コピーせずに返却するには、高いコピー代を払って図書館に頼むしか昔は無かった。今は違う。ハクバから出ている「デジカメ写真スタンド」+レフ代わりの厚紙と窓からの自然光があれば良い。当然フラッシュは焚けないし焚かない。
今回選んだCasioのEXILIMシリーズ(EX-Z1080)は、類似スペックの人気商品と比べ、10Mの画素数にしては一般撮影した人の評判がいまいちである。しかし文書撮影用としては悪くない。専用電池の持ちが良さそうなので、乾電池が使えないという、海外調査にとっては小さくない欠点には目をつぶることにする。なんせ軽くて小さい。背広の内ポケットに入るので、日本の文書館のように写真撮影も申告しなければならないような場合に手間や気遣いが省けるかも(意味不明)。
専用電池が無くなると、充電に2.5時間かかる。フィルム切れより始末が悪い。当然予備が要る。純正の専用電池が高価(5千円)なので、互換品を探す。800円からあったが怖いので1800円ぐらいの2個セットをメーカーサイトに発注したらすぐ届いた(が、よくみると中国製)ので早速充電し、互換電池の持ちのテストを兼ねて、いろいろな条件で写真や動画を撮りまくっている。
一言でいうと2万円という値段の割には面白そうで使えそうなカメラ。だがこいつの癖、とくに「撮影シーン別お任せモード」の仕様をつかむまでには時間がかかりそう。「文書撮影モード」でやると絞りがなぜか開いて焦点深度が浅くなる。絞り優先の機能が無いので一工夫要りそうである。
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