祥。同地に江戸時代に門割制度の堀田門があった。門による明治新姓。
ホッタ 発田 富山県、東京都、福島県。ハッタも含む分布。東京都でハッタが存在。①堀田姓あり。富山県高岡市木舟町、福島県南相馬市原町区小木迫、山口県下関市豊浦町大字宇賀湯玉在に分布あり。福島県南相馬市原町区小木迫では2011年に転出した住民がいたとの伝あり。②地形。開発した田から。岩手県一関市では田を開発して伊達氏から賜ったと伝える。推定では江戸時代。
ホッタ 發田 福岡県・静岡県・神奈川県。発田の異形。福岡県福岡市東区下原に分布あり。
ホツダ 穂津田 広島県。堀田姓あり。広島県呉市安浦町大字内海に分布あり。ホッタ 堀田参照。
ホッタイ 堀田井 秋田県秋田市。堀田姓あり。秋田県秋田市楢山南新町上丁に分布あり。ホッタ 堀田参照。
ホッタザワ 堀田沢 青森県三戸郡南部町、岩手県九戸郡軽米町。東京都でホリタザワが存在。青森県三戸郡南部町小向堀田沢発祥。青森県三戸郡南部町鳥谷青鹿長根に分布あり。
ホッチ 発知 埼玉県川越市、東京都、香川県。群馬県沼田市上発知町・中発知町・下発知町発祥。戦国時代に記録のある地名。同地で鎌倉時代に称したと伝える。新潟県に安土桃山時代、香川県高松市玉藻町が藩庁の讃岐高松藩士に江戸時代にあった。
ホッチ 発地 群馬県高崎市、新潟県。発知の異形。群馬県高崎市矢中町、新潟県南魚沼市君帰に分布あり。
ホッチ 堀地 ホリチ 堀地参照。
ホッチ 発智 埼玉県、東京都・山形県米沢市。発知の異形。新潟県南魚沼市雷土に戦国時代、新潟県柏崎市山室に安土桃山時代、山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士に江戸時代にあった。
ホッチ 發知 埼玉県。発知の異形。埼玉県川越市笠幡に分布あり。
ホッチ 發智 埼玉県。発知の異形。埼玉県川越市笠幡に分布あり。
ホッチ 發地 新潟県南魚沼市、群馬県・東京都。発知の異形。新潟県南魚沼市君帰に分布あり。
ホツチ 發知 ホッチ 發知参照。
ホツボ 母坪 ボツボ 母坪参照。
ボツボ 母坪 滋賀県大津市・京都府京都市・北海道。兵庫県丹波市柏原町母坪発祥。江戸時代に記録のある地名。地名はホツボ。同地に戦国時代に母坪城があった。
ホッポウ 北方 キタカタ 北方参照。
ホヅマ 秀真 福井県、神奈川県。推定では秀でる状態と真から。福井県あわら市伊井にある浄土真宗の応蓮寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は高須山。
ホヅマ 秀眞 福岡県北九州市門司区。秀真の異形。福岡県北九州市門司区大里東に分布あり。
ホツミ 穂積 ホヅミ 穂積参照。
ホツミ 浦海 静岡県。ウラウミ、ホミは稀少。推定では浦と海から。静岡県掛川市上土方に分布あり。同地に江戸時代にあった。同地は内陸の土地。愛知県豊田市明和町ではホミ。
ホヅミ 穂積 福島県、東京都、神奈川県。①職業。稲穂を積む行為から。古墳時代に穂積臣の氏姓を称したと伝える。奈良県天理市前栽町付近(旧:穂積)は平安時代に記録のある地名。地名はホツミ。奈良県磯城郡田原本町保津は平安時代に記録のある地名。地名はホツで「穂津」とも表記してホヅの発音もあった。大阪府茨木市上穂積・中穂積・下穂積は奈良時代に記録のある地名。兵庫県加東市穂積は奈良時代に記録のある地名。地名は穂積氏の居住によると伝える。千葉県南房総市富浦町居倉では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。②創賜。鹿児島県の奄美群島の一字姓である穂に「積」を追加。推定では1953年の日本復帰時。鹿児島県大島郡瀬戸内町嘉鉄に分布あり。ホ 穂参照。
ホヅミ 保積 滋賀県、埼玉県、愛媛県。職業。穂積の異形。埼玉県比企郡鳩山町竹本、愛媛県大洲市大洲が藩庁の大洲藩士に江戸時代にあった。
ホヅミ 宝積 ホウシャク 宝積参照。
ホヅミ 八月朔日 ホズミ 八月朔日参照。
ホヅミ 穗積 岩手県・東京都・千葉県。職業。穂積の異形。岩手県一関市萩荘上本郷に分布あり。
ホヅミ 葆積 大阪府寝屋川市。職業。穂積の異形。大阪府では徳島県徳島市蔵本元町にある葆光院の僧侶だったと伝える。推定では江戸時代。「葆」は寺が先か姓が先かは不明との伝もあり。
ホヅミ 穂穙 東京都世田谷区。職業。穂積の異形。奈良県奈良市登大路町にある法相宗の興福寺にあった玉林院の僧侶による明治新姓。
ホテ 保手 徳島県、兵庫県・鹿児島県南さつま市。徳島県美馬市木屋平の小字のほてから発祥。徳島県の方言ではホテは「山の尾根の端」を意味する。
ホデ 甫出 広島県広島市。「甫」を含む姓あり。広島県広島市安佐南区川内、広島県竹原市吉名町に分布あり。
ホデ 保出 ボウデ 保出参照。
ホテイ 布袋 兵庫県、大阪府、鹿児島県。ホウタイ、フテイは稀少。①事物。布の袋から。布袋は唐の時代のシナにいたと伝える僧侶。名前は背負っていた布の袋による。鹿児島県南さつま市金峰町高橋に江戸時代にあった門割制度の布袋門から。門による明治新姓。②富山県南砺市布袋発祥。江戸時代に記録のある地名。富山県南砺市福野浦町に分布あり。
ホテイ 保庭 ホニワ 保庭参照。
ホテイダ 布袋田 栃木県下野市。地形。七福神の布袋を祀る田から。栃木県下野市下石橋では新潟県の出と伝える。推定では江戸時代の来住。
ボディバン 漢字表記なし 広島県広島市南区。ラオス系。広島県広島市南区で2001年1月11日、2003年に5月19日に帰化の記録あり。原綴はボディバン(Bodhivarn)。
ホテイヤ 布袋屋 ホテヤ 布袋屋参照。
ホテキ 保滌 滋賀県犬上郡多賀町。創賜。滋賀県犬上郡多賀町大杉にある浄土真宗の金蓮寺の僧侶による明治新姓。同寺では境内の滝から「すすいで保つ」との意味で称したと伝える。
ホテギ 仏木 ホトギ 仏木参照。
ホテギ 佛木 ホトギ 佛木参照。
ホテダ 保手田 兵庫県洲本市。兵庫県洲本市中川原町厚浜の小字の保手田から発祥。
ホテハマ 保手浜 広島県竹原市、広島県呉市。地形。浜から。ホテは推定では脇。広島県竹原市吉名町が本拠。同地は瀬戸内海に面した土地。
ホテハマ 保手濱 広島県。地形。保手浜の異形。広島県竹原市吉名町に分布あり。
ホテヤ 布袋屋 秋田県大館市、秋田県秋田市、大阪府。ホテイヤも含む分布。職業。布袋屋の屋号から。推定では江戸時代の屋号による明治新姓。秋田県大館市片山町に分布あり。
ホテヤ 布袋谷 秋田県横手市・神奈川県。職業。布袋屋の異形。秋田県横手市平鹿町浅舞覚町後に分布あり。
ホテン 甫天 大阪府、富山県、兵庫県。推定では広く高い土地から。富山県南砺市篭渡に分布あり。

日本姓氏語源辞典 ホト~ホラン

ホト 保戸 大阪府大阪市西淀川区。推定では保つ戸から。大阪府大阪市西淀川区姫島に分布あり。
ホド 程 ノリ 程参照。
ホド 保土 徳島県三好市。推定では保つ土地から。徳島県三好市山城町引地に分布あり。
ホトイシ 帆戸石 鹿児島県薩摩郡さつま町・東京都。ホトは推定では窪。鹿児島県薩摩郡さつま町西新町に分布あり。
ホトウ 穂藤 和歌山県和歌山市、大阪府・宮崎県。「穂」を含む姓、藤原姓あり。和歌山県和歌山市吐前、宮崎県延岡市山月町、福井県遠敷郡上中町瓜生に分布あり。フジワラ 藤原参照。
ホトウ 保東 北海道、富山県・福井県。地形。富山県南砺市篭渡では東にあった保院坊の分家が称したと伝える。保院坊はホウインボウ。推定では坊の名前で江戸時代。
ホトウ 保藤 島根県益田市・山口県下関市。「保」を含む姓、藤原姓あり。島根県益田市土田町に分布あり。フジワラ 藤原参照。
ホドウ 穂道 愛媛県西予市、香川県丸亀市・徳島県鳴門市。地形。穂と道から。愛媛県西予市野村町西に分布あり。
ホドウ 保堂 広島県広島市安佐北区・大阪府岸和田市。推定では保つ堂から。広島県広島市安佐北区安佐町大字筒瀬に分布あり。
ホドウチ 程内 愛媛県北宇和郡鬼北町。愛媛県北宇和郡鬼北町川上の小字の程内から発祥。
ホドオ 程尾 大阪府泉北郡忠岡町・京都府京都市。屋号の屋に「尾」を使用する例あり。大阪府泉北郡忠岡町忠岡北に分布あり。
ホドオカ 程岡 大阪府、兵庫県、高知県。高知県幡多郡三原村宮ノ川の小字のホドヲカから発祥。
ホドガネ 程兼 広島県広島市安佐南区。広島県広島市安佐南区伴中央に分布あり。
ホドカミ 程上 福岡県。福岡県京都郡みやこ町勝山浦河内の小字の程ケ峯から発祥。程ケ峯の「程」を使用。
ホドカワ 程川 青森県十和田市。青森県十和田市切田程野発祥。程野の「程」と川から称したと伝える。推定では江戸時代。同地に分布あり。
ホトギ 補伽 長崎県、佐賀県、福岡県。ホカも含む分布。佐賀県でホカが存在。長崎県諫早市飯盛町古場補伽発祥。同地に分布あり。
ホトギ 仏木 福岡県、福井県・奈良県。ホテギも含む分布。福井県でホテギが存在。事物。仏と木から。福岡県大牟田市三池に分布あり。石川県羽咋郡志賀町仏木は江戸時代に記録のある地名。地名はホトギリ。
ホトギ 佛木 福井県、福岡県、大分県。ホテギも含む分布。福井県でホテギが存在。①福井県福井市山内町の小字の佛木から発祥。福井県福井市笹谷町にある浄土真宗の本覚寺の僧侶による明治新姓。同寺の元の所在地と伝える。伝承からの推定では戦国時代の移転。②事物。仏木の異形。東京都では大分県宇佐市の安心院町で材木から仏像を彫って称したと伝える。伝承からの推定では明治新姓。大分県宇佐市住吉町に分布あり。大分県宇佐市安心院町佛木は江戸時代に記録のある地名。
ホトギ 缶 石川県金沢市、神奈川県・東京都。事物。缶から。石川県金沢市では江戸時代に越後屋の屋号で素焼きの壺を扱っていた住民が壺を「缶」と表現して称したと伝える。推定では新潟県が起源地で明治新姓。石川県金沢市小立野に分布あり。東京都では酒が好きな漢学者の缶による明治新姓と伝える。
ホドキ 程木 北海道、神奈川県横浜市港北区。アイヌ系。推定ではちょうどよい木から。北海道釧路市が起源地。
ホドグチ 程口 島根県安来市・埼玉県。推定ではちょうどよい土地と出入口から。島根県安来市下吉田町に分布あり。
ホドクマ 程熊 青森県八戸市、青森県三戸郡階上町。青森県三戸郡階上町道仏程熊発祥。同地が本拠。
ホトケ 仏 和歌山県和歌山市。僧侶が「仏」を使用する例あり。和歌山県和歌山市藤田に分布あり。
ホトケ 佛 和歌山県。仏の異形。和歌山県岩出市西国分に分布あり。
ホトケイシ 仏石 熊本県合志市・広島県東広島市・大阪府。事物。仏と石から。熊本県合志市野々島に分布あり。
ホトケイシ 佛石 熊本県荒尾市・埼玉県・北海道。事物。仏石の異形。熊本県荒尾市一部に分布あり。
ホトケザカ 仏坂 佐賀県、長崎県、福岡県。ブッサカも含む分布。佐賀県武雄市でブッサカが存在。地形。仏と坂から。佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿に分布あり。佐賀県武雄市に江戸時代にあった。長崎県東彼杵郡波佐見町小樽郷の小字に仏坂あり。※岩手県一関市千厩町磐清水の仏坂から発祥。戦国時代に記録あり。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。
ホトケザカ 佛坂 佐賀県、福岡県・大阪府。ブッサカも含む分布。福岡県でブッサカ、鳥取県でブツサカが存在。地形。仏坂の異形。佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿に分布あり。
ホトケダ 仏田 ブツダ 仏田参照。
ホトケダ 佛田 ブツダ 佛田参照。
ホトケダオ 仏峠 広島県神石郡神石高原町。善隣。地形。仏と峠から。広島県神石郡神石高原町時安では兵庫県神戸市で1184年(治承8年・寿永3年)にあった一ノ谷の戦い後に来住したと伝える。
ホトケダニ 仏谷 ブツヤ 仏谷参照。
ホトケダニ 佛谷 ブツヤ 佛谷参照。
ホトケダワ 佛峠 広島県。善隣。地形。仏峠の異形。広島県神石郡神石高原町時安に分布あり。ホトケダオ 仏峠参照。
ホトケバラ 仏原 ブツハラ 仏原参照。
ホトケバラ 佛原 ブツハラ 佛原参照。
ホトケフチ 仏淵 ホトケブチ 仏淵参照。
ホトケフチ 佛淵 ホトケブチ 佛淵参照。
ホトケブチ 仏淵 鹿児島県南九州市。鹿児島県南九州市川辺町上山田の小字の仏淵から発祥。
ホトケブチ 仏渕 鹿児島県、大阪府・京都府。仏淵の異形。鹿児島県南九州市川辺町下山田に分布あり。
ホトケブチ 佛淵 鹿児島県、愛知県。仏淵の異形。鹿児島県南九州市川辺町上山田に分布あり。
ホトケブチ 佛渕 鹿児島県。仏淵の異形。鹿児島県南九州市川辺町上山田に分布あり。
ホトケヤマ 仏山 鹿児島県鹿屋市。鹿児島県鹿屋市輝北町諏訪原仏山発祥。同地に分布あり。
ホトケヤマ 佛山 鹿児島県・宮崎県・静岡県。仏山の異形。鹿児島県志布志市有明町野井倉に分布あり。
ホトザワ 保土沢 ホドサワ 保土沢参照。
ホトザワ 保土澤 ホドサワ 保土澤参照。
ホドサワ 保土沢 青森県上北郡六戸町。青森県上北郡六戸町鶴喰では領主から賜ったと伝える。同地では農業に従事していたとの伝もあり。推定では江戸時代。青森県三戸郡五戸町兎内上保土沢・下保土沢は記録時代不詳の地名。
ホドサワ 保土澤 青森県三戸郡五戸町・北海道・千葉県。保土沢の異形。青森県三戸郡五戸町川原町に分布あり。
ホドシマ 程島 神奈川県、栃木県、埼玉県。栃木県真岡市程島発祥。江戸時代に記録のある地名。埼玉県行田市本丸の忍城に安土桃山時代、神奈川県茅ヶ崎市小和田、埼玉県川越市渋井、栃木県足利市雪輪町が藩庁の足利藩士、栃木県大田原市前田が藩庁の黒羽藩士に江戸時代にあった。
ホドシマ 程嶋 神奈川県・長崎県。程島の異形。栃木県足利市雪輪町が藩庁の足利藩士に江戸時代にあった。
ホドジマ 程島 ホドシマ 程島参照。
ホトタ 保土田 ホドタ 保土田参照。
ホトタ 穂戸田 ホトダ 穂戸田参照。
ホトダ 保土田 ホドタ 保土田参照。
ホトダ 保戸田 東京都江戸川区、千葉県。程田の異形。東京都江戸川区南葛西に分布あり。ホドタ 程田参照。
ホトダ 穂戸田 東京都葛飾区、茨城県、埼玉県。程田の異形。東京都葛飾区東水元に分布あり。ホドタ 程田参照。
ホトダ 保登田 千葉県野田市・千葉県白井市。程田の異形。千葉県野田市野田に分布あり。ホドタ 程田参照。
ホトダ 穗戸田 茨城県常総市。程田の異形。ホドタ 程田参照。
ホドタ 程田 千葉県、茨城県、埼玉県。群馬県高崎市保渡田町発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はホドタで「保土田」とも表記した。千葉県柏市船戸では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホドタ 保土田 東京都、千葉県、埼玉県。程田の異形。東京都江戸川区東小松川に分布あり。
ホドダ 程田 ホドタ 程田参照。
ホドダ 保土田 ホドタ 保土田参照。
ホドツカ 程塚 ホドヅカ 程塚参照。
ホドツカ 保戸塚 ホトヅカ 保戸塚参照。
ホドツカ 保土塚 ホドヅカ 保土塚参照。
ホトヅカ 保戸塚 東京都練馬区、埼玉県。程塚の異形。東京都練馬区向山に分布あり。ホドヅカ 程塚参照。
ホドヅカ 保土塚 東京都。程塚の異形。東京都練馬区向山に分布あり。
ホドヅカ 程塚 埼玉県、茨城県、東京都。推定ではちょうどよい塚から。埼玉県鴻巣市広田では安土桃山時代に来住したと伝える。神奈川県川崎市高津区上作延では鎌倉時代に称したと伝える。
ホドツキ 程月 島根県雲南市・広島県・福岡県。推定ではちょうどよい月から。島根県雲南市吉田町民谷に分布あり。
ホドヅキ 程月 ホドツキ 程月参照。
ホドノ 程野 徳島県、大阪府、愛媛県。推定ではちょうどよい野から。徳島県阿南市橘町が本拠。同地に江戸時代にあった。
ホトハラ 穂登原 広島県三次市。ホトは推定では窪。広島県三次市君田町西入君に分布あり。
ホトハラ 蛍原 ホタルハラ 蛍原参照。
ホドハラ 程原 山梨県都留市、広島県・東京都。①保土原の異形。山梨県都留市大野熊井戸では福島県須賀川市保土原の出で「保土原」とも表記したと伝える。伝承からの推定では戦国時代の来住。同地では京都府京都市の出で藤原氏の後裔との伝もあり。フジワラ 藤原参照。②島根県飯石郡飯南町井戸谷程原発祥。広島県三次市での伝承。伝承からの推定では鎌倉時代に称する。
ホドハラ 保土原 宮城県、神奈川県、東京都。福島県須賀川市保土原発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はホドワラ。宮城県仙台市青葉区川内が藩庁の仙台藩士に江戸時代にあった。
ホドマ 程間 山口県岩国市。山口県岩国市角付近(旧:程ケ迫)から発祥。記録時代不詳の地名。程ケ迫の「程」と同地の中央から「間」を使用したと伝える。
ホトミ 保富 ヤストミ 保富参照。
ホドメ 甫留 三重県尾鷲市。三重県熊野市甫母町は江戸時代に記録のある地名。三重県尾鷲市賀田町に分布あり。
ホドヤ 程谷 静岡県三島市・千葉県大網白里市・東京都。推定ではちょうどよい谷から。静岡県三島市加茂に分布あり。
ホトヤマ 保戸山 茨城県、東京都。程山姓あり。茨城県結城市結城に分布あり。ホドヤマ 程山参照。
ホドヤマ 程山 茨城県下妻市、茨城県つくば市。推定ではちょうどよい山から。茨城県下妻市大園木、茨城県つくば市谷田部に分布あり。
ホドヤマ 保渡山 埼玉県久喜市。程山姓あり。埼玉県久喜市西大輪に江戸時代にあった。
ホドヤマ 保土山 茨城県。程山姓あり。茨城県つくば市谷田部に分布あり。
ホドヨク 程能 熊本県八代市・大阪府・神奈川県。ホドヨシも含む分布。創賜。熊本県人吉市麓町が藩庁の人吉藩主の相良頼房から江戸時代に賜ったと伝える。程よいは「ちょうどよい程度」の意。「能」は好字。大阪府ではホドヨクからホドヨシに東京時代に発音を変更したと伝える。
ホドヨシ 程吉 広島県広島市。広島県広島市安佐北区安佐町大字久地に分布あり。同地の小字に程落あり。
ホドヨシ 程能 ホドヨク 程能参照。
ホトリ 阿 東京都、福岡県。ア、オカも含む分布。①創賜。阿弥陀の「阿」から。僧侶による明治新姓。寺の例。東京都目黒区碑文谷にある天台宗の円融寺、茨城県筑西市黒子にある天台宗の千妙寺、福岡県久留米市寺町にある浄土真宗の誓行寺、福岡県久留米市御井町にある浄土真宗の永福寺。円融寺、千妙寺ではオカ。永福寺では同寺を戦国時代に阿部氏が創建したと伝える。アベ 阿部参照。②シナ系。鹿児島県奄美市(旧:名瀬市)で1974年3月4日、東京都豊島区で2012年11月14日に帰化の記録あり。日本音はア、シナ音はアー。③コリア系。埼玉県さいたま市(旧:浦和市)で1965年4月12日に帰化の記録あり。日本音、コリア音はア。※アイヌ系。北海道沙流郡平取町に阿チヨウ、阿サワの名前があった。推定では1875年頃に称する。推定での発音はア。
ホトリ 辺 ヘン 辺参照。
ホトリ 邉 島根県浜田市。辺の異形。島根県浜田市津摩町に分布あり。ヘン 辺参照。
ホトリ 邊 島根県浜田市。辺の異形。島根県浜田市相生町に分布あり。ヘン 辺参照。
ホトリネ 辺根 島根県浜田市。島根県浜田市に辺姓あり。島根県浜田市津摩町では漁業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。ホトリ 辺参照。
ホナカ 保中 ヤスナカ 保中参照。
ホナカ 甫中 愛知県知多郡東浦町。推定では広い中央部から。愛知県知多郡東浦町石浜三本松に分布あり。
ホナガ 保永 ヤスナガ 保永参照。
ホナガ 補永 愛知県豊橋市。推定では永く補う行為から。愛知県豊橋市大崎町に分布あり。
ホナガ 穂永 神奈川県、愛知県、徳島県。補永姓あり。愛知県豊川市高見町、徳島県板野郡北島町鯛浜原に分布あり。
ホナミ 穂波 岐阜県、熊本県、静岡県。①福岡県飯塚市(旧:穂波郡)発祥。古墳時代に記録のある地名。姓は「穂浪」とも表記した。②京都府京都市で江戸時代に勧修寺氏が称したと伝える。カジュウジ 勧修寺参照。
ホナミ 穂浪 愛知県豊橋市。穂波の異形。愛知県豊橋市野依町に分布あり。
ホナミ 穂並 宮崎県、長崎県。穂波姓あり。宮崎県宮崎市高岡町内山に分布あり。
ホナミ 帆波 兵庫県加古川市・埼玉県。穂波姓あり。兵庫県加古川市尾上町池田に分布あり。
ホナミ 穂竝 宮崎県宮崎市。穂波姓あり。宮崎県宮崎市高岡町内山に分布あり。
ホナミ 穗並 神奈川県大和市。穂波姓あり。神奈川県大和市渋谷に分布あり。
ホナミ 穗竝 宮崎県宮崎市。穂波姓あり。
ホニウチ 歩仁内 ブニナイ 歩仁内参照。
ホニシ 保西 兵庫県神崎郡神河町。兵庫県神崎郡神河町中村の小字の保西から発祥。
ホニシ 帆西 鹿児島県出水市・兵庫県明石市。推定では帆の西から。鹿児島県出水市武本に分布あり。
ホニワ 保庭 長野県木曽郡南木曽町・岐阜県・京都府。長野県では「ぼて下」の地名からと伝える。時代、位置不詳。伝承での発音はボテイ。長野県木曽郡南木曽町読書本谷に分布あり。大阪府ではボテイからホニワに東京時代に発音を変更したとの伝あり。
ホネタ 骨田 広島県世羅郡世羅町。推定では骨と田から。広島県世羅郡世羅町川尻が本拠。
ホネダ 骨田 ホネタ 骨田参照。
ホネタニ 骨谷 奈良県奈良市。奈良県奈良市下狭川町の小字の骨谷から発祥。
ホノ 保野 兵庫県、福井県、大阪府。ヤスノも含む分布。ボウノは稀少。①愛知県豊川市本野町発祥。同地付近が比定地の本野ケ原は鎌倉時代に記録のある地名。地名は「穂ノ村」と呼称していたと伝える。本野はホンノ、穂ノ村はホノムラ。島根県西部(旧:石見国)での伝承。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である保に「野」を追加。推定では1953年の日本復帰時。発音はヤスノ。鹿児島県大島郡宇検村名柄に分布あり。同地に保姓あり。タモツ 保参照。
ホノ 穂野 宮崎県延岡市。地形。穂と野から。宮崎県延岡市伊形町に分布あり。
ホノウエ 穂之上 宮崎県都城市、兵庫県神戸市。地形。穂の上から。宮崎県都城市下水流町が本拠。同地では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホノウエ 穂上 ホガミ 穂上参照。
ホノキ 穂木 鹿児島県、高知県、富山県。ハゼノキも含む分布。富山県富山市でハゼノキ、大阪府堺市でホキが存在。①鹿児島県鹿屋市串良町下小原の小字の甫木から発祥。地名はホノキ。同地に江戸時代に門割制度の甫木門があった。門による明治新姓。②高知県で字名の呼称にホノギあり。高知県安芸郡田野町(その他)に分布あり。③神奈川県では富山県で農業従事者が「はぜのきわり」と呼称していた田からで地名は「櫨木」の表記が難しいため変わったと伝える。推定では江戸時代。位置不詳。伝承での発音はハゼノキ。富山県富山市合田に分布あり。
ホノキ 甫木 ホキ 甫木参照。
ホノキ 厚朴 ホウノキ 厚朴参照。
ホノキ 甫ノ木 鹿児島県鹿屋市。穂木の異形。鹿児島県鹿屋市串良町有里に分布あり。
ホノキダ 朴田 岩手県紫波郡矢巾町。千葉県、京都府、和歌山県でボクタが存在。ホウノキダは稀少。①地形。岩手県紫波郡矢巾町南矢幅にあった朴木と田から称したと伝える。推定では江戸時代。②コリア系。推定での比率は約20%。地形。朴に「田」を追加。大阪府寝屋川市で1982年10月6日に帰化の記録あり。本姓は朴。ボク 朴参照。
ホノブ 本母 ホンボ 本母参照。
ホノベ 保延 山梨県甲斐市、山梨県甲府市。ヌカノブは稀少。糠信の異形。山梨県甲斐市亀沢が本拠。同地、長野県諏訪市高島が藩庁の諏訪藩士に江戸時代にあった。1135年から1141年(保延年間)の元号あり。元号はホウエン。長野県茅野市玉川神之原ではヌカノブ。同地では東北地方東部(旧:陸奥国)の出と伝える。来住の時代は不詳。ヌカノブ 糠信参照。
ホノミ 穂見 熊本県。地形。穂の見える土地から。熊本県荒尾市一部に分布あり。
ホノミゾ 室溝 和歌山県橋本市。宝溝の異形。和歌山県橋本市東家では宝溝姓だったと伝える。推定では明治新姓時の役人の誤記。ホウミゾ 宝溝参照。
ホハシ 保橋 栃木県小山市。推定では橋を保つ行為から。栃木県小山市石ノ上に分布あり。
ホバタ 穂畑 長崎県壱岐市・愛知県。ホバタケも含む分布。愛知県名古屋市でホバタケあり。地形。穂と畑から。長崎県壱岐市勝本町百合畑触に分布あり。
ホバタケ 穂畑 ホバタ 穂畑参照。
ホバナ 保花 福井県敦賀市。推定では花を保つ行為から。福井県敦賀市櫛川に分布あり。
ホバヤシ 保林 長野県長野市。推定では林を保つ行為から。長野県長野市松代町岩野に分布あり。
ホハラ 穂原 ホバラ 穂原参照。
ホバラ 保原 宮城県石巻市、北海道、神奈川県。ヤスハラも含む分布。①福島県伊達市保原町発祥。戦国時代に記録のある地名。②大分県国東市国見町伊美の小字の保原から発祥。③安原の異形。島根県では広島県の出で安原姓から改姓したと伝える。推定では江戸時代。ヤスハラ 安原参照。
ホバラ 穂原 鹿児島県。穂と原から。鹿児島県南さつま市坊津町久志に分布あり。※岡山県北部(旧:美作国)にあった。時代不詳。
ホビキ 帆引 愛知県。推定では帆を引く行為から。三重県津市上浜町にある浄土真宗の託縁寺の僧侶による明治新姓。同寺の山号は正強山。
ホヒラ 保平 ヤスヒラ 保平参照。
ホボ 保母 岐阜県、愛知県、東京都。愛知県岡崎市保母町発祥。戦国時代に記録のある地名。岐阜県恵那市明智町大泉に分布あり。岐阜県中津川市苗木が藩庁の苗木藩士に江戸時代にあった。
ホボ 保浦 愛知県、北海道、千葉県。ヤスウラ、ホウラも含む分布。愛知県でヤスウラ、ホウラ、北海道でヤスウラが存在。①保母の異形。愛知県犬山市に戦国時代にあった。愛知県犬山市羽黒に分布あり。②地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である保に「浦」を追加。推定では1953年の日本復帰時。発音はヤスウラ。鹿児島県大島郡宇検村名柄に分布あり。同地に保姓あり。タモツ 保参照。
ホボ 保々 東京都、愛知県、大阪府。保母の異形。東京都千代田区千代田が政庁の江戸幕府の幕臣、山梨県甲府市丸の内が藩庁の甲府藩士に江戸時代にあった。※三重県四日市市小牧町付近(旧:保々)から発祥。南北朝時代に記録のある地名。※福岡県久留米市篠山町が藩庁の久留米藩士に江戸時代にあった。同藩士は大分県(旧:豊後国)の保々村からと伝える。時代、位置不詳。
ホボ 帆保 熊本県菊池郡大津町、北海道、千葉県。保母姓あり。熊本県菊池郡大津町下町に分布あり。
ホボ 粗 栃木県足利市。保母姓あり。栃木県足利市月谷町では新潟県の出と伝える。推定では江戸時代の来住。
ホボ 穂保 東京都、山形県、新潟県。保々の異形。山形県米沢市御廟に分布あり。新潟県に安土桃山時代、山形県米沢市丸の内が藩庁の米沢藩士、米沢新田藩士に江戸時代にあった。
ホボ 保甫 岐阜県・京都府。保母姓あり。岐阜県大垣市上石津町下山に分布あり。
ホボ 甫母 三重県熊野市・大阪府。三重県熊野市甫母町発祥。江戸時代に記録のある地名。
ホボ 保方 岐阜県中津川市。保母の異形。岐阜県中津川市では東京時代に役場が火事になって戸籍を再び作成する際に保母姓を役人が誤記したと伝える。
ホホウ 保宝 奈良県奈良市。推定では宝を保つ行為から。奈良県奈良市学園大和町に分布あり。
ホボウ 保房 愛知県。保母姓あり。愛知県江南市木賀町大門に分布あり。ホボ 保母参照。
ホホカベ 波々伯部 兵庫県、大阪府、京都府。ホオカベも含む分布。ホウカベ、ハハカベは稀少。兵庫県丹波篠山市宮ノ前の波々伯部神社の付近(旧:伯々伯部)から発祥。平安時代に記録のある地名。神社名はホホカベ・ホウカベ、地名はホホカベ。同社では地名は桜の波々迦の木と部民からと伝える。波々迦はハハカ。同地に鎌倉時代、京都府京都市上京区御所八幡町付近が政庁の室町幕府の幕臣に室町時代にあった。姓の古い発音はハハカベ。
ホホツキ 面 オモテ 面参照。
ホボリ 保堀 福井県福井市。推定では保つ堀から。福井県福井市角折町に分布あり。同地の小字に新保あり。地名の推定での発音はシンボ。
ホマエ 帆前 兵庫県、大阪府。兵庫県豊岡市正法寺に分布あり。兵庫県豊岡市小田井町の小田井縣神社は皇紀からでは縄文時代の神武天皇の在位時に帆前斎主命が仕えていたと伝える。
ホマエ 穂前 兵庫県宍粟市、大阪府。地形。穂の前から。兵庫県宍粟市波賀町日見谷に分布あり。
ホマエ 保前 ホウゼン 保前参照。
ホマキ 帆巻 広島県。広島県安芸郡府中町みくまりに分布あり。広島県広島市安佐北区亀山・可部を流れる帆待川(別名:帆巻川)あり。
ホマツ 保松 福岡県、愛知県。推定では保つ松から。福岡県田川郡川崎町田原に分布あり。
ホマル 穂丸 宮崎県宮崎市。地形。穂と丸い土地から。宮崎県宮崎市高岡町飯田が本拠。
ホマレ 誉 大阪府大阪市生野区・埼玉県越谷市。推定では誇りとする行為から。大阪府大阪市生野区生野西に分布あり。
ホマレカワ 誉川 東京都、兵庫県淡路市。推定では誇りとする川から。兵庫県淡路市浦に分布あり。
ホマレダ 誉田 ホンダ 誉田参照。
ホマン 穂満 鹿児島県、宮崎県、大阪府。ホミツも含む分布。①事物。鹿児島県鹿児島市福山町に江戸時代にあった門割制度の穂満門から。門名は福岡県太宰府市の穂満山から勧請した穂満神社によると伝える。穂満山の位置不詳。門による明治新姓。②鹿児島県日置市東市来町伊作田の小字の穂満平から発祥。※大阪府で宝満姓だったとの伝あり。時代、位置不詳。伝承での発音はホウマン。ホウマン 宝満参照。
ホマン 穂滿 鹿児島県鹿児島市・愛知県。事物。穂満の異形。鹿児島県鹿児島市西伊敷に分布あり。
ホマン 穗滿 宮崎県・広島県。事物。穂満の異形。宮崎県宮崎市橘通東に分布あり。
ホマン 穗満 鹿児島県薩摩川内市。事物。穂満の異形。鹿児島県薩摩川内市原田町に分布あり。
ホミ 保見 山口県、東京都、広島県。ヤスミも含む分布。東京都でヤスミが存在。大阪府東部(旧:河内国)では福井県西部(旧:若狭国)の保見(安見)荘からと伝える。伝承からの推定では平安時代に称する。位置不詳。福井県三方上中郡若狭町安賀里の旧名が安見、保見だったとの伝あり。時代、伝承地不詳。安見姓あり。ヤスミ 安見参照。佐賀県唐津市東城内が藩庁の唐津藩士に江戸時代にあった。※大分県(旧:豊後国)で大友氏の後裔が鎌倉時代に称した事例があった。オオトモ 大友参照。
ホミ 保美 山口県、東京都、神奈川県。ヤスミも含む分布。創賜。山口県では島根県で家が小高いところにあり景色が美しかった土地で庄屋が命名したと伝える。推定では江戸時代。山口県美祢市於福町上に分布あり。神奈川県横浜市青葉区荏田町ではヤスミ。
ホミ 浦海 ホツミ 浦海参照。
ホミズ 甫水 福岡県行橋市。推定では広い土地と水から。福岡県行橋市今井に分布あり。
ホミツ 穂満 ホマン 穂満参照。
ホミヤ 保宮 青森県十和田市・神奈川県。推定では保つ神社から。青森県十和田市三本木佐井幅に分布あり。
ホムラ 保村 ヤスムラ 保村参照。
ホムラ 布村 ヌノムラ 布村参照。
ホムラ 穂村 鹿児島県鹿屋市。地形。鹿児島県鹿屋市下高隈町に江戸時代にあった門割制度の穂村門から。門名は穂と村から。門による明治新姓。※山形県鶴岡市に安土桃山時代にあった。
ホムラ 甫村 鹿児島県肝属郡東串良町。地形。鹿児島県肝属郡東串良町川東に江戸時代にあった門割制度の甫村門から。門名は村から。甫の字義は「はじめ」。門による明治新姓。
ホムロ 保室 京都府宮津市、奈良県。推定では保つ室から。京都府宮津市須津に分布あり。
ホメイ 保明 ホアキ 保明参照。
ホメキ 法女木 和歌山県日高郡印南町。推定では仏法と女と木から。和歌山県日高郡印南町松原に分布あり。和歌山県日高郡みなべ町熊瀬川が起源地ではないかと伝える。伝承地不詳。
ホメモト 保米本 大阪府岸和田市。推定では保つ米から。大阪府岸和田市大沢町では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホモト 保本 ヤスモト 保本参照。
ホモト 穂本 福岡県田川市、熊本県水俣市。事物。穂から。福岡県田川市弓削田、熊本県水俣市丸島町に分布あり。
ホモト 甫本 三重県熊野市。三重県熊野市新鹿町の小字の甫本から発祥。三重県熊野市甫母町は江戸時代に記録のある地名。
ホモト 帆本 長崎県。事物。帆から、長崎県五島市奈留町浦に分布あり。同地は東シナ海に面した土地。
ホモト 穂元 鹿児島県。創賜。鹿児島県大島郡伊仙町伊仙で鹿児島県の奄美群島の一字姓である穂に「元」を追加。推定では1953年の日本復帰時。ホ 穂参照。
ホモト 穗本 大阪府門真市。事物。穂本の異形。
ホモリ 穂森 鹿児島県姶良市、兵庫県。地形。穂と森から。鹿児島県姶良市加治木町木田が本拠。
ホモリ 甫守 福岡県、東京都。福岡県糸島市志摩桜井に江戸時代にあった。同地では「浦島守大宮司」の呼称があったと伝える。浦に「甫」あり。ウラシマ 浦島参照。
ホモリ 穂盛 高知県高知市。推定では穂と好字の「盛」から。高知県高知市瀬戸東町に分布あり。
ホモリ 穗森 長崎県長崎市。地形。穂森の異形。長崎県長崎市東出津町に分布あり。
ホヤ 保谷 ホウヤ 保谷参照。
ホヤ 穂谷 長野県、和歌山県、神奈川県。ホタニも含む分布。和歌山県海草郡紀美野町でホタニが存在。保谷姓あり。長野県長野市富竹では江戸時代に農業に従事していたと伝える。長野県上水内郡飯綱町に江戸時代にあった。和歌山県海草郡紀美野町下佐々に分布あり。ホウヤ 保谷参照。
ホヤシタ 穂屋下 宮崎県小林市、福岡県、静岡県。宮崎県小林市水流迫の小字の穂屋下から発祥。同地に江戸時代に門割制度の穂屋之下屋敷があった。屋敷による明治新姓。
ホヤシタ 穗屋下 佐賀県。穂屋下の異形。
ホヤナギ 保柳 長野県・東京都。事物。保つ柳から。長野県千曲市稲荷山では鎌倉時代の僧侶で浄土真宗の開祖の親鸞に従っていた僧侶が来住して同地の東を流れる千曲川の河畔の柳により称したと伝える。
ホヤノ 保屋野 長野県上田市。長野県上田市保野発祥。保野はホヤ。鎌倉時代に「保屋」の表記で記録のある地名。地名は「穂屋」とも表記した。助詞の「の」に「野」を使用する例あり。長野県上田市二の丸が藩庁の信濃上田藩士に江戸時代にあった。
ホヤノ 穂谷野 神奈川県小田原市。保屋野姓あり。神奈川県小田原市寿町に分布あり。
ホヤノ 梅干野 神奈川県。保屋野姓あり。神奈川県平塚市下島に分布あり。
ホヤノ 保谷野 東京都八王子市。保屋野姓あり。東京都八王子市子安町に分布あり。
ホヤノ 穗谷野 神奈川県足柄上郡松田町。保屋野姓あり。神奈川県足柄上郡松田町松田惣領に分布あり。
ホヤマ 穂山 鹿児島県、北海道、福岡県。地形。穂と山から。鹿児島県鹿屋市川西町が本拠。
ホヤマ 保山 ホウザン 保山参照。
ホヤマ 帆山 福井県、京都府・愛知県。福井県越前市帆山町発祥。南北朝時代に記録のある地名。福井県鯖江市上河端町にある単立の誓願寺の僧侶による明治新姓。同寺の元の所在地と伝える。同寺の山号は帆嶠山。
ホヤマ 補山 大阪府東大阪市。推定では補う山から。大阪府東大阪市長堂に分布あり。
ホヤマツ 保屋松 千葉県四街道市・埼玉県・神奈川県。推定では保つ屋敷と松から。千葉県四街道市大日に分布あり。
ホユウ 保勇 北海道、神奈川県・埼玉県。推定では保つ武勇から。福井県勝山市北谷町小原が起源地。同地の草分けで落武者の後裔と伝える。北海道芦別市泉では福井県の出と伝える。推定では1900年頃の来住。
ホヨウ 保要 富山県下新川郡入善町。推定では要を保つ行為から。富山県下新川郡入善町では富山県下新川郡朝日町宮崎の宮崎城に1558年から1570年(永禄年間)にいたと伝える。
ホヨシ 保吉 山形県寒河江市・東京都・愛知県。推定ではよい状態を保つ行為から。山形県寒河江市元町に分布あり。
ホヨシ 保揚枝 宮崎県小林市。宮崎県小林市真方の小字の保揚枝原から発祥。同地に江戸時代に門割制度の保揚枝門があった。門による明治新姓。
ホヨセ 穂寄 宮崎県東諸県郡国富町。事物。穂から。宮崎県東諸県郡国富町深年殿所では農業に従事していたと伝える。推定では江戸時代。
ホラ 洞 和歌山県、福岡県、岐阜県。新潟県、東京都でホコラが存在。①地形。洞から。和歌山県東牟婁郡古座川町月野瀬、岐阜県高山市国府町宇津江に分布あり。鳥取県鳥取市東町が藩庁の鳥取藩士に江戸時代にあった。②福岡県糸島市志摩桜井の小字の洞から発祥。
ホラ 保良 ヤスラ 保良参照。
ボラ 鰡 大阪府東大阪市。推定では大阪府堺市での水産物を使用した明治新姓。
ホライ 洞井 ドウイ 洞井参照。
ホラウチ 洞内 ホラナイ 洞内参照。
ホラオ 洞尾 和歌山県・愛知県。地形。洞と尾根から。和歌山県新宮市橋本に分布あり。
ホラオク 洞奥 岐阜県。岐阜県飛騨市神岡町土の小字の洞ヲクから発祥。
ホラガイ 洞谷 ホラタニ 洞谷参照。
ホラガイ 螺 宮城県仙台市、宮城県名取市・茨城県龍ケ崎市。事物。ホラガイは巻き貝の一種。宮城県では福島県耶麻郡猪苗代町付近で1589年(天正17年)にあった摺上原の戦いでホラガイの吹き方が上手だったため称したと伝える。宮城県仙台市青葉区台原に分布あり。
ホラガイト 洞垣内 岐阜県飛騨市・岐阜県高山市。地形。洞と垣内から。岐阜県飛騨市神岡町東町に分布あり。
ホラガキ 洞垣 岐阜県飛騨市、岐阜県下呂市。地形。洞と垣から。岐阜県飛騨市神岡町船津に分布あり。
ホラガミ 洞上 神奈川県、長野県北佐久郡立科町・兵庫県川西市。創賜。曹洞宗から「洞」を使用。兵庫県川西市笹部にある曹洞宗の大昌寺の僧侶による明治新姓。
ホラギリ 洞桐 滋賀県長浜市。地形。洞から。キリ・ギリが「途切れた土地」を意味する例あり。滋賀県長浜市木之本町木之本に分布あり。
ホラグチ 洞口 岐阜県、宮城県、愛知県。北海道でドウグチが存在。ヅグチは稀少。①地形。洞と入口から。宮城県名取市大曲に江戸時代にあった。同地では807年(大同2年)に来住したと伝える。②岐阜県飛騨市河合町保木林の小字の洞口から発祥。③岐阜県高山市国府町宇津江の小字の洞口から発祥。④岐阜県高山市丹生川町桐山の小字の洞口から発祥。⑤岐阜県高山市丹生川町池之俣の小字の洞口から発祥。⑥岐阜県高山市清見町牧ケ洞の小字の洞口から発祥。⑦岐阜県高山市滝町の小字の洞口から発祥。⑧岐阜県郡上市高鷲町大鷲の小字の洞口から発祥。⑨岐阜県本巣市根尾門脇の洞口から発祥。
ホラゲ 洞下 千葉県、岐阜県、東京都。ホラシタも含む分布。岐阜県山県市でホラシタが存在。地形。洞の下から。茨城県つくば市洞下は戦国時代に「ほらけ」の表記で記録のある地名。千葉県流山市鰭ケ崎、岐阜県山県市東深瀬に分布あり。
ホラゲ 洞毛 千葉県。地形。洞から。毛は推定では「作物」、「草木」。千葉県野田市三ツ堀に分布あり。
ホラサキ 洞崎 ホラザキ 洞崎参照。
ホラサキ 洞先 岐阜県。地形。洞の先から。岐阜県山県市梅原に分布あり。
ホラザキ 洞崎 鳥取県鳥取市、愛知県・岐阜県。地形。洞と突き出た土地から。鳥取県鳥取市吉岡温泉町、岐阜県美濃市笠神に分布あり。
ホラサワ 洞沢 長野県松本市。地形。洞と沢から。長野県松本市中山が本拠。同地に江戸時代にあった。
ホラサワ 洞澤 長野県松本市、東京都。地形。洞沢の異形。長野県松本市中山に分布あり。
ホラジ 洞地 ホラチ 洞地参照。
ホラシタ 洞下 ホラゲ 洞下参照。
ホラタ 洞田 岐阜県、愛知県、北海道。ドウダは稀少。①地形。洞と田から。岐阜県中津川市神坂が本拠。岐阜県山県市洞田は江戸時代に記録のある地名。地名はホラダ。神奈川県小田原市城内が藩庁の小田原藩士に江戸時代にあった。②事物。岐阜県恵那市飯地町では1870年に廃寺となった臨済宗の雲林寺の末寺だった洞泉寺の僧侶が帰農して洞田泉に改名したと伝える。洞泉寺の推定での発音はトウセンジ。
ホラダ 洞田 ホラタ 洞田参照。
ホラタニ 洞谷 岐阜県、愛知県、神奈川県。ホラガイ、ホラヤも含む分布。ドウヤは稀少。地形。洞と谷から。岐阜県可児郡御嵩町比衣に分布あり。茨城県稲敷郡阿見町大室ではドウヤ。
ホラチ 洞地 岐阜県、愛知県、和歌山県。ホラジも含む分布。地形。洞のある土地から。岐阜県中津川市に江戸時代にあった。岐阜県養老郡養老町大場では岐阜県中津川市苗木が藩庁の苗木藩主から大工が洞の土地により江戸時代に賜ったと伝える。
ホラデ 洞出 奈良県宇陀市、大阪府。地形。洞のある土地への分出から。奈良県宇陀市室生三本松に分布あり。
ホラド 洞戸 岐阜県郡上市、大阪府、兵庫県丹波篠山市。地形。洞と出入口から。岐阜県郡上市八幡町初納に分布あり。岐阜県関市の洞戸は安土桃山時代に記録のある地名。
ホラナイ 洞内 青森県、北海道、東京都。ホラウチも含む分布。ドウナイ、ドウウチは稀少。青森県十和田市洞内発祥。江戸時代に記録のある地名。アイヌ語のナイは「沢」の意。同地の洞内城の城主に安土桃山時代にあった。同地に分布あり。
ホラニ 漢字表記なし 群馬県邑楽郡大泉町。トンガ系。群馬県邑楽郡大泉町で2007年7月25日にトンガ出身のラグビー選手のコリニアシ・ハベア・アバンガラト・ホラニが帰化してホラニ龍コリニアシに改名。原綴はホラニ(Holani)。
ホラノ 洞野 長野県木曽郡大桑村・北海道。ドウノも含む分布。北海道でドウノが存在。地形。洞と野から。長野県木曽郡大桑村長野に分布あり。
ホラノクチ 洞ノ口 ホラノグチ 洞ノ口参照。
ホラノグチ 洞ノ口 岐阜県。地形。洞と出入口から。岐阜県加茂郡白川町黒川に分布あり。
ホラヒラ 洞平 岐阜県郡上市、北海道。地形。洞から。ヒラが「傾斜地」を意味する例あり。岐阜県郡上市高鷲町西洞は江戸時代に記録のある地名。地名はニシボラ。同地に分布あり。
ホラミズ 洞水 埼玉県上尾市・千葉県。地形。洞と水から。埼玉県上尾市平塚に分布あり。推定では岐阜県が起源地。
ホラモト 洞本 岐阜県高山市・愛知県・京都府。地形。洞のそばから。岐阜県高山市片野町に分布あり。
ホラヤ 洞谷 ホラタニ 洞谷参照。
ホラヤ 洞家 岐阜県高山市。創賜。岐阜県高山市の寺の寺男が福井県吉田郡永平寺町志比にある曹洞宗の永平寺から「洞」を使用した姓を賜ったと伝える。寺の位置不詳。推定では明治新姓時。
ホラヤマ 洞山 岐阜県、長野県。地形。洞と山から。岐阜県山県市出戸、長野県木曽郡大桑村長野に分布あり。
ホラヤマ 螺山 島根県浜田市。大分県別府市でニシヤマが存在。島根県浜田市長沢町の小字の螺山から発祥。
ホラン 漢字表記なし 東京都多摩市。アイルランド系。個人名。アイルランド人の姓のホラン(Horan)はゲール語の名前からで「好戦的」と「灰褐色」からがある。1988年9月28日生まれの女優・キャスターのホラン千秋が称する。
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