日本各地にある「変な県境」
「県境をまたぐ移動は控えるようにしてください」
新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が発出される度によく耳にする言葉だ。遠出をしないように呼び掛ける言葉であり、人流を抑制することを期待して頻繁に使われている。
これを聞き、県境を改めて意識したという方も多いだろう。実は、日本全国には知られざる「変な県境」がいくつもある。
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その代表格は福島県の盲腸県境と呼ばれる地点だ。福島県にある三国岳の山頂付近は、山形県と新潟県の間にはさまれており、細長く伸びた福島県の敷地はなんと幅1m程度しかない。
そのためここでは片足を新潟県、もう片足を山形県に置いたまま福島県をまたぐことのできる珍しい県境となっているのだ。
標高2000m近い山の山頂とあり、行くのは一苦労だが、県境マニアにとっては垂涎のスポットである。