マタギ号が「走る古民家」に生まれ変わった。車内は障子とのれん、外装に鉄砲や熊

秋田の山あいを走る観光列車が4月にリニューアル。車体のデザインは地元の中学生が考えた。古民家風の車内では食事も楽しめる。
完成した「秋田マタギ号」。車体に鉄砲を構えるマタギが描かれている=秋田内陸縦貫鉄道
完成した「秋田マタギ号」。車体に鉄砲を構えるマタギが描かれている=秋田内陸縦貫鉄道
朝日新聞社

観光列車マタギ号、「走る古民家」にリニューアル 長時間乗りやすく

秋田内陸縦貫鉄道に今月、新たな観光列車が登場した。コンセプトは「走るマタギの古民家」。落ち着いた色調で山あいを走り、県内外からの利用客を期待する。

新調したのは、1両編成のディーゼル車。「秋田縄文号」「笑EMI号」と合わせ、秋田内陸線の観光列車だった「お座敷列車マタギ号」を全面リニューアルした。

オレンジ色だった車体は、地元中学生が考案したマタギと熊のデザインはそのままに、重厚感のある赤と黒の色調に。内装は障子や「叉鬼(マタギ)」のロゴを入ったのれんを下げ、古民家風に作り替えた。食事ができるテーブルも設けた。畳敷きだった客席を背もたれ付きのボックスシートにすることで、長時間の乗車や高齢者も使いやすくしたという。

(朝日新聞デジタル 2022年04月04日 09時42分)

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