セシウムはすでに全国で(zakzak)
「発生土や汚泥からのセシウム検出は群馬県や福島県だけでなく、北海道から西は大阪府まで計17都道府県に及んでいる。政府から処分基準が示されたものの、業者は二の足を踏み、埋め立て地を確保できない状態」
だという。
『環境新聞』2011.6.22付によると、6月19日の「災害廃棄物安全評価検討会」(環境省)で、福島県での特例として、
可燃物の焼却によって生ずる主灰について、セシウム134とセシウム137の合計値である放射性セシウム濃度が1kg当たり8,000ベクレル以下であれば、管理型最終処分場で埋め立て処分可能
と決めた。他地域の基準がないので他が困っているというのがzakzak記事のポイントらしい。
焼却に伴うガス成分は間違いなく回収されているのだろうか?フィルターをくぐり抜けて空気中に出ているのがどの程度あるのか(無いのか)が分からない。先日名古屋市で0.1~0.2マイクロSv/hが出たというのは、まさか自分のところに放射性ゴミが来ているとは思わず、特殊フィルターを付けずに燃やしてしまったからではないか?台風や気流だけの問題か。
いろいろなルートや原因によって、10年もすれば、拡散が進むに違いない。その上ストロンチウムやプルトニウムが加わると思うのは私だけだろうか。いつからこの問題が始まるのかが分からない。
なんとしてでも事前に防止しなければならないし、それができないなら事前に予測・発表がなければならない。必要なのはモニタリング体制である。
放射能モニタリングは誰の責任でどういう体制でやるのか?小泉分権化で、実施は県知事の所管になっているらしいが、この種の問題は、せめて
サンプリングの設計までは国がやらないとまずくないのだろうか?国に全権を握らせるのも怖い気がするし、県知事がもっとアホだと困るし、オロオロするばかりである。第二次大戦時の米国において、連邦と州の権限分担がどのように行われたのかが知りたい。
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