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ゆんくさん
>「描かなくても言いたい事は伝えられる」
そういう事ですね。
もう一歩進めると、「怒りの日」7音丸ごと引用したら、聴き手の受け取り方は限定されますが、4音の仄めかしだから「怒りの日」本来の意味より幅広い意味を感じる事ができるのでしょう。
↓に長々と書きましたが、展開しやすい、など作曲上の理由を除いても、7音引用より4音引用の作品の方が圧倒的に多いでしょうし、またその多くが「何らかの悲しみ」を伴うと想像しています。それは作曲家個人につきまとう悲哀も含めて、色々です・・。
勿論、作曲家・作品によっては「偶然」を否定できないものもあるでしょうが、ショスタコーヴィチは意識して遣っているとしか思えません。
大体、14番の1・10番を聴いて「たんなる偶然」「癖」とは、どういう感性?
実はここが一番不思議でした。
ショスタコーヴィチのファンにオペラやリートに馴染みがない人が多いのでしょうか?
確かにイタオペにはブンチャッチャ式のアリアの伴奏もありますが、この時代、作曲家がどれだけ精魂傾けてオケに表現させていることか・・・。
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