『森林影響論』で知られるアメリカの水文学者である。
日本では野口陽一氏が、これに触発されて『水利科学』誌に多くの論
文を書かれた。フランスの水文学者アンドレアッシアン氏も、これを引
用している。
アンドレアッシアンが引用するには十分な理由があって、キトレッジ
はフランスの水文学や林野行政の歴史にまで序章で言及しているという
のである。曰く「13世紀には『森と水の王令』が出されており、このこ
とはフランスにおいて水と森林の結びつきが認識されていたことを示し
ている」と。アンドレアッシアンは、この言及について、王令を出した
国王名の間違いと、Eaux et Foretsの解釈について考察を加えている。
などとキトレッジを知ったような顔をしているうちに、原書を見たこ
ともないことに気づく。amazonをみたら原書はペーパーバックになって
いたので、日米間を足繁く往復している知人にお願いしてついに入手で
きた。
これで知ったかぶりが一つ減った…と思っている。
--------------------------------------
Easy + Joy + Powerful = Yahoo! Bookmarks x Toolbar
http://pr.mail.yahoo.co.jp/toolbar/
0