|
> No.273[元記事へ]
ゆんくさん
>「人間のテーマ」です。
なるほど、抽象的には人間の尊厳とも取れますね。
> 金管のグリッザンドは、飛んで来る戦闘機のプロペラの音...
弦が♪ミララ♭ーソ と繰り返しますが、その♪ラ♭ーソに被さる♪ラーラ♭の処でしょうか?
その他、戦車隊の近づく音など、何もかもリアルですね。
> これは、二枚舌と考えると良いです。
よくもまあ、党から「ふざけてる!」と睨まれなかったことです。
ダニロやティルを知らずに聴いても、殆ど楽隊のような呑気さで、軍をおちょくってるとしか思えない音楽でしょう。
また「引用」を通り越して、これほど大胆にボレロを真似たことに驚いています。
このような例は他にあるのでしょうか?
理由は思いつきませんが、わざと「似非」であるのを伝えようとしているような気もします。
> 只、この箇所については「メリーウィドウ」以外に、シュトラウスの「ティル」と指摘している人もいます。
「ティル」の中ほどで出てきますね。
この話もドイツ中心にヨーロッパに広まったようです。http://www.shinkyo.com/concert/p206-2.html
ここから妄想ですが、1923年の「おもちゃのマーチ」について。
7番では木琴でいきなり♪ドッソソ ラッソッ・・・とひょうきんに現れますが、
おもちゃのマーチは♪ドッソソ ドッソソです。
ところが、試しに「おもちゃのマーチ」を家族に歌って貰ったら、ニ度目は
「にんぎょ(人形)の へーたい」♪ドーソソ ラーソー
となだらかに変化していました。その方が歌いやすいのでしょう。
ソ連の音楽家が、普通の人の歌を聞いたのが元なら、間違えている可能性も否定できないです。
ここから妄想の展開部になります。ドイツがティルorメリー・ウィドウ。
日本がおもちゃのマーチなら、イタリアは?と探してみました。
http://gunka.sakura.ne.jp/italia.htm
ファシスト政権(プロパガンダ)
・ジョヴィネッツァ(青春) (ファシスト党党歌) Giovinezza 1924
クリックすると↓の方にMp3の音源があります。
ありきたりの順次下降ですが、ここの歌詞はダニロに通じるような・・・。
若人よ、若人よ。Giovinezza, Giovinezza,ミィファソッソー {ドォシラッラー}
麗しき青春よ! Primavera di bellezza{レェドシシ}{ミレレドシラソ}
辛い人生の中でも Della vita nell' asprezzaミィファソッソー{ドォシラッラー}
歌声は響き渡るのだ。Il tuo canto squilla e va!{ レドシシ}{ミレドー}
> 今や「偽書」と呼ばれている某書にはこの曲についての書かれていますが、この箇所については全く嘘とは言えません。
工藤さんの作品解説で、モスクワ初演のプログラムの中の、ショスタコーヴィチの言葉が紹介されています。
その中の
>戦闘(飛行機の爆音、戦車のひびき、大砲の一斉射撃)を自然主義的に表現しようとはせず、いわゆる戦争音楽ともしなかった
が、実際の音楽に矛盾しているし、またその他の多くも「証言」と矛盾しています。
もし、独ソ戦の前から曲の構想を練っていたのであれば、朝日新聞の「軍靴の音が聞こえる」のような感じでしょうか・・。
>「中断された間奏曲」こちらの方がより「メリーウィドウ」だと感じました。
だから、あの嘲笑はナチス批判の可能性も否定できないと思います。
|
|