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大腸がんにならないぞSP
健康

大腸がんにならないぞSP

2016年10月26日(水)午後7時30分
2016年11月1日(火)午前0時10分

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日本でいま大腸がんになる人が急増中。毎年5万人が命を落とす怖いがんです。
でも実は、最新の検査をうまく利用すれば、「大腸がんにならない体」を手に入れられるかもしれないんです!

その検査とは「大腸内視鏡検査」。一度受けると、将来「大腸がんになりやすいか、それともならないか」が一発でわかると言います。秘密は「良性ポリープ」。ポリープの模様が「がん体質」を教えてくれるんです!

もし、なりやすいとわかった場合は、定期的に「腺腫」とよばれる良性ポリープを取り除けば、大腸がんになる可能性を下げることができます。アメリカで大腸がん患者をピークの2/3に激減させた最新の方法をお伝えします!

今回のお役立ち情報
01

下剤による「腸内洗浄」で頑固な便秘が改善!?

大腸内視鏡検査の前に行う「下剤」による腸内洗浄(完全にからっぽにする)で、頑固な便秘が一気に改善することがあります。今回の取材で、便秘が改善したことで「お肌の調子がよくなったり」「ご飯がおいしく感じたり」「体重がキープしやすくなったり」という実感まで得られた方がいることもわかりました。 そもそも便秘の原因の一つには、固い便が腸にひっかかり、その便が滞留することでさらに便秘が悪化してしまう「便秘の悪循環」があります。下剤で一度からっぽにすることで悪循環を絶ち、良いリズムへいくきっかけにすることができるのです。

※便秘には様々な原因があるので、全ての便秘を改善できるわけではありません。
※便秘を改善する目的で「下剤の服用のみ」は、通常行っておりません。ただし、便秘の原因を調べるために、大腸内視鏡検査を受けることは可能です。

02

大腸内視鏡検査を受けたら… 先生に「○○はありましたか?」と聞くべし

大腸内視鏡検査を受けたらぜひやって欲しいこと、それは検査の後、先生に「腺腫(せんしゅ)はありましたか?」と聞いてみること。腺腫とは、1~5%の確率で将来がんに変化していく良性ポリープで、いわば「がんの芽」です。最近の内視鏡には、腺腫をその場で取り除く機能も備わっているため、定期的に大腸内視鏡検査を受けて腺腫を取り続けることで、大腸がんの発生をかなり防げることが明らかになっているのです。また、50歳の時点で大腸に腺腫があるかないかで、自分が大腸がんになりやすい体質なのか?なりにくい体質なのか?を知ることもできます。検査を受けたらぜひ「腺腫のある・なし」を聞いて自分の大腸がんリスクを知りましょう。

50歳で腺腫なし:大腸がんになりにくい体質
⇒大腸がん検診(便潜血検査)を毎年受けていれば十分

50歳で腺腫あり:大腸がんになりやすい体質
⇒1~3年おきに大腸内視鏡検査を受けるべき(検査の間隔は医師と要相談)

※見つかった腺腫の大きさによってはその場で取り除けないことがあります。その場合、改めて検査を受け直したり、病院を変える必要があることもあります。

大腸がんになりやすい体質は、生活の中で変えることも可能です。 腺腫のできやすさは、遺伝だけでなく生活習慣の影響も大きいとされ、具体的には「喫煙・過度の飲酒・運動不足」を改善することで、腺腫ができやすい体質をできにくい体質に近づけることができます。特に運動は、大腸がん予防に非常に効果が高いことがわかっており、ジョギング・水泳・ダンスなど全身運動がオススメです。

○大腸内視鏡検査の費用
大腸がん検診(便潜血検査)で陽性、または下血・排便障害などの症状がある場合
⇒保険適用で7千円~3万円ほど

特に症状がない場合
⇒自由診療で3万円~9万円ほど

※大腸内視鏡検査では、極まれに内視鏡で腸に穴が空いてしまう場合があります。このような注意点も含め、医師とよくご相談ください。

詳しくは「日本消化器内視鏡学会」のホームページを参考にしてください。

03

がん発見率をアップ!便潜血検査のコツとは?

便潜血検査は、国が推奨している大腸がん検診です。40歳以上の人は年に1回、自治体の補助で受けることができます(自己負担額は自治体によって違います)。また、便潜血検査で陽性になった場合、精密検査の大腸内視鏡検査を保険適用で受けることができます。

便潜血検査のコツ1
便に含まれる血液で大腸がんを見つけるのが便潜血検査の仕組みですが、血液は高温になると便に含まれる細菌に分解されてしまうことがあります。そうすると、本来あるはずのがんが発見されないということにもつながりかねません。そこで、特に30度を超える場所では分解が進みやすいので、夏など気温が高い季節は冷蔵庫、もしくは保冷剤と一緒に保管することをオススメします。実は、検便キットにも冷暗所で保管するよう注意書きがあります。

便潜血検査のコツ2
実は、便潜血検査の採便1回あたりのがん発見率は45%程度とそれほど高くありません。しかし、現状の便潜血検査では2日分の便を提出するため、2回分で発見率は70%にまで上がります。さらに、2年目(のべ4回)受けると発見率は91%、さらに3年目(のべ6回)では97%…、と100%に近づいていきます。年1回の検査を継続して受けるのがオススメです。

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快尿!おしっこトラブル 全部解決の5秒ワザ
健康

快尿!おしっこトラブル 全部解決の5秒ワザ

2016年10月19日(水)午後7時30分
2016年10月25日(火)午前2時

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NHKオンデマンドでご覧いただけます 番組内容を印刷する

「おしっこが近い」「漏れちゃう」「残尿感」。

誰にも起こるこれらの現象は、実はぼうこうが硬くなっていることが大きな原因です。ぼうこうは本来風船のようにやわらかで、たくさんのオシッコをためて、勢いよく出し切るのが仕事。ところが、年とともに持ち前の柔らかさは少しずつ失われ、頻尿や尿漏れ、残尿感など様々な症状を引き起こすことが最近の研究で分かってきました。

でもご安心!ぼうこうの柔らかさを取り戻す方法は意外なほど簡単!お尻の穴にぎゅーっと力を入れる「お尻体操」をすると、ぼうこうに血流が集まって本来の柔らかさがよみがえる可能性大!尿トラブルの原因を元から絶って、若い頃の「快尿」を取り戻すために、ぜひやってみて下さい!

今回のお役立ち情報
01

快尿のカギは“柔らかぼうこう”にあり

頻尿・残尿・尿漏れ・・・“三大不快尿”を引き起こす大きな原因は、ぼうこうが血流不足で“硬くなっていること”。ぼうこうは風船のように伸び縮みしてオシッコをためたり出したりしていますが、血液から得られる酸素が減ると十分に機能しなくなってしまいます。ぼうこうは心臓から最も遠い臓器で、血流の変化を受けやすいのです。(軽度の尿の悩みは下腹部をカイロで温めると改善します。)
そこで今回ガッテンでオススメするのは肛門を締めたり緩めたりする“お尻体操”です。

お尻体操の方法

  1. 5秒間お尻の穴を締めたあと、ゆっくり緩める。
  2. 1を1日合計20回行う。

※少しずつでも毎日続けると効果があります
※4週間で多くの人に効果が現れます。3か月で症状の改善が期待できます。
※下の3つのポーズで行うとより効果的です。

02

“柔らかぼうこう”簡単チェック法

自分のぼうこうが硬いか柔らかいかをチェックする簡単な方法。それは、オシッコにかかる時間を計測することです。

今回ガッテンでは尿に悩みをもたない2000人以上の尿タイムを調査。性別、年代別の平均尿タイムを割り出しました。専門家によると、男性では10秒以上、女性では5秒以上平均タイムより離れていると、ぼうこうが硬くなっていていたり、オシッコをためにくくなっている可能性があるとのことです。

03

若くても注意!意外な悪習慣

頻尿は高齢の方だけの悩みではありません。実はあるトイレ習慣によって頻尿になってしまうことがあります。それが“こまめなトイレ”。私たちの体には、ぼうこうの張り具合で尿意を知らせてくれる尿センサーがあります。この尿センサーは、ぼうこうに半分程度まで尿がたまると、「そろそろトイレを探しておいた方がよいよ」という合図、いわば“お知らせ尿意”を伝えてくれます。ところが、このお知らせ尿意のたびにトイレに行く習慣を長く続けると、尿センサーくんは「これくらいのたまり具合が限界なのだ」と勘違い。本当はまだ貯められる余裕があるのに、強い尿意を発してしまうのです。
この状態を治す一番の方法は“我慢する”こと。「オシッコはまだまだ貯められるんだよ」と尿センサーくんに教えてあげることで、再び正常に働いてくれるようになるのです。

【オシッコトレーニングの方法】

  1. いつでもトイレに行くことができる家などで行う
  2. 尿意がきたらまずは5分。次に10分というように少しずつ我慢する時間をのばす。

※目標は、「トイレは、前のトイレから2時間以上たってから」。
※我慢するとき、お尻体操をすると尿意が紛れます。
※すでに泌尿器科の治療を受けている方は医師と相談して下さい。

04

解決!男性のちょい漏れ

男性特有の尿の悩みと言えば、オシッコをし終わったあとにやってくる、ちょい漏れ。医学用語では“排尿後滴下”と呼ばれています。男性は尿道が女性よりも長く、おしっこの勢いが弱いと途中に残ってしまいやすいのです。こんなときは、精巣と肛門にある会陰部(えいんぶ)を押すことで、出しきれなかったオシッコを追い出すことができます。排尿後滴下が起きやすい人はぜひ試してみて下さい。

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