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Re: またもや「カッコウ」

 投稿者:ゆんく  投稿日:2012年 5月31日(木)15時05分18秒
返信・引用
  Waltrauteさん

> いずれ実演で聴きたいものです。

CD等で聴くのと大分ギャップがあります。

> 今はしょっちゅうボリュームを上げたり下げたりして聴いています。

はぁ・・・・・

> ショスタコーヴィチが長年かけて改訂したと読みました。
> それだけ愛着がある作品で没にするに忍びなかったという事でしょう。

本人としては、自信作だった様で戦争のドサクサ最中で直筆のフルスコア紛失は相当の痛手だったと文献で読みました。
長年掛けての改訂と言うよりかは、初演までの時間全く手を着けなかった筈は無いだろうと考えます。

> 録音が幾つかある・・・発売されているのですか?興味あります。

入手可能な物は、カエターニ盤。
以前は、ロストロポーヴィチ/LSO(andante)が出てたのですがレベルそのものがなくなった?

> またもや「カッコウ」
> 昨夜、やっぱり考えてしまいました。
> マーラーは葬送行進曲に何故カッコウを入れたのか、と・・・。

マーラーは1楽章からだから、あれは葬送行進曲ではありませんね...
「田園」とは音が変えてありますね。

> 想像通り托卵にまつわる話で、面白いのが見つかりました。
>
> https://ir.kochi-u.ac.jp/dspace/bitstream/10126/1066/1/H048-05.pdf
>
>> シェイクスピアの『リア王』の中で、道化は次のように述べている:
>>「小鳥が郭公の雛孵し、あんまり長く養って、とうとう首を食い切られた。」
>
> ロシアでカッコウをどう捉えていたか分りませんが、リア王はショスタコーヴィチも教養人として知っていただろうし、実際に作曲もしていますね。
>
> 他にもアイルランド(ケルト民族)では「左の肩でカッコウの声を聞くと左の肩に悪魔が付く」という迷信があるそうで「不吉」の象徴です。
>
> そして、こちらも興味深いです。
> カッコウとは、その鳴き声ゆえに天下に名を知られた有名鳥である。
> にもかかわらず、<声はすれども姿の見えない鳥>であることは、我が国のみならず、西洋でも同様である。

国が替わると、吉鳥どころか・・・
我が国では「閑古鳥が鳴く」と言いますが、「閑古鳥」とは、カッコウの事なんですよね...

> 1楽章で先ずピッコロで3度の音程で現れますが、その後ヴァイオリンやオーボエ?で4度の音程で出てきます。
> オーボエはカッコウを意識する音色で4回繰り返しています。
> そして3楽章はカッコウのモチーフが暴れまくっています。

トロンボーン・ソロでも出て来ます。

> 「春を告げる」吉鳥は「革命で人民が解放される!自由だ!」とスローガンを掲げるが、その生態のおぞましさと言ったら・・。

相当、ブラックですね。

> 1楽章のカッコウは「実体の見えない不吉なモノ」として現れ、3楽章では「不吉の正体みたり!」・・・とは考えられないでしょうか。

1楽章の段階で、かなり変化している様なんですが...?
カッコウがギャオスになった...(ギャオスは鳥じゃないよと、突っ込みが来ますね(爆))
 
 

トゥビン6番とショスタコ8番

 投稿者:Waltraute  投稿日:2012年 5月30日(水)23時30分34秒
返信・引用
  8番、ザンデルリンク指揮、ベルリン響の演奏を真面目に聴きました。
変形怒りの日でいきなり始まる曲なんですね。耳に厳しい処はありますが、興味深い曲です。
1楽章、中ほどのドラの後、弦のトレモロの上でオーボエ?イングリッシュホルン?ソロが続きますが、旋律がちっとも頭に入らなくて老婆の繰り言のような「行き場のないやるせなさ」だけが伝わります。それを弦が優しく慰めるような場もありますが、全体として「悲鳴」「哀しみ」の楽章という感じを受けました。

2楽章は軍隊の描写でしょうが、何故かそれほど元気がない。

3楽章は、同じ音型をひたすら繰り返す弦の動きが「ニーベルングの動機」のような脅迫観念というか、何かに突き動かされているようで、正しく統制下の人民・兵士かと。
ブンチャブンチャのリズム(後拍)の上でトランペットや小太鼓が出てきますが、2楽章といい、絶対に軍隊をからかってるでしょ、と言いたくなる妙な感じです。

つづく4楽章、冒頭にドラの後のトロンボーン?♪ラ♭――ソ―ラ♭シ― から始まる処でハッとしました。
音を確かめたら、トゥビン6番の3楽章冒頭♪ラ―ソ♯ラシ―― と半音違うだけです。
トゥビンはショスタコーヴィチの8番のオマージュで6番を作曲し、ショスタコーヴィチがお返しにチェロ協奏曲に取り入れた・・・なんて考えられませんか?
コントラバスの葬送行進曲の上で多くの魂が浮遊してる感じで、多くの亡骸がうち捨てられたままの戦場跡を想い浮かべます。それにしてもこの楽章ちょっと長い・・。

5楽章は、まだ何だかよく分らないので、もう少し聴きこんでみます。
 

またもや「カッコウ」

 投稿者:Waltraute  投稿日:2012年 5月29日(火)17時22分22秒
返信・引用
  > No.256[元記事へ]

ゆんくさん

>嵐の殺人的フーガ

巨大竜巻ですね。


>触れ幅が大きい分CDよりも、実演で体感する曲です。

いずれ実演で聴きたいものです。
今はしょっちゅうボリュームを上げたり下げたりして聴いています。


>1楽章のけたたましい出だしはなく、別な出だしから始まっている曲です。
断章として、録音が幾つかあるので聴いて見て下さい。


ショスタコーヴィチが長年かけて改訂したと読みました。
それだけ愛着がある作品で没にするに忍びなかったという事でしょう。
録音が幾つかある・・・発売されているのですか?興味あります。


またもや「カッコウ」
昨夜、やっぱり考えてしまいました。
マーラーは葬送行進曲に何故カッコウを入れたのか、と・・・。
想像通り托卵にまつわる話で、面白いのが見つかりました。

https://ir.kochi-u.ac.jp/dspace/bitstream/10126/1066/1/H048-05.pdf

>シェイクスピアの『リア王』の中で、道化は次のように述べている:
「小鳥が郭公の雛孵し、あんまり長く養って、とうとう首を食い切られた。」

ロシアでカッコウをどう捉えていたか分りませんが、リア王はショスタコーヴィチも教養人として知っていただろうし、実際に作曲もしていますね。

他にもアイルランド(ケルト民族)では「左の肩でカッコウの声を聞くと左の肩に悪魔が付く」という迷信があるそうで「不吉」の象徴です。

そして、こちらも興味深いです。
>カッコウとは、その鳴き声ゆえに天下に名を知られた有名鳥である。にもかかわらず、<声はすれども姿の見えない鳥>であることは、我が国のみならず、西洋でも同様である。

1楽章で先ずピッコロで3度の音程で現れますが、その後ヴァイオリンやオーボエ?で4度の音程で出てきます。オーボエはカッコウを意識する音色で4回繰り返しています。
そして3楽章はカッコウのモチーフが暴れまくっています。

「春を告げる」吉鳥は「革命で人民が解放される!自由だ!」とスローガンを掲げるが、その生態のおぞましさと言ったら・・。

1楽章のカッコウは「実体の見えない不吉なモノ」として現れ、3楽章では「不吉の正体みたり!」・・・とは考えられないでしょうか。


 

ヘッドホンじゃなくても...

 投稿者:ゆんく  投稿日:2012年 5月29日(火)10時49分51秒
返信・引用
  Waltrauteさん

> 4番は、大皿にギッチリ並べられた珍味?白いご飯の無い海鮮丼?ハンドルの遊びが無い感じです。

上手い事言いますね。

> 1楽章は「変形怒りの日」の前あたりから頭が痛くなる。(苦笑)
> 16分くらいからの弦の凄さと異常な盛り上がりもファンにとって醍醐味でしょうが、
> ヘッドホンではこれがキツイんですね~。

嵐の殺人的フーガ(私が勝手に言っている)からですね。
最初、小さな旋風がどんどん大きくなって色んなものを飲込んで巨大竜巻となり
全ての物を薙ぎ倒して行く... と 例えたら良いかな?

> 2楽章も6分過ぎの金管を不快な響きが支えているなど各声部への耳配りで、
> ながら聴きできないのが疲れの元でしょう。
> 皆さん、どういう風に聴いておられるのかな~。

触れ幅が大きい分CDよりも、実演で体感する曲です。

> > 「おもちゃの交響曲」(Toy symphony)。
>
> うわっ!懐かしい曲。 でもこれは多分ショスタコーヴィチには無関係かと・・。

関係は無いでしょうが、カッコウ繋がりで遡ってみました。

> > 4番についてのミステリーって御存知でしょうか?
>
> 初演に関する話以外にもあるのですか?

初演された4番って、書き下ろされた時の物と違うと言う話...
現在、演奏さられてる4番の直筆総譜は紛失されてオリジナルではない。
パート譜から総譜が起こされて、ミーチャが後にそれを承認したものが元になっています。
1楽章のけたたましい出だしはなく、別な出だしから始まっている曲です。
断章として、録音が幾つかあるので聴いて見て下さい。
1961年に初演されるまでに、改訂された可能性が大と言う話です。

> > 7.8と難所が残りました...ヘッドホンで聴くのも辛い曲ですね。
> (;_;)

7番は...? いや、何でも無いです...
 

ヘッドホンで聴く曲か?

 投稿者:Waltraute  投稿日:2012年 5月28日(月)21時31分18秒
返信・引用
  > えぇぇぇぇ・・・?

多分、皆さんとアプローチが違うのだと思います。

4番は、大皿にギッチリ並べられた珍味?白いご飯の無い海鮮丼?ハンドルの遊びが無い感じです。
1楽章は「変形怒りの日」の前あたりから頭が痛くなる。(苦笑)
16分くらいからの弦の凄さと異常な盛り上がりもファンにとって醍醐味でしょうが、ヘッドホンではこれがキツイんですね~。
2楽章も6分過ぎの金管を不快な響きが支えているなど各声部への耳配りで、ながら聴きできないのが疲れの元でしょう。
皆さん、どういう風に聴いておられるのかな~。

> 「おもちゃの交響曲」(Toy symphony)。

うわっ!懐かしい曲。 でもこれは多分ショスタコーヴィチには無関係かと・・。

> Vc協2番は、寧ろ15番に近いです。
> 4番のスケルツォ終結部と3楽章終結部を足すと15番の終結部 と工藤さんの所の引用ページに出ていましたが、間違いじゃないですね。

ロストロポーヴィチの動画だと1・2番がつづけて入っているので1番も聴くことになるのですが、交響曲15番には1番も随分取り入れられていますね。チェロ協奏曲は両方とも好きな曲です。

> 4番についてのミステリーって御存知でしょうか?

初演に関する話以外にもあるのですか?

> 7.8と難所が残りました...ヘッドホンで聴くのも辛い曲ですね。
(;_;)
 

Re: カッコウ

 投稿者:ゆんく  投稿日:2012年 5月28日(月)16時29分44秒
返信・引用
  Waltrauteさん

> そうですね。15番から聴き始めたせいでしょうか、14,13番まで文句なしの名作と感じましたが、
> 番号が若くなるにつれて徐々に感動が少なくなり・・

えぇぇぇぇ・・・?

> それでも9番のような面白い曲もあるのですが・・
> 音楽鑑賞というより、引用確認だったり、聴く時間より考える時間の方が大きくなっていました。
> 暫く音楽そのものを楽しみたいと思います。

ニュートラルにして下さい。

と言っておきながら...カッコウをあれから考えて見たら・・・
「田園」よりも前にありました。
レオポルト・モーツァルト:カッサシオン ト長調

聴いた事、あると思いますよ。オリジナルのタイトルが「カッサシオン」ですが、
3.4.7楽章をまとめた名前を聞けば...「おもちゃの交響曲」(Toy symphony)。

此処にもカッコウは出て来ますが、モティーフと言うよりも効果音に近い使われ方です。

> ところで交響曲4番と終結部の類似性という事で聴いたチェロ協奏曲第2番を比べて、
>4番は叙事詩的と感じ、同じ題材を内面から描いたのがチェロ協奏曲のように感じました。
> ところどころドヴォールザークのチェロ協奏曲に似た処がありますね。
> 環境もあると想いますが(病人がいるのでヘッドホンのみです)名作の誉れ高い(?)交響曲第4番より、
> チェロ協奏曲2番の方が好みかな。

Vc協2番は、寧ろ15番に近いです。
4番のスケルツォ終結部と3楽章終結部を足すと15番の終結部 と工藤さんの所の引用ページに出ていましたが、間違いじゃないですね。

4番についてのミステリーって御存知でしょうか?

> 交響曲の未聴作品は、8(1度聴いた)、7、6、3、1番です・・。

7.8と難所が残りました...ヘッドホンで聴くのも辛い曲ですね。
 

Re: カッコウ

 投稿者:Waltraute  投稿日:2012年 5月28日(月)13時04分34秒
返信・引用
  ゆんくさん

そうですね。15番から聴き始めたせいでしょうか、14,13番まで文句なしの名作と感じましたが、番号が若くなるにつれて徐々に感動が少なくなり・・それでも9番のような面白い曲もあるのですが・・音楽鑑賞というより、引用確認だったり、聴く時間より考える時間の方が大きくなっていました。暫く音楽そのものを楽しみたいと思います。

ところで交響曲4番と終結部の類似性という事で聴いたチェロ協奏曲第2番を比べて、4番は叙事詩的と感じ、同じ題材を内面から描いたのがチェロ協奏曲のように感じました。
ところどころドヴォールザークのチェロ協奏曲に似た処がありますね。
環境もあると想いますが(病人がいるのでヘッドホンのみです)名作の誉れ高い(?)交響曲第4番より、チェロ協奏曲2番の方が好みかな。

交響曲の未聴作品は、8(1度聴いた)、7、6、3、1番です・・。





 

カッコウ

 投稿者:ゆんく  投稿日:2012年 5月27日(日)22時23分2秒
返信・引用
  風が吹けば桶屋が儲かる...
少し考える事を停止して、4番を楽しんで下さい。
 

早速訂正を

 投稿者:Waltraute  投稿日:2012年 5月27日(日)16時21分59秒
返信・引用
  >ところで、3楽章のカッコウは旋律の冒頭に出る時も単体でも
ミド♯(ECis)か? ミレ♭(EDes)か?
スコアが無いので不明ですが、同じ音で統一されているんですね。

は 最初の方の ↓ を除き・・です。

>カッコウリズムが音を変えながら2分間、何度も繰り返されます。


それから、ファゴットはピッコロとホルンを取り持つような感じですが、カッコウに無関係でした。(汗)

 

4番のカッコウ

 投稿者:Waltraute  投稿日:2012年 5月27日(日)16時07分26秒
返信・引用
  4番1楽章のカッコウの音は高音のピッコロで2度とも♪ミッドッ「EC」です。

3楽章でマーラー1番のパロディのような葬送行進曲を終えた後、コンドラシンの動画だと
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16639818
5:24からの低弦★♪ミッドッ♯ミッドッ♯ レミファソファソ ミドッ♯ から
ド♯に変わっていますが、冒頭はカッコウリズムです。

1楽章でカッコウを出したのは、これを連想させる為ではなかったでしょうか?
カッコウリズムが音を変えながら2分間、何度も繰り返されます。
その後、弦の動きも益々忙しく混乱状態となり、
9:07からティンパニー → ホルン で静まった後、ピッコロや呑気なファゴットに導かれて明るく平和な情景が描かれますが、遠くで不気味な影(コントラバス)が忍び寄ってます。

11:07 魔笛の♪ソラシドレッ ソラシドレッの後も平和がつづく中、暗雲は近づき、しかしまだ鳥たちは気付かずに歌っている。
ここで、ホルンでカッコウの♪ミドー♯が繰り返され、
12:38で闘牛士の登場です。(ホルンと言えば「狩り」の象徴です)

ところで、3楽章のカッコウは旋律の冒頭に出る時も単体でも
ミド♯(ECis)か? ミレ♭(EDes)か?
スコアが無いので不明ですが、同じ音で統一されているんですね。

15:08からホルンが5:24からの旋律★を繰り返します。
17:29からピッコロに変わる。

そこからコントラバスがマーラー1番(マイスタージンガー騒乱の場?)の♪ドシドソ♯ラシ・・・ドシドソラシを執拗に繰り返して、
19:00からティンパニー連打と金管コラールが決然と表れ、しかも♪ドシドラが(変形も含めて)繰り返され、最後は15番みたいな終え方です。


ここのカッコウ・・・何かの意味があるのでは?
カッコウを野山で聞けば平和そのものですが、「托卵」を考えると、「人任せ」「ずる賢い」「他を蹴落とす」のイメージです。
カッコウの雛は孵化が早く、孵化した途端に丸裸で赤黒く眼も開いてない状態で、育ての親が先に産んだ卵を背中に乗せて巣から落とし、餌を独り占めするのです。
ピッコロとファゴットとホルンでカッコウを奏する事で、その性格を表しているような気がして不気味です。

 

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