みなさんこんにちは、Minaです。私は大学時代にオーストラリアとフィリピンで語学留学を経験しました。
一概に留学といっても、行く国や期間によって取得すべきビザの種類が異なることを知っていますか?
また驚くべきことに短期の語学留学であれば、留学用のビザが不要な国も多々あります。
そこで今回は、国別の留学ビザについて詳しく紹介します。
留学を検討している方は、今回の記事を読んで自分には何のビザが必要なのか、確認してみてくださいね。
外国へ留学する際、「その国に滞在しても良いですよ」という許可を得る必要があります。それがビザです。
留学先の国や期間によって取得する必要があるビザが異なるので、渡航前に必ず確認しておきましょう。
では留学に使えるビザにはどのような種類があるのか、早速みていきましょう。
主に長期での留学、現地校への留学の際に必要になるのが、学生ビザです。
期間は1年更新で発行されることが多いです。正規留学や交換留学での渡航を検討している方は、この学生ビザを取得することが多いでしょう。
基本的には、勉強するために滞在を許可されているのですが、週に数時間以内などの条件の範囲内でアルバイトが認められていることもあります。
数ヶ月以下の語学学校での留学の場合は、観光ビザで留学を許可している国も多いです。期間に関しては、留学する国によって大きく差があるため、検討されている方は必ずビザの期間を確認するようにしましょう。
ワーキングホリデーのビザは基本的に1年間の期間で発行されます。その中の定められた期間であれば語学学校での勉強を許可する、としている国が多いです。働きながら学校に通うことができるのが特徴です。
ここでは、国別に留学の際に必要なビザと有効期間、申請条件をはじめとする特徴をご紹介します。
滞在期間が30日以下の人は、ビザの取得は不要です。31日を超える場合はビザが必要になりますが、現地の語学学校に通う場合は、学校が代理でビザ申請をしてくれるところが多いため、自身で申請をすることは稀です。ちなみに、31日以上滞在時のビザ取得料金は滞在日数によって異なります。
上記でお伝えした通り、フィリピンでの滞在が30日以下の場合はビザ不要です。しかし、SSP(Special Study Permit)などの許可証が別途必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
また、ビザやSSPの取得は、語学学校によっては代理手配をしていない場合もあるため、渡航の前に必ず学校側に確認をするようにしましょう。
・観光ビザ
フィリピンに30日以上滞在する場合は、観光ビザを取得または現地で延長する必要があります。基本的には渡航前に日本で事前に申請する必要はなく、現地で延長することが多いです。
・学生ビザ9(F)
18歳以上で入国管理局の局長により留学生の受け入れ許可を得た大学、専門学校などの高等教育機関で教育を受ける方は必要です。語学学校への留学の場合は必要ありません。
・SSP(Special Study Permit)
観光を目的として入国した外国人が、合法的に就学するために必要な滞在を特別に許可した許可証です。フィリピンの語学学校へ留学する場合は1週間の留学でも必要となります。学校によって費用は異なりますが、通常は6,000~6,500ペソ(13,000~15,000円)程度の料金がかかり、有効期間は6ヶ月です。
・ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration Identity Card)
60日以上フィリピンに滞在するすべての外国人が取得を義務付けられている外国人登録証です。手続きは学校が代行することがほとんどで、手数料も含めて3,000ペソ(約7,000円)程度です。
・ECC(Emigration Clearance Certificate)
ECCは6ヶ月以上滞在した外国人が出国しても問題がないことを証明するための書類です。
この書類ではきちんとビザを払っているか?犯罪歴はないか?などが確認されます。
出国前1ヶ月以内(3日前までに取得が望ましい)に個人で移民局に行って申請する必要があります。
料金は500~1,000ペソ(1,000~2,500円)程度です。
・WEG(Waiver of Exclusion Ground)
フィリピン国籍以外の15歳未満の方が単独、または両親以外の方と入国する際に必要な書類です。
人身売買や誘拐などの犯罪を厳しく取り締まっているフィリピンでは、原則15歳未満の方は単独もしくは両親以外の方との入国はできませんが、事前にWEG申請をすることで単独もしくは両親以外の方と入国することができます。
3ヶ月以内の留学であれば観光ビザ、3ヶ月を超える場合は学生ビザを取得しましょう。
学生ビザは、政府認定校のコースをフルタイム(週25時間以上)で受講することが条件です。また、週20時間までの就労も認められており、学校に通いながらアルバイトができます。
ただし学生ビザを利用して滞在する上で、一点注意しなければいけないことがあります。
それは、授業出席率(各タームの80%)をクリアすることが条件とされていることです。
この条件を達成していれば学生ビザを延長することも可能ですので、特に延長を望んでいる場合は注意しましょう。
・観光ビザ
一般的に観光目的や短期商用目的で訪問する場合に取得するビザで、ETASと呼ばれる電子タイプと、シールドビザと呼ばれるパスポートに貼るシールタイプの2種類があります。
観光ビザであっても学校へ通うこともできるので、3ヶ月以内の短期語学留学なら観光ビザを取得するのが良いでしょう。
ビザの有効期限は、取得から1年間です。
・学生ビザ
学生ビザの申請は、オンラインから可能です。費用は670AUD(2回目以降は670AUD+700AUD)です。
申請時には、以下のものが必要となるため、用意をしましょう。
また、ビザの申請から取得まで、3〜4ヶ月かかると言われています。留学の予定が決まったら、早めにビザの準備をしましょう。
ニュージーランドの場合は3ヶ月以上、フルタイム(週 20時間以上)の授業を受ける際には、学生ビザが必要です。反対に3ヶ月以内、フルタイムでない留学であれば、ビザ不要で受講可能です。
就労に関しては、14週間以上の学生ビザを取得しフルタイムで勉強する留学生には、週20時間のパートタイムジョブで働くことが可能です。
・長期観光ビザ(Visitor Visa)
3ヶ月以上観光または短期留学したい、という場合に必要なビザです。観光を目的としたビザのため、就労はできません。
ビザの有効期間は入国後最大9ヶ月、取得後18ヶ月までです。
・学生ビザ(Student Visa)
正規留学や交換留学など、3ヶ月以上留学する場合に必要なビザです。週20時間以上、3ヶ月以上就学を希望する場合に必要です。
ビザの取得は、必要書類をビザ申請センター窓口に持参するか、または書留郵便にて郵送することで申請ができます。費用は、日本からだと5,400円です。
必要最低限の書類は以下です。指定が厳しいため、申請時はよく注意するようにしましょう。
また、2年以上等の長期で行かれる方は追加で無犯罪証明書が必要です。
学校の授業がフルタイム(週18時間以上)ではなく、アメリカ滞在期間が90日以下であれば、学生ビザの取得は不要です。しかし、ESTAと呼ばれる査証は必要なので、必ず取得することを忘れないようにしましょう。
アメリカの学生ビザで特徴的なのは、面接があることです。また、ビザの種類も以下2つに分かれていますので、注意してください。
・F-1ビザ
F-1ビザは、最も一般的な学生ビザです。フルタイムで授業を受ける場合に必要なビザで、留学先の高校・大学で1学期に12単位以上取得する場合と、語学学校の場合は週18時間授業を受ける場合に当てはまります。アメリカ国内の認定大学、私立高等学校、一定の英語プログラムで教育を受けることを希望する場合は、このビザが必要となります。
申請時に必要なものは以下です。
・M-1 ビザ
上記F-1ビザに当てはまらず、職業的な教育または研修を受ける場合は、M-1ビザが必要です。対象になる方が少ないため、今回は割愛します。
・ESTA(Electronic System for Travel Authorization)
電子渡航認証システムのことで、ビザ免除プログラム参加国の渡航者が保安上、リスクをもたらすことがないかをチェックするためのものです。
90日以内の滞在であればビザを取得しなくとも、ESTAの認証を受ければ入国することが可能で、オンライン上で申請ができます。
フルタイム(週18時間以上)の授業を受ける場合は学生ビザの取得が必要となるので気をつけましょう。
カナダでは、6ヶ月未満の場合は学生ビザの取得は不要です。6ヶ月を超えて勉強をする際には、学生ビザが必要となります。また、滞在が6ヶ月未満の場合でも、eTAという査証の取得は必須となっているため、出国前までに忘れずに取得するようにしましょう。
・学生ビザ
6ヶ月以上留学をする場合に必要になります。
カナダの学生ビザの特徴は、就労許可証を持っていなくても、学生ビザがあれば週20時間のキャンパス外での就労ができるということです。
ただし、語学学校で英語やフランス語を学ぶ人(ESLの生徒)は対象外となりますので、注意してください。
また、カナダの学生ビザは期限が決められておらず、申請時に1年でも2年でも学校に通う期間を自分で定めることができます。
学生ビザ取得の際に必要な書類は、以下の通りです。
また、オンラインでの申請の場合、申請料を支払うためのクレジットカードが必要になります。
・eTA
eTAとは、電子渡航認証のことです。ビザではありませんが、外国籍の旅行者が空路でカナダへ入国する際に必要となります。
学生ビザやワーホリビザの場合は申請と同時にeTAが自動付帯発給されますが、無査証入国の場合は個別に申請する必要がありますので忘れないように注意しましょう。
イギリスで留学をする場合は、以下3つのいずれかのビザを取得する必要があります。短期ビザの場合は、入国時に発行できることもありますが、11ヶ月以上の長期の留学の場合は、日本で事前に必要書類を該当期間に提出し、ビザを取得する必要があります。
・学生ビザ(Tier 4 Student Visa)
11ヶ月以上の留学時のビザです。語学学校は除外ですがこちらのビザであれば、一定時間の就労も認められています。
ビザの申請時に必要なものは、以下の通りです。
・短期学生ビザ6ヶ月(Short-term Study Visa 6 months)
6ヶ月未満の短期イギリス留学ビザです。語学学校に短期留学する方はこちらのビザが必要になります。イギリス入国審査時に取得もできますし、渡航前にも取得可能です。ただしビザは延長は認められず、就労することもできません。
ビザの条件は下記です。
申請時は以下のものが必要です。
・短期学生ビザ11ヶ月(Short-term Study Visa 11 months)
6ヶ月以上11ヶ月未満の短期イギリス留学ビザです。短期学生ビザ6ヶ月と同じで語学学校にしか留学できませんが、英語力証明が必要です。こちらも入学許可証は必要ですが、帰りの航空券は不要です。
また、出国前に日本で事前にビザを取得しておく必要があります。ビザは延長することができず、就労することもできません。
申請時に必要な書類は下記です。
滞在期間が90日以内の場合はビザの申請は不要です。90日を超える場合は、マルタ入国後にビザを申請することができます。
マルタで注意すべきことはただ一つ「シェンゲン協定」という制度を覚えておくことです。
シェンゲン協定とは、加盟国間であれば観光客でも原則は入国審査なしに移動できるという制度で、多くのヨーロッパの国々が加盟しています。マルタでの滞在は、180日の期間内で最大90日間のシェンゲン協定国内の滞在となりますので、マルタへの滞在前後にシェンゲン協定加盟国に滞在する予定がある人は、その数も加味して計画を立てるようにしましょう。
・National Long-stay D
マルタで91日以上滞在する際に取得するビザです。こちらは、マルタに入国した後に申請が必要です。ただしマルタでは用意しにくいものもありますので、日本にいるうちからしっかり準備することをオススメします。
申請時は下記の書類を準備しましょう。
ここでは、留学用のビザについて、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
学生ビザと言えど、渡航する国によって許可される期間は様々です。
例えばカナダであれば、滞在の上限は特に定められておらず、申請時の期間によって異なります。
また、イギリスのように滞在期間によって学生ビザの種類がいくつも分かれている場合もあります。
留学期間を延ばし、現地でより長期間勉強がしたくなったとしても必ずしもビザの延長ができるわけではないということを覚えておきましょう。
上記で述べたように、オーストラリアであれば、授業出席率をクリアしていなければビザの延長はできません。またイギリスの短期留学用のビザは、そもそも延長ができません。
このように行く国や取得するビザによって、規定が大きく異なるため、最新の情報を得るようにしましょう。
例えば、アメリカのF-1ビザであれば、キャンパス内で週20時間以内であればアルバイトが可能です。しかしキャンパス外の仕事に就くには移民局の許可が必要となり、語学留学生がこの許可を得るのは非常に難しいです。許可を得ずに学校外でアルバイトをすれば不法就労ということになり、不法就労が見つかると強制国外退去を命じられるほか、その後アメリカへの入国が禁止される場合があります。
このようにお金欲しさに違法行為をしてしまうと、せっかくの留学も台無しです。必ずその国での労働はどのような規則になっているかを確認し、危険な行動はしないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
留学のためのビザは、滞在期間、滞在国、受講する授業数によっても多種多様です。中には学生ビザで就労が許可されているものだったり、短期間の留学であればビザが不要な国もあります。
また、ビザの延長や就労時間などは、国によって規定があるため、併せて確認しておきましょう。
留学を検討されている国のビザ事情をしっかりと情報収集し、留学に備えて準備を行ってくださいね。
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