社員のいろいろな変化に気が付けるように。
“母のような眼差し”で社員を見守る

人事の仕事

小八重 美香

人事本部 大阪人事センター
中途入社 2012年入社

WORK

仕事内容

あなたの今のお仕事(現場)を教えてください

新卒内定者の研修や入社研修、採用業務サポート、労務業務のほか、異動時の引っ越し案内や社宅手続きなどの細かい部分、さらには従業員の健康診断など人事全般業務を行っており、すべての従業員のフォローを行う事が仕事です。 わかりやすく仕事の一例をあげるなら、新卒の方が参加する説明会などを企画・開催することです。ひとつのイベントとして参加された方に“よしもとって面白い”と思ってもらえる内容にするために、映像制作など各部署の力を借りながら動いていきます。劇場を説明会場にしたり、MCを芸人さんにお願いしたり、そのあたりは当社ならではなのかなと思いますね。
今年はコロナ禍によって、従来のスタイルの面接ができず、いろいろと新しいことだらけの新卒採用となりました。今年は対面での説明会は実施せず、昨年の説明会を録画した動画を見てもらう形にして、面接もリモートで行いました。よしもとならではだなと思うのは、面接官を務める社員が面白い人が多く、学生さんの良さを引き出すのがうまいので、「こんな面接、初めてでした。楽しかったです」と学生さんから聞くことも多いですね。

仕事における、あなたの役割を教えてください

社員が快適に働くためのサポート業務を担うのが人事の仕事です。内定者や新入社員、従業員と人事のパイプ役となって、あらゆる角度からサポートできる環境を作ることが役割だと思っています。
そのために従業員や内定者に対して身近な存在(なんでも話せる存在)になる事を心掛けています。社員の中で困りごとを抱えた人が「あの人に相談してみよう」と思ってもらえる、そんな存在でありたいと思っています。同じ部署の先輩には話せない、ほかの人にも知られたくないというようなことでも人事が相談にのって、一緒にどうすればよいかを考えられるようにします。そのために、社員とは常日頃からコミュニケーションを図り、「頼れるな、話しやすいな」空気感を作ることを意識していますね。

仕事をする上で心掛けていることを教えてください

上司からの依頼業務には何を求めているか、その先を考えプラスαの内容を戻せるよう常に意識して仕事をしています。
「これを言われたということは、こういうことも必要だろうな」と先を読むことですね。例えば、社員向けに労務などの説明会をやるのですが、吉本という会社の特性として収録現場などに行っていて参加できない社員もいる。そうなったとき、「参加できない人がいるなら、この内容を録画しておいたらいいのではないか」と思い、情報誌システムのほうにあらかじめ聞いて、これを導入しませんかと上司に提案したりすることも、先を読むことの一例と言えますね。

仕事のココが面白い(やりがい)

新卒に限らず、入社前の説明会の時点から知っている人たちが会社に入り、どんどん成長する様をみるとそれだけで感無量ですね。最初はフレッシュで初々しさも残る新入社員だった人が、会社の中で揉まれながらもたくましく成長し、会社にとってなくてはならない人材に育っていくわけです。新入社員はマネージャーになる人も多いのですが、数年たって、芸人さんと一緒にテレビに出ていたりする姿を見かけると、母親のような目線で「頑張っているんだな」とうれしくなりますね。

求められる資質

採用を担当することもあり、人の良いところを見つけられるという点も必要ですが、それ以上に大事だなと思うのは、「あれ、ちょっと表情が暗いな」とか「しゃべったときに元気がないな」と、社員のちょっとした変化に気がつくことができることです。会社のほかの業務をしているときでも、「最近入った子、あの先輩から教わっているんだな」などとか、なんとなく社員がどんなふうに過ごしているのかを無意識に見ている気がします。そうしていることで、いつもとはちょっと違う変化に気が付けるようになるのです。

EXPERIENCE

社歴・失敗談

吉本興業に入社した動機・きっかけを教えてください

前職でも人事の仕事をしていました。 社員数も同じくらいで、業務内容もほぼ同じ内容でしたので経験を活かせると思い入社しました。大阪と言えば吉本なので、そんなところで働けるというのはなかなかない。いいご縁だったのかなと思っています。
吉本興業のカラーを挙げるなら、元気のよさですね。芸人さんだけでなく、社員の方にも大阪ならではのツッコミ文化も定着していますし、社員同士のちょっとした会話でもすごく面白いです。私は九州なのでイントネーションがちょっと違ったりすると、会議中でもツッコミが入ることも(笑)。なので、毎日を楽しく仕事させてもらっています。

吉本興業に入社して今までどんなお仕事(部署)をしてきましたか?

入社してからずっと人事の仕事をしています。 少しずつ任される業務、担当も増え、やりがいを感じています。

吉本興業だから味わえた経験を教えてください

吉本のプロジェクト(イベント)のお手伝いとして、京都国際映画祭やコヤブソニック、御堂筋ランウェイなどの現場フォローをしたことです。普段はあまり現場と言われるイベントや公演には関わらない業務ですが、大規模なイベントのときは社員総出になるので、私たちも現場に立ちます。具体的にはレセプションの受付業務などですが、それでも人事スタッフとして現場を経験できること、それによって現場の働き方を直接知る機会になっていることはとても貴重な経験だなと感じています。聞いているのと実際やってみるのとでは違う。社員から話を聞くときも、現場を少しでも経験していれば気持ちを理解しやすくなりますからね。

飛び上がるほど嬉しかったことは?

説明会・面接選考から内定者研修を経て入社した新入社員が入社研修を終え配属し、数年後、立派な先輩よしもとっ子として働いている姿を見ることがなによりの喜びです。とくにその姿をテレビ番組や、タレントのSNSで見た時には「飛び上がる」に等しいうれしさを感じますね。

「やってしまった!」失敗から学んだ思い出は?

入社半年くらいのとき、起きたらお昼だったことがあります……。シンプルに寝坊をしてしまったんですが、自分でもびっくりするぐらいに気が付かなくて(笑)。携帯を見ると驚くほどの着信があり、慌てて上司に電話をしたら心配して家の近くまで来てくれていて「あぁよかった。無事だったらいいよ」と言われた言葉に感動したことを覚えています。人事の社員の1人1人への向き合い方に驚かされました。

吉本興業で達成したいことは?

今後も人事として従業員の窓口となり、「まずは小八重さんに聞いてみよう」と誰からも思われるような存在になることです。そのうえで、「定年まで吉本で働き続けたい」と従業員に選ばれる職場環境作りも推進していければ。転職が当たり前になったこの時代、「吉本という会社が魅力的だから最後まで頑張って働きたい」と思ってもらえるように、働きやすい環境への変革をできるところからコツコツと進めていければと思っています。

MESSAGE

お世話になっているあの方から

株式会社マイナビ 就職情報事業本部
関西・中四国営業統括本部 関西第1営業統括部 大阪営業1部 営業3課 課長
小木曽 圭祐さん インタビュー

【Q 小八重さんとお仕事を始められたのはいつごろでしょうか?】
小木曽:
実は前任の担当から引継ぎをさせて頂いてから、まだ半年ほどくらいしか時期が経っていなくて。
小八重:
そうですね、ちょうど半年くらいになりますね。

【Q 小八重さんのお仕事ぶりについてお聞かせ頂けますでしょうか?】
小木曽:
小八重さんと行っている、お仕事内容は新卒採用に関する計画や、弊社からのフィードバックなどが主な業務内容になっています。
小八重:
学生への連絡や合否の案内も私が行うので、その部分に関しての相談などもさせて頂いています。あとは、システム部分に関してサポートを頂いていることも多くて…。
小木曽 普段、小八重さんとお仕事をしていて思うのは、スピード感がすごいと思いますね。
とにかくレスポンスが速くて、個人的には安心してご一緒にお仕事をさせて頂けています。

【Q 小八重さん、安心してお仕事が出来るとのお言葉ですがいかがでしょうか?】
小八重 ありがとうございます。(笑) 個人的にもスピード感は大切にしていて、学生さんたちは選考の結果を待っているので、可能な限り早く連絡したいと考えています。普段の業務でもそれは同じですね。

小木曽 連絡までの時間やタイミングで学生さんたちの判断も変わってしまう場合があるので、僕としても本当に有難いですね。

【Q  小八重さんの印象深い話がありましたら伺わせてもらえますか?】
小木曽 新卒採用の方々に対してweb面接を実施することになった時に、面接官と新卒採用の方々をリモートで繋ぐ業務が発生したのですが…。
小八重 接続など絶対に間違えられない重要な業務だと認識していたので、かなり緊張しました。面接の前日は寝られませんでしたね。
小木曽 膨大な仕事量を小八重さんは対応されたと思いますが、結果エラーやトラブルは発生しませんでしたよね。
小八重 はい。本当に安心しました。見えないところですが、その時も小木曽さんにサポートして頂いて。ありがとうございました。

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