こんにちは。ドイツに1年間留学していた愛優です。
現在留学に行きたいと考えている方の中に、実際に留学に行くことでどんな経験が積めるのか気になる方は多いのではないでしょうか。
私も留学に行くかどうか悩んでいた時に、留学中にどんな経験が積めるのかとても気になっていました。実際に留学経験のある先輩に留学時代の話や帰国後の話をたくさん聞きに行ったこともありました。
そこで今回は、留学を迷っている方や、留学中の経験について知りたい方に、私が1年間で得た経験をお話しします。
留学をお考えの方は、どんな留学生活が送れるのか想像しながら読んでみてくださいね!
実際に留学を経験した人はどれぐらいいるのでしょうか。
正確なデータは出ていませんが、文部科学省の行なっている「日本人の海外留学者数」に関する調査では、2017年度に海外に留学した学生は105,301人という数字が出されています。
ただしこの数字には社会人のデータは反映されておらず、かつ一部計算に含まれていない留学生もいるため、実際は年間20万人以上の日本人が留学に行っていると言えるでしょう。
では実際に私が留学中に体験したことや経験したことから学んだことをお話ししていきたいと思います。
外国に住むということは、その国を旅するよりもはるかにその国の文化や生活習慣が見えてきます。
「郷に入っては郷に従え」ではないですが、その国にお邪魔させてもらっている身なので、その国の文化になじめるように文化を吸収していくうちに、自然とその国の文化についての理解も深まっていきます。
最初は慣れない文化に遭遇したときにはカルチャーショックを受けるのですが、生活していると次第に新しい文化に遭遇した時にカルチャーショックを受けなくなってきます。その国の文化として、自分の中で受けとめることができるようになっていくのです。
また、学生寮に住んでいると、その国の人以外にもさまざまな国の人が共同生活をしているので、住んでいる国だけでなくさらに多くの文化に触れることができます。
もちろん一緒に生活をしていると日本との違いに戸惑うこともありますが、その国の人と話したり、お互いの国について話したりしているうちに、次第に相手の国ことがわかり、これまでの自分の価値観を変える体験ができます。
国際的なスキルと一言に言っても、さまざまなスキルがありますが、ここでは私が留学中に身に着けたコミュニケーション能力についてお話ししていきます。
母国語が通じない国でコミュニケ―ション方法はさまざまです。一番スムーズにコミュニケーションが取れるのはその国の言語で会話をすることです。
ですが、留学当初はなかなかうまくいかないのが現実です。そのような時、言葉以外の方法でいかに意思疎通を図るかが大切になってきます。
私も実際にドイツに行ってすぐはあまりドイツ語が分からず、苦労する場面が本当に多かったです。
しかし、知っている単語をつなげて意味を推測したり、相手の表情や目をみて感情を読み取ったり、私も表情やボディランゲージを使って言いたいことを伝えたりと、試行錯誤しながらコミュニケーションをとっていました。
留学中は現地の友達はもちろん、同じ大学に留学に来ているたくさんの留学生と友達になることができます。同じクラスの人や、寮で同じ部屋になったシェアメイト……たくさんの人と友達になるチャンスがあります。
留学後もその人の住む国に遊びに行ってその土地を案内してもらったり、逆に日本にも遊びに来てもらったり、留学後も交流を続けることができる友達ができるのは留学ならではですね。
たくさん友達が欲しい人は、留学生向けのイベントや寮で行われるパーティーに積極的に参加してみてください。
さらに、私が留学中にたくさんの国の友達ができて感じたのは、同じ国籍の人でも人となりはさまざまな人がいるということです。目の前にいる友達を「○○人」として判断するのではなく、一人の人としてしっかり向き合うことが大切だと感じました。
1年間の留学で、世界中に友達ができただけではなく、人との向き合い方や接し方についても気づかされることがたくさんありました。
語学の勉強は毎日続けることが大切です。現地で生活しているとそれだけで語学の勉強にはなるのですが、やはり、自分自身での毎日の学習は欠かせません。
日本で外国語の勉強をすることと違い、覚えた内容が日常生活で実践的にすぐに使え、自分自身の成長を肌で感じることができると思います。
やればやるほど現地の友達と会話できるようになったり、大学の講義の内容が分かるようになってきたりと、こつこつ勉強に取り組む楽しさを味わうことができます。
さらに、教科書で勉強する外国語と違い、現地の人と話す外国語はいわゆる「生きた外国語」です。ちょっとした相づちの打ち方やリアクション、言い回しなど、座学ではなかなか勉強が難しいことも自然と身についていきます。
一つのことを突き詰めて勉強するという機会は、大学に入ると自主的にその環境を作らなければ少なくなってしまいます。そのような中、留学は一つのことを突き詰めて勉強する機会を作る良いチャンスと言えるでしょう。
留学中は普段では起きないような問題が起き、それを自分の力で母国語ではない言語で解決しなければいけません。大学の手続きのような難しい問題もあれば、交通機関のトラブルといった日常生活を送るうえでのトラブルもあると思います。
そのようなトラブルが起きた時、日本語で対応できないのはもちろん、勝手が違う異国でトラブルを自分自身で解決しなければなりません。
状況を整理してどうすればこの状況を打開すればいいのか解決方法を考えたり、トラブルに関する情報収集をしたり、そのためにはどのように伝えればいいのか……。一度に多くのことを考えます。
さらにこういうトラブルは悲しいことに一度や二度ではなく、何度も身に降りかかってきます。
しかし何度もトラブルを解決していくうちに、似たようなケースから解決方法を導いたり、どこに問い合わせたら解決できるのかということが次第に分かってきたりと、臨機応変に問題に対応できる力がついてきます。
これまで、留学でどのような経験を得ることができるかということをお話ししてきました。ですが実際にその経験がどういう場面で活きるのかということを疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。
ここからは、実際にどのように留学の経験を生かしていくのか3つのポイントをお話ししていきます。
これが一番想像の付く方法ではないでしょうか。留学中に身に着けた語学力はさまざまな場面で活きてきます。
帰国して大学に復帰した後、自分が訪れた国からの留学生をサポートすることもできますし、サポートする中で帰国後も継続的にその国の語学に触れ、勉強することができます。
また、通訳や翻訳家として得た語学力を直接仕事にすることもできます。語学を直接活かす仕事でなくても、キャビンアテンダントや旅行会社など、語学を仕事の手段として使う場面がある仕事も多くあります。
留学中はさまざまな国の人とコミュニケーションをとります。特に留学初期は思うように言葉が通じず、言葉以外のさまざまな方法でコミュニケーションをとることもあると思います。
私も実際に言葉が分からない分相手の表情や目を見て感情や言いたいことを読み取ろうとしていました。
こういった相手に寄り添ったコミュニケーションは外国だけでなく、日本でも必要不可欠です。
日本に来ている外国の人でも不安なく会話をすることができますし、日本人同士のやりとりにも大いに活かすことができます。
最後は留学先で培ったトラブルへの対応能力です。先ほどもお話ししたように、留学中はこれまでに出会ったことのないトラブルに多く見舞われます。
そいう言った際に、自分なりの解決方法やリサーチ方法といった切り抜け方を身につけていれば、それは日本に帰ってからも大きな助けになります。
社会に出てからも、トラブルが起きた時に周りに相談することはもちろん大切ですが、相談する前に一度自分でどのような対策方法があるか考えることが重要です。
自分なりの解決方法をもって相談に行くことで社会人として大きく成長できます。
ここまで留学経験で得られるスキルなどを紹介してきましたが、気になるのは実際に経験を活かして就職できるかどうかという点ではないでしょうか。
まずお伝えする必要があるのが、留学をしただけでは必ずしも就職活動で有利にはならないということです。しっかりと自分の留学経験から何を得て、これからの仕事にどう活かしたいかがはっきり伝えられないと、価値ある留学経験をしたと判断されません。
ここでは2人の留学生を例に出して、どのように就職活動を進め採用に至ったかをご紹介します。
高校時代にオーストラリアへ交換留学したMimiさんは、留学を経て第一志望の旅行会社の内定と希望部署の配属を獲得しました。
評価されたポイントは語学力とバイタリティー。Mimiさんが配属された支店は内閣府などの官公庁や国際機関を中心とした顧客を持ち、1番英語力を必要とする支店でした。
そういった職場で求められていた人材像にMimiさんの経験、能力は自己PRとして高く評価されたようです。
詳しい体験談はこちらから読むことができます。
hiroeさんは4年勤めていた会社を辞め、イギリスのロンドンに6カ月留学へ。帰国後は前職の経験を活かせる環境コンサルタント会社への就職を獲得しました。
就職活動中は留学に行って、何を経験し何を感じたか、どう変わったのか、そして英語力はどうなのかという点をアピールポイントに面接を行ない、無事就職先を見つけました。
留学へ行ったことはあくまで事実。その経験から何を学んだかを具体的なエピソードと交えながら面接官に伝えることが社会人の就職では必要なポイントです。
詳しい体験談はこちらから読むことができます。
またエントリーの際には、面接だけでなく履歴書で自分の留学経験をアピールする必要があります。
まずは書類審査が通らないと面接にもたどり着けないため、具体的に帰国後を見据えた留学計画を立てたい方は、履歴書でのアピールの仕方をまずは想定した上で留学計画を立てるようにしましょう。
今回は留学での得ることができる経験や、その経験を生かすことについてお話ししてきました。どのような経験が積めるのか、また、それを帰国後どのように活かすことができるのか、ヒントを得ることはできましたでしょうか。
重要なのは「留学した」という事実ではなく、留学中の経験をどこでどのように活かすことができるのかということを考えることです。
留学するとそれだけでさまざまなスキルが付くと思われがちですが、能動的に動かなければそれも難しくなってきます。ぜひ積極的に多くのことを吸収してくださいね。
身近に留学経験者がいないと体験談を聞くことはなかなか難しいと思いますが、留学をお考えの方のお力に少しでもなれれば嬉しいです。
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