3回目の接種率が低い年代は、新規陽性者数が多い
2022年04月04日 06時45分 シニアガイド
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2022年04月04日 00時00分 シニアガイド
新型コロナウイルス感染症用の3回目の接種用ワクチンは、これまで「18歳以上」が対象でした。
しかし、ファイザーの「12歳以上」用の認可が下りたため、2022年3月25日から「12歳以上」の接種が可能となりました。
3回目の接種は、「12歳以上の方で2回目接種完了から6カ月以上が経過した人」が対象となったのです。
この機会に、3回目の接種が、どれぐらい新型コロナの感染に影響しているのか、確認してみましょう。
3月31日時点の、東京都の3回目のワクチン接種率は「42.6%」でした。
まだまだ、全体に行き渡るには遠い状況です。
この接種状況を年齢別に見てみましょう。
2回目までの接種が優先的に行なわれた「60代」以上は、3回目の接種も進んでいます。
一方、「20代」から「40代」の接種率は低く、都民の平均を下回っています。
つい先日まで「18歳以上」が対象だったため、「12歳~19歳」の接種率は特に低く「5.8%」に留まっています。
3回目の接種は、「年齢が高いほど進んでいる」のです。
このようなワクチンの接種状況は、実際の流行に、どう影響しているのでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の新規陽性者の数と比べてみましょう。
ここでは、東京都の3月22日から28日のデータを使っています。
新規陽性者全体について、年齢別の構成比を出しています。
これを見ると、新規陽性者が一番多いのは「10歳未満」でした。
これだけで、新規陽性者全体の2割近くを占めています。
そして、「10代」「20代」「30代」「40代」という若い世代が、あまり差がなく続きます。
一方、「50代」以上の中高年層は、全体の14.1%しか占めていません。
現在の東京都は、「年齢が若いほど、新規陽性者数が多い」のです。
つまり、「3回目のワクチン接種率が低いと、新規陽性者数が多い」という関係になっています。
3月25日から、3回目のワクチン接種の対象年齢が「12歳以上」になりました。
しかし、未成年の生徒が、ワクチンを接種すべきかどうかを、自分だけで判断することは難しいでしょう。
高齢者との接触の有無など、家族の状況も踏まえて、親が関与する必要があります。
ただし、現状を見ると、3回目の接種が、新型コロナウイルス感染症に対する有効な手段であることが分かっています。
自分も含めて、家族全体の3回目の接種を前向きに検討してください。
政府は既に4回目の接種に邁進。
2回接種の時は「2回接種なら集団免疫を獲得してコロナは収まる」と言っていた。
3回接種の時は「2回接種ではダメ、3回接種しないとダメ」と言いだした。
感染拡大防止に効果ないのは自覚しているから「3回接種すれば抗体価が上がる」としか言わなくなった。
4回接種の時には何と言い出すのだろう。
東京都発表の年代別人口構成および、年代別ワクチン3回接種実績から各年代別のワクチン3回未接種人数が計算でき、これから各年代層の3回目未接種人数の全体に占める%が分かります。これと二つ目のグラフを比較すれば年代別の未接種者と新規陽性者の比が分かります。
結果は10歳未満から80歳以上の各年齢層の値はそれぞれ14:11:11:9:9:8:5:6:9となり、高齢者と若年層の感染しやすさはせいぜい2倍強となります。
3回目の接種の効果についてはどの程度か???
ワクチンを2回接種しようが、3回接種しようが、医療関係施設・高齢者施設でのクラスタ発生は止まらない。
3回接種済の無症状感染従事者が施設にウイルスを持ち込み、3回接種済の患者・高齢者に感染を拡大させている。
全ての元凶はワクチンパスポートにある。