当然、いろいろ研究があるようだが、ウェブ上で閲覧できるものを引っ張ってみた。
○植月(2009)「原子力と安全性－EU枠組み指令：その意味と背景」
　『外国の立法』242
これのp.34に「原子力を利用しない国々」という章があって、
「EU諸国のうち、アイルランド、イタリア、エストニア、オーストリア、キプロス、ギリシャ、デンマーク、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、ルクセンブルグは、現在、原子力発電を行っていない」
「【オーストリア】
　1972年に原発が建設されたが、完成後の1978年11月の国民投票により運転開始が否決された。当該発電所は太陽光発電所として再出発することになり、2009年6月から発電を開始した。」
などとある。オーストリアは凄い。竣工後に国民投票で運転を止めた。

○阿部泰隆先生のHP http://www.ne.jp/asahi/aduma/bigdragon/
　私の尊敬する行政法学者がいつのまにかHPを作っていらっしゃった。
「御用学者」についての解説を引用する。
「今回の福島原発事故で、原子力で飯を食っている原子力工学科、資源エネルギー庁、原子力保安院、原子力委員会、原子力安全委員会、東芝、日立、三菱重工その他の重工業などは、原子力村の仲間を形成し、原子力は安全に抑えられるとの前提で仲良くおいしい飯を食っていたことが判明した。原子力が危険であると主張する研究者は、反体制派扱いで、辺境の地に追いやられた。
　法律学者でも、原発の安全性を危惧する論文を書くと、外され、むしろ安全派に立つと、研究会という名目で、多少の謝礼をもらって勉強させて貰え、囲い込まれた。エネルギー法研究所なるものもある。
　ある先生は、地震の時は、原発に逃げ込むのが安全といっていた。もっぱら、安全派からお座敷がかかっていたのである。

　早川和男『権力に迎合する学者たち』（三五館、２００７年）の表紙には「反骨的学問」のススメ、「学問」って儲かります？日本をダメにしたのは誰だ、これが「権力に迎合する学者たち」の生態！　行政権力出張型、権力迎合型、行政追随型、沈黙型といった記載がなされている（甲１９３）。東京新聞（２００８年１０月３０日）は、「こちら特報部　御用学者・評論家が増えるワケ、審議会委員、名誉、売名、講演依頼、特典いっぱい、任命権は役所、査定気になる」という特集を組んでいる（甲１９４）。なお、阿部はこの実態を知って、審議会委員を総撤退した。」

http://www.youtube.com/watch?v=VNYfVlrkWPc
今や有名な動画である。
数年前、上関３号炉（プルサーマル）の増設計画をめぐる公開
討論の一節。東大Ｏ教授と小出裕章先生のやりとりである。

くだんのＯ教授、最近『週刊現代』に直撃インタビューされて
「コメントするのは大学に禁じられている。これから授業」
と走り去ったとか。それはともかく、3.11以降この動画をみる
と
「御用学者vs誠実な研究者」
としか見えない。公開討論の全体をみても、Ｏ教授は、反対派
市民の不安に対して
「そのような不安があるなら典拠を挙げるべきだ」
と笑みを浮かべてやりこめている。小出先生にも
「プルトニウムで肺ガンになったという論文を挙げてみよ」
と攻撃している。安全だと証明した論文もないというのに。

なにかおかしい。原発は不特定多数の公衆を嫌が応にも巻き込
む技術だから１００％安全でなければならない、という、政府
も認めてきた見地に立てば、

「安全というなら典拠を挙げよ」

となる筈。
挙証責任は推進側にあるのだが。

もう１つ。Ｏ教授はシステム管理学の専門家らしい。

原発は、アンコの部分は単純で、原子力湯沸かし器に過ぎない。
しかし、多重安全装置の存在や、国家機密・軍事機密を含む巨
大システムと化したことに起因して、設計・施工・検査・幾重
にも絡み合う配管…のすべてを把握している人間がいなくなっ
ている。（高木仁三郎1981、および今年の参議院での田中氏証
言）

全部を把握できないから、細かい質問に
「そんなことまで考えていたら原発はできない」
という答えしかできない。つまり
安全な原発はない
と言うのと同義である。

Ｏ教授は「そんな心配をしたら車にも飛行機にも乗れない」と
いう例の大嘘をついている。車や飛行機には乗る乗らないの自
由があり、原発は一蓮托生、嫌でも巻き込まれるという本質論
を見失っている。もし事故がなかったとしても、たいした専門
家である。少なくとも私の知っている科学者・大学関係者とは
匂いが違う。

2002年4月に、別の日記サイトで次のようなことを書いていたのを発掘した
ネットでいくらこんなことを書いても、多勢に無勢、無力だったと思う
--
報道によると、「原子力安全白書」が９日の閣議報告された。
浜岡の事故などを例に「計画や設計段階で事故の遠因が埋め込まれており、『緊張感をもって日常業務を行っても防ぎきれない』」と指摘したという。

これまで事故のたびに「人為ミス」と言っていたが、ついに政府が
設計ミス
を認めた。（今度は「設計者の人為ミス」にしたいらしいが）

間違って作ってしまったものをどう取り返すのだろう。

地震の専門家から、浜岡は活断層の上にある、と聞いたこともある。
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○地震の後、東海原発：5月になって「実は臨界寸前」の報道
○止めた筈の浜岡原発：地震もないのになぜか通常プロセスではとまらず
　ＥＣＣＳ発動
（ECCSで止めるリスク無視？）
○敦賀から漏れた希ガス
　核種非公開。キセノンとクリプトンで半減期２桁ちがう
○そして、
　プルトニウムが大気中に出ているか？
→誰も否定していない。海に大量に出てしまったから、
　魚→人体（消化器系）→下水→処理場で焼却→エアロゾル
という経路を武田ブログで指摘。
　なにせ、これだけのプルが環境に出るのは人類初の経験。
　後で「じつはこうでした」と言われても遅い。

ということは、出ている前提で行動すべき。
あと何万年かは全人類がマスク着用、ということになる。
それが嫌なら、今すぐ全国の汚泥・ごみ等の処理場に、
「予備フィルター＋ＨＥＰＡフィルター」を完備して
プルトニウムを吸着処理すること。
「念のため」でも何でも良いから、すぐやってほしい！！

http://www.youtube.com/watch?v=UqVY9azhH3U
映像は有名だが、下記の投稿者コメントは意外と見過ごされているのではなかろうか。お気の毒としか言いようがない。
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事故後に政府が直ちに健康に被害が無いと報道を続ける中、30キロ圏外で屋内退避も不要だと言われた、浪江町津島にて、全く情報が無く、国と県との隠蔽工作で抹殺されるの­だと思った。
（浪江町の数値が大きすぎるせいか、報道にでたのは４月４日のニュースで浪江町赤宇木が１０.３ミリと初めて出ましたが、実際は３０ミリを超えていました。
翌日には別の町のニュースで消えていました。報道されないのですから、皆さんはご存じないのでしょう。北に５キロがその地点です。
その地点は現在は６０ミリほどの積算量になっています。ダッシュ村付近の椚平は今も４０μｓｖほどあります。文科省のＨＰを検索してください。）

３号機の爆発を知らずに、午後に自宅の敷地内で作業中に、顔と喉もひりひりするほどに焼かれて、私達は間もなく死ぬのかと。で、最後の晩餐だと、すぐに戸外からのウサギの­好きな青草を食べさていた結果、耳のない子うさぎが産まれた。
今までに初めての奇形である。
人間より生活サイクルが早い兎の次は、これからの子供達の産む赤ちゃんの未来図なのだろうか。
２ヶ月も経ってから、此処らの土壌汚染状態を教えられても、もう遅いのだ。
私も山菜を食べてしまったし、井戸水も飲んでいる。
土壌汚染度は６０万～３００万ベクレルらしい。
皆様の住む地域とは格段の違いがありますので、ご安心を。
焼けの状態については
顔と喉は強度の日焼け状態にヒリつき、１ヶ月後には痒みに変わってきましたが。現在は髪の地肌や眉毛が痒い状態と、痰がやたらと出る状態になっています。
１３～１５日あたりの、顔や目にしみる雨や空気を感じた人を探しています。いまだに喉や顔などに違和感がある人を知っていましたら、ご一報ください。
多分、標高５００ｍ程を通った風に乗ってきたのでしょうが。化学性の臭いや焦げ臭を感じた人もです。
１４日１５時に三春では１１５３μｓｖ/ｈを計測している人がいます。

余りにも簡潔に書きすぎていて、理解できぬ人が多かったようなので、書き足しました。
しかし、何を書いても揚げ足取りが喜ぶだけなので、後はマスコミの方へ詳しくお話します。。
コメントがスパムになったり、消えるとかは私の知ることではありません。
誰が何を持って操作をしてるのかは、ハッカーを探してください。
私はこのサイトの操作はど素人なので、このコメントを書くのにも苦労しました。

ただいま研究機関への兄弟ウサギの提供を交渉していただいてます。
私ごときの者ではそのようなツテもございませんので、できませんでした。
取材の申し込みも数社ありますので、きちんとしたマスコミからの情報が、皆様の元へ届くと思います。
もうしばらくお待ちくださいませ。